JPH0947508A - 注射器用固定具 - Google Patents

注射器用固定具

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JPH0947508A
JPH0947508A JP7227101A JP22710195A JPH0947508A JP H0947508 A JPH0947508 A JP H0947508A JP 7227101 A JP7227101 A JP 7227101A JP 22710195 A JP22710195 A JP 22710195A JP H0947508 A JPH0947508 A JP H0947508A
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Japan
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syringe
sheet
fixing
piece
injection needle
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JP7227101A
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Akiko Mori
昭子 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注射器の固定力に優れ、しかも製作が容易
で、さらには形状の異なる多種の注射器に適用可能な注
射器固定具を提供する。 【解決手段】 弾力性のある可撓性シート状部材に、支
持片12及び固定片13を形成するための切り込み及び
粘着層を設け、同シート状部材の裏面には人体Hに粘着
可能なアンカー層を設ける。支持片12を折り込んで注
射器32の下側に配置するとともに、注射器32の上面
を覆うように固定片13を折り込んで注射器32を固定
する。 【効果】 様々な形状の注射器を確実に固定することが
できるので、点滴等を安全に持続することができる。ま
た、注射器保持具の製作も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点滴等の注射器を人体
の注射部位に固定する注射器用固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】注射針を人体に刺したままに長時間保持
する点滴においては、患者の身体の動きによって注射針
が移動し、液漏れなどの問題が発生する。このため、従
来、患者が動いてもずれないように、注射器を固定する
ことが行われている。
【0003】この固定方法の最も一般的なものは、注射
針の下にガーゼや脱脂綿をくるめて置き、その上から粘
着テープにて固定させる方法である。これによって、注
射針を角度を持たせたまま保持することができ、上記問
題を解決している。
【0004】しかしながら、この方法では、注射針の下
に敷くガーゼ、脱脂綿等は使用の度毎に、勘によってそ
の分量が決められており、必要とする角度に正確に保持
することができない。またガーゼ、脱脂綿等がずれ落ち
やすい等の問題が残されている。
【0005】この対策として、特開昭51─13195
号公報には、上面に注射針保持用の傾斜した溝を設け、
底面に人体に接着させるための粘着剤を設けた注射針固
定用スポンジが提案されている。
【0006】この注射針固定用スポンジによると、注射
針を傾斜溝の中に装着することによってスポンジの弾性
力で所定傾斜に固定することができ、また、底部に粘着
剤を設けているため、テープ等で固定する必要もなくな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記固定用
スポンジでは、注射針の固定がスポンジの弾性力のみに
よっているため、少しの移動では特に問題ないものの、
人体が大きく移動した場合、溝から注射針が抜け出し、
甚だしい場合人体から外れることもある。また、複雑な
形状をした注射針保持用の溝を、注射針の形状に応じて
数多く製作する必要がある。
【0008】本発明は従来の注射針固定用スポンジにお
ける上記問題点を解消するもので、注射器の固定力に優
れ、しかも製作が容易で、さらには、形状の異なる多種
の注射器に適用可能な注射器用固定具を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、弾力性のある可撓性のシート状部材で形成
された注射器用固定具であって、前記シート状部材に、
折り込んで注射器の下側に配置される支持片と、折り込
んで前記注射器の上面を覆う粘着層付きの固定片とを形
成する切り込みを設けると共に、前記シート状部材の裏
面に人体に粘着可能なアンカー層を設けたことを特徴と
する。
【0010】なお、ここで注射器とは、注射器本体のほ
か、注射器本体の先端に取付けられた注射針、及び点滴
剤容器に接続され薬液を送る輸送管(パイプ)の先端に
取付けられた注射針部分をも含むものとする。
【0011】ここで、前記支持片及び固定片を形成する
切り込みを、矩形状のシート状部材の外縁から中央側に
向かって設けられた平行な2本線とすることができる。
【0012】また、可撓性のシート状部材としては、軟
質のプラスチックシート、発泡させた軟質プラスチック
シート、布、紙製のものを使用することができるが、特
に、安全性の持続の点からは、発泡させた軟質プラスチ
ックシートが望ましい。
【0013】
【作用】本発明においては、シート状部材の一部で形成
された支持片によって注射器を下側から所定角度で支
え、上面からは,粘着層を有する固定片によって固定す
ることで、簡単な部材でありながら注射器を人体の必要
部位に確実に固定することができる。また、固定片の折
り込み量を調整することで、シート状部材の弾力性によ
って、注射器を必要な角度に保持することができる。
【0014】矩形状のシート状部材の外縁から中央側に
向かって設けられた平行な2本線によって、支持片及び
固定片を形成することによって、特に矩形状のシート状
部材から簡単な製造プロセスで製造が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の特徴を図面に示す実施例に基
づいて具体的に説明する。図1は本発明の第1実施例で
ある注射器用固定具の斜視図、図2(a)は図1のA−
A線断面図、(b)は同じくB−B線断面図である。
【0016】10は本実施例の注射器用固定具で、発泡
させた軟質プラスチックシートからなる、幅6cm,長
さ12cmの全体形状が矩形状のシート状部材である。
11は矩形状シート状部材のほぼ半分を占めるベース
で、その下面には、図2(b)に示すように、人体に粘
着させるための粘着剤14aが塗布され、粘着剤14a
面には剥離紙14bが貼着され、粘着層14が形成され
ている。
【0017】ベース11の右側の上面全面には、粘着剤
14a及び剥離紙14bからなる粘着層14が形成され
