JPH07324376A - 鉄筋コンクリート造構造物の構築方法 - Google Patents

鉄筋コンクリート造構造物の構築方法

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JPH07324376A
JPH07324376A JP13967194A JP13967194A JPH07324376A JP H07324376 A JPH07324376 A JP H07324376A JP 13967194 A JP13967194 A JP 13967194A JP 13967194 A JP13967194 A JP 13967194A JP H07324376 A JPH07324376 A JP H07324376A
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girder
pillar
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column
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Osamu Yoneda
修 米田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 架構のような構造物の構築における作業能率
を向上させること。 【構成】 筒状の本体(16)と、本体の内部に連通す
る、開放端部および開放頂部を有する中空の少なくとも
1つの突出部(18)とを備える鉄筋コンクリート製の
複数の柱部材(14)を互いに間隔をおいて建て込
み、、開放端部および開放頂部を有する中空の鉄筋コン
クリート製の大梁部材(46)を一対の柱部材の突出部
にこれらと連通するように取り付け、柱部材の突出部と
大梁部材とに配筋した後、柱部材の内部(38,68)
および大梁部材の内部(70)にコンクリートを打設す
る、鉄筋コンクリート造構造物の構築方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート造の
架構のような構造物の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、架構の柱および大梁、あるいは、
さらに床版のコンクリート成形に用いられる型枠の設置
および撤去の各作業が煩雑で多大の労力と時間とを要す
ることから、これらを軽減するための方法が提案されて
いる。例えば、工場生産された鉄筋コンクリート製の中
空の柱部材を現場に設置し、これにコンクリートを打設
して柱の一部とする方法がある(特開昭64−8064
9号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の方法によれ
ば、前記柱部材は、予め組み立てられた型枠として機能
しまたコンクリートの打設後は架構の一部をなすことか
ら、撤去不要であり、このため、型枠の設置および撤去
に要する労力、時間等を節約することができる。しか
し、この方法では、大梁あるいはさらに床版を成形する
ための型枠の設置および撤去作業を必要とし、架構の構
築における作業能率の向上を図る上で未だ十分でない。
本発明の目的は、架構のような構造物の構築における作
業能率をさらに向上させることにある。また、本発明の
他の目的は、構造物の構築方法を改善することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鉄筋コンク
リート造構造物の構築方法は、筒状の本体と、前記本体
の内部に連通する中空の少なくとも1つの突出部とを備
える鉄筋コンクリート製の複数の柱部材を互いに間隔を
おいて建て込み、中空の鉄筋コンクリート製の大梁部材
を一対の柱部材の突出部にこれらと連通するように取り
付け、前記柱部材の突出部と、前記大梁部材とに配筋し
た後、前記柱部材の内部および前記大梁部材の内部にコ
ンクリートを打設することを含む。
【0005】本発明は、さらに、筒状の本体と、前記本
体の内部に連通する、開放端部および開放頂部を有する
中空の少なくとも1つの突出部とを備える鉄筋コンクリ
ート製の複数の柱部材を互いに間隔をおいて建て込み、
開放両端部および開放頂部を有する中空の鉄筋コンクリ
ート製の大梁部材を相対する一対の柱部材の突出部にこ
れらと連通するように取り付け、前記柱部材の突出部と
前記大梁部材とに配筋した後またはこれに先立ち床版部
