JP2000129828A - パネル連結式仕切壁 - Google Patents

パネル連結式仕切壁

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JP2000129828A
JP2000129828A JP10306519A JP30651998A JP2000129828A JP 2000129828 A JP2000129828 A JP 2000129828A JP 10306519 A JP10306519 A JP 10306519A JP 30651998 A JP30651998 A JP 30651998A JP 2000129828 A JP2000129828 A JP 2000129828A
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partition wall
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wall panels
wall panel
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JP10306519A
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English (en)
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Osamu Sago
理 佐合
Yoshito Hiraishi
義人 平石
Tatsumochi Matsumura
達或 松村
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な美観及び十分な強度を得ることがで
き、簡単に施工することができるパネル連結式仕切壁を
提供する。 【解決手段】 両側縁に立上り縁部11が設けられたポ
リカーボネート樹脂製壁パネル10と、平板形状の支柱
本体21からなる金属製支柱20とを備える。複数の支
柱20が、水平方向に沿って所定の間隔おきに、垂直に
配置されるとともに、各支柱本体21の幅方向が、形成
すべき仕切壁の壁面に対し直交するように配置される。
壁パネル10が、支柱20の各間にそれぞれ配置される
とともに、隣り合う壁パネル10の対応し合う立上り縁
部11によって、支柱本体21がその厚み方向の両側か
ら挟み込まれた状態で、立上り縁部11が支柱本体21
にそれぞれ固定されることにより、前記複数の壁パネル
が面状に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、透明ないしは半
透明の多数の硬質合成樹脂製パネル等を連結して形成さ
れるパネル連結式仕切壁に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、大型の総合体育館
(1)等においては、その内部に、球技用スペース(1
a)の他、トレーニングルーム(1b)や、多目的スペ
ース(1c)等の多種類の施設が設けられるものがある
が、各施設間の適当な位置に間仕切り用として仕切壁
(2)を形成することがある。
【0003】このような仕切壁(2)として、開放感等
を損なわずに間仕切りできるように、近年、ガラスパネ
ルや硬質合成樹脂パネル等の矩形形状の透明パネルを多
数連結して構成される透明な仕切壁を形成する場合があ
る。
【0004】従来、このような仕切壁(2)を形成する
場合、仕切壁形成位置に沿って所定の間隔おきに、複数
の金属製支柱をそれぞれ垂直に固定するとともに、各支
柱間に水平方向に架け渡すようにして、金属製水平桟を
組み付けて、格子状のパネル固定枠を組み立て、この固
定枠の各升目部分にそれぞれ上記の透明パネルを嵌め込
んで固定するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパネル連結式仕切壁は、パネル固定枠が、多数の支
柱及び水平桟からなる升目の小さい格子状に形成される
ものであるため、仕切壁の多くの部分を、不透明な固定
枠が占有することになり、透明感や開放感が損なわれる
とともに、固定枠の存在が目立ち過ぎて、美観に劣ると
いう問題を有している。
【0006】更に多数の支柱及び水平桟を用いて固定枠
を組み付けるものであるため、部品点数が多く、施工作
業が困難であるという問題も抱えている。
【0007】なお、上記従来の仕切壁において、美観の
向上や施工作業の容易化を図るために、水平桟等の構造
部材の一部を省略すると、仕切壁として十分な強度を得
