JPH0733038U - 無線通信機のミュート回路 - Google Patents

無線通信機のミュート回路

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JPH0733038U
JPH0733038U JP6525693U JP6525693U JPH0733038U JP H0733038 U JPH0733038 U JP H0733038U JP 6525693 U JP6525693 U JP 6525693U JP 6525693 U JP6525693 U JP 6525693U JP H0733038 U JPH0733038 U JP H0733038U
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JP
Japan
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circuit
switch
signal
mute
output
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Application number
JP6525693U
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English (en)
Inventor
尚武 柴田
Original Assignee
八重洲無線株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】帰還抵抗をスイッチによりショートさせること
によりゲインを0にし、DCレベルの変動がミュート時
に起こらない無線通信機のミュート回路を提供すること
を目的とする。 【構成】本考案は、無線通信機の低周波増幅器の前段に
設けられ、スピーカより出力する信号及びクリック音を
一時的にミュートするミュート回路において、反転増幅
器又は、非反転増幅器の帰還抵抗の両端に接続するスイ
ッチ部を設け、CPU,スケルチ制御回路よりの出力を
OR回路に入力し、外部スイッチの操作あるいはスケル
チ制御信号の有無により、OR回路からの信号を前記ス
イッチ部に出力して前記帰還抵抗をショートさせ、スイ
ッチ動作によるクリック音を発生しないミュート回路を
構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、無線通信機のミュート回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線通信機において、その受信時には、検波出力をスピーカを鳴らすた めの低周波電力増幅器を十分駆動できるレベルまで増幅するためにオペアンプ6 3による図6のような回路を低周波電力増幅器の前段に挿入しており、この回路 はオペアンプ63のマイナス端子に抵抗Rs64を接続し、その後にスイッチ部 61を設け、抵抗Rs64と接続し、又、オペアンプ63のプラス端子は基準電 圧を接続し、オペアンプ63の出力側からは、帰還抵抗Rf62を介して、オペ アンプ63のマイナス端子に入力する様にし、スイッチ部61に信号が入れば、 スピーカより出力する信号及びクリック音をミュートすることができるミュート 回路を構成している。
【0003】 特に、FMのように、無信号時に大きなノイズを出力する電波形式の場合、そ の検波出力を一部、増幅,整流してノイズの出力をOFFにするスケルチ回路を 設けてあり、このスケルチ回路からの信号を例えば、図6中のスイッチ部61へ 入力し、入力出力間の抵抗をショートし、音声信号のON/OFFを行っていた 。
【0004】 しかしながら、この従来の回路においては、オペアンプ63への入力側のDC レベル(直流電圧)と、オペアンプ63のDCレベルが完全に一致していないと DCレベルの変動が信号をスイッチ部61へ送ってスイッチが動作する時に起こ り、従って、ミュートスイッチのON,OFFの際に、クリックノイズを発生し てしまう欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、上述の問題を解決すべくオペアンプへの入力ラインをスイッチで切 離すことはせずに、別ラインにスイッチを設けることによってDCレベルの変動 が起こらず、クリック音が発生しないミュート回路を提供することを課題とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、反転増幅回路、又は、非反転増幅回路の帰還抵抗の両端に信号を受 けて動作するスイッチ部を設け、帰還抵抗をショートさせることにより従来の回 路の問題点であったDCレベルの変動から生じるクリック音をなくすことができ る。
【0007】
【実施例】
本考案のミュート回路の基本構成は、図1,図2に示されるものであって、図 1に示されるものは、反転増幅回路を用いるもので、オペアンプ3のマイナス端 子及び出力間に帰還抵抗Rf2を接続し、ミュート信号を受けて動作するスイッ チ部1をその帰還抵抗Rf2の両端に接続するように構成し、又、オペアンプ3 のプラス端子には基準電圧を入力し、一方オペアンプ3のマイナス端子には、抵 抗Rs4を設け、この抵抗Rs4とオペアンプ3の間に帰還抵抗Rf2からのラ インを接続する。
【0008】 図2に示されるものは、非反転増幅回路を用いるものでオペアンプ3のマイナ ス端子及び出力間に帰還抵抗Rf2の両端に接続するように構成し、又、オペア ンプ3のマイナス端子には、抵抗Rs4を設け接地し、プラス端子には、前段回 路からの信号を入力し、抵抗Rs4とオペアンプ3の間に帰還抵抗Rf2からの ラインを接続する。
【0009】 この場合に、任意の増幅度をもたせたオペアンプ3においては、入出力間の直 流電位は同一で、電位差が0となっている。ここで、オペアンプ3のゲインは、
【0010】
【数1】
【0011】 で表わされ、帰還抵抗Rf2をショートして0オームとすれば、(1)式より Av=0となり、出力が0となる。抵抗Rf2のショートにより、負帰還が無限 大となり、増幅度が0になるわけであるが、この時も、帰還によって入力側の直 流電圧は、出力側と同一である。つまり、増幅度の変化に対して、直流電圧の変 化がないことになる。したがって、オペアンプ3の入力端子保護や、Rf>Rs の関係を考慮すると、帰還抵抗Rfをショートすることが適当であることがわか る。
