JP2574630Y2 - ハーフpc大梁の仕口部構造 - Google Patents
ハーフpc大梁の仕口部構造Info
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- 230000003014 reinforcing Effects 0.000 claims description 7
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 6
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- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 12
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 5
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハーフPC大梁の仕口
部構造にかかり、特に、ハーフPC小梁が接続されるハ
ーフPC大梁の仕口部構造に関するものである。
部構造にかかり、特に、ハーフPC小梁が接続されるハ
ーフPC大梁の仕口部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート柱間にハーフP
C大梁が架け渡され、これらハーフPC大梁間にハーフ
PC小梁が架け渡され、これらハーフPC大梁とハーフ
PC小梁との上にコンクリートが打設されている。これ
らハーフPC大梁とハーフPC小梁との接合では、ガセ
ットプレート方式と、ブラケット方式とが知られてい
る。
C大梁が架け渡され、これらハーフPC大梁間にハーフ
PC小梁が架け渡され、これらハーフPC大梁とハーフ
PC小梁との上にコンクリートが打設されている。これ
らハーフPC大梁とハーフPC小梁との接合では、ガセ
ットプレート方式と、ブラケット方式とが知られてい
る。
【0003】前記ガセットプレート方式では、鉄骨鉄筋
コンクリート(SRC)造のプレキャストコンクリート
(PC)を各梁に用いた場合にあっては、ハーフPC大
梁からその延在方向に直交する方向に鉄骨が露出され、
ハーフPC小梁の端部から鉄骨が露出され、これら鉄骨
に複数のガセットプレートの端部がそれぞれ接合され、
これら鉄骨周囲にコンクリートが打設されている。一
方、鉄筋コンクリート(RC)造のプレキャストコンク
リート(PC)を各梁に用いた場合にあっては、各梁の
接合部に補強板を埋設しており、この補強板とハーフP
C小梁の端部に埋設されたガセットプレートとを接合し
て、これら各梁の接合部分にコンクリートが打設されて
いる。
コンクリート(SRC)造のプレキャストコンクリート
(PC)を各梁に用いた場合にあっては、ハーフPC大
梁からその延在方向に直交する方向に鉄骨が露出され、
ハーフPC小梁の端部から鉄骨が露出され、これら鉄骨
に複数のガセットプレートの端部がそれぞれ接合され、
これら鉄骨周囲にコンクリートが打設されている。一
方、鉄筋コンクリート(RC)造のプレキャストコンク
リート(PC)を各梁に用いた場合にあっては、各梁の
接合部に補強板を埋設しており、この補強板とハーフP
C小梁の端部に埋設されたガセットプレートとを接合し
て、これら各梁の接合部分にコンクリートが打設されて
いる。
【0004】前記ブラケット方式では、ハーフPC大梁
の側壁にブラケットが突出形成され、このブラケットに
ハーフPC小梁の端部が嵌合されている。前記ブラケッ
トは、ハーフPC小梁の底面を支持する底部と、ハーフ
PC小梁の両側面を支持する側部とから構成されてい
る。このため、SRC造、RC造のPCを各梁に用いた
場合であっても、鉄骨、鉄筋を露出させず、ハーフPC
大梁にハーフPC小梁が接続される。
の側壁にブラケットが突出形成され、このブラケットに
ハーフPC小梁の端部が嵌合されている。前記ブラケッ
トは、ハーフPC小梁の底面を支持する底部と、ハーフ
PC小梁の両側面を支持する側部とから構成されてい
る。このため、SRC造、RC造のPCを各梁に用いた
場合であっても、鉄骨、鉄筋を露出させず、ハーフPC
大梁にハーフPC小梁が接続される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記ガセット
