JPH0732183Y2 - 冷凍運搬車の仕切り構造 - Google Patents

冷凍運搬車の仕切り構造

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JPH0732183Y2
JPH0732183Y2 JP1988002160U JP216088U JPH0732183Y2 JP H0732183 Y2 JPH0732183 Y2 JP H0732183Y2 JP 1988002160 U JP1988002160 U JP 1988002160U JP 216088 U JP216088 U JP 216088U JP H0732183 Y2 JPH0732183 Y2 JP H0732183Y2
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JP
Japan
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partition wall
groove
cold
partition
insulation chamber
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JP1988002160U
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JPH01106877U (ja
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寿寛 平野
英雄 東畠
幸治 鳥里
文弘 高崎
Original Assignee
日本トレールモービル株式会社
マルイ農業協同組合
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、生鮮食品等を運搬する冷凍運搬車の仕切り構
造に関する。
(従来の技術) 冷凍運搬車に積載される冷凍食品や要冷蔵食品などの積
み荷は、管理温度が積み荷により異なるため、一台の冷
凍車で管理温度の異なる積み荷を混載輸送する場合に
は、荷箱内に仕切り壁を設け、仕切られた各室の温度を
室内に収納されている積み荷の管理温度に合わせて調整
するようにしている。
従来、仕切り構造として、冷凍運搬車の保冷室の側壁上
部の長手方向にレールを延設し、該レールにレールに沿
って移動可能で且つ上下に回動可能な仕切壁を懸垂さ
せ、仕切壁は不使用時には下部を持上げ上方に回動させ
て荷箱の天井に収納できるようにした構造のものが知ら
れている。(実開昭60-63761号公報) 上記の構造のものでは、通常の冷凍運搬車と同様、第2
図および第3図に示すように、冷凍機12を配設した冷凍
運搬車の保冷室10の床14の上面に、保冷室10の前後に延
びる冷却空気流通のための凹溝(循環通路)18を具えた
形材(床機)16を敷設した構成とし、床面に積み荷を積
載したとき、積み荷の下面に間隙を形成して、この間隙
に冷却空気を流通させ、積み荷の下面も冷却できるよう
にしているが、仕切壁20を上下回動可能に設けた場合、
仕切壁20の下端部に間隙が形成され、この間隙を通して
空気が流通するため、仕切り効果が十分ではなく仕切ら
れた各室の管理温度の調整が困難となり、適正冷却温度
の差が大きい積み荷を同時に運搬することができないと
いう難点がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、保冷室の内部に上下に回動可能な仕切壁を設
け、保冷室を仕切壁で区分できるようにした冷凍運搬車
の仕切構造における上記従来の問題点を解消するために
なされたものであり、その目的は、保冷室の床面と仕切
壁の下端部との間隙をなくし、仕切壁に十分な仕切り効
果を与えて冷却温度差の大きい積み荷も同時に運搬可能
とする冷凍運搬車の仕切り構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の冷凍運搬車の仕切り
構造は、冷凍運搬車の保冷室の内部に、前後に移動可能
で且つ上下に回動可能な仕切壁を設け、保冷室を仕切壁
で区分できるようにした冷凍運搬車の仕切り構造におい
て、保冷室の床面に、保冷室の前後に延びる冷却空気を
流通させるための凹溝を設けるとともに凹溝部に凹溝と
直交する平坦部を形成して、該平坦部に仕切壁の下端部
