JPH0728297Y2 - 取付金具 - Google Patents
取付金具Info
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- JPH0728297Y2 JPH0728297Y2 JP5997489U JP5997489U JPH0728297Y2 JP H0728297 Y2 JPH0728297 Y2 JP H0728297Y2 JP 5997489 U JP5997489 U JP 5997489U JP 5997489 U JP5997489 U JP 5997489U JP H0728297 Y2 JPH0728297 Y2 JP H0728297Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative panel
- mounting bracket
- bolt
- attached
- support
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、化粧パネル等の被取付物を、構造躯体の壁
面に固定する際に用いる取付金具に関するものである。
面に固定する際に用いる取付金具に関するものである。
一般に、コンクリート構造物等においては、その内外壁
に表面模様付の化粧パネル等を取り付け美観を高めるこ
とが行われている。そして、この化粧パネルの取り付け
は、金具等を用いて化粧パネルを構造躯体の壁面に、直
接または間隔をあけて固定する方法によつて行われてい
る。上記方法としては、第5図に示すように、化粧パネ
ル1の四隅に穴部2を設けておき、釘3をこの穴部2に
挿通させた状態で構造躯体4に打ち込むことにより化粧
パネル1を直接構造躯体4に固定する方法や、第6図に
示すように、上下に挟持部が形成された取付金具5の一
方側を化粧パネル1の端部に取り付け、この取付金具5
の他方側を釘3で構造躯体4に固着することにより化粧
パネル1を構造躯体4に固定する方法、または、第7図
および第8図に示すように、構造躯体4の表面に断面形
状がL字状の固定金具6を固定し、その先端に、上下に
ピン7が突設された取付板8をボルト9およびナツト10
を介して取り付け、上記ピン7に、予め端面に係合穴11
が穿設された化粧パネル1の上記係合穴11を係合させる
ことにより、化粧パネル1を構造躯体4から間隔を保つ
た状態で固定する方法等がある。
に表面模様付の化粧パネル等を取り付け美観を高めるこ
とが行われている。そして、この化粧パネルの取り付け
は、金具等を用いて化粧パネルを構造躯体の壁面に、直
接または間隔をあけて固定する方法によつて行われてい
る。上記方法としては、第5図に示すように、化粧パネ
ル1の四隅に穴部2を設けておき、釘3をこの穴部2に
挿通させた状態で構造躯体4に打ち込むことにより化粧
パネル1を直接構造躯体4に固定する方法や、第6図に
示すように、上下に挟持部が形成された取付金具5の一
方側を化粧パネル1の端部に取り付け、この取付金具5
の他方側を釘3で構造躯体4に固着することにより化粧
パネル1を構造躯体4に固定する方法、または、第7図
および第8図に示すように、構造躯体4の表面に断面形
状がL字状の固定金具6を固定し、その先端に、上下に
ピン7が突設された取付板8をボルト9およびナツト10
を介して取り付け、上記ピン7に、予め端面に係合穴11
が穿設された化粧パネル1の上記係合穴11を係合させる
ことにより、化粧パネル1を構造躯体4から間隔を保つ
た状態で固定する方法等がある。
しかしながら、上記の方法のうち、第5図および第6図
に示す方法では、釘3や取付金具5が表面に露呈しする
ため美観上好ましくないという問題があり、第7図およ
び第8図に示す方法では、化粧パネル1の取り付けの際
に、化粧パネル1を一枚づつ位置調節し、その状態でボ
ルト9およびナツト10を締める等しなければならず取り
付けに多くの手間がかかるという問題や、係合穴11とピ
ン7との間に遊びがあるため化粧バネル1ががたつきや
すいという問題を有している。
に示す方法では、釘3や取付金具5が表面に露呈しする
ため美観上好ましくないという問題があり、第7図およ
び第8図に示す方法では、化粧パネル1の取り付けの際
に、化粧パネル1を一枚づつ位置調節し、その状態でボ
ルト9およびナツト10を締める等しなければならず取り
付けに多くの手間がかかるという問題や、係合穴11とピ
ン7との間に遊びがあるため化粧バネル1ががたつきや
すいという問題を有している。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、表
