JPH07321936A - エレベータの呼出し方法および呼出し装置 - Google Patents

エレベータの呼出し方法および呼出し装置

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JPH07321936A
JPH07321936A JP6109269A JP10926994A JPH07321936A JP H07321936 A JPH07321936 A JP H07321936A JP 6109269 A JP6109269 A JP 6109269A JP 10926994 A JP10926994 A JP 10926994A JP H07321936 A JPH07321936 A JP H07321936A
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JP
Japan
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elevator
floor
calling
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qualification
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Application number
JP6109269A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamada
浩一 山田
Okuni Ota
大州 太田
Hirotaka Yamauchi
宏貴 山内
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータの呼出し方法および呼出し装置に
関し、セキュリティを向上させることを目的とする。 【構成】 携帯電話21を用いて基地局22および交換
機23を介してエレベータ24を利用する資格をチェッ
クするコンピュータ装置25を呼び出して資格情報を入
力し、コンピュータ装置25では入力した資格情報に基
づいて資格をチェックし資格の有無を通知し、資格有り
の通知により携帯電話21から呼出し階情報を入力し、
呼出し階情報を入力したコンピュータ装置25ではエレ
ベータ運転制御装置26に呼出し階へのエレベータ運転
を指令するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話を用いてエレ
ベータを呼び出すエレベータの呼出し方法および呼出し
装置に関する。近年の経済活動における情報保護をはじ
めとする経営資源の保全要求に伴い、建物内の各フロア
のセキュリティ向上が要求されている。このため、エレ
ベータの利用を第3者が利用することができないように
し、資格のある人だけが利用することができるようにす
ることが必要である。
【0002】
【従来の技術】エレベータによる警戒区域への人の侵入
を防止するようにした従来の警備システムとしては、例
えば図7に示すようなものがある(特開平2−3102
70号公報、参照)。図7において、1a〜1eはビル
内の各テナントの区域を示している。2a〜2eは各テ
ナント毎の出入口に設置した入退室管理装置である。3
はビルの出入口に設けた入退室管理装置、4はエレベー
タ制御装置7に指令を与えるための端末制御装置であ
る。入退室管理装置2a〜2eおよび端末制御装置4は
通信線5を介して入退室管理中央装置6と接続され管理
制御される。
【0003】各テナントの最終退出者は、各入退出管理
装置2a〜2eに最終退出であることを入力し退出す
る。入退出管理装置2a〜2eは、最終退出入力が行わ
れると、各テナント出入口の施錠を行い、警備システム
に対し該当区域の警備を開始させるとともに、最終退出
情報を通信線5を介して入退室管理中央装置6に連絡す
る。入退室管理中央装置6は、管理状況をモニタ表示す
るとともに、端末制御装置4を介して最終退出が入力さ
れた階床に対する不停止指令をエレベータ制御装置7に
与える。これにより、エレベータ制御装置7は、エレベ
ータかご8内の行先階床入力釦9から不停止指令が入力
されている階床への行先階指令受付を中止する。
【0004】このように最終退出情報でエレベータ不停
止階制御を行わせることにより、警戒体制に入った階床
へエレベータ利用者が侵入することを防止する。ただ
し、ビル出入口のある階床の最終退出信号はエレベータ
制御装置7に与えず最終退出者のエレベータ利用を可能
とする。一方、各テナントの始業時には、入退出管理中
央装置9から管理人の指令入力によりエレベータに対す
る不停止階指令を解除し、エレベータの利用を可能とす
る。または、ビル出入口に設けた入退室管理装置3から
略号化したデータを入力し、出勤者が自分のテナント階
床のエレベータ不停止階指令を解除することができる。
