JPH07329653A - パネル溝部へのモール取付構造 - Google Patents

パネル溝部へのモール取付構造

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JPH07329653A
JPH07329653A JP12778494A JP12778494A JPH07329653A JP H07329653 A JPH07329653 A JP H07329653A JP 12778494 A JP12778494 A JP 12778494A JP 12778494 A JP12778494 A JP 12778494A JP H07329653 A JPH07329653 A JP H07329653A
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JP
Japan
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panel
groove
molding
circular hole
bolt
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JP12778494A
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Masaaki Takagi
晶章 高木
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溝部及びモールの幅を狭くでき、モールとパ
ネルとの溝部深さ方向での位置関係が一定となり、強度
的にも有利なパネル溝部へのモール取付構造を提供す
る。 【構成】 端部21、23、25にそれぞれ対応する円
孔26、27、28を形成すると共にそれに対応する溝
部37外の円孔28の外側に溶接ナット29を取付け、
且つ回転操作用兼モール取付用の頭部32と溝部内の円
孔周辺に密着するフランジ33を有していると共にネジ
部34の付け根部が溝部内の円孔26の径に漸次至るテ
ーパ部35となっているボルト31の該ネジ部34を、
前記溝部内の円孔26から挿入して前記溶接ナット29
に螺合させることにより前記端部同士を重合接続状態と
し、該溶接ナットに螺合された状態のボルトの頭部に対
してモール40を取付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパネル溝部へのモール
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車体には、例えばルーフに形成した溝部
内にモールを取付けたり、或いはドアに形成した溝部内
にモールを取付けたりするように、車体パネルの一部に
溝部を形成し、その中にモールを取付けるようにした構
造が多く採用されている。
【0003】以下、図5〜図8に基づき、ルーフの場合
を例にして、従来構造を説明する(類似技術として、実
開平3−1856号公報参照)。自動車のルーフ1には
左右両側に前後方向に沿う溝部2が凹設されており、該
溝部2内にモール3が取付けられている。具体的には、
自動車のルーフ1は、中央部のルーフパネル4と、その
両側のルーフサイドレール5のアウタパネル6により形
成されている。ルーフパネル4の端部7は一般部よりも
一段低く段形成された断面クランク形になっている。ま
た、ルーフサイドレール5はアウタパネル6とインナパ
ネル8とを予めスポット溶接したものであるが、そのア
ウタパネル6の端部9も同様に一段低く断面クランク形
に段形成されている。
【0004】そして、ルーフサイドレール5を形成する
アウタパネル6及びインナパネル8の各端部9、10
は、前記ルーフパネル4の端部7へ複数のスポット点S
においてスポット溶接されるが、このスポット溶接が3
枚溶接になるのを避けるために、各スポット点Sにおけ
るインナパネル8の端部10には予め作業孔11が設け
てある。従って、予め接合されたアウタパネル6とイン
ナパネル8の端部9、10を、ルーフパネル4の端部7
の下側に当てがい、前記作業孔11を利用して、アウタ
パネル6の端部9とルーフパネル4の端部7だけを、溶
接ガンGで挟んでスポット溶接することにより、ルーフ
パネル4とルーフサイドレール5とが接続され、両者間
に溝部2が形成される(図8参照)。
【0005】この溝部2内に位置する端部7の上面に
は、前記スポット点S以外の部分に断面T形のスタッド
ピン12が一定間隔ごとに溶接されている。このスタッ
ドピン12の溶接作業は溶接部分の防錆のためにガスを
吹き付けながら空気を遮断した状態で行われる。
【0006】また、13は留め具で、一対の爪部14を
上向きに有し且つ底面には前記スタッドピン12に係合