がシール材を介して当接するようにし、仕切壁の上部は
保冷室の側壁上部を前後方向に延びるレールに懸垂し、
仕切壁の側方下部には、保冷室の側壁中央部を前後方向
に延びるレールに沿って移動可能な部材に一端部を取付
けられた回転アームの他端部が枢着され、該回転アーム
の一端部を支点として回転アームを回動することによっ
て仕切壁を回動させるようにしたことを構成上の特徴と
する。
(作用) 本考案においては、保冷室の床面に、保冷室の前後に延
びる冷却空気流通のための凹溝を設けるとともに、該凹
溝部に凹溝と直交する平坦部を形成して、該平坦部に仕
切壁の下端部がシール材を介して当接するようにしたの
で、仕切壁の下端部には間隙が形成されることなくシー
ル材により断熱され、十分な仕切り効果を与えることが
できる。平坦部は、凹溝部を凹溝と直角方向にある幅で
切除することにより形成してもよく、その部分の凹溝に
断熱材を充填し凹溝部を平坦にすることにより形成する
こともできる。
また、仕切壁は、その上部が保冷室の側壁上部を前後方
向に延びるレールに前後方向に移動可能で且つ回動可能
に懸垂し、仕切壁の側方下部には、保冷室の側壁中央部
を前後方向に延びるレールに沿って移動可能な部材に一
端部を回動自在に取付けられた回転アームの他端部が枢
着されているので、回転アームの前記一端部を支点とし
て回転アームを回動すると、仕切壁は、その上部がレー
ルに沿って移動しながら回動する。従って、小さい回転
半径で仕切壁を回動できるから、平坦部の幅は狭くても
足りる。
(実施例) 以下、図面により本考案の実施例について説明する。な
お、従来と同じものには同一の符号を付した。
第4図に示すように、冷凍機12が配置された冷凍運搬車
の保冷室10には、仕切壁24が設けられ、仕切壁24は、そ
の上部が保冷室10の側壁上部を前後方向に延びるレール
38に回動可能に懸垂し、その側方下端部には回転アーム
26が枢着している。回転アーム26の一端部は、保冷室10
の側壁中央部を前後方向に延びるレール34に沿って移動
可能な部材(第4図には図示せず)に回動自在に取付け
られている。仕切壁24の回動は、回転アーム26の一端部
を支点として、回転アーム26を第1図の矢印に示すよう
に回動することにより行われる。例えば、仕切壁24を仕
切り状態から保冷室10の天井部に収納する場合は、回転
アーム26を反時計方向に回動させると、仕切壁24は、二
点鎖線で示すように、その上部がレール38に沿って前方
に移動しながら上方に回動する。従って、仕切壁24は従
来のものより小さい回転半径で回動できる。
保冷室10の床部14には、凹溝をそなえた形材16が敷設さ
れ、敷設された形材16の一部がある幅で形材16と直角方
向に切除され、平坦部44が形成されており、仕切壁24の
下端部がシール材を介して平坦部44に当接している。
詳細には第1図に示すように、保冷室内部の側壁の上部
両側には、レール38、38(一方のみを示す)が前後方向
に延設され、レール38、38の間には矩形の枠体40がレー
ル38、38に沿って前後方向に移動可能に設けられ、枠体
40に対して仕切壁24がガススプリング42、42を介して連
結し、仕切壁24がレール38、38に回動可能に懸垂した状
態となっている。
保冷室の床部14には、冷却空気流通のための凹溝22をそ
なえた形材16が敷設され、形材16の所定の幅が、凹溝2
2、22、‥と直角方向に切除されて平坦部44が形成さ
れ、第5図に示すように、平坦部44に仕切壁24の下端部
がシール材46を介して当接するようになっている。
保冷室10の側壁中央部には、さらに前後方向に延びるレ
ール34、34が設けられ、レール34、34に沿って移動可能
な移動部材30を配設し、移動部材30の一端に回転アーム
26の一端部を回動自在に取付けて枢着部32を形成すると
ともに、回転アーム26の他端部は仕切壁24の側方下部と
枢着部32を形成している。36は、移動部材30の移動を所
定の位置で停止させるための停止ピンである。
仕切壁24の回動は、前記のごとく、回転アーム26を回動
することにより行われ、例えば、仕切壁24を不使用時に
保冷室10の天井部に収納する場合は、前記のように、回
転アーム26を枢着部32を支点として反時計方向に回動す
ると、仕切壁24は、その上部がレール38、38に沿って前
方向に移動しながら小さい回転半径で上方に回動し、天