【0005】このように、テナント利用者が最終退出し
た階床へのエレベータ停止を自動的に禁止してエレベー
タ利用者の侵入を確実に防止することができる。しかし
ながら、この従来例においては、エレベータによる警戒
区域への人の侵入を防止することができるが、携帯電話
を用いてエレベータを呼び出し、資格のある人のみがエ
レベータを利用し、資格のない人がエレベータを利用す
ることができないようにして、人の侵入を防止すること
はできなかった。すなわち、資格のないエレベータ利用
者の侵入を防止することはできなかった。
【0006】一方、エレベータ内で携帯電話を用いて外
部と通話することができるようにした装置としては、例
えば図8に示すようなものが提案されている(特開平5
−22199号公報、参照)。図8において、11はビ
ルに付設されたエレベータ、12は携帯無線機、13は
携帯無線機12を所持しているエレベータ乗場付近の通
話者、14はビル内の天井に取り付けられた無線基地局
で、交換機15に接続されて、携帯無線機12と無線通
信を行えるようにしてある。16は交換機15に接続さ
れた電話機、17は無線基地局14のサービスエリア、
18はエレベータ11の通路11Aに沿って設置された
輻射同軸ケーブル、19はこの輻射同軸ケーブル18に
接続され、携帯無線機12と無線通信を行う別のエレベ
ータ用無線基地局であり、これが交換機15に接続され
ている。20はエレベータ用無線基地局19のサービス
エリアである。
【0007】いま、エレベータ11がエレベータ乗場近
くにあって、このエレベータ乗場にある無線基地局14
を介して携帯無線機12と電話機16との間で、通話を
行っている場合に、エレベータ11が移動し、上記のエ
レベータ乗場から離れると、無線基地局14による受信
電界強度が弱くなる。一方、交換機15はエレベータ用
無線基地局19による受信電界強度を監視しており、受
信電界が弱くなった無線基地局14から充分電界が強い
エレベータ用無線基地局19に通話回線を切り替えるこ
とにより、通話が継続される。つまり、エレベータ用無
線基地局19のサービスエリアを利用して、エレベータ
11内の携帯無線機12と外部の電話機との通話が可能
となる。
【0008】この従来例においては、エレベータ11内
で携帯無線機12により外部と通話が可能となるが、資
格がない人がエレベータ11を利用して侵入してくるこ
とを防止することはできない。さらに、他の従来例とし
て、暗証番号により希望停止階の設定が可能なエレベー
タが提案されている。
【0009】すなわち、この従来例においては、エレベ
ータかご内の行先階入力ボタンを暗証番号で押して、行
先階に対する停止指令をエレベータ制御装置に与え、こ
れによりエレベータを行先階で停止させる。したがっ
て、暗証番号を知っている人だけがエレベータを利用す
ることができ、暗証番号を知らされていない人はエレベ
ータを利用することができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
暗証番号によるエレベータ利用方法にあっては、エレベ
ータに搭乗している他人が暗証番号を知ってしまうと、
不正利用される可能性があり、万全なセキュリティを保
証することができないという問題があった。本発明は、
このような従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、携帯電話を用いてエレベータを呼び出し、資格のあ
る人だけがエレベータを利用することができるようにし
て、セキュリティを向上させることができるエレベータ
の呼出し方法および呼出し装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、携帯電話21を用いて基地局22
および交換機23を介してエレベータ24を利用する資
格をチェックするコンピュータ装置25を呼び出して資
格情報を入力し、コンピュータ装置25では入力した資
格情報に基づいて資格をチェックして資格の有無を通知
し、資格有りの通知により携帯電話21から呼出し階情
報を入力し、呼出し階情報を入力したコンピュータ装置
25ではエレベータ運転制御装置26に呼出し階へのエ
レベータ運転を指令することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、呼出し階にエレベータ2
4が呼び出されると、前記携帯電話21によりエレベー
タ24内から利用階情報を入力し、利用階情報が入力し
たコンピュータ装置25ではエレベータ運転制御装置2
6に利用階へのエレベータ運転を指令することを特徴と
する。また、本発明は、基地局22および交換機23を
介してコンピュータ装置25を呼び出してエレベータ2
4を利用する資格情報を入力し、コンピュータ装置25
からの資格有りの通知により呼出し階情報を入力する携
