JPH07324470A - 建物間の隙間隠し構造 - Google Patents

建物間の隙間隠し構造

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JPH07324470A
JPH07324470A JP11786794A JP11786794A JPH07324470A JP H07324470 A JPH07324470 A JP H07324470A JP 11786794 A JP11786794 A JP 11786794A JP 11786794 A JP11786794 A JP 11786794A JP H07324470 A JPH07324470 A JP H07324470A
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JP
Japan
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corridor
building
upper floor
shielding member
floor
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Application number
JP11786794A
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English (en)
Inventor
Akihito Yomo
彰人 四方
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2棟間に上階の廊下部を配設したものにおい
て、構造計算書等の作成に当たり従来から一般的な片廊
下タイプの工業化アパートとして認定されたものとして
扱える。上階の廊下部と第2の建物との間の隙間から雨
漏りやごみの落下を防止する。 【構成】 上階の廊下部1をはさんで第1の建物2と第
2の建物3とを並設すると共に第1の建物2と第2の建
物3とにそれぞれ設けた出入り用開口部8を上階の廊下
部2に対向させる。上階の廊下部1を第1の建物2に一
体に付設する。上階の廊下部1又は第2の建物3のいず
れか一方に保持した遮蔽部材4にて上階の廊下部1と第
2の建物3との間の隙間5を覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上階の廊下部をはさん
で2つの建物を並設した場合における建物間の隙間隠し
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、アパートなどの建物において
は、建物の外面部に沿って上階の廊下部を一体に付設
し、この上階の廊下部に面して建物の各戸の出入り用開
口部を形成するいわゆる片廊下式のアパートが一般的で
ある。そして、プレハブのアパートにおいても、上記の
構成のものが一般的であり、これらの片廊下式のプレバ
ブのアパートは工業化アパートとして認定を受けてお
り、この工業化アパートとして認定を受けたものは、認
定を受けるためにあらかじめ構造計算書等を作成してお
り、このため、認定後の工業化アパートはこれを施工す
る際、提出する構造計算書等を新たに作成する必要がな
いものである。
【0003】ところが、顧客の希望により第1の建物と
第2の建物とを向かい合わせで形成して第1の建物と第
2の建物との間に上階の廊下部を配設するというような
アパートを施工するような場合、このような構造のアパ
ートは一般的でないので、工業化アパートとして認定を
受けておらず、このため、認定外のアパート構造とし、
つまり、第1の建物と第2の建物との2棟を上階の廊下
部で一体に接続した構造とし、構造計算書等を新たに作
成していた。このため、従来にあっては、提出書類の作
成の手間、費用等が多くかかり、コストアップの要因に
なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その主たる目
的とするところは、2棟間に上階の廊下部を配設したも
のにおいて、構造計算書等の作成に当たり従来から一般
的な片廊下タイプの工業化アパートとして認定されたも
のとして扱え、しかも、第1の建物に対して上階の廊下
部を付設して構造的には片廊下タイプの構造としたにも
かかわらず、上階の廊下部と第2の建物との間の隙間を
隠して、この部分から雨漏りしたり、ごみが落下したり
するのを防止し、また、地震等の外力が作用しても、遮
蔽部材が破損したりしないようにすることにあり、ま
た、別の目的としては、遮蔽部材に落下した雨水や掃除
