JPH0732563A - 易接着性積層ポリエステルフィルム - Google Patents
易接着性積層ポリエステルフィルムInfo
- Publication number
- JPH0732563A JPH0732563A JP17784693A JP17784693A JPH0732563A JP H0732563 A JPH0732563 A JP H0732563A JP 17784693 A JP17784693 A JP 17784693A JP 17784693 A JP17784693 A JP 17784693A JP H0732563 A JPH0732563 A JP H0732563A
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- JP
- Japan
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- polyester
- acid component
- acid
- film
- insoluble
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)多価カルボン酸成分の20モル%を超
える量がフェニルインダンジカルボン酸成分であり、分
子内にスルホン酸塩基を、多価カルボン酸成分と多価ヒ
ドロキシ化合物成分の合計を基準にして0.005〜2.
5モル%で含有し、40〜200℃の二次転移温度を有
し、そして熱水に不溶性であるポリエステルの層および
(B)ポリエステルベースフィルム、このポリエステル
ベースフィルムは上記層(A)を少くとも片面に有する
ポリエステルフィルム、からなる易接着性積層ポリエス
テルフィルム。 【効果】 耐湿性ブロッキングに優れ、且つ高い接着力
を発現することができ、包装材料、磁気カード、磁気テ
ープ、磁気ディスク、印刷材料等に有用な易接着性ポリ
エステルフィルムを提供する。
える量がフェニルインダンジカルボン酸成分であり、分
子内にスルホン酸塩基を、多価カルボン酸成分と多価ヒ
ドロキシ化合物成分の合計を基準にして0.005〜2.
5モル%で含有し、40〜200℃の二次転移温度を有
し、そして熱水に不溶性であるポリエステルの層および
(B)ポリエステルベースフィルム、このポリエステル
ベースフィルムは上記層(A)を少くとも片面に有する
ポリエステルフィルム、からなる易接着性積層ポリエス
テルフィルム。 【効果】 耐湿性ブロッキングに優れ、且つ高い接着力
を発現することができ、包装材料、磁気カード、磁気テ
ープ、磁気ディスク、印刷材料等に有用な易接着性ポリ
エステルフィルムを提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は易接着性積層ポリエステ
ルフィルムに関する。更に詳しくは、耐湿熱ブロッキン
グに優れ且つ高い接着力を発現することができ、包装材
料、磁気カード、磁気テープ、磁気ディスク、印刷材料
等に有用な易接着性積層ポリエステルフィルムに関す
る。
ルフィルムに関する。更に詳しくは、耐湿熱ブロッキン
グに優れ且つ高い接着力を発現することができ、包装材
料、磁気カード、磁気テープ、磁気ディスク、印刷材料
等に有用な易接着性積層ポリエステルフィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルの水分散体は従来から知ら
れているが、そのポリエステルは親水性が大で、二次転
移温度(Tg)が低いため耐水性、耐ブロッキング性が
劣っていた。さらにポリエステルが水溶性の場合、塗膜
が水分によって再活性化されて耐湿性が失われる場合が
多かった。
れているが、そのポリエステルは親水性が大で、二次転
移温度(Tg)が低いため耐水性、耐ブロッキング性が
劣っていた。さらにポリエステルが水溶性の場合、塗膜
が水分によって再活性化されて耐湿性が失われる場合が
多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、接着
性と耐湿熱ブロッキング性が優れた易接着性積層ポリエ
ステルフィルムを提供することにある。
性と耐湿熱ブロッキング性が優れた易接着性積層ポリエ
ステルフィルムを提供することにある。
【0004】本発明の他の目的は、剛直な成分とスルホ
ン酸塩基とを有し、そしてバランスのとれた耐湿熱ブロ
ッキング性と接着性とを備えた、熱水に不溶性であるポ
リエステルを持つ易接着性積層ポリエステルフィルムを
提供することにある。本発明のさらに他の目的および利
点は以下の説明から明らかになろう。
ン酸塩基とを有し、そしてバランスのとれた耐湿熱ブロ
ッキング性と接着性とを備えた、熱水に不溶性であるポ
リエステルを持つ易接着性積層ポリエステルフィルムを
提供することにある。本発明のさらに他の目的および利
点は以下の説明から明らかになろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、(A)多価カルボン酸成分の
20モル%を超える量がフェニルインダンジカルボン酸
成分であり、分子内にスルホン酸塩基を、多価カルボン
酸成分と多価ヒドロキシ化合物成分の合計を基準にして
0.005〜2.5モル%で含有し、40〜200℃の二
次転移温度を有し、そして熱水に不溶性であるポリエス
テルの層および(B)ポリエステルベースフィルム、こ