面に露呈せず、取り付けが容易で、かつ構造躯体等に取
り付けられる被取付物ががたつくことのない取付金具の
提供をその目的とする。
面に露呈せず、取り付けが容易で、かつ構造躯体等に取
り付けられる被取付物ががたつくことのない取付金具の
提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、この取付金具は、両側面に
挿通孔が穿設された横断面コ字状の支持体の両側に、両
側面に挿通孔が穿設された横断面U字状の弾性側面板
を、そのU字状の開放側を支持体のコ字状の縦辺側に向
けた状態で配設し、上記両側面板の外側端部を延長して
挟持部に形成するとともに、上記支持体および側面板の
挿通孔にボルトを挿通させその端部にナツトをら合させ
ることにより上記挟持部を締め付け自在にし、上記支持
体内のボルトの部分に、係合片を回動自在に取り付け、
この係合片の端部をばね体を介して上記支持体の縦辺側
に押し付け付勢したという構成をとる。
挿通孔が穿設された横断面コ字状の支持体の両側に、両
側面に挿通孔が穿設された横断面U字状の弾性側面板
を、そのU字状の開放側を支持体のコ字状の縦辺側に向
けた状態で配設し、上記両側面板の外側端部を延長して
挟持部に形成するとともに、上記支持体および側面板の
挿通孔にボルトを挿通させその端部にナツトをら合させ
ることにより上記挟持部を締め付け自在にし、上記支持
体内のボルトの部分に、係合片を回動自在に取り付け、
この係合片の端部をばね体を介して上記支持体の縦辺側
に押し付け付勢したという構成をとる。
すなわち、この取付金具では、弾性側面板の外側端部が
延長して挟持部に形成されているとともに、この挟持部
がボルトとナツトのら合により締め付けできるようにな
つている。したがつて、上記挟持部を被取付物の裏面に
設けられた固定部に位置決めし、その状態で、ボルトと
ナツトを締め付けることにより、上記取付金具を被取付
物の裏面に固定できる。そして、その取付金具の支持体
の縦辺と、その縦辺側に押し付け付勢された係合片との
間に、例えば、構造躯体の壁面に配設された胴縁等を圧
入することにより、上記被取付物を、構造躯体の壁面に
取り付けることができる。この場合、取付金具は表面に
露呈しないため、取付金具により美観が損なわれるとい
うようなことが防止できる。また、その取り付け操作
が、ボルトとナツトを締め付けることにより被取付物の
裏面に取付金具を固定し、その取付金具の支持体の縦辺
と係合片との間に胴縁等を圧入させるだけですむため容
易であるとともに、上記係合片がばね体によつて縦辺に
押し付け付勢されているため、被取付物ががたつくこと
なく強固に構造躯体等に固定できるようになる。さら
に、弾性側面板がU字状に形成されているため、被取付
物の固定部の寸法に多少のばらつきがあつても、そのば
らつきを吸収することができ、取付金具を被取付物に強
固に固定することがができるようになる。
延長して挟持部に形成されているとともに、この挟持部
がボルトとナツトのら合により締め付けできるようにな
つている。したがつて、上記挟持部を被取付物の裏面に
設けられた固定部に位置決めし、その状態で、ボルトと
ナツトを締め付けることにより、上記取付金具を被取付
物の裏面に固定できる。そして、その取付金具の支持体
の縦辺と、その縦辺側に押し付け付勢された係合片との
間に、例えば、構造躯体の壁面に配設された胴縁等を圧
入することにより、上記被取付物を、構造躯体の壁面に
取り付けることができる。この場合、取付金具は表面に
露呈しないため、取付金具により美観が損なわれるとい
うようなことが防止できる。また、その取り付け操作
が、ボルトとナツトを締め付けることにより被取付物の
裏面に取付金具を固定し、その取付金具の支持体の縦辺
と係合片との間に胴縁等を圧入させるだけですむため容
易であるとともに、上記係合片がばね体によつて縦辺に
押し付け付勢されているため、被取付物ががたつくこと
なく強固に構造躯体等に固定できるようになる。さら
に、弾性側面板がU字状に形成されているため、被取付
物の固定部の寸法に多少のばらつきがあつても、そのば
らつきを吸収することができ、取付金具を被取付物に強
固に固定することがができるようになる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明す
る。
る。
第1図はこの考案の一実施例を示している。すなわち、
この取付金具14はステンレス鋼で構成されており、両側
面に孔が穿設された横断面U字状の一対の弾性側面板16
の上記孔にボルト17を挿通させ、そのボルト17の先端に
