JP2009285172A - マブタ貼付用粘着テープ又はシール - Google Patents
マブタ貼付用粘着テープ又はシール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009285172A JP2009285172A JP2008141258A JP2008141258A JP2009285172A JP 2009285172 A JP2009285172 A JP 2009285172A JP 2008141258 A JP2008141258 A JP 2008141258A JP 2008141258 A JP2008141258 A JP 2008141258A JP 2009285172 A JP2009285172 A JP 2009285172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mount
- adhesive tape
- seal
- skin patch
- length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】本発明は、包装部材から取出しやすく、かつ使用時において台紙を剥がす際に細かい作業を必要とせず、不用意に台紙を折り曲げたり破ることなくきれいに剥がせ、皮膚貼付材をマブタに貼付する場合も簡単且つ短時間に行い得るマブタ貼付用粘着テープ又はシールを提供することを課題とする。
【解決手段】離型処理された台紙(1)、両面粘着性の皮膚貼付材(2)及び離型処理された台紙(3)が積層されており、台紙(3)の長さ及び幅が皮膚貼付材(2)の長さ及び幅がよりも大きく、台紙(3)の長さが台紙(1)の長さより同じか又は短い形状からなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールであって、台紙(1)および(3)の長辺部の一部が切取られ、除去されてなる形状からなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールによる。
【選択図】図2
【解決手段】離型処理された台紙(1)、両面粘着性の皮膚貼付材(2)及び離型処理された台紙(3)が積層されており、台紙(3)の長さ及び幅が皮膚貼付材(2)の長さ及び幅がよりも大きく、台紙(3)の長さが台紙(1)の長さより同じか又は短い形状からなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールであって、台紙(1)および(3)の長辺部の一部が切取られ、除去されてなる形状からなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールによる。
【選択図】図2
Description
本発明は、短時間で容易にかつきれいにマブタに皮膚貼付材を貼り付けることができる二重マブタ形成用のマブタ貼付用粘着テープ又はシールに関する。
二重マブタを形成するために、整形外科での手術を行う例が従来はあったが、近年ではテープをマブタの皮膚の上に貼り、マブタの上下動によって、二重マブタを作る方法、両面でマブタの皮膚を二重になるように接着する方法、エマルジョンやラテックスなどを用いてマブタの皮膚を二重マブタになるように接着する方法なども一般的である。
テープをマブタの皮膚の上に貼る例として、人の目の上マブタにセロハンフィルムなどからなる横長のテープを貼着してマブタの上下動により二重マブタを形成させることが一般に行われている。この方法では、テープを剥離紙から剥がす際に、指がテープの粘着面に触れてしまうという問題があり、あるいはピンセットを用いて剥がす際に細かい作業を強いられるため操作が容易でなく、テープに傷が付いてきれいに剥がすことができないという問題もあった。またセロハンフィルムなどの材料からなるテープでは、貼った際に目立つなどの問題もあった。
両面粘着テープで連続的な短冊状の形状のものは、粘着テープ部分の側面同士が接しているので、側面の粘着面も接している。この様な場合に、両面粘着テープを個々に分けて使用する際に、隣の粘着テープ部分の側面と取出したいテープ片が接着してしまい、操作が困難である。さらには粘着テープの粘着剤が部分的に欠けて本来の設計された機能を発現しない場合や、糊がはみ出すことなどより外観が悪く、マブタに貼付した際に目立つなどの不具合がある。
上記問題を解決する為に各種検討がなされ、各種提案がなされている。例えば特許文献1には剥離紙を半分くらい残して貼合わせを行う方法が開示されている。これについては、テープの片方を手で持つ為、テープがカールした場合の操作や、微妙な位置決めをするなどの操作が容易でなく、粘着テープ部分に指が触れる可能性が高いために粘着性を阻害しやすいという問題があった。