のポリエステルベースフィルムは上記層(A)を少くと
も片面に有する、からなることを特徴とする易接着性積
層ポリエステルフィルムによって達成される。
の上記目的および利点は、(A)多価カルボン酸成分の
20モル%を超える量がフェニルインダンジカルボン酸
成分であり、分子内にスルホン酸塩基を、多価カルボン
酸成分と多価ヒドロキシ化合物成分の合計を基準にして
0.005〜2.5モル%で含有し、40〜200℃の二
次転移温度を有し、そして熱水に不溶性であるポリエス
テルの層および(B)ポリエステルベースフィルム、こ
のポリエステルベースフィルムは上記層(A)を少くと
も片面に有する、からなることを特徴とする易接着性積
層ポリエステルフィルムによって達成される。
【0006】本発明の易接着性積層ポリエステルフィル
ムの層(A)を形成する熱水に不溶性のポリエステル
は、フェニルインダンジカルボン酸特有の化学構造のバ
ルキー性と分子鎖のモビリティが低いことによるハード
性の特長を活かし、二次転移温度(Tg)が高い上に溶
解性も良い。それ故、優れた耐湿熱ブロッキング性と接
着性を兼備する。上記熱水不溶性ポリエステルは、下記
式[I]
ムの層(A)を形成する熱水に不溶性のポリエステル
は、フェニルインダンジカルボン酸特有の化学構造のバ
ルキー性と分子鎖のモビリティが低いことによるハード
性の特長を活かし、二次転移温度(Tg)が高い上に溶
解性も良い。それ故、優れた耐湿熱ブロッキング性と接
着性を兼備する。上記熱水不溶性ポリエステルは、下記
式[I]
【0007】
【化1】
【0008】(ここで、R1、R2およびR3は、同一も
しくは異なり、アルキル基である。)で表わされるフェ
ニルインダンジカルボン酸に由来する単位(フェニルイ
ンダンジカルボン酸成分)を多価カルボン酸成分の少く
とも20モル%を越える量で、好ましくは50モル%以
上含有する。20モル%より少ない場合には、得られる
ポリエステルのTgが低下し、また分散性が劣るように
なる。
しくは異なり、アルキル基である。)で表わされるフェ
ニルインダンジカルボン酸に由来する単位(フェニルイ
ンダンジカルボン酸成分)を多価カルボン酸成分の少く
とも20モル%を越える量で、好ましくは50モル%以
上含有する。20モル%より少ない場合には、得られる
ポリエステルのTgが低下し、また分散性が劣るように
なる。
【0009】上記式[I]中、R1、R2およびR3が表
わすアルキル基としては例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基およびブチル基を好ましいものとして挙げるこ
とができる。これらのうち、メチル基が特に好ましい。
わすアルキル基としては例えばメチル基、エチル基、プ
ロピル基およびブチル基を好ましいものとして挙げるこ
とができる。これらのうち、メチル基が特に好ましい。
【0010】上記熱水不溶性ポリエステルを構成するフ
ェニルインダンジカルボン酸成分以外の多価カルボン酸
成分としては、例えば多価カルボン酸として例示する
と、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、4,4'−ジフェニルジカルボ
ン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン
酸、セバシン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ダ
イマー酸等を挙げることができる。これら成分は2種以
上を用いることができる。更に、これら成分と共にマレ
イン酸、フマール酸、イタコン酸等の如き不飽和多塩基
酸やp−ヒドロキシ安息香酸、p−(β−ヒドロキシエ
トキシ)安息香酸等の如きヒドロキシカルボン酸を小割
合用いることができる。これらの不飽和多塩基酸成分や
ヒドロキシカルボン酸成分の割合は高々10モル%、好
ましくは5モル%以下である。
ェニルインダンジカルボン酸成分以外の多価カルボン酸
成分としては、例えば多価カルボン酸として例示する
と、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、4,4'−ジフェニルジカルボ
ン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン
酸、セバシン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ダ
イマー酸等を挙げることができる。これら成分は2種以
上を用いることができる。更に、これら成分と共にマレ
イン酸、フマール酸、イタコン酸等の如き不飽和多塩基
酸やp−ヒドロキシ安息香酸、p−(β−ヒドロキシエ
トキシ)安息香酸等の如きヒドロキシカルボン酸を小割
合用いることができる。これらの不飽和多塩基酸成分や
ヒドロキシカルボン酸成分の割合は高々10モル%、好
ましくは5モル%以下である。
【0011】これらの多価カルボン酸成分はポリエステ
ルを製造する際に、カルボン酸としてあるいはこのエス
テル形成性誘導体として用いることができる。エステル
形成性誘導体としては、低級アルキルエステル、特にメ
チルエステルを好ましく例示することができる。
ルを製造する際に、カルボン酸としてあるいはこのエス
テル形成性誘導体として用いることができる。エステル
形成性誘導体としては、低級アルキルエステル、特にメ
チルエステルを好ましく例示することができる。
