JPH05347661A - 電話装置 - Google Patents
電話装置Info
- Publication number
- JPH05347661A JPH05347661A JP15637392A JP15637392A JPH05347661A JP H05347661 A JPH05347661 A JP H05347661A JP 15637392 A JP15637392 A JP 15637392A JP 15637392 A JP15637392 A JP 15637392A JP H05347661 A JPH05347661 A JP H05347661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency characteristic
- line
- control signal
- transmission
- line current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、電話の線路長の長さが長くなって
も、送話・受話音量を適切なレベルにするとともに、明
瞭度の高い電話装置を提供するものである。 【構成】 回線電流検知回路10は回線電流によりその
大きさに応じた制御信号を発生し、この制御信号は回線
がつながった時の線路長を示す事となる。周波数特性処
理回路13,15の周波数特性および可変利得アンプ1
4,16の利得をこの制御信号によって制御するように
構成する。 【効果】 周波数特性処理回路13,15の周波数特性
および利得アンプ14,16の利得を、回線がつながっ
た時の線路長に従って変更させる事が出来るようにな
り、送話・受話の明瞭度を上げる事ができ、また受話送
話音量を適切なレベルにすることができる。
も、送話・受話音量を適切なレベルにするとともに、明
瞭度の高い電話装置を提供するものである。 【構成】 回線電流検知回路10は回線電流によりその
大きさに応じた制御信号を発生し、この制御信号は回線
がつながった時の線路長を示す事となる。周波数特性処
理回路13,15の周波数特性および可変利得アンプ1
4,16の利得をこの制御信号によって制御するように
構成する。 【効果】 周波数特性処理回路13,15の周波数特性
および利得アンプ14,16の利得を、回線がつながっ
た時の線路長に従って変更させる事が出来るようにな
り、送話・受話の明瞭度を上げる事ができ、また受話送
話音量を適切なレベルにすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話装置に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の電話器の構成例を示す。図
6において1は電話回線インターフェース部、2は音声
処理回路、3は受話用の音声増幅アンプ、4は送話用音
声増幅アンプ、5は受話スピーカー、6は送話用マイク
である。
6において1は電話回線インターフェース部、2は音声
処理回路、3は受話用の音声増幅アンプ、4は送話用音
声増幅アンプ、5は受話スピーカー、6は送話用マイク
である。
【0003】まず、回線インターフェース部1により、
送話の音声と受話の音声が分離され、音声処理回路2に
入力される。音声処理回路2では周波数特性、適切な送
話・受話レベルにされ、各々増幅アンプに入力され(送
話は増幅アンプより入力される)、受話スピーカより出
力される。また送話はマイクより入力される。
送話の音声と受話の音声が分離され、音声処理回路2に
入力される。音声処理回路2では周波数特性、適切な送
話・受話レベルにされ、各々増幅アンプに入力され(送
話は増幅アンプより入力される)、受話スピーカより出
力される。また送話はマイクより入力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の回
路では、図7,図8に示す通り、まず図8の様に電話線
路の線路長が長くなれば、線路での減衰を受け、送話レ
ベルおよび受話レベルが小さくなってしまい、聞こえに
くくなる。また図7に示す通り線路長の長さに関係なく
周波数特性は一定であり(実際には線路長により弱干の
周波数特性の変化を受ける)。音量が、大きい時と小さ
い時とでは、人間の聴感上の特性により音声が変化して
しまう。特に音量が小さい時は、高域が聞こえにくくな
り明瞭度が非常に悪くなる。
路では、図7,図8に示す通り、まず図8の様に電話線
路の線路長が長くなれば、線路での減衰を受け、送話レ
ベルおよび受話レベルが小さくなってしまい、聞こえに
くくなる。また図7に示す通り線路長の長さに関係なく
周波数特性は一定であり(実際には線路長により弱干の
周波数特性の変化を受ける)。音量が、大きい時と小さ
い時とでは、人間の聴感上の特性により音声が変化して
しまう。特に音量が小さい時は、高域が聞こえにくくな
り明瞭度が非常に悪くなる。
【0005】このように従来例では、線路長の長さによ
り音量が小さくなる。また、明瞭度が悪化するという二
つの欠点があった。
り音量が小さくなる。また、明瞭度が悪化するという二
つの欠点があった。
【0006】本発明は従来技術に鑑みてなされたもの
で、電話の線路長の長さが長くなっても、送話・受話音
量を適切なレベルにする。また明瞭度の悪化を防止す
る、(明瞭度を上げる)電話装置を提供するものであ
る。
で、電話の線路長の長さが長くなっても、送話・受話音
量を適切なレベルにする。また明瞭度の悪化を防止す
る、(明瞭度を上げる)電話装置を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する為、
本発明の電話装置は、回線電流検知回路と、周波数特性
処理回路(送話・受話)、可変利得アンプ(送話・受
話)を具備し、回線電流検知回路は回線電流によりその
大きさに応じた制御信号を発生し、周波数特性処理回路
の周波数特性および可変利得アンプの利得をこの制御信
号によって制御するように構成する。
本発明の電話装置は、回線電流検知回路と、周波数特性
処理回路(送話・受話)、可変利得アンプ(送話・受
話)を具備し、回線電流検知回路は回線電流によりその
大きさに応じた制御信号を発生し、周波数特性処理回路
の周波数特性および可変利得アンプの利得をこの制御信
号によって制御するように構成する。
【0008】
【作用】回線電流検知回路は回線電流によりその大きさ
に応じた制御信号を発生する。この制御信号は回線がつ
ながった時の線路長を示す事となる。周波数特性処理回
路は制御信号により入出力の周波数特性が変化し、同様
