JPH07321959A - システム時計整合方式およびシステム時計整合機能付電話交換網 - Google Patents
システム時計整合方式およびシステム時計整合機能付電話交換網Info
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- JPH07321959A JPH07321959A JP10814894A JP10814894A JPH07321959A JP H07321959 A JPH07321959 A JP H07321959A JP 10814894 A JP10814894 A JP 10814894A JP 10814894 A JP10814894 A JP 10814894A JP H07321959 A JPH07321959 A JP H07321959A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特殊な信号網を用いることなく、それぞれの
電子交換機が有するシステム時計を自動整合することが
できる電話交換網を提供する。 【構成】 電話交換網を構成する交換機の、ある一局を
システム時計のマスタ局とし、他局をスレーブ局とす
る。マスタ局は網内のマスタ時計となるシステム時計装
置1、システム時計情報を送出するシステム時計送出装
置2を有し、システム時計送出装置2には電話番号が与
えられている。スレーブ局は、マスタ局からの時計情報
を受信する時計情報受信装置7と自動発呼装置6が設け
られている。自動発呼装置が自動発呼でシステム時計送
出装置を呼び出すと、通常の交換処理で通話回線が設定
され、時計情報がシステム時計送出装置2から時計情報
受信装置7に送出され、スレーブ局の時計装置に自動設
定される。
電子交換機が有するシステム時計を自動整合することが
できる電話交換網を提供する。 【構成】 電話交換網を構成する交換機の、ある一局を
システム時計のマスタ局とし、他局をスレーブ局とす
る。マスタ局は網内のマスタ時計となるシステム時計装
置1、システム時計情報を送出するシステム時計送出装
置2を有し、システム時計送出装置2には電話番号が与
えられている。スレーブ局は、マスタ局からの時計情報
を受信する時計情報受信装置7と自動発呼装置6が設け
られている。自動発呼装置が自動発呼でシステム時計送
出装置を呼び出すと、通常の交換処理で通話回線が設定
され、時計情報がシステム時計送出装置2から時計情報
受信装置7に送出され、スレーブ局の時計装置に自動設
定される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄積プログラム制御方
式の電子交換機に関し、特に複数の電子交換機から構成
される電話交換網におけるシステム時計整合方式に関す
る。
式の電子交換機に関し、特に複数の電子交換機から構成
される電話交換網におけるシステム時計整合方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子構内交換装置においてシステム時計
はシステムの運用履歴を示す為に利用されるとともに、
通話料金計算及び該交換装置に収容される多機能電話機
に表示する時計情報用として用いられる。通常、複数の
電子構内交換機から構成される私設電話交換網におい
て、該システム時計は各々の電子構内交換機に独自に設
けられている。汎用的な時計の精度は温度依存性が高い
ため同一の私設電話交換網内においてシステム時計の情
報が異なるという問題があった。
はシステムの運用履歴を示す為に利用されるとともに、
通話料金計算及び該交換装置に収容される多機能電話機
に表示する時計情報用として用いられる。通常、複数の
電子構内交換機から構成される私設電話交換網におい
て、該システム時計は各々の電子構内交換機に独自に設
けられている。汎用的な時計の精度は温度依存性が高い
ため同一の私設電話交換網内においてシステム時計の情
報が異なるという問題があった。
【0003】この問題を解決するため、各電子交換機に
設けられているシステム時計の整合方式に関する最近の
発明としては、例えば、特開平4−280550号公報
に記載された「ハード時計遠隔制御システムおよびハー
ド時計制御装置」と、特開平4−218793号公報に
記載された「時刻情報設定方式」がある。以下、前者を
方式1と記し、後者を方式2と記す。方式1において
は、保守局より無人局に対して設定すべき時刻をパケッ
トデータとしてパケット通信網を介して送出し、設定時
刻到来時に保守局からあらかじめつながれた電話回線に
プッシュボタン信号を送出し無人局の時計を設定する。
また、方式2においては、各々の交換機を共通線信号網