プレート方式は、埋設されるガセットプレートに各種鉄
筋を溶接接合する必要があり、複雑な形状になり、か
つ、梁の端部にしか入らないため、ハーフPC大梁とハ
ーフPC小梁とを接合するうえで、要求される寸法精度
を出すことが難しく、無理な接合はひび割れの発生につ
ながる場合があり、改善が望まれる。前記ブラケット方
式は、大梁に複雑な形状を有する型枠を使用するため、
この型枠に要する費用が多大になる。また、ブラケット
を設けたハーフPC大梁にあっては、ブラケットが露出
されるため、外観上好ましくない。
プレート方式は、埋設されるガセットプレートに各種鉄
筋を溶接接合する必要があり、複雑な形状になり、か
つ、梁の端部にしか入らないため、ハーフPC大梁とハ
ーフPC小梁とを接合するうえで、要求される寸法精度
を出すことが難しく、無理な接合はひび割れの発生につ
ながる場合があり、改善が望まれる。前記ブラケット方
式は、大梁に複雑な形状を有する型枠を使用するため、
この型枠に要する費用が多大になる。また、ブラケット
を設けたハーフPC大梁にあっては、ブラケットが露出
されるため、外観上好ましくない。
【0006】本考案は前記課題を有効に解決するもの
で、ハーフPC大梁とハーフPC小梁との接続作業性を
向上させたハーフPC大梁の仕口部構造を提供すること
を目的とする。
で、ハーフPC大梁とハーフPC小梁との接続作業性を
向上させたハーフPC大梁の仕口部構造を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案はハーフPC大梁
の側部にハーフPC小梁の先端部を接合するための仕口
部構造であって、前記ハーフPC大梁の側部に前記ハー
フPC小梁の先端部を載置する切欠状の段部を設け、該
段部内に露出せしめた状態で直線状の鉄筋を上下方向に
沿うように配筋しておくとともに、該鉄筋の上端部にキ
ャップタイを連結することで該鉄筋を当該ハーフPC大
梁のスターラップ筋として機能せしめ、かつ、前記ハー
フPC小梁の先端部を前記段部に載置した状態において
該ハーフPC小梁の先端面と前記段部の内面との間に間
隙を確保して該間隙内に前記鉄筋を位置せしめ、該間隙
にコンクリートを打設充填して該コンクリート中に前記
鉄筋を埋設せしめることを特徴とする。
の側部にハーフPC小梁の先端部を接合するための仕口
部構造であって、前記ハーフPC大梁の側部に前記ハー
フPC小梁の先端部を載置する切欠状の段部を設け、該
段部内に露出せしめた状態で直線状の鉄筋を上下方向に
沿うように配筋しておくとともに、該鉄筋の上端部にキ
ャップタイを連結することで該鉄筋を当該ハーフPC大
梁のスターラップ筋として機能せしめ、かつ、前記ハー
フPC小梁の先端部を前記段部に載置した状態において
該ハーフPC小梁の先端面と前記段部の内面との間に間
隙を確保して該間隙内に前記鉄筋を位置せしめ、該間隙
にコンクリートを打設充填して該コンクリート中に前記
鉄筋を埋設せしめることを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案の仕口部構造は、ハーフPC大梁の側部
を切り欠いた形態で段部を設け、その段部にハーフPC
小梁の先端部を載置した状態でそれらを接合する。段部
にはハーフPC大梁のスターラップ筋となる鉄筋を露出
させておき、接合するべきハーフPC小梁の先端部を段
部に載置した状態ではその先端面と段部の内面との間に
確保される間隙内に鉄筋が位置するようにし、その間隙
にコンクリートを打設充填することでそのコンクリート
中に鉄筋を埋設し一体化する。 上記の鉄筋はフープ状や
フックを有するものではなく単なる直線状のものであ
り、段部内において上下方向に沿って配筋されてその上
端部にキャップタイが連結されることでハーフPC大梁
のスターラップ筋として機能する。 ハーフPC大梁を製
作する際には段部を形成するための型枠が必要となる
が、段部内に設ける上記の鉄筋が単なる直線状のもので
あるため、段部形成用の型枠の脱型は上方(鉄筋の方
向)に引き抜くことで何等支障なく容易に行うことがで
き、したがってその型枠は簡略なもので済む。
を切り欠いた形態で段部を設け、その段部にハーフPC
小梁の先端部を載置した状態でそれらを接合する。段部