材を前記柱部材の突出部と前記梁部材とに載置し、前記
柱部材の内部、前記大梁部材の内部および前記床版部材
上にコンクリートを打設することを含む。
【0006】前記柱部材の突出部と前記大梁部材とは、
好ましくは、互いに他の一方を受け入れ可能である切り
欠き端部を有し、大梁部材の切り欠き端部は突出部の切
り欠き端部に載置可能である。
【0007】前記コンクリートの打設に先立つ配筋は、
前記柱部材の突出部の内部と前記大梁部材の内部とにお
いてそれぞれ互いに重なり合う複数の鉄筋を配置するこ
とを含む。前記複数の鉄筋は予め前記大梁部材の内部に
その軸線方向へ移動可能に配置しておくことができる。
【0008】前記柱部材は複数の主筋を有し、好ましく
は、前記複数の主筋の一部が前記柱部材の軸線に向けて
折り曲げられ前記柱部材の上端部から上方へ突出し、ま
た、前記複数の主筋の一部がこれらに取り囲まれた複数
のフープ筋で互いに接続されている。
【0009】
【発明の作用および効果】本発明によれば、柱部材およ
び大梁部材は、それぞれ、鉄筋コンクリート造構造物の
柱および大梁、あるいはさらに床版部材を形成するため
のコンクリートの打設空間を規定する型枠の作用をな
し、また、コンクリートの打設後に前記鉄筋コンクリー
ト造構造物の柱および大梁、あるいはさらに床版の一部
を構成することから、従来に比べて、コンクリート成形
に要する型枠の設置および撤去のための作業とこれに伴
う労力および時間とを低減することができる。これによ
り、前記構造物の構築のための作業能率をより高め、ま
た、工期をより短縮することができる。したがって、ま
た、前記構造物の構築方法の改善に寄与する。
【0010】また、本発明によれば、前記柱部材と前記
大梁部材とをこれらの内部が互いに連通するように取り
付けることから、前記柱部材および前記大梁部材の内部
をコンクリートで満たすことにより、柱部材および大梁
部材の間により高い一体性を得ることができる。
【0011】さらに、柱部材に前記突出部を設け、両柱
部材の前記突出部に前記大梁部材を取り付けることによ
り、大梁部材の長さ寸法を柱の相互間隔より短くまたよ
り軽量にすることができる。その結果、現場における前
記大梁部材の設置のための移動、運搬作業をより小型の
クレーンを使用して、したがって、容易に行なうことが
できる。さらに、前記突出部は前記大梁部材のクレーン
による吊り込み作業時における作業員の足場として利用
することができ、このため、格別な足場の設置に伴う労
力、時間等を節減することができる。
【0012】さらに、本発明によれば、前記柱部材の突
出部と、前記大梁部材とがそれぞれ開放端部と開放頂部
とを有し、また、前記突出部に前記大梁部材を連通状態
で取り付けることから、これらの内部を打設コンクリー
トで満たすことにより、柱部材、大梁部材および床版部
材相互間にさらに高い一体性を付与することができる。
【0013】さらに、本発明によれば、前記柱部材の突
出部と前記大梁部材とに前記切り欠き端部を設けること
により、前記柱部材の突出部への前記大梁部材の位置決
めおよび取付を容易に行なうことができる。
【0014】さらに、本発明によれば、前記コンクリー
トの打設に先立ち、前記柱部材の突出部の内部と前記大
梁部材の内部とにおいてそれぞれ互いに重なり合う複数
の鉄筋を配置することにより、前記突出部と前記大梁部
材の接続部を補強することができる。前記複数の鉄筋を
予め前記大梁部材の内部にその軸線方向へ移動可能に配
置しておけば、前記大梁部材の設置後直ちに配筋作業に
取りかかることができ、また、前記複数の鉄筋の格別な
運搬作業を必要としない。したがって、効率的な構築作
業が可能である。
【0015】さらに、前記柱部材の主筋の一部を前記柱
部材の軸線に向けて折り曲げて錐状に上方へ突出させ、
これらの主筋に取り囲まれた複数のフープ筋で互いに接
続することにより、先に配置された柱部材に他の柱部材
の継ぎ足しによってこれを建て込むとき、継ぎ足される
柱部材内への主筋の一部の挿入を円滑に行なうことがで
きる。前記主筋の一部は、継ぎ足される柱部材の主筋と
互いに重ね継ぎ手を構成する。
【0016】
【実施例】図1を参照すると、本発明に係る構築方法に
従って鉄筋コンクリート造構造物である架構10の一部
が構築され、さらに本発明に従って前記架構の構築が進
められる。
【0017】本発明にあっては、先ず、鉄筋コンクリー
ト製の複数の柱部材を互いに間隔をおいて建て込む。図