【0012】また、上記熱水不溶性ポリエステルを、上
記多価カルボン酸成分とともに形成する多価ヒドロキシ
化合物成分としては、例えば、多価ヒドロキシ化合物と
して例示すると、エチレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオ
−ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、キシリレ
ングリコール、ジメチロールプロピオン酸、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ポリ(エチレンオキシ
ド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリ
コール、ビスフェノールAアルキレンオキシド付加物等
を挙げることができる。これらは2種以上を用いること
ができる。
記多価カルボン酸成分とともに形成する多価ヒドロキシ
化合物成分としては、例えば、多価ヒドロキシ化合物と
して例示すると、エチレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオ
−ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、キシリレ
ングリコール、ジメチロールプロピオン酸、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ポリ(エチレンオキシ
ド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリ
コール、ビスフェノールAアルキレンオキシド付加物等
を挙げることができる。これらは2種以上を用いること
ができる。
【0013】熱水不溶性ポリエステルは分子内にスルホ
ン酸塩基を含有する。分子内にスルホン酸塩基を導入す
るためには、例えば5−Naスルホイソフタル酸、5−
Kスルホテレフタル酸等のスルホン酸塩基を有する多価
カルボン酸を好ましく用いることができる。もちろん分
子内にスルホン酸塩基を有する多価ヒドロキシ化合物も
使用しうる。スルホン酸塩基を有する多価カルボン酸お
よび/または多価ヒドロキシ化合物は全多価カルボン酸
および全多価ヒドロキシ化合物の合計を基準にして、
0.005〜2.5モル%の割合で使用される。0.00
5モル%より少ない場合には、得られるポリエステルの
親水性が劣りそして2.5モル%を越える場合にはポリ
エステルの耐水性が低下する。熱水不溶性ポリエステル
の重合は常法によって行われ、ポリエステルの数平均分
子量は自由に選びうるが5,000〜28,000が好ま
しい。水溶性ポリエステルの二次転移温度(Tg)は4
0〜200℃(DSC法)である。60〜170℃が好
ましい。Tgが40℃未満ではポリエステルの耐ブロッ
キング性が悪化するし、200℃を越ると加工特性が低
下する。
ン酸塩基を含有する。分子内にスルホン酸塩基を導入す
るためには、例えば5−Naスルホイソフタル酸、5−
Kスルホテレフタル酸等のスルホン酸塩基を有する多価
カルボン酸を好ましく用いることができる。もちろん分
子内にスルホン酸塩基を有する多価ヒドロキシ化合物も
使用しうる。スルホン酸塩基を有する多価カルボン酸お
よび/または多価ヒドロキシ化合物は全多価カルボン酸
および全多価ヒドロキシ化合物の合計を基準にして、
0.005〜2.5モル%の割合で使用される。0.00
5モル%より少ない場合には、得られるポリエステルの
親水性が劣りそして2.5モル%を越える場合にはポリ
エステルの耐水性が低下する。熱水不溶性ポリエステル
の重合は常法によって行われ、ポリエステルの数平均分
子量は自由に選びうるが5,000〜28,000が好ま
しい。水溶性ポリエステルの二次転移温度(Tg)は4
0〜200℃(DSC法)である。60〜170℃が好
ましい。Tgが40℃未満ではポリエステルの耐ブロッ
キング性が悪化するし、200℃を越ると加工特性が低
下する。
【0014】該ポリエステルは熱水に不溶であり、水に
分散して使用される。例えばポリエステルをジオキサン
やテトラヒドロフランの如き溶剤に溶解した後、水中に
分散せしめ、次いで溶剤を留去することによって水分散
体を調製することができる。
分散して使用される。例えばポリエステルをジオキサン
やテトラヒドロフランの如き溶剤に溶解した後、水中に
分散せしめ、次いで溶剤を留去することによって水分散
体を調製することができる。
【0015】塗液には必要に応じて他の樹脂、帯電防止
剤、滑剤、充填剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、界面活性剤等を添加しうる。塗液に少量の有機溶剤
が含まれていてもよい。塗液の固形分濃度は例えば1〜
12重量%特に2〜6重量%が好ましい。
剤、滑剤、充填剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、界面活性剤等を添加しうる。塗液に少量の有機溶剤
が含まれていてもよい。塗液の固形分濃度は例えば1〜
12重量%特に2〜6重量%が好ましい。
【0016】本発明の易接着性積層ポリエステルフィル
ムを構成するベースフィルム(B)のポリエステルの例
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレート、フタル酸−