また、特許文献2には、二重瞼形成シートの位置決めのための接着部を設けたものが開示されている。これについては、位置決め部分を目の中心部へ貼付するのに鏡を見ながら慎重に行う必要があり、マブタの形状に沿って貼る為煩雑な操作が要求され、容易ではなく、貼付するために両手での作業が必要であり、作業が困難であった。
さらに、特許文献3には、弾性的に伸縮し、あるいは延伸可能な伸縮性を有する細いテープ状部材からなる二重瞼形成用テープについて開示されている。これについては、粘着テープ又は糸をマブタに貼付するために両手での作業が必要であり、貼付後に適当な長さに切断する必要があり、更にハサミ等の治具を必要とするという問題があった。
また、特許文献2には、二重瞼形成シートの位置決めのための接着部を設けたものが開示されている。これについては、位置決め部分を目の中心部へ貼付するのに鏡を見ながら慎重に行う必要があり、マブタの形状に沿って貼る為煩雑な操作が要求され、容易ではなく、貼付するために両手での作業が必要であり、作業が困難であった。
さらに、特許文献3には、弾性的に伸縮し、あるいは延伸可能な伸縮性を有する細いテープ状部材からなる二重瞼形成用テープについて開示されている。これについては、粘着テープ又は糸をマブタに貼付するために両手での作業が必要であり、貼付後に適当な長さに切断する必要があり、更にハサミ等の治具を必要とするという問題があった。
上記以外で従来技術としては水性ラテックスエマルジョンやポリマーエマルジョンによる接着剤で皮膚を固定する方法があるが、接着剤の使用にあたっては専用のハケ等を使用するため、二重瞼の出来具合が使用者の技量に左右される。
特開平10−304935号公報
特開2003−102546号公報
特許第3277180号公報
本発明は、包装部材から取出しやすく、かつ使用時において皮膚貼付材から台紙を剥がす際に細かい作業を必要とせず、不用意に台紙を折り曲げたり破ることなくきれいに剥がせ、皮膚貼付材をマブタに貼付する場合も簡単且つ短時間に行い得るマブタ貼付用粘着テープ又はシールを提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、離型処理された台紙(1)に、両面粘着性の皮膚貼付材(2)の片面の粘着剤露出部分が積層貼り合わされ、前記積層された皮膚貼付材(2)の上部に離型処理された台紙(3)が積層されており、台紙(3)の長さ及び幅が皮膚貼付材(2)の長さ及び幅がよりも大きく、台紙(3)の長さが台紙(1)の長さより同じか若しくは短い形状からなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールについて、台紙(1)及び(3)の長辺部の一部を切取り除去した形状とすると、上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下よりなる。
1.離型処理された台紙(1)に、両面粘着性の皮膚貼付材(2)の片面の粘着剤露出部分が積層貼り合わされ、前記積層された皮膚貼付材(2)の上部に離型処理された台紙(3)が積層されており、台紙(3)の長さ及び幅が皮膚貼付材(2)の長さ及び幅がよりも大きく、台紙(3)の長さが台紙(1)の長さより同じか若しくは短い形状からなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールであって、台紙(1)および(3)の長辺部の一部が切取られ、除去されてなる形状からなる、マブタ貼付用粘着テープ又はシール。
2.前記長辺部の一部が除去されてなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールにおいて、除去部分(a)の形状が直線と曲線で構成されている場合の、該除去部分の端と端を結んだ直線と該直線および曲線の接線のなす角度が1°以上90°以下であることを特徴とする、前項1に記載のマブタ貼付用粘着テープ又はシール。
3.前記長辺部の一部が除去されてなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールにおいて、除去部分(a)の形状が直線のみで構成されている場合の、該除去部分の端と端を結んだ直線と他の直線のなす角度が1°以上90°以下であることを特徴とする、前項1に記載のマブタ貼付用粘着テープ又はシール。
1.離型処理された台紙(1)に、両面粘着性の皮膚貼付材(2)の片面の粘着剤露出部分が積層貼り合わされ、前記積層された皮膚貼付材(2)の上部に離型処理された台紙(3)が積層されており、台紙(3)の長さ及び幅が皮膚貼付材(2)の長さ及び幅がよりも大きく、台紙(3)の長さが台紙(1)の長さより同じか若しくは短い形状からなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールであって、台紙(1)および(3)の長辺部の一部が切取られ、除去されてなる形状からなる、マブタ貼付用粘着テープ又はシール。