される鍵孔状の取付孔15が形成されている(図7参
照)。そして、モール3は、留め具13の爪部14に係
合する下向きの爪部17を有し、また上部の両端には長
めのリップ部18が一体的に形成されている。従って、
まず留め具13を溝部2内のスタッドピン12に係合さ
せて取付けておき、次にモール3を上から押し込むこと
により互いの爪部14、17が係合して、モール3が溝
部2内に取付けられた状態となる。尚、このモール3の
前後端は溝部2の前後にある図示せぬ棚部上に載った状
態となっており、取付状態となったモール3は爪部1
4、17同士が係合した上下位置よりも下に下がらない
ようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、以下のような種々の課題が
ある。
【0008】A)溶接ガンGの一方を溝部2内に挿入し
て、ルーフパネル4の端部7と、アウタパネル6の端部
9とを溶接しているため、この溶接ガンGによる作業性
を良くするために、溝部2の幅W1 はある程度広めにし
ておかなければならない。従って、車体造形上、溝部2
の幅W1 を狭く設定したい場合に不都合である。
【0009】B)互いに溶接するルーフパネル4の端部
7とアウタパネル6の端部9との位置関係が必ずしも正
確にならず、溝部2の幅W1 を基準とすることが困難で
あるため幅W1 に誤差が生じやすくなる。従って、この
ように幅W1 の安定しない溝部2とモール3との密着性
を確保するために、モール3のリップ部18はどうして
も長めにしなければならず、車体造形上、モール3の幅
を狭くしたい場合に不都合である。尚、モール3の幅を
狭くできないということは、前記同様に溝部2の幅W1
を小さくできないことにもなる。
【0010】C)また、スタッドピン12とルーフパネ
ル4の端部7との間にも、両者の位置決めを正確に行う
ことが困難であるため、スタッドピン1が必ずしも溝部
2の中央に位置するとは限らない。従って、この点も、
モール3のリップ部18を長くしなければならない理由
となり、前記同様にモール3の幅及び溝部2の幅W1
小さくしたい場合に不都合である。
【0011】D)また、ルーフパネル4の端部7とアウ
タパネル6の端部9とを溶接するスポット点Sと、スタ
ッドピン12を溶接する位置が異なっているため、万
一、スタッドピン12を取付けているルーフパネル4の
端部7が、アウタパネル6の端部9から浮き上がったり
すると、スタッドピン12に取付けられるモール3のリ
ップ部18と、アウタパネル6との間に上下方向での隙
間が生じるおそれがある。
【0012】E)スタッドピン12をルーフパネル4の
端部7に溶接する際に、溶接部分の防錆を考慮して、ガ
スを吹き付けて空気を遮断した状態にしなければならな
いため、スタッドピン12の溶接作業が大変に面倒であ
る。
【0013】F)前述のように、ルーフパネル4とアウ
タパネル6の端部7、9の下側に、更にインナパネル8
の端部10が重合されるような場合は、3枚接合を避け
るために、インナパネル8の端部10に作業孔11を形
成しなければならないため強度的に不利となる。
【0014】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、溝部及びモールの幅を狭くで
き、モールとパネルとの溝部深さ方向での位置関係が一
定となり、強度的にも有利なパネル溝部へのモール取付
構造を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパネル溝
部へのモール取付構造は、上記の目的を達成するため
に、一方のパネルの端部と他方のパネルの端部を各々断
面略クランク状に段形成すると共に該端部同士を重合接
続して溝部を形成し、該溝部内にモールを取付けるパネ
ル溝部へのモール取付構造において、前記各端部にそれ
ぞれ対応する円孔を形成すると共に溝部外の円孔の外側
に溶接ナットを取付け、且つ回転操作用兼モール取付用
の頭部と溝部内の円孔周辺に密着するフランジを有して
いると共にネジ部の付け根部が溝部内の円孔の径に漸次
至るテーパ部となっているボルトの該ネジ部を、前記溝
部内の円孔から挿入して溝部外の円孔に取付けられた溶
接ナットに螺合させることにより前記端部同士を重合接
続状態とし、該溶接ナットに螺合された状態のボルトの
頭部に対してモールを取付けるようにしたものである。
【0016】
【作用】一方のパネルの円孔と他方のパネルの円孔を概
略的に合わせた後に、ボルトのネジ部を溝部内の円孔か
ら挿入して溶接ナットに螺合させていくと、ネジ部の付
け根部が円形の径に漸次至るテーパ部となっていること
から、ネジ部を締めきった時点で、溝部内の円孔の中心
が他方の円孔の中心に対して完全に合致し、一方のパネ
