JPH07326U - ドレッシング - Google Patents
ドレッシングInfo
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- JPH07326U JPH07326U JP3618393U JP3618393U JPH07326U JP H07326 U JPH07326 U JP H07326U JP 3618393 U JP3618393 U JP 3618393U JP 3618393 U JP3618393 U JP 3618393U JP H07326 U JPH07326 U JP H07326U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- carrier film
- adhered
- base film
- dressing
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- Materials For Medical Uses (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用時にキャリヤフィルムを剥がしやすく、
しかも簡単な製造設備で能率良く製造しうるドレッシン
グを提供する。 【構成】 キャリヤフィルム1を基材フィルム2の表面
に密着積層し、基材フィルム2の裏面に粘着剤層2aを形
成し、粘着剤層2aにパッド3を接着すると共に、パッド
3を挟んで粘着剤層2aに剥離紙4を仮接着したドレッシ
ングDにおいて、基材フィルム2を四角形とし、キャリ
ヤフィルム1を、基材フィルム2と同形状の四角形の本
体部分1bと本体部分1bの一辺から略三角形状に突出させ
た突出部1aからなる形状とし、キャリヤフィルム1の突
出部1aおよびそれに連なる本体部分1bの一部の表面につ
まみ片5を接着し、つまみ片5の下面に位置する基材フ
ィルム2の一辺2aの端縁に沿って折畳み用溝6を形成し
た。
しかも簡単な製造設備で能率良く製造しうるドレッシン
グを提供する。 【構成】 キャリヤフィルム1を基材フィルム2の表面
に密着積層し、基材フィルム2の裏面に粘着剤層2aを形
成し、粘着剤層2aにパッド3を接着すると共に、パッド
3を挟んで粘着剤層2aに剥離紙4を仮接着したドレッシ
ングDにおいて、基材フィルム2を四角形とし、キャリ
ヤフィルム1を、基材フィルム2と同形状の四角形の本
体部分1bと本体部分1bの一辺から略三角形状に突出させ
た突出部1aからなる形状とし、キャリヤフィルム1の突
出部1aおよびそれに連なる本体部分1bの一部の表面につ
まみ片5を接着し、つまみ片5の下面に位置する基材フ
ィルム2の一辺2aの端縁に沿って折畳み用溝6を形成し
た。
Description
【0001】
本考案は、医療分野で患部の包帯、保護に用いられるドレッシングに関する。
【0002】
従来のドレッシング50の一例を図7に基づき説明する。51はキャリヤフィルム 、52は基材フィルム、53はパッド、54は剥離紙である。基材フィルム52の裏面全 域には粘着剤層52a が形成されており、いずれも平面形状が略四角形に形成され ている。このドレッシング50を使用する場合は、剥離紙54を剥ぎ取り、パッド53 を患部に当て、基材フィルム52の粘着剤層52a を患部周辺に接着すると共に、最 後にキャリヤフィルム51を基材フィルム52から剥ぎ取る。このようにして貼付さ れたドレッシングは基材フィルム52が薄いことから患部の自由な動きを阻害する ことがない。
【0003】 ところで、上記のごときドレッシング50において、基材フィルム52だけだと、 極めて薄い(通常、20〜50μm程度)ので、すぐ垂れ下がってしまい患部にうま く貼付することができず、そこである程度の剛性をもたせて貼付しやすくするた め、キャリヤフィルム51を前記基材フィルム52に積層している。したがって、い ったん患部に貼付するとキャリヤフィルム51を付着したままでは患部の動きを阻 害するので、上記のごとく剥ぎ取るわけであるが、この剥ぎ取りを少しでも容易 にするため、キャリヤフィルム51のほぼ中央にスリット55を形成するようにして いる。そして、キャリヤフィルム51を剥がすときは、このスリット55に指の爪な どを入れてキャリヤフィルム51の端を起こし、それを引っ掛かりにして、全面的 に剥ぎ取るようにしている。
【0004】
ところで、上記実施例の場合、スリット55に爪を入れようとしても、うまく入 らず、上手にキャリヤフィルム51を剥がすことができなかった。また、キャリヤ フィルム51にスリット55を形成する加工は、カッター等の刃物を押し込むか、あ るいは押し引きしながら押し下げる方法によるため、キャリヤフィルム51の裏側 の基材フィルム52を傷付けないようにしなければならず、相当精細なミクロン単 位の位置制御をしなければならず、製造設備が大がかりかつ高価となり、製造ラ インの速度も上げることができなかった。
【0005】 本考案は上記の事情に鑑み、使用時にキャリヤフィルムを剥がしやすく、しか も簡単な製造設備で能率良く製造しうるドレッシングを提供することを目的とす る。
【0006】
