JP4361468B2 - 携帯通信端末 - Google Patents

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この発明は、携帯通信端末に関し、特にたとえば、着信を受けたとき呼び出し音によらない呼び出し動作を行うモード(以下“非音声呼び出しモード”)を備えた、携帯通信端末に関する。
従来この種の携帯通信端末は一般に、ユーザが行う設定操作に従って、音声呼び出しモードまたは非音声呼び出しモードを設定する。そして、音声呼び出しモードが設定された状態で着信を受けると呼び出し音を出力し、非音声呼び出しモードが設定された状態で着信を受けると、呼び出し音を出力する代わりに筺体を振動させたりLEDを点灯させたりする。これにより、図書館やオフィスといった静粛を要求される場所において着信を受けたとき、呼び出し音で周囲に迷惑がかかるのを防ぐことができる。
しかしながらユーザは、絶えず周囲の状況に気を配ってどのモードが適当かを判断し、かつこまめにモード切り換え操作を行うことが不可欠で、これを怠ると、呼び出し音が出力されてから慌てて非音声モードを設定したり、度重なる着信に気付かなかったりといった事態に陥ることがある。
かかる問題点を解決する従来技術の一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術は、マナーモード(上記の非音声呼び出しモードの一種)を設定する操作を受け付けたとき、最寄りの基地局から基地局IDを取得し、取得された基地局IDを設定用基地局IDとして記憶する。また、マナーモードを解除する(つまり音声呼び出しモードを設定する)操作を受け付けたとき、最寄りの基地局から基地局IDを取得し、取得された基地局IDを解除用基地局IDとして記憶する。
こうして設定用基地局IDおよび解除用基地局IDを登録し終えると、以降、最寄りの基地局からの信号に含まれる基地局IDを判別し、判別結果に従ってマナーモードを自動的に設定/解除する。
特開2000−188781号公報〔H04Q 7/38,7/22,7/28,H04M 3/42〕
従来技術によれば、ある場所で一度マナーモードを設定/解除する操作を行えば、後に再び同じ場所を訪れたときマナーモードが自動的に設定/解除されるので、ユーザの操作量が軽減される。
しかしながら、初めて訪れる場所では必ず、マナーモードの要否を的確に判断し、かつ確実に設定/解除操作を行わなければならない。つまり、ユーザは、依然として少なからぬ操作量を要求される上、もし誤った判断をしたり、操作を間違えたりすれば、着信音で周囲に迷惑をかける結果となる。加えて、そもそもユーザのマナー意識が乏しければ、迷惑防止に関して何ら効果がない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、着信に起因して周囲に迷惑を与えるのを簡単かつ適切に防止できる、携帯通信端末を提供することである。
1の発明に従う携帯通信端末は、無線タグに記録されたタグ情報を読み取る読み取り手段、着信が検出されたとき読み取り手段の読み取り結果を判別する判別手段、および動作モードを判別手段の判別結果に対応するモードに設定する設定手段を備える。
無線タグに記録されたタグ情報は、読み取り手段によって読み取られる。読み取り手段の読み取り結果は、着信が検出されたときに、判別手段によって判別される。設定手段は、動作モードを判別手段の判別結果に対応するモードに設定する。着信があったときにタグ情報に基づいて動作モードを変更することで、着信に起因して周囲に迷惑を与えるのを簡単かつ適切に防止できる。
2の発明に従う携帯通信端末は、1の発明に従属し、設定手段によるモード設定を発信元に通知する通知手段をさらに備える。
発信元は、相手方の現在のモードを知ることができ、ひいては、相手方の置かれた状況を推察することが可能となる。
3の発明に従う携帯通信端末は、1または2の発明に従属し、着信の検出に応答して読み取り手段を能動化する能動化手段、および判別手段の判別動作の後に読み取り手段を不能化する不能化手段をさらに備える。
読み取り手段は、着信の検出に応答して能動化され、判別動作が終了すると不能化される。判別手段が判別を行う間だけ読み取り手段を動作させるので、消費電力を節約できる。
4の発明に従う携帯通信端末は、1ないし3のいずれかの発明に従属し、着信は電話着信であり、動作モードは電話着信の検出に応じた呼び出し動作の態様を示す呼び出し動作モードである。
電話着信があったときに、タグ情報に基づいて呼び出し動作モードが変更される。
5の発明に従う携帯通信端末は、4の発明に従属し、判別手段は読み取り手段の読み取り結果に音量制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する音量制限判別手段を含み、設定手段は音量制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき呼び出し動作モードを非音声呼び出しモードに設定する。
タグ情報に音量制限を示すマナー情報が含まれていれば、呼び出し動作モードは非音声呼び出しモードに設定される。
6の発明に従う携帯通信端末は、4の発明に従属し、音声呼び出しモードおよび非音声呼び出しモードのいずれか一方を基準モードとして事前に選択する選択操作を受け付ける受け付け手段をさらに備え、判別手段は読み取り手段の読み取り結果に無制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する無制限判別手段を含み、設定手段は無制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき呼び出し動作モードを基準モードとして選択されたモードに設定する。