2,6−ナフタレンジカルボン酸−エチレングリコール
共重合体、テレフタル酸−2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸−1,4−ブタンジオール−エチレングリコール共
重合体、ポリブチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレートなどを挙げることができる。これらのうち、ポ
リエチレンテレフタレートおよびポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレートが特に好ましい。
ムを構成するベースフィルム(B)のポリエステルの例
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレート、フタル酸−
2,6−ナフタレンジカルボン酸−エチレングリコール
共重合体、テレフタル酸−2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸−1,4−ブタンジオール−エチレングリコール共
重合体、ポリブチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレートなどを挙げることができる。これらのうち、ポ
リエチレンテレフタレートおよびポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレートが特に好ましい。
【0017】ベースのポリエステルフィルムは未延伸フ
ィルム、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムのいずれ
でもよい。一軸延伸のベースフィルムに水不溶性ポリエ
ステルを含む塗液を塗布し、乾燥後さらに延伸して熱処
理する方法が好ましい。
ィルム、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルムのいずれ
でもよい。一軸延伸のベースフィルムに水不溶性ポリエ
ステルを含む塗液を塗布し、乾燥後さらに延伸して熱処
理する方法が好ましい。
【0018】塗布法はロールコーティング等任意の方法
を用いうる。塗布厚みは任意であるが、0.01〜2μ
mが好ましい。塗布は片面又は両面に適用される。
を用いうる。塗布厚みは任意であるが、0.01〜2μ
mが好ましい。塗布は片面又は両面に適用される。
【0019】かくして得られた本発明の塗布フィルムは
接着性に優れ、磁気テープ、磁気ディスク、磁気カー
ド、印刷材料、包装材料等に有用である。
接着性に優れ、磁気テープ、磁気ディスク、磁気カー
ド、印刷材料、包装材料等に有用である。
【0020】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を更に詳細に説
明する。各特性値は下記の方法で測定した。なお、部は
重量部を意味する。
明する。各特性値は下記の方法で測定した。なお、部は
重量部を意味する。
【0021】1.接着性〈磁性塗料〉 サンプルのポリエステルフィルムの塗布面に評価塗料を
マイヤーバーで乾燥後の厚さが約4μmになるように塗
布し、100℃で3分間乾燥する。その後60℃で24
時間エージングし、次いでスコッチテープNo.600
(3M社製)巾12.7mm、長さ1.5cmを気泡の入らな
いように粘着し、この上をJIS C2701(197
5)記載の手動式荷重ロールでならし密着させ、テープ
巾に切り出す。これの180°剥離した時の強力を測定
する。 [評価用塗料] ウレタン樹脂ニッポラン2304 (日本ポリウレタン製) 25部(固形分換算、以下
同じ) 塩ビ・酢ビ樹脂 エスレックA (積水化学製) 50部 分散剤 レシオンP (理研ビタミン製) 1部 磁性剤 CTX−860 (戸田化学製) 500部 をメチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン混
合溶剤に溶解して40%液とし、サンドグラインダーで
2時間分散する。その後架橋剤のコロネートL25部
(固形分換算)を添加し、よく攪拌して磁性塗料を得
る。
マイヤーバーで乾燥後の厚さが約4μmになるように塗
布し、100℃で3分間乾燥する。その後60℃で24
時間エージングし、次いでスコッチテープNo.600
(3M社製)巾12.7mm、長さ1.5cmを気泡の入らな
いように粘着し、この上をJIS C2701(197
5)記載の手動式荷重ロールでならし密着させ、テープ
巾に切り出す。これの180°剥離した時の強力を測定
する。 [評価用塗料] ウレタン樹脂ニッポラン2304 (日本ポリウレタン製) 25部(固形分換算、以下
同じ) 塩ビ・酢ビ樹脂 エスレックA (積水化学製) 50部 分散剤 レシオンP (理研ビタミン製) 1部 磁性剤 CTX−860 (戸田化学製) 500部 をメチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン混
合溶剤に溶解して40%液とし、サンドグラインダーで
2時間分散する。その後架橋剤のコロネートL25部
(固形分換算)を添加し、よく攪拌して磁性塗料を得
る。
【0022】2.ポリマーの二次転移点 DSCを用いて昇温速度20℃/minで測定する。
【0023】実施例1 固有粘度[η]が0.65のポリエチレン−2,6−ナフ
タレンジカルボキシレート(a)の未延伸フィルムをつ
