JP3797497B2 - ページャへのメッセージ作成方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッセージ作成方式、特に発信者からの音声の認識方法並びに定型伝言文を利用したメッセージの作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、移動体通信の技術発達が著しく、その中でもページャは、若年層が個人所有するまでも普及してきている。現在では、ページャの所有者を呼び出す際に呼出音とともに数字のみならず文字列をも表示することができるようになっている。
【0003】
ページャにメッセージを送る方法としては、発信者がトーンダイヤル方式の電話機から仲間内で予め決められた暗号のキーの並びを押下する方法がある。また、ページャサービス提供事業者が数字の並びと文字との対応表を予め用意しておき、この表に従ったキー操作を行うことにより数字の他に仮名文字による所望のメッセージをページャに送ることができるようになった。ページャサービス提供事業者が用意している数字の並びから文字(列)への対応表の例を図6に示す。このうち、図6(a)はフリーワード変換表、図6(b)は定型伝言一覧表の例である。例えば、「渋谷に9時」というメッセージをページャに送る場合は、“*2*2,32,63,04,81,52,*8,9,*2*2,32,04”と電話機のキーを押下することになる。また、「緊急TELせよ」というメッセージを送る場合は、“*4*4,01,*4*4,02”と電話機のキーを押下することになる。なお、上記例のうち“*4*4”等“*”を含む数字列は制御コードとして使用する。
【0004】
ページャサービス提供事業者は、このようなキー操作によるトーンダイヤル信号を解読してページャにメッセージを送信することになるが、このサービスを提供するページャシステムの全体構成を図7に示す。サービス提供事業者の中央制御局1における音声認識応答装置2は、発信者から加入者電話機3のキー操作による音声を電話サービス提供事業者の交換機4を介して受け取ると、その音声に基づいて“*4*4”等の制御コードを認識しながらメッセージの内容を解読する。この解読には、図6に示した変換表等が利用される。そして、解読した所定のメッセージを無線呼出局5のサービスエリア内にいるページャ6に送信する。このように、発信者は、予め用意されたフリーワード変換表や定型伝言一覧表を利用してページャにメッセージを送ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6(a)のフリーワード変換表を用いる場合は、各文字に対応した電話機の2つのボタンを押下することにより一文字を特定することになるので、従来において所望のメッセージを送信する操作は、相当な熟練をしていない限りフリーワード変換表を見ながらの操作となるので面倒でかつ煩雑である。定型伝言文を利用する場合も同様で、伝言番号と伝言内容の対応表がないと所望の伝言文を送ることはできないという不便さがあった。
【0006】
更に、ページャサービス提供事業者によって変換表、対応表のコードと文字等との対応が異なるので、発信者は、メッセージ着信者が所有するページャのメーカーまで覚えておかなければならず、もし変換表等を間違えて使用した場合は間違ったメッセージを送ってしまうことになる。
【0007】
また、ページャサービス提供事業者が提供するメッセージ送信サービスは、トーンダイヤル送出機能を有する電話機を利用しないと受けることはできない。
【0008】
これらの課題を解決するために特開平2−121456号公報には、加入者電話機からの音声信号を受け取ってメッセージを確認し、ページャにメッセージ信号を出力する音声認識装置を備えたメッセージ作成方式が開示されている。しかし、現在の音声認識技術では、いくつかの制限条件が設けられていない限り不特定の音声による任意のメッセージを認識することは不可能であり、現実にはそのようなシステムは製作されていない。
【0009】