2.前記長辺部の一部が除去されてなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールにおいて、除去部分(a)の形状が直線と曲線で構成されている場合の、該除去部分の端と端を結んだ直線と該直線および曲線の接線のなす角度が1°以上90°以下であることを特徴とする、前項1に記載のマブタ貼付用粘着テープ又はシール。
3.前記長辺部の一部が除去されてなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールにおいて、除去部分(a)の形状が直線のみで構成されている場合の、該除去部分の端と端を結んだ直線と他の直線のなす角度が1°以上90°以下であることを特徴とする、前項1に記載のマブタ貼付用粘着テープ又はシール。
本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールにより、粘着性シール部分の側面同士の粘着面の接する部分が短くなるため、使用しようとするひとつのマブタ貼付用粘着テープ又はシールを包装部材から取出す場合に、隣のマブタ貼付用粘着テープ又はシールの側面と、取出したいテープ又はシールが接着することなく、容易に取出すことができる。また、使用時に皮膚貼付材から台紙を剥がす際に、細かい作業を必要とせず、不用意に台紙を折り曲げたり破ることなくきれいに剥がせ、操作性の煩わしさも解消し、皮膚貼付材をマブタに貼付する場合も簡単且つ短時間に行うことができる。
以下に本発明の実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。なお、図中の同一番号は同一又は対応する部分を示すものとする。
本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールは、図1aに示すように、台紙(1)、両面粘着性の皮膚貼付材(2)及び台紙(3)の少なくとも三種の部材より構成され、台紙(1)、皮膚貼付材(2)及び台紙(3)が直接又は間接的に積層されてなる構造よりなる。皮膚貼付材(2)は、粘着剤層(6)、基材(7)及び粘着剤層(8)が積層されてなる。
本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールは、図1aに示すように、台紙(1)、両面粘着性の皮膚貼付材(2)及び台紙(3)の少なくとも三種の部材より構成され、台紙(1)、皮膚貼付材(2)及び台紙(3)が直接又は間接的に積層されてなる構造よりなる。皮膚貼付材(2)は、粘着剤層(6)、基材(7)及び粘着剤層(8)が積層されてなる。
皮膚貼付材(2)は、マブタに貼付するのに適当な大きさの形状からなる。台紙(1)及び台紙(3)の大きさは、皮膚貼付材(2)の長さ及び幅よりも大きく、台紙(3)の長さは台紙(1)の長さと同じか若しくは短い形状からなる。本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールは、図2に示すように台紙(1)及び(3)の長辺部の一部が切取られ、除去されてなる形状からなる。
本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールから、皮膚貼付材をマブタに貼付する方法は、次のとおりである。
まず、図3に示すマブタ貼付用粘着テープ又はシールをひとつ分離する。該分離したマブタ貼付用粘着テープ又はシールから台紙(1)を剥がして、皮膚貼付材(2)の片面の粘着剤層(6)を露出させる(図1b)。皮膚貼付材(2)に台紙(3)が積層されているものを、皮膚貼付材(2)の粘着面に手が触れないように、台紙(3)の両端を手で持ち、皮膚貼付材の露出した粘着面をマブタの中央付近に貼付する。皮膚貼付材(2)を貼付することによって二重マブタが形成できるのであれば、厳密にマブタの中央に貼付しなくてもよい。前記皮膚貼付材(2)が充分に貼付された状態にするために、必要に応じて指の腹又は治具なとを用いても良い。皮膚貼付材(2)がマブタに充分に貼付された状態になったら、台紙(3)の片方若しくは両方の端をもって皮膚貼付材から剥離する。