帯電話21と、入力した資格情報に基づいて資格をチェ
ックする手段25Cと、資格有無を通知する手段25E
と、呼出し階情報を検出する手段25Hと、検出した呼
出し階情報に基づいてエレベータ運転制御装置に呼出し
階へのエレベータ運転を指令する手段25Iを有するコ
ンピュータ装置25を備えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記携帯電話21が、呼
出し階にエレベータ24が呼び出されると、エレベータ
24内から利用階情報を入力し、前記コンピュータ装置
25は利用階情報を検出する手段25Jと、検出した利
用階情報に基づいてエレベータ運転制御装置26に利用
階へのエレベータ運転を指令する手段25Kを有するこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記エレベータ運転制御
装置26が、前記コンピュータ装置25から入力する呼
出し階情報および利用階情報を検出する手段26Aと、
検出した呼出し階情報および利用階情報に基づいて呼出
し階および利用階へのエレベータの運転を制御する手段
26B,26Cを有することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、携帯電話21を用いて基地局
22および交換機23を介してエレベータ24を利用す
る資格をチェックするコンピュータ装置25を呼び出し
て資格情報を入力し、コンピュータ装置25では入力し
た資格情報に基づいて資格をチェックして資格の有無を
通知し、資格有りの通知により携帯電話21から呼出し
階情報を入力し、呼出し階情報を入力したコンピュータ
装置25ではエレベータ運転制御装置26に呼出し階へ
のエレベータ運転を指令し、呼出し階にエレベータ24
がくると、携帯電話21によりエレベータ24内から利
用階情報を入力し、利用階情報が入力したコンピュータ
装置25ではエレベータ運転制御装置26に利用階への
エレベータ運転を指令するようにしたため、資格のある
人だけがエレベータ24を利用することができ、エレベ
ータ24の内部、外部には操作ボタンが設けられていな
いので、第3者はエレベータ24を利用することができ
ず、建物内のセキュリティを向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図6は本発明の一実施例を示す図である。
図2は本発明の一実施例に係るエレベータの呼出し装置
のブロック図である。図2において、21は携帯電話を
示し、この携帯電話21を用いて、アンテナ22Aを有
する基地局22および交換機23を介してエレベータ2
4を利用することができる人の資格をチェックするコン
ピュータ装置25を呼び出す。コンピュータ装置25を
呼び出すためには、携帯電話21の後述する表示操作部
の呼出しボタンを押すことにより行う。
【0017】コンピュータ装置25が呼び出されたら、
エレベータ24を利用することができる資格を示す資格
情報(識別コードとパスワード)を入力する。資格情報
の入力は、ダイヤルボタンを用いるが、音声で入力する
ようにしても良い。コンピュータ装置25より資格の有
無が通知され、資格有りの場合には、エレベータ24の
現在運転状態を示す利用階情報が通知される。この利用
階情報を参照して、呼出し階情報をダイヤルボタンで入
力するが、音声で入力するようにしても良い。
【0018】エレベータ24が呼出し階に呼び出された
ら、エレベータ24の内に入り、携帯電話21を用い
て、利用階情報を入力する。この場合にもダイヤルボタ
ンを用いるが、音声で入力しても良い。携帯電話21と
しては、アナログ型のものでも良いが、例えば図3に示
すようなデジタル型のものを用いることができる。
【0019】携帯電話21の内部構成例を図3に基づい
て簡単に説明する。図3において、31はコーディク
(CODEC)回路であり、コーディク回路31は音声
の符号化、復号化を行う回路であり、アナログ信号の音
声をデジタル信号に符号化し、また、デジタル信号を音
声に復号化する。コーディク回路31にはマイクロホン
32とスピーカ33がそれぞれ接続されており、マイク
ロホン32からの音声はコーディク回路31で音声符号
に符号化され、音声符号は、コーディク回路31で音声
に復号化されてスピーカ33から出力される。
【0020】34はTDMA(Time division multiple
access 、時分割多重アクセス)回路であり、TDMA
回路34はコーディク回路31で符号化した音声符号だ
けではなく、制御信号、同期信号の多重化、分離化を行
う。TDMA回路34はコーディク回路31からの音声
信号を多重化して、波形整形回路35に出力し、また、
復調器36からの音声符号を分離化してコーディク回路
31に出力する。
【0021】37はTDMA回路34および表示操作部