にはハーフPC大梁のスターラップ筋となる鉄筋を露出
させておき、接合するべきハーフPC小梁の先端部を段
部に載置した状態ではその先端面と段部の内面との間に
確保される間隙内に鉄筋が位置するようにし、その間隙
にコンクリートを打設充填することでそのコンクリート
中に鉄筋を埋設し一体化する。 上記の鉄筋はフープ状や
フックを有するものではなく単なる直線状のものであ
り、段部内において上下方向に沿って配筋されてその上
端部にキャップタイが連結されることでハーフPC大梁
のスターラップ筋として機能する。 ハーフPC大梁を製
作する際には段部を形成するための型枠が必要となる
が、段部内に設ける上記の鉄筋が単なる直線状のもので
あるため、段部形成用の型枠の脱型は上方(鉄筋の方
向)に引き抜くことで何等支障なく容易に行うことがで
き、したがってその型枠は簡略なもので済む。
【0009】
【実施例】以下、本考案のハーフPC大梁の仕口部構造
の一実施例について、図1ないし図5を参照しながら説
明する。図1に示すように、符号1はハーフPC大梁の
仕口部構造を示し、符号2はハーフPC大梁を示し、符
号3はハーフPC小梁を示す。これらハーフPC大梁2
とハーフPC小梁3との上壁面にスターラップ筋22が
露出されている。
の一実施例について、図1ないし図5を参照しながら説
明する。図1に示すように、符号1はハーフPC大梁の
仕口部構造を示し、符号2はハーフPC大梁を示し、符
号3はハーフPC小梁を示す。これらハーフPC大梁2
とハーフPC小梁3との上壁面にスターラップ筋22が
露出されている。
【0010】前記ハーフPC大梁2では、図2に示すよ
うに、その側壁にハーフPC小梁3の端部を載置する段
部4が設けられ、その段部4内にこのハーフPC大梁2
のスターラップ筋5となる直線状の鉄筋が露出状態で上
下方向に沿うように配筋されている。
うに、その側壁にハーフPC小梁3の端部を載置する段
部4が設けられ、その段部4内にこのハーフPC大梁2
のスターラップ筋5となる直線状の鉄筋が露出状態で上
下方向に沿うように配筋されている。
【0011】このスターラップ筋5は、ハーフPC大梁
2の側壁とハーフPC小梁3の端部との間に配されると
ともに、図3に示すように、上端部をキャップタイ6に
結合されている。これらキャップタイ6とスターラップ
筋5との端部は、筒状クリップ9にそれぞれ交差状態に
挿入され、このクリップ9に設けられた締結金具10で
締め付けられている。ここで、キャップタイ6とスター
ラップ筋5との端部の結合は、溶接等の他の接合方法に
よっても良い。
2の側壁とハーフPC小梁3の端部との間に配されると
ともに、図3に示すように、上端部をキャップタイ6に
結合されている。これらキャップタイ6とスターラップ
筋5との端部は、筒状クリップ9にそれぞれ交差状態に
挿入され、このクリップ9に設けられた締結金具10で
締め付けられている。ここで、キャップタイ6とスター
ラップ筋5との端部の結合は、溶接等の他の接合方法に
よっても良い。
【0012】これらハーフPC大梁2の側壁とハーフP
C小梁3の端部とには、これらの対向面に凹状のコッタ
ー8が形成され、これらの間で前記段部4上にコンクリ
ート7が打設されている。
C小梁3の端部とには、これらの対向面に凹状のコッタ
ー8が形成され、これらの間で前記段部4上にコンクリ
ート7が打設されている。
【0013】前記ハーフPC大梁2を工場等で形成方法
について、図4を参照しながら説明する。図4に示すよ
うに、主筋16をハーフPC大梁2の延在方向に平行に
複数配筋し、スターラップ筋22とスターラップ筋5と
を前記複数の主筋16の周囲に巻き付け、この主筋16
の周囲に梁型枠15を配する。この梁型枠15は、ハー
フPC大梁2の底面と側面とに配する。ここで、仕口部
に配筋されたスターラップ筋5は、ハーフPC大梁2の
底面に配筋された頭部17と両側面に配筋された脚部1
8とから構成され、ハーフPC大梁2の延在方向に直交
する方向に配筋されている。
について、図4を参照しながら説明する。図4に示すよ
うに、主筋16をハーフPC大梁2の延在方向に平行に
複数配筋し、スターラップ筋22とスターラップ筋5と
を前記複数の主筋16の周囲に巻き付け、この主筋16