タグ情報に無制限を示すマナー情報が含まれていれば、呼び出し動作モードは基準モードとして事前に選択されたモードに設定される。
7の発明に従う携帯通信端末は、4の発明に従属し、判別手段は読み取り手段の読み取り結果に電磁波制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する電磁波制限判別手段を含み、設定手段は電磁波制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき呼び出し動作モードを無動作モードに設定する。
タグ情報に電磁波制限を示すマナー情報が含まれていれば、呼び出し動作モードは無動作モードに設定される。
8の発明に従う携帯通信端末は、7の発明に従属し、判別手段は電磁波制限判別手段の判別結果が否定的であるとき読み取り手段の読み取り結果に音量制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する音量制限判別手段をさらに含み、設定手段は音量制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき呼び出し動作モードを非音声呼び出しモードに設定する。
9の発明に従う携帯通信端末は、8の発明に従属し、音声呼び出しモードおよび非音声呼び出しモードのいずれか一方を基準モードとして事前に選択する選択操作を受け付ける受け付け手段をさらに備え、判別手段は音量制限判別手段の判別結果が否定的であるとき記読み取り手段の読み取り結果に無制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する無制限判別手段をさらに含み、設定手段は無制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき呼び出し動作モードを基準モードとして選択されたモードに設定する。
7〜9の発明に従えば、電磁波が制限される領域内には電磁波制限を示すマナー情報を記録した無線タグが配置され、音量が制限される領域内には音量制限を示すマナー情報を記録した無線タグが配置され、電話利用に関して何ら制限がない領域内には無制限を示すマナー情報を記録した無線タグが配置される。携帯通信端末は、電話着信を受けたとき、無線タグから情報を読み取り、読み取られた情報にかかるマナー情報が含まれるか否かを判別し、そして呼び出し動作モードを“音声呼び出し”,“非音声呼び出し”および“呼び出し動作停止”のうち判別結果に対応するモードに設定する。
このため、各領域への出入りの際いちいち設定操作を行わなくても、電磁波が制限された場所では通話時に放射される電磁波により周囲に迷惑を与えるのを防止でき、音量が制限される場所では呼び出し音により周囲に迷惑を与えるのを防止できる。また、何ら制限のない場所では、基準モードとして音声呼び出しモードを選択しておくことで、呼び出し音により着信を確実に知ることができる。
また、携帯通信端末は、電話着信が検出された時点で呼び出し動作モードの変更を行うので、各領域への出入りの際に逐一これを行う場合と比べ、モード変更の回数を削減できる。
10の発明に従う携帯通信端末は、9の発明に従属し、設定手段は読み取り手段の読み取り結果に音量制限を示すマナー情報,無制限を示すマナー情報および電磁波制限を示すマナー情報のいずれも含まれないとき呼び出し動作モードを基準モードとして選択されたモードに設定する。
事前の選択操作によって、音声呼び出しモードおよび非音声呼び出しモードのいずれか一方が選択される。無線タグから読み出された情報にどのマナー情報も含まれていなければ、呼び出し動作モードは、事前の選択操作により選択されたモードに設定される。
マナー情報を記録した無線タグが配置されていない場所では、ユーザの好みに応じた呼び出し動作モードが設定されるので、ユーザによるモード選択の自由も適切に確保される。
11の発明に従う制御プログラムは、携帯通信端末のプロセサによって実行される制御プログラムであって、無線タグから発信されたタグ情報を読み取る読み取りステップ、着信が検出されたとき読み取りステップの読み取り結果を判別する判別ステップ、および動作モードを判別ステップの判別結果に対応するモードに設定する設定ステップを備える。
この発明によれば、着信に起因して周囲に迷惑を与えるのを簡単かつ適切に防止することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例の無線通信システム10は、携帯電話12を含む。携帯電話12は、無線基地局16を介して他の通信端末、たとえば他の携帯電話14と通信する。
無線基地局16の通信エリア内に存在する建造物(たとえばビル,道路,標識),車両(たとえば電車,バス)等の各々には、1または複数のRFIDタグ(Radio Frequency Identification Tag;以下“タグ”)18が埋め込まれる。なお、図では、路上に設けられたものを“タグ18a”と表記し、図書館内に設けられたものを“タグ18b”と表記し、病院内に設けられたものを“タグ18c”と表記しているが、特に区別する必要がないときは単に“タグ18”と称する。
タグ18には、その建造物を識別する識別情報と、その建造物に関連する関連情報が記憶されている。識別情報は、住所,郵便番号などの所在地情報を少なくとも含む。関連情報としては、ビルであれば入居施設の名称・種別・営業時間等を示す施設情報が挙げられ、道路であれば路線番号・交通案内等を示す道路案内情報などが挙げられる。