38の制御を行う制御部であり、制御部37は無線区間
を含む電話回線接続の処理、送信出力制御などの無線回
線の制御、電話器としての各種機能の制御などを行う。
波形整形回路35は、TDMA回路34で多重化された
音声信号の波形整形を行い、変調器39に出力する。変
調器39は波形整形された音声符号の変調を行う。すな
わち、変調器39は高速切換えシンセサイザ40からの
周波数切換え出力により無線周波数帯の直交変調を行
い、電力増幅器41に出力する。
【0022】電力増幅器41は、変調器39で変調され
た音声符号の線型増幅を行い、包絡線の歪みを補正す
る。電力増幅器41で増幅された音声符号は送受共用器
42を経て第1アンテナ43から図示しない基地局に送
信される。送受共用器42には第1受信器44が接続さ
れ、また、第2アンテナ45には第2受信器46が接続
され、第1受信器44および第2受信器46は高速切換
えシンセサイザ40により切り換えられる。高速切換え
シンセサイザ40はゾーンの移動に伴うチャネル切換え
を行うために基地局波のレベルモニタを行い、高速で周
波数の切換えを行う。
【0023】第1受信器40または第2受信器46で受
信された音声符号は、復調器36で復調され、TDMA
回路34に出力される。復調器36は、高速なフェージ
ング下においても遅延検波と同等な復調特性を得る。こ
こで、制御部37により制御される表示操作部38は液
晶表示される表示部、電話番号を入力するためのダイヤ
ルボタン、各種制御を行うための制御ボタンを有し、制
御ボタンのうちの一つの制御ボタンとして呼出しボタン
38Aを有する。呼出しボタン38Aを押すことによ
り、エレベータ24を利用する資格をチェックするコン
ピュータ装置25を呼び出す。すなわち、呼出しボタン
38Aから呼出し信号が基地局22および交換機23を
介してコンピュータ装置25に呼出し信号が送信される
ようになっている。
【0024】携帯電話21からの資格情報、呼出し階情
報、利用階情報は基地局22および交換機23を介して
コンピュータ装置25に入る。コンピュータ装置25
は、入力した資格情報に基づいて資格をチェックし、資
格の有無を通知するとともに、呼出し階情報を検出して
呼出し階への運転をエレベータ運転制御装置26に指令
し、また、利用階情報を検出して利用階への運転をエレ
ベータ運転制御装置26に指令する。
【0025】このコンピュータ装置25の内部構成例を
図4に示す。図4において、25Aは呼出し受信部であ
り、呼出し受信部25Aは携帯電話21の呼出しボタン
38Aからの呼出し信号を受信する。呼出し受信部25
Aが呼出し信号を受信すると、呼出し応答部25Bは応
答信号を携帯電話21に返送し、コンピュータ装置25
が呼び出されたことを通知する。
【0026】25Cは資格情報チェック手段としての資
格情報チェック部であり、資格情報チェック部25C
は、資格情報メモリ部25D内に予め格納されている資
格情報(識別コードとパスワード)を参照して、一致し
ているか一致していないかをチェックする。資格情報チ
ェック部25Cのチェック結果に基づいて資格有無通知
部(資格有無通知手段)25Eは資格の有無、すなわち
資格有り通知、または資格外通知を送信する。
【0027】資格有り通知をするときは、エレベータ運
転制御装置26から現在のエレベータの運転状態を示す
利用階情報を利用階情報受信部25Fで受信して、利用
階情報送信部25Gから送信する。25Hは呼出し階情
報検出手段としての呼出し階情報検出部であり、呼出し
階情報検出部25Hは携帯電話21からの基地局22お
よび交換機23を介しての呼出し階情報を検出する。
【0028】25Iは呼出し階運転指令手段としての呼
出し階運転指令部であり、呼出し階運転指令部25I
は、検出された呼出し情報に基づいて呼出し階への運転
をエレベータ運転制御装置26に指令する。25Jは利
用階情報検出手段としての利用階情報検出部であり、利
用階情報検出部25Jはエレベータ24内の携帯電話2
1からの基地局22および交換機23を介して入力する
利用階情報を検出する。
【0029】25Kは利用階運転指令手段としての利用
階運転指令部であり、利用階運転指令部25Kは検出さ
れた利用階情報に基づいて利用階への運転をエレベータ
運転制御装置26に指令する。エレベータ運転制御装置
26は、呼出し階への指令または利用階への指令に基づ
いてエレベータ24の運転制御を行い、また、エレベー
タ24からの運転状態の通知を受けて現在の利用階情報
をコンピュータ装置25に送信する。
【0030】エレベータ運転制御装置26の内部構成例
を図5に示す。図5において、26Aは呼出し階・利用
階指令検出手段としての呼出し階・利用階指令検出部で
あり、呼出し階・利用階指令検出部26Aが呼出し階指
令を検出したときは、呼出し階運転制御手段としての呼
出し階運転制御部26Bにエレベータ24の呼出し階へ