用の水をスムーズに排水溝に排水できるようにすること
にあり、更に別の目的とするところは、上階の廊下部を
歩行する際に排水溝に足を取られることがないようにす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の建物間の
隙間隠し構造は、上階の廊下部1をはさんで第1の建物
2と第2の建物3とを並設すると共に第1の建物2と第
2の建物3とにそれぞれ設けた出入り用開口部8を上階
の廊下部2に対向させ、上階の廊下部1を第1の建物2
に一体に付設し、上階の廊下部1又は第2の建物3のい
ずれか一方に保持した遮蔽部材4にて上階の廊下部1と
第2の建物3との間の隙間5を覆って成ることを特徴と
するものである。
【0006】また、上階の廊下部1の第2の建物3側の
端部近くに排水溝部6を設け、遮蔽部材4の端部に設け
た垂下片7を排水溝部6内に挿入することも好ましい。
また、上階の廊下部1の第2の建物3側の端部近くに排
水溝部6を設け、遮蔽部材4により排水溝部6を覆うこ
とも好ましい。
【0007】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明によれ
ば、上階の廊下部1をはさんで第1の建物2と第2の建
物3とを並設すると共に第1の建物2と第2の建物3と
にそれぞれ設けた出入り用開口部8を上階の廊下部2に
対向させ、上階の廊下部1を第1の建物2に一体に付設
してあることで、2棟間に上階の廊下部1が位置して上
階の廊下部1に2棟に設けた出入り用開口部8から出入
りするようにしたタイプのものであるにもかかわらず、
従来の片廊下タイプの工業化アパートとして認定を受け
たものと同じ扱いができることになる。また、このよう
に、第1の建物2に対して上階の廊下部1を付設し、第
2の建物3と上階の廊下部1とを構造的に縁を切ったも
のにすることで、構造的には片廊下タイプの構造として
従来の片廊下タイプの工業化アパートとして認定を受け
たものと同じ扱いができるようにしたにもかかわらず、
上階の廊下部1又は第2の建物3のいずれか一方に保持
した遮蔽部材4にて上階の廊下部1と第2の建物3との
間の隙間5を覆う構成を採用することで、上階の廊下部
と第2の建物3との間の隙間を隠すことができる。ま
た、遮蔽部材4は上階の廊下部1又は第2の建物3のい
ずれか一方に保持してあるから地震等の外力が作用して
も、遮蔽部材4は上階の廊下部1又は第2の建物3のい
ずれか一方とのみ動き、この結果、遮蔽部材4が破損し
たりしないようにできる。
【0008】また、上階の廊下部1の第2の建物3側の
端部近くに排水溝部6を設け、遮蔽部材4の端部に設け
た垂下片7を排水溝部6内に挿入することで、遮蔽部材
4に落下した雨水や、上階の廊下部1を水で洗浄した際
に遮蔽部材4上を流れた水をスムーズに排水溝部6に排
水することができることになる。また、上階の廊下部1
の第2の建物3側の端部近くに排水溝部6を設け、遮蔽
部材4により排水溝部6を覆う構成とすると、上階の廊
下部1を歩行する際に排水溝部6に足を取られるという
ようなことがなく、特に、第2の建物3の出入り用開口
部8から上階の廊下部1に出入りする際に排水溝部6が
邪魔にならないようにできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて詳述する。第1の建物2と第2の建物3とが対向し
て並設してあり、該第1の建物2と第2の建物3との間
に上階の廊下部1が配置してある。ここで、第1の建物
2と第2の建物3とはそれぞれ構造的に独立している。
第1の建物2と第2の建物3との間に配設される廊下部
1は第1の建物2に一体に付設されたもので、構造的に
は第1の建物2に一体化されたものとなっている。具体
的には図1、図4に示すように、第1の建物2のラチス
梁のような梁9や柱32等の第1の建物2の構造材に廊
下継ぎ梁10の一端部を固着し、廊下継ぎ梁10の他端
部を廊下柱11間に架設した廊下梁15に固着し、この
廊下継ぎ梁10の上に廊下用床材12を載設して取付け
ることで上階の廊下部1が構成してある。
【0010】廊下用床材12は添付図面に示す実施例に
おいては軽量コンクリートパネルが用いてあり、廊下用
床材12間、廊下用床材12と廊下梁15間、廊下用床
材12と第1の建物2の梁9との間にはシーリング材1
3が介装してある。上階の廊下部1の上面部を形成する
廊下用床材12のうち廊下梁15側に位置する廊下用床
材12の廊下梁15側端部には廊下用床材12に沿って
排水溝部6が形成してある。上階の廊下部1の端部には
図4に示すように階段部14が接続してある。