た支持片12及び固定片13が、矩形状のシート状部材
の外縁から中央側に向かって設けられた平行な2本の切
り込みC1 ,C2 によって形成されている。支持片12
はほぼ180°折り込んで注射器の下側に配置され、ま
た、固定片13は折り込んで注射器の上面を覆うもの
で、図1の仮想線で示すように折り畳み可能である。
【0018】次いで、図1に示す注射器用固定具の使用
状態を示す図3、及び図3のC−C線断面図である図4
を参照して、上記注射器用固定具の使用方法について説
明する。
【0019】まず、ベース11の下面に形成された粘着
層14の剥離紙14bを剥いで、人体Hの注射予定箇所
近傍に貼りつける。次に、支持片12表面の剥離紙14
bを剥いで図1の仮想線で示したようにほぼ180°折
り曲げる。この状態で、支持片12が注射器32の下側
となるようにして人体Hに注射針33を刺す。これによ
って、支持片12が注射針33を所定傾斜を付けた状態
に保持する。
【0020】次いで、一対の固定片13のうち一方の固
定片13の剥離紙14bを剥いで、上記と同じ要領で1
80°折り曲げ、注射器32を上面から固定する。最後
に残る固定片13の剥離紙14bを剥いで、上記と同じ
要領で180°折り曲げ、注射針33、注射器32又は
輸送管(パイプ)31等の上面から固定すると、前後2
か所を固定することになる。これによって、人体の多少
の移動によってもずれない固定が可能となる。また、ベ
ース11、支持片12は弾性部材であるため、固定片1
3の折り曲げ量を調整することによって、注射針33の
固定角度を調整することができる。
【0021】なお上記方法では、注射針33を人体Hに
刺す前に注射針用固定具10を人体に貼りつけたが、人
体Hに刺した後に、注射器用固定具10を貼りつけるこ
とによって、より正確な固定が可能となる。
【0022】このように、本実施例の注射器用固定具1
0によれば、シート状部材の一部で形成された支持片1
2によって注射器32を下側から所定角度で支え、上面
からは粘着層14aを有する固定片13によって固定す
ることでき、簡単な部材でありながら注射針33を人体
の必要部位に確実に固定することができる。また、固定
片14の折り込み量を調整することで、シート状部材の
弾力性によって、注射針33、注射器32及び輸送管
(パイプ)31等を必要な角度に保持することができ
る。
【0023】さらに、矩形状のシート状部材の外縁から
中央側に向かって設けられた平行な2本の切り込み
1 .C2 で支持片12及び固定片13を形成すること
によって、特に矩形状のシート状部材から簡単な製造プ
ロセスで製造が可能となる。また、シート状部材とし
て、発泡ポリエチレンシート等の発泡させた軟質プラス
チックシート製のものを採用することにより、人体に確
実に固定することができると共に、点滴等を簡単かつ安
全に持続させることができる。
【0024】次いで、図5,図6を参照して、本発明の
第2実施例について説明する。ここで、図5(a)は第
2実施例を示す斜視図、(b)は同裏面図、図6は図5
に示す注射器用固定具の使用状態を示す斜視図である。
【0025】本実施例においては、ベース21の左半分
にU字状の切り込みC3 によって、固定片22を形成
し、右半分の中程に切り込みC4 によって支持片23を
形成している。また、裏面にはその外周に、粘着剤を塗
布した粘着層14が形成されている。
【0026】使用に当たっては、図6に示すように、注
射器32の下側に来るように支持片23を折り込み、そ
の上から全体を覆うように固定片22を被せる。これに
よって、前記した効果に加え、さらに固定強度が増すの
で、より確実に固定させることができる注射器用固定具
となる。
【0027】さらに、図7,8に基づき、本発明の第3
実施例について説明する。図7(a)は第3実施例を示
す表面図、図7(b)は同裏面図、図8は使用状態を示
す斜視図である。本実施例においては、矩形状シート状
部材24の表面両側部、及び裏面中央部に粘着層25を
設けるとともに、矩形状シート状部材24の中央に向か
って複数の平行な切り込みC5 を設けている。各スリッ
トC5 により分割された矩形状シート状部材24の両側
部が、固定片22、支持片23となる。
【0028】使用方法は前述の実施例の場合と同様、注
射器の下側に来るように支持片23を折り込み、その上
から全体を覆うように固定片22を被せる。本実施例の
場合、複数の支持片23及び固定片22を使用して注射
器32、注射針33を固定するので、固定状態が極めて
安定するとともに、状況に応じた確実な固定をすること
ができる。また、固定片22は複数に分割されているの
で、もし1枚の固定片22がめくれた場合でも、そのめ
くれが全面に拡がっていくことがなく、固定が外れるお
それもない。
【0029】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0030】(a)シート状部材に注射器の下側に配置
される支持片と注射器の上面を覆う粘着層付きの固定片
とを形成する切り込みを設け、シート状部材の裏面に人
体に粘着可能なアンカー層を設けることによって、支持
片で注射器を所定角度に保持し、また、上面から固定片
で粘着固定することによって、注射器の固定力に優れ、
しかも製作が容易で、さらには、形状の異なる多種の注
射器に適用可能な注射器用固定具となる。
【0031】(b)支持片及び固定片を形成する切り込
みを、矩形状のシート状部材の外縁から中央側に向かっ
て設けられた平行な2本線とすることによって、簡単に
製造することができる。
【0032】(c)シート状部材として、特に、発泡さ
せた軟質のプラスチックシートを用いることによって、
人体に柔軟に密着し、安全な注射器用固定具となる。
【0033】(d)また、シート状部材として、柔軟性
の高い軟質プラスチックシートを使用することにより、
作業現場の省力化にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である注射針用固定具の斜
視図である。
【図2】(a)は図1のA−A線断面図、(b)は同じ
くB−B線断面図である。
【図3】図1に示す注射針用固定具の使用状態を示す斜
視図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】(a)は第2実施例を示す斜視図、(b)は同
裏面図である。
【図6】図5に示す注射器用固定具の使用状態を示す斜
視図である。
【図7】(a)は第3実施例を示す表面図、(b)は同
裏面図である。
【図8】図7に示す注射器用固定具の使用状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10,20 注射針用固定具 11,21 ベース 12,23 支持片 13,22 固定片 14 粘着層 14a 接着剤 14b 剥離紙 C1 〜C5 切り込み 30 点滴剤容器 31 輸送管(パイプ) 32 注射器 33 注射針