また、ページャサービス提供事業者が予め定型伝言文を用意したり、ページャの機種によっては自作の伝言文を設定登録することができるので、発信者のキー操作による煩わしさを多少解消することはできる。しかし、個人または企業によって使用頻度の高いメッセージは、ある程度特定されるもののそのメッセージがページャサービス提供事業者によって必ずしも用意されているとは限らない。また、送信するメッセージの内容は、発信者が決めるのにもかかわらず定型文の設定は一般にページャ所有者によってされるので、発信者が望む伝言文がページャに設定されているとは限らない。また、発信者は、着信者側から自作伝言文の伝言番号を知らされていなければ利用することはできない。
【0010】
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、メッセージの発信者の負担を軽減しつつ任意のメッセージの作成を容易にするページャへのメッセージ作成方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明は、加入者電話機から送られてくる音声信号に基づいてページャに送るメッセージを作成する中央制御局のメッセージ作成方式において、前記中央制御局は、音声信号を認識するための認識候補単語を予め登録しておく候補辞書記憶手段と、音声信号と認識候補単語とを比較することで音声信号が意味する単音を特定する単音特定手段と、前記単音特定手段が認識した単音を並べることでメッセージを作成するメッセージ作成手段とを有し、認識候補単語として音声信号が意味する単音を特定することができるための一定の規則に従った単語のみを登録することを特徴とする。
【0012】
また、前記中央制御局は、認識候補単語を設定登録する単語登録手段を有することを特徴とする。
【0013】
また、前記中央制御局は、逐次認識した単音または単音の並びを復唱する復唱手段を有することを特徴とする。
【0014】
更に、加入者電話機から送られてくる入力信号に基づいてページャに送るメッセージを作成する中央制御局のメッセージ作成方式において、前記中央制御局は、ページャサービス利用者毎に設けられた伝言文テーブルと、指定の前記伝言文テーブルに伝言文を設定登録する伝言文登録手段とを有し、入力信号に基づいて指定の前記伝言文テーブルから伝言文を選択しメッセージを作成することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同様の要素には、同じ符号を付け説明を省略する。
【0016】
実施の形態1.
図1は、本発明に係るメッセージ作成方式を採用した中央制御局の第1の実施の形態を示したブロック構成図である。なお、この中央制御局を含むページャシステムの全体構成図は、従来例で示した図7と同じとなる。但し、本実施の形態における加入者電話機3は、トーンダイヤル方式のみならずダイヤルパルス方式のタイプでも使用可能である。中央制御局は、電話サービス提供事業者の交換機4を接続するPBX12と、選出した無線呼出局5にページャへのメッセージを送る送信制御装置14と、本発明の特徴部分である音声認識応答装置16と、単語登録装置18とを有する。なお、フリーワード変換表等のデータベース等従来からある装置構成に関しては図示しない。
【0017】
音声認識応答装置16は、PBX12を介して受信した入力信号のうち音声信号の内容を認識するための認識候補単語を予め登録しておく候補辞書記憶手段としての候補辞書データベース(DB)20と、音声信号と認識候補単語とを比較することで音声信号が意味する単音を特定する単音特定手段としての単音特定部22と、単音特定部22が認識した単音を並べることでメッセージを作成するメッセージ作成手段としてのメッセージ作成部24と、逐次認識した単音または単音の並びを復唱する復唱手段としての復唱部26と、これらの各構成要素の制御や複数の接続回線の制御等を行う制御部28とを有する。単語登録装置18は、候補辞書データベース20に認識候補単語を設定登録する単語登録手段である。中央制御局は、LANで接続された複数のコンピュータや周辺装置で構築されており、前述の構成要素は、この環境において実現される。
【0018】