に接続し、現在時刻を表示する内部時計を備えている交
換機から定期的に時刻情報を共通線信号網に送出し、共
通線信号網に接続された交換機に異常状態が発生したと
き、異常状態が回復後に共通線信号網を介して受信した
時刻情報をその交換機の内部時計に設定する。
設けられているシステム時計の整合方式に関する最近の
発明としては、例えば、特開平4−280550号公報
に記載された「ハード時計遠隔制御システムおよびハー
ド時計制御装置」と、特開平4−218793号公報に
記載された「時刻情報設定方式」がある。以下、前者を
方式1と記し、後者を方式2と記す。方式1において
は、保守局より無人局に対して設定すべき時刻をパケッ
トデータとしてパケット通信網を介して送出し、設定時
刻到来時に保守局からあらかじめつながれた電話回線に
プッシュボタン信号を送出し無人局の時計を設定する。
また、方式2においては、各々の交換機を共通線信号網
に接続し、現在時刻を表示する内部時計を備えている交
換機から定期的に時刻情報を共通線信号網に送出し、共
通線信号網に接続された交換機に異常状態が発生したと
き、異常状態が回復後に共通線信号網を介して受信した
時刻情報をその交換機の内部時計に設定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のシステム
時計整合方式のうち、方式1は、保守局から電話回線を
介して手動で時計データを設定しなければならないの
で、定期的に自動設定することができないという問題点
がある。また方式2においては、各々の交換機を共通線
信号網にて接続する必要がある。しかし、すべての交換
網が共通線信号網であるとは限らないから、共通線信号
網を有しない交換網においては、時計データを整合させ
るためにのみ共通線信号網を用意することは経済的に非
現実的であるという問題点がある。
時計整合方式のうち、方式1は、保守局から電話回線を
介して手動で時計データを設定しなければならないの
で、定期的に自動設定することができないという問題点
がある。また方式2においては、各々の交換機を共通線
信号網にて接続する必要がある。しかし、すべての交換
網が共通線信号網であるとは限らないから、共通線信号
網を有しない交換網においては、時計データを整合させ
るためにのみ共通線信号網を用意することは経済的に非
現実的であるという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、特別な信号網を要するこ
となく、通常の電話交換処理によって、時計データを定
期的に自動設定することができる、システム時計整合方
式、および該方式を適用することができる電話交換網を
提供することにある。
となく、通常の電話交換処理によって、時計データを定
期的に自動設定することができる、システム時計整合方
式、および該方式を適用することができる電話交換網を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のシステム時計整合方式は、それぞれがシ
ステム時計手段を有する複数の電子交換機で成り、該複
数の電子交換機の所定の1つに設けられているシステム
時計手段をシステム時刻に関してマスタ時計と定め該マ
スタ時計を有する電子交換機をマスタ局とし、他の電子
交換機に設けられているシステム時計手段をシステム時
刻に関してスレーブ時計と定め、スレーブ時計を有する
電子交換機をスレーブ局とする電話交換網におけるシス
テム時計整合方式であって、スレーブ局から、電話回線
を経由してマスタ時計の時計情報の送信を要求するため
の自動発呼を行い、前記自動発呼に応答して、周知の交
換処理によって、当該スレーブ局とマスタ局との間に、
該時計情報を送信するための通話回線を設定し、設定さ
れた通話回線を経由してマスタ局のシステム時計手段の
時計情報を当該スレーブ局に送信し、当該スレーブ局で
受信された時計情報をシステム時計情報として当該スレ
ーブ局のシステム時計手段に設定する。
めに、本発明のシステム時計整合方式は、それぞれがシ
ステム時計手段を有する複数の電子交換機で成り、該複
数の電子交換機の所定の1つに設けられているシステム
時計手段をシステム時刻に関してマスタ時計と定め該マ
スタ時計を有する電子交換機をマスタ局とし、他の電子
交換機に設けられているシステム時計手段をシステム時
刻に関してスレーブ時計と定め、スレーブ時計を有する
電子交換機をスレーブ局とする電話交換網におけるシス
テム時計整合方式であって、スレーブ局から、電話回線
を経由してマスタ時計の時計情報の送信を要求するため
の自動発呼を行い、前記自動発呼に応答して、周知の交