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性のある可撓性のシート状部材で形
    成された注射器用固定具であって、前記シート状部材
    に、折り込んで注射器の下側に配置される支持片と、同
    様に折り込んで前記注射器の上面を覆う粘着層付きの固
    定片とを形成する切り込みを設けると共に、前記シート
    状部材の裏面に人体に粘着可能なアンカー層を設けた注
    射器用固定具。
  2. 【請求項2】 前記支持片及び固定片を形成する切り込
    みが、矩形状のシート部材の外縁から中央側に向かって
    設けられた平行な2本線であることを特徴とする請求項
    1記載の注射器用固定具。
  3. 【請求項3】 前記可撓性のシート状部材が、軟質プラ
    スチックシート、発泡させた軟質プラスチックシート、
    布質、紙質のいずれかであることを特徴とする請求項
    1,2記載の注射器用固定具。
JP7227101A 1995-08-10 1995-08-10 注射器用固定具 Pending JPH0947508A (ja)

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JP7227101A JPH0947508A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 注射器用固定具

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JP7227101A JPH0947508A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 注射器用固定具

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JP (1) JPH0947508A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009017941A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Alcare Co Ltd カテーテル固定具及びカテーテル固定用皮膚貼付体
JP2014050665A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Taiwan Paiho Ltd 医療用固定ストラップ
KR200484115Y1 (ko) * 2016-11-18 2017-08-01 이근승 기능성 의료용 반창고

Cited By (3)

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JP2009017941A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Alcare Co Ltd カテーテル固定具及びカテーテル固定用皮膚貼付体
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