くり、縦方向に3.4倍延伸した後に、その片面に、フ
ェニルインダンジカルボン酸(式II)(50モル%)
タレンジカルボキシレート(a)の未延伸フィルムをつ
くり、縦方向に3.4倍延伸した後に、その片面に、フ
ェニルインダンジカルボン酸(式II)(50モル%)
【0024】
【化2】
【0025】−イソフタル酸(24モル%)−5Naス
ルホイソフタル酸(2モル%)−テレフタル酸(24モ
ル%)−エチレングリコール共重合ポリエステル(Tg
=86℃)90重量%とポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル10重量%からなる組成物の4重量%水分
散体を3g/m2(ウェット)グラビアコーターで塗布
した。乾燥後、横方向に3.4倍延伸し、205℃で熱
処理して9μmの塗布フィルムを得た。このフィルムの
塗布面の接着性を表1に示す。
ルホイソフタル酸(2モル%)−テレフタル酸(24モ
ル%)−エチレングリコール共重合ポリエステル(Tg
=86℃)90重量%とポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル10重量%からなる組成物の4重量%水分
散体を3g/m2(ウェット)グラビアコーターで塗布
した。乾燥後、横方向に3.4倍延伸し、205℃で熱
処理して9μmの塗布フィルムを得た。このフィルムの
塗布面の接着性を表1に示す。
【0026】実施例2 固有粘度[η]が0.65のポリエチレンテレフタレー
ト(b)のベースフィルムを用いること以外は実施例1
と同様にして得た結果を表1に示す。
ト(b)のベースフィルムを用いること以外は実施例1
と同様にして得た結果を表1に示す。
【0027】実施例3 固有粘度[η]が0.60のポリエチレン−2,6−ナフ
タレンジカルボキシレート(平均粒径0.1μmのシリ
カ0.4%含有)(c)のベースフィルムを用いること
以外は実施例1と同様にして得た結果を表1に示す。
タレンジカルボキシレート(平均粒径0.1μmのシリ
カ0.4%含有)(c)のベースフィルムを用いること
以外は実施例1と同様にして得た結果を表1に示す。
【0028】比較例1 実施例1においてポリエステル水分散液を塗布しないこ
と以外は同様にして得た結果を表1に示す。
と以外は同様にして得た結果を表1に示す。
【0029】実施例4〜6 ポリエステル水分散液中の共重合ポリエステルを変更し
て各種ベースに塗布した場合の結果を表1に示す。
て各種ベースに塗布した場合の結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】 本発明の易接着性積層ポリエステルフ
ィルムは耐湿性ブロッキングに優れ、且つ高い接着力を
発現することができ、包装材料、磁気カード、磁気テー
プ、磁気ディスク、印刷材料等に有用である。
ィルムは耐湿性ブロッキングに優れ、且つ高い接着力を
発現することができ、包装材料、磁気カード、磁気テー
プ、磁気ディスク、印刷材料等に有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)多価カルボン酸成分の20モル%
を超える量がフェニルインダンジカルボン酸成分であ
り、分子内にスルホン酸塩基を、多価カルボン酸成分と
多価ヒドロキシ化合物成分の合計を基準にして0.00
5〜2.5モル%で含有し、40〜200℃の二次転移
温度を有しそして熱水に不溶性であるポリエステルの
層、および(B)ポリエステルベースフィルム、このポ
リエステルベースフィルムは上記層(A)を少くとも片
面に有する、からなることを特徴とする易接着性積層ポ
リエステルフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17784693A JPH0732563A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 易接着性積層ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17784693A JPH0732563A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 易接着性積層ポリエステルフィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732563A true JPH0732563A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16038136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17784693A Pending JPH0732563A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 易接着性積層ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732563A (ja) |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP17784693A patent/JPH0732563A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990301 |