ここで、候補辞書データベース20に登録されている単語について詳述する。この候補辞書データベース20には、大きく分けて単音を特定するための単語と、例えばメッセージ入力終了を示す「オワリ」などメッセージを構成しないがメッセージ作成の手続の際に必要な単語とが認識候補単語として登録されている。また、認識候補単語のみが登録されている。図2に候補辞書データベース20の登録例を示す。この認識候補単語の構成内容が本実施の形態の特徴でもあるが、認識候補単語を構成する単語は、次のようにして決定する。
【0019】
前述したように、現在においては不特定のメッセージを認識することは、音声のサンプル、音声信号長等の何らかの制限や条件がない限り不可能である。但し、どういう文字の並びで構成されるかは不明なメッセージに対し、単音や特定の単語であれば認識することは可能である。本実施の形態では、単音と特定の単語を認識候補単語として登録しておき、入力された信号と認識候補単語とを比較することで入力信号の内容を認識する。本実施の形態においては、この認識候補単語として、入力された音声信号が意味する単音を特定することができるための一定の規則に従った単語のみを登録することを特徴としている。例えば、単音「あ」を認識するための認識候補単語として、単音そのものである「あ」、単音の繰り返しである「ああ」、電報依頼の際に使用される図3に示した和文通話表に含まれる単語である「あさひのあ」、ひらがなの50音表のあ行の「あいうえお」など単音一文字を特定するための認識候補単語を何通りか登録しておく。なお、本実施の形態において単語とは、音声開始から一定以上の無音状態が続く前までの間の連続した音声から構成される語であり、単音も単語に含まれる。また、単音とは、「は」「ひ」など仮名文字一文字のことをいうが、以降の説明においては場合によって単音「ば」「ぴ」に含まれる濁音、半濁音のみを単音として取り扱う場合もある。
【0020】
以上のようにして、単音を特定するための単語が認識候補単語として決定されるわけであるが、候補辞書データベース20には、状況に応じて認識候補単語を選出し登録することが望まれる。例えば、周囲の騒音が大きい公衆電話、回線状態の悪い国際電話あるいはアナログ携帯電話等からの音声信号だと、その認識率は低下すると考えられるので、認識率を向上させるためには長い認識候補単語を登録しておく方がよい。従って、認識候補単語の設定登録を柔軟にしておくために本実施の形態においては単語登録装置18を設けた。単語登録装置18は、テキストエディタ等が動作可能な汎用的なパーソナルコンピュータでよく、画面入力またはファイル入力により認識候補単語を設定する。
【0021】
本実施の形態において特徴的なことは、音声信号に基づいて認識可能な認識候補単語から単音を特定し、その特定した単音を順次並べることによって任意のメッセージを作成することである。これにより、煩雑なキー操作を行わなくても任意のメッセージを容易に作成することができ、発信者はトーンダイヤル方式以外の電話機からでもメッセージの送信を行うことができる。
【0022】
次に、本実施の形態における動作について図4に示したフローチャートを用いて説明する。
【0023】
発信者が加入者電話機から呼設定を行い回線を接続すると(ステップ100)、中央制御局は、加入者電話機に対してメッセージの入力を促すアナウンスを行う(ステップ101)。このアナウンスに応答して入力された信号がDTMF信号であれば(ステップ102)、フリーワード変換表若しくは定型伝言一覧表を用いたメッセージ入力と判断し、従来と同じ方法でメッセージを作成する(ステップ109)。なお、本実施の形態における音声認識応答装置16は、音声信号及びトーンダイヤル信号を識別し、同時に認識可能である。入力信号が音声信号であるとき、単音特定部22は、その音声信号と候補辞書データベース20に登録されている認識候補単語とを比較することでその音声信号の内容を認識する。認識候補単語数は、一般の音声認識装置で使用する単語辞書と比較して数段も少ないので、認識にかかる時間は非常に短くなる。音声信号の内容が認識されると、その音声信号が意味する単音を特定する。例えば、認識した音声信号が「ア」という単音であれば(ステップ105)、「あ」と特定することができる(ステップ109)。同様に認識した音声信号が「あさひのあ」という単語であれば(ステップ106)、「あ」と特定することができる(ステップ109)。そして、次の音声信号の入力待ちへと処理を移す。また、認識した音声信号が「ダクテン」であり(ステップ104)、その次に認識した単音が「ふ」であると、認識する音声は「ぶ」となる。