に可変利得アンプは制御信号により利得が変化する事と
なる。従って周波数特性処理回路の周波数特性および変
利得アンプの利得を、回線がつながった時の線路長に従
って変更させる事が出来るようになる。
に応じた制御信号を発生する。この制御信号は回線がつ
ながった時の線路長を示す事となる。周波数特性処理回
路は制御信号により入出力の周波数特性が変化し、同様
に可変利得アンプは制御信号により利得が変化する事と
なる。従って周波数特性処理回路の周波数特性および変
利得アンプの利得を、回線がつながった時の線路長に従
って変更させる事が出来るようになる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明を説明する構成である。図1
において、10は回線電流検知回路、11は回線インタ
ーフェース、12は音声処理回路、13および15は周
波数特性処理回路、14,16は可変利得アンプ、17
は受話スピーカー、18は送話マイクである。19は制
御信号aを送る信号線である。20は変復調回路であ
る。
において、10は回線電流検知回路、11は回線インタ
ーフェース、12は音声処理回路、13および15は周
波数特性処理回路、14,16は可変利得アンプ、17
は受話スピーカー、18は送話マイクである。19は制
御信号aを送る信号線である。20は変復調回路であ
る。
【0010】以下、動作を説明する。まず、回線がつな
がった時の線路長を判定する為、回線電流検知回路によ
り、回線電流の大小を調べる。そしてこの回線電流の大
きさにより線路長を判定し、制御信号aを作る。
がった時の線路長を判定する為、回線電流検知回路によ
り、回線電流の大小を調べる。そしてこの回線電流の大
きさにより線路長を判定し、制御信号aを作る。
【0011】図2に回線電流検知回路10の具体的な実
施例を示す。図2に示すようにダイオードブリッジ2
1、フォトカプラ22を使う事により容易に構成でき
る。図3に周波数特性処理回路13の具体的な回路を示
す。
施例を示す。図2に示すようにダイオードブリッジ2
1、フォトカプラ22を使う事により容易に構成でき
る。図3に周波数特性処理回路13の具体的な回路を示
す。
【0012】回線インターフェース11、音声処理回路
12の構成および動作は従来とほぼ同じ動作である。な
お音声処理回路12については、本発明では省く事も可
能である。受話音声信号については、周波数特性処理回
路13にて周波数特性が変更され、またそのレベルは可
変利得アンプ14により制御される。すなわち、周波数
特性は周波数特性処理回路13にて制御信号aに従って
制御され、可変利得アンプ14にて制御信号aに従って
適切な受話レベルとなる様利得が決定される。
12の構成および動作は従来とほぼ同じ動作である。な
お音声処理回路12については、本発明では省く事も可
能である。受話音声信号については、周波数特性処理回
路13にて周波数特性が変更され、またそのレベルは可
変利得アンプ14により制御される。すなわち、周波数
特性は周波数特性処理回路13にて制御信号aに従って
制御され、可変利得アンプ14にて制御信号aに従って
適切な受話レベルとなる様利得が決定される。
【0013】送話音声信号については、その周波数特性
は周波数特性処理回路15にて制御信号aに従って制御
され、可変利得アンプ16にて制御信号aに従って適切
な受話レベルとなる様に利得が決定される。
は周波数特性処理回路15にて制御信号aに従って制御
され、可変利得アンプ16にて制御信号aに従って適切
な受話レベルとなる様に利得が決定される。
【0014】ここで、図3に受話側の周波数特性処理回
路13の一実施例を示す。23および24はFETなど
の可変抵抗素子である。また可変容量ダイオード等を使
用しても良い。また送話側の周波数特性処理回路15も
同様に構成する。図4は、本実施例における、線路長に
対する送話・受話レベルを示す図である。図4におい
て、破線は可変利得アンプ14,16を作用させない場
合の送話・受話レベルを示す。A点からB点,C点とい
う順に線路長は長くなり、線路長が長くなるに従って送
話・受話レベル(破線)は小さくなる事を示す。また図
4において実線は可変利得アンプ14,16を作用させ
た場合の送話・受話レベルを示す。
路13の一実施例を示す。23および24はFETなど
の可変抵抗素子である。また可変容量ダイオード等を使
用しても良い。また送話側の周波数特性処理回路15も
同様に構成する。図4は、本実施例における、線路長に
対する送話・受話レベルを示す図である。図4におい
て、破線は可変利得アンプ14,16を作用させない場
合の送話・受話レベルを示す。A点からB点,C点とい
う順に線路長は長くなり、線路長が長くなるに従って送
話・受話レベル(破線)は小さくなる事を示す。また図
4において実線は可変利得アンプ14,16を作用させ
た場合の送話・受話レベルを示す。
【0015】図5は、周波数特性処理回路13,15の
特性例を示す。図5において破線は比較的線路長が長い
場合(図4に於けるC点)の周波数特性処理回路13,
15の特性であり、この場合は高域及び低域をもち上げ
る事により明瞭度を改善する事ができる。
特性例を示す。図5において破線は比較的線路長が長い
場合(図4に於けるC点)の周波数特性処理回路13,
15の特性であり、この場合は高域及び低域をもち上げ
る事により明瞭度を改善する事ができる。
【0016】また可変利得アンプ14,16により、図
4の実線にて示す様に線路長の長い時は利得を上げる事
により、音量の増加をはかり聞きやすくする事ができ
る。
4の実線にて示す様に線路長の長い時は利得を上げる事
により、音量の増加をはかり聞きやすくする事ができ
る。
【0017】本発明は通常の電話器として説明したが、
図1の20の部分をコードレスホンの変復調回路とすれ
ば、容易にコードレスホンにおいても実施する事ができ
る。また図3に示す周波数特性処理回路13はFETを
使用したが、可変容量ダイオード等を使用しても良く、
容易に構成する事ができる。
図1の20の部分をコードレスホンの変復調回路とすれ
ば、容易にコードレスホンにおいても実施する事ができ
る。また図3に示す周波数特性処理回路13はFETを
使用したが、可変容量ダイオード等を使用しても良く、
容易に構成する事ができる。
【0018】
【発明の効果】以上の様に本発明は、回線電流検知回路
は回線電流によりその大きさに応じた制御信号を発生
し、周波数特性処理回路の周波数特性および可変利得ア
ンプの利得をこの制御信号によって制御するように構成
することにより、送話・受話の明瞭度を上げる事がで
