JP2799922B2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JP2799922B2
JP2799922B2 JP4220056A JP22005692A JP2799922B2 JP 2799922 B2 JP2799922 B2 JP 2799922B2 JP 4220056 A JP4220056 A JP 4220056A JP 22005692 A JP22005692 A JP 22005692A JP 2799922 B2 JP2799922 B2 JP 2799922B2
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隆光 河野
成和 石川
健 矢野
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NEC Corp
Tokin Corp
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信等の分野に
用いられる誘電体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の誘電体フィルタを示す分
解斜視図である。図5において、従来の誘電体フィルタ
は、並列配設された複数の共振器51a〜51dと、共
振器51a〜51dを挟持収容する接地導体板52aお
よび52bとを有する。共振器51a〜51dはそれぞ
れ、四角柱形状を呈し、軸方向に延びる中心孔を有す
る。そして、その側面部および中心孔を規定する壁部に
は導電層が形成されている。また、共振器51a〜51
dの端部には、回路基板57が取付けられており、回路
基板57上に配された入出力端子53およびコンデンサ
55は、端子ピン56によって、共振器51a〜51d
の中心孔壁部の導電層と接続されている。コンデンサ5
5は、共振器の静電結合用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の誘電体フィルタは、入出力端子や静電結合用コンデン
サを具備させるための回路基板および端子ピンを有する
比較的複雑な構造のため、比較的大型である。このこと
は、移動体通信等の分野に用いる際には誘電体フィルタ
はできるだけ小型なものが望ましいという要望に反す
る。さらに、比較的複雑な構造のためにその製造工程も
繁雑となり、比較的高価である。
【0004】本発明の課題は、比較的簡素な構造の誘電
体フィルタを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、互いに
対向する2つの接地導体板の間に並列に配設された複数
の共振器と、入出力端子とを有する誘電体フィルタにお
いて、前記複数の共振器はそれぞれ、導体板を挟んで重
ね合わされた四角柱形状を呈する2つの誘電体を有し、
前記入出力端子のうちの少くとも一方の端子は、前記複
数の共振器のうちの端部に配設された共振器の側面上に
直接に取り付けられた誘電体片と、前記誘電体片上に形
成された導体片とを有し、端部に配設された前記共振器
の前記導体板と前記導体片とが静電結合することにより
構成されていることを特徴とする誘電体フィルタが得ら
れる。
【0006】
【0007】即ち、本発明によれば、互いに対向する2
枚の接地導体板の間に、2個の四角柱形状を呈する誘電
体の中間に導体板を挟んで重ね合わせてなる、複数個の
共振器を、互いに所定の間隔を置いて配列し、両端に位
置する共振器の中間の導体板の所定の位置から入力端子
及び出力端子を取り出すように構成された誘電体フィル
タが得られる。また、互いに対向する2枚の接地導体板
の間に、2個の四角柱形状を呈する誘電体の中間に導体
板を挟んで重ね合わせてなる、複数個の共振器を、互い
に所定の間隔を置いて配列し、両端に位置する共振器の
中間の導体板との静電的な結合により入力導体及び出力
導体を構成する誘電体フィルタが得られる。
【0008】
【作用】本発明によれば、並列に配設された複数の共振
器自体が、互いを静電的結合するためのコンデンサとし
ても機能することにより、並列に配設された複数の共振
器のうち、両端に配設された共振器の各導体板(の一部
が突出したもの)が、誘電体フィルタの入出力端子とし
て機能する。また、本誘電体フィルタにおける共振器
は、従来の同軸型共振器に比較して、同等のQ値を得る
ための断面積が小さく、薄型の誘電体フィルタを構成す
ることを可能とするものである。
【0009】このように、本発明による誘電体フィルタ
は、部品数が少なく、かつ、薄型の共振器を用いた構造
であるため、小型、安価である。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例によ
る誘電体フィルタを説明する。
【0011】実施例1 図1および図2は、実施例1による誘電体フィルタを示