ナツト(第4図参照)18をら合させることにより、上記
一対の弾性側面板16を、互いの間隔を調節できるように
な状態で組み付けている。そして、その一対の弾性側面
板16の外側端部が相対峙した状態で延長してそれぞれ横
断面形状がV字状の係合突片19に形成されている。20は
横断面形状がコ字状の支持片であり、両側面に穿設され
た孔にボルト17を挿通させた状態で、上記一対の弾性側
面板16の間に配設され、その支持片20内における上記ボ
ルト17に、係合片22が取り付けられている。この係合片
22は、断面形状がコ字状の取付部23の両側面に穿設され
た孔にボルト17を遊嵌させることによつて支持体20に組
み付けられ、そのコ字状の縦片から、先端部に係合爪24
が形成された係合板25が延設されている。そして、ボル
ト17にばね21が取り付けられ、このばね21によつて、係
合板25の係合爪24が支持片20のコ字状の縦辺から下方に
延びるガイド部20aに押し付け付勢されている。26は上
記ガイド部20aから一定間隔を保つた状態で、支持片20
の両側面下端部に垂設されたガイド板である。また、ガ
イド部20aの下端部は外側に直角に折り曲げられて被取
付物の端部に係合できるようになつている。
この取付金具14はステンレス鋼で構成されており、両側
面に孔が穿設された横断面U字状の一対の弾性側面板16
の上記孔にボルト17を挿通させ、そのボルト17の先端に
ナツト(第4図参照)18をら合させることにより、上記
一対の弾性側面板16を、互いの間隔を調節できるように
な状態で組み付けている。そして、その一対の弾性側面
板16の外側端部が相対峙した状態で延長してそれぞれ横
断面形状がV字状の係合突片19に形成されている。20は
横断面形状がコ字状の支持片であり、両側面に穿設され
た孔にボルト17を挿通させた状態で、上記一対の弾性側
面板16の間に配設され、その支持片20内における上記ボ
ルト17に、係合片22が取り付けられている。この係合片
22は、断面形状がコ字状の取付部23の両側面に穿設され
た孔にボルト17を遊嵌させることによつて支持体20に組
み付けられ、そのコ字状の縦片から、先端部に係合爪24
が形成された係合板25が延設されている。そして、ボル
ト17にばね21が取り付けられ、このばね21によつて、係
合板25の係合爪24が支持片20のコ字状の縦辺から下方に
延びるガイド部20aに押し付け付勢されている。26は上
記ガイド部20aから一定間隔を保つた状態で、支持片20
の両側面下端部に垂設されたガイド板である。また、ガ
イド部20aの下端部は外側に直角に折り曲げられて被取
付物の端部に係合できるようになつている。
上記取付金具14は、第2図に示すような化粧パネル12の
裏面に取り付けられ、この取付金具14が取り付けられた
化粧パネル12が、第3図および第4図に示すような状態
で構造躯体4の壁面に配設される。すなわち、この化粧
パネル12は、縦,横の寸法が略600mmに設定されてお
り、表面には凹凸模様が設けられている。そして、裏面
の上端部両側および下端部両側に、互いの間隔が開口側
から底部側に向けて徐々に狭くなつた一対の係合溝13が
それぞれ設けられており、この係合溝13に係合突片19の
V字状の端部側を挿嵌させ、その状態でボルト17とナツ
ト18を締め付けることにより化粧パネル12の裏面に上記
取付金具14が固定されている。なお、化粧パネル12の上
端部両側に取り付けられた取付金具14は、ガイド部20a
の折曲部20bを化粧パネル12の上端面に係合させた状態
で固定されており、下端両側に取り付けられた取付金具
14は、折曲部20bを化粧パネル12の下端面に係合させた
状態で固定されている。一方、構造躯体4の壁面には、
アンカーボルト27を介して左右上下に所定間隔で固定金
具28(1個しか図示していない)が取り付けられ、この
固定金具28の先端側に断面形状が略H形の胴縁29の一方
の縦辺29aを固定することにより、複数の胴縁29が上下
に一定間隔を保つた状態で水平方向に架けわたされてい
る。そして、上記胴縁29の他方の縦辺29bの上部側に、
上側に配設された化粧パネル12の下端部の取付金具14を
係合させるとともに、その縦辺29bの下部側に、下側に
配設された化粧パネル12の上端部の取付金具14を係合さ
せることにより、複数の化粧パネル12が配設されてい
る。上記固定金具28は、アングル30と、両端側に挿通孔
が設けられた一対の調節片31a,31bと、固定部32とを備
えており、アングル30の縦片30aには上下に延びる長孔3
3aが穿設され、横片30bには一端側にボルト挿通孔が、