【0024】
ここで、訂正を意味する音声、例えば「テイセイ」という音声信号が入力された場合あるいはトーンダイヤル方式におけるDT信号が入力された場合(ステップ110)、直前に特定した単音を一文字消去し、その旨をアナウンスする(ステップ111)。
【0025】
なお、図5に示したフローチャートにおけるステップ103からステップ107までの処理は、全て入力された音声信号に対する音声認識処理であり、必ずしもこの順番に処理する必要はない。なお、ステップ107に関しては後述の実施の形態において説明する。
【0026】
認識した音声信号が「オワリ」のとき(ステップ103)、メッセージ送信処理の終了かの確認のアナウンスを送出する(ステップ112,113)。その後、メッセージ作成部24は特定した単音を並べてメッセージを作成し、復唱部26はそのメッセージを復唱し発信者に確認する(ステップ114,115)。正しければ、その作成したメッセージを指定のページャに対して送信する(ステップ116)。
【0027】
以上のように、本実施の形態においては、音声認識が可能な単語から単音一文字ずつを特定して、その特定した単音を順次並べることによってメッセージを作成するので、不特定者からの任意のメッセージを受け付けることができる。従って、発信者は、トーンダイヤル方式による電話機以外からでも、また、変換表、対応表がなくても正確なメッセージを送ることができる。更に、発信者は、この作成方式を利用すれば、ページャがどのメーカーのものであるかを知らなくても伝えたいメッセージを送信することができる。
【0028】
なお、図4のフローチャートを用いて説明した本実施の形態においては、ステップ114においてメッセージが完成された時点で復唱するようにしているが、単音一文字ずつを認識した時点で、または特定した最初から現在までの単音の並びを逐次復唱するようにしてもよい。この処理は、ステップ109の後に入る。これにより、発信者は、伝えたいメッセージを逐次確認することができ、誤った単音の認識をその時点で訂正することができる。
【0029】
また、本実施の形態は、文字表示機能付ページャを想定し、このページャに対して任意のメッセージを容易に作成し送信するものであるが、「ぜろ」「いち」などの数字を表す音声を認識候補単語として登録しておき、数字の音声信号を数字に変換してページャにメッセージとして送信するようにすれば、数字のみ表示可能なページャにも本実施の形態を利用することができる。あるいは、自作の伝言文を設定できる文字表示機能付ページャに対しては、自作の伝言文を表示させることもできる。
【0030】
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、音声信号から単音つまり一文字ずつ特定しそれを並べてメッセージを作成したが、本実施の形態においては、定型伝言文を利用してメッセージを作成することも可能となる。
【0031】
すなわち、本実施の形態は、前述した図4のフローチャートにおけるステップ107に相当する処理を説明するものであるが、この本実施の形態における定型伝言文認識処理を音声信号の入力に対する認識処理に加えることで定型伝言文を利用することができる。
【0032】
例えば、認識した音声信号が「ゼロイチ」であれば、それは伝言番号であると判断し、定型伝言文のメッセージを使用することができる。この場合、「ぜろいち」という単語は、定型伝言文を認識するための認識候補単語として候補辞書データベース20に予め登録されている。
【0033】
図6(b)の定型伝言一覧表を利用するのであれば「ぜろいち」から「さんぜろ」まで認識候補単語として候補辞書データベース20に予め登録しておけば、定型伝言文を利用することができるので、定型伝言文を含んだ任意のメッセージをより容易に作成することができる。
【0034】
なお、上記例では「ぜろいち」などの数字の入力を伝言番号とみなして定型伝言文に変換するようにしたが、フリーワード変換表に基づいて単音に変換させるようにしてもよい。
【0035】
実施の形態3.