【0011】第2の建物3はすでに述べたように上階の
廊下部1とは構造的に縁が切れており、第1の建物2と
構造的に独立して構築してあるが、上階の廊下部1の側
端部(すなわち廊下梁15)との間に隙間5を介して構
築してある。ここで、第2の建物3と上階の廊下部1と
の間の隙間5は例えば90mm程度である。第1の建物
2と第2の建物3とはそれぞれ独立した住戸を複数個有
するアパートであり、第1の建物2と第2の建物3との
上階の各戸の出入り用開口部8が上階の廊下部1に面し
ている。したがって、上階の廊下部1から第1の建物2
及び第2の建物3の上階の各戸の出入り用開口部8にそ
れぞれ出入りするものである。また、添付図面に示す実
施例では第1の建物2と第2の建物3との下階の出入り
用開口部8が上階の廊下部1の下方の下階の廊下部17
に面して配置してあり、下階の廊下部17から第1の建
物2及び第2の建物3の下階の各戸の出入り用開口部8
にそれぞれ出入りするものである。もちろん、第1の建
物2及び第2の建物3の各戸の下階部分における出入り
用開口部8を下階の廊下部17以外の部分に面するよう
に形成してもよい。図1において18は出入り用開口部
8に設けた玄関ドア、19は玄関防水パン、20は玄関
框である。添付図面においては図示を省略しているが、
梁9の外面側には幕板が配設される。また、必要に応じ
て図1のように上階の廊下部1の下面側に廊下天井30
を取付けてもよい。また、図1のように必要に応じてラ
チス梁のような梁9内に断熱材31を充填してもよい。
【0012】上階の廊下部1又は第2の建物3のいずれ
か一方には遮蔽部材4が保持してあり、この遮蔽部材4
により上階の廊下部1と第2の建物3との間の隙間5を
覆ってある。図1、図3、図5、図6に示す実施例にお
いては、遮蔽部材4は平板部の両端部を下方に折り曲げ
て断面略コ字状に形成してあり、一方の側片部21を第
2の建物3の梁9にボルト22により固着してあり、他
端の側片部である垂下片7を上階の廊下部1の排水溝部
6内に挿入してある。ここで、遮蔽部材4の平板部の垂
下片7側は垂下片7側ほど下となるように下り傾斜した
傾斜面部23となっている。
【0013】上記のように、遮蔽部材4により上階の廊
下部1と第2の建物3との間の隙間5を覆うことで、上
階の廊下部1から第2の建物3の出入り用開口部8に出
入りする際に隙間5に邪魔されずに出入りでき、また、
該隙間5から塵や雨水やあるいは上階の廊下部1を水洗
いした際の水が下方に流れないようになっており、遮蔽
部材4に流れた雨水や水は遮蔽部材4から排水溝部6に
排水されるようになっている。この場合、垂下片7が排
水溝部6に挿入してあることで、遮蔽部材4の裏面側に
水が回り込むことがなく、スムーズに排水溝部6に排水
されるものであり、また、傾斜面部23を設けることで
いっそうスムーズに排水溝部6に排水できるものであ
る。ここで、排水溝部6の内面と垂下片7との間に図5
のように隙間25を設けるようにするのが好ましい。こ
のように隙間25を設けることで、地震等の際に第1の
建物2及び第2の建物3はそれぞれ独立して水平力が作
用して独立して振動するが、上記隙間25の存在により
上記第1の建物2の振動が第2の建物3に影響を与え
ず、また、第2の建物3の振動が第1の建物2に影響を
与えないようになっている。
【0014】ここで、第1の建物2は片側に上階の廊下
部1を付設してあるので、従来の工業化アパートとして
認定を受けている片廊下式のプレバブのアパートと同じ
構造とすることができ、この結果、構造計算書等はすで
に作成している工業化アパートとして認定を受けている
片廊下式のプレバブのアパートのものを使用することが
できる。また、第2の建物3は第1の建物2において上
階の廊下部1を付設していないのと同じ構造とすること
ができるので、これも構造計算書等は前述のすでに作成
している工業化アパートとして認定を受けているものを
使用することができる。したがって、建物を施工する際
における構造計算書等の書類の作成が大幅に削減される
ことになる。
【0015】図7、図8には本発明の他の実施例が示し
てある。この実施例においては図1の実施例と遮蔽部材
4の形態が異なるのみで他の構成は同じであるので、共
通する構成については図示及び説明を省略し、遮蔽部材
4の形態の違いについてのみ説明する。この実施例では
遮蔽部材4は図8に示すように遮蔽部材4の平板部の一
端部に垂下した一方の側片部21を第2の建物3の梁9
にボルト22により固着してあり、遮蔽部材4の平板部
の第2の建物3と反対側の端部側に蓋板部27を設け、