他端側に左右に延びる長孔33bが穿設されている。上記
長孔33aには、アンカーボルト27がその係合位置を変え
ることにより固定金具28の高さ方向の位置を調節できる
ような状態で係合しており、上記横片30bのボルト挿通
孔にボルト34を介して一方の調節片31aの一端側が固定
され、横片30bの長孔33bにはボルト35を介して他方の調
節片31bの一端側が固定されている。そして、調節片31
a,31bの他端側を重ね合わせその挿通孔にボルト36を挿
通させその先端にナツト37をら合させることにより、上
記調節片31a,31bがアングル30に固定されている。38は
ボルト36の外周に遊嵌しているパイプであり、39はその
パイプ38の上下両端に配設された断面形状がL字状の一
対の係止板である。この固定金具28は、アングル30の長
孔33bとボルト35の係合位置を変化させることにより固
定部32の位置を前後方向に調節できるようになつてお
り、上記一対の係止板39で胴縁29の一方の縦辺29aを挟
持することにより胴縁29を固定している。また、胴縁29
は一枚のステンレス板を折り曲げ加工することによつ
て、横辺29cを中央部よりもやや上部側に位置決めした
略H形に形成されており、その横辺29cに補強用のリブ4
0が設けられているとともに、他方の縦辺29bの上端部に
内側に延びる抜け止め用の突片41が突設されている。こ
れによつて、胴縁29の強度が増加するとともに、縦辺29
bの上端部に係合する取付金具14の係合爪24が上記突部4
1と係合して縦辺29bからの取付金具14の抜け止めがなさ
れる。
裏面に取り付けられ、この取付金具14が取り付けられた
化粧パネル12が、第3図および第4図に示すような状態
で構造躯体4の壁面に配設される。すなわち、この化粧
パネル12は、縦,横の寸法が略600mmに設定されてお
り、表面には凹凸模様が設けられている。そして、裏面
の上端部両側および下端部両側に、互いの間隔が開口側
から底部側に向けて徐々に狭くなつた一対の係合溝13が
それぞれ設けられており、この係合溝13に係合突片19の
V字状の端部側を挿嵌させ、その状態でボルト17とナツ
ト18を締め付けることにより化粧パネル12の裏面に上記
取付金具14が固定されている。なお、化粧パネル12の上
端部両側に取り付けられた取付金具14は、ガイド部20a
の折曲部20bを化粧パネル12の上端面に係合させた状態
で固定されており、下端両側に取り付けられた取付金具
14は、折曲部20bを化粧パネル12の下端面に係合させた
状態で固定されている。一方、構造躯体4の壁面には、
アンカーボルト27を介して左右上下に所定間隔で固定金
具28(1個しか図示していない)が取り付けられ、この
固定金具28の先端側に断面形状が略H形の胴縁29の一方
の縦辺29aを固定することにより、複数の胴縁29が上下
に一定間隔を保つた状態で水平方向に架けわたされてい
る。そして、上記胴縁29の他方の縦辺29bの上部側に、
上側に配設された化粧パネル12の下端部の取付金具14を
係合させるとともに、その縦辺29bの下部側に、下側に
配設された化粧パネル12の上端部の取付金具14を係合さ
せることにより、複数の化粧パネル12が配設されてい
る。上記固定金具28は、アングル30と、両端側に挿通孔
が設けられた一対の調節片31a,31bと、固定部32とを備
えており、アングル30の縦片30aには上下に延びる長孔3
3aが穿設され、横片30bには一端側にボルト挿通孔が、
他端側に左右に延びる長孔33bが穿設されている。上記
長孔33aには、アンカーボルト27がその係合位置を変え
ることにより固定金具28の高さ方向の位置を調節できる
ような状態で係合しており、上記横片30bのボルト挿通
孔にボルト34を介して一方の調節片31aの一端側が固定
され、横片30bの長孔33bにはボルト35を介して他方の調
節片31bの一端側が固定されている。そして、調節片31
a,31bの他端側を重ね合わせその挿通孔にボルト36を挿
通させその先端にナツト37をら合させることにより、上
記調節片31a,31bがアングル30に固定されている。38は
ボルト36の外周に遊嵌しているパイプであり、39はその
パイプ38の上下両端に配設された断面形状がL字状の一
対の係止板である。この固定金具28は、アングル30の長
孔33bとボルト35の係合位置を変化させることにより固
定部32の位置を前後方向に調節できるようになつてお
り、上記一対の係止板39で胴縁29の一方の縦辺29aを挟
持することにより胴縁29を固定している。また、胴縁29
