JPH114305A - 通信許可装置および電子通信機器 - Google Patents

通信許可装置および電子通信機器

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Publication number
JPH114305A
JPH114305A JP9155491A JP15549197A JPH114305A JP H114305 A JPH114305 A JP H114305A JP 9155491 A JP9155491 A JP 9155491A JP 15549197 A JP15549197 A JP 15549197A JP H114305 A JPH114305 A JP H114305A
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caller
communication
permission
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unit
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JP9155491A
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English (en)
Inventor
Yasuo Nagai
康雄 永井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH114305A publication Critical patent/JPH114305A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者から掛かってきた電子通信機器に対す
る接続許可を時間帯毎に自由に設定できるようにした通
信許可装置および電子通信機器を提供する。 【解決手段】 基地局と接続される回線部1、通話申込
み検出部2、タイマー3、発信者電話番号検出部4、許
否判定部5、発信者電話番号別許容時間リスト部6、必
要に応じてメッセージを送信するメッセージ送信部7、
回線接続部8および操作部9などを備えて電話機10に
接続されている。許否判定部5では、発信者電話番号検
出部4からの発信者電話番号およびタイマー3からの時
刻データを基に、発信者電話番号別許容時間リスト部6
に格納された発信者電話番号別の許容時間帯を検索して
電話機10との接続の可否を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用電話機や携
帯電話およびパーソナルコンピュータなどの電子通信機
器に着信等の告知が要求された際などに使用して好適な
通信許可装置および電子通信機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる家庭用電話機や携帯電
話、および電話回線を用いてデータ通信を行うパーソナ
ルコンピュータなどの普及により、これら用いた通信が
盛んに行われている。これら電子通信機器は現在の社会
活動の通信手段として有用なものであるが、通信の受信
側では思わぬ迷惑を受ける場合がある。例えば家庭用電
話機においては、夜間の間違い電話やいたずら電話に悩
まされる場合がある。また、忙しい時に不要な電話が掛
かってきた時など不快な思いをすることがある。これは
電話の発信者が不明なため、緊急の用件かもしれないと
いう判断から電話機に応答をせざる得ないという理由に
よる。
【0003】これらの解決策として近時の電話機には、
呼出音(例えばビープ音)を小さくしたり、ワンタッチ
で呼出音を鳴動しなくする機能が搭載されている。しか
し、このような機能を有する電話機では、上述した緊急
の用件に応答できなくなる虞れがある。また、このよう
な機能を有する電話機では、これら機能の選択操作を人
為的に行わなければならず、使用者にとって面倒である
ばかりか、スイッチを戻し忘れて大事な電話の機会を逃
すという問題点があった。
【0004】一方、発信者に応じて自動的に電子通信機
器の応答選択を行う技術としては、特開平5−2922
13号公報記載の「公衆回線を用いる通信装置」におい
て、発信者の電話番号が予め登録された電話番号と一致
したときのみ電子通信機器の接続を許可する技術が開示
されている。この技術は、特定の人以外はアクセスを許
可しないという機密性を保つ電子通信機器には有効であ
るが、この技術を一般の電話機に適用すると、予め登録