ルと他方のパネルとの位置合わせが正確に行われること
となる。
【0017】このように、一方のパネルと他方のパネル
とをボルトと溶接ナットを用いて接続するものなので、
従来のように溶接ガンを溝部内に挿入して溶接作業を行
う必要がなく、溝部の幅を小さくすることができる。
【0018】また、ボルトのネジ部を締結することによ
り、一方のパネルと他方のパネルとの位置関係が常に一
定となり、モールに誤差吸収用の長いリップ部を設ける
必要がなくなるため、モールの幅及び溝部の幅を小さく
することができる。
【0019】ボルトと溶接ナットによる接続なので、ボ
ルトと各パネルとの相対的位置関係も正確となり、該ボ
ルトの頭部に取付けられるモールと各パネルとの位置関
係も一定化する。従って、この点においても、モールに
誤差吸収用の長いリップ部を設ける必要がなくなるた
め、モールの幅及び溝部の幅を小さくすることができ
る。
【0020】更に、ボルトと溶接ナットにより一方のパ
ネルと他方のパネルとを挟み込むため、ボルトの頭部と
両パネルとの、溝部の深さ方向における位置関係も常に
一定となり、従って、このボルトの頭部に取付けられる
モールと両パネルとの前記深さ方向における位置関係も
正確で、モールと各パネルとの間に、前記深さ方向での
隙間が生じたりすることはない。
【0021】加えて、両パネルの端部に更に他のパネル
が重合されるような場合も、ボルトと溶接ナットにより
挟み込んで取付ける構造を採用しているため、従来の溶
接構造のように、追加されたパネルに作業孔を設ける必
要がなく、強度上有利である。
【0022】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0023】図1〜図3はこの発明の第1実施例を示す
図である。ルーフ19を構成する「一方のパネル」とし
てのルーフパネル20の端部21と、「他方のパネル」
としてのアウタパネル22の端部23と、「他のパネ
ル」としてのインナパネル24の端部25には、それぞ
れ円孔26、27、28が対応する位置に形成されてい
る。尚、この実施例では溶接による接続をしないので、
インナパネル24の端部25には溶接用の作業孔は一切
形成されていない。従って、作業孔の形成による強度低
下を招くおそれはない。
【0024】そして、前記インナパネル24の円孔28
には下側から溶接ナット29が予め取付けられている。
この溶接ナット29はリングフランジ30を有し、この
リングフランジ30を円孔28に内接させることによ
り、溶接ナット29の中心を円孔28の中心に合致させ
ている。
【0025】一方、31はボルトで、頭部32と、頭部
32より大径のフランジ33と、ネジ部34を備えてい
る。頭部32は六角形をしており、図示せぬ工具にて回
転操作が行えるようになっている。また、この頭部32
には留め具13を介してモール40が取付けられるよう
になっている。
【0026】フランジ33と頭部32との間には、留め
具13の板厚に相当する隙間が形成されており、頭部3
2に留め具13の取付孔15を差し込んで係合できるよ
うになっている。フランジ33は端部21の円孔26の
周辺に密着して、円孔26の水密性を保るようになって
いる。
【0027】ネジ部34は前記フランジ33から形成さ
れている。ネジ部34の径は円孔26よりも小径で、前
記溶接ナット29に螺合できるようになっている。ま
た、このネジ部34の付け根部にはテーパ部35が形成
されている。このテーパ部35におけるフランジ33側
の最も大径部分は円孔26と同径になっている。すなわ
ち、このテーパ部35の径は、ネジ部34に相当する径
からフランジ33側へ向けて漸次円孔26の径に至るよ
うになっている。
【0028】次に、ルーフパネル20とルーフサイドレ
ール36との接続、ならびにモール40の取付手順を説
明する。
【0029】まず、ルーフパネル20の端部21と、ア
ウタパネル22及びインナパネル24の端部23、25
とを重ね合わせ、両方の円孔26と円孔27、28を概
略的に合わせる。この時の円孔26と円孔27、28同
士の位置合わせは正確でなくても良く、上側の円孔26
から下側の溶接ナット29のネジ孔部分が見えれば良
い。
【0030】次に、ボルト31のネジ部34を上側の円
孔26から挿入し、下側の円孔28に取付けられている
溶接ナット29のネジ孔に螺合する。そして、ボルト3
1の頭部32を工具を用いて回転させながら、そのネジ
部34を溶接ナット29へ徐々に螺合させていくと、上
側の円孔26のエッジ部分がネジ部34のテーパ部35
に当たるので、このテーパ部35にガイドされて上側の
円孔26の中心が次第に下側の円孔27、28の中心側
に向けてスライドする。テーパ部35の大径部の径が上
