JPH0732785Y2 - 鋳造フェンス - Google Patents

鋳造フェンス

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JPH0732785Y2
JPH0732785Y2 JP5689990U JP5689990U JPH0732785Y2 JP H0732785 Y2 JPH0732785 Y2 JP H0732785Y2 JP 5689990 U JP5689990 U JP 5689990U JP 5689990 U JP5689990 U JP 5689990U JP H0732785 Y2 JPH0732785 Y2 JP H0732785Y2
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fence
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pillar
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JP5689990U
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博文 宮川
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Kurimoto Ltd
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Kurimoto Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は道路や公園などに立設する防護用フェンス、
特に鋳造フェンスに係る。
[従来の技術] 防護用フェンスとして従来は殆どすべて薄い金属板をプ
レス加工した部材を組合せてフェンス本体,支柱,キャ
ップ(不必要の場合もある)を製作し、さらに施工現地
において支柱を立設し、支柱間を繋ぐフェンス本体を支
柱と係合してフェンスの列線を組立ててきた。
従来からこの組立て作業は多くの部材と多くの手順を必
要とするためきわめて煩瑣であり、この簡素化を課題と
していくつかの提案がされてきた。
たとえば実開平2−2955号公報・第6図とか実開平2−
23670号公報・第7図などがその一例である。
一方、都市の景観を向上し、重厚な美観を満足させるた
めに鋳造によるフェンスも開発され公園や遊園地,博覧
会などの防護柵として活躍しているが、その主体は鋳物
製の門扉などと同様、薄板のプレス加工品では得られな
い複雑で変化に富む図形を商品価値とするものであり、
フェンス本体,支柱,キャップをそれぞれ別に鋳造して
現地において組立てるのが通例である。
[考案が解決しようとする課題] 前記の従来技術のうち、板金プレス加工によるフェンス
は、それぞれ組立てを簡素化したとは言うものの部材の
数はなお多く、手仕事による煩わしい現地工事から免れ
ることができない。その代り薄板を基材としているか
ら、塑性変形も比較的容易であり、内嵌,外嵌における
各部材の取り合せ時の融通がつけやすいと言う利点があ
る。
一方鋳造フェンスは縦桟,横桟を一体的にまとめたフェ
ンス本体と支柱とキャップ(不要のときは別として)の
三部材に統合できるから部材は簡略化できるが、鋳造品
であるから、相互の組合せは機械加工をしない限り黒皮
の鋳肌同士では表面の密着した嵌合という組立ては期待
できない。相互の嵌合面に遊びがなければ円滑に嵌め合
わないし、遊びがあれば組立て後のがたつきが問題とな
る。そのため鋳造フェンスの場合には組立て後全体を溶
接固定するか、さもなければ多くの取付金具を使用し多
方向から締め付けてがたつきを封じ込める必要がある。
本願考案は以上に述べた課題を解決するために重厚美麗
な鋳造フェンスであって組立てがきわめて簡単であるに
も拘らず、相互に狂いやがたつきのない構成の提供を目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本願考案に係る鋳造フェンスは、上下の横桟とその間を
連繋する縦桟よりなるフェンス本体1と、該フェンスを
支保する支柱2と、支柱上に冠せるキャップ3とよりな
る鋳造フェンスであって、フェンス本体1の両側端であ
る縦桟の上面端部は、フェンスの表裏へ向けて対称的な
下り勾配の傾斜面11を繋いで縦断面が逆V形を呈し、か
つ、該両傾斜面が交叉する頂上の稜線12自体も側端へ向
けて下方に傾斜する上部係合部13を形成し、同じ縦桟の
下面端部は前記上部係合部13を上下対称に反転した形状
よりなる下部係合部を形成し、支柱2は前記フェンス側
端が嵌入する少なくとも1条の角形の縦溝22を刻設し、
該縦溝の上端23は開口、下端24は前記縦桟の下部係合部
と嵌合関係が成立するV形の底面を以て閉じ、キャップ
3は前記支柱の縦溝22へ嵌入すると共に、前記縦桟上部
係合部13と嵌合関係が成立する形状の底面を具えた脚部
32を突設し、かつ、キャップの頂部からキャップ軸線を
貫通して支柱の軸線に連通するねじ孔25に螺合するねじ
ボルト4を具えたこと [作用・実施例] 本願考案の作用を実施例を示す図面に基いて説明する。
第1図は鋳造フェンス組立後の全体図であって上下の横
桟とその間を連繋する縦桟よりなるフェンス本体1と、
該フェンス1を支保する支柱2と、支柱上に冠せるキャ
ップ3とから成立する。
各々の部材の特徴を述べると、フェンス本体1の両側端
の縦桟上端は第2図イ,ロに示すように縦断面が逆V形
となるように下り勾配の2つの傾斜面11よりなり、か
つ、両傾斜面が交叉する頂部の稜線12自体も側端に向け
て下り勾配となった上部係合部13を形成している。下端
の下部係合部はこの上部係合部の形状を上下反転した対