された知人以外からの通信が不可能となり、かえって不
便になるという問題がある。また、夜間に仕事関係の人
物からの電話には出たくないとか、ある時間帯は特定の
人物からの重要な電話があるかもしれないため他の電話
は受けたくない、といった使用者のライフスタイルに合
致した受信許可装置および受信許可機能を備えた電子通
信機器は出現していないのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたもので、その課題は、発信者から掛か
ってきた電子通信機器に対する接続許可を、使用者のラ
イフスタイルに合わせて時間毎に自由に設定できるよう
にした通信許可装置および電子通信機器を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の通信許可
装置は、時刻を計測する計時手段(タイマー等)と、基
地局からの着信信号(発信者からの通信要求)を検出す
る通信検出手段と、その着信信号から発信者電話番号や
発信者ID番号などの発信者識別情報を検出する発信者
検出手段と、発信者識別情報毎に通信を許可する時間帯
をリスト化して登録する登録手段(メモリ等)と、通信
検出手段によって着信信号を検出した際、つまり発信者
からの通信要求がなされた際、計時手段の時刻情報に基
づいて発信者識別情報と時間帯とが一致するか否かの判
定を行う許否判定手段と、許否判定手段によって通信可
能な時間帯にあると判定された場合に基地局との回線を
接続し、それ以外の場合に基地局との回線を遮断する接
続手段とを備えることとした。
【0007】請求項4記載の電子通信機器は、電話機を
内蔵して構成されるとともに、時刻を計測する計時手段
と、電話機への基地局からの着信信号を検出する通信検
出手段と、着信信号を検出して電話機への着信を知らせ
る報知手段と、着信信号から発信者識別情報を検出する
発信者検出手段と、発信者識別情報毎に通信を許容する
時間帯を登録する登録手段と、通信検出手段によって着
信信号を検出した際、計時手段の時刻情報に基づいて発
信者識別情報と時間帯とが一致するか否かの判定を行う
許否判定手段と、許否判定手段によって通信可能な時間
帯にあると判定された場合に報知手段から報知音を発し
て基地局との回線を接続し、それ以外の場合に報知手段
から報知音を発することなく基地局との回線を遮断する
接続手段とを備えることを特徴とする。
【0008】上記電子通信機器には留守番電話手段およ
び登録手段を有し、登録手段によって留守番電話手段の
選択の有無を登録できるようになされている。そして、
登録手段に留守番電話手段の選択が登録がされている場
合は、接続手段によって基地局との回線が遮断された
後、留守番電話手段を起動して自動的に留守番電話モー
ドに移行することが望ましい。
【0009】請求項6記載の電子通信機器は、コンピュ
ータ装置を内蔵して構成され、時刻を計測する計時手段
と、コンピュータ装置への基地局からの着信信号を検出
する通信検出手段と、着信信号から発信者識別情報を検
出する発信者検出手段と、発信者識別情報毎に通信を許
容する時間帯を登録する登録手段と、通信検出手段によ
って着信信号を検出した際、計時手段の時刻情報に基づ
いて発信者識別情報と時間帯とが一致するか否かの判定
を行う許否判定手段と、許否判定手段によって通信可能
な時間帯にあると判定された場合に基地局との回線を接
続し、それ以外の場合に基地局との回線を遮断する接続
手段と、基地局からの信号をコンピュータ装置で利用可
能な信号に変換する信号変換手段とを備える。
【0010】本発明の通信許可装置および電子通信機器
では、時刻データを生成するタイマーと、許否判定手段
と、予め発信者毎の許容時間帯を登録した登録手段を備
え、発信者から通話要求がなされた際、タイマーの時刻
データに基づいて許容時間帯を検索し、許否判定手段に
よって通話の許否を判定するようにした。これにより、
登録手段に登録されない時間帯の発信者からの間違い電
話やいたずら電話などが突然掛かってきて迷惑を被るよ
うなことがなくなる。また、本発明の通信許可装置をコ
ンピュータ装置に内蔵した電子通信機器によれば、登録
手段に登録されない発信者からのデータ通信などを拒否
したり、予め登録手段に登録した時間帯以外はコンピュ
ータ装置と接続しないなどの用途に利用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の通信許可装置は、通信網
を利用して通話または通信する電子通信機器の受信機に