まず、図3に示すマブタ貼付用粘着テープ又はシールをひとつ分離する。該分離したマブタ貼付用粘着テープ又はシールから台紙(1)を剥がして、皮膚貼付材(2)の片面の粘着剤層(6)を露出させる(図1b)。皮膚貼付材(2)に台紙(3)が積層されているものを、皮膚貼付材(2)の粘着面に手が触れないように、台紙(3)の両端を手で持ち、皮膚貼付材の露出した粘着面をマブタの中央付近に貼付する。皮膚貼付材(2)を貼付することによって二重マブタが形成できるのであれば、厳密にマブタの中央に貼付しなくてもよい。前記皮膚貼付材(2)が充分に貼付された状態にするために、必要に応じて指の腹又は治具なとを用いても良い。皮膚貼付材(2)がマブタに充分に貼付された状態になったら、台紙(3)の片方若しくは両方の端をもって皮膚貼付材から剥離する。
本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールの構造は次のとおりである。
台紙(1)は、離型処理されており、該離型処理されている面と、前記皮膚貼付材(2)の片面の粘着露出部分が積層貼り合わされている。該積層貼り合わされている上に、さらに台紙(3)が該皮膚貼付材(2)の他の片面の粘着剤露出部分と直接又は間接的に積層されている(図1a)。台紙(1)及び(3)には、各々剥離処理剤(4)及び(5)が積層されていてもよい。
台紙(1)は、離型処理されており、該離型処理されている面と、前記皮膚貼付材(2)の片面の粘着露出部分が積層貼り合わされている。該積層貼り合わされている上に、さらに台紙(3)が該皮膚貼付材(2)の他の片面の粘着剤露出部分と直接又は間接的に積層されている(図1a)。台紙(1)及び(3)には、各々剥離処理剤(4)及び(5)が積層されていてもよい。
図2に示す長さ方向に関し、台紙(1)及び(3)は皮膚貼付材(2)よりも長く、台紙(3)の長さが台紙(1)の長さと同じか若しくは短い。台紙(1)を皮膚貼付材(2)と台紙(3)から剥がすことを考慮すると、台紙(1)と(3)の長さが異なる方が好ましく、さらに台紙(1)が台紙(3)よりも長い方が好適である。台紙(3)の長さは、皮膚貼付材(2)より長ければよく、特に限定されないが、台紙(1)を剥がした後に台紙(3)の両端を持って皮膚貼付材(2)をマブタに貼付する際に、台紙(3)と皮膚貼付材(2)の長さの差が殆どない場合は、皮膚貼付材(2)の皮膚に貼付る側の粘着面に指面が接触し、その部分のマブタへの接着性が低下する。よって、皮膚貼付材(2)と台紙(3)の長さの差は、両端に少なくとも指一本分以上であることが好ましく、指二本分以上であるのがより好適である。
また図2に示す幅方向に関し、台紙(1)及び(3)は皮膚貼付材(2)よりも広く、台紙(1)及び(3)の幅は同じであることが好適である。
本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールは、台紙(1)及び(3)の長辺部の一部が切取られ、除去されてなる形状であることが特徴である。台紙(1)及び(3)が皮膚貼付材(2)の幅と同等では、上記除去される余裕が殆どなくなってしまう。また、本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールは、図3に示すように図2のマブタ貼付用粘着シールが連続した形状で連なっていてもよいので、台紙(1)及び(3)の幅は同じである方が好適である。
本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールは、台紙(1)及び(3)の長辺部の一部が切取られ、除去されてなる形状であることが特徴である。台紙(1)及び(3)が皮膚貼付材(2)の幅と同等では、上記除去される余裕が殆どなくなってしまう。また、本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールは、図3に示すように図2のマブタ貼付用粘着シールが連続した形状で連なっていてもよいので、台紙(1)及び(3)の幅は同じである方が好適である。
台紙(1)及び(3)の長辺部の一部が除去されているとは、図2に示すように台紙(1)及び(3)の部分の一部が切取られ、除去されていることをいう。除去されている部位及び部分の拡大図として図4a及び図4bを参照することができる。
皮膚貼付材(2)の台紙(1)及び(3)の長辺部に、除去されている部分(a)があると、使用する際に操作性が非常に良好である。また、使用途中のマブタ貼付用粘着テープ又はシールは、保存する際に個々に分離した状態になる場合もあるが、上記除去されていることにより、個々に分離した状態になった場合においても、各加工されたテープ又はシールが、側面の粘着剤同士による接着がなくなり、使用の際の取り出しに不具合が生じなくなる。台紙(1)及び(3)の長辺部が、図3に示すように連続状になっていると、使用する際にマブタ貼付用粘着テープ又はシールを分割して個々に分離して使用することができ、便利である。この場合、連続している部分は、部分的に打ち抜き加工を施すか、ミシン目などを施して、容易に切断できるような形状とすることができる。なお、打ち抜き加工を施す部分の長さ、あるいはミシン目の寸法は、分離操作可能な寸法であれば、特に制限されることはない。
