JPH0541141Y2 - - Google Patents

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JPH0541141Y2
JPH0541141Y2 JP3983289U JP3983289U JPH0541141Y2 JP H0541141 Y2 JPH0541141 Y2 JP H0541141Y2 JP 3983289 U JP3983289 U JP 3983289U JP 3983289 U JP3983289 U JP 3983289U JP H0541141 Y2 JPH0541141 Y2 JP H0541141Y2
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building
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building materials
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、躯体表面への建材の取付構造に関
する。
(従来の技術) 躯体表面への建材の取付構造としては、従来、
第9図及び第10図に示すものが知られている。
これらを図に基づいて説明すると、第9図におい
て100はL字状の取付金具であつて、躯体より
突出させられたアンカーボルト102に対してナ
ツト104により固定されている。このL字状金
具100には、T字状金具105がボルト106
及びナツト107等により固定され、そしてT字
状金具105の下方への折曲り片部109に、下
段の建材108の裏面が当接させられて位置決め
された上、建材108裏面より突き出したボルト
110とナツト112とにより、かかる建材10
8が折曲り片部109に固定されている。
また上段の建材114は、裏面がT字状金具1
05の上方への折曲り片部122に当接させられ
た上、建材114から突出するボルト116とナ
ツト118にて固定されたバツクハンガー120
において、かかる折曲り片部122に係止されて
支持されている。尚上下の建材114,108か
ら突出する各ボルト116,110は、建材内部
に挿入されたピン124により抜け止めされてい
る。
上記L字状金具105のボルト106の挿通穴
は長穴126とされており、この長穴126に沿
つてボルト106の締結位置を変化させることに
より、建材108,114の出入調整、即ち躯体
表面と直角方向の取付位置調整をなし得るように
なつている。
一方第10図に示す取付構造は、L字状金具1
00に平板状の金具128をボルト106、ナツ
ト107等により連結し、その金具128により
上段の建材114の下端面を受けるとともに、ピ
ン130にて上下の建材114,108の位置を
合せるように成したものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記何れの取付構造も、L字状金具100の長
穴126によつて建材の出入調整、即ち躯体表面
と直角方向の位置調整を行うようにしているが、
その長穴126にはボルト106が挿通されてい
ることから、これら取付構造において出入調整可
能な量は、長穴126の長さからボルト106の
外径を差し引いた量である。
一方必要とされる建材の出入調整量は予め定ま
つているから、上記取付構造においてはその必要
調整量を確保するために少なくともボルト106
の直径分だけ長穴126を長くしなければなら
ず、この結果建材の表面、即ち壁体の仕上げ面が
躯体表面より前方にせり出してしまうこととな
る。
壁体の仕上げ面をできるだけ躯体表面に近づけ
て、スペースを有効に活用するという要請がある
中で、このように仕上げ面が躯体表面より多くせ
り出してしまうことは好ましくない。
またこれら取付構造では、多数のボルト、ナツ
ト、ワツシヤ等を用いているために部品点数が多
いのみならず、スパナ等の工具を用いての締結作
業が煩雑であつて、施工コスト、施工作業性の点
でも問題があつた。
(課題を解決するための手段) 本考案の建材の取付構造はこのような課題を解
決するために案出されたものであり、その要旨
は、躯体表面への建材の取付構造であつて、(イ)垂
直に配置され、前面において建材の裏面に当接さ
せられる円盤及び該円盤裏面の中心部より突出す
る軸部に設けられたねじ部を有する位置決め具
と、(ロ)前記建材の下端面を支持する支持面及び前
記円盤に上方より嵌まり合う開口を備えた支持具
とを含み、該位置決め具のねじ部が躯体側に固設
されたねじ部材にねじ込まれるとともにねじ込み
量の調節により前記円盤の前面が前記建材の適正
配置位置に対応した位置に位置出しされる一方、
前記支持具が円盤に嵌め込まれて建材の下端面を
受けるようにされたことにある。
(作用及び考案の効果) このように本考案は、位置決め具における円盤
前面の当接作用により建材の位置出しを行うよう
にし、躯体側に固定したアンカーボルト等ねじ部
材に対する位置決め具なじ部のねじ込み量を変化
させることにより、建材の出入調整を行うように
したものである。而して本考案においてはそのね
じの長さ分だけ建材の出入調整を行うことができ
る。即ち従来の取付構造のように出入調整量に無
駄がないのであり、これに伴つて従来と同様の調
整量を確保しつつ、建材表面を躯体表面により接
近させることができる。即ち仕上げ面を従来方式
より躯体表面側へ引き込めることができるのであ
り、これによりスペースを有効に活用できるよう
になる。
また本考案の取付構造によれば、建材の出入調
整のために従来用いていたボルト、ナツト、ワツ
シヤ等の部品が不要ないし大幅に削減できるか
ら、全体として部品点数が減少し、また位置決め
具のねじ部を躯体側に固設したねじ部材にねじ込
む作業は、円盤の回転操作により直接手作業で行
い得るから、施工コスト、施工作業性も低廉価、
容易化する。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図において10はコンクリート躯体で、そ
の表面よりアンカーボルト12が突出させられて
いる。
14は位置決め金具であつて、第2図に示して
いるように円盤16とその裏面の中心部に突設さ