ることができないという別の問題が発生する。
【0008】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、良好な美観及び十分な強度を得ることができるとと
もに、簡単に施工することができるパネル連結式仕切壁
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のパネル連結式仕切壁は、所定の長さを有
し、両側縁に沿って立上り縁部が設けられた複数の硬質
合成樹脂製壁パネルと、所定の長さを有する平板形状の
支柱本体からなる複数の金属製支柱とを備え、前記複数
の支柱が、水平方向に沿って所定の間隔おきに、それぞ
れ垂直に配置されるとともに、各支柱本体の幅方向が、
形成すべき仕切壁の壁面に対し直交するように配置さ
れ、前記複数の壁パネルが、長さ方向を垂直方向に向け
て、前記複数の支柱の各間にそれぞれ配置されるととも
に、隣り合う壁パネルの対応し合う立上り縁部によって
前記支柱本体がその厚み方向の両側から挟み込まれた状
態で、各立上り縁部が対応する支柱本体にそれぞれ固定
されることにより、前記複数の壁パネルが面状に配置さ
れてなるものを要旨としている。
【0010】本発明のパネル連結式仕切壁においては、
壁パネル支持用の支柱として、平板形状の支柱本体から
なるものを使用するとともに、その支柱本体の幅方向
を、形成すべき仕切壁の壁面に対し直交するように配置
しているため、支柱等の構造部材による壁面の占有面積
が小さく、壁パネルの壁面占有面積が大きくなり、壁面
のほとんどの領域を壁パネルにより構成することができ
る。
【0011】また壁パネルの両側縁部に立上り縁部を形
成しているため、壁パネルの強度を高めることができ、
仕切壁全体として十分な強度を確保することができる。
しかもこのように十分な強度を確保できるので、例えば
支柱間に水平桟等の構造部材を取り付ける必要がなく、
壁パネルの壁面占有面積が、一層大きくなる。更に水平
桟等の構造部材を省略できる分、部品点数を削減でき
て、施工作業も容易に行うことができる。
【0012】一方、本発明においては、前記支柱に、前
記壁パネルにおける立上り縁部の先端面を覆うためのカ
バー片が、長さ方向に沿って設けられてなる構成を採用
するのが好ましい。
【0013】すなわちこの構成を採用する場合、立上り
縁部の先端面が隠蔽されて、美観を一段と向上させるこ
とができるとともに、支柱自体の強度も増して、仕切壁
全体の強度を一段と向上させることができる。
【0014】また本発明においては、前記立上り縁部
が、上下方向に沿って所定の間隔おきに設けられた止着
具によって、前記支柱に固定されるとともに、前記止着
具の上下方向の配置間隔が、高位置よりも低位置におい
て狭く設定されてなる構成を採用するのが良い。
【0015】すなわち、仕切壁においてボール等の物品
や球技者等の周辺者が衝突することがあるが、その衝突
位置は、多くの場合、低位置であり、低位置ほど、優れ
た耐衝撃性が要求される。そこで、本発明において、上
記の構成を採用する場合、壁パネルの支柱に対する取付
強度を高位置よりも低位置において一段と高く設定する
ことができ、ボールや競技者等の衝突に対しても、十分
に対応することができ、例えばパネル破損等を有効に防
止することができる。
【0016】更に本発明において、前記壁パネルを、ポ
リカーボネート樹脂により構成する場合には、壁パネル
の強度、ひいては仕切壁自体の強度を、より一層向上さ
せることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1ないし図5はこの発明の一実
施形態であるパネル連結式仕切壁を示す図である。これ
らの図に示すように、本実施形態の仕切壁は、複数の壁
パネル(10)と、複数の支柱(20)とを基本的な構
成要素として備えている。
【0018】本実施形態において、壁パネル(10)と
しては、図1に示すように、下段に配置されるものと、
中段に配置されるものと、上段に配置されるものとの3
種類のパネルが使用されており、このうち、中段に配置
される壁パネル(10)は、図2ないし図4に示すよう
に、所定の長さ(高さ)を有する透明なポリカーボネー
ト樹脂の成形品からなり、両側縁が折曲されて立上り状
に立上り縁部(11)(11)が形成されて、断面幅広
コ字形に形成されている。
【0019】また、立上り縁部(11)(11)には、
長さ方向に沿って所定の間隔おきに、長さ方向に長い長
孔からなるボルト止め孔(15)が穿設されている。
【0020】この壁パネル(10)において、サイズは
特に限定されるものではないが、板厚(T1)が、3.
