JPH0732826Y2 - 平面アール状窓枠における膳板等張出し板材の取付装置 - Google Patents
平面アール状窓枠における膳板等張出し板材の取付装置Info
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- JPH0732826Y2 JPH0732826Y2 JP1990051622U JP5162290U JPH0732826Y2 JP H0732826 Y2 JPH0732826 Y2 JP H0732826Y2 JP 1990051622 U JP1990051622 U JP 1990051622U JP 5162290 U JP5162290 U JP 5162290U JP H0732826 Y2 JPH0732826 Y2 JP H0732826Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、平面アール状、つまり平面視が円弧状を成し
ている窓枠の下枠に、同様な平面アール状に形成された
膳板や水切り板等を取付ける取付装置に関する。
ている窓枠の下枠に、同様な平面アール状に形成された
膳板や水切り板等を取付ける取付装置に関する。
(従来の技術) 第4図は平面アール状窓の窓枠に膳板を取付ける従来の
取付装置を示している。この平面アール状窓枠は、アル
ミ押出し型材を室外側端部(図に関し左側端部)が凸側
となるような平面アール状に曲面してなる上枠(図示せ
ず)及び下枠1と直線状のアルミ押出し型材からなる左
右の側枠(図示せず)とによって枠組みされたもので、
この窓枠に平面アール状の曲面ガラス2が嵌殺し式に嵌
装されている。この窓枠は、下枠1のみしか図示してい
ないが上下枠及び左右側枠の各枠が建物躯体3に対しア
ングル部材4、アンカー部材5、取付部材6等を介して
固定されている。
取付装置を示している。この平面アール状窓枠は、アル
ミ押出し型材を室外側端部(図に関し左側端部)が凸側
となるような平面アール状に曲面してなる上枠(図示せ
ず)及び下枠1と直線状のアルミ押出し型材からなる左
右の側枠(図示せず)とによって枠組みされたもので、
この窓枠に平面アール状の曲面ガラス2が嵌殺し式に嵌
装されている。この窓枠は、下枠1のみしか図示してい
ないが上下枠及び左右側枠の各枠が建物躯体3に対しア
ングル部材4、アンカー部材5、取付部材6等を介して
固定されている。
そして膳板7は、平板状の膳板本体7aとこれの一側端部
(室内側端部)に形成される断面コ字状の縁部7bとを有
する型材を、膳板本体7aの室外側端部が凸側となるよう
な平面アール状に曲げ加工して形成されたものである。
この膳板7の取付けにあたっては、複数個のアンカー金
物8を建物躯体3上の所定位置に固定し、各アンカー金
物8の上端部には水平板部9aにボルト孔(図示せず)を
有するL字形の取付金物9の垂直板部9bを溶接で固着し
ておく。一方、膳板7の膳板本体7a下面にはアンカー金
物8に固着された取付金物9側の上記ボルト孔に対応す
る位置にねじ軸部10を溶接により固着して下向きに突設
しておく。しかして、この膳板7を上方より取付金物9
上に持ち来たして各ねじ軸部10を各取付金物9のボルト
孔に通し入れ、そのねじ軸部10の先端部にナット11を螺
合して締付ける。また膳板本体7aの室外側端部はL字形
取付部材12を介して窓枠1の室内側面にビス13止めし、
その反対側端部の縁部7b下面は室内側化粧板14上に支持
させておく。
(室内側端部)に形成される断面コ字状の縁部7bとを有
する型材を、膳板本体7aの室外側端部が凸側となるよう
な平面アール状に曲げ加工して形成されたものである。
この膳板7の取付けにあたっては、複数個のアンカー金
物8を建物躯体3上の所定位置に固定し、各アンカー金
物8の上端部には水平板部9aにボルト孔(図示せず)を
有するL字形の取付金物9の垂直板部9bを溶接で固着し
ておく。一方、膳板7の膳板本体7a下面にはアンカー金