携帯電話12はまた、所望のタイミングで最寄りのタグ18から情報を読み取り、読み取られた情報を画像や音声の態様で出力する。これによりユーザは、必要なとき簡単に、現在位置を確認したり、施設情報を入手したり、道路交通案内を受けたりすることができる。
タグ18にはさらに、タグ18自身の近傍で携帯電話を利用するとき守られるべきマナーを示す携帯マナー情報として、“無制限”,“音量制限”および“電磁波制限”のいずれか1つが記録される。具体的には、携帯電話を自由に利用して構わない路上に設けられたタグ18aには“無制限”を示す携帯マナー情報が記録され、呼び出し音や会話の音量が制限される図書館内に設けられたタグ18bには“音量制限”を示す携帯マナー情報が記録され、電磁波の放射が制限される病院に設けられたタグ18bには“電磁波制限”を示す携帯マナー情報が記録される。
携帯電話12には、呼び出し動作モードとして“音声呼び出し”,“非音声呼び出し”および“呼び出し動作停止”の3つのモードが準備されている。携帯電話12は、音声呼び出しモードが設定された状態で着信を検出すると呼び出し音を出力し、非音声呼び出しモードが設定された状態で着信を検出すると、呼び出し音を出力する代わりに自身の筺体を振動させる。一方、呼び出し動作停止モードが設定された状態では、着信を検出しても何ら呼び出し動作は行わない。
そして携帯電話12は、かかる呼び出し動作モードのうち周囲の状況に適したモードを適切なタイミングで設定する。すなわち、携帯電話12は、携帯電話14から着信を受けたとき、最寄りのタグ18から情報を読み取る。そして、読み取られた情報に“無制限”を示す携帯マナー情報が含まれていれば音声呼び出しモードを設定し、読み取られた情報に“音量制限”を示す携帯マナー情報が含まれていれば非音声呼び出しモードを設定し、読み取られた情報に“電磁波制限”を示す携帯マナー情報が含まれていれば呼び出し動作停止モードを設定する。
さらに携帯電話12は、音声呼び出しモードおよび非音声呼び出しモードのいずれか一方を基準モードとして事前に選択する選択操作を受け付ける。このため、携帯電話12は、どのタグ18からの電波も届かない場所に位置しているときや、タグ18から読み取られた情報にいかなる携帯マナー情報も含まれていないとき、事前の選択操作により選択されたモードを設定する。
加えて携帯電話12は、上記のようにして設定されたモードを所定のタイミングで発信元つまり携帯電話14に通知する。具体的には、携帯電話12は、音声呼び出しモードまたは非音声呼び出しモードが設定されている状態では、呼び出し動作を開始してから所定時間が経過した時点で、現在のモードを示す信号を無線基地局16に送信する。一方、呼び出し動作停止モードが設定されている状態では、着信を検出したとき直ちに信号を無線基地局16に送信する。
無線基地局16は、携帯電話12からの信号を受信し、受信された信号に対応するメッセージ、つまり携帯電話12の現在のモードを示すメッセージを携帯電話14に送信する。携帯電話14は、かかるメッセージをスピーカから出力し、またLCDモニタ14mにも表示する(図8〜図10参照)。
以上のように構成された無線通信システム10は、具体的には、次のように動作する。携帯電話12は予め、モード自動切り換え機能をオン/オフする操作と、基準モードを選択する操作とを受け付ける。ここでは、モード自動切り換え機能がオンされ、基準モードとして“音声呼び出しモード”が選択されたとする。
携帯電話12は現在、基準モードつまり音声呼び出しモードが設定された状態で、図書館内の音量制限エリアE1内に位置している音量制限エリアE1は、タグ18b,18b,…からの電波の到達範囲に相当する。このとき、携帯電話14が携帯電話12に向かって発信処理を行ったとする。
携帯電話14から送信された発呼信号は、無線基地局16を経て携帯電話12に達する。携帯電話12は発呼信号を受信し、これにより携帯電話14からの着信を検知する。着信を検知した携帯電話12は、最寄りのタグ18bから情報を読み取る。読み取られた情報には“音量制限”を示す携帯マナー情報が含まれており(図4(B)参照;後述)、このため携帯電話12は、非音声呼び出しモードを設定する。
続いて携帯電話12は、呼び出し動作を開始する。この場合、非音声呼び出しモードが設定されたため、筺体を振動させる。これに応答してユーザが着信操作を行えば、振動を停止して通話処理に移行する。所定時間が経過しても着信操作が行われなければ、“非音声呼び出しモード”を示す信号を無線基地局16に送信し、振動を停止する。
無線基地局16は、携帯電話12からの信号を受信し、受信された信号に対応するメッセージつまり“非音声呼び出しモード”を示すメッセージを携帯電話14宛に送信する。携帯電話14は、かかるメッセージを音声に変換して出力し、かつ図9のような通知画面をLCDモニタ14mに表示する。これより、携帯電話14のユーザは、相手方の携帯電話12のモードが“非音声呼び出しモード”であることがわかり、ひいては相手方が音量制限を課された場所にいることを推察できる。
なお、この実施例では、無線基地局16が携帯電話12からの信号に基づいて携帯電話14にメッセージを送信しているが、携帯電話12自身が携帯電話14に直接メッセージを送信する方式を採用してもよい。
この後、携帯電話12は、図書館から屋外に移動し、無制限エリアE0内に位置しているとき再び携帯電話14からの着信を受けたとする。無制限エリアE0は、タグ18a,18a,…からの電波の到達範囲に相当する。携帯電話12は、発呼信号の受信により携帯電話14からの着信を検知し、最寄りのタグ18aから情報を読み取る。読み取られた情報には“無制限”を示す携帯マナー情報が含まれており(図4(A)参照;後述)、このため携帯電話12は、音声呼び出しモードを設定する。