換処理によって、当該スレーブ局とマスタ局との間に、
該時計情報を送信するための通話回線を設定し、設定さ
れた通話回線を経由してマスタ局のシステム時計手段の
時計情報を当該スレーブ局に送信し、当該スレーブ局で
受信された時計情報をシステム時計情報として当該スレ
ーブ局のシステム時計手段に設定する。
【0007】本発明のシステム時計整合機能付電話交換
網は、それぞれがシステム時計手段を有する複数の電子
交換機で成り、該複数の電子交換機の所定の1つに設け
られているシステム時計手段をシステム時刻に関してマ
スタ時計と定め該マスタ時計を有する電子交換機をマス
タ局とし、他の電子交換機に設けられているシステム時
計手段をシステム時刻に関してスレーブ時計と定め、ス
レーブ時計を有する電子交換機をスレーブ局とする電話
交換網であって、マスタ局は、自局のシステム時計手段
の時計情報を、割り当てられた通話回線上に送出するシ
ステム時計送出手段を有し、スレーブ局は、電話回線を
経由してマスタ時計の時計情報の送信を要求するための
自動発呼を行う自動発呼手段と、マスタ局のシステム時
計送出手段から送信された時計情報を受信する時計情報
受信手段と、時計情報受信手段が受信した時計情報をシ
ステム時計情報として自局のシステム時計手段に設定す
る設定手段を有し、スレーブ局の自動発呼手段が自動発
呼をしたとき、当該スレーブ局の中央制御装置およびマ
スタ局の中央制御装置は、周知の交換処理によってスレ
ーブ局の時計情報受信手段とマスタ局のシステム時計送
出手段との間に通話回線を設定し、マスタ局のシステム
時計送出手段は、設定された通話回線を経由して、時計
情報をスレーブ局の時計情報受信手段に送信し、スレー
ブ局の時計情報受信手段は受信した時計情報を設定手段
によって自局のシステム時計手段に設定する。
網は、それぞれがシステム時計手段を有する複数の電子
交換機で成り、該複数の電子交換機の所定の1つに設け
られているシステム時計手段をシステム時刻に関してマ
スタ時計と定め該マスタ時計を有する電子交換機をマス
タ局とし、他の電子交換機に設けられているシステム時
計手段をシステム時刻に関してスレーブ時計と定め、ス
レーブ時計を有する電子交換機をスレーブ局とする電話
交換網であって、マスタ局は、自局のシステム時計手段
の時計情報を、割り当てられた通話回線上に送出するシ
ステム時計送出手段を有し、スレーブ局は、電話回線を
経由してマスタ時計の時計情報の送信を要求するための
自動発呼を行う自動発呼手段と、マスタ局のシステム時
計送出手段から送信された時計情報を受信する時計情報
受信手段と、時計情報受信手段が受信した時計情報をシ
ステム時計情報として自局のシステム時計手段に設定す
る設定手段を有し、スレーブ局の自動発呼手段が自動発
呼をしたとき、当該スレーブ局の中央制御装置およびマ
スタ局の中央制御装置は、周知の交換処理によってスレ
ーブ局の時計情報受信手段とマスタ局のシステム時計送
出手段との間に通話回線を設定し、マスタ局のシステム
時計送出手段は、設定された通話回線を経由して、時計
情報をスレーブ局の時計情報受信手段に送信し、スレー
ブ局の時計情報受信手段は受信した時計情報を設定手段
によって自局のシステム時計手段に設定する。
【0008】
【作用】このように、スレーブ局による自動発呼によっ
て、通常の交換処理により通話回線が設定され、マスタ
時計の時計情報がスレーブ時計に設定されるので、特別
な信号網を必要とすることなく、システム時計の自動設
定を行うことができる。さらに、自動発呼を周期的に行
うことにより、定期的なシステム時計整合を行うことが
できる。
て、通常の交換処理により通話回線が設定され、マスタ
時計の時計情報がスレーブ時計に設定されるので、特別
な信号網を必要とすることなく、システム時計の自動設
定を行うことができる。さらに、自動発呼を周期的に行
うことにより、定期的なシステム時計整合を行うことが
できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0010】図1は本発明のシステム時計整合方式を適
用する電話交換網の一実施例を示すブロック図である。
図1に於いて、A局をシステム時計のマスタ局とし、
B、C局をスレーブ局とする。マスタ局Aは、網内のマ
スタ時計となるシステム時計装置1、システム時計情報
をある一定周期にて送出するシステム時計送出装置2、
スレーブ局からの着信に関しては同時に複数の通話路
を、システム時計送出装置2とスレーブ局からの着信ト
ランク装置3間に設定することができる時分割スイッチ
4、交換処理を行う中央制御装置5を有する。一方、ス
レーブ局B、Cは、マスタ局Aのシステム時計送出装置