0〜12.0mmのもの、好適には板厚(T1)の下限
値が5.0mm以上のもの、上限値が8.0mm以下の
ものを使用するのが良い。すなわちこの板厚(T1)が
薄過ぎるものでは、壁材として十分な剛性を確保するこ
とができない恐れがある。また厚過ぎるものでは、両側
縁部の折曲加工が困難になり、立上り縁部(21)を精
度良くの形成できない恐れがある。
【0021】更に壁パネル(10)は、幅(W1)が5
00〜1400mmのもの、好適には幅(W1)の下限
値が800mm以上のもの、上限値が1000mm以下
のものを使用するのが良い。すなわちこの幅(W1)が
小さ過ぎるものでは、壁パネル(10)の継ぎ目間隔が
狭くなり、後に詳述する支柱(20)の本数が増えてし
まい、壁施工後に支柱(20)の存在が目立ち過ぎて、
透明感や美観が損なわれたり、施工作業が困難になる恐
れがある。また大き過ぎるものでは、壁材として十分な
剛性を確保することができない恐れがある。
【0022】更に壁パネル(10)は、立上り縁部(1
1)の高さ(H1)が50〜1500mmのもの、好適
には高さ(H1)の下限値が80mm以上のもの、上限
値が120mm以下のものを使用するのが良い。すなわ
ちこの高さ(H1)が低過ぎるものでは、支柱(20)
との連結作業が困難になる恐れがある。また高過ぎるも
のでは、立上り縁部(11)が、施工された壁面から大
きく突出するような奇異な形状となり、美観が損なわれ
る恐れがある。
【0023】なお、上段の壁パネル(10)は、上記中
段の壁パネル(10)に対し、立上り縁部(11)に設
けられるボルト止め孔(15)の間隔(ピッチ)が異な
るのみであり、また下段の壁パネル(10)は、上記中
段の壁パネル(10)に対し、長さ(高さ)寸法と、ボ
ルト止め孔(15)の間隔とが異なるのみであり、他の
構成は同様である。
【0024】図1ないし図3、及び図5に示すように、
支柱(20)は、金属加工品からなり、所定の長さを有
する平板形状の支柱本体(21)と、支柱本体(21)
の一側縁に沿って一体的に形成され、支柱本体(21)
の幅方向に対し直交する方向に延びるカバー片(22)
(22)とを備え、水平断面がT字状に形成されてい
る。
【0025】支柱本体(21)には、その長さ方向に沿
って所定の間隔おき、複数のボルト止め孔(25)が穿
設されている。
【0026】この支柱(20)において、支柱本体(2
1)の幅(W2)は、上記壁パネル(10)の立上り縁
部(11)の高さ(H1)に対応して形成されるととも
に、カバー片(22)(22)の幅方向に対し直交する
方向の寸法(突出寸法P2)は、立上り縁部(11)の
厚さ(T1)に対応してそれぞれ形成されている。
【0027】また支柱本体(21)の板厚(T2)は、
6.0〜15.0mmのもの、好適には板厚(T2)の
下限値が8.0mm以上のもの、上限値が12.0mm
以下のものを使用するのが良い。すなわちこの板厚(T
2)が薄過ぎるものでは、十分な剛性を確保することが
できない恐れがある。また厚過ぎるものでは、カバー片
(22)も含めた支柱全体の厚さ方向の寸法が大きくな
り、壁施工後に、支柱(20)の存在が目立ち過ぎて、
透明感や美観等を損なう恐れがある。
【0028】本実施形態においては、以上の構成の壁パ
ネル(10)及び支柱(20)を多数用いて、仕切壁が
形成される。
【0029】すなわち体育館の床面等の設置面上に、多
数の支柱(20)を、水平方向に沿って所定の間隔おき
に、それぞれ垂直に配置した状態に、適宜の固定手段を
用いて固定する。このとき、各支柱(20)を、その支
柱本体(21)の幅方向を、形成すべき仕切壁の壁面に
対し直交させるようにそれぞれ配置する。
【0030】続いて、多数の支柱(20)の各間に、壁
パネル(10)(10)を配置して、隣り合う壁パネル
(10)(10)間において対応し合う立上り縁部(1
1)(11)によって、支柱(20)の支柱本体(2
1)をその厚さ方向の両側から挟み込んだ状態で、ボル
ト(31)を、一方側の立上り縁部(11)のボルト止
め孔(15)、支柱(20)のボルト止め孔(25)及
び他方側の立上り縁部(11)のボルト止め孔(15)
に、それぞれ挿通してナット(32)に締結する。これ
により各立上り縁部(11)(11)が支柱本体(2
1)に固定されるとともに、支柱(20)のカバー片
(22)(22)が、立上り縁部(11)(11)の先
端面の前方側を覆うように配置される。
【0031】こうして、支柱(20)の各間に、上段、
中段及び下段の3段ずつの壁パネル(10)をそれぞれ
取り付けて面状に配置することにより、仕切壁が形成さ
れる。
【0032】以上のように、本実施形態の仕切壁によれ
ば、壁パネル(10)を支持するための支柱(20)が
平板形状の支柱本体(21)により構成されるととも
に、各支柱本体(21)の幅方向を、形成すべき仕切壁
の壁面に対し直交するように配置しているため、支柱
(20)等の構造部材による壁面の占有面積が小さくな
