JPH0732619Y2 - 二重軸型掘削機類における二重軸回転駆動装置 - Google Patents
二重軸型掘削機類における二重軸回転駆動装置Info
- Publication number
- JPH0732619Y2 JPH0732619Y2 JP8918389U JP8918389U JPH0732619Y2 JP H0732619 Y2 JPH0732619 Y2 JP H0732619Y2 JP 8918389 U JP8918389 U JP 8918389U JP 8918389 U JP8918389 U JP 8918389U JP H0732619 Y2 JPH0732619 Y2 JP H0732619Y2
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- Japan
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- gear
- double
- main shaft
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本案は、二重軸構造の掘削軸を有するスクリューオーガ
掘削機等の掘削機類における二重軸回転駆動装置に関す
る。
掘削機等の掘削機類における二重軸回転駆動装置に関す
る。
（従来の技術） 例えば軸下端に掘削ヘッドを、軸外周面にスクリュー羽
根を有する掘削軸を備えるスクリューオーガ掘削機によ
り硬質地盤を掘削する場合、地盤の削孔を行う掘削ヘッ
ドの回転は低速高トルクとし、掘削土砂の上方への排出
を行うスクリュー羽根の回転は高速にすることが有効な
掘削を可能にする。そこで、従来、掘削軸として、外周
面にスクリュー羽根を有する中空外軸に、下端に掘削ヘ
ッドを有する内軸を回転自在に縦通し、これら内外軸を
互に異なる所望回転数で回転させる二重軸構造のものが
すでに提案されているが、その二重軸の回転駆動装置と
しては、マストに昇降自在に支持された駆動部支持台に
上記二重掘削軸の上端部を回転自在に支承させると共に
２個のモータを載置し、一方のモータから歯車減速機を
介して内軸に、他方のモータから歯車減速機を介して外
軸にそれぞれ回転を伝える構造のものが知られている。
根を有する掘削軸を備えるスクリューオーガ掘削機によ
り硬質地盤を掘削する場合、地盤の削孔を行う掘削ヘッ
ドの回転は低速高トルクとし、掘削土砂の上方への排出
を行うスクリュー羽根の回転は高速にすることが有効な
掘削を可能にする。そこで、従来、掘削軸として、外周
面にスクリュー羽根を有する中空外軸に、下端に掘削ヘ
ッドを有する内軸を回転自在に縦通し、これら内外軸を
互に異なる所望回転数で回転させる二重軸構造のものが
すでに提案されているが、その二重軸の回転駆動装置と
しては、マストに昇降自在に支持された駆動部支持台に
上記二重掘削軸の上端部を回転自在に支承させると共に
２個のモータを載置し、一方のモータから歯車減速機を
介して内軸に、他方のモータから歯車減速機を介して外
軸にそれぞれ回転を伝える構造のものが知られている。
（考案が解決しようとする課題） しかし、この従来の二重軸回転駆動装置は、装置全体が
大型重量化し、掘削機の安定性を害する等の欠点があっ
た。
大型重量化し、掘削機の安定性を害する等の欠点があっ
た。
本案は、二重軸回転駆動装置の小型軽量化を課題とす
る。
る。
（課題を解決するための手段） 上記課題を解決する手段として、本案は、 駆動源の出力軸に接続された主軸をギヤボックス内に回
転自在に支承し、該主軸の下端に二重軸の一方の内軸の
上端を接続し、 上記ギヤボックス内において、上記主軸を中心としてそ
の外周において、太陽歯車、遊星歯車及び内歯車からな
る遊星歯車構造における内歯車を入力歯車として上記主
軸に同心的に固着し、遊星歯車をアイドラーとして上記
ギヤボックスの定位置に回転自在に支持し、太陽歯車を
出力歯車として上記主軸の外周に同心的に回転自在に支
持し、該太陽歯車に二重軸の他方の外軸の上端を接続し
た、 構造を取る。以下二重軸型スクリューオーガ掘削機の二
重軸回転駆動装置に実施した例について図面を参照して
説明する。
転自在に支承し、該主軸の下端に二重軸の一方の内軸の
上端を接続し、 上記ギヤボックス内において、上記主軸を中心としてそ
の外周において、太陽歯車、遊星歯車及び内歯車からな
る遊星歯車構造における内歯車を入力歯車として上記主
軸に同心的に固着し、遊星歯車をアイドラーとして上記
ギヤボックスの定位置に回転自在に支持し、太陽歯車を
出力歯車として上記主軸の外周に同心的に回転自在に支
持し、該太陽歯車に二重軸の他方の外軸の上端を接続し
た、 構造を取る。以下二重軸型スクリューオーガ掘削機の二
重軸回転駆動装置に実施した例について図面を参照して
説明する。
（実施例） 第１図において、ベースマシン（１）の前端部に連結し
て垂直に支持されたマスト（２）に駆動部支持台（３）
を上下摺動自在に支持させると共にトップシーブ（４）
から垂下したワイヤ（５）により昇降自在に吊支し、こ
の支持台（３）に二重軸回転駆動装置（Ａ）を載置し、
該駆動装置（Ａ）の下端部に、外周面にスクリュー羽根
（７）を有する中空外軸（６）内に内軸（８）を回転自
在に縦通すると共に内軸（８）の外軸（６）の下端から
の突出端に掘削ヘッド（９）を設けてなる二重掘削軸
（10）の上端を接続してある。