2と接続する自動発呼装置6を備え、マスタ局のシステ
ム時計送出装置2から送られてくる時計情報を受信する
時計情報受信装置7、マスタ局への発信トランク装置8
と時計情報受信装置7間との通話路を設定する時分割ス
イッチ9、交換処理を行う中央制御装置10、システム
時計装置11を有する。時計情報受信装置7は、自動発
呼装置6を備え、該自動発呼装置6が自動発信した呼に
よって、自局の時分割スイッチ9、発信トランク装置
8、マスタ局Aの着信トランク装置3、時分割スイッチ
4を経てマスタ局Aのシステム時計送出装置2に至る通
話回線の設定が起動される。時計情報受信装置7は、さ
らに、受信した時計情報を自局のシステム時計装置11
に設定する機能を備えている。
用する電話交換網の一実施例を示すブロック図である。
図1に於いて、A局をシステム時計のマスタ局とし、
B、C局をスレーブ局とする。マスタ局Aは、網内のマ
スタ時計となるシステム時計装置1、システム時計情報
をある一定周期にて送出するシステム時計送出装置2、
スレーブ局からの着信に関しては同時に複数の通話路
を、システム時計送出装置2とスレーブ局からの着信ト
ランク装置3間に設定することができる時分割スイッチ
4、交換処理を行う中央制御装置5を有する。一方、ス
レーブ局B、Cは、マスタ局Aのシステム時計送出装置
2と接続する自動発呼装置6を備え、マスタ局のシステ
ム時計送出装置2から送られてくる時計情報を受信する
時計情報受信装置7、マスタ局への発信トランク装置8
と時計情報受信装置7間との通話路を設定する時分割ス
イッチ9、交換処理を行う中央制御装置10、システム
時計装置11を有する。時計情報受信装置7は、自動発
呼装置6を備え、該自動発呼装置6が自動発信した呼に
よって、自局の時分割スイッチ9、発信トランク装置
8、マスタ局Aの着信トランク装置3、時分割スイッチ
4を経てマスタ局Aのシステム時計送出装置2に至る通
話回線の設定が起動される。時計情報受信装置7は、さ
らに、受信した時計情報を自局のシステム時計装置11
に設定する機能を備えている。
【0011】マスタ局Aではシステム時計装置1の時刻
情報を読み出し、一定周期にてシステム時計送出装置2
から、時計情報を、割り当てられた通話チャンネルにプ
ッシュボタン信号として次のように送出する。
情報を読み出し、一定周期にてシステム時計送出装置2
から、時計情報を、割り当てられた通話チャンネルにプ
ッシュボタン信号として次のように送出する。
【0012】時計情報送出例として94年3月8日1
4:18:00の場合を説明する。マスタ局Aのシステ
ム時計送出装置2は、通常時には年月日情報#9403
08#を送出し、14時18分ジャストには、時刻情報
*141800*の最後の“*”信号を送出する。した
がって送出信号パターンは次のようになる。 #940308#940308#・・・08#*141
800*#940308#・・・08#*141830
*#940308# この信号パターンにおいて、数字情報141800の直
後の*信号と、数字情報141830の直後の“*”信
号はそれぞれ、時刻14時18分00秒と時刻14時1
8分30秒を表わし、したがって、上記の時計情報送出
例は30秒間隔で時刻情報を送出した例である。上記の
例からも分かるように、時刻情報が送出されていないと
きには年月日情報が送出される。
4:18:00の場合を説明する。マスタ局Aのシステ
ム時計送出装置2は、通常時には年月日情報#9403
08#を送出し、14時18分ジャストには、時刻情報
*141800*の最後の“*”信号を送出する。した
がって送出信号パターンは次のようになる。 #940308#940308#・・・08#*141
800*#940308#・・・08#*141830
*#940308# この信号パターンにおいて、数字情報141800の直
後の*信号と、数字情報141830の直後の“*”信
号はそれぞれ、時刻14時18分00秒と時刻14時1
8分30秒を表わし、したがって、上記の時計情報送出
例は30秒間隔で時刻情報を送出した例である。上記の
例からも分かるように、時刻情報が送出されていないと
きには年月日情報が送出される。
【0013】また、マスタ局Aでは、システム時計送出
装置2に内線番号を割り当て、スレーブ局からこの内線
番号を受信したとき、時分割スイッチ4を介して着信ト
ランク装置3をシステム時計送出装置2に接続し、シス
テム時計送出装置2は、時計情報をプッシュボタン信号
として送出する。網内で要求される時計情報の整合性の
精度によっては、時刻情報送出間隔を1分間隔とし、秒
情報を送出しない方法も可能である。
装置2に内線番号を割り当て、スレーブ局からこの内線
