JPH07327247A

JPH07327247A - ペイジングシステム

Info

Publication number: JPH07327247A
Application number: JP11823994A
Authority: JP
Inventors: Yoshiki Kichise; 美喜吉瀬
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1994-05-31
Filing date: 1994-05-31
Publication date: 1995-12-12
Anticipated expiration: 2012-02-12
Also published as: JP2581006B2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】１つのポケットベルを、複数の人がその時々
で共有して識別コードを変えて使用する場合、発呼者の
呼び出したい人の所有する受信端末の呼び出しを間違え
る可能性を削減する。【構成】受信端末３００は、使用者の希望に応じて使
用者識別コードを入力するための使用者識別コード入力
部３０１と、呼び出し番号と共に使用者識別コード信号
として無線呼び出し装置２００に送信するための識別コ
ード信号送出部３０２とを有する。無線呼び出し装置
は、使用者識別コードと呼び出し番号とを使用者識別コ
ード登録テーブル２０２に登録する識別コード信号受信
部２０１と、加入者電話機１００からの受信端末に対す
る呼び出しを音声で受け付ける音声認識／合成部２０３
と、受け付けた受信端末の呼び出し番号を使用者識別コ
ード登録テーブルから検索する制御部２０５と、受信端
末に対する呼び出し信号送出部２０４とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、交換機に接続された無
線呼び出し装置と、自端末当ての呼び出し信号を受信す
るとブザー等の報知表示を行って使用者を呼び出す受信
端末とからなるペイジングシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】この種のペイジングシステムには、様々
な機能が付加されるようになってきている。その一例と
しては、受信機を組み込んだポケットベルに対し、中継
局からこの受信機に固有の番号と呼び出し信号を送信
し、該番号の一致する受信機が、受信により呼び出し音
を発するポケットベルシステムにおいて、前記中継局
は、呼び出し側の連絡先を示すデータを送信する送信手
段を有し、前記ポケットベルは、受信機が受信した呼び
出し側の連絡先を示すデータを表示する表示器を有する
ようにしたものが知られている（実公昭６０−１４２５
４５号）。

【０００３】他の例としては、ポケットベルの呼び出し
機能を備えたプログラム蓄積方式電話交換機のポケット
ベルメッセージ作成方式において、メッセージ表示機能
付きポケットベルにメッセージ信号を送出するポケット
ベル装置と、加入者電話機からの音声信号を受け取って
メッセージを認識し、メッセージ信号を出力する音声認
識装置と、この音声認識装置が出力する前記メッセージ
信号をポケットベルに送出できるメッセージ信号に変換
して前記ポケットベル装置に出力する信号変換装置とを
備えたポケットベルメッセージ作成方式が知られている
（特開平２−１２１４５６号）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれのシステムにおいても、発呼者は、呼び出したい人
の所有している受信端末の呼び出し番号を、電話機のボ
タン操作あるいは音声により指定し、指定された呼び出
し番号にもとづいて受信端末を呼び出している。これに
対し、最近、１つの受信端末を、複数の人がその時々で
識別コードを変えながら使用することが可能なシステム
が提供されており、このような場合、上記システムで
は、発呼者が呼び出したい人の所有する受信端末の呼び
出しを間違える可能性があった。

【０００５】そこで、本発明の課題は、１つの受信端末
を、複数の人がその時々で識別コードを変えながら使用
するシステムに適したペイジングシステムを提供するこ
とにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、交換機に接続
された無線呼び出し装置と、自端末当ての呼び出し信号
を受信すると呼び出し表示を行って使用者を呼び出す受
信端末とから構成されるペイジングシステムにおいて、
前記受信端末は、使用者の希望に応じて使用者識別コー
ドを入力するための使用者識別コード入力部と、入力さ
れた前記使用者識別コードを無線信号に変換し、呼び出
し番号と共に使用者識別コード信号として前記無線呼び
出し装置に送信するための識別コード信号送出部とを有
し、前記無線呼び出し装置は、前記受信端末から送信さ
れた使用者識別コード信号を受信して、使用者識別コー
ドと呼び出し番号とを使用者識別コード登録テーブルに
登録する手段と、加入者電話機からの受信端末に対する
呼び出しを受け付ける受付け手段と、受け付けた受信端
末の呼び出し番号を前記使用者識別コード登録テーブル
から検索する検索手段と、その検索結果をもとに、受け
付けた受信端末に対する呼び出し信号を送出する呼び出
し信号送出部とを有することを特徴とする。