適用して有効な通信許可装置に係わるものである。すな
わち、通信許可装置にタイマー、許否判定部、および発
信者電話番号や発信者識別番号などの発信者別許容時間
帯リスト部を備え、発信者から受信機に対して通話申込
みがなされた際、タイマー情報に基づいて発信者別許容
時間帯リスト部を検索し、許否判定部によって通話の許
否を判定するようにしたものである。以下、本発明の具
体的な実施の形態につき添付図面を参照して説明する。
【0012】実施の形態例1 先ず、図1を参照して本発明の通信許可装置の実施の形
態例1を説明する。図1は本発明の通信許可装置の実施
の形態例1を示すブロック回路図である。
【0013】この通信許可装置は、回線や電波などによ
り基地局(図示省略)と接続される回線部1、通話申込
み検出部2、タイマー3、発信者電話番号検出部4、許
否判定部5、発信者電話番号別許容時間リスト部6、必
要に応じてメッセージを送信するメッセージ送信部7、
回線接続部8、および操作部9などを備えて電話機10
に接続されている。なお、ここでの回線部1とは電話回
線で代表される公衆通信網や私的な通信網であり、携帯
電話などの通話申込みが回線ではなく電波によって行わ
れるものを含む。また、タイマー3は実質的に時刻情報
が得られるものであればどのような形態でも良い。例え
ばタイマー3を単なるカウンタで構成して一日一回リセ
ットすることにより時刻情報を入手するようにしても良
い。
【0014】発信者電話番号検出部4の細部構成は、図
2に示すようにコンパレータ21、特定パターンメモリ
22、および比較器23からなる通話申込み検出部2
と、タイミング抽出器41、電話番号格納用メモリ42
からなる発信者電話番号検出部4により構成されてい
る。そして、コンパレータ21で0、1に2値化した回
線部1からの受信信号と、特定パターンメモリ22に格
納されている特定パターンとを比較器23によって比較
して特定パターンで開始される部分を検出し、それ以後
の信号をタイミング抽出器41で抽出されたタイミング
で電話番号格納用メモリ42に格納する。
【0015】また、許否判定部5の細部構成は、図3に
示すようにマイクロコンピュータで構成され、通話申込
み検出部2の出力信号をマイクロプロセッサ51の割り
込み信号とし、その割り込み処理によりROM52に格
納された処理プログラム(詳細は後述する)を実行す
る。マイクロプロセッサ51のI/OバスにはRAM5
3の他、タイマー3、発信者電話番号検出部4、発信者
電話番号別許容時間リスト部6、およびメッセージ送信
部7が接続され、回線接続部8に至る構成となされてい
る。また、発信者電話番号別許容時間リスト部6はフラ
ッシュメモリなどの書換え可能、かつ装置の電源をオフ
しても内容の消えない不揮発性メモリで構成されてい
る。
【0016】メッセージ送信部7の細部構成は、図4に
示すように各種のメッセージデータが格納されたメッセ
ージ格納メモリ71、許容判定部5からの制御信号によ
り制御されるスイッチ72、およびデータ変換部73に
より構成される。データ変換部73は、パラレル/シリ
アル変換器74およびD/A変換器75などにより構成
され、回線部1へと至る構成となされている。
【0017】以上のように構成された本発明の通信許可
装置の動作を説明する。
【0018】図1において、回線部1を介して本発明の
通信許可装置に着信がなされたとき、通話申込み検出部
2では信号中の特定パターン等を検出して本発明の通信
許可装置に着信がなされたことを検出する。検出された
着信信号は次段の発信者電話番号検出部4に送出する。
発信者電話番号検出部4では信号中の特定パターンで開
始される部分等を検出して発信者の電話番号などを検索
する。発信者電話番号検出部4によって検出された発信
者電話番号は許否判定部5に送られる。
【0019】許否判定部5では、通話申込み検出部2か
ら着信信号が入力され、発信者電話番号検出部4におけ
る処理時間待ちを行った後、タイマー3から現在の時刻
データを入手する。許否判定部5では、発信者電話番号
検出部4からの発信者電話番号およびタイマー3からの
時刻データを基に、発信者電話番号別許容時間リスト部
6に格納された発信者電話番号別の許容時間帯を自動的
に検索して電話機10との接続の可否を判断する。な
お、許否判定部5では上記発信者電話番号別許容時間リ
スト部6から特定パターンを検索する方式の他、例示し
た先願例で示されるように発信者の電話番号を押すよう
にメッセージを送信し、メッセージの送出後に送られて