番号を受信したとき、時分割スイッチ4を介して着信ト
ランク装置3をシステム時計送出装置2に接続し、シス
テム時計送出装置2は、時計情報をプッシュボタン信号
として送出する。網内で要求される時計情報の整合性の
精度によっては、時刻情報送出間隔を1分間隔とし、秒
情報を送出しない方法も可能である。
【0014】一方、スレーブ局B,C側では、自動発呼
装置6からある一定周期(スレーブ局内のシステム時計
装置11の精度及び網内における時計情報の整合性の精
度によって周期を決定する)にてマスタ局Aのシステム
時計送出装置2に割り当てられた内線番号を送出し通常
の交換処理によりマスタ局Aのシステム時計送出装置2
とスレーブ局側の時計情報受信装置7間の通話回線を設
定する。通話路が設定されたのち時計情報受信装置7は
プッシュボタン信号として、“#”信号が送られてくる
のを待つ。時計情報受信装置7は、“#”信号検出後に
送られてくるプッシュボタン信号が数字情報の場合に
は、年月日情報として認識し6桁の数字情報を受信した
のち、“#”信号が送られてくることを確認し自局内の
システム時計装置に年月日情報を設定する。この“#”
信号を検出出来ない場合は不正データとして廃棄する。
このシーケンスにより、正常に年月日情報を受信した
後、“*”信号が送られてくるのを待つ。“*”信号検
出後に送られてくるプッシュボタン信号が数字情報の場
合は時刻情報として認識し6桁の数字情報ののち、
“*”信号が送られてくることを確認すると同時に自局
内のシステム時計装置11に時刻情報を設定する。この
“*”信号を検出出来ない場合は不正データとして廃棄
する。年月日情報および時刻情報を正常に設定した後、
中央制御装置10は自動発呼装置6を起動して通話回線
を復旧する。また、何らかの要因により、正常に処理出
来なかった場合には、再度“#”信号待ちの状態にし、
上記シーケンスを繰り返す。
装置6からある一定周期(スレーブ局内のシステム時計
装置11の精度及び網内における時計情報の整合性の精
度によって周期を決定する)にてマスタ局Aのシステム
時計送出装置2に割り当てられた内線番号を送出し通常
の交換処理によりマスタ局Aのシステム時計送出装置2
とスレーブ局側の時計情報受信装置7間の通話回線を設
定する。通話路が設定されたのち時計情報受信装置7は
プッシュボタン信号として、“#”信号が送られてくる
のを待つ。時計情報受信装置7は、“#”信号検出後に
送られてくるプッシュボタン信号が数字情報の場合に
は、年月日情報として認識し6桁の数字情報を受信した
のち、“#”信号が送られてくることを確認し自局内の
システム時計装置に年月日情報を設定する。この“#”
信号を検出出来ない場合は不正データとして廃棄する。
このシーケンスにより、正常に年月日情報を受信した
後、“*”信号が送られてくるのを待つ。“*”信号検
出後に送られてくるプッシュボタン信号が数字情報の場
合は時刻情報として認識し6桁の数字情報ののち、
“*”信号が送られてくることを確認すると同時に自局
内のシステム時計装置11に時刻情報を設定する。この
“*”信号を検出出来ない場合は不正データとして廃棄
する。年月日情報および時刻情報を正常に設定した後、
中央制御装置10は自動発呼装置6を起動して通話回線
を復旧する。また、何らかの要因により、正常に処理出
来なかった場合には、再度“#”信号待ちの状態にし、
上記シーケンスを繰り返す。
【0015】マスタ局とスレーブ局間の通話回線は、私
設網(専用線網)または公衆回線のどちらを利用するこ
とも可能である。また、本実施例は、自動発呼装置6
が、時計情報受信装置7中に設けられた例であるが、自
動発呼装置6は、時計情報受信装置7から独立した装置
として設けることができる。
設網(専用線網)または公衆回線のどちらを利用するこ
とも可能である。また、本実施例は、自動発呼装置6
が、時計情報受信装置7中に設けられた例であるが、自
動発呼装置6は、時計情報受信装置7から独立した装置
として設けることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、スレーブ
局による自動発呼により、通常の交換処理によって通話
回線が設定され、マスタ時計の時計情報がスレーブ時計
に設定されるので、パケット網や共通線信号網等の特種
網を利用することなく、一般的な私設網や公衆回線網を
用いて電話交換網内の各々の交換機に設けられているシ
ステム時計を自動的に整合することができ、特に自動発
呼を周期的に行うことにより、システム時計の定期的自
動設定を行うことができ、その結果、当該電話交換網内
の時間に関する運用管理を一元化することができる効果