示の例では、前記架構の柱の一部をなす互いに間隔をお
かれた既設の複数の柱部材12のそれぞれに柱部材14
が継ぎ足され、これにより建て込まれている。
【0018】柱部材12,14は、筒状の本体16と、
本体16から横方向へ伸びる少なくとも1つの突出部1
8とを有する。図示の本体16は矩形の横断面を有す
る。本体16は、必要に応じて、円形、矩形以外の他の
多角形等の横断面を有するものとすることができる。
【0019】角筒状の本体16は、図2〜図5に示すよ
うに、互いに間隔をおいて配置され前記本体の軸線方向
へ伸びる複数の主筋20と、前記軸線方向に間隔をおい
て配置されこれらの主筋の周囲を取り巻く複数のフープ
筋22とを有し、主筋20の一部とフープ筋22とがコ
ンクリート24に埋設されている。
【0020】主筋20の残りの一部26は、本体16の
軸線に向けて内方へ折り曲げられ前記本体の上端から上
方へ突出している。また、複数の一部である上端部26
はこれらに取り囲まれ前記軸線方向へ互いに間隔をおか
れた複数のフープ筋28で互いに接続されている。これ
らの主筋の上端部26は、柱部材14が既設の柱部材1
2に継ぎ足されるとき、柱部材14の本体内に受け入れ
られ、柱部材14の主筋の下端部と共同して重ね継ぎ手
を構成する。
【0021】これによれば、主筋の上端部26が先細状
を呈し、また、フープ筋28が上端部26の外側でなく
内側にあることから、柱部材14の継ぎ足しのためにこ
れをクレーンで釣り下げ、既設の柱部材12に向けて下
降させるとき、上端部26は柱部材14の内部に入り易
く、また、フープ筋28と柱部材14の下端との間に引
掛かりが生じない。このことから、柱部材14の継ぎ足
し作業を円滑に行なうことができる。好ましくは、前記
柱部材の本体16の下端部の厚さ寸法を他の部分の厚さ
寸法より小さいものに設定する。
【0022】図2および図3に示すように、既設の柱部
材12の中空部30にはその上端より低い位置までコン
クリート32が打設されている。継ぎ足された柱部材1
4の中空部38にもコンクリートが打設されるが、これ
については後述する。既設の柱部材12と、該柱部材上
に載置された柱部材14とは、柱部材14内に打設され
る前記コンクリートを介して接合するすることができ
る。しかし、柱部材相互のより強固な接合と、柱継手部
分の剪断耐力とを得るため、好ましくは、高強度・高流
動性のコンクリートからなる接合用コンクリート34を
用いる。接合用コンクリート34の打設量は、柱部材1
4の下端部に挿入された前記主筋の上端部26およびフ
ープ筋28が埋もれる程度とする。
【0023】前記柱部材の本体16の長さ寸法はほぼ構
造物10の1層階の高さ寸法に等しい。また、突出部1
8は本体16の上下両端部間の部位、例えば好ましくは
床面から少し上方の位置に設けることが望ましい。突出
部18は、構築される構造物10における柱の位置に応
じて、本体16の回りに間隔をおいて1以上設けられ
る。柱部材の本体16の長さ寸法は、図示の例に代え
て、2層階以上の高さ寸法のものを用いることができ
る。
【0024】図示の突出部18は、図6に示すように、
開放両端部および開放頂部を有し、例えばU形の横断面
形状を有する。本体16に連なる突出部18の一方の開
放端部は、本体16の側部に設けられた開口36(図
1)を介して該本体の内部38と連通している。
【0025】突出部18にはその底部に後に複数の下端
筋40が配置され、また、その上方に後に複数の上端筋
42,50が配置される。また、これらの上下両端筋を
取り巻く複数の肋筋44がコンクリート24に埋設され
ている。上端筋42は突出部18の頂部に載置され、本
体16を貫通して大梁部材46の上方を伸長する。肋筋
44の上部はコンクリート24から露出している。ま
た、突出部18には、その補強のため、本体16を経て
その軸線方向へ伸びる鉄筋(主筋)47が埋設されてい
る。
【0026】接合用コンクリート34の強度が発現し、
これにより両柱部材12,14が接合された後、相対す
る一対の柱部材14の突出部18に鉄筋コンクリート製
の大梁部材46を取り付ける。
【0027】図示の大梁部材46は、図8に示すよう
に、開放両端部と開放頂部とを有し、柱部材の突出部1
8と連通可能である。図示の例では、突出部18と同形
の横断面形状(U形)を有する。大梁部材46の底部に
はコンクリート54に埋設された複数の主筋48が配置
されており、また、その上方には後に複数の前記上端筋