物8に固着された取付金物9側の上記ボルト孔に対応す
る位置にねじ軸部10を溶接により固着して下向きに突設
しておく。しかして、この膳板7を上方より取付金物9
上に持ち来たして各ねじ軸部10を各取付金物9のボルト
孔に通し入れ、そのねじ軸部10の先端部にナット11を螺
合して締付ける。また膳板本体7aの室外側端部はL字形
取付部材12を介して窓枠1の室内側面にビス13止めし、
その反対側端部の縁部7b下面は室内側化粧板14上に支持
させておく。
(考案が解決しようとする課題) 上述したような従来の膳板取付装置では、膳板7の取付
けにあたって、膳板本体7aの下面に固着突出させる各ね
じ軸部10とアンカー金物8を介して建物躯体3側に固定
される各取付金物9のボルト孔とが位置ずれしていると
ねじ軸部10をボルト孔に通すことができないことになる
ため、ボルト孔に対する各ねじ軸部10の位置決めを極め
て慎重に行う必要があり、仮に両者の位置関係にずれが
生じていた場合にはねじ軸部10を一旦撤去する必要があ
って非常に面倒な作業を要することになる。また、ねじ
軸部10を膳板7に対し溶接によって固着していることか
ら、溶接時の熱歪等によってねじ軸が正規の垂直位置に
対し傾いて固着されたり、固着位置がずれやすいといっ
た不都合もあった。更に、この膳板7用のアルミ押出し
型材を曲げ加工機としては最も簡便なロールベンダーに
よって平面アール状に曲成する際に、この型材の断面が
非対称形状で、しかも肉厚が比較的薄くしたがって断面
二次モーメントが小さいことから当該型材7の膳板本体
7aが第5図の一点鎖線図示のように反り(歪)を生じる
という問題があった。この場合、そのような反りが生じ
ないように膳板本体7aを十分肉厚にすると型材の材料コ
ストが高くついて好ましくなかった。
けにあたって、膳板本体7aの下面に固着突出させる各ね
じ軸部10とアンカー金物8を介して建物躯体3側に固定
される各取付金物9のボルト孔とが位置ずれしていると
ねじ軸部10をボルト孔に通すことができないことになる
ため、ボルト孔に対する各ねじ軸部10の位置決めを極め
て慎重に行う必要があり、仮に両者の位置関係にずれが
生じていた場合にはねじ軸部10を一旦撤去する必要があ
って非常に面倒な作業を要することになる。また、ねじ
軸部10を膳板7に対し溶接によって固着していることか
ら、溶接時の熱歪等によってねじ軸が正規の垂直位置に
対し傾いて固着されたり、固着位置がずれやすいといっ
た不都合もあった。更に、この膳板7用のアルミ押出し
型材を曲げ加工機としては最も簡便なロールベンダーに
よって平面アール状に曲成する際に、この型材の断面が
非対称形状で、しかも肉厚が比較的薄くしたがって断面
二次モーメントが小さいことから当該型材7の膳板本体
7aが第5図の一点鎖線図示のように反り(歪)を生じる
という問題があった。この場合、そのような反りが生じ
ないように膳板本体7aを十分肉厚にすると型材の材料コ
ストが高くついて好ましくなかった。
本考案はこのような課題を解決せんとしたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するための本考案の取付装置は、平面
アール状窓枠の下枠1に、平面アール状に曲成された型
材からなる膳板等の張出し板材15を取付ける取付装置で
あって、張出し板材15の板材本体15a下面には、取付け
用ボルト16の頭部16aを張出し板材長手方向スライド可
能に嵌合させるための一対の断面L字形突条壁部17a,17
aからなるボルト嵌合溝17及び該ボルト嵌合溝17と平行
に延びる複数の小突条壁18を並設する一方、横板部19a
と縦板部19bとからなり且つ横板部19aに室内外方向に長
いボルト挿通用長孔20を有する複数個の取付金物19と、
建物躯体側に固定される複数個のアンカー金物21とを備
え、しかして建物躯体側に固定した各アンカー金物21に
各取付金物19の縦板部19aを固着し、張出し板材15のボ
ルト嵌合溝17に嵌合した各取付用ボルト16の軸部16b