て垂直に支持されたマスト（２）に駆動部支持台（３）
を上下摺動自在に支持させると共にトップシーブ（４）
から垂下したワイヤ（５）により昇降自在に吊支し、こ
の支持台（３）に二重軸回転駆動装置（Ａ）を載置し、
該駆動装置（Ａ）の下端部に、外周面にスクリュー羽根
（７）を有する中空外軸（６）内に内軸（８）を回転自
在に縦通すると共に内軸（８）の外軸（６）の下端から
の突出端に掘削ヘッド（９）を設けてなる二重掘削軸
（10）の上端を接続してある。
上記二重軸回転駆動装置（Ａ）の構造は次のようであ
る。第２図において、駆動部支持台（３）の上部に駆動
源としてギヤードモータ（11）を載置し、その下面から
出力軸（12）を下向きに突出すると共に、上記支持台
（３）の下端部にギヤボックス（13）を固定し、該ギヤ
ボックス（13）内には、その軸心位置に主軸（14）をそ
の上下両端部をギヤボックスから突出させた状態でベア
リング（15）を介して垂直に回転自在に支承すると共
に、該主軸（14）の上端部を継手（16）を介して上記モ
ータ出力軸（12）と接続してある。上記主軸（14）を中
心としてその外側には、太陽歯車、遊星歯車及び内歯車
からなる遊星歯車構造における内歯車（17）を、入力歯
車として、主軸（14）の上部に同心的にキー（18）によ
り固着し、又４個の遊星歯車（19）…を、アイドラーと
して、上記内歯車（17）とそれぞれかみ合わせた状態で
上記ギヤボックス（13）内の中間壁（20）に固定された
軸（21）…にそれぞれ回転自在に軸支し、さらに太陽歯
車（22）を、出力歯車として、上記主軸（14）の外周に
回転自在に被嵌させると共に上記遊星歯車（19）…とか
み合わせた状態で、その下部のボス部（23）においてギ
ヤボックス（13）との間でベアリング（24）を介し、ま
た主軸（14）との間でベアリング（25）を介して回転自
在に支承してある。上記のような駆動装置の主軸（14）
下端に、二重掘削軸（10）の内軸（８）の上端をフラン
ジ継手（26）により接続し、又太陽歯車（22）のボス部
（23）下端に外軸（６）の上端をフランジ継手（27）に
より接続してある。
る。第２図において、駆動部支持台（３）の上部に駆動
源としてギヤードモータ（11）を載置し、その下面から
出力軸（12）を下向きに突出すると共に、上記支持台
（３）の下端部にギヤボックス（13）を固定し、該ギヤ
ボックス（13）内には、その軸心位置に主軸（14）をそ
の上下両端部をギヤボックスから突出させた状態でベア
リング（15）を介して垂直に回転自在に支承すると共
に、該主軸（14）の上端部を継手（16）を介して上記モ
ータ出力軸（12）と接続してある。上記主軸（14）を中
心としてその外側には、太陽歯車、遊星歯車及び内歯車
からなる遊星歯車構造における内歯車（17）を、入力歯
車として、主軸（14）の上部に同心的にキー（18）によ
り固着し、又４個の遊星歯車（19）…を、アイドラーと
して、上記内歯車（17）とそれぞれかみ合わせた状態で
上記ギヤボックス（13）内の中間壁（20）に固定された
軸（21）…にそれぞれ回転自在に軸支し、さらに太陽歯
車（22）を、出力歯車として、上記主軸（14）の外周に
回転自在に被嵌させると共に上記遊星歯車（19）…とか
み合わせた状態で、その下部のボス部（23）においてギ
ヤボックス（13）との間でベアリング（24）を介し、ま
た主軸（14）との間でベアリング（25）を介して回転自
在に支承してある。上記のような駆動装置の主軸（14）
下端に、二重掘削軸（10）の内軸（８）の上端をフラン
ジ継手（26）により接続し、又太陽歯車（22）のボス部
（23）下端に外軸（６）の上端をフランジ継手（27）に
より接続してある。
今、ギヤードモータ（11）を始動すると、その低速回転
が出力軸（12）から主軸（14）を経て内軸（８）に伝達
され、それにより該内軸（８）下端の掘削ヘッド（９）
の低速高トルク回転による削孔が可能となる。一方、上
記主軸（14）の低速回転は内歯車（17）、遊星歯車（1
9）…及び太陽歯車（22）の歯車列により増速され、そ
の増速回転が太陽歯車（22）から外軸（６）に伝達さ
れ、それによりスクリュー羽根（７）の高速回転が可能
となる。
が出力軸（12）から主軸（14）を経て内軸（８）に伝達
され、それにより該内軸（８）下端の掘削ヘッド（９）
の低速高トルク回転による削孔が可能となる。一方、上
記主軸（14）の低速回転は内歯車（17）、遊星歯車（1
9）…及び太陽歯車（22）の歯車列により増速され、そ
の増速回転が太陽歯車（22）から外軸（６）に伝達さ
れ、それによりスクリュー羽根（７）の高速回転が可能
となる。
本案は、外周面に撹拌羽根を有する中空外軸と、下端に
掘削ヘッドを有する内軸とからなる二重掘削軸の二重軸
回転駆動装置にも上例に準じて適宜実施されること勿論
である。
掘削ヘッドを有する内軸とからなる二重掘削軸の二重軸
回転駆動装置にも上例に準じて適宜実施されること勿論
である。
（考案の効果） 本案の二重軸型掘削機類における二重軸回転駆動装置
は、駆動源の出力軸に接続された主軸に二重軸の一方の
内軸をストレートに接続すると共に、上記主軸を中心と
してその外周に、遊星歯車構造の内歯車を入力歯車とし
て、遊星歯車をアイドラーとして、太陽歯車を二重軸の
他方の外軸と接続された出力歯車として配置して増速機
構を構成したから、全体として小型軽量で、しかもバラ