を有する。
局による自動発呼により、通常の交換処理によって通話
回線が設定され、マスタ時計の時計情報がスレーブ時計
に設定されるので、パケット網や共通線信号網等の特種
網を利用することなく、一般的な私設網や公衆回線網を
用いて電話交換網内の各々の交換機に設けられているシ
ステム時計を自動的に整合することができ、特に自動発
呼を周期的に行うことにより、システム時計の定期的自
動設定を行うことができ、その結果、当該電話交換網内
の時間に関する運用管理を一元化することができる効果
を有する。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
1 システム時計装置(マスタ局) 2 システム時計送出装置 3 着信トランク装置 4 時分割スイッチ(マスタ局) 5 中央制御装置(マスタ局) 6 自動発呼装置 7 時計情報受信装置 8 発信トランク装置 9 時分割スイッチ(スレーブ局) 10 中央制御装置(スレーブ局) 11 システム時計装置
Claims (7)
- 【請求項1】 それぞれがシステム時計手段を有する複
数の電子交換機で成り、該複数の電子交換機の所定の1
つに設けられているシステム時計手段をシステム時刻に
関してマスタ時計と定め該マスタ時計を有する電子交換
機をマスタ局とし、他の電子交換機に設けられているシ
ステム時計手段をシステム時刻に関してスレーブ時計と
定め、スレーブ時計を有する電子交換機をスレーブ局と
する電話交換網におけるシステム時計整合方式におい
て、 スレーブ局から、電話回線を経由してマスタ時計の時計
情報の送信を要求するための自動発呼を行い、 前記自動発呼に応答して、周知の交換処理によって、当
該スレーブ局とマスタ局との間に、該時計情報を送信す
るための通話回線を設定し、 設定された通話回線を経由してマスタ局のシステム時計
手段の時計情報を当該スレーブ局に送信し、 当該スレーブ局で受信された時計情報をシステム時計情
報として当該スレーブ局のシステム時計手段に設定する
ことを特徴とするシステム時計整合方式。 - 【請求項2】 システム時計情報をスレーブ局のシステ
ム時計手段に設定した後、自動発呼に応答して設定され
た通話回線を回復する、請求項1に記載の方式。 - 【請求項3】 自動発呼を所定の周期で行う請求項1に
記載の方式。 - 【請求項4】 それぞれがシステム時計手段を有する複
数の電子交換機で成り、該複数の電子交換機の所定の1
つに設けられているシステム時計手段をシステム時刻に
関してマスタ時計と定め、該マスタ時計を有する電子交
換機をマスタ局とし、他の電子交換機に設けられている
システム時計手段をシステム時刻に関してスレーブ時計
と定め、スレーブ時計を有する電子交換機をスレーブ局
とする電話交換網において、 マスタ局は、自局のシステム時計手段の時計情報を、割
り当てられた通話回線上に送出するシステム時計送出手
段を有し、 スレーブ局は、電話回線を経由してマスタ時計の時計情
報の送信を要求するための自動発呼を行う自動発呼手段
と、マスタ局のシステム時計送出手段から送信された時
計情報を受信する時計情報受信手段と、時計情報受信手
段が受信した時計情報をシステム時計情報として自局の
システム時計手段に設定する設定手段を有し、 スレーブ局の自動発呼手段が自動発呼をしたとき、当該
スレーブ局の中央制御装置およびマスタ局の中央制御装
置は、周知の交換処理によってスレーブ局の時計情報受
信手段とマスタ局のシステム時計送出手段との間に通話
回線を設定し、マスタ局のシステム時計送出手段は、設
定された通話回線を経由して、時計情報をスレーブ局の
時計情報受信手段に送信し、スレーブ局の時計情報受信
手段は受信した時計情報を設定手段によって自局のシス
テム時計手段に設定することを特徴とする、システム時
計整合機能付電話交換網。 - 【請求項5】 前記自動発呼手段は、設定手段がシステ
ム時計情報を自局のシステム時計手段に設定した後、通
話回線の回復処理を起動する、請求項4に記載の電話交
換網。 - 【請求項6】 自動発呼手段は所定の周期で自動発呼を
行う、請求項4に記載の電話交換網。 - 【請求項7】 時計情報は、年月日情報と時刻情報とを
含むプッシュボタン信号であり、年月日情報は、少くと
も、年月日を表わす年月日信号と、年月日信号の送信開
始を示めす第1の信号を含み、時刻情報は、少くとも、
時分秒を表わす時刻信号と、該時刻信号の送信開始を示
めす第2の信号と、該時刻信号の送信終了を示めす第3
の信号を含み、 マスタ局のシステム時計送出手段は、時刻信号の送信終
了を示めす第3の信号を、当該時刻信号が示めす時刻に
送信し、時刻情報を送信する時間以外の時間には、年月