続いて携帯電話12は、呼び出し動作を開始する。この場合、音声呼び出しモードが設定されたため、呼び出し音を出力する。これに応答してユーザが着信操作を行えば、呼び出し音を停止して通話処理に移行する。所定時間が経過しても着信操作が行われなければ、“音声呼び出しモード”を示す信号を無線基地局16に送信し、呼び出し音を停止する。
無線基地局16は、携帯電話12からの信号を受信し、“音声呼び出しモード”を示すメッセージを携帯電話14宛に送信する。携帯電話14は、かかるメッセージを音声に変換して出力し、かつ図8のような通知画面をLCDモニタ14mに表示する。これより、携帯電話14のユーザは、相手方の携帯電話12のモードが“音声呼び出しモード”であることがわかり、ひいては相手方が携帯電話で自由に通話できる場所にいることを推察できる。
さらにこの後、携帯電話12は、屋外から病院内に移動し、電磁波制限エリアE2内に位置しているとき再び携帯電話14からの着信を受けたとする。電磁波制限エリアE2は、タグ18c,18c,…からの電波の到達範囲に相当する。携帯電話12は、発呼信号の受信により携帯電話14からの着信を検知し、最寄りのタグ18cから情報を読み取る。読み取られた情報には“電磁波制限”を示す携帯マナー情報が含まれており(図4(C)参照;後述)、このため携帯電話12は、呼び出し動作停止モードを設定する。
続いて携帯電話12は、呼び出し動作をスキップし、“呼び出し動作停止モード”を示す信号を直ちに無線基地局16に送信する。無線基地局16は、携帯電話12からの信号を受信し、“呼び出し動作停止モード”を示すメッセージを携帯電話14宛に送信する。携帯電話14は、かかるメッセージを音声に変換して出力し、かつ図10のような通知画面をLCDモニタ14mに表示する。これより、携帯電話14のユーザは、相手方の携帯電話12のモードが“呼び出し動作停止モード”であることがわかり、ひいては相手方が電磁波の放射を制限された場所にいることを推察できる。
最後に携帯電話12は、病院から自宅へと移動し、自宅内で再び携帯電話14からの着信を受けたとする。すると携帯電話12は、タグ情報の読み取りを試みる。しかし自宅内にはタグ18は設けられていないため、有意の情報は得られない。このため携帯電話12は、基準モードつまり音声呼び出しモードを設定する。
続いて携帯電話12は、音声による呼び出し動作を開始する。これに応答してユーザが着信操作を行えば、呼び出し音を停止して通話処理に移行する。所定時間が経過しても着信操作が行われなければ、“音声呼び出しモード”を示す信号を無線基地局16に送信し、呼び出し音を停止する。無線基地局16は、信号を受信し、“音声呼び出しモード”を示すメッセージを携帯電話14宛に送信する。
このように、携帯電話12は、着信をトリガーとしてタグ18からタグ情報を読み取り、読み取られたタグ情報に記述された携帯マナー情報に対応する読み出し動作モードを設定する。タグ情報を読み取れないか、あるいは読み取られたタグ情報に携帯マナー情報が含まれていない場合には、事前に選択された基準モードを設定する。
なお、こうしたモード設定とは別の機能として、携帯電話12は、所望のタイミングで、つまり着信とは無関係に、タグ18からタグ情報を読み取り、読み取られた情報を音声または画像の態様で出力することもできる。
携帯電話12は、具体的には、図2のように構成される。図2を参照して、入力パネル50を通して電源オン操作を受けると、CPU44は、待ち受け画面(図示せず)をLCDモニタ46に表示する。この後、入力パネル50を通して設定操作を受け付けると、CPU44は、図5に示す設定メニュー画面をLCDモニタ46に表示する。
図5の画面には、“1.音声”,“2.画像”,“3.モード自動切り換え”,…といった複数の設定項目が提示される。ここで入力パネル50を通して“3.モード自動切り換え”が選択されると、CPU44は、表示画面を図6に示すモード自動切り換え機能選択画面に更新する。
図6の画面には“ON”および“OFF”の2つの選択肢と、選択操作に関する説明文とが提示される。ここで入力パネル50を通して選択操作を受け付けると、CPU44は、選択結果をRAM54に保持する。“ON”が選択された場合、CPU44はさらに、表示画面を図7に示す基準モード選択画面に更新する。
図7の画面には、“非音声呼び出し”および“音声呼び出し”の2つの選択肢と、選択操作に関する説明文とが提示される。ここで入力パネル50を通して選択操作を受け付けると、CPU44は、選択結果をRAM54にさらに保持する。
図5〜図7の画面を利用した設定操作を通じて、RAM54には、モード自動切換え機能に関する設定値として“ON”および“OFF”のいずれか一方が登録され、“ON”が登録された場合にはさらに、基準モードとして“非音声呼び出し”および“音声呼び出し”のいずれか一方が登録されることとなる。RAM54の登録値は、呼び出しモード自動切り換え処理を行うときCPU44によって参照される。
設定操作の完了後、入力パネル50を通して発信操作が行われると、CPU44は、無線/通話処理回路32に発信処理を命令する。この発信処理によって相手方との接続が確立されると、通話可能状態となる。
また、アンテナ30を通して相手方から発呼信号を受信すると、無線/通話処理回路32からCPU44に対して着信が通知される。通知を受けると、CPU44は最初、RAM54を参照して、モード自動切り換え機能がオンされているかどうかを確認し、オンされていれば無線タグリーダ42を起動する。
次に、CPU44は、無線タグリーダ42にタグ情報の読み取りを命じる。無線タグリーダ42は、アンテナ40を通してタグ18から情報を読み取る。より具体的には、読み出し要求をアンテナ40からタグ18に送信し、これに応答してタグ18から送信された情報を同じアンテナ40で受信する。