くる発信者電話番号と許容時間帯とを検索する対話形式
で行うこともできる。
【0020】発信者電話番号別許容時間リスト部6に格
納されている許容時間リストとは、例えば表1に示すよ
うに発信者電話番号毎の通話を許可する時間帯が記憶さ
れたリストであり、これらは操作部9を操作して登録さ
れる。
【0021】
【表1】
【0022】すなわち、表1にはA〜Hまでの発信者電
話番号に対して通話を許可する時間帯が示されており、
Hその他の欄はA〜G以外の発信者電話番号が検出され
た場合、および発信者電話番号が検出されなかった場合
の両方に対応するようになされている。右上段の0〜2
3の数字は1日24時間を時間単位で分割した時間帯を
示すものであり、0は0時から1時まで、1は1時から
2時まで、23は23時から24時までの時間帯をそれ
ぞれ示している。また、表1中の“1”は通話許可を、
“0”は通話不許可をそれぞれ示している。
【0023】一例として、Aの発信者電話番号0331
112222からの通話申込みに対しては0時から24
時迄、つまり常時通話可能状態であることを示してい
る。Bの発信者電話番号0332223333からの通
話申込みに対しては0時から7時までの時間帯、および
10時から11時までの時間帯では通話不可能とし、7
時から10時までの時間帯と11時から24時までの時
間帯では通話可能とすることを表している。
【0024】さらに、10時から11時までの時間帯は
Aの電話番号とGの電話番号のみを通話を可能としてい
る。これはGの電話番号0337778888からの通
話の重要度が高く、Gの電話番号からの通話申込みが入
力された時には話中で電話が繋がらないことがないよう
G以外の通話申込みを不許可にしたい意思が表れてい
る。この場合もAの電話番号0331112222から
の重要度は高いため、常時通話可能となされている。
A、Gの電話番号以外からの通話申込みがなされた場合
は瞬時に不許可となされるため、A、Gの電話番号から
の通話の優先権が確保される。
【0025】表1の発信者電話番号別の許容時間リスト
では、時間単位で設定する例を示したが、時間リストを
分や秒単位まで細かく設定するようにしても良い。ま
た、許容時間リストに月日まで設定できるようにしても
良い。その場合、図1のタイマー3は、一日の時刻情報
だけでなく月日情報まで出力する機能を有するものとす
る。なお、表1の行と列の設定を入換え、時間帯別に許
可する発信者電話番号を示す形式でも実質上同一な機能
を有することができる。同様に許否判定部5は時間別に
発信者電話番号を検索するようにしても同一機能を達成
できる。
【0026】また、表1では個々の発信者電話番号毎の
許否時間を設定するようにしたが、個々の発信者電話番
号を幾つかのグループに区分してグループ毎に設定する
形式でも良い。例えば表3に示すようにグループ表を用
意し、グループ別に表2のリストにより許否時間を設定
するようにしても良い。この場合、許否判定部5では先
ず個々の発信者電話番号から表3を検索して発信者電話
番号が属するグループを検出し、次にそのグループから
表2を検索して許否データを検出する。
【表2】
【表3】
【0027】さらに、発信者電話番号別の許容時間リス
トは、表4に示すように時間の範囲のリストとして格納
する形式でも良い。複雑な許否設定は困難であるが、例
えば表4下に示すように9時から17時まで通話可能と
いうような単純な設定であれば十分実用的である。その
場合、許否判定部5は発信者電話番号別にタイマー3か
らの現時刻が許可開始時間〜許可終了時間内かを判定し
て行う。
【表4】
【0028】引き続き、本発明の通信許可装置における
許否判定部以降の動作の詳細につき、図1および図5を
参照して説明する。図5は本発明の許否判定部の動作の
説明に供するフローチャート図であり、図におけるSP
は処理ステップを示す。
【0029】図1に示される本発明の通信許可装置に着
信(ステップSP1)がなされると、ステップSP2に
て発信者電話番号検出部4から検出された発信者電話番
号をAからGの発信者電話番号順(表1参照)にソート
し、該当する発信者電話番号を特定する。該当する発信
者電話番号がなければHとする。ステップSP3ではタ
イマー3から現在の時刻データを取入れ、時刻データか
ら分と秒とを切り捨てて時間要素のみとする。
【0030】ステップSP4ではこの時刻データを基
に、発信者電話番号別許容時間リスト部6に格納された
許容時間リストから対応するデータを検索して電話機1