の運転制御を行い、利用階指令を検出したときは、利用
階運転制御手段としての利用階運転制御部26Cはエレ
ベータ24の利用階への運転制御を行う。
【0031】26Dは利用階情報受信部であり、利用階
情報受信部26Dは、エレベータ25から運転状態の通
知を受信すると、利用階情報送信部26Eから利用階情
報をコンピュータ装置25に送信する。エレベータ24
の内部には階数設定ボタン、非常通話ボタンなどの操作
ボタンは設けられていない。また、エレベータ24の外
部には呼出しボタンは設けられていない。携帯電話21
によりエレベータ24を呼出し階に呼び出し、エレベー
タ24内に入ると、携帯電話21を用いて利用階情報を
入力する。利用階情報は、基地局22および交換機23
を介してコンピュータ装置25に入る。
【0032】エレベータ24は、特開平5−22199
号公報に示すように、エレベータ24の通路に伝送線路
が設けられており、エレベータ用無線基地局を介してエ
レベータ24の内部から携帯電話21で基地局22と交
信することができるようになっている。また、非常事態
が発生したときは、非常通話ボタンの代りに携帯電話2
1により基地局22を呼び出すことができる。
【0033】次に、エレベータ24の呼出し方法を説明
する。図6はエレベータ24の呼出し方法を説明するフ
ローチャートである。図6において、まず、ステップS
1で携帯電話21の表示操作部38の呼出しボタン38
Aを押すことによりコンピュータ装置25を呼び出す。
呼出しボタン38Aからの呼出し信号は基地局22およ
び交換機23を介してコンピュータ装置25に入力す
る。コンピュータ装置25は呼出し信号を呼出し受信部
25Aで受信すると、呼出し応答部25Bより応答信号
を返送する。携帯電話21で応答信号を確認すると、ス
テップS2でエレベータ24を利用することができる資
格情報(識別コードおよびパスワード)をダイヤルボタ
ンまたは音声で入力する。
【0034】ステップS3でコンピュータ装置25に入
力した資格情報は、資格情報チェック部25Cにより資
格情報メモリ部25Dを参照してチェックされ、入力し
た資格情報が資格情報メモリ部25D内に予め格納され
ている資格情報と一致するときは、ステップS4で資格
有り通知が行われ、不一致のときは資格外通知が行われ
る。また、資格有り通知が行われたときは、ステップS
5でエレベータ24の現在の運転状態を示す利用階情報
が通知される。
【0035】資格有りの通知および利用階情報の通知が
行われると、ステップS6で携帯電話21のダイヤルボ
タンまたは音声で呼出し階情報が入力される。呼出し階
情報は、基地局22および交換機23を介してコンピュ
ータ装置25に入り、コンピュータ装置25ではステッ
プS7で呼出し情報をチェックする。呼出し情報検出部
25Hで呼出し情報を検出すると、ステップS8で呼出
し階運転指令部25Iにより呼出し階への運転をエレベ
ータ運転制御装置26に指令する。エレベータ運転制御
装置26は呼出し階・利用階指令検出部26Aにより呼
出し階指令を検出すると、ステップS9でエレベータ2
4に呼出し階への運転制御を行う。こうして、エレベー
タ24は呼出し階に運転される。
【0036】エレベータ24が呼出し階に呼び出される
と、資格のあるエレベータ利用者はエレベータ24の中
に入り、ステップS10でエレベータ24の中から携帯
電話21のダイヤルボタンを押して利用階情報を入力す
る。利用階情報は、基地局22および交換機23を介し
てコンピュータ装置25に入り、コンピュータ装置25
ではステップS11で利用階情報検出部25Jにより利
用階情報を検出し、ステップS12で利用階運転指令部
25Kにより利用階への運転をエレベータ運転制御装置
26に指令する。エレベータ運転制御装置26は呼出し
階・利用階指令検出部26Aにより利用階指令を検出す
ると、ステップS13で利用階運転制御部26Cにより
利用階へのエレベータ24の運転制御を行う。こうし
て、エレベータ24は利用階に運転される。
【0037】なお、エレベータ24の中で非常事態が発
生したときは、非常通話ボタンの代りに携帯電話21を
用いて基地局22に通報する。このように資格のある人
だけがエレベータ24を呼び出して利用することがで
き、エレベータ24には内部、外部にも操作ボタンは設
けられていないので、第3者はエレベータ24を利用す
ることができない。その結果、建物内のセキュリティを
向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、携帯電話を用
いて資格情報を入力し、コンピュータ装置で資格をチェ
ックし、資格有りのときは携帯電話から呼出し情報を入
力し、呼出し階にエレベータが呼び出されたら、エレベ
ータの中で携帯電話により利用階情報を入力するように
したため、資格のある人だけがエレベータを利用するこ