ンスの良い構造のものとなり、各種の二重軸型掘削機に
利用して安定性の向上等の利点がえられるのである。
は、駆動源の出力軸に接続された主軸に二重軸の一方の
内軸をストレートに接続すると共に、上記主軸を中心と
してその外周に、遊星歯車構造の内歯車を入力歯車とし
て、遊星歯車をアイドラーとして、太陽歯車を二重軸の
他方の外軸と接続された出力歯車として配置して増速機
構を構成したから、全体として小型軽量で、しかもバラ
ンスの良い構造のものとなり、各種の二重軸型掘削機に
利用して安定性の向上等の利点がえられるのである。
図面は本案の実施例を示し、第１図は二重軸型スクリュ
ーオーガ掘削機の一部切欠側面図、第２図は二重軸回転
駆動装置部分の拡大縦断正面図である。 ６…外軸、８…内軸、11…ギヤードモータ、12…出力
軸、13…ギヤボックス、14…主軸、17…内歯車、19…遊
星歯車、22…太陽歯車。
ーオーガ掘削機の一部切欠側面図、第２図は二重軸回転
駆動装置部分の拡大縦断正面図である。 ６…外軸、８…内軸、11…ギヤードモータ、12…出力
軸、13…ギヤボックス、14…主軸、17…内歯車、19…遊
星歯車、22…太陽歯車。
Claims (1)
- 【請求項１】駆動源の出力軸に接続された主軸をギヤボ
ックス内に回転自在に支承し、該主軸の下端に二重軸の
一方の内軸の上端を接続し、 上記ギヤボックス内において、上記主軸を中心としてそ
の外周において、太陽歯車、遊星歯車及び内歯車からな
る遊星歯車構造における内歯車を入力歯車として上記主
軸に同心的に固着し、遊星歯車をアイドラーとして上記
ギヤボックスの定位置に回転自在に支持し、太陽歯車を
出力歯車として上記主軸の外周に同心的に回転自在に支
持し、該太陽歯車に二重軸の他方の外軸の上端を接続し
た、 二重軸型掘削機類における二重軸回転駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8918389U JPH0732619Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 二重軸型掘削機類における二重軸回転駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8918389U JPH0732619Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 二重軸型掘削機類における二重軸回転駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0329587U JPH0329587U (ja) | 1991-03-25 |
| JPH0732619Y2 true JPH0732619Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31638772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8918389U Expired - Fee Related JPH0732619Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 二重軸型掘削機類における二重軸回転駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732619Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008267129A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | 耀邦 ▲言▼ | ボーリング用ドリル |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4612937B2 (ja) * | 2000-07-04 | 2011-01-12 | 日本車輌製造株式会社 | オーガ回転駆動装置用変速装置 |
| JP2010119290A (ja) * | 2009-12-06 | 2010-05-27 | Tomec Corp | インバータ制御駆動装置およびそれを用いた掘削機 |
| JP5768963B2 (ja) * | 2011-03-28 | 2015-08-26 | 国立大学法人 筑波大学 | 掘削装置 |
| EP3006662B1 (en) * | 2014-10-09 | 2018-03-21 | Sandvik Mining and Construction Oy | Rotation unit, rock drilling unit and method for rock drilling |
-
1989
- 1989-07-31 JP JP8918389U patent/JPH0732619Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008267129A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | 耀邦 ▲言▼ | ボーリング用ドリル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0329587U (ja) | 1991-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |