JPH0752251Y2

JPH0752251Y2 - 陳列壁面構成用パネルの取付構造

Info

Publication number: JPH0752251Y2
Application number: JP1988007373U
Authority: JP
Inventors: 正毅松本
Original assignee: Sekisui Jushi Corp
Current assignee: Sekisui Jushi Corp
Priority date: 1988-01-22
Filing date: 1988-01-22
Publication date: 1995-11-29
Anticipated expiration: 2003-01-22
Also published as: JPH01112206U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は店舗、展示場等のブースを構成したり、陳列什
器の壁面を構成するための陳列壁面構成用パネルの取付
構造に関するものである。

（従来の技術）従来、この種のパネル取付構造は、例えば所定間隔をお
いて立設された支柱間に横桟がさし渡され、支柱間にパ
ネルが各種の専用取付部材を介して一定位置に保持され
ていたり、パネル自体に取付部材が突設一体化されてこ
の取付部材が支柱に直接取付けられていた。

（考案が解決しようとする課題）しかしながら、パネルが各種取付部材を介して保持され
た前者の場合は、支柱と横桟以外に所定数のパネル取付
部材が必要となり部材数が増え取付作業に手間がかかる
欠点があった。又、パネル自体に取付部材が突設一体化
された後者の場合は、予めパネルに取付部材を取付ける
必要があると共に、パネルの種類によっては取付部材の
取付けが困難であり、種々のパネルを使用できなかっ
た。さらに、前者及び後者の場合共、支柱間にパネルを
１枚のみ取付ける場合、パネルを２枚平行に取付ける場
合等パネルの取付枚数と位置が予め決められており、必
要に応じてパネルの取付枚数、位置を変更できず融通が
きかない欠点があった。

本考案はかかる従来の課題を解決した陳列壁面構成用パ
ネルの取付構造を提供することを目的としている。

（課題を解決するための手段）上記課題を解決するため、本考案陳列壁面構成用パネル
の取付構造は、支柱と横桟とパネルから構成され、支柱
は断面Ｈ形状となされて中央板部の両側に凹溝が形成さ
れ、中央板部に長さ方向に沿って所定間隔をおいて取付
孔が列設され、横桟は断面溝形状となされて両端部にそ
れぞれ取付孔を有する取付片が設けられ、横桟の溝内に
仕切が長さ方向に沿って適宜間隔をおいて複数突設さ
れ、仕切は溝の溝幅より狭幅かつ溝幅方向に沿う板片と
なされると共にこの板片中央部が縦方向に切割されて２
分割されてなり、溝の溝幅方向において仕切の両側と中
央部にパネル嵌合部が形成されており、上記支柱が凹溝
を対向させて所定間隔をおいて立設され、支柱間に横桟
が溝を対向させて上下に配され、横桟の両端部が上記凹
溝に嵌合されて取付片と中央板部がそれぞれ取付孔を合
致させてボルトとナットにより固着され、上下の横桟の
対向する所望のパネル嵌合部にパネルの上下端部が保持
され、パネルの両側端部が凹溝内に位置されたものであ
る。

（実施例）以下、図面を参照しながら本考案について説明する。

図において、（１）は支柱であって、鉄、アルミニウム
等の金属から作製されている。支柱（１）は断面Ｈ形状
となされて中央板部（11）の両側に凹溝（12），（12）
が形成されている。中央板部（11）には長さ方向に沿っ
て所定間隔をおいて取付孔（13），（13）…が列設され
ている。

（２）は横桟であって、鉄、アルミニウム等の金属から
作製されている。横桟（２）は断面溝形状となされ、両
端部にそれぞれ取付孔（22），（22）を有する取付片
（21），（21）が設けられている。取付片（21），（2
1）は第１図の如く横桟（２）の溝（23）の背面側に突
設されている。又、横桟（２）の溝（23）内には仕切
（24）が長さ方向に沿って適宜間隔をおいて複数突設さ
れている。仕切（24）は上記溝（23）の溝幅より狭幅か
つ溝幅方向に沿う板片となされると共に、板片中央部が
第２図や第４図、第５図の如く縦方向に切割されて２分
割されている。この仕切（24）によって上記溝（23）の
溝幅方向において仕切（24）の両側と中央部にパネル嵌
合部（25），（25），（25）が形成されている。例えば
第２図の場合は、平板の両端に上記仕切（24）をなす立
上り板片が対向された溝形状の板片が横桟（２）溝（2
3）内に溶接されることにより、仕切（24）が溝（23）
内に突設され、上記パネル嵌合部（25）が形成されてい
る。

（３）はパネルであって、金属、合成樹脂、合成木材等
適宜材料から作製され、一般に四角形状となされてい
る。パネル（３）としては、網状パネル、アクリル樹脂
パネル、多数の透孔を有するパンチングパネル、ハード
ボード、表面に各種クロス貼りされたボード、等各種パ
ネルが使用されればよい。

しかして、本考案パネルの取付構造においては、第１図
の如く上記支柱（１），（１）が凹溝（12），（12）を
対向させて所定間隔をおいて立設され、支柱（１），
（１）間に横桟（２），（２）が溝（23），（23）を対
向させて上下に配され、支柱（１），（１）と横桟
（２），（２）によって形成された枠内にパネル（３）
が支持されるようになされている。