って、壁パネル(10)による壁面の占有面積が大きく
なる。このため、壁面のほとんどの領域を、透明ないし
は半透明の壁パネル(10)により構成することがで
き、十分な透明感及び開放感を得ることができるととも
に、支柱(20)の存在も目立ち過ぎることがなく、良
好な美観を得ることができる。
【0033】また壁パネル(10)は、高い強度を有す
るポリカーボネート樹脂により構成するとともに、両側
縁部に立上り縁部(11)(11)を形成して、一段と
強度を高めているため、仕切壁全体としても十分な強度
を確保することができる。しかもこのように十分な強度
を有しているため、例えば支柱間に水平桟等の構造部材
を取り付ける必要がなく、その分更に、壁パネル(1
0)の壁面占有面積が増加して、より一層、良好な美観
を得ることができる。更に、水平桟等の構造部材を省略
できる分、部品点数を削減できるとともに、施工作業を
容易に行うことができる。
【0034】また本実施形態においては、支柱(20)
に、壁パネル(10)における立上り縁部(11)の先
端面を覆うカバー片(22)を形成しているため、立上
り縁部(11)の先端面が隠蔽されるとともに、カバー
片(22)による細い筋状のラインが縦縞状に形成され
て、一段と良好な美観を得ることができる。
【0035】更に支柱(20)に壁パネル(10)を組
み付ける際に、カバー片(22)に壁パネル(10)の
立上り縁部(11)先端を係止することにより、壁パネ
ル(10)の支柱(20)に対する位置決めを図ること
ができるので、施工作業を一層簡単に行うことができ
る。
【0036】しかも支柱(20)は、カバー片(22)
を形成することにより、断面がT字状となり、剛性が高
められ、仕切壁全体としての強度をより一層向上させる
ことができる。
【0037】また本実施形態においては、支柱(20)
の各間に、上下に3段ずつ壁パネル(10)を配置する
ようにしているため、例えば、下段の壁パネル(10)
として、プラスト加工による遮蔽性の高いものを使用し
て、仕切壁下端位置に目隠し部を形成するようなことも
でき、更に一部の壁パネル(10)に彩色等を施すよう
なこともできる。このように使用状況に応じた仕切壁を
形成することができ、優れた汎用性を有している。
【0038】また本実施形態においては、壁パネル(1
0)のボルト止め孔(15)を、長さ方向に長い長孔に
より構成しているため、その長孔の長さの範囲内であれ
ば、ボルト(31)により壁パネル(10)を支柱(2
0)に確実に固定することができるので、組付誤差や寸
法誤差等を吸収することができ、施工作業をより一層簡
単に行うことができる。
【0039】ところで、本実施形態における仕切壁にお
いては、その近隣で行われている球技のボールが当たっ
たり、ときには球技者や競技者自信が衝突する場合があ
るので、壁パネル(10)の支柱(20)に対する取付
強度を十分に確保する必要があるが、ボールや球技者等
が衝突する位置は、多くの場合、仕切壁の低位置であ
る。そこで、本実施形態においては、図1に示すよう
に、壁パネル(10)を支柱(20)に取り付ける際し
て、高位置のボルト(31)の取付ピッチ(PH)より
も、低位置のボルト取付ピッチ(PL)を小さく設定し
ているため、壁パネル(10)の支柱(20)に対する
取付強度が、高位置よりも低位置において一段と高くな
り、ボールや競技者等の衝突に対しても、十分に対応す
ることができ、パネル(10)の破損等を有効に防止す
ることができ、優れた耐久性等を得ることができる。
【0040】ここで上記のように、高位置の取付ピッチ
(PH)を低位置の取付ピッチ(PL)よりも大きく設
定する場合、高位置の取付ピッチ(PH)を、低位置の
取付ピッチ(PL)に対し、1.2〜4.0倍程度、よ
り好ましくは1.5倍以上、3.0以下に設定するのが
良く、具体的には、低位置の取付ピッチ(PL)を15
0〜350mm、より好ましくは下限値を200mm以
上、上限値を300mm以下、高位置の取付ピッチ(P
H)を400〜600mm、下限値を450mm以上、
上限値を550mm以下に設定するのが良い。
【0041】もっとも高位置及び低位置の取付ピッチ
(PH)(PL)を等しくするような場合には、取付ピ
ッチ(PH)(PL)を250〜500mmに設定する
のが良い。
【0042】なお、上記実施形態においては、壁パネル
(10)を支柱(20)にボルト(31)及びナット
(32)により固定するようにしているが、本発明にお
いては、壁パネルの支柱への固定手段が特に限定される
ものではなく、どのような手段を用いても良く、例えば
支柱側に係合ピンを設けるとともに、壁パネル側に切欠
部を形成し、係合ピンを切欠部に係合することにより、
壁パネルを支柱に固定するようにしても良い。
【0043】また、本発明の仕切壁は、体育館等の屋内
だけに限られず、屋外に形成するようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明のパネル連結式仕
