JPH0732321B2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JPH0732321B2
JPH0732321B2 JP61055706A JP5570686A JPH0732321B2 JP H0732321 B2 JPH0732321 B2 JP H0732321B2 JP 61055706 A JP61055706 A JP 61055706A JP 5570686 A JP5570686 A JP 5570686A JP H0732321 B2 JPH0732321 B2 JP H0732321B2
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dielectric
holes
dielectric filter
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parallel
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謙二 遠藤
忠士 橋本
勝哉 神藤
孝 岩田
文仁 中野
浩一 石井
光平 和田
広憲 清原
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Description

【発明の詳細な説明】 (3−1)産業上の利用分野 本発明自動車用電話等の無線機器のフィルタに使用され
る誘電体フィルタであって、その高さを適宜変更できる
ため狭い場所に装着なければならない無線機器などに便
利に使用し得る誘電体フィルタに関する。
(3−2)従来の技術 自動車用電話等の無線機器に使用される誘電体フィルタ
は従来第3図(斜視図)に示されるような構造のものが
用いられていた。すなわち同図において、誘電体フィル
タ1は複数個の円筒状の送信用誘電体共振器2および受
信用誘電体共振器3をそれぞれ一列に並べ、それに配線
4を施して成っている。また従来これらの誘電体共振器
を導体ケース中に収納し、それに配線を施して誘電体フ
ィルタとしているが、いずれにしても誘電体共振器を製
作するのに費用がかかるのに加えて組立てに工数がかか
り、原価高となっていた。
さらにまた従来誘電体フィルタの以上述べた欠点を改良
するために第4図(斜視図)に示すような誘電体フィル
タが開発されている。すなわち同図において、誘電体フ
ィルタ11の本体12は略直方体をなす誘電体から成ってお
り、その一の面13を除く他の面には導体薄膜14が形成さ
れている。また前記一の面13に直交し、対向する面15に
至る複数個の通孔16が穿孔されており、この通孔16の内
面にも導体薄膜14が形成されている。
以上説明した誘電体フィルタ11はその形状、通孔の大き
さおよび数を適宜選定することによって、1個で前記し
た複数個の誘電体共振器2または3と同等の性能を示す
ので、極めて便利であり、組立ても容易であり、原価を
安くすることができる。
さらにまた従来本願の出願人等はこの誘電体フィルタを
適宜組合わせて小型の誘電体フィルタやアンテナ共用器
を提示している。例えば昭和61年実用新案登録願第0027
34号、同じく第002735号がこれである。
しかしながら以上述べた従来の誘電体共振器はその使用
する電波の波長と、誘電体の誘電率εrと、開放端に電
極を設けること等によって、共振器長さが決められてし
まい、これにより短い寸法の共振器は作れなかった。し
たがって、自動車用電話器のフィルタのように狭くしか
も限られた空間内に収納しなければならないような場合
には極めて都合が悪かった。
(3−3)発明が解決しようとする問題点 本発明は以上述べた従来の誘電体フィルタの欠点を解消
し、狭く、限られた空間内にも収納できるような誘電体
フィルタを提供しようとするものである。
(3−4)問題点を解決するための手段およびその作用 本発明は誘電体フィルタを次のようなものとすることに
よって、前記した問題点を解決しているのである。すな
わちそれは、略直方体の誘電体の一の面をその1対の辺
に略平行な直線で2分し、その一方には導体薄膜を形成
して短絡端とし、他方は誘電体面をそのまま残して開放
端とし、各端から対向する平面に対して、その中心を結
ぶ線が前記直線に平行となるようにそれぞれ複数個の通
孔を穿孔し、短絡端側と開放端側の通孔の前記対向する
面の出口の複数対の円の共通切線と円弧とから成る長孔
状の図形とその外側に一定の幅をおいて形成された長孔
状の図形とによって囲まれた複数個の細長い環状部分は
誘電体面をそのまま残し、前記一の面を除く他の5面
と、前記通孔の内面とに導体膜を形成し、開放端側の両
端の通孔の内側に端子を接続して成る誘電体フィルタで
ある。場合によっては、短絡端側または開放端側の通孔
の軸を含む平面に平行な直方体の側面の各通孔の間の部
分に溝を設けてもよい。
このようにすれば前記した1つの共振器を構成している
複数個の孔の数をnとしたとき、前記した電波の波長
と、誘電体の誘電率εr等によって定められる共振器の
長さは1/nに縮めることができるので、共振器の体積は
変らないけれども、その縦横寸法を適宜変更でき、誘電
体フィルタをかなり自由な形に設計できるので、限られ
た空間内に収納しなければならないような自動車用電話
等には極めて便利に使用することができるのである。
(3−5)実施例 以下図面に基いて本発明の実施例について説明する。第
1図は本発明の第1の実施例を示した図で、(イ)はそ
の一の面の方から見た斜視図、(ロ)はこの一の面と反
対側の面の方から見た斜視図である。同図において、本
発明に係る誘電体フィルタ21の本体22は略直方体状の誘
電体から成っており、その一の面23はその面の1対の辺
に平行な線24によって、面23A、23Bに分けられており、
面23Aの表面には導体膜25が形成されており、この面は
短絡端となっている。また面23Bの表面は誘電体面がそ
のまま残されており、この面は開放端となっている。こ
の開放端および短絡端から対向する面26に対し各複数個