ここで、タグ18a〜18cは、図3のように構成される。図3を参照して、タグ18aはROM66aを含む。ROM66aには、図4(A)に示すように、所在地情報と、道路案内情報と、“無制限”を示す携帯マナー情報とが記憶されている。ROM66bには、図4(B)に示すように、所在地情報と、“図書館”を示す施設情報と、“音量制限”を示す携帯マナー情報とが記憶されている。ROM66cには、図4(C)に示すように、所在地情報と、“病院”を示す施設情報と、“電磁波制限”を示す携帯マナー情報とが記憶されている。
送受信回路64aは、無線タグリーダ42からの読み出し要求をアンテナ62aで受信し、ROM66a内の情報を同じアンテナ62aから無線タグリーダ42に送信する。送受信回路64bおよび64cも同様の動作を行う。
読み取りが完了すると、CPU44は、無線タグリーダ42を停止する。次に、無線タグリーダ42によって読み取られたタグ情報を判別し、判別結果に対応する呼び出しモードを設定する。判別が行えない場合には、RAM54に登録された基準モードを設定する。
この後、CPU44は、設定された呼び出しモードに対応する呼び出し動作に移行する。すなわち、音声呼び出しモードが設定されていれば、増幅回路34を介してスピーカ36から呼び出し音を出力し、非音声呼び出しモードが設定されていれば、振動発生回路52を介して筺体を振動させる。一方、呼び出し動作停止モードが設定されていれば、いかなる呼び出し動作も行わない。
続いてCPU44は、こうして設定された呼び出し動作モードを示す信号を、無線/通話処理回路32およびアンテナ30を通して無線基地局16に送信する。送信のタイミングは、音声呼び出しモードまたは非音声呼び出しモードが設定された場合、呼び出し動作開始から所定時間が経過した時点である。このため、所定時間が経過する前に着信操作が行われれば信号は送信されない。一方、呼び出し動作停止モードが設定された場合には、直ちに信号を送信する。
無線基地局16は、携帯電話12から送信された信号を受信し、受信された信号に対応するメッセージを携帯電話14に送信する。携帯電話14は、かかるメッセージを音声に変換して出力し、次いでLCDモニタ14mに同様のメッセージを表示する(図8〜図10参照)。
呼び出し音の出力または筺体の振動を受けて、入力パネル50に向けて着信操作が行われると、相手方との接続が確立され、これにより通話可能状態となる。通話可能状態に移行すると、マイクロフォン38によって捉えられた音声信号が増幅回路34を通して無線/通話処理回路32に与えられる。無線/通話処理回路32は、与えられた音声信号にA/D変換,符号化,変調といった一連の処理を施す。これにより、音声信号は音声パケットに変換される。変換された音声パケットは、アンテナ30を介して相手方に発信される。
相手方から送られてきた音声パケットは、アンテナ30によって受信され、無線/通話処理回路32に与えられる。無線/通話処理回路32は、与えられた音声パケットに復調,復号化,D/A変換といった、上記とは逆の一連の処理を施す。これにより、音声パケットは音声信号に変換される。変換された音声信号は、増幅回路34を介してスピーカ26から出力される。
CPU44は、具体的には、図11〜図15に示すフロー図を処理する。なお、これらのフロー図に対応するプログラムは、ROM48に格納されている。
図11を参照して、CPU44は、まずステップS1で初期処理を行う。初期処理には、2つのフラグFおよびGの各々に“0”をセットする処理が含まれる。なお、フラグFには0,1および2のいずれか1つがセットされ、フラグGには0または1がセットされる。
初期処理を終えると、ステップS3,S5,S7およびS9からなるループに入る。ステップS3では着信の有無を判別し、ステップS5では発信操作が行われたか否かを判別し、ステップS7では設定操作が行われたか否かを判別し、ステップS9ではその他の操作が行われたか否かを判別する。
無線/通話処理回路32がアンテナ30を通して発呼信号を受信すると、無線/通話処理回路32からCPU44に着信が通知される。これを受けてCPU44は、ステップS3でYESと判別し、ステップS11に移る。ステップS11では、モード自動切り換え機能がオン状態であるか否かを判別する。なお、機能のオン/オフ状態,モードの設定状態,フラグの設定値などの判別は、RAM54を参照して行われる。
ステップS11の判別結果が肯定的であれば、ステップS13で呼び出し動作モード自動切り換え処理(後述)を行い、その後ステップS15に進む。ステップS11の判別結果が否定的であれば、ステップS13をスキップしてステップS15に進む。ステップS15では着信処理(後述)を行う。着信処理が完了すると、ステップS17でフラグGが“1”であるか否かを判別する。この判別結果が肯定的であれば、ステップS19で通話処理を行い、その後ステップS3〜S9のループに戻る。なお、通話処理の詳細な説明は省略する。
ステップS17の判別結果が否定的つまりG=0であれば、ステップS19をスキップしてステップS3〜S9のループに戻る。
発信操作が行われると、ステップS5からステップS21に移って発信処理を行い、その後ステップS3〜S9のループに戻る。なお、発信処理の詳細な説明は省略する。設定操作が行われると、ステップS7からステップS23に移って設定処理(後述)を行い、その後ステップS3〜S9のループに戻る。その他の操作が行われると、ステップS9からステップS25に移って該当する処理を行い、その後ステップS3〜S9のループに戻る。