の周囲に梁型枠15を配する。この梁型枠15は、ハー
フPC大梁2の底面と側面とに配する。ここで、仕口部
に配筋されたスターラップ筋5は、ハーフPC大梁2の
底面に配筋された頭部17と両側面に配筋された脚部1
8とから構成され、ハーフPC大梁2の延在方向に直交
する方向に配筋されている。
【0014】前記脚部18の周囲に概略直方体状の仕口
型枠19を配す。この仕口型枠19では、前記脚部18
を貫通させる貫通孔20が設けられ、一方の側面が梁型
枠15に密接され、他方の側面に前記コッター8を形成
する凸部が形成されている。勿論、仕口型枠19は、貫
通孔20を挟み二枚に分かれていてもよい。その後、前
記梁型枠15にコンクリートを打設し、梁型枠15、仕
口型枠19を脱型することにより、ハーフPC大梁2を
形成する。なお、スターラップ筋5の脚部18は単なる
直線状であるので、仕口型枠19の脱型はその脚部18
に沿って上方に引き抜くことのみで容易に行い得る。
型枠19を配す。この仕口型枠19では、前記脚部18
を貫通させる貫通孔20が設けられ、一方の側面が梁型
枠15に密接され、他方の側面に前記コッター8を形成
する凸部が形成されている。勿論、仕口型枠19は、貫
通孔20を挟み二枚に分かれていてもよい。その後、前
記梁型枠15にコンクリートを打設し、梁型枠15、仕
口型枠19を脱型することにより、ハーフPC大梁2を
形成する。なお、スターラップ筋5の脚部18は単なる
直線状であるので、仕口型枠19の脱型はその脚部18
に沿って上方に引き抜くことのみで容易に行い得る。
【0015】このように形成されたハーフPC大梁2に
ハーフPC小梁3を接続する方法について説明する。地
盤に立設された柱間にハーフPC大梁2を架け渡す。こ
のハーフPC大梁2の段部4にハーフPC小梁3の端部
を載置するとともに、前記スターラップ筋5の両端部に
キャップタイ6を接続する。前記ハーフPC大梁2とハ
ーフPC小梁3との間で段部4の上にコンクリート7を
打設する。その後、ハーフPC大梁2とハーフPC小梁
3との上端面にコンクリートを打設することにより、こ
のコンクリートで前記露出されたスターラップ筋22と
キャップタイ6とを覆い、図5に示すように、ハーフP
C大梁2とハーフPC小梁3とを一体形成する。本図
は、梁のみ表示しているが、通常は、スラブが同時に一
体形成されている。
ハーフPC小梁3を接続する方法について説明する。地
盤に立設された柱間にハーフPC大梁2を架け渡す。こ
のハーフPC大梁2の段部4にハーフPC小梁3の端部
を載置するとともに、前記スターラップ筋5の両端部に
キャップタイ6を接続する。前記ハーフPC大梁2とハ
ーフPC小梁3との間で段部4の上にコンクリート7を
打設する。その後、ハーフPC大梁2とハーフPC小梁
3との上端面にコンクリートを打設することにより、こ
のコンクリートで前記露出されたスターラップ筋22と
キャップタイ6とを覆い、図5に示すように、ハーフP
C大梁2とハーフPC小梁3とを一体形成する。本図
は、梁のみ表示しているが、通常は、スラブが同時に一
体形成されている。
【0016】このようなハーフPC大梁の仕口部構造1
では、ハーフPC大梁2の側壁を切り欠いて設けた段部
4にハーフPC小梁3の端部を載置してそれらを接合す
るため、その作業を容易に行うことができ、仕口部の納
まりにも優れる。
では、ハーフPC大梁2の側壁を切り欠いて設けた段部
4にハーフPC小梁3の端部を載置してそれらを接合す
るため、その作業を容易に行うことができ、仕口部の納
まりにも優れる。
【0017】前記スターラップ筋5はその上端部に連結
されるキャップタイ6とともにハーフPC大梁2の肋筋
として機能するとともに、そのスターラップ筋5は段部
4に打設されるコンクリート7中に埋設されてそのコン
クリートと一体化し、したがってスターラップ筋5およ
びコンクリートを介してハーフPC大梁2とハーフPC
小梁3との一体化が図られる。
されるキャップタイ6とともにハーフPC大梁2の肋筋
として機能するとともに、そのスターラップ筋5は段部
4に打設されるコンクリート7中に埋設されてそのコン
クリートと一体化し、したがってスターラップ筋5およ
びコンクリートを介してハーフPC大梁2とハーフPC
小梁3との一体化が図られる。
【0018】このようなハーフPC大梁の仕口部構造1