とができ、エレベータの内部、外部には操作ボタンが設
けられていないため、第3者はエレベータを利用するこ
とができず、建物内でのセキュリティを向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図
【図3】携帯電話の内部構成例を示す図
【図4】コンピュータ装置の内部構成例を示す図
【図5】エレベータ運転制御装置の内部構成例を示す図
【図6】エレベータの呼出し方法を説明するフローチャ
ート
【図7】従来例を示す図
【図8】他の従来例を示す図
【符号の説明】
21:携帯電話 22:基地局 22A:アンテナ 23:交換機 24:エレベータ 25:コンピュータ装置 25A:呼出し受信部 25B:呼出し応答部 25C:資格情報チェック部(資格情報チェック手段) 25D:資格情報メモリ部 25E:資格有無通知部(資格有無通知手段) 25F:利用階情報受信部 25G:利用階情報送信部 25H:呼出し階情報検出部(呼出し階情報検出手段) 25I:呼出し階運転指令部(呼出し階運転指令手段) 25J:利用階情報検出部(利用階情報検出手段) 25K:利用階運転指令部(利用階運転指令手段) 26:エレベータ運転制御装置 26A:呼出し階・利用階指令検出部(呼出し階・利用
階指令検出手段) 26B:呼出し階運転制御部(呼出し階運転制御手段) 26C:利用階運転制御部(利用階運転制御手段) 26D:利用階情報受信部 26E:利用階情報送信部 31:コーディク回路 32:マイクロホン 33:スピーカ 34:TDMA回路 35:波形整形回路 36:復調器 37:制御部 38:表示操作部 38A:呼出しボタン 39:変調器 40:高速切換えシンセサイザ 41:電力増幅器 42:送受共用器 43,45:アンテナ 44,46:受信器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯電話(21)を用いて基地局(22)
    および交換機(23)を介してエレベータ(24)を利
    用する資格をチェックするコンピュータ装置(25)を
    呼び出して資格情報を入力し、 コンピュータ装置(25)では入力した資格情報に基づ
    いて資格をチェックして資格の有無を通知し、 資格有りの通知により携帯電話(21)から呼出し階情
    報を入力し、 呼出し階情報を入力したコンピュータ装置(25)では
    エレベータ運転制御装置(26)に呼出し階へのエレベ
    ータ運転を指令することを特徴とするエレベータの呼出
    し方法。
  2. 【請求項2】呼出し階にエレベータ(24)が呼び出さ
    れると、前記携帯電話(21)によりエレベータ(2
    4)内から利用階情報を入力し、 利用階情報が入力したコンピュータ装置(25)ではエ
    レベータ運転制御装置(26)に利用階へのエレベータ
    運転を指令することを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータの呼出し方法。
  3. 【請求項3】基地局(22)および交換機(23)を介
    してコンピュータ装置(25)を呼び出してエレベータ
    (24)を利用する資格情報を入力し、コンピュータ装
    置(25)からの資格有りの通知により呼出し階情報を
    入力する携帯電話(21)と、 入力した資格情報に基づいて資格をチェックする手段
    (25C)と、資格有無を通知する手段(25E)と、
    呼出し階情報を検出する手段(25H)と、検出した呼
    出し階情報に基づいてエレベータ運転制御装置に呼出し
    階へのエレベータ運転を指令する手段(25I)を有す
    るコンピュータ装置(25)を備えたことを特徴とする
    エレベータの呼出し装置。
  4. 【請求項4】前記携帯電話(21)は、呼出し階にエレ
    ベータ(24)が呼び出されると、エレベータ(24)
    内から利用階情報を入力し、前記コンピュータ装置(2
    5)は利用階情報を検出する手段(25J)と、検出し
    た利用階情報に基づいてエレベータ運転制御装置(2
    6)に利用階へのエレベータ運転を指令する手段(25
    K)を有することを特徴とする請求項3記載のエレベー
    タの呼出し装置。
  5. 【請求項5】前記エレベータ運転制御装置(26)は、
    前記コンピュータ装置(25)から入力する呼出し階情
    報および利用階情報を検出する手段(26A)と、検出
    した呼出し階情報および利用階情報に基づいて呼出し階
    および利用階へのエレベータの運転を制御する手段(2
    6B),(26C)を有することを特徴とする請求項
    3,4記載のエレベータの呼出し装置。
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