れた軸部18とを有している。軸部18には雌ね
じ穴20が形成されており、この雌ねじ穴20が
アンカーボルト12にねじ込まれている。
第2図において、22は支持金具であつて横長
の矩形板状を成し、長方形状のスリツト状の開口
24とピン穴26とを有している。
本例の取付構造においては、次のような手順で
建材を取り付けることができる。
先ず位置決め金具14をアンカーボルト12に
予めねじ込んでおいて、図中下段の建材30を取
り付け、そして位置決め金具14を回転させて円
盤16の前面を建材30の裏面に当接させること
により建材上端の位置決め、位置出しを行う。
その操作が済んだら、次に第2図に示している
ように支持金具22をその開口24において上方
より円盤16に嵌め込み固定する。次にこの支持
金具22のピン穴26を通してピン28を下段の
建材30のピン穴34に挿入し、次いで上段の建
材32を、その下端のピン穴36にピン28を入
り込ませるようにして支持金具22の上に載せ
る。このとき円盤16の前面は上段建材32の裏
面に当接した状態となる。
このように本例の取付構造にあつては、極めて
簡単に建材30,32の取付けを行うことができ
る。また部品点数も前述した従来の取付構造に比
べて少なく、施工コストも安価となる。加えて位
置決め金具14における軸部18のねじの長さ分
だけ、或いはアンカーボルト12のねじの長さ分
だけ建材30,32の出入調整が可能であるか
ら、従来の取付構造と同じ量の出入調整量を確保
しつつ、建材30,32の表面、即ち仕上げ面を
躯体表面により接近させることができる。
次に本考案の他の実施例を第3図及び第4図に
基づいて説明する。
この例では、建材38,40の上端面及び下端
面に沿つて夫々係合溝42,44が形成される一
方、支持金具46の前端部に下方への折曲り片部
52と上方への折曲り片部50とが形成されてい
る。
この取付構造では、支持金具46における折曲
り片部50,52と建材38,40の係合溝4
2,44との係合によつて、各建材38,40の
位置決めが行われ、而してそれら係合溝42,4
4は建材38,40の端面に沿つて連続的に形成
されているから、横方向(左右方向)のどの位置
においても係合溝42,44と折曲り片部50,
52との係合による位置決め(前後方向)を行い
得る利点がある。
第5図及び第6図は本考案の更に他の実施例を
示したものである。この例では支持金具54とし
て平板にスリツト状開口24を設けただけのもの
を使用し、この支持金具54によつて建材58の
下端面を支持するとともに、上下段の建材58,
56の裏面にボルト60を立てて、これらボルト
60とナツト62とにより係合金具64,66を
取り付け、これら係合金具64,66を位置決め
金具14の円盤16に係合させて、建材58,5
6の位置決めを行うようにしたものである。尚建
材56,58に設けたボルト60は、ピン68
(第6図)により抜け止めされている。
この例においても、建材56,58を横方向に
位置調節し得る利点がある。
次に第7図、第8図は本考案の更に別の実施例
を示したものであつて、この例ではボルト72に
より中間金具70を取り付け、その中間金具70
の雄ねじ軸74に位置決め金具14の雌ねじ穴2
0をねじ込むようにしたものである。
本例の場合、中間金具70に形成した長穴76
によつて上下調節を行い得る一方、中間金具70
を第8図中矢印で示す方向に回転させることによ
つて、左右調整も行い得る利点がある。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案は、
例えば躯体側のねじ部材を雌ねじに、また位置決
め具側のねじ部を雄ねじとしたり、躯体にアンカ
ーボルトを立てるのに代えて躯体内部に嵌め込ん
だ雌ねじ部材に位置決め具側の雄ねじを直接ねじ
込むようにすることも可能であるなど、その主旨
を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づ
き、様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である取付構造の要
部断面図であり、第2図は第1図の取付構造の要
部分解斜視図である。第3図は本考案の他の実施
例である取付構造の要部断面図であり、第4図は
第3図の取付構造の要部分解斜視図である。第5
図は本考案の更に他の実施例である取付構造の要
部断面図であり、第6図は第5図の取付構造の要
部分解斜視図である。第7図は本考案の更に別の
実施例である取付構造の要部断面図であり、第8
図は第7図における中間金具の斜視図、第9図及
び第10図は夫々従来の取付構造の各要部断面図
である。 10……躯体、14……位置決め金具、16…
…円盤、18……軸部、20……雌ねじ穴、2
2,46,54……支持金具、24……開口、3
0,32,38,40,56,58……建材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 躯体表面への建材の取付構造であつて、(イ)垂直
    に配置され、前面において建材の裏面に当接させ
    られる円盤及び該円盤裏面の中心部より突出する
    軸部に設けられたねじ部を有する位置決め具と、
    (ロ)前記建材の下端面を支持する支持面及び前記円
    盤に上方より嵌まり合う開口を備えた支持具とを
    含み、該位置決め具のねじ部が躯体側に固設され
    たねじ部材にねじ込まれるとともにねじ込み量の
    調節により前記円盤の前面が前記建材の適正配置
    位置に対応した位置に位置出しされる一方、前記
    支持具が円盤に嵌め込まれて建材の下端面を受け
    るようにされたことを特徴とする建材の取付構
    造。
JP3983289U 1989-04-04 1989-04-04 Expired - Lifetime JPH0541141Y2 (ja)

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JP2581667Y2 (ja) * 1992-09-28 1998-09-24 株式会社竹中工務店 板状建材の張付施工構造

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