該蓋板部27の下面部に垂下片7が設けてあり、垂下片
7を排水溝部6内に挿入すると共に蓋板部27により排
水溝部6を蓋している。この実施例でも傾斜面部23が
設けてある。蓋板部27には孔28やスリットが設けて
あって、該孔28やスリットを設けることで遮蔽部材4
上又は上階の廊下部1上に流れた水を排水溝部6に排水
することができる。ここで、蓋板部27に孔28やスリ
ットを設けない場合もある。この場合は蓋板部27の先
端部の下面と上階の廊下部1の上面との間の隙間を利用
して排水溝部6に排水される。この際、垂下片7と排水
溝部6の内面との間に隙間25を設けて排水する。上記
隙間25は前述の第1の建物2の振動が遮蔽部材4を介
して第2の建物3に影響を与えず、また、第2の建物3
の振動が遮蔽部材4を介して第1の建物2に影響を与え
ない役目もする。
【0016】図9、図10には本発明の更に他の実施例
が示してある。この実施例においては図1の実施例と遮
蔽部材4の形態が異なるのみで他の構成は同じであるの
で、共通する構成については図示及び説明を省略し、遮
蔽部材4の形態の違いについてのみ説明する。この実施
例では遮蔽部材4は平板部の第2の建物3側の下面部に
一対の嵌め込み脚部26を垂下し、この嵌め込み脚部2
6間をリブ部29により連結してある。遮蔽部材4の平
板部の第2の建物3と反対側の端部には蓋板部27が設
けてあり、該蓋板部27の下面部に垂下片7が設けてあ
る。この実施例でも傾斜面部23が設けてある。そし
て、上記の構成の遮蔽部材4は一対の嵌め込み脚部26
を第2の建物3と上階の廊下部1との間の隙間5に嵌め
込み、更に、一対の垂下片7を排水溝部6に嵌め込む。
この場合、一方の脚部26は廊下柱11の外面部の上端
部に形成した段部29に載設され、また、該段部29に
載設された脚部26と一方の垂下片7とで廊下梁15を
介して廊下柱11及び廊下用床材12の端部が挟持され
る状態となり、このことで、遮蔽部材4は上階の廊下部
1に保持されることになる。この実施例においては、梁
9にボルトで取り付ける必要がなく、簡単に遮蔽部材4
の取付けができる。この実施例においても、蓋板部27
には孔28やスリットが設けてあって、該孔28やスリ
ットを設けることで遮蔽部材4上又は上階の廊下部1上
に流れた水を排水溝部6に排水することができる。ここ
で、蓋板部27に孔28やスリットを設けない場合もあ
る。この場合は蓋板部27の先端部の下面と上階の廊下
部1の上面との間の隙間を利用して排水溝部6に排水さ
れる。この際、他方の垂下片7と排水溝部6の内面との
間に隙間25を設けて排水する。
【0017】上記したいずれの実施例においても、新築
の際に、上階の廊下部1を付設した第1の建物2とこれ
とは別に隙間5を介して第2の建物3をそれぞれ新築で
形成し、この際、上階の廊下部1又は第2の建物3のい
ずれか一方に保持した遮蔽部材4にて上階の廊下部1と
第2の建物3との間の隙間5を覆うようにしてもよいの
は勿論であるが、上階の廊下部1を付設した第1の建物
2が既設の建物としてすでに存在している場合、第1の
建物2に付設した上階の廊下部1に隙間5を介して新た
に第2の建物3を隣接して構築し、この際に、上階の廊
下部1又は第2の建物3のいずれか一方に遮蔽部材4を
保持し、この遮蔽部材4により上階の廊下部1と第2の
建物3との間の隙間5を覆うようにしてもよいものであ
る。
【0018】
【発明の効果】上述のように、本発明の請求項1記載の
発明にあっては、上階の廊下部をはさんで第1の建物と
第2の建物とを並設すると共に第1の建物と第2の建物
とにそれぞれ設けた出入り用開口部を上階の廊下部に対
向させ、上階の廊下部を第1の建物に一体に付設してあ
るので、2棟間に上階の廊下部が位置して上階の廊下部
に2棟に設けた出入り用開口部から出入りするようにし
たタイプのものであるにもかかわらず、構造上、従来の
片廊下タイプの工業化アパートとして認定を受けたもの
と同じ扱いができることになり、この結果、構造計算書
等の諸書類の作成の工数や経費が削減され、コストダウ
ンが計れるものである。しかも、このように、第1の建
物に対して上階の廊下部を付設し、第2の建物と上階の
廊下部とを構造的に縁を切ったものにすることで、構造
的には片廊下タイプの構造として従来の片廊下タイプの
工業化アパートとして認定を受けたものと同じ扱いがで
きるようにしたにもかかわらず、上階の廊下部又は第2
の建物のいずれか一方に保持した遮蔽部材にて上階の廊
下部と第2の建物との間の隙間を覆う構成を採用するこ
とで、上階の廊下部と第2の建物との間の隙間を隠すこ
とができ、構造的に縁が切れている上階の廊下部と第2