上記除去されている部分(a)の形状は、直線及び/又は曲線より構成される。除去部分(a)の形状が、直線と曲線より構成される場合は、除去された部分の端と端を結んだ直線と該直線及び除去部分を構成する曲線のなす角度が、1°以上90°以下である(図4b)。除去部分(a)の形状が、直線と直線より構成される場合は、該除去部分の端と端を結んだ直線と他の直線のなす角度が、1°以上90°以下である。1°未満では、連続状のテープ又はシールとした場合、皮膚貼付材(2)の側面の粘着剤同士が接着して、使用する際に個々に分離するのに困難である。90°を越えると、例えば図5〜7のように形状が複雑になる。本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールの機能を満足するためには複雑な形状である必要はない。さらに、複雑な形状の場合は加工も困難である。
一方、除去された部分の端と端を結んだ直線と該直線及び曲線の接線のなす角度が1°以上90°以下であれば、図4a及び図4bに示すように、直線と曲線の組み合わせであっても、何ら支障ない。
一方、除去された部分の端と端を結んだ直線と該直線及び曲線の接線のなす角度が1°以上90°以下であれば、図4a及び図4bに示すように、直線と曲線の組み合わせであっても、何ら支障ない。
皮膚貼付材(2)の幅は広い方が皮膚への接着性が高く二重マブタを形成しやすいが、貼付していることが目立つので、可能な限り狭い方がよい。好ましくは10mm以下であり、より好ましくは3mm以下である。長さは長い方が皮膚への接着性が高く、二重マブタを形成しやすいが、貼付していることが目立つので、可能な限り短い方がよい。好ましくは50mm以下であり、より好ましくは35mm以下である。形状に関しては、マブタの形状に合わせて、湾曲したものでもよいが、上記寸法であれば長方形であっても充分な効果が得られる。
本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールの材質は以下のとおりである。
両面粘着性を有する皮膚貼付材(2)の基材(7)は、伸縮性を有するが、延伸後に弾性的な伸縮性を有しないもの、伸縮性を有するが、延伸して使用しないものを使用することができる。例えば、パルプなどを用いた紙、伸縮性の無い不織布などを好適に使用することができる。その他、絹、木綿など伸縮性を発現するように編んだもの、シリコーン、セロハンなども使用することができる。
両面粘着性を有する皮膚貼付材(2)の基材(7)は、伸縮性を有するが、延伸後に弾性的な伸縮性を有しないもの、伸縮性を有するが、延伸して使用しないものを使用することができる。例えば、パルプなどを用いた紙、伸縮性の無い不織布などを好適に使用することができる。その他、絹、木綿など伸縮性を発現するように編んだもの、シリコーン、セロハンなども使用することができる。
皮膚貼付材(2)の粘着層(6)及び(8)は、ゴム系、合成ゴム系、アクリル系、シリコーン系などを使用することができ、特に限定されないが、接着特性が比較的制御しやすく、透湿性の付与が比較的容易にできるアクリル系が好適である。さらに肌に優しい粘着剤として、特許2539330号公報又は特開2002−065841号公報に開示する医療用粘着剤又は皮膚貼付用粘着剤組成物等を使用することもできる。
粘着剤層(6)及び(8)の粘着性は、使用の態様に応じて調整したものを使用することができる。使用時に皮膚貼付材(2)と台紙(3)から台紙(1)を分離するため、粘着剤層(8)の粘着性は、粘着剤層(6)の粘着性よりも大きいのが好適である。
粘着剤層(6)及び(8)の粘着性は、使用の態様に応じて調整したものを使用することができる。使用時に皮膚貼付材(2)と台紙(3)から台紙(1)を分離するため、粘着剤層(8)の粘着性は、粘着剤層(6)の粘着性よりも大きいのが好適である。
台紙(1)及び(3)については、剥離処理を施された紙又はPET、あるいは低粘着性を発現するポリオレフィン系、これらをラミネート処理された紙などであれば、特に限定されない。剥離処理された部材は、片面に離型処理を施した紙類又はオレフィン系、ポリエステル系の高分子材料が好ましいが、表面エネルギーの低いオレフィン系などを用いて離型機能を発現させてもよい。台紙(1)は、皮膚貼付材(2)に貼りあわせて積層するが、その場合には台紙(1)の皮膚貼付材(2)の粘着面と接触する部分に離型処理を行うことが必要である。あるいは、台紙(1)と皮膚貼付材(2)の間に離型処理された部材(4)を積層することもできる(図1a)。