す外観斜視図および断面図である。図1および図2にお
いて、実施例1による誘電体フィルタは、所定の間隔を
隔てて並列に配設された共振器11a〜11dと、これ
ら共振器を挟持する断面コ字形を呈する接地電極板12
aおよび12bとを有する。
【0012】共振器11a〜11dはそれぞれ、四角柱
形状を呈する誘電体111および112が、導体板11
3を挟んで重ね合わされて成り、接地電極板12aおよ
び12bに接する側面と一端面とには導体板113と電
気的に接続された導体層が形成されている。共振器11
a〜11dは、各一端と他端とを交互に配設され、この
導体層および接地電極板によって、互いに電気的に接続
されている。
【0013】また、4個の共振器のうちその両端に位置
する共振器11aおよび11dはそれぞれ、各導体板1
13の所定の位置が突出したような入出力端子13を備
えている。
【0014】実施例2 図3および図4は、実施例2による誘電体フィルタを示
す外観斜視図および断面図である。図3および図4にお
いて、実施例2による誘電体フィルタは、実施例1と同
様に、所定の間隔を隔てて配設された、四角柱形状を呈
する誘電体211および212が導体板213を挟んで
積層されて成る共振器21a〜21dと、これら共振器
を挟持する断面コ字形を呈する接地電極板22aおよび
22bとを有する。
【0015】そして、4個の共振器のうちその両端に位
置する共振器21aおよび21dはそれぞれ、その導体
板213の側面に当接した静電結合用誘電体231と、
静電結合用誘電体231上に形成された静電結合用導体
232とを有する。尚、静電結合用誘電体231は、導
体板213と静電結合用導体232とを電極として容量
器を成す。
【0016】
【発明の効果】本発明による誘電体フィルタは、互いに
対向する2つの接地導体板の間に並列に配設された複数
の共振器はそれぞれ、導体板を挟んで重ね合わされた四
角柱形状を呈する2つの誘電体を有し、また、複数の共
振器のうち、両端に配設された共振器の各前記導体板の
一部を突出させて入出力端子としたため、比較的簡素な
構造、かつ、小型である。また、比較的簡素な構造のた
め、部品数や製造の工程数も少なく、安価である。
【0017】また、入出力端子を、並列に配設された複
数の共振器のうち、両端に配設された共振器の各前記導
体板に静電結合用誘電体を結合させると共に、該静電結
合用誘電体に導体を設けて構成すれば、新たにコンデン
サを付加する必要がないことから、さらに簡素な構造と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による誘電体フィルタを示す
分解斜視図である。
【図2】図1に示す誘電体フィルタの断面図である。
【図3】本発明の実施例2による誘電体フィルタを示す
分解斜視図である。
【図4】図3に示す誘電体フィルタの断面図である。
【図5】従来例による誘電体フィルタを示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
11a〜11d 共振器 111、112 誘電体 113、213 導体板 12a、12b 接地導体 13 入出力端子 21a〜21d 共振器 211、212 誘電体 22a、22b 接地導体 231 静電結合用誘電体 232 静電結合用導体 51a〜51d 共振器 52a、52b 接地導体 53 入出力端子 55 コンデンサ 56 端子ピン 57 回路基板
フロントページの続き (72)発明者 矢野 健 神奈川県川崎市高津区子母口398番地 株式会社トーキン内 (72)発明者 高師 健二 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−120101(JP,A) 特開 昭61−161803(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01P 7/08 H01P 1/203 H01P 1/205 H01P 5/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する2つの接地導体板の間に
    並列に配設された複数の共振器と、入出力端子とを有す
    る誘電体フィルタにおいて、前記複数の共振器はそれぞ
    れ、導体板を挟んで重ね合わされた四角柱形状を呈する
    2つの誘電体を有し、前記入出力端子のうちの少くとも
    一方の端子は、前記複数の共振器のうちの端部に配設さ
    れた共振器の側面上に直接に取り付けられた誘電体片
    と、前記誘電体片上に形成された導体片とを有し、端部
    に配設された前記共振器の前記導体板と前記導体片とが
    静電結合することにより構成されていることを特徴とす
    る誘電体フィルタ。
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