を、各取付金物19のボルト挿通用長孔20に挿通して、そ
の軸部16b先端部にナット24を螺合し緊締するようにし
たことを特徴とする。
アール状窓枠の下枠1に、平面アール状に曲成された型
材からなる膳板等の張出し板材15を取付ける取付装置で
あって、張出し板材15の板材本体15a下面には、取付け
用ボルト16の頭部16aを張出し板材長手方向スライド可
能に嵌合させるための一対の断面L字形突条壁部17a,17
aからなるボルト嵌合溝17及び該ボルト嵌合溝17と平行
に延びる複数の小突条壁18を並設する一方、横板部19a
と縦板部19bとからなり且つ横板部19aに室内外方向に長
いボルト挿通用長孔20を有する複数個の取付金物19と、
建物躯体側に固定される複数個のアンカー金物21とを備
え、しかして建物躯体側に固定した各アンカー金物21に
各取付金物19の縦板部19aを固着し、張出し板材15のボ
ルト嵌合溝17に嵌合した各取付用ボルト16の軸部16b
を、各取付金物19のボルト挿通用長孔20に挿通して、そ
の軸部16b先端部にナット24を螺合し緊締するようにし
たことを特徴とする。
(実施例) 実施例について図面を参照して説明する。
第1図は、膳板として使用される張出し板材15を平面ア
ール状窓枠の下枠1に取付ける取付装置を示している。
尚、下枠1の取付構造については第4図のものと同一と
する。
ール状窓枠の下枠1に取付ける取付装置を示している。
尚、下枠1の取付構造については第4図のものと同一と
する。
張出し板材15は、平板状の板材本体15aとこれの一側端
部(室内側端部)に形成される断面コ字状の縁部15bと
を有するアルミ押出し型材を、ロールベンダーによって
板材本体15aの室外側端部が凸側となるような平面アー
ル状に曲成して形成されたもので(第2図参照)、この
張出し板材15の板材本体15aの下面にはその幅方向(室
内外方向)中央部に、取付用ボルト16の頭部aを張出し
板材長手方向スライド可能に嵌合させる、一対の断面L
字形突条壁部17a,17aからなるボルト嵌合溝17が板材本
体全長に条設され、またボルト嵌合溝17の両側にこれと
平行に延びる小突条壁18が板材本体全長に複数条設され
ている。
部(室内側端部)に形成される断面コ字状の縁部15bと
を有するアルミ押出し型材を、ロールベンダーによって
板材本体15aの室外側端部が凸側となるような平面アー
ル状に曲成して形成されたもので(第2図参照)、この
張出し板材15の板材本体15aの下面にはその幅方向(室
内外方向)中央部に、取付用ボルト16の頭部aを張出し
板材長手方向スライド可能に嵌合させる、一対の断面L
字形突条壁部17a,17aからなるボルト嵌合溝17が板材本
体全長に条設され、またボルト嵌合溝17の両側にこれと
平行に延びる小突条壁18が板材本体全長に複数条設され
ている。
上記複数の小突条壁18はボルト嵌合溝17の突条壁部17a,
17aとともに、張出し板材15用の直線状アルミ押出し型
材をロールベンダーによって平面アール状に曲げ加工す
る際にその型材の板材本体15a側に反り(歪)が生じる
のを防止する機能を有する。すなわち、この型材が非対
称断面形状で且つ肉薄でありながら、板材本体15aの下
面側に複数の小突条壁18及び突条壁部17aが条設されて
いることによって、板材本体15a部分の断面二次モーメ
ントが大きくなり、これによりアール曲げ加工時の反り
が防止される。
17aとともに、張出し板材15用の直線状アルミ押出し型
材をロールベンダーによって平面アール状に曲げ加工す
る際にその型材の板材本体15a側に反り(歪)が生じる
のを防止する機能を有する。すなわち、この型材が非対
称断面形状で且つ肉薄でありながら、板材本体15aの下
面側に複数の小突条壁18及び突条壁部17aが条設されて
いることによって、板材本体15a部分の断面二次モーメ
ントが大きくなり、これによりアール曲げ加工時の反り
が防止される。
一方、張出し板材15の取付けに使用する取付金物19は横