上記ステップS13の呼び出し動作モード自動切り換え処理は、図12のサブルーチンに従う。図12を参照して、CPU44は、まずステップS31で無線タグリーダ42を起動し、ステップS33で無線タグリーダ42にタグ情報の読み取りを命令する。応じて無線タグリーダ42は、アンテナ40を通じて最寄りのタグ18から情報を読み取る。
読み取りが完了すると、ステップS35で無線タグリーダ42を停止し、次のステップS37では、読み取られたタグ情報が有意の情報か否かを判別する。携帯電話12の近くにタグ18がないか、あってもそれが破損している場合、ステップS37でNOと判別され、ステップS49に進む。
ステップS37の判別結果が肯定的であれば、ステップS39に移って、読み取られたタグ情報が携帯マナー情報を含むか否かを判別する。この判別結果が否定的であれば、ステップS49に進む。
ステップS39の判別結果が肯定的であれば、ステップS41に移って、携帯マナー情報が“電磁波制限”を示すか否かを判別する。この判別結果が肯定的であれば、ステップS45でフラグFに“2”をセットし、上位層のルーチンに復帰する。
ステップS41の判別結果が否定的であれば、ステップS43に移って携帯マナー情報が“音量制限”を示すか否かを判別する。この判別結果が肯定的であれば、ステップS47でフラグFに“1”をセットし、上位層のルーチンに復帰する。
ステップS43の判別結果が否定的であれば、ステップS49に移る。ステップS49では、基準モードが“音声呼び出し”であるか否かを判別する。この判別結果が肯定的であれば、ステップS51でフラグFに“0”をセットし、上位層のルーチンに復帰する。
ステップS49の判別結果が否定的であれば、ステップS47でフラグFに“1”をセットし、上位層のルーチンに復帰する。
上記ステップS15の着信処理は、図13のサブルーチンに従う。図13を参照して、CPU44は、まずステップS61およびS63でフラグFの値を判別する。F=0であればステップS69〜S81を実行する。F=1であればステップS83〜S95を実行する。F=2であればステップS65およびS67を実行する。
具体的には、F=0のとき、まずステップS69で呼び出し音の出力開始を増幅回路34に命令し、ステップS71およびS73のループに入る。ステップS71では着信操作が行われたか否かを判別し、ステップS73では所定時間が経過したか否かを判別する。
入力パネル50を介して着信操作が行われると、ステップS71でYESと判別され、ステップS75に移る。ステップS75では、フラグGに“1”をセットし、その後ステップS81に移る。
呼び出し音の出力開始から所定時間たとえば10秒が経過すると、ステップS73でYESと判別され、ステップS77に移る。ステップS77では、フラグGに“0”をセットし、続くステップS79では、“音声呼び出しモード”を示す信号を無線基地局16に送信する。その後、ステップS81に移る。無線基地局16は、かかる信号に対応するメッセージを発信元つまり携帯電話14に送信し、この結果、携帯電話14からは、着信先のモードが“音声呼び出しモード”である旨のメッセージが出力される(図8参照)。
ステップS81では、呼び出し音の出力停止を増幅回路34に命令する。その後、上位層のルーチンに復帰する。
F=1のときには、まずステップS83で、動作開始を振動発生回路52に命令する。これにより、携帯電話12の筺体が振動を開始する。次に、ステップS85およびS87のループに入る。図14を参照して、ステップS85では着信操作が検出されたか否かを判別し、ステップS87では所定時間が経過したか否かを判別する。
着信操作が行われると、ステップS85でYESと判別され、ステップS89に移る。ステップS89では、フラグGに“1”をセットし、その後ステップS91に移る。
振動開始から所定時間たとえば10秒が経過すると、ステップS87でYESと判別され、ステップS93に移る。ステップS93では、フラグGに“0”をセットし、続くステップS95では“非音声呼び出しモード”を示す信号を無線基地局16に送信し、その後ステップS91に移る。無線基地局16は、かかる信号に対応するメッセージを発信元つまり携帯電話14に送信し、この結果、携帯電話14からは、着信先のモードが“非音声呼び出しモード”である旨のメッセージが出力される(図9参照)。
ステップS91では、動作停止を振動発生回路52に命令する。これにより、筺体の振動が停止する。その後、上位層のルーチンに復帰する。
F=2のときには、まずステップS65でフラグGに“0”をセットし、続くステップS67では“呼び出し動作停止モード”を示す信号を無線基地局16に送信し、その後、上位層のルーチンに復帰する。無線基地局16は、かかる信号に対応するメッセージを発信元つまり携帯電話14に送信し、この結果、携帯電話14からは、着信先のモードが“呼び出し動作停止モード”である旨のメッセージが出力される(図10参照)。
上記ステップS15の設定処理は、図15のサブルーチンに従う。図15を参照して、CPU44は、まずステップS111で、設定メニュー画面(図5参照)をLCDモニタ46に表示し、その後ステップS113およびS115のループに入る。ステップS113では、設定メニュー画面上で“モード自動切り換え”が選択されたか否かを判別し、ステップS113では、他の項目が選択されたか否かを判別する。
ここで“モード自動切り換え”が選択されると、ステップS113でYESと判別され、ステップS117〜S135が実行される。他の項目が選択されると、ステップS115からステップS137に移り、選択された項目に該当する処理を行う。その後、上位層のルーチンに復帰する。