【0012】 図3に示すものは、FM受信機に使用される本考案の一実施例であるが、FM 受信機の場合は、中間周波増幅器の出力を振幅の変動を除去して、一定の振幅と してS/Nの改善や復調された信号波にひずみが生ずるのを防ぐ振幅制限器7に 入力し、その後周波数の変化を振幅(電圧)の変化に変換する周波数弁別器8に 入力する。そして、相手局の電波が弱いとき、又は、相手局が電波を発射してい ないときに、受信機の振幅制限器7やAGCが働かないから、周波数弁別器8か ら大きい雑音出力が現われ、この雑音を雑音増幅器9で増幅し、雑音整流器10 で整流して直流電圧を取り出す。この直流電圧をスケルチ制御回路11に加え、 更に、このスケルチ制御回路11の出力をOR回路12を介してミュート回路2 0のスイッチ部1に入力する構成をとるが、このOR回路12に外部よりのスイ ッチ入力によりCPU13を介して入力し、スケルチ制御回路11からの信号か 、又は、CPU13からの信号かのどちらかの信号がOR回路12に入力した時 、ミュート回路20のスイッチ部1が動作し、その出力を低周波電力増幅器15 が受けてスピーカより音声信号を出力する様に構成する。
【0013】 図4に示すものは、SSB受信機に使用される本考案の一実施例であるが、S SB受信機の場合、中間周波数増幅器からの出力を平衡変調器(BM)16に加 え、復調用局部発振器17からの信号を平衡変調器(BM)16に加えて復調を 行った後、その出力ラインからの信号を雑音増幅器9に入力し、雑音整流器10 で整流して直流電圧を取り出し、スケルチ制御回路11に加え、スケルチ制御回 路11からの出力は、ミュートスイッチ14からの信号を取り込むCPU13の 出力と共にOR回路12へ入力し、スケルチ制御回路11からの信号か、又は、 CPU13からの信号かのどちらか又は、両方の信号がOR回路12に入力した 時、ミュート回路20のスイッチ部1が動作し、その出力を受けた低周波電力増 幅器15よりスピーカに信号を出力して音声信号を出力する様に構成する。
【0014】 図5に示すものは、デュアルバンドのFM受信機における本考案の一実施例で あるが、デュアルバンドの無線機とは例えば、144MHz帯と430MHz帯 の2つのバンドを使用できるものであり、2つのバンドを同時に受信することが できるものであるので、受信部の構成も(図に示すものは、FMモードの無線機 の場合であるが、)2つの振幅制限器18からの出力を受ける2つのバンドの周 波数弁別器19を有する構成で、周波数弁別器19の出力側から、雑音増幅器9 ,雑音整流器10,スケルチ制御回路11を共有し、スケルチ制御回路11の出 力側からの信号を外部のスイッチから操作されるCPU13から出力される信号 と共にOR回路12へ入力し、ミュート回路20のスイッチ部1をスケルチ制御 回路からの信号と、CPU13からの信号のどちらか又は、両方が入った場合に 動作させ低周波電力増幅器15を通してスピーカより音声信号を出力する。
【0015】 又、スイッチに関して、どのようなものでも良いが、例えば、CMOSのアナ ログスイッチはコントロールが容易で、ショート時の抵抗も小さく適している。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、機械式あるいは、電気的なスイッチを反転又は非反転増幅回路の帰 還抵抗の両端に接続することによって、クリックノイズのないミュート回路を構 成できるものであって、従来のものの様に、ラインを切離さないため、DCレベ ルの変動がなく容易に音声信号のミュートを行うことができるものである。又、 様々な種類の無線機に使用することができるものであり、非常に応用範囲が広い ものである。
【数1】Av=Rf/Rs −−−−(1) (Rf>Rs)
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のミュート回路の基本構成を示した図。
【図2】本考案のミュート回路の基本構成を示した図。
【図3】本考案のミュート回路の一実施例を示した図。
【図4】本考案のミュート回路の一実施例を示した図。
【図5】本考案のミュート回路の一実施例を示した図。
【図6】従来のミュート回路の基本構成を示した図。
【符号の説明】
1 スイッチ部 2 帰還抵抗Rf 3 オペアンプ 4 抵抗Rs 11 スケルチ制御回路 12 OR回路 13 CPU 14 ミュートスイッチ 20 ミュート回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信機の低周波電力増幅器の前段に
    設けられ、スピーカより出力する信号及びクリック音を
    一時的にミュートするミュート回路において、反転増幅
    器又は非反転増幅器の帰還抵抗の両端に信号を受けて動
    作するスイッチ部を設け、帰還抵抗をショートさせるこ
    とによりクリック音を発生しないようにしたことを特徴
    とする無線通信機のミュート回路。
JP6525693U 1993-11-12 1993-11-12 無線通信機のミュート回路 Pending JPH0733038U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6525693U JPH0733038U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 無線通信機のミュート回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP6525693U JPH0733038U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 無線通信機のミュート回路

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JPH0733038U true JPH0733038U (ja) 1995-06-16

Family

ID=13281658

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JP6525693U Pending JPH0733038U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 無線通信機のミュート回路

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JP2006211448A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Rohm Co Ltd 差動入力回路、受信回路、送受信装置
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