42が配置される。また、これらの主筋を取り巻く複数
の肋筋52が配置されている。肋筋52の上部はコンク
リート54から露出している。
【0028】各突出部18および大梁部材46は、それ
ぞれ、切り欠き端部56,58を有する。突出部18の
切り欠き端部56と、大梁部材46の切り欠き端部58
とは互いに他の一方を受け入れ可能であり、また、突出
部18の切り欠き端部56は大梁部材46の切り欠き端
部58を載置可能である。突出部18および大梁部材4
6の各端部は、図示のような切り欠きを有しないものと
することができる。
【0029】図7に示すように、突出部18の切り欠き
端部56は、肋筋44と平行なU形の複数の鉄筋60
と、鉄筋60の両先端部近傍を突出部18の軸線方向
(横方向)へ伸びる複数の鉄筋(主筋)62とで補強さ
れている。また、図9に示すように、大梁部材の切り欠
き端部58は、肋筋52と平行でありまた上部が露出し
た逆U形の複数の鉄筋64と、鉄筋64の両先端部近傍
を大梁部材46の軸線方向へ伸びる複数の鉄筋66とで
補強されている。
【0030】大梁部材46は、これをクレーン(図示せ
ず)で釣り上げ、先に設置された両柱部材の相対する突
出部18に載置、仮固定して取り付ける。取り付けの
際、各突出部18上で待機している作業員(図示せず)
により、大梁部材46の端面が突出部18の端面と対向
して整合するように位置決められる。
【0031】その後、柱部材の突出部18の内部68と
大梁部材46の内部70とに配筋を施す。この配筋は、
突出部18と大梁部材46との接続部を横切る複数の鉄
筋、すなわち突出部18から大梁部材46へ伸びる複数
の下端筋40配置することにより行なう。下端筋40お
よび主筋48は大梁部材46内でそれぞれ重なり合い、
後述するコンクリートの打設により重ね継ぎ手を構成す
る。
【0032】下端筋40、好ましくは、これらを予め大
梁部材46内にそれぞれ収容しておき、大梁部材ととも
に運搬する。これによれば、突出部18および大梁部材
46の相互接合の後、これらの下端筋40を地上から運
び上げるための労力と時間とを節約することができる。
【0033】図7および図8に示すように、突出部18
および大梁部材46には、それぞれ、その内部の底に、
下端筋40を軸線方向へ移動可能に収容する細長い空間
(トレンチ)76,78が設けられている。これによ
り、配筋の際、各鉄筋40を収容空間78から収容空間
76へ容易に引き出すことができる。
【0034】4つの柱部材14の建て込みと、これらの
柱部材14への4つの大梁部材の掛け渡しとが完了した
後(この状態を図10に示す。)、1または複数の床版
部材80を例えばクレーン(図示せず)で釣り上げ、柱
部材の突出部18と大梁部材46とに載置する。図示の
床版部材80は複数の補強部材82が植え込まれた鉄筋
コンクリート版からなり、表面84を有する。床版部材
80は、図示の例に代えて、例えば鉄板、PC板等から
なるものであってもよい。
【0035】図6および図8に示すように、床版部材8
0の載置を容易にまた確実にすべく、突出部18の開放
頂部および大梁部材46の開放頂部に、それぞれ、持ち
出し部86,88を設けることが望ましい。
【0036】その後、柱部材の突出部18および大梁部
材46に、それぞれ、複数の上端筋42,50を配置す
る。また、床版部材80には、必要に応じて配筋を施
す。
【0037】配筋を完了した後、柱部材14の内部3
8、大梁部材46の内部70および床版部材80の表面
上のそれぞれにコンクリートを打設する。本体16の内
部と、突出部18の内部および大梁部材46の内部と
が、開口36を介して、相互に連通し、また、突出部1
8と大梁部材46とがU形の横断面形状を有し、これら
の頂部が開放していることから、本体16内、突出部1
8内、大梁部材46内および床版部材80上が打設コン
クリートで連なる。
【0038】その結果、柱の一部と、大梁とが形成さ
れ、また、剪断補強部材82はコンクリート中に埋設さ
れ、所要の厚さ寸法を有する床版が形成され、柱部材1
4、大梁部材46および床版部材80相互間により高い
一体性が付与される。
【0039】床版部材80の設置に先立ち、突出部18
と大梁部材46とにそれぞれ鉄筋42,50を配置し、
本体16の内部38、突出部の内部68および大梁部材
の内部70にコンクリートを打設することができる。こ
れにより、柱部材14および大梁部材46相互間のより