側の円孔26と同径になっていることから、ネジ部34
を締めきった時点で、上側の円孔26と下側の円孔2
7、28の中心同士が合致することになり、この時点
で、ルーフパネル20とアウタパネル22との相対的位
置関係は正確になり、両者により溝部37が形成される
こととなる。
【0031】従って、このようにして形成された溝部3
7の幅W2 は、常に一定でバラツキがなく、しかも従来
のように溶接ガンを挿入する必要がないので従来よりも
狭くなっている。そして、円孔26の周辺に密着してい
るフランジ33の周囲には、更に完全な水密性を得るた
めにシール材38が塗布され、またルーフパネル20の
端部21の端末21aにもその長手方向に沿って別のシ
ール材39が連続的に塗布されている。尚、フランジ3
3の周辺の外側端においては、フランジ33用のシール
材38と、端部21の端末21a用のシール材39とが
部分的に一緒になっている。
【0032】次に、円孔26、27、28に取付けられ
たボルト31の頭部32に留め具13の取付孔15を係
合させ、その留め具13の爪部14にモール40の爪部
41を係合させて、モール40の取付けを行う。この実
施例のモール40に設けられているリップ部42は、前
記溝部37の幅W2 に合わせて、従来よりも大変に短く
設定されている。そして、このようにリップ部42を短
くしても、溝部37の幅W2 が常に一定で且つ溝部37
内におけるボルト31の位置も常に一定になることか
ら、リップ部42と溝部37の側面との間に隙間が出来
たりすることはない。このように、溝部37の幅W2
びモール40の幅を小さくすることが可能となるため、
車体の造形的自由度が高まり、車体デザイン上有利であ
る。しかも、ボルト31と溶接ナット29により3枚の
端部21、23、25を挟み込む構造となっており、ボ
ルト31部分においては、何れか一枚が浮き上がったり
することがないので、ボルト31の頭部32とルーフパ
ネル20やアウタパネル22との上下位置関係(溝部3
7の深さ方向での位置関係)に誤差が生じない。従っ
て、その頭部32に取付けられるモール40のリップ部
42と、アウタパネル22との間に、上下方向での隙間
が生じたりすることもない。
【0033】また、各端部21、23、25に円孔2
6、27、28を形成したものでありながら、それらの
円孔26、27、28はボルト31にて塞がれるため、
この円孔26、27、28によって強度が低下するよう
なことはない。
【0034】図4は、この発明の第2実施例を示す図で
ある。この実施例のボルト43の頭部44はマイナスの
ドライバーで回転操作が可能な円形をしたものである。
また、フランジ33と端部21との間に水密性確保のた
めのシールワッシャ45を介在させ、フランジ33の周
囲に施すシール材は省略している。尚、このシールワッ
シャ45は塗装工程での熱を考慮して耐熱性のものを採
用している。更に、このシールワッシャ45の表面には
ペイントシール45aが塗布されており、フランジ33
に対する密着性を高めている。そして、モール46は前
記ボルト43の頭部44に直接取付けられる形状となっ
ている。すなわち、この実施例のモール46は断面四角
の筒状をしており、その底面部に頭部44に係合可能な
鍵孔状の取付孔47を形成した形状をしている。
【0035】尚、以上の各実施例において、ボルト31
の頭部32、44として2種類の形状のものを示した
が、これに限定されず、工具により回転操作が可能で且
つモールを直接的又は間接的に取付け可能であれば、ど
のような形状でも良い。
【0036】また、以上の説明では、ルーフ19に形成
した溝部37にモール40、46を取付ける例のため、
アウタパネル22の下側にインナパネル24を更に重合
させた3枚重合構造のものを示したが、他のルーフ構造
や、ドアを含む車体側面や、車体後面にモールを取付け
たりする場合は、単に一方のパネルの端部に他方のパネ
ルの端部を重合させただけの2枚重合構造になることも
ある。
【0037】
【発明の効果】この発明に係るパネル溝部へのモール取
付構造は、以上説明してきた如き内容のものであって、
一方のパネルと他方のパネルとをボルトと溶接ナットを
用いて接続しており、従来のように溶接ガンを溝部内に
挿入する必要がないため、溝部の幅を小さくすることが
でき、車体の造形的自由度が増す。
【0038】また、一方のパネルと他方のパネルとの位
置関係、およびボルトの溝部内における位置が正確で、
モールに誤差吸収用の長いリップ部を設ける必要がなく
なるため、モールの幅及び溝部の幅を小さくすることが
できる。
【0039】更に、ボルトと溶接ナットにより一方のパ
ネルと他方のパネルとを挟み込むため、ボルトの頭部と
両パネルとの、溝部の深さ方向における位置関係も常に