【０００７】本発明によればまた、前記受付け手段が、
加入者電話機からの受信端末に対する呼び出し受け付け
に際し、前記加入者電話機に対してあらかじめ定められ
たガイドメッセージを合成して出力し、送られてきた音
声を認識してその認識結果を使用者識別コードに変換し
て前記検索手段に出力する音声認識／合成部から成るこ
とを特徴とするペイジングシステムが得られる。

【０００８】

【作用】このような構成により、受信端末においては、
受信端末の使用者が入力した使用者識別コードを呼び出
し番号と共に使用者識別コード信号として無線呼び出し
装置に出力し、無線呼び出し装置においては、前記受信
端末から送信された使用者識別コード信号を受信して、
使用者識別コードと呼び出し番号とを使用者識別コード
登録テーブルに登録する。無線呼び出し装置ではまた、
加入者電話機から電話交換機を通して入力した音声を認
識し、認識結果をもとに、使用者識別コード登録テーブ
ルから対応する受信端末の呼び出し番号を検索し、検索
した結果をもとに受信端末の呼び出し信号を送出する。
このようにして、１つの受信端末を、複数の人がその時
々で交換して使用する場合においても、発呼者は、呼び
出したい人がどの受信端末を使用しているかを意識する
ことなしに、呼び出したい人の所有する受信端末を呼び
出すことができる。

【０００９】

【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。図１は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。図１に示されるように、このペイジングシステム
は、いわゆるポケットベルと称されるような受信端末３
００と、受信端末３００へ呼び出し信号を送出する無線
呼び出し装置２００とから構成される。受信端末３００
においては、受信端末３００の使用者が、自分の使用者
識別コードを入力するための使用者識別コード入力部３
０１と、入力された使用者識別コードを呼び出し番号と
共に使用者識別コード信号として無線呼び出し装置２０
０に送信する識別コード信号送出部３０２と、無線呼び
出し装置２００から送信された呼び出し信号を受信する
呼び出し信号受信部３０３と、無線呼び出し装置２００
から呼び出しがあったことを受信端末３００の所有者に
知らせるためのブザー３０４と、前記各構成要素を制御
する制御回路３０５とから構成される。

【００１０】一方、無線呼び出し装置２００において
は、受信端末３００から送信された使用者識別コード信
号を受信する識別コード信号受信部２０１と、受信端末
３００の使用者の使用者識別コードと受信端末の呼び出
し番号の対応関係をテーブルとして記憶している使用者
識別コード登録テーブル２０２と、加入者電話機１００
から電話交換機１０１を通して送られてきた音声を認識
し、認識結果を制御部２０５に出力すると共に、制御部
２０５の制御下で加入者電話機１００に対してガイドメ
ッセージを合成して出力する音声認識／合成部２０３
と、所定の受信端末３００を呼び出す呼び出し信号を出
力する呼び出し信号送出部２０４と、前記各構成要素を
制御する制御部２０５から構成され、加入者電話機１０
０を収容している電話交換機１０１に接続される。

【００１１】次に、動作について説明する。まず、受信
端末３００の使用者は、使用開始時に使用者識別コード
入力部３０１から自分の使用者識別コードを入力する。
使用者識別コード入力部３０１は、入力された使用者識
別コードをアスキーコードに変換し、変換されたアスキ
ーコードを制御回路３０５に送出する。例えば、受信端
末３００の使用者が『山田』という名前である時、ロー
マ字で『ＹＡＭＡＤＡ』と入力すると、『ＹＡＤＡ』と
いうアスキーコードによる使用者識別コードに変換され
る。

【００１２】アスキーコードによる使用者識別コードを
受け取った制御回路３０５は、識別コード信号送出部３
０２に対して、使用者識別コードと受信端末３００の呼
び出し番号を送出するように制御信号を送出する。制御
回路３０５から制御信号を受け取った識別コード信号送
出部３０２は、使用者識別コードと受信端末３００の呼
び出し番号を無線信号に変換して使用者識別コード信号
として送出する。