切壁によれば、壁パネル支持用の支柱として、平板形状
の支柱本体からなるものを使用するとともに、各支柱本
体の幅方向を仕切壁の壁面に対し直交するように配置し
ているため、支柱等の構造部材による壁面の占有面積が
小さく、壁パネルの壁面占有面積が大きくなる。このた
め、壁面のほとんどの領域を壁パネルにより構成でき
て、構造部材の存在が目立ち過ぎることがなく、例えば
透明感や開放感等を十分に得ることができ、良好な美観
を得ることができる。また壁パネルの両側縁部に立上り
縁部を形成しているため、壁パネルの強度を高めること
ができ、仕切壁全体としての強度を十分に確保すること
ができる。しかもこのように十分な強度を確保できるの
で、例えば支柱間に水平桟等の構造部材を取り付ける必
要がなく、壁パネルの壁面占有面積を、一層大きくで
き、より一層良好な美観を得ることができる。更に水平
桟等の構造部材を省略できる分、部品点数を削減できる
とともに、施工作業を容易に行うことができるという効
果がある。
【0045】本発明において、支柱に、壁パネルにおけ
る立上り縁部の先端面を覆うためのカバー片を形成する
場合には、立上り縁部の先端面が隠蔽されて、美観を一
段と向上させることができるとともに、支柱自体の強度
も増して、仕切壁全体の強度を一段と向上させることが
できるという利点がある。
【0046】また本発明において、壁パネルを支柱に固
定するための止着具の上下方向の配置間隔を、高位置よ
りも低位置において狭く設定する場合には、壁パネルの
支柱に対する取付強度を高位置よりも低位置において一
段と高く設定することができる。つまり、仕切壁におけ
るボール等の物品や球技者等の周辺者が衝突する位置
は、多くの場合、低位置であるので、その低位置の取付
強度を高く設定することにより、パネル破損等を有効に
防止することができ、優れた耐久性を得ることができる
という利点がある。
【0047】更に本発明において、壁パネルとしてポリ
カーボネート樹脂からなるものを使用する場合には、壁
パネルの強度、ひいては仕切壁自体の強度を、より一層
向上させることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるパネル連結式仕切
壁を示す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)
は側面図である。
【図2】実施形態の仕切壁を分解して示す斜視図であ
る。
【図3】実施形態の仕切壁におけるパネル連結部周辺を
示す水平断面図である。
【図4】実施形態の仕切壁に適用された壁パネルを示す
図であって、同図(a)は正面図、同図(b)は側面
図、同図(c)は平面図である。
【図5】実施形態の仕切壁に適用された支柱を示す図で
あって、同図(a)は水平断面図、同図(b)は側面図
である。
【図6】内部に仕切壁が設けられた体育館を模式化して
示す断面図である。
【符号の説明】
10…壁パネル 11…立上り縁部 20…支柱 21…支柱本体 22…カバー片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さを有し、両側縁に沿って立上
    り縁部が設けられた複数の硬質合成樹脂製壁パネルと、 所定の長さを有する平板形状の支柱本体からなる複数の
    金属製支柱とを備え、 前記複数の支柱が、水平方向に沿って所定の間隔おき
    に、それぞれ垂直に配置されるとともに、各支柱本体の
    幅方向が、形成すべき仕切壁の壁面に対し直交するよう
    に配置され、 前記複数の壁パネルが、長さ方向を垂直方向に向けて、
    前記複数の支柱の各間にそれぞれ配置されるとともに、
    隣り合う壁パネルの対応し合う立上り縁部によって前記
    支柱本体がその厚み方向の両側から挟み込まれた状態
    で、各立上り縁部が対応する支柱本体にそれぞれ固定さ
    れることにより、前記複数の壁パネルが面状に配置され
    てなることを特徴とするパネル連結式仕切壁。
  2. 【請求項2】 前記支柱に、前記壁パネルにおける立上
    り縁部の先端面を覆うためのカバー片が、長さ方向に沿
    って設けられてなる請求項1記載のパネル連結式仕切
    壁。
  3. 【請求項3】 前記立上り縁部が、上下方向に沿って所
    定の間隔おきに設けられた止着具によって、前記支柱に
    固定されるとともに、前記止着具の上下方向の配置間隔
    が、高位置よりも低位置において狭く設定されてなる請
    求項1又は2記載のパネル連結式仕切壁。
  4. 【請求項4】 前記壁パネルが、ポリカーボネート樹脂
    により構成されてなる請求項1ないし3のいずれかに記
    載のパネル連結式仕切壁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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