によれば、ハーフPC大梁2の側壁にハーフPC小梁3
の端部を載置する段部4が設けられたため、ガセットプ
レートの使用、ブラケットを設ける必要性をなくすこと
ができ、ハーフPC大梁2を単純な形状にすることがで
きることから、ハーフPC大梁2の型枠に要する費用を
低減することができる。また、前記段部4にハーフPC
小梁3を設置することから、ハーフPC小梁3の接続作
業性を向上できる。そして、前記段部4にその直交する
方向にスターラップ筋5が延在されているため、このス
ターラップ筋5の延在方向に仕口型枠19を脱型するこ
とができる。
によれば、ハーフPC大梁2の側壁にハーフPC小梁3
の端部を載置する段部4が設けられたため、ガセットプ
レートの使用、ブラケットを設ける必要性をなくすこと
ができ、ハーフPC大梁2を単純な形状にすることがで
きることから、ハーフPC大梁2の型枠に要する費用を
低減することができる。また、前記段部4にハーフPC
小梁3を設置することから、ハーフPC小梁3の接続作
業性を向上できる。そして、前記段部4にその直交する
方向にスターラップ筋5が延在されているため、このス
ターラップ筋5の延在方向に仕口型枠19を脱型するこ
とができる。
【0019】前記スターラップ筋5は、ハーフPC大梁
2の側壁とハーフPC小梁3の端部との間に配され、こ
れらハーフPC大梁2の側壁とハーフPC小梁3の端部
との間にコンクリート7を打設したため、このコンクリ
ート7でスターラップ筋5を固定できるとともに、ハー
フPC大梁2とハーフPC小梁3とを接続できる。この
ため、ハーフPC大梁2とハーフPC小梁3とを強固に
接合できる。さらに、ハーフPC大梁2とハーフPC小
梁3とにその対向面にコッター8を設けたため、ハーフ
PC大梁2とハーフPC小梁3との剪断強度を向上させ
ることができる。
2の側壁とハーフPC小梁3の端部との間に配され、こ
れらハーフPC大梁2の側壁とハーフPC小梁3の端部
との間にコンクリート7を打設したため、このコンクリ
ート7でスターラップ筋5を固定できるとともに、ハー
フPC大梁2とハーフPC小梁3とを接続できる。この
ため、ハーフPC大梁2とハーフPC小梁3とを強固に
接合できる。さらに、ハーフPC大梁2とハーフPC小
梁3とにその対向面にコッター8を設けたため、ハーフ
PC大梁2とハーフPC小梁3との剪断強度を向上させ
ることができる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のハーフP
C大梁の仕口部構造によれば、ハーフPC大梁の側壁に
ハーフPC小梁の端部を載置する段部が設けられたた
め、ガセットプレートの使用、ブラケットを設ける必要
性をなくすことができ、ハーフPC大梁を単純な形状に
することができる。このため、ハーフPC大梁の接合金
物や型枠に要する費用を低減することができ、ハーフP
C大梁とハーフPC小梁との仕口部構造の外観を一体に
打設された大梁と小梁との仕口部の構造にすることがで
きる。また、前記段部にハーフPC小梁を設置すること
から、ハーフPC小梁の接続作業性を向上できる。そし
て、前記段部内にハーフPC大梁のスターラップ筋とな
る鉄筋を露出させるとともに、その鉄筋を単なる直線状
のものとしてその上端部にキャップタイを連結する構成
としたから、段部を形成するための型枠を支障なく脱型
することができ、その結果、ハーフPC大梁を製作する
ための型枠を簡略なものとできるとともにその製作を容
易に行うことができる。
C大梁の仕口部構造によれば、ハーフPC大梁の側壁に
ハーフPC小梁の端部を載置する段部が設けられたた
め、ガセットプレートの使用、ブラケットを設ける必要
性をなくすことができ、ハーフPC大梁を単純な形状に
することができる。このため、ハーフPC大梁の接合金
物や型枠に要する費用を低減することができ、ハーフP
C大梁とハーフPC小梁との仕口部構造の外観を一体に
打設された大梁と小梁との仕口部の構造にすることがで
きる。また、前記段部にハーフPC小梁を設置すること
から、ハーフPC小梁の接続作業性を向上できる。そし
て、前記段部内にハーフPC大梁のスターラップ筋とな
る鉄筋を露出させるとともに、その鉄筋を単なる直線状
のものとしてその上端部にキャップタイを連結する構成