一定となり、従って、このボルトの頭部に取付けられる
モールと両パネルとの前記深さ方向での位置関係も正確
になり、モールと各パネルとの間に、前記深さ方向での
隙間が生じたりすることはない。
【0040】加えて、両パネルの端部に更に他のパネル
が外側から重合されるような場合も、ボルトと溶接ナッ
トにより挟み込んで取付ける構造を採用しているため、
従来の溶接構造のように、追加されたパネルに作業孔を
設ける必要がなく、強度上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るパネル溝部を示す
斜視図である。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図で、ルー
フパネルとルーフサイドレールとを上下に分割して示し
た図である。
【図3】モールを取付けた状態を示す断面図である。
【図4】この発明の第2実施例を示す図3相当の断面図
である。
【図5】従来例を示す自動車ルーフの斜視図である。
【図6】図5中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
【図7】従来の溝部を示す斜視図である。
【図8】溶接ガンにて溶接している状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
20 ルーフパネル(一方のパネル) 21 ルーフパネルの端部 22 アウタパネル(他方のパネル) 23 アウタパネルの端部 24 インナパネル(他のパネル) 26、27、28 円孔 29 溶接ナット 31、43 ボルト 32、44 頭部 33 フランジ 34 ネジ部 35 テーパ部 37 溝部 40、46 モール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のパネルの端部と他方のパネルの端
    部を各々断面略クランク状に段形成すると共に該端部同
    士を重合接続して溝部を形成し、該溝部内にモールを取
    付けるパネル溝部へのモール取付構造において、 前記各端部にそれぞれ対応する円孔を形成すると共に溝
    部外の円孔の外側に溶接ナットを取付け、且つ回転操作
    用兼モール取付用の頭部と溝部内の円孔周辺に密着する
    フランジを有していると共にネジ部の付け根部が溝部内
    の円孔の径に漸次至るテーパ部となっているボルトの該
    ネジ部を、前記溝部内の円孔から挿入して溝部外の円孔
    に取付けられた溶接ナットに螺合させることにより前記
    端部同士を重合接続状態とし、該溶接ナットに螺合され
    た状態のボルトの頭部に対してモールを取付けるように
    したことを特徴とするパネル溝部へのモール取付構造。
  2. 【請求項2】 溝部の外側に位置する一方又は他方のパ
    ネルの端部に形成された円孔に、溶接ナットに形成した
    リングフランジを内接状態で取付けるようにした請求項
    1記載のパネル溝部へのモール取付構造。
  3. 【請求項3】 溝部の外側に位置する一方又は他方のパ
    ネルの端部に、同様の円孔を有する他のパネルの端部を
    更に外側から重合し、そして該他のパネルの円孔に、溶
    接ナットに形成したリングフランジを内接状態で取付け
    るようにした請求項1記載のパネル溝部へのモール取付
    構造。
  4. 【請求項4】 ボルトの頭部に留め具を介してモールを
    取付ける請求項1〜3のいずれか1項に記載のパネル溝
    部へのモール取付構造。
  5. 【請求項5】 ボルトの頭部にモールを直接取付ける請
    求項1〜3のいずれか1項に記載のパネル溝部へのモー
    ル取付構造。
  6. 【請求項6】 溝部内の端部とフランジとの間にシール
    ワッシャを介在させる請求項1〜5のいずれか1項に記
    載のパネル溝部へのモール取付構造。
JP12778494A 1994-06-09 1994-06-09 パネル溝部へのモール取付構造 Pending JPH07329653A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105593595A (zh) * 2013-09-26 2016-05-18 标致·雪铁龙汽车公司 配备有装饰配件的机动车辆前照灯

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105593595A (zh) * 2013-09-26 2016-05-18 标致·雪铁龙汽车公司 配备有装饰配件的机动车辆前照灯

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