0との接続を判断する。すなわち、表1の発信者電話番
号毎に設定された許容時間を調べ、“1”であればステ
ップSP5に進んで電話機10との通話を許可する。電
話機10は従来公知の電話機能を有する部分であり、所
定の呼出音を鳴動して使用者に着信を知らせ、使用者が
通話釦を押下して通話が開始される。
【0031】ステップSP4において通話を許可する時
間帯が存在しない、つまり“0”と判断されると、回線
接続部8を遮断状態としてメッセージ送信部7から“あ
いにく只今の時間は取次ぎできません”などのメッセー
ジを発信者に向けて送信する。このメッセージ送信は発
信者に対する便宜を図るためである。これにより、本発
明の通信許可装置によれば、リストを変更しない限り発
信者電話番号毎に設定された時間帯により電話機10と
の接続が行われるため、従来のいたずら撃退電話機にお
ける欠点であった機能解除スイッチの戻し忘れを防ぐこ
とができる。また、本発明の通信許可装置は時間帯毎に
特定の発信者からの受信専用として設定することがで
き、使用者の利便性を向上できる。
【0032】実施の形態例2 本例は本発明の通信許可装置を留守番電話機に内蔵した
電子通信機器の例であり、これを図6および図7を参照
して説明する。図6は本発明の通信許可装置の実施の形
態例2を示すブロック回路図であり、図7は複数のメッ
セージを格納したメッセージ送信部の構成を示すブロッ
ク回路図である。なお、実施の形態例1で記載した事項
と共通する部分には以降とも同一の参照符号を付し、そ
れらの説明を一部省略する。
【0033】この留守番電話機の構成は、回線部1、通
話申込み検出部を兼ねるモデム100、タイマー3、発
信者電話番号検出部4、許否判定部を兼ねる制御部10
1、発信者電話番号別許容時間リスト部6、メッセージ
送信部7に加え、制御部101に接続された留守番電話
機能部102、レシーバ103やマイク104を備えた
音声コーデック105、液晶ディスプレイなどの表示部
106、および操作キー107を備えて構成される。
【0034】かかる構成の本発明の通信許可装置の実施
の形態例2の動作を説明する。
【0035】回線部1に対する着信が成されると、その
受信信号はモデム100によって復調されて制御部10
1に伝達される。制御部101では制御プログラムに基
づいて受信信号を処理し、受信信号が自己の呼出信号で
あることを確認後、所定フォーマットの呼出信号をレシ
ーバ103に出力する。レシーバ103では所定の呼出
音を鳴音して使用者に着信を知らせる。この留守番電話
機は制御部101によってレシーバ103を制御するよ
うになされ、リストにない時間帯の発信者からの着信が
なされた場合はレシーバ103を鳴動しないようにす
る。時間帯リストは操作キー107を操作して随時変更
・登録が可能である。
【0036】使用者が留守番電話機に応答できる場合
は、この呼出音に応動して操作キー107の通話釦(図
示省略)を押圧する。制御部101は表示処理プログラ
ムに基づいて表示信号を表示部106に伝送する。表示
部106はこの表示信号を受けて着信情報等を表示す
る。使用者が通話釦を押圧して通話開始後は、音声コー
デック105によって入力信号を音声信号に変換すると
ともに、変換された音声信号はレシーバ103によって
使用者に受話される。
【0037】一方、マイク104を介して入力された送
話音は、音声コーデック105によって通信回線に合致
した通信フォーマットに変換後、モデム100によって
変調される。変調後の送話音は回線部1を介して基地局
(図示省略)に出力され、基地局を通じて電話回線や総
合ディジタル通信網ISDN回線等に接続されて通話が
なされる。
【0038】使用者が留守番電話機に応答できない場合
は、制御部101によって接続を許可しないようにした
り、留守番電話機能部102を使用して自動的に留守番
電話モードへ移行することもできる。
【0039】すなわち、発信者電話番号別許容時間リス
ト部6の内容を、前述の表2に示すように0、1、2の
3値とし、その内容に次のような意味付けをすることに
より留守番電話機能部102を選択可能とすることがで
きる。 0:単に不許可 1:不許可+留守番電話機能への移行 2:許可 この場合の制御部101の動作としては、発信者電話番
号別許容時間リスト部6から“1”が検索されたとき留
守番電話機能部102を動作させ、“0”が検索された
とき電話を受けられない旨のメッセージをメッセージ送
信部7から送信する。
【0040】本実施の形態の発展形として、メッセージ