台紙(3)は、皮膚貼付材(2)に貼りあわせて積層するが、その場合には台紙(3)の皮膚貼付材(2)の粘着面と接触する部分に離型処理を行うことが必要である。あるいは、台紙(3)と皮膚貼付材(2)の間に離型処理された部材(5)を積層することもできる(図1a)。該離型処理された部材(5)は、皮膚貼付材(2)と接触する側の面に離型処理を施した紙類又はオレフィン系、ポリエステル系の高分子材料を好適に使用することができ、表面エネルギーの低いオレフィン系などを用いて離型機能を発現させることもできる。その場合、該離型処理された部材(5)と台紙(3)との接着面の接着性を考慮する必要がある。接着性は、熱ラミネート条件の調整などの一般的な方法で調整することができる。
以下に実施例を示して説明するが、本実施例は発明の内容をより理解するためのものであって、本発明は本実施例に限定されるものではないことはいうまでもない。
皮膚貼付材(2)、台紙(1)及び台紙(3)の各部材の幅、及び皮膚貼付材(2)の切断層、台紙(1)と(3)の長辺側の除去部分の形状について、表1に示した。今回使用した粘着剤は、同一のアクリル系を用い、乾燥後の塗布厚も80μmに統一した。
これらを社内ボランティアの協力を得て評価した。評価の項目は、取出し時の操作性、貼付時の操作性、装着感、貼付時の認知度である。
これらを社内ボランティアの協力を得て評価した。評価の項目は、取出し時の操作性、貼付時の操作性、装着感、貼付時の認知度である。
取出し時の操作性は、皮膚貼付材(2)、台紙(1)及び台紙(3)からなる部材を、個々に分離するときの操作性をいう。貼付時の操作性は、皮膚貼付材(2)から台紙(1)を剥離し、皮膚貼付材(2)をマブタに貼付する際の操作性をいう。装着感は、皮膚貼付材(2)の貼付時の快適さを指標に評価した。評価点は表2〜5に示した。
実施例1〜3及び比較例1〜3を、年代層30代以上のボランティア20人のマブタに貼付し、下記の基準によって貼付性評価を行った。
(取出し時の操作性)
取出す際の操作性については、「取出し易い」「問題なし」「取出し難い」「非常に取出し難い」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表2に示した。上記段階のうち、「取出し易い」「問題なし」を操作性が良好であるのに有効であるとし、有効率を表2に併記した。
取出す際の操作性については、「取出し易い」「問題なし」「取出し難い」「非常に取出し難い」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表2に示した。上記段階のうち、「取出し易い」「問題なし」を操作性が良好であるのに有効であるとし、有効率を表2に併記した。
(貼付時の操作性)
操作性については、「貼りやすい」「問題なし」「貼り難い」「非常に貼り難い」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表3に示した。上記段階のうち、「貼り易い」「問題なし」を操作性が良好であるのに有効であるとし、有効率を表3に併記した。
操作性については、「貼りやすい」「問題なし」「貼り難い」「非常に貼り難い」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表3に示した。上記段階のうち、「貼り易い」「問題なし」を操作性が良好であるのに有効であるとし、有効率を表3に併記した。
(装着感)
装着感については、「非常に快適」「問題なし」「不快に感じる」「非常に不快」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表4に示した。上記段階のうち、「非常に快適」「問題なし」を装着感が良好であるのに有効とし、有効率を表4に併記した。
装着感については、「非常に快適」「問題なし」「不快に感じる」「非常に不快」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表4に示した。上記段階のうち、「非常に快適」「問題なし」を装着感が良好であるのに有効とし、有効率を表4に併記した。
(装着時の認知度)
装着時の認知度については、「目立たない」「問題なし」「目立つ」「非常に目立つ」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表5に示した。上記段階のうち、「目立たない」「問題なし」を装着時の認知度が良好であるのに有効とし、有効率を表5に併記した。
装着時の認知度については、「目立たない」「問題なし」「目立つ」「非常に目立つ」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表5に示した。上記段階のうち、「目立たない」「問題なし」を装着時の認知度が良好であるのに有効とし、有効率を表5に併記した。