“モード自動切り換え”が選択された場合、具体的には、まずステップS117で、モード自動切り換え機能選択画面(図6参照)をLCDモニタ46に表示し、その後ステップS119およびS121のループに入る。ステップS119では、モード自動切り換え機能選択画面上で“ON”が選択されたか否かを判別し、ステップS121では“OFF”が選択されたか否かを判別する。
“OFF”が選択されると、ステップS121からステップS123に移り、自動切り換え機能をオフする。具体的には、機能オフを示すデータをRAM54に登録する。その後、上位層のルーチンに復帰する。
“ON”が選択されると、ステップS119からステップS125に移り、自動切り換え機能をオンする。続くステップS127で、基準モード選択画面(図7参照)をLCDモニタ46に表示し、その後ステップS129およびS131のループに入る。
“音声”が選択されると、ステップS129からステップS135に移り、RAM54に“音声呼び出し”を基準モードとして登録する。その後、上位層のルーチンに復帰する。
“非音声”が選択されると、ステップS131からステップS133に移り、RAM54に“非音声呼び出し” を基準モードとして登録する。その後、上位層のルーチンに復帰する。
以上から明らかなように、この実施例では、携帯電話12は、タグ18に記録された情報を読み取る無線タグリーダ42を含む。携帯電話の利用が自由な路上のタグ18aには“無制限”を示す携帯マナー情報が記録され、図書館など音量が制限される施設内のタグ18bには“音量制限”を示す携帯マナー情報が記録され、病院など電磁波が制限される施設内のタグ18cには、“電磁波制限”を示す携帯マナー情報が記録される。
携帯電話12は、電話着信の検出に応答して無線タグリーダ42を起動し、最寄りのタグ18に記録されたタグ情報の読み取りを無線タグリーダ42に命令する。そして、無線タグリーダ42により読み取られたタグ情報に含まれる携帯マナー情報を判別し、呼び出し動作モードを判別結果に対応するモードに設定する。具体的には、判別結果が“無制限”であれば、音声呼び出しモードおよび非音声呼び出しモードのうち基準モードとして事前に選択しておいたモードを設定し、判別結果が“音量制限”であれば非音声呼び出しモードを設定し、判別結果が“電磁波制限”であれば呼び出し動作停止モードを設定する。
このように、電話着信があったときにタグ情報に基づいて呼び出し動作モードを変更すれば、電話の呼び出し音や通話時に放射される電磁波で周囲に迷惑を与えるのを簡単かつ適切に防止することができる。
加えて、携帯電話12は、こうして設定されたモードを発信元に通知する。このため、発信元は、相手方の現在の呼び出しモードを知ることができ、ひいては相手方の置かれた状況を推察することも可能となる。
さらに、携帯電話12は、タグ情報の判別動作が終了すると無線タグリーダ42を停止させる。つまり、判別を行う間だけ無線タグリーダ42を動作させるので、消費電力を節約することができる。
なお、この実施例では、タグ18に記録された携帯マナー情報(図4(A),図4(B)および図4(C)を参照)に基づいて呼び出し動作モードを設定したが、同じタグ18に記録された施設情報に基づいてこれを行うこともできる。具体的には、携帯電話12は、携帯電話の利用が制限される施設に関する施設情報を、その施設で要求される携帯マナー毎に、予めテーブルに登録しておく。
具体的には、テーブルの“電磁波制限”欄には“病院”,“航空機”,“優先座席”などを登録し、“音量制限”欄には“図書館”,“役所”,“電車”などを登録する。そして、着信が検出されたときタグ18から施設情報を読み取り、読み取られた施設情報に対応する携帯マナーをテーブルに基づいて判別し、そして判別結果に対応するモードを設定する。
また、この実施例では、“無制限”,“音量制限”および“電磁波制限”の3種類の携帯マナー情報を用いたが、いずれか2種類の携帯マナー情報を用いてもよく、4種類以上の携帯マナー情報を用いることも可能である。一例を挙げれば、“無制限”,“音量制限(弱)”,“音量制限(強)”および“電磁波制限”の4種類の携帯マナー情報を用いる。この場合、無線タグリーダ42の読み取り結果が“無制限”を示せば“大音声”呼び出しモードを設定し、同じく“音量制限(弱)”を示せば“小音声”呼び出しモードを設定し、同じく“音量制限(強)”を示せば“非音声”呼び出しモードを設定し、同じく“電磁波制限”を示せば呼び出し動作停止モードを設定する。
また、この実施例では、1つ1つのタグ18内の携帯マナー情報を固定的なものとして説明したが、これを時間帯によって変化させる方法もある。たとえば電車内のタグ18について、朝夕のラッシュ時間帯は全て“電磁波制限”とし、ラッシュ以外の時間帯は優先座席付近のものを除き“音量制限”に変更する。
また、この実施例では、非音声呼び出しモードが設定された状態で着信を受けたとき筺体を振動させたが、着信を示すランプを点灯させたり、着信画面を表示したりしてもよい。要するに、呼び出し音によらない何らかの呼び出し動作を行えばよい。
なお、最近、道路や電柱、住居表示板などにICチップを埋め込み、携帯端末に音声や画像で目的地までの経路や施設などの情報を提供するインフラ整備計画が検討されている。かかるICチップに携帯マナー情報を記憶させれば、この発明のモード自動設定を広範囲で行うことができる。
以上では携帯電話を用いて説明したが、この発明は、携帯電話に限らず、PHS,携帯情報端末(PDA),ポケットベル,通信機能を備えたノートパソコンなど、あらゆる種類の携帯通信端末に適用することができる。