の送信内容を“9時から17時の間に電話してくださ
い”や“20時以後に通話可能です”などとメッセージ
内容を細分化したい場合には、発信者電話番号別許容時
間リスト部6の内容を10値などと拡大すれば良い。こ
の場合、制御部101では発信者電話番号別許容時間リ
スト部6から検索されたリストに基づいてメッセージ内
容の制御指令をメッセージ送信部7に送出する。メッセ
ージ送信部7は、図7に示すように複数のメッセージ内
容をメッセージ格納メモリ71に格納しておき、制御部
101からの制御指令に従って所望のメッセージを選択
して送信する。本実施の形態では通話を単に不許可とす
る以外に留守番電話機能への移行を可能としたため、後
に不許可とした発信者からの伝言を聞くことができる。
【0041】実施の形態例3 本例は本発明の通信許可装置をコンピュータに内蔵した
電子通信機器の例であり、これを図8を参照して説明す
る。図8は本発明の通信許可装置の実施の形態例3を示
すブロック回路図である。
【0042】このコンピュータの構成は、回線部1、通
話申込み検出部2、タイマー3、発信者電話番号検出部
4、許否判定部5、発信者電話番号別許容時間リスト部
6、メッセージ送信部7および回線接続部8に加え、発
信者のID(IdentificationCode) 番号を検出する発信
者ID番号検出部200、発信者ID番号別の許容時間
リストを格納する発信者ID番号別許容時間リスト部2
01、モデム202、コンピュータ部203、コンピュ
ータ部203に接続されてリスト内容の変更などを行う
キーボード204、および表示部205を備えて構成さ
れる。
【0043】このような構成の本発明の通信許可装置の
実施の形態例3の動作を説明する。
【0044】本実施の形態例の許否判定部5には、発信
者電話番号検出部4と共に発信者ID番号検出部200
を備えている。そして、許否判定部5により発信者電話
番号を検出した場合は発信者電話番号別許容時間リスト
部6を参照してリスト検索を行うとともに、発信者ID
番号を検出した場合は発信者ID番号別許容時間リスト
部201を参照してリスト検索を行う。リスト内容が通
話許可であれば回線接続部8を接続状態とし、リスト内
容が通話不許可であれば回線接続部8を遮断状態とす
る。このように、発信者電話番号やID番号の両方を検
索することにより、様々な電話システムが併存する装置
への対応が可能となる。
【0045】本発明の電子通信機器では、モデム202
により回線接続部8とコンピュータ部203と接続して
データ通信等を行うことができる。例えば遠隔地からの
情報を公衆回線を用いてコンピュータ部203の蓄積装
置(図示省略)に集約してデータベース化を図る場合が
ある。このような時、本発明の通信許可装置を利用して
関係のない発信者から誤ってコンピュータ部203にア
クセスがなされないようにする。
【0046】すなわち、発信者ID番号別許容時間リス
ト部201に予め登録された発信者以外からのデータ通
信を拒否したり、予め指定した時間帯以外はコンピュー
タ部203と接続しないなどの用途に利用できる。な
お、コンピュータ部203に対する本発明の通信許可装
置の適用は、コンピュータ個々に内蔵する以外にもLA
N(Local Area Network)の回線入力部に設置しても良
い。その場合、各端末毎に発信者電話番号別許容時間リ
スト部6や発信者ID番号別許容時間リスト部201を
設定しても良く、各端末を一括して共通に設定しても良
い。これにより、コンピュータに対するデータ通信を簡
単かつ正確に行うことが可能となる。以降の動作は前述
の実施の形態例と重複するため、その説明を省略する。
【0047】本発明は前記実施の形態例に限定されず、
種々の実施形態を採ることができる。前記実施の形態例
では留守番電話機およびコンピュータへの適用例を例示
して説明したが、本発明は通信許可装置が内蔵される電
子通信機器に限定されることなく、自動車電話、レシー
バ装置、および今後開発が予想される個人用携帯情報端
末(PDA)などにも適用可能である。さらに、本発明
は以上示した一実施形態にとらわれず様々な形態に発展
できることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の通信許可装置によれば、通信許可装置にタイマー、許
否判定部、および発信者毎に予め設定された許容時間リ
ストを備え、発信者から本発明の通信許可装置に対する
通話要求がなされた際、タイマー情報に基づいて許容時