としたから、段部を形成するための型枠を支障なく脱型
することができ、その結果、ハーフPC大梁を製作する
ための型枠を簡略なものとできるとともにその製作を容
易に行うことができる。
【0021】また、ハーフPC大梁のスターラップ筋と
なる鉄筋を段部内に露出させておき、その鉄筋を段部内
に打設充填するコンクリート中に埋設させるので、その
鉄筋およびコンクリートを介してハーフPC大梁とハー
フPC小梁との一体化をより強固に接合し得る。
なる鉄筋を段部内に露出させておき、その鉄筋を段部内
に打設充填するコンクリート中に埋設させるので、その
鉄筋およびコンクリートを介してハーフPC大梁とハー
フPC小梁との一体化をより強固に接合し得る。
【図1】本考案のハーフPC大梁の仕口部構造を示す断
面図である。
面図である。
【図2】図1のハーフPC大梁を示す斜視図である。
【図3】図1のスターラップ筋とキャップタイとの接続
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図4】ハーフPC大梁の型枠を示す一部断面図であ
る。
る。
【図5】ハーフPC大梁とハーフPC小梁との接続後を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【符号の説明】 1 ハーフPC大梁の仕口部構造 2 ハーフPC大梁 3 ハーフPC小梁 4 段部 5 スターラップ筋 6 キャップタイ 7 コンクリート
Claims (1)
- 【請求項1】 ハーフPC大梁の側部にハーフPC小梁
の先端部を接合するための仕口部構造であって、 前記ハーフPC大梁の側部に前記ハーフPC小梁の先端
部を載置する切欠状の段部を設け、該段部内に露出せし
めた状態で直線状の鉄筋を上下方向に沿うように配筋し
ておくとともに、該鉄筋の上端部にキャップタイを連結
することで該鉄筋を当該ハーフPC大梁のスターラップ
筋として機能せしめ、 かつ、前記ハーフPC小梁の先端部を前記段部に載置し
た状態において該ハーフPC小梁の先端面と前記段部の
内面との間に間隙を確保して該間隙内に前記鉄筋を位置
せしめ、該間隙にコンクリートを打設充填して該コンク
リート中に前記鉄筋を埋設せしめる ことを特徴とするハ
ーフPC大梁の仕口部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992035407U JP2574630Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | ハーフpc大梁の仕口部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992035407U JP2574630Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | ハーフpc大梁の仕口部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594402U JPH0594402U (ja) | 1993-12-24 |
JP2574630Y2 true JP2574630Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=12441038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992035407U Expired - Fee Related JP2574630Y2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | ハーフpc大梁の仕口部構造 |
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Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1992
- 1992-05-27 JP JP1992035407U patent/JP2574630Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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