【００１３】一方、受信端末３００から送出された使用
者識別コード信号を受信した無線呼び出し装置２００の
識別コード信号受信部２０１は、受信した使用者識別コ
ード信号から、使用者識別コードと受信端末３００の呼
び出し番号をデコードし、制御部２０５に出力する。識
別コード信号受信部２０１から使用者識別コードと受信
端末３００の呼び出し番号を受け取った制御部２０５
は、これらを使用者識別コード登録テーブル２０２に登
録する。

【００１４】次に、加入者電話機１００から電話交換機
１０１を介して受信端末３００の呼び出し要求が発生し
た場合、無線呼び出し装置２００の制御部２０５は、音
声認識／合成部２０３に対して、ガイドメッセージを出
力することを指定した制御信号を出力する。制御部２０
５から制御信号を受け取った音声認識／合成部２０３
は、「呼び出したい人は、どなたですか」といったメッ
セージを出力し、次に加入者電話機１００から入力され
た呼び出したい人を表す音声を認識し、認識結果をアス
キーコードによる使用者識別コードに変換して制御部２
０５に出力する。

【００１５】例えば、呼び出したい人が『山田さん』と
いう音声信号である場合、音声認識／合成部２０３はこ
れを認識して『山田』を、アスキーコードによる使用者
識別コードに変換する。

【００１６】音声認識／合成部２０３からアスキーコー
ドによる使用者識別コードを受け取った制御部２０５
は、その使用者識別コードをもとに使用者識別コード登
録テーブル２０２から対応する受信端末３００の呼び出
し番号を検索し、検索の結果得られた呼び出し番号を制
御信号と共に呼び出し信号送出部２０４に送出する。

【００１７】制御部２０５から呼び出し番号と制御信号
を受け取った呼び出し信号送出部２０４は、呼び出し信
号を無線信号に変換して送出する。呼び出し信号送出部
２０４から送出された呼び出し信号を受信した受信端末
３００の呼び出し信号受信部３０３は、受信した呼び出
し信号に含まれる呼び出し番号を自端末の呼び出し番号
と一致するかどうかの比較を行い、一致すると制御回路
３０５に対して呼び出し要求を出力する。呼び出し要求
を受け取った制御回路３０５は、ブザー３０４に対して
ブザーを鳴らすように制御信号を送出する。なお、ブザ
ー３０４は、他の報知手段、例えばバイブレータ等で代
用されても良い。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のペイジン
グシステムによれば、１つの受信端末を、複数の人がそ
の時々で交換して使用する場合でも、発呼者は呼び出し
たい人がどの受信端末を使用しているかを意識すること
なしに、呼び出したい人の名前を言うだけで、呼び出し
たい人の所有する受信端末を呼び出すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるペイジングシステムの一例を示す
ブロック図である。

【符号の説明】

１００加入者電話機１０１電話交換機２００無線呼び出し装置３００受信端末

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】交換機に接続された無線呼び出し装置
と、自端末当ての呼び出し信号を受信すると呼び出し表
示を行って使用者を呼び出す受信端末とから構成される
ペイジングシステムにおいて、前記受信端末は、使用者の希望に応じて使用者識別コー
ドを入力するための使用者識別コード入力部と、入力さ
れた前記使用者識別コードを無線信号に変換し、呼び出
し番号と共に使用者識別コード信号として前記無線呼び
出し装置に送信するための識別コード信号送出部とを有
し、前記無線呼び出し装置は、前記受信端末から送信された
使用者識別コード信号を受信して、使用者識別コードと
呼び出し番号とを使用者識別コード登録テーブルに登録
する手段と、加入者電話機からの受信端末に対する呼び
出しを受け付ける受付け手段と、受け付けた受信端末の
呼び出し番号を前記使用者識別コード登録テーブルから
検索する検索手段と、その検索結果をもとに、受け付け
た受信端末に対する呼び出し信号を送出する呼び出し信
号送出部とを有することを特徴とするペイジングシステ
ム。
【請求項２】請求項１記載のペイジングシステムにお
いて、前記受付け手段は、加入者電話機からの受信端末
に対する呼び出し受け付けに際し、前記加入者電話機に
対してあらかじめ定められたガイドメッセージを合成し
て出力し、送られてきた音声を認識してその認識結果を
使用者識別コードに変換して前記検索手段に出力する音
声認識／合成部から成ることを特徴とするペイジングシ
ステム。