間リストを検索し、許否判定部により通話の許否を判定
するようにした。これにより、許可されない発信者から
の間違い電話やいたずら電話などが突然掛かってきて迷
惑を被るようなことがなくなる。
【0049】請求項4記載の電子通信機器は、電話機に
本発明の通信許可装置を内蔵した例であり、本発明の電
子通信機器によれば、電子通信機器にタイマー、許否判
定部、発信者毎に予め設定された許容時間リスト、およ
び電話機への着信を知らせるレシーバとを備え、発信者
から本発明の通信許可装置に対する通話要求がなされた
際、タイマー情報に基づいて許容時間リストを検索し、
許否判定部により通話の許否を判定後、通話が許可され
た場合にはレシーバによって呼出音を鳴動し、通話が許
可されない場合には呼出音を鳴動しないようにした。こ
れにより、使用者は通話が許可されたときのみ鳴動音を
認識することができ、回線と接続したまま実質上同様の
目的を達成できる効果を奏する。
【0050】請求項5記載の電子通信機器は、電話機に
留守番電話機能を有しており、登録手段(メモリ等)に
は留守番電話機能を選択できるようになされている。そ
して、留守番電話機能が選択された状態で発信者からの
通話が不許可となった場合は自動的に留守番電話モード
に移行するようになされている。これにより、所定の時
間帯で通信を不許可とした発信者からの伝言を後から聞
くことができるようになり使用者の利便性が向上する。
【0051】請求項6記載の電子通信機器は、コンピュ
ータ装置に本発明の通信許可装置を内蔵した例であり、
本発明の電子通信機器によれば、電子通信機器にタイマ
ー、許否判定部、発信者毎に予め設定された許容時間リ
スト、およびコンピュータ装置との接続を図る信号変換
手段(モデム等)とを備え、発信者から本発明の通信許
可装置に対する通話要求がなされた際、タイマー情報に
基づいて許容時間リストを検索し、許否判定部により通
話の許否を判定するようにした。これにより、電子通信
機器を利用したデータ通信等を簡単かつ正確に行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信許可装置の実施の形態例1を示す
ブロック回路図である。
【図2】本発明の発信者電話番号検出部の細部構成を示
すブロック回路図である。
【図3】本発明の許否判定部の細部構成を示すブロック
回路図である。
【図4】本発明のメッセージ送信部の細部構成を示すブ
ロック回路図である。
【図5】本発明の許否判定部の動作の説明に供するフロ
ーチャート図である。
【図6】本発明の通信許可装置の実施の形態例2を示す
ブロック回路図である。
【図7】複数のメッセージを格納したメッセージ送信部
の構成を示すブロック回路図である。
【図8】本発明の通信許可装置の実施の形態例3を示す
ブロック回路図である。
【符号の説明】
1…回線部、2…通話申込み検出部、21…コンパレー
タ、22…特定パターンメモリ、23…比較器、3…タ
イマー、4…発信者電話番号検出部、41…タイミング
抽出器、42…電話番号格納用メモリ、5……許否判定
部、51…マイクロプロセッサ、52…ROM、53…
RAM、6…発信者電話番号別許容時間リスト部、7…
メッセージ送信部、71…メッセージ格納メモリ、72
…スイッチ、73…データ変換部、74…パラレル/シ
リアル変換器、75…D/A変換器、8…回線接続部、
9…操作部、10…電話機、100,202…モデム、
101…制御部、102…留守番電話機能部、103…
レシーバ、104…マイク、105…音声コーデック、
106,205…表示部、107…操作キー、200…
発信者ID番号検出部、201…発信者ID番号別許容
時間リスト部、203…コンピュータ部、204…キー
ボード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻を計測する計時手段と、 基地局からの着信信号を検出する通信検出手段と、 該着信信号から発信者識別情報を検出する発信者検出手
    段と、 前記発信者識別情報毎に通信を許容する時間帯を登録す
    る登録手段と、 前記通信検出手段によって該着信信号を検出した際、前
    記計時手段の時刻情報に基づいて前記発信者識別情報と
    前記時間帯とが一致するか否かの判定を行う許否判定手
    段と、 前記許否判定手段によって通信可能と判定された場合に
    前記基地局との回線を接続し、それ以外の場合に前記基
    地局との回線を遮断する接続手段とを具備することを特