井部下面に収納される。保冷室の仕切りを行う場合に
は、回転アーム26を時計方向に回動することにより、同
じく小さい回転半径で仕切壁24を回動させ、仕切壁24の
下端部を平坦部44にシール材46を介して当接させる。
仕切壁24には、第1図に示すように、側面部および上面
部にもシール材が配設されており、仕切壁24の側面部
は、第6図に示すように、保冷室の内部側壁48に固着し
たスノコ部材50にシール材を介して当接し、仕切壁24の
両側に出没自在に設けた停止ピン54を、スノコ部材50に
穿設した孔部52に挿入することにより側壁48に対して仕
切壁24を固定する。仕切壁24の上面部は、第7図に示す
ように、保冷室の天井壁56に取付けられた平坦部材58に
シール材を介して当接する。
(考案の効果) 本考案によれば、床面に前後方向に延びる凹溝を設けた
保冷室に、上下に回動する仕切壁を適用する場合、凹溝
と直交する平坦部を形成し、この平坦部に仕切壁の下端
部をシール材を介して当接するようにしたから、仕切壁
と床面との間に間隙が生じることなく、十分な仕切り効
果が得られ、仕切壁で隣接する室に冷却温度差の大きい
積み荷を積載して運搬することが可能となる。
また、本考案による仕切壁の回転半径は小さく、平坦部
の幅を狭くするこができるため、仕切壁で仕切られた室
の床面には十分な凹溝が存在し、積み荷下面の冷却効果
が減少することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の冷凍運搬車の仕切り構造の要部を示す
斜視図、第2図は従来の冷凍運搬車の仕切り構造を示す
一部切欠き正面図、第3図は第2図のA-A断面図、第4
図は本考案の冷凍運搬車の仕切り構造を示す一部切欠き
正面図、第5図は第4図のB部拡大図、第6図は本考案
における仕切壁と側壁との当接・連結状態を示す一部断
面図、第7図は仕切壁の上部が当接する天井部の一部断
面図である。 10:冷凍運搬車の保冷室 14:床部 16:凹溝をそなえた形材 22:凹溝 24:仕切壁 28:枢着部 30:移動部材 32:枢着部 34:レール 38:レール 44:平坦部 46:シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鳥里 幸治 鹿児島県出水市平和町1256番地1 マルイ 運輸株式会社内 (72)考案者 高崎 文弘 鹿児島県鹿児島市新屋敷町27番3号 (讃 岐ビル内)日本トレールモービル株式会社 内 (56)参考文献 実開 昭60−63761(JP,U) 実開 昭56−119971(JP,U) 実開 昭57−107682(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍運搬車の保冷室の内部に、前後に移動
    可能で且つ上下に回動可能な仕切壁を設け、保冷室を仕
    切壁で区分できるようにした冷凍運搬車の仕切り構造に
    おいて、保冷室の床面に、保冷室の前後に延びる冷却空
    気流通のための凹溝を設けるとともに該凹溝部に凹溝と
    直交する平坦部を形成して、該平坦部に仕切壁の下端部
    がシール材を介して当接するようにし、仕切壁の上部は
    保冷室の側壁上部を前後方向に延びるレールに懸垂し、
    仕切壁の側方下部には、保冷室の側壁中央部を前後方向
    に延びるレールに沿って移動可能な部材に一端部を回動
    自在に取付けられた回転アームの他端部が枢着され、該
    回転アームの一端部を支点として回転アームを回動する
    ことによって仕切壁を上下に回動させるようにしたこと
    を特徴とする冷凍運搬車の仕切り構造。
JP1988002160U 1988-01-11 1988-01-11 冷凍運搬車の仕切り構造 Expired - Lifetime JPH0732183Y2 (ja)

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JPH01106877U JPH01106877U (ja) 1989-07-19
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JPH01106877U (ja) 1989-07-19

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