本考案のドレッシングは、キャリヤフィルムを基材フィルムの表面に密着積層 し、該基材フィルムの裏面に粘着剤層を形成し、該粘着剤層にパッドを接着する と共に、該パッドを挟んで前記粘着剤層に剥離紙を仮接着したドレッシングにお いて、前記基材フィルムを四角形とし、前記キャリヤフィルムを、前記基材フィ ルムと同形状の四角形の本体部分と該本体部分の一辺から略三角形状に突出させ た突出部からなる形状とし、前記キャリヤフィルムの突出部およびそれに連なる 本体部分の一部の表面につまみ片を接着し、該つまみ片の下面に位置する前記基 材フィルムの一辺の端縁に沿う位置において、該つまみ片の表面に折畳み用溝を 形成したことを特徴とする。
【0007】
本考案ではキャリヤフィルムの突出部においては、キャリヤフィルムと基材フ ィルムの端面が一致しておらず、ズレているので、つまみ片を折り畳み用溝で折 り返せば、キャリヤフィルムの突出部が基材フィルムの端縁から簡単に離れて浮 き上るので、キャリヤフィルムを容易に基材フィルムから引き剥がすことができ 、そのままつまみ片を引張れば、キャリヤフィムを基材フィルムから無理なく分 離することができる。 そして、本考案の構成は、キャリヤフィルムの突出部につまみ片を接着する工 程と、つまみ片に折り畳み用溝を形成する工程を付加すればよく、前記折り畳み 用溝はエッジ部材を押付けることで形成でき切断する必要がないので、精細な位 置制御を必要としない。よって製造設備が簡単かつ安価なものとなり、工程制御 が容易なので、能率よく製造することができる。
【0008】
つぎに、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 図1は本考案の一実施例に係わるドレッシングDの平面図、図2は図1のドレ ッシングDの分解斜視図、図3は図1のIII −III 線断面図である。なお図3〜 7ではドレッシングの平面寸法(縦横寸法)に比して厚さ寸法を大幅に拡大して 図示している。
【0009】 図1〜3において、1はキャリヤフィルム、2は基材フィルム、3はパッド、 4は剥離紙、5はつまみ片である。キャリヤフィルム1は基材フィルム2の表面 に積層しており、かつ互いの界面を真空にして密着させている。このキャリヤフ ィルム1は貼付時にドレッシングDが垂れ下がらないようにある程度の剛性を与 えるもので、例えばポリエチレンフィルムやPETフィルムなどを材料とする厚 さ20〜100 μmのフィルムである。基材フィルムはポリウレタンフィルムなどを 材料とする厚さ20〜50μmのフィルムである。
【0010】 基材フィルム2の裏面の全面には粘着剤層2aが形成され、この粘着剤層2aとし ては公知のゴム系またはアクリル系等の粘着剤が用いられる。その厚さは通常30 〜70μmである。基材フィルム2には前記粘着剤層2aを介してパッド3が接着さ れる。パッド3としては綿や化学繊維、不織布など公知の材料が用いられ、消毒 液その他の薬液を含ませてもよい。剥離紙4はパッド3を挟んで、基材フィルム 2の粘着剤層に仮接着される。剥離紙4としては公知の材料を特に制限なく用い うる。
【0011】 上記の基本構成に加えて、本実施例では、つぎのような特徴がある。 図1〜2に示すように、基材フィルムは四角形である。ここでいう四角形には 正方形のほか長方形も含み、角部に丸みを持たせることは任意である。
【0012】 キャリヤフィルム1は基材フィルム2と同形状の本体部分1bと、本体部分1bの 一辺から三角形状に突出した突出部1a(図2で点線ハッチングの部分)とからな る。この突出部1aの形状は図示の例よりもっと丸みを付け円弧状に形成してもよ い。本明細書にいう三角形状とはそのような円弧状も含む概念である。 なお、剥離紙4は2枚の半体4b,4cからなり、一方の半体4bにはキャリヤフィ ルム1の突出部1aと同形状の突出部4aを有している。
【0013】 そして、前記キャリヤフィルム1の突出部1aとそれに連らなる本体部分1bの一 部にはつまみ片5が接着されている。このつまみ片5の材料としては、合成紙や 合成樹脂フィルムなどが用いられ、キャリヤフィルム1の表面への接着は、ゴム 系やアクリル系等の接着剤を用いる外、熱融着などの接着方法を用いうる。
【0014】 また、つまみ片5の表面には折畳み用溝6が形成される。この折り畳み用溝6 は図1および図3に示すように、つまみ片5の下面に位置する基材フィルム2の 一辺2bの端縁に対応する位置で、その端縁に沿って形成される。そして、このよ うな折畳み用溝6は折り畳みやすくするための単なる細溝であればよいので、適 当な鋭利な角度の付いたエッジ部材をつまみ片5の表面に押し付けることで形成 しうる。なお、この折畳み用溝6は、例えば図4(A)のように1本でもよく、 図4(B)のように端縁2bに沿って1本の折畳み用溝6aを形成しておけば、それ より前方に第2、第3の溝6bを形成するものであってもよい。
【0015】 つぎに、上記実施例の使用法を説明する。 図5に示すように、剥離紙4を剥がしたドレッシングDのパッド3と基材フィ ルム2を患部Mに当てて接着する。このとき基材フィルム2上にはキャリヤフィ ルム1が接着しているので、扱いやすく貼付ミスは生じない。ついで、つまみ片 5の先端を指でつまんで折畳み用溝6の部分で折り曲げる。このとき、キャリヤ フィルム1の突出部1aは基材フィルム2の一端縁2bとズレた位置にあるので簡単 に分離して折り曲げられる。しかも、貼付された基材フィルム2を患部から剥ぎ 取るおそれもない。以上のように部分的にキャリヤフィルム1と基材フィルム2 が分離した後は、図6に示すように大きくつまみ片5を剥ぎ取ると、それにつれ てキャリヤフィルム1が基材フィルムから離れ、全面的にごく簡単に分離するこ とができる。このようにしてキャリヤフィルム1が剥ぎ取られた後は患部Mに薄 い基材フィルム2が接着しているだけなので、患部とくに腕や脚などの動きを阻 害することがない。。