の建物との間の隙間から雨水や廊下部を洗浄した場合の
水あるいは塵等が下方に落下するのを防止できるもので
ある。また、遮蔽部材は上階の廊下部又は第2の建物の
いずれか一方に保持してあるので地震等の外力が作用し
ても、遮蔽部材は上階の廊下部又は第2の建物のいずれ
か一方とのみ動き、この結果、遮蔽部材が破損したりし
ないものである。
【0019】また、本発明の請求項2記載の発明にあっ
ては、上記の請求項1記載の発明の効果に加えて、上階
の廊下部の第2の建物側の端部近くに排水溝部を設け、
遮蔽部材の端部に設けた垂下片を排水溝部内に挿入する
ことで、遮蔽部材に落下した雨水や、上階の廊下部を水
で洗浄した際に遮蔽部材上を流れた水をスムーズに排水
溝部に排水することができるものであり、遮蔽部材の裏
面側に水が回らないようにできるものである。
【0020】また、本発明の請求項3記載の発明にあっ
ては、上記の請求項1記載の発明の効果に加えて、上階
の廊下部の第2の建物側の端部近くに排水溝部を設け、
遮蔽部材により排水溝部を覆うので、排水溝部による段
差を無くして、上階の廊下部を歩行する際に排水溝部に
足を取られるというようなことがなく、特に、第2の建
物の出入り用開口部から上階の廊下部に出入りする際に
排水溝部が邪魔にならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】同上の全体平面図である。
【図3】図2のA部の拡大平面図である。
【図4】同上の廊下部を付設した第1の建物と第2の建
物との構造部材の配置を示す平面図である。
【図5】図3のBーB線断面図である。
【図6】同上に用いる遮蔽部材を示し、(a)は背面図
であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であ
り、(d)は拡大断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の断面図である。
【図8】同上に用いる遮蔽部材を示し、(a)は平面で
あり、(b)は側面図である。
【図9】本発明の更に他の実施例の断面図である。
【図10】同上に用いる遮蔽部材を示し、(a)は平面
であり、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 上階の廊下部 2 第1の建物 3 第2の建物 4 遮蔽部材 5 隙間 6 排水溝部 7 垂下片 8 出入り用開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上階の廊下部をはさんで第1の建物と第
    2の建物とを並設すると共に第1の建物と第2の建物と
    にそれぞれ設けた出入り用開口部を上階の廊下部に対向
    させ、上階の廊下部を第1の建物に一体に付設し、上階
    の廊下部又は第2の建物のいずれか一方に保持した遮蔽
    部材にて上階の廊下部と第2の建物との間の隙間を覆っ
    て成ることを特徴とする建物間の隙間隠し構造。
  2. 【請求項2】 上階の廊下部の第2の建物側の端部近く
    に排水溝部を設け、遮蔽部材の端部に設けた垂下片を排
    水溝部内に挿入して成ることを特徴とする請求項1記載
    の建物間の隙間隠し構造。
  3. 【請求項3】 上階の廊下部の第2の建物側の端部近く
    に排水溝部を設け、遮蔽部材により排水溝部を覆って成
    ることを特徴とする請求項1記載の建物間の隙間隠し構
    造。
JP11786794A 1994-05-31 1994-05-31 建物間の隙間隠し構造 Pending JPH07324470A (ja)

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JP (1) JPH07324470A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0480133A2 (en) * 1990-10-09 1992-04-15 Norton Company Dry grinding wheel and its application

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0480133A2 (en) * 1990-10-09 1992-04-15 Norton Company Dry grinding wheel and its application

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021015