具体的には、第１図、第３図及び第４図の如く上下の横
桟（２），（２）の両端部が支柱（１），（１）の凹溝
（12），（12）に嵌合されて取付片（21），（21）…と
中央板部（11），（11）がそれぞれ取付孔（13），（2
2）に挿通されたボルト（４）とナット（５）により固
着されることにより横桟（２），（２）と支柱（１），
（１）とが連結されている。一方、上下の横桟（２），
（２）の対向する所望のパネル嵌合部（25），（25）に
パネル（３）の上下端部が保持されると共に、パネル
（３）の両側部が支柱（１），（１）の凹溝（12），
（12）内に位置するようになされている。例えば第３図
及び第４図の場合は横桟（２）の幅方向の両端部のパネ
ル嵌合部（25），（25）にそれぞれハードボードのパネ
ル（３），（３）が嵌め込まれ、２枚のパネル（３），
（３）が相対向して平行に保持されている。又、第５図
の場合は横桟（２）の幅方向の中央部のパネル嵌合部
（25）に網状のパネル（３）が嵌め込まれ、パネル
（３）が１枚だけ取付けられた例である。

なお、第６図は本考案パネルの取付構造を利用した展示
会用の壁面構成体の例を示している。

（考案の効果）以上詳述した如く、本考案パネルの取付構造は、上下の
横桟の両端部が支柱凹溝に嵌合されて固着され、上下の
横桟の対向するパネル嵌合部にパネルの上下端部が保持
されると共に、パネルの両側端部が支柱の凹溝内に位置
されているので、支柱と横桟によりパネルを保持するこ
とができ、部材数が少なくてすむと共にパネルに何ら加
工を施すことなく種々のパネルを容易に取付けることが
できる。

又、横桟の溝内に仕切が長さ方向に沿って適宜間隔をお
いて複数突設され、仕切は溝の溝幅より狭幅かつ溝幅方
向に沿う板片となされると共に板片中央部が縦方向に切
割されて２分割されてなり、溝の溝幅方向において仕切
の両側と中央部にパネル嵌合部が形成され、上下の横桟
の対向する所望のパネル嵌合部にパネルの上下端部が保
持されるようになされているので、必要に応じてパネル
を１枚又は２枚所望のパネル嵌合部に嵌め込むことがで
き、パネルの片面使用、両面使用あるいは使用するパネ
ルの種類等に対して融通性がある。しかも、パネルの厚
みが均一でない場合やパネルに歪を生じている場合に
も、パネル端部を仕切の弾性に抗してパネル嵌合部に嵌
め込むことができ、融通がきく。

さらに、長さ方向に取付孔が列設された支柱に、横桟両
端部に設けた取付片がボルト、ナットにより固着される
ことによりパネル取付用枠組みが形成されているので、
組立、分解が容易にできると共に、縦寸法の異なる複数
のパネルに対して横桟の取付位置を容易に変更して対処
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案パネルの取付構造の一実施例を示す分解
斜視図、第２図は同取付構造における横桟の一実施例を
示す一部切欠斜視図、第３図は同取付構造の一実施例を
示す一部切欠横断面図、第４図は同取付構造の一実施例
を示す一部切欠縦断面図、第５図は同取付構造の他の実
施例を示す一部切欠縦断面図、第６図は本考案パネルの
取付構造を利用した展示会用壁面構成体の例を示す斜視
図である。１…支柱、11…中央板部、12…凹溝、13…取付孔、２…
横桟、21…取付片、22…取付孔、23…溝、24…仕切、25
…パネル嵌合部、３…パネル、４…ボルト、５…ナッ
ト。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｅ０４Ｂ 2/82 ５１１Ｊ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】支柱（１）と横桟（２）とパネル（３）か
ら構成され、支柱（１）は断面Ｈ形状となされて中央板
部（11）の両側に凹溝（12），（12）が形成され、中央
板部（11）に長さ方向に沿って所定間隔をおいて取付孔
（13），（13）…が列設され、横桟（２）は断面溝形状
となされて両端部にそれぞれ取付孔（22），（22）を有
する取付片（21），（21）が設けられ、横桟（２）の溝
（23）内に仕切（24）が長さ方向に沿って適宜間隔をお
いて複数突設され、仕切（24）は溝（23）の溝幅より狭
幅かつ溝幅方向に沿う板片となされると共にこの板片中
央部が縦方向に切割されて２分割されてなり、溝（23）
の溝幅方向において仕切（24）の両側と中央部にパネル
嵌合部（25），（25），（25）が形成されており、上記
支柱（１），（１）が凹溝（12），（12）を対向させて
所定間隔をおいて立設され、支柱（１），（１）間に横
桟（２），（２）が溝（23），（23）を対向させて上下
に配され、横桟（２），（２）の両端部が上記凹溝（1
2），（12）に嵌合されて取付片（21），（21）…と中
央板部（11），（11）がそれぞれ取付孔（22），（13）
を合致させてボルト（４）とナット（５）により固着さ
れ、上下の横桟（２），（２）の対向する所望のパネル
嵌合部（25），（25）にパネル（３）の上下端部が保持
されると共に、パネル（３）の両側端部が凹溝（12），
（12）内に位置された陳列壁面構成用パネルの取付構
造。