は一枚のステンレス板を折り曲げ加工することによつ
て、横辺29cを中央部よりもやや上部側に位置決めした
略H形に形成されており、その横辺29cに補強用のリブ4
0が設けられているとともに、他方の縦辺29bの上端部に
内側に延びる抜け止め用の突片41が突設されている。こ
れによつて、胴縁29の強度が増加するとともに、縦辺29
bの上端部に係合する取付金具14の係合爪24が上記突部4
1と係合して縦辺29bからの取付金具14の抜け止めがなさ
れる。
上記化粧パネル12の取り付けに際しては、まず、構造躯
体4の壁面に、固定金具28を上下左右に所定間隔で固定
し、その固定部32に胴縁29を所定間隔で取り付ける。つ
いで、化粧パネル12の係合溝13にそれぞれ取付金具14を
取り付ける。つぎに、この化粧パネル12の上端側に取り
付けられた取付金具14を、上側に配設された胴縁29の縦
辺29bの下端に位置決めしたのち、化粧パネル12を上方
に持ち上げて、上記取付金具14の係合板25とガイド部20
aとの間に胴縁29の縦辺29bの下部側を圧入する。そし
て、上記化粧パネル12の下端側に取り付けられた取付金
具14を、下側に配設された胴縁29の縦辺29bの上端に位
置決めしたのち、化粧パネル12を下方に下げて、上記取
付金具14の係合板25とガイド部20aとの間に縦辺29bの上
部側を圧入し化粧パネル12を支受させる。この場合、ば
ね21のばね弾性によつて、化粧パネル12の裏面が胴縁29
に圧接するようになり、化粧パネル12のがたつきが防止
される。このような操作を繰り返すことにより、構造躯
体4の壁面に沿つて上下左右に複数の化粧パネル12が取
り付けられる。そして、各化粧パネル12間の隙間に、モ
ルタル等からなる隙間充填材42を充填しその隙間を塞
ぐ。
体4の壁面に、固定金具28を上下左右に所定間隔で固定
し、その固定部32に胴縁29を所定間隔で取り付ける。つ
いで、化粧パネル12の係合溝13にそれぞれ取付金具14を
取り付ける。つぎに、この化粧パネル12の上端側に取り
付けられた取付金具14を、上側に配設された胴縁29の縦
辺29bの下端に位置決めしたのち、化粧パネル12を上方
に持ち上げて、上記取付金具14の係合板25とガイド部20
aとの間に胴縁29の縦辺29bの下部側を圧入する。そし
て、上記化粧パネル12の下端側に取り付けられた取付金
具14を、下側に配設された胴縁29の縦辺29bの上端に位
置決めしたのち、化粧パネル12を下方に下げて、上記取
付金具14の係合板25とガイド部20aとの間に縦辺29bの上
部側を圧入し化粧パネル12を支受させる。この場合、ば
ね21のばね弾性によつて、化粧パネル12の裏面が胴縁29
に圧接するようになり、化粧パネル12のがたつきが防止
される。このような操作を繰り返すことにより、構造躯
体4の壁面に沿つて上下左右に複数の化粧パネル12が取
り付けられる。そして、各化粧パネル12間の隙間に、モ
ルタル等からなる隙間充填材42を充填しその隙間を塞
ぐ。
このように、この取付金具14を用いて化粧パネル12を取
り付けると、取付金具14や胴縁29等が表面に露呈せず、
取付具によつて美観が損なわれるというようなことが防
止できるとともに、その取り付け操作が、極めて容易に
なる。また、その取付金具14に圧入される胴縁29の縦辺
29bが、ばね21の作用によつて取付金具14と強固に連結
するため、胴縁29に化粧パネル12ががたつくことなく強
固に固定されるようになる。さらに、弾性側面板16がU
字状に形成されているため、幅方向の自由度が広がり、
係合溝13の間隔に多少ばらつきがあつても確実な取り付
けが行える。また、折曲部20bによつて、位置ずれが防
止され、取付金具14が常時適正位置に位置するように維
持される。
り付けると、取付金具14や胴縁29等が表面に露呈せず、
取付具によつて美観が損なわれるというようなことが防
止できるとともに、その取り付け操作が、極めて容易に
なる。また、その取付金具14に圧入される胴縁29の縦辺
29bが、ばね21の作用によつて取付金具14と強固に連結
するため、胴縁29に化粧パネル12ががたつくことなく強
固に固定されるようになる。さらに、弾性側面板16がU
字状に形成されているため、幅方向の自由度が広がり、
係合溝13の間隔に多少ばらつきがあつても確実な取り付
けが行える。また、折曲部20bによつて、位置ずれが防
止され、取付金具14が常時適正位置に位置するように維
持される。
なお、上記実施例では、取付金具14を化粧パネルの取り
付けに用いているが、これに限定するものではなく、壁
等の基台となるものに被取付物を固定するものであれば