この発明の一実施例を示すブロック図である。 携帯電話12の構成を示すブロック図である。 タグ18a〜18cの構成を示すブロック図である。 (A)はタグ18aに記録されたタグ情報を示す図解図であり、(B)はタグ18bに記録されたタグ情報を示す図解図であり、(C)はタグ18cに記録されたタグ情報を示す図解図である。 選択画面の一例を示す図解図である。 選択画面の他の一例を示す図解図である。 選択画面のその他の一例を示す図解図である。 通知画面の一例を示す図解図である。 通知画面の他の一例を示す図解図である。 通知画面のその他の一例を示す図解図である。 CPUの動作の一部を示すフロー図である。 CPU動作の他の一部を示すフロー図である。 CPU動作のその他の一部を示すフロー図である。 CPU動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 CPU動作の他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10…無線通信システム
12,14…携帯電話
16…無線基地局
18a,18b,18c…タグ
30,40…アンテナ
36…スピーカ
42…無線タグリーダ
44…CPU
46…LCDモニタ
52…振動発生回路
E0…無制限エリア
E1…音量制限エリア
E2…電磁波制限エリア

Claims (10)

  1. 無線タグに記録されたタグ情報を読み取る読み取り手段、
    着信が検出されたとき前記読み取り手段の読み取り結果を判別する判別手段
    動作モードを前記判別手段の判別結果に対応するモードに設定する設定手段
    前記着信の検出に応答して前記読み取り手段を起動する起動手段、および
    前記判別手段の判別動作の後に前記読み取り手段を停止する停止手段を備える、携帯通信端末。
  2. 前記設定手段によるモード設定を発信元に通知する通知手段をさらに備える、請求項1記載の携帯通信端末。
  3. 前記着信は電話着信であり、
    前記動作モードは前記電話着信の検出に応じた呼び出し動作の態様を示す呼び出し動作モードである、請求項1または2記載の携帯通信端末。
  4. 前記判別手段は前記読み取り手段の読み取り結果に音量制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する音量制限判別手段を含み、
    前記設定手段は前記音量制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき前記呼び出し動作モードを非音声呼び出しモードに設定する、請求項記載の携帯通信端末。
  5. 前記音声呼び出しモードおよび前記非音声呼び出しモードのいずれか一方を基準モードとして事前に選択する選択操作を受け付ける受け付け手段をさらに備え、
    前記判別手段は前記読み取り手段の読み取り結果に無制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する無制限判別手段を含み、
    前記設定手段は前記無制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき前記呼び出し動作モードを前記基準モードとして選択されたモードに設定する、請求項記載の携帯通信端末。
  6. 前記判別手段は前記読み取り手段の読み取り結果に電磁波制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する電磁波制限判別手段を含み、
    前記設定手段は前記電磁波制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき前記呼び出し動作モードを無動作モードに設定する、請求項記載の携帯通信端末。
  7. 前記判別手段は前記電磁波制限判別手段の判別結果が否定的であるとき前記読み取り手段の読み取り結果に音量制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する音量制限判別手段をさらに含み、
    前記設定手段は前記音量制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき前記呼び出し動作モードを非音声呼び出しモードに設定する、請求項記載の携帯通信端末。
  8. 前記音声呼び出しモードおよび前記非音声呼び出しモードのいずれか一方を基準モードとして事前に選択する選択操作を受け付ける受け付け手段をさらに備え、
    前記判別手段は前記音量制限判別手段の判別結果が否定的であるとき記読み取り手段の読み取り結果に無制限を示すマナー情報が含まれるか否かを判別する無制限判別手段をさらに含み、
    前記設定手段は前記無制限判別手段の判別結果が肯定的であるとき前記呼び出し動作モードを前記基準モードとして選択されたモードに設定する、請求項記載の携帯通信端末。
  9. 前記設定手段は前記読み取り手段の読み取り結果に前記音量制限を示すマナー情報,前記無制限を示すマナー情報および前記電磁波制限を示すマナー情報のいずれも含まれないとき前記呼び出し動作モードを前記基準モードとして選択されたモードに設定する、請求項記載の携帯通信端末。
  10. 携帯通信端末のプロセサによって実行される制御プログラムであって、
    無線タグから発信されたタグ情報を無線タグリーダで読み取る読み取りステップ、
    着信が検出されたとき前記読み取りステップの読み取り結果を判別する判別ステップ
    動作モードを前記判別ステップの判別結果に対応するモードに設定する設定ステップ
    前記着信の検出に応答して前記無線タグリーダを起動する起動ステップ、および
    前記判別ステップの判別動作の後に前記無線タグリーダを停止する停止ステップを備える、制御プログラム。
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