【0016】 以上のごとく本実施例では、キャリヤフィルム1を簡単に剥がすことができる ので患者にとって非常に便利である。また、従来のキャリヤフィルムにスリット を入れる工程に比べると、本実施例では、つまみ片5を接着し、つまみ片5を折 畳み用溝6に形成する工程において、精細な位置制御を要しないので、製造設備 が簡略化でき、しかも高速で能率よく製造することができるようになる。
【0017】
本考案によれば、使用時にキャリヤフィルムを剥がしやすく、しかも簡単な製 造設備で能率良く製造しうるドレッシングを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わるドレッシングDの平
面図である。
面図である。
【図2】図1のドレッシングDの分解斜視図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】折畳み用溝6の説明図である。
【図5】つまみ片6を折り曲げる操作の説明図である。
【図6】キャリヤフィルム1を剥がし取る操作の説明図
である。
である。
【図7】従来のドレッシング50の断面図である。
1 キャリヤフィルム 2 基材フィルム 3
パッド 4 剥離紙 5 つまみ片 6
折畳み用溝 2a 粘着剤層 1a 突出部 1b
本体部分
パッド 4 剥離紙 5 つまみ片 6
折畳み用溝 2a 粘着剤層 1a 突出部 1b
本体部分
Claims (1)
- 【請求項1】キャリヤフィルムを基材フィルムの表面に
密着積層し、該基材フィルムの裏面に粘着剤層を形成
し、該粘着剤層にパッドを接着すると共に、該パッドを
挟んで前記粘着剤層に剥離紙を仮接着したドレッシング
において、 前記基材フィルムを四角形とし、 前記キャリヤフィルムを、前記基材フィルムと同形状の
四角形の本体部分と該本体部分の一辺から略三角形状に
突出させた突出部からなる形状とし、 前記キャリヤフィルムの突出部およびそれに連なる本体
部分の一部の表面につまみ片を接着し、 該つまみ片の下面に位置する前記基材フィルムの一辺の
端縁に沿う位置において、該つまみ片の表面に折畳み用
溝を形成したことを特徴とするドレッシング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036183U JP2598797Y2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ドレッシング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036183U JP2598797Y2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ドレッシング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07326U true JPH07326U (ja) | 1995-01-06 |
JP2598797Y2 JP2598797Y2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=12462623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993036183U Expired - Lifetime JP2598797Y2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | ドレッシング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598797Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003339762A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-02 | Kyowa Ltd | 創傷保護用絆創膏 |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP1993036183U patent/JP2598797Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003339762A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-02 | Kyowa Ltd | 創傷保護用絆創膏 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2598797Y2 (ja) | 1999-08-16 |
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Legal Events
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