JP2020084532A - 作業用床、及び作業用床の使用方法 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物に設けられた作業用床、及び作業用床の使用方法に関する。ここで、「建物」の具体的な構造や種類は任意であり、例えば、公共施設(例えば、体育館等)、商業施設(例えば、ショッピングモール等)、工場施設等を含む概念であるが、実施の形態では体育館として説明する。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る作業用床が適用される建物の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る建物を概念的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。以下の説明では、図1のX方向を建物の左右方向(−X方向を建物の左方向、+X方向を建物の右方向)、図1のY方向を建物の前後方向(+Y方向を建物の前方向、−Y方向を建物の後方向)、図1のZ方向を建物の上下方向(+Z方向を建物の上方向、−Z方向を建物の下方向)と称する。建物1は、図1に示すように、設置面C上に設けられており、屋根部10、支持部50、後述する図3の免震装置60、及び利用空間部(図示省略)を備えている。
屋根部10は、建物1の基本構造体の一部であって、利用空間部の上部を覆うための部分であり、図1に示すように、屋根架構20及び屋根パネル40を備えている。
屋根架構20は、屋根部10の基本構造体である。この屋根架構20は、例えば鋼製の長尺な梁材30を複数組み合わせて構成されている。具体的には、図1に示すように、梁材30の長手方向が左右方向に略沿うように複数の梁材30の各々を配置すると共に、複数の梁材30を前後方向に略沿うように並設することにより構成されている。
図1に戻り、屋根パネル40は、屋根架構20の上面を覆うためのものである。この屋根パネル40は、例えば公知の屋根パネル(一例として、ALCパネル等)を用いて構成されており、図1に示すように、屋根架構20の上面全体を覆うように複数設けられ、屋根架構20に対して固定具等によって固定されている。
支持部50は、建物1の基本構造体の一部であって、屋根部10を支持する部分である。この支持部50は、図1に示すように、屋根部10よりも下方において利用空間部の周囲を覆うように配置されており、前側柱部51、後側柱部(図示省略)、左側柱部(図示省略)、右側柱部54、補助梁部55、左側レール部(図示省略)、及び右側レール部57を備えている。
免震装置60は、屋根部10を免震化するための装置であり、例えば公知の免震装置(一例として、積層ゴム支承、滑り支承等)を用いて構成されており、屋根架構20と支持部50との相互間に設けられている。
利用空間部は、所定の目的(例えば、スポーツイベント等)に応じた利用が行われる空間部であり、例えば直方体状に形成されており、具体的には、所定の人数を収容可能であり、且つ所望の設備(例えば観客席や競技設備等)を収容可能な大きさに設定された空間部として形成されている。
次に、支持部50の構成の詳細について説明する。図3は、図1(b)の建物1のA−A矢視断面図であって、右側柱部54の上端部周辺の領域を示す図である。図4は、図3の建物の平面図である(一部図示省略)。ただし、支持部50は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。実施の形態において、図3、図4に示すように、支持部50(建物1)の右側には第1作業用床70が設けられており、及び支持部50の左側には第2作業用床(図示省略)が設けられている。なお、第1作業用床70の構成、及び第2作業用床の構成はそれぞれ略同一であるので、以下では、第1作業用床70の構成のみについて説明することとする。
図3に戻り、第1作業用床70は、作業者Mが作業足場として利用する作業用床である。この第1作業用床70は、例えば長尺な板状体であり、屋根架構20の右端部の近傍に配置されており、具体的には、図3に示すように、右側柱部54と右側レール部57との相互間において略水平に配置されている。
続いて、第1作業用床70及び第2作業用床の使用方法について説明する。なお、第1作業用床70の使用方法、及び第2作業用床の使用方法はそれぞれ略同一であるので、以下では、第1作業用床70の使用方法のみについて説明することとする。
このように実施の形態によれば、建物1を構成する複数の柱部を第1作業用床70(又は第2作業用床)を介して接続することにより、複数の柱部の剛性を高めることを可能としたので、複数の柱部の剛性を高める接続部材を別途設ける必要がなくなる。また、複数の柱部を接続するように設けられた第1作業用床70(又は第2作業用床)を庇として機能させることができ、例えば建物1の施工中の雨水対策に寄与できる。以上のことから、従来技術(建物1の上側部分に回り廊下を設ける技術)に比べて、第1作業用床70及び第2作業用床の使用性を向上できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、梁材30が、トラス梁であると説明したが、これに限らず、例えば、ハニカム梁、ラチス梁、又はボックス梁であってもよい。
上記実施の形態では、支持部50に、第1作業用床70及び第2作業用床が設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、第1作業用床70又は第2作業用床のいずれか一方のみが設けられてもよい。
付記1の作業用床は、建物に設けられた作業用床であって、前記建物を構成する複数の柱部を当該作業用床を介して接続することにより、前記複数の柱部の剛性を高めることを可能とした。
付記1に記載の作業用床によれば、建物を構成する複数の柱部を作業用床を介して接続することにより、複数の柱部の剛性を高めることを可能としたので、複数の柱部の剛性を高める接続部材を別途設ける必要がなくなる。また、複数の柱部を接続するように設けられた作業用床を庇として機能させることができ、例えば建物の施工中の雨水対策に寄与できる。以上のことから、従来技術(建物の上側部分に回り廊下を設ける技術)に比べて、作業用床の使用性を向上できる。
10 屋根部
20 屋根架構
30 梁材
31 前側トラス部
31a 前側上弦材
31b 前側下弦材
31c 前側束材
31d 前側斜材
32 後側トラス部
32a 後側上弦材
32b 後側下弦材
32c 後側束材
32d 後側斜材
33 上側トラス部
33a 上側接続弦材
34 下側トラス部
34a 下側接続弦材
35 左側トラス部
35a 左側斜材
36 右側トラス部
36a 右側斜材
40 屋根パネル
50 支持部
51 前側柱部
54 右側柱部
55 補助梁部
57 右側レール部
58 接合梁
60 免震装置
70 第1作業用床
71 切欠部
C 設置面
M 作業者
Claims (5)
- 建物に設けられた作業用床であって、
前記建物を構成する複数の柱部を当該作業用床を介して接続することにより、前記複数の柱部の剛性を高めることを可能とした、
作業用床。 - 当該作業用床を前記複数の柱部と一体に形成した、
請求項1に記載の作業用床。 - 前記建物を構成する屋根架構の近傍に当該作業用床を配置し、
前記屋根架構と当該作業用床との相互間に免震装置を設置した、
請求項1又は2に記載の作業用床。 - 当該作業用床を、コンクリート材料にて形成した、
請求項1から3のいずれか一項に記載の作業用床。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の作業用床を、建物の施工中において施工用の作業足場として用いると共に、前記建物の施工後においてメンテナンス用の作業足場として用いる、
作業用床の使用方法。
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JP2018219099A JP7053436B2 (ja) | 2018-11-22 | 2018-11-22 | 作業用床、及び作業用床の使用方法 |
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