板部19aと縦板部19bとでL字形を成すように形成された
鋼板製のもので、第2図から明らかなように横板部19a
にはボルト挿通用の横長状(室内外方向に長くなるよう
な)長孔20が設けられている。
板部19aと縦板部19bとでL字形を成すように形成された
鋼板製のもので、第2図から明らかなように横板部19a
にはボルト挿通用の横長状(室内外方向に長くなるよう
な)長孔20が設けられている。
また、アンカー金物21は所要長さを有する鋼製の丸棒か
らなるもので、例えば型鋼材よりなる建物躯体3の上面
に溶接よって固着されるようになっている。
らなるもので、例えば型鋼材よりなる建物躯体3の上面
に溶接よって固着されるようになっている。
上述した張出し板材15の取付けにあたっては、先ず建物
躯体3の上面に複数個のアンカー金物21を所要間隔に配
してそれぞれ溶接によって固着し、そして各アンカー金
物21に取付金物19の縦板部19bを所定の高さ位置で第1
図のように溶接により固着しておき、また平面アール状
窓枠の下枠1の室内側面に取付部材22をビス23止めして
おく。一方、張出し板材15のボルト嵌合溝17に取付金物
19と同数のボルト16のそれぞれの頭部16aを嵌合してお
く。しかして、張出し板材15を建物躯体3の上方に持ち
来たし、板材本体15aの室外側端部を取付部材22上に支
持させた状態で、ボルト嵌合溝17に嵌合している各ボル
ト16を該嵌合溝に沿ってスライドさせながらその軸部16
bを、所定の位置に固定されている取付金物19の横板部1
9aのボルト挿通用の長孔20に挿通させる。そしてこのよ
うな状態で下枠1に対する張出し板材15の長手方向及び
室内外方向の取付位置を、ボルト嵌合溝17と取付金物19
のボルト挿通用長孔20を介して適宜調整した後、上記各
ボルト挿通用長孔20から突出しているボルト16の軸部16
b先端部にナット24を螺合して締付ける。更に取付位置
の調整が必要な場合には、ナット24を緩めればよい。
躯体3の上面に複数個のアンカー金物21を所要間隔に配
してそれぞれ溶接によって固着し、そして各アンカー金
物21に取付金物19の縦板部19bを所定の高さ位置で第1
図のように溶接により固着しておき、また平面アール状
窓枠の下枠1の室内側面に取付部材22をビス23止めして
おく。一方、張出し板材15のボルト嵌合溝17に取付金物
19と同数のボルト16のそれぞれの頭部16aを嵌合してお
く。しかして、張出し板材15を建物躯体3の上方に持ち
来たし、板材本体15aの室外側端部を取付部材22上に支
持させた状態で、ボルト嵌合溝17に嵌合している各ボル
ト16を該嵌合溝に沿ってスライドさせながらその軸部16
bを、所定の位置に固定されている取付金物19の横板部1
9aのボルト挿通用の長孔20に挿通させる。そしてこのよ
うな状態で下枠1に対する張出し板材15の長手方向及び
室内外方向の取付位置を、ボルト嵌合溝17と取付金物19
のボルト挿通用長孔20を介して適宜調整した後、上記各
ボルト挿通用長孔20から突出しているボルト16の軸部16
b先端部にナット24を螺合して締付ける。更に取付位置
の調整が必要な場合には、ナット24を緩めればよい。
その後、張出し板材15の板材本体15aの室外側端部を取
付部材22に対しビス23止めする。尚、張出し板材15のコ
字状縁部15bは室内側化粧板14上に支持させる。
付部材22に対しビス23止めする。尚、張出し板材15のコ
字状縁部15bは室内側化粧板14上に支持させる。
第3図は水切り板として使用される張出し板材25を平面
アール状窓枠の下枠1の室外側に取付ける取付装置を示
している。
アール状窓枠の下枠1の室外側に取付ける取付装置を示
している。
この張出し板材25は、傾斜板状の板材本体25aとこれの
一側端部(室外側端部)に形成される下向き垂壁部25b
と他側端部(室内側端部)に形成される上向き垂壁部25
cとを有するアルミ押出し型材を、ロールベンダーによ
って下向き垂壁部25b側が凸側となるような平面アール
状に曲成して形成されたもので、板材本体25aの下面に