何にでも利用することができる。例えば、絵画や時計等
である。
付けに用いているが、これに限定するものではなく、壁
等の基台となるものに被取付物を固定するものであれば
何にでも利用することができる。例えば、絵画や時計等
である。
この考案の取付金具は、以上のように構成されているた
め、表面に露呈せず、取付具により美観が損なわれると
いうようなことを防止できる。また、これによつて、被
取付物の取り付けが極めて容易になるとともに、被取付
物ががたつくというようなことが生じなくなる。
め、表面に露呈せず、取付具により美観が損なわれると
いうようなことを防止できる。また、これによつて、被
取付物の取り付けが極めて容易になるとともに、被取付
物ががたつくというようなことが生じなくなる。
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図は化粧パ
ネルの斜視図、第3図はそれを構造躯体に配設した状態
を示す縦断面図、第4図はそのA−A′断面図、第5図
は従来例の縦断面図、第6図は他の従来例の斜視図、第
7図はさらに他の従来例の斜視図、第8図はその縦断面
図である。 16…弾性側面板、17…ボルト、18…ナツト、19…係合突
片、20…支持体、21…ばね、22…係合片、20a…ガイド
部
ネルの斜視図、第3図はそれを構造躯体に配設した状態
を示す縦断面図、第4図はそのA−A′断面図、第5図
は従来例の縦断面図、第6図は他の従来例の斜視図、第
7図はさらに他の従来例の斜視図、第8図はその縦断面
図である。 16…弾性側面板、17…ボルト、18…ナツト、19…係合突
片、20…支持体、21…ばね、22…係合片、20a…ガイド
部
Claims (1)
- 【請求項1】両側面に挿通孔が穿設された横断面コ字状
の支持体の両側に、両側面に挿通孔が穿設された横断面
U字状の弾性側面板を、そのU字状の開放側を支持体の
コ字状の縦辺側に向けた状態で配設し、上記両側面板の
外側端部を延長して挟持部に形成するとともに、上記支
持体および側面板の挿通孔にボルトを挿通させその端部
にナツトをら合させることにより上記挟持部を締め付け
自在にし、上記支持体内のボルトの部分に、係合片を回
動自在に取り付け、この係合片の端部をばね体を介して
上記支持体の縦辺側に押し付け付勢したことを特徴とす
る取付金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5997489U JPH0728297Y2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5997489U JPH0728297Y2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 取付金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02150338U JPH02150338U (ja) | 1990-12-26 |
JPH0728297Y2 true JPH0728297Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31586949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5997489U Expired - Lifetime JPH0728297Y2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 取付金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728297Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2558431Y2 (ja) * | 1991-05-14 | 1997-12-24 | 大塚オーミ陶業株式会社 | 外装板取付構造 |
JP4404430B2 (ja) * | 2000-02-15 | 2010-01-27 | 新熊取谷石材株式会社 | 建築物装飾材の取付方法および該取付装置 |
-
1989
- 1989-05-23 JP JP5997489U patent/JPH0728297Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02150338U (ja) | 1990-12-26 |
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