高い一体性が得られる。その後、床版部材80上にコン
クリートを打設することができる。
【0040】柱部材14および大梁部材46、あるいは
さらに床版部材80は、それぞれ、鉄筋コンクリート造
構造物10の柱、大梁、床版を形成するためのコンクリ
ートの打設空間を規定する型枠の作用をなし、また、こ
れ自体が構造物10の柱、大梁および床版の一部をなす
ことから、コンクリート成形に要する型枠の設置および
撤去のための作業とこれに伴う労力および時間とを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構築された構造物の部分断面図
である。
【図2】建て込み直前の柱部材の縦断面図である。
【図3】建て込み直後の柱部材の縦断面図である。
【図4】図2の線4−4に沿って得た横断面図である。
【図5】図3の線5−5に沿って得た横断面図である。
【図6】図1の線6−6に沿って得た横断面図である。
【図7】図1の線7−7に沿って得た横断面図である。
【図8】図1の線8−8に沿って得た横断面図である。
【図9】図1の線9−9に沿って得た横断面図である。
【図10】互いに接続された柱部材および大梁部材の概
略的な平面図である。
【符号の説明】
10 鉄筋コンクリート造構造物 12,14 柱部材 16,18 柱部材の本体および突出部 26 柱部材から突出する主筋の上端部 36 開口 38 柱部材の本体の内部 40 突出部の下端筋 42 突出部および大梁部材の上端筋 46 大梁部材 48 大梁部材の下端筋 72,74 鉄筋 80 床版部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の本体と、前記本体の内部に連通す
    る、開放端部および開放頂部を有する中空の少なくとも
    1つの突出部とを備える鉄筋コンクリート製の複数の柱
    部材を互いに間隔をおいて建て込み、開放両端部および
    開放頂部を有する中空の鉄筋コンクリート製の大梁部材
    を相対する一対の柱部材の突出部にこれらと連通するよ
    うに取り付け、前記柱部材の突出部と前記大梁部材とに
    配筋した後、前記柱部材の内部および前記大梁部材の内
    部にコンクリートを打設する、鉄筋コンクリート造構造
    物の構築方法。
  2. 【請求項2】 筒状の本体と、前記本体の内部に連通す
    る、開放端部および開放頂部を有する中空の少なくとも
    1つの突出部とを備える鉄筋コンクリート製の複数の柱
    部材を互いに間隔をおいて建て込み、開放両端部および
    開放頂部を有する中空の鉄筋コンクリート製の大梁部材
    を相対する一対の柱部材の突出部にこれらと連通するよ
    うに取り付け、前記柱部材の突出部と前記大梁部材とに
    配筋した後またはこれに先立ち床版部材を前記柱部材の
    突出部と前記梁部材とに載置し、前記柱部材の内部、前
    記大梁部材の内部および前記床版部材上にコンクリート
    を打設する、鉄筋コンクリート造構造物の構築方法。
  3. 【請求項3】 前記柱部材の突出部と前記大梁部材と
    は、それぞれ、互いに他の一方を受け入れ可能の切り欠
    き端部を有し、前記大梁部材の切り欠き端部が前記突出
    部の切り欠き端部に載置可能である、請求項1または2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記コンクリートの打設に先立って行な
    う配筋は、前記柱部材の突出部の内部と前記大梁部材の
    内部とにおいてそれぞれ互いに重なり合う複数の鉄筋を
    配置することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の鉄筋を予め前記大梁部材の内
    部にその軸線方向へ移動可能に配置しておく、請求項4
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記柱部材は複数の主筋を有し、前記複
    数の主筋の一部が前記柱部材の軸線に向けて折り曲げら
    れ前記柱部材の上端部から上方へ突出し、また、前記複
    数の主筋の一部がこれらに取り囲まれた複数のフープ筋
    で互いに接続されている、請求項1または2に記載の方
    法。
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