は、一対の断面L字形突条壁部26a,26aからなるボルト
嵌合溝26及びこれの両側に平行に延びる複数の小突条壁
27が条設されている。この張出し板材25の取付けに使用
する取付金物28は第1図の取付金物19と同じく、横板部
28aと縦板部28bとからなり、横板部28aにボルト挿通用
の長孔29が設けてある。30はアンカー金物である。
一側端部(室外側端部)に形成される下向き垂壁部25b
と他側端部(室内側端部)に形成される上向き垂壁部25
cとを有するアルミ押出し型材を、ロールベンダーによ
って下向き垂壁部25b側が凸側となるような平面アール
状に曲成して形成されたもので、板材本体25aの下面に
は、一対の断面L字形突条壁部26a,26aからなるボルト
嵌合溝26及びこれの両側に平行に延びる複数の小突条壁
27が条設されている。この張出し板材25の取付けに使用
する取付金物28は第1図の取付金物19と同じく、横板部
28aと縦板部28bとからなり、横板部28aにボルト挿通用
の長孔29が設けてある。30はアンカー金物である。
この張出し板材25の取付けは第1図の取付装置の場合と
同様で、建物躯体3上面に複数個のアンカー金物30をそ
れぞれ所定の傾斜角度で固着し、各アンカー金物30に取
付金物28の縦板部28bを固着しておき、一方張出し板材2
5のボルト嵌合溝26に所要数のボルト16のそれぞれの頭
部16aを嵌合しておく。しかして、張出し板材25を上方
より持ち来たし、ボルト嵌合溝26より突出している各ボ
ルト16の軸部16bを各取付金物28のボルト挿通用長孔29
に挿通させ、そして上向き垂直部25cを下枠1の室外側
面に当て付けた状態で位置決めした後、各ボルト16の軸
部16bにナット24を螺合して締め付け、また上向き垂直
部25cを下枠1にビス23止めする。
同様で、建物躯体3上面に複数個のアンカー金物30をそ
れぞれ所定の傾斜角度で固着し、各アンカー金物30に取
付金物28の縦板部28bを固着しておき、一方張出し板材2
5のボルト嵌合溝26に所要数のボルト16のそれぞれの頭
部16aを嵌合しておく。しかして、張出し板材25を上方
より持ち来たし、ボルト嵌合溝26より突出している各ボ
ルト16の軸部16bを各取付金物28のボルト挿通用長孔29
に挿通させ、そして上向き垂直部25cを下枠1の室外側
面に当て付けた状態で位置決めした後、各ボルト16の軸
部16bにナット24を螺合して締め付け、また上向き垂直
部25cを下枠1にビス23止めする。
(考案の効果) 本考案の膳板等張出し板材取付装置は、当該張出し板材
の下面側に板材長手方向に延びるボルト嵌合溝を条設す
る一方、横板部と縦板部とからなり横板部には室内外方
向に長いボルト挿通用の長孔を有する複数個の取付金物
と、建物躯体側に固定される複数個のアンカー金物とを
備え、しかして建物躯体側に固定した各アンカー金物に
各取付金物の縦板部を固着し、張出し板材のボルト嵌合
溝に嵌合した各取付用ボルトの軸部を、各取付金物のボ
ルト挿通孔に挿通して、その軸部先端部にナットを螺合
し緊締するようにしてなるものであるから、各取付用ボ
ルトを張出し板材長手方向に対してはボルト嵌合溝によ
って移動調整することができ、また各取付用ボルトの室
内外方向に対する調整は各取付金物のボルト挿通用長孔
によって行うことができ、したがって定位置にある各取
付金物のボルト挿通用孔に対する各取付用ボルトの位置
決めが容易となり、張出し板材の取付作業能率の向上を
計ることができる。
の下面側に板材長手方向に延びるボルト嵌合溝を条設す
る一方、横板部と縦板部とからなり横板部には室内外方
向に長いボルト挿通用の長孔を有する複数個の取付金物
と、建物躯体側に固定される複数個のアンカー金物とを
備え、しかして建物躯体側に固定した各アンカー金物に
各取付金物の縦板部を固着し、張出し板材のボルト嵌合
溝に嵌合した各取付用ボルトの軸部を、各取付金物のボ
ルト挿通孔に挿通して、その軸部先端部にナットを螺合