以上説明したように、本発明のマブタ貼付用粘着テープ又はシールは、包装部材から取出しやすく、皮膚貼付材を台紙から剥がしやすく、かつ皮膚貼付材を貼りやすく、該皮膚貼付材を装着したとき快適であり、目立ちにくいという効果が得られ、二重マブタを容易に形成することができる。従って、優れたマブタ貼付用粘着テープ又はシールを提供することができる。
1 台紙
2 皮膚貼付材
3 台紙
4 離型処理部
5 離型処理部
6 粘着剤層
7 基材
8 粘着剤層
a 除去部分
2 皮膚貼付材
3 台紙
4 離型処理部
5 離型処理部
6 粘着剤層
7 基材
8 粘着剤層
a 除去部分
Claims (3)
- 離型処理された台紙(1)に、両面粘着性の皮膚貼付材(2)の片面の粘着剤露出部分が積層貼り合わされ、前記積層された皮膚貼付材(2)の上部に離型処理された台紙(3)が積層されており、台紙(3)の長さ及び幅が皮膚貼付材(2)の長さ及び幅がよりも大きく、台紙(3)の長さが台紙(1)の長さより同じか若しくは短い形状からなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールであって、台紙(1)および(3)の長辺部の一部が切取られ、除去されてなる形状からなる、マブタ貼付用粘着テープ又はシール。
- 前記長辺部の一部が除去されてなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールにおいて、除去部分(a)の形状が直線と曲線で構成されている場合の、該除去部分の端と端を結んだ直線と該直線および曲線の接線のなす角度が1°以上90°以下であることを特徴とする、請求項1に記載のマブタ貼付用粘着テープ又はシール。
- 前記長辺部の一部が除去されてなるマブタ貼付用粘着テープ又はシールにおいて、除去部分(a)の形状が直線のみで構成されている場合の、該除去部分の端と端を結んだ直線と他の直線のなす角度が1°以上90°以下であることを特徴とする、請求項1に記載のマブタ貼付用粘着テープ又はシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008141258A JP2009285172A (ja) | 2008-05-29 | 2008-05-29 | マブタ貼付用粘着テープ又はシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008141258A JP2009285172A (ja) | 2008-05-29 | 2008-05-29 | マブタ貼付用粘着テープ又はシール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009285172A true JP2009285172A (ja) | 2009-12-10 |
Family
ID=41454961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008141258A Withdrawn JP2009285172A (ja) | 2008-05-29 | 2008-05-29 | マブタ貼付用粘着テープ又はシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009285172A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223250A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Bn:Kk | 二重瞼形成用着色テープ材 |
JP5311694B1 (ja) * | 2012-08-01 | 2013-10-09 | 正則 小林 | 二重瞼形成用テープ |
JP2014057875A (ja) * | 2013-11-20 | 2014-04-03 | Masanori Kobayashi | 二重瞼形成用テープの製造方法 |
JP2014111137A (ja) * | 2013-12-26 | 2014-06-19 | Masanori Kobayashi | 二重瞼形成用テープの製造方法 |
JP2014111138A (ja) * | 2013-12-26 | 2014-06-19 | Masanori Kobayashi | 二重瞼形成用テープの製造方法 |
JP5600794B1 (ja) * | 2013-10-07 | 2014-10-01 | 正則 小林 | 二重瞼形成用テープ |
JP5600820B1 (ja) * | 2014-04-10 | 2014-10-08 | 正則 小林 | 二重瞼形成用テープ |