図5は、本発明に係るメッセージ作成方式を採用した中央制御局の第3の実施の形態を示したブロック構成図である。本実施の形態における中央制御局は、更にページャサービス利用者毎に設けられた伝言文テーブル30と指定の伝言文テーブル30に伝言文を設定登録する伝言文登録手段としての伝言文登録装置32とを有している。現在、メッセージの着信者番号は特定できるが発信者番号を特定するためのサービスはまた提供されていないので、伝言文テーブル30を個人で持ちうるページャサービス利用者は、ページャ所有者となる。より正確には、伝言文テーブル30は着信者番号毎に設けられる。
【0036】
従来では、中央制御局に予め定型伝言文を用意しておいたが、利用者にとって頻度の高い伝言文があるとは限らなかった。また、ページャの機種によっては表示内容やサポートする伝言数が異なっているので、送信先のページャの機種を予め知っておかなければならない場合もあった。更に、ページャの機種によっては自作の伝言文を設定登録することができたが、発信者は、その伝言番号を知らなければ利用することはできなかった。
【0037】
そこで、本実施の形態においては、ページャの着信者番号毎に伝言文テーブル30を設け、伝言文登録装置32から自由に伝言文を登録できるようにした。これにより、よく使用する伝言文を登録しておくことができるので、発信者のメッセージ作成の負担が軽減される。
【0038】
伝言文登録装置32は、テキストエディタ等が動作可能である汎用的なパーソナルコンピュータであり、中央制御局の作業員により伝言文テーブル30に伝言文を登録する。また、伝言文登録装置32を公衆網と接続して利用者自ら設定登録できるようにしてもよい。ページャ所有者は、自分のページャに対応する伝言文テーブル30への書込みは、もちろん自由に行うことができるが、許可した発信者に、その伝言文テーブル30の全てあるいは一部に対して登録させるようにしておけば、発信者のメッセージ送信時における作成作業の負担が軽減される。また、ページャ所有者に伝言番号を予め聞いておく必要もない。
【0039】
伝言文が登録されると、発信者は、伝言文に対応した伝言番号を入力することになる。音声認識応答装置16は、伝言番号に基づいて伝言文テーブル30を検索し伝言文を選択しこの伝言文あるいはこの伝言文を含むメッセージとしてページャに送信する。この入力は、上記実施の形態2のように、音声でもよいしトーンダイヤル信号でもよい。トーンダイヤル信号のみメッセージ作成対象とする場合は、従来の中央制御局に伝言文テーブル30と伝言文登録装置32を設けた構成でよい。
【0040】
このように、本実施の形態では、着信者番号毎に伝言文テーブル30を設け、そこに利用者が自由に伝言文を登録することができるので、発信者にとって伝言文の利用度も高くなり、メッセージの作成が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るメッセージ作成方式を採用した中央制御局の第1の実施の形態を示したブロック構成図である。
【図2】 本実施の形態における候補辞書データベースの登録例を示した図である。
【図3】 和文通話表を示した図である。
【図4】 本実施の形態における動作を示したフローチャートである。
【図5】 本発明に係るメッセージ作成方式を採用した中央制御局の第3の実施の形態を示したブロック構成図である。
【図6】 メッセージ作成の際に使用するフリーワード変換表及び定型伝言一覧表の例を示した図である。
【図7】 ページャシステムの全体構成図である。
【符号の説明】
1 中央制御局、2,16 音声認識応答装置、3 加入者電話機、4 交換機、5 無線呼出局、6 ページャ、12 PBX、14 送信制御装置、18単語登録装置、20 候補辞書データベース(DB)、22 単音特定部、24 メッセージ作成部、26 復唱部、28 制御部、30 伝言文テーブル、32 伝言文登録装置。

Claims (4)

  1. 加入者電話機から送られてくる音声信号に基づいてページャに送るメッセージを作成する中央制御局のメッセージ作成方式において、
    前記中央制御局は、
    音声信号を認識するための認識候補単語を予め登録しておく候補辞書記憶手段と、
    音声信号と認識候補単語とを比較することで音声信号が意味する単音を特定する単音特定手段と、
    前記単音特定手段が認識した単音を並べることでメッセージを作成するメッセージ作成手段と、
    を有し、認識候補単語として音声信号が意味する単音を特定することができるための一定の規則に従った単語のみを登録することを特徴とするページャへのメッセージ作成方式。
  2. 請求項1記載のページャへのメッセージ作成方式において、
    前記中央制御局は、認識候補単語を設定登録する単語登録手段を有することを特徴とするページャへのメッセージ作成方式。
  3. 請求項1記載のページャへのメッセージ作成方式において、
    前記中央制御局は、逐次認識した単音または単音の並びを復唱する復唱手段を有することを特徴とするページャへのメッセージ作成方式。
  4. 加入者電話機から送られてくる入力信号に基づいてページャに送るメッセージを作成する中央制御局のメッセージ作成方式において、
    前記中央制御局は、
    ページャサービス利用者毎に設けられた伝言文テーブルと、
    指定の前記伝言文テーブルに伝言文を設定登録する伝言文登録手段と、
    を有し、入力信号に基づいて指定の前記伝言文テーブルから伝言文を選択しメッセージを作成することを特徴とするページャへのメッセージ作成方式。
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