し緊締するようにしてなるものであるから、各取付用ボ
ルトを張出し板材長手方向に対してはボルト嵌合溝によ
って移動調整することができ、また各取付用ボルトの室
内外方向に対する調整は各取付金物のボルト挿通用長孔
によって行うことができ、したがって定位置にある各取
付金物のボルト挿通用孔に対する各取付用ボルトの位置
決めが容易となり、張出し板材の取付作業能率の向上を
計ることができる。
また本考案にあっては、上記ボルト嵌合溝は一対の断面
L字形突条壁部からなるものであって、この一対の断面
L字形突条壁部と、この突条壁部と平行に延びる複数の
小突条壁とが、張出し板材の板材本体下面に並設されて
いることに特徴がある。すなわち、このボルト嵌合溝が
取付用ボルトの頭部を嵌合させるための単なる嵌合溝で
はなく、張出し板材の板材本体下面にこれと平行に延び
る複数の小突条壁と同様に突設された一対の断面L字形
突条壁部からなる嵌合溝である。従って、上記一対の断
面L字形突条壁部によって取付用ボルトの頭部を板材長
手方向にスライド可能に嵌合させる嵌合溝を張出し板材
の板材本体下面に形成できると共に、この一対の断面L
字形突条壁部と前記複数の小突条壁とが張出し板材の板
材本体下面に並設されていることによって、張出し板材
の板材本体部分の断面二次モーメントが十分に大きくな
り、張出し板材形成用の直線状型材を曲げ加工機として
は最も簡便なロールベンダーによって平面アール状に曲
げ加工する際に反りが生ずるのを有効に防止でき、それ
によって外観形状が損なわれず、品質価値の高い、平面
アール状窓枠用として好適な張出し板材を形成すること
ができる。
L字形突条壁部からなるものであって、この一対の断面
L字形突条壁部と、この突条壁部と平行に延びる複数の
小突条壁とが、張出し板材の板材本体下面に並設されて
いることに特徴がある。すなわち、このボルト嵌合溝が
取付用ボルトの頭部を嵌合させるための単なる嵌合溝で
はなく、張出し板材の板材本体下面にこれと平行に延び
る複数の小突条壁と同様に突設された一対の断面L字形
突条壁部からなる嵌合溝である。従って、上記一対の断
面L字形突条壁部によって取付用ボルトの頭部を板材長
手方向にスライド可能に嵌合させる嵌合溝を張出し板材
の板材本体下面に形成できると共に、この一対の断面L
字形突条壁部と前記複数の小突条壁とが張出し板材の板
材本体下面に並設されていることによって、張出し板材
の板材本体部分の断面二次モーメントが十分に大きくな
り、張出し板材形成用の直線状型材を曲げ加工機として
は最も簡便なロールベンダーによって平面アール状に曲
げ加工する際に反りが生ずるのを有効に防止でき、それ
によって外観形状が損なわれず、品質価値の高い、平面
アール状窓枠用として好適な張出し板材を形成すること
ができる。
第1図は本考案の一実施例を示す張出し板材取付装置の
縦断面図、第2図は張出し板材、取付用ボルト、取付金
物及びアンカー金物の外観を示す分解斜視図、第3図は
他の実施例を示す縦断面図、第4図は従来の取付装置を
示す縦断面図、第5図は従来装置における張出し板材
(膳板)の反りの状態を示す説明である。 1……平面アール状窓枠下枠、3……建物躯体、15……
張出し板材(膳板)、16……取付用ボルト、16a……ボ
ルトの頭部、16b……ボルトの軸部、17……ボルト嵌合
溝、17a……ボルト嵌合溝形成用のL字形突条壁部、18
……小突条壁、19……取付金物、19a……横板部、19b…
…縦板部、20……ボルト挿通用の横長状長孔、21……ア
ンカー金物、22……取付部材、24……ナット、25……張
出し板材(水切り板)、26……ボルト嵌合溝、27……小
突条壁、28……取付金物、29……ボルト挿通用の長孔、
30……アンカー金物。
縦断面図、第2図は張出し板材、取付用ボルト、取付金
物及びアンカー金物の外観を示す分解斜視図、第3図は
他の実施例を示す縦断面図、第4図は従来の取付装置を
示す縦断面図、第5図は従来装置における張出し板材
(膳板)の反りの状態を示す説明である。 1……平面アール状窓枠下枠、3……建物躯体、15……