称的な形状から形成されている。一方、支柱2の一例と
しては第3図イ、ロのように断面が菊花状の柱体21の外
周に所望の方向(道路などの屈曲に応じて)に開口する
少なくとも1条(本図では2条)の縦溝22を刻設し、縦
溝の上端23は開口、下端24は2つの傾斜面が交叉するV
形の底面で閉じている。
第4図イ、ロはキャップ3を示し、頂部31と脚部32とか
らなり、脚部は縦断面が逆V形となる2つの下り勾配の
傾斜面33を繋ぎ、この面がフェンス本体側端上部に形成
する上部係合部の各傾斜面11と係合できるようにVの屈
折部自体が自己の軸線へ向けて下り勾配を具えている。
キャップの頂部31から垂直に穿孔したねじ孔34は支柱2
の軸線に穿孔したねじ孔25と連通しており、この共通の
ねじ孔に螺合するねじボルト4を具えている。
第5図は三部材を組立てた断面図の一例を示すもので左
右に直角なフェンスの列線を係合する場合である。組立
ての手順としては、当然所望の位置を定め縦溝22の方向
が所望の列線に正しく開口するように立設固定する。2
本の隣接する支柱の互に向い合う縦溝22,22の上端開口
部23からフェンス本体1の両側線を嵌め入れ縦溝内を水
平に滑動して下端24に達すと、フェンス本体の断面V形
の端面と支柱縦溝の断面V形の端面とが傾斜面で係合す
る。
次にキャップ3の脚部32を支柱の縦溝上端23から嵌入す
る。このときフェンス本体上端の断面逆V形の傾斜面11
とキャップ脚部の下底部に当る断面逆V形の傾斜面33と
は三軸方向の勾配を以て互いに係合する関係にある。
すなわち、既に位置決めして立設固定した支柱の縦溝下
端に設けたV形の底面と、フェンス本体端部の下部係合
部が傾斜面同士で係合し、支柱の上端でフェンス本体端
部の上部係合部とキャップの脚部が傾斜面同士で係合す
るので、支柱の固定力に支えられて三者が一体的に固定
され、さらにねじボルト4をねじ孔25、34を連通して螺
合させ、適宜締め付けることによって相互の係合状態を
さらに強化する。
[考案の効果] 本願考案は以上に述べたとおり、鋳造品であるフェンス
本体,支柱,キャップの三部材を組合せて美麗重厚な工
芸的フェンスを提供するものでありながら、鋳造品独自
の梨地鋳肌によるざらつき、凹凸など避け難い要因のた
めの面接触の困難性を克服し、ぐらつきのない強固堅牢
な組立てを僅かワンタッチに近い係止作業によって実現
した。組立て作業の簡略化は従来技術の数倍に及び、組
立後の安定性、信頼性においても従来を大幅に凌駕する
レベルを保つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案実施例の組立て後の全体正面図、第2
図イ,ロはそのうちフェンス本体各端部のみを示す正面
図と側面図、第3図イ,ロは支柱の正面図と水平断面
図、第4図イ,ロはキャップの正面図と側面図、第5図
は三部材を組立てた状態を説明する断面図、第6図と第
7図は従来技術を示す正面図と斜視図。 1……フェンス本体、2……支柱 3……キャップ、4……ねじボルト 11……傾斜面、22……縦溝 23……上端開口部、24……下端V断面部 25……ねじ孔、31……頂部 32……脚部、33……傾斜面 34……ねじ孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の横桟とその間を連繋する縦桟よりな
    るフェンス本体1と、該フェンスを支保する支柱2と、
    支柱上に冠せるキャップ3とよりなる鋳造フェンスであ
    って、フェンス本体1の両側端である縦桟の上面端部
    は、フェンスの表裏へ向けて対称的な下り勾配の傾斜面
    11を繋いで縦断面が逆V形を呈し、かつ、該両傾斜面が
    交叉する頂上の稜線12自体も側端へ向けて下方に傾斜す
    る上部係合部13を形成し、同じ縦桟の下面端部は前記上
    部係合部13を上下対称に反転した形状よりなる下部係合
    部を形成し、支柱2は前記フェンス側端が嵌入する少な
    くとも1条の角形の縦溝22を刻設し、該縦溝の上端23は
    開口、下端24は前記縦桟の下部係合部と嵌合関係が成立
    するV形の底面を以て閉じ、キャップ3は前記支柱の縦
    溝22へ嵌入すると共に、前記縦桟上部係合部13と嵌合関
    係が成立する形状の底面を具えた脚部32を突設し、か
    つ、キャップの頂部からキャップ軸線を貫通して支柱の
    軸線に連通するねじ孔25に螺合するねじボルト4を具え
    たことを特徴とする鋳造フェンス。
JP5689990U 1990-05-30 1990-05-30 鋳造フェンス Expired - Lifetime JPH0732785Y2 (ja)

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JP5689990U JPH0732785Y2 (ja) 1990-05-30 1990-05-30 鋳造フェンス

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JP5689990U JPH0732785Y2 (ja) 1990-05-30 1990-05-30 鋳造フェンス

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Publication Number Publication Date
JPH0416267U JPH0416267U (ja) 1992-02-10
JPH0732785Y2 true JPH0732785Y2 (ja) 1995-07-31

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