    徴とする通信許可装置。
  2. 【請求項2】 前記通信許可装置にはメッセージ送信手
    段を有し、 前記接続手段によって前記基地局との回線を遮断する
    際、前記メッセージ送信手段によって所定のメッセージ
    を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信許可
    装置。
  3. 【請求項3】 前記発信者識別情報は、 発信者電話番号および発信者ID番号のうち、少なくと
    も一方であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の通信許可装置。
  4. 【請求項4】 電話機を内蔵して構成され、 時刻を計測する計時手段と、 前記電話機への基地局からの着信信号を検出する通信検
    出手段と、 該着信信号を検出して前記電話機への着信を知らせる報
    知手段と、 該着信信号から発信者識別情報を検出する発信者検出手
    段と、 前記発信者識別情報毎に通信を許容する時間帯を登録す
    る登録手段と、 前記通信検出手段によって該着信信号を検出した際、前
    記計時手段の時刻情報に基づいて前記発信者識別情報と
    前記時間帯とが一致するか否かの判定を行う許否判定手
    段と、 前記許否判定手段によって通信可能と判定された場合に
    前記報知手段から報知音を発して前記基地局との回線を
    接続し、それ以外の場合に前記報知手段から報知音を発
    することなく前記基地局との回線を遮断する接続手段と
    を具備することを特徴とする電子通信機器。
  5. 【請求項5】 前記電子通信機器には留守番電話手段を
    有し、 前記登録手段は前記留守番電話手段の選択の有無を登録
    可能となされ、 前記登録手段に前記留守番電話手段の選択が登録がされ
    ている場合は、前記接続手段によって前記基地局との回
    線を遮断した後、前記留守番電話手段を起動して自動的
    に留守番電話モードに移行することを特徴とする請求項
    4に記載の電子通信機器。
  6. 【請求項6】 コンピュータ装置を内蔵して構成され、 時刻を計測する計時手段と、 前記コンピュータ装置への基地局からの着信信号を検出
    する通信検出手段と、 該着信信号から発信者識別情報を検出する発信者検出手
    段と、 前記発信者識別情報毎に通信を許容する時間帯を登録す
    る登録手段と、 前記通信検出手段によって該着信信号を検出した際、前
    記計時手段の時刻情報に基づいて前記発信者識別情報と
    前記時間帯とが一致するか否かの判定を行う許否判定手
    段と、 前記許否判定手段によって通信可能と判定された場合に
    前記基地局との回線を接続し、それ以外の場合に前記基
    地局との回線を遮断する接続手段と、 前記基地局からの信号を前記コンピュータ装置で利用可
    能な信号に変換する信号変換手段とを具備することを特
    徴とする電子通信機器。
  7. 【請求項7】 前記電子通信機器にはメッセージ送信手
    段を有し、 前記接続手段によって前記基地局との回線を遮断する
    際、前記メッセージ送信手段によって所定のメッセージ
    を送信することを特徴とする請求項4または請求項6に
    記載の電子通信機器。
  8. 【請求項8】 前記発信者識別情報は、 発信者電話番号および発信者ID番号のうち、少なくと
    も一方であることを特徴とする請求項4または請求項6
    に記載の電子通信機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217268A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Sanyo Electric Co Ltd 携帯電話機
US7313624B2 (en) 1999-09-07 2007-12-25 Hitachi, Ltd. Method and system for providing an on-line service and computer readable storage medium
JP6301515B1 (ja) * 2017-02-08 2018-03-28 株式会社Wing of Freedom 通信システム、通信端末及びプログラム

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