張出し板材(膳板)、16……取付用ボルト、16a……ボ
ルトの頭部、16b……ボルトの軸部、17……ボルト嵌合
溝、17a……ボルト嵌合溝形成用のL字形突条壁部、18
……小突条壁、19……取付金物、19a……横板部、19b…
…縦板部、20……ボルト挿通用の横長状長孔、21……ア
ンカー金物、22……取付部材、24……ナット、25……張
出し板材(水切り板)、26……ボルト嵌合溝、27……小
突条壁、28……取付金物、29……ボルト挿通用の長孔、
30……アンカー金物。
Claims (1)
- 【請求項1】平面アール状窓枠の下枠1に、平面アール
状に曲成された型材からなる膳板等の張出し板材15を取
付ける取付装置であって、張出し板材15の板材本体15a
下面には、取付用ボルト16の頭部16aを張出し板材長手
方向スライド可能に嵌合させるための一対の断面L字形
突条壁部17a,17aからなるボルト嵌合溝17、及び該ボル
ト嵌合溝17と平行に延びる複数の小突条壁18を並設する
一方、横板部19aと縦板部19bとからなり且つ横板部19a
に室内外方向に長いボルト挿通用長孔20を有する複数個
の取付金物19と、建物躯体側に固定される複数個のアン
カー金物21とを備え、しかして建物躯体側に固定した各
アンカー金物21に各取付金物19の縦板部19aを固着し、
張出し板材15のボルト嵌合溝17に嵌合した各取付用ボル
ト16の軸部16bを、各取付金物19のボルト挿通用長孔20
に挿通して、その軸部16b先端部にナット24を螺合し緊
締するようにした平面アール状窓枠における膳板等張出
し板材の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990051622U JPH0732826Y2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 平面アール状窓枠における膳板等張出し板材の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990051622U JPH0732826Y2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 平面アール状窓枠における膳板等張出し板材の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0410689U JPH0410689U (ja) | 1992-01-29 |
JPH0732826Y2 true JPH0732826Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31571222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990051622U Expired - Fee Related JPH0732826Y2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 平面アール状窓枠における膳板等張出し板材の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732826Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0622071Y2 (ja) * | 1988-04-22 | 1994-06-08 | 株式会社丸八産業 | 平面アール状窓枠の額縁 |
-
1990
- 1990-05-16 JP JP1990051622U patent/JPH0732826Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0410689U (ja) | 1992-01-29 |
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