日情報を繰り返し送信し、 スレーブ局の時計情報受信手段は、第1の信号を受信し
たときには、次に受信した年月日情報を自局のシステム
時計手段に設定し、第2の信号を受信したときには、次
に受信した時刻信号が示めす時刻を、当該時刻信号の送
信終了を示めす第3の信号の受信と同時に自局のシステ
ム時計手段に設定する、請求項4に記載の電話交換網。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108148A JP2757775B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | システム時計整合方式およびシステム時計整合機能付電話交換網 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108148A JP2757775B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | システム時計整合方式およびシステム時計整合機能付電話交換網 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07321959A true JPH07321959A (ja) | 1995-12-08 |
JP2757775B2 JP2757775B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=14477169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6108148A Expired - Fee Related JP2757775B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | システム時計整合方式およびシステム時計整合機能付電話交換網 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2757775B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6677356B1 (en) | 1999-08-24 | 2004-01-13 | Medicure International Inc. | Treatment of cardiovascular and related pathologies |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63193654A (ja) * | 1987-02-04 | 1988-08-10 | Nec Corp | 通信端末の時刻修正方式 |
JPH01165987A (ja) * | 1987-12-22 | 1989-06-29 | Nec Eng Ltd | 時計自動修正方式 |
JPH01173961A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-10 | Nec Corp | 自動構内交換機 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP6108148A patent/JP2757775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63193654A (ja) * | 1987-02-04 | 1988-08-10 | Nec Corp | 通信端末の時刻修正方式 |
JPH01165987A (ja) * | 1987-12-22 | 1989-06-29 | Nec Eng Ltd | 時計自動修正方式 |
JPH01173961A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-10 | Nec Corp | 自動構内交換機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6677356B1 (en) | 1999-08-24 | 2004-01-13 | Medicure International Inc. | Treatment of cardiovascular and related pathologies |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2757775B2 (ja) | 1998-05-25 |
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