き、また、受話送話音量を適切なレベルにすることがで
きる。
は回線電流によりその大きさに応じた制御信号を発生
し、周波数特性処理回路の周波数特性および可変利得ア
ンプの利得をこの制御信号によって制御するように構成
することにより、送話・受話の明瞭度を上げる事がで
き、また、受話送話音量を適切なレベルにすることがで
きる。
【図1】本発明の実施例における電話装置の構成図
【図2】同実施例における電話装置の回線電流検知回路
の回路図
の回路図
【図3】同実施例における電話装置の周波数特性処理回
路の回路図
路の回路図
【図4】同実施例における電話装置の線路長対送話・受
話レベル図
話レベル図
【図5】同実施例における電話装置の送話・受話周波数
特性図
特性図
【図6】従来例の電話装置のブロック図
【図7】従来例の電話装置の線路長に対する送話・受話
レベル図
レベル図
【図8】従来例の電話装置の送話・受話周波数特性図
10 回線電流検知回路 11 回線インターフェース 12 音声処理回路 13,15 周波数特性処理回路 14,16 可変利得アンプ 17 受話スピーカー 18 送話マイク 20 変復調回路
Claims (2)
- 【請求項1】電話装置において回線電流を検知する回線
電流検知回路と、制御信号により周波数特性が、変化す
る周波数特性処理回路を具備する電話装置。 - 【請求項2】電話装置において回線電流を検知する回線
電流検知回路と制御信号により利得が変化する可変利得
アンプを備えた電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15637392A JPH05347661A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15637392A JPH05347661A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 電話装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05347661A true JPH05347661A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=15626338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15637392A Pending JPH05347661A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05347661A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004254261A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-09-09 | Oki Electric Ind Co Ltd | 音声通信装置及び音声通信システム |
JP2007165967A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ハイブリッド通信端末及びハイブリッド通信端末の音量調整方法 |
JP2009302841A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Nec Corp | 音声通信機器及び該音声通信機器に用いられる送話周波数特性制御方法 |
US8023640B2 (en) | 2004-03-31 | 2011-09-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication apparatus capable of adjusting volume of voice to be reproduced |
JP2021108429A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | ラディウス株式会社 | 電話機及び音声処理器 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP15637392A patent/JPH05347661A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004254261A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-09-09 | Oki Electric Ind Co Ltd | 音声通信装置及び音声通信システム |
US7792255B2 (en) | 2002-12-27 | 2010-09-07 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Voice communications apparatus |
JP4586330B2 (ja) * | 2002-12-27 | 2010-11-24 | 沖電気工業株式会社 | 音声通信装置及び音声通信システム |
US7961855B2 (en) | 2002-12-27 | 2011-06-14 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Voice communications apparatus |
US8023640B2 (en) | 2004-03-31 | 2011-09-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Communication apparatus capable of adjusting volume of voice to be reproduced |
JP2007165967A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ハイブリッド通信端末及びハイブリッド通信端末の音量調整方法 |
JP2009302841A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Nec Corp | 音声通信機器及び該音声通信機器に用いられる送話周波数特性制御方法 |
JP2021108429A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | ラディウス株式会社 | 電話機及び音声処理器 |
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