-
2008
- 2008-05-29 JP JP2008141258A patent/JP2009285172A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223250A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Bn:Kk | 二重瞼形成用着色テープ材 |
JP5311694B1 (ja) * | 2012-08-01 | 2013-10-09 | 正則 小林 | 二重瞼形成用テープ |
WO2014021052A1 (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | ワールド ワイド パートナーズ リミテッド | 二重瞼形成用テープ |
CN103732103A (zh) * | 2012-08-01 | 2014-04-16 | 小林正则 | 双眼皮形成用胶带 |
CN103732103B (zh) * | 2012-08-01 | 2015-07-08 | 小林正则 | 双眼皮形成用胶带 |
JP5600794B1 (ja) * | 2013-10-07 | 2014-10-01 | 正則 小林 | 二重瞼形成用テープ |
JP2014057875A (ja) * | 2013-11-20 | 2014-04-03 | Masanori Kobayashi | 二重瞼形成用テープの製造方法 |
JP2014111137A (ja) * | 2013-12-26 | 2014-06-19 | Masanori Kobayashi | 二重瞼形成用テープの製造方法 |
JP2014111138A (ja) * | 2013-12-26 | 2014-06-19 | Masanori Kobayashi | 二重瞼形成用テープの製造方法 |
JP5600820B1 (ja) * | 2014-04-10 | 2014-10-08 | 正則 小林 | 二重瞼形成用テープ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007111218A (ja) | 二重瞼形成用粘着シートまたはテープ片 | |
JP2009285172A (ja) | マブタ貼付用粘着テープ又はシール | |
JP5036385B2 (ja) | フィルムドレッシング | |
JP2009022592A (ja) | 二重まぶた形成用粘着シート及び二重まぶたの形成方法 | |
JP4197731B1 (ja) | 二重瞼形成用粘着テープ及びその製造方法 | |
WO2010044152A1 (ja) | フィルムドレッシング | |
JP2015039613A (ja) | 化粧用瞼整形用テープ及びその製造方法 | |
JP2012016476A (ja) | シート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法 | |
JP3246882B2 (ja) | 二重まぶた形成用テープ | |
JP2007097661A (ja) | マブタ貼付用粘着テープ又はシート | |
JP2007151719A (ja) | 絆創膏及びその製造方法並びにその施用方法 | |
WO2013054420A1 (ja) | カテーテル固定用貼付材 | |
JP5271533B2 (ja) | 粘着フィルムドレッシング | |
JP6712446B2 (ja) | 化粧用瞼整形テープ、及びそれを用いた二重瞼の形成方法、並びに該テープの製造方法 | |
JP3194879U (ja) | 皺伸ばしテープ | |
JP2014217458A (ja) | 二重まぶた形成用テープ、及び二重まぶた形成用テープ集合シート | |
JPH09238975A (ja) | 粘着フィルム | |
JPH08103462A (ja) | ドレッシング | |
KR200381983Y1 (ko) | 접착이 간편한 일회용 의료밴드 | |
CN210990783U (zh) | 一种医用一次性护眼贴 | |
JP5812601B2 (ja) | 薄膜シート | |
JP2010063547A (ja) | 鍼治療用指先感染防止シート | |
WO2021234975A1 (ja) | マスク用固定シールおよびマスク用固定シールを備えたマスク | |
JP6034999B1 (ja) | 医療用テープ | |
JP2017209461A (ja) | 二重瞼形成用テープ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110802 |