(本例の場合は各3個)の通孔27A、27Bがそれぞれ1列
に穿孔されており、その各通孔の中心を結ぶ線は直線24
と略平行となっている。
この各通孔27A、27Bの面26に対する出口の円の共通切線
と弧とから成る長孔状の図形とその外側に一定の幅をお
いて形成された長孔状の図形とによって囲まれた3個の
細長い環状部分28と、前記した面23B部分は誘電体面が
そのまま残されており、本体22の他の表面部分および通
孔27A、27Bの内面部分はすべて導体膜25(図面では斜線
で示している。)が形成されている。また本体22の開放
端側の側面であって、直線24に平行な面29の各通孔の間
の部分には溝30Bが設けられている。溝30Bの内面は図示
の場合は誘電体の面が出ているが、第2図に示すように
導体膜を形成してもよい。開放端の通孔27Bの両端のも
のの内面には端子31が接続されている。
第2図は本発明の第2の実施例を示した図で(イ)はそ
の一の面の方から見た斜視図、(ロ)はこの一の面と反
対側の面の方から見た斜視図である。本例にあっては溝
30Aは短絡端側の側面29に設けられている。その他の部
分の構成は第1図に示した第1の実施例と何等異なると
ころはない。第1図に示したものは誘電性結合方式の例
であり、第2図に示したものは容量性結合方式の側であ
る。以上2つの例は本体22の側面29に溝30Aまたは30Bを
設けたものを示しているが、この溝は必ずしも必要では
なく、無くても通常の容量結合手段又は開放面に導体パ
ターンにより、結合手段を形成すること等により、本発
明は有効に実施できる。
従来一般に誘電体を用いた共振器は前記したようにその
使用する電波の波長と、誘電体の誘電率εrと、開放端
に電極を設ける等によって、一定の共振長さLが決めら
れてしまい、これにより短い寸法の共振器は作れなかっ
たが、以上例示した本発明に係る誘電体フィルタではそ
の長さ1はおよそ次の式に示すようにすることができ
る。
1=L/n ここでnは1つの共振器を構成している各通孔の数であ
り上記した例では2である。
(3−6)発明の効果 本発明は誘電体フィルタの略直方体の本体をその一の面
を短絡端と開放端とに分け、それぞれに複数個の通孔を
設ける等の構成とすることによって、その長さを短くす
ることができ、狭く、限られた場所に収納しなければな
らない自動車電話等のフィルタの設計を容易にかつ自由
に行うことを可能とするという極めて優れた効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示した図、第2図は本
発明の第2の実施例を示した図で、いずれも、(イ)は
その一の面の方から見た斜視図、(ロ)はこの一の面と
反対側の面の方から見た斜視図、第3図(斜視図)およ
び第4図(斜視図)はいずれも従来用いられている誘電
体フィルタまたは誘電体共振器である。 1……誘電体フィルタ 2……送信用誘電体共振器 3……受信用誘電体共振器 4……配線 11……誘電体フィルタ、12……本体 13……一の面、14……導体薄膜 15……対向する面、16……通孔 21……誘電体フィルタ、22……本体 23……一の面、23A……短絡端 23B……開放端、24……直線 25……導体膜、26……対向する面 27A、27B……通孔 28……環状部分、29……側面 30A、30B……溝、31……端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 孝 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テイ ーデイーケイ株式会社内 (72)発明者 中野 文仁 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テイ ーデイーケイ株式会社内 (72)発明者 石井 浩一 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テイ ーデイーケイ株式会社内 (72)発明者 和田 光平 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テイ ーデイーケイ株式会社内 (72)発明者 清原 広憲 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テイ ーデイーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−215102(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略直方体の誘電体の一の面をその1対の辺
    に略平行な直線で2分し、その一方には導体薄膜を形成
    して短絡端とし、他方は誘電体面をそのまま残して開放
    端とし、各端から対向する平面に対して、その中心を結
    ぶ線が前記直線に平行となるようにそれぞれ複数個の通
    孔を穿孔し、短絡端側と開放端側の通孔の前記対向する
    面の出口の複数対の円の共通切線と円弧とから成る長孔
    状の図形とその外側に一定の幅をおいて形成された長孔
    状の図形とによって囲まれた複数個の細長い環状部分は
    誘電体面をそのまま残し、前記一の面を除く他の5面
    と、前記通孔の内面とに導体膜を形成し、開放端側の両
    端の通孔の内側に端子を接続して成り、前記開放端側又
    は前記短絡端側の通孔の軸を含む平面に平行な直方体の
    側面の各通孔の間の部分に溝を設けたことを特徴とする
    誘電体フィルタ。
JP61055706A 1986-03-13 1986-03-13 誘電体フィルタ Expired - Lifetime JPH0732321B2 (ja)

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JPS62213301A JPS62213301A (ja) 1987-09-19
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