JP3084540U - 保冷車両用冷気流出防止スクリーン - Google Patents

保冷車両用冷気流出防止スクリーン

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JP3084540U
JP3084540U JP2001005886U JP2001005886U JP3084540U JP 3084540 U JP3084540 U JP 3084540U JP 2001005886 U JP2001005886 U JP 2001005886U JP 2001005886 U JP2001005886 U JP 2001005886U JP 3084540 U JP3084540 U JP 3084540U
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JP
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screen
cold storage
winding
cold
cold air
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Application number
JP2001005886U
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Inventor
一樹 森田
Original Assignee
サンシェード工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保冷車両の扉を開放して積載品を積み卸しす
る際に、冷気を外部に逃がさないための保冷車両用冷気
流出防止スクリーンを提供する。 【解決手段】 保冷車両の保冷庫30の開口部において該
保冷庫内の天井部に設けた巻き取り部15及び側面に設け
た一対のガイド部17a,17bからなる取付枠と、前記取付
枠に取付けられかつ前記開口部からの冷気流出を防止す
るスクリーン部18とを有し、前記スクリーン部が前記巻
き取り部により巻き取られかつ前記ガイド部により案内
され上下移動可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、冷凍車や冷蔵車等の保冷車両において積載品の積み卸し時の冷気流 出を防止するスクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍食品又は低温度を保つ必要のある物品を冷凍車や冷蔵車等の保冷車両に積 載して運搬する場合、保冷車両の保冷庫内の温度を所定の低温に保持したまま運 搬しなければならない。
【0003】 冷凍品等を積載して運搬する際、途中、何か所かで積載品の積み卸しを行う場 合がよくある。例えば、宅配車両等では、非常に多くの配送先にそれぞれ荷物を 届ける必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
保冷車両において積載品の積み卸しをする際、主として保冷庫の後方扉から取 り出しや積み込みを行う場合が多いが、その際、保冷庫内の冷気が外部に放出さ れ、庫内の温度が急激に上昇する。このように、頻繁な温度上昇に曝されると、 運搬途中における所定の低温の保持を確保できなくなり、積載品の品質保証等に 支障をきたすおそれもある。
【0005】 保冷庫からの冷気流出を防止するために、積載品と後方扉の間にカーテン状の 仕切を設けた車両もあるが、カーテン状の仕切では上端のみが固定されているた め、閉じた状態であっても左右及び下端から多量の冷気が流出し、あまり保冷効 果がない。
【0006】 また、開閉に手間取るような仕切では、積み卸し時間のロスになるため冷気の 流出割合が多くなる。
【0007】 以上の現状に鑑み、本考案は、保冷車両の扉を開放して積載品を積み卸しする 際に、冷気をできるだけ外部に逃がさないための保冷車両用冷気流出防止スクリ ーンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案による保冷車両用冷気流出防止スクリーンは、次の構成を有する。 (a)保冷車両の保冷庫の開口部において該保冷庫内の天井部に設けた巻き取り 部及び側面に設けた一対のガイド部からなる取付枠。 (b)前記取付枠に取付けられかつ前記開口部からの冷気流出を防止するスクリ ーン部。 (c)前記スクリーン部が前記巻き取り部により巻き取られかつ前記ガイド部に より案内され上下移動可能である。
【0009】 好適例では、前記巻き取り部が、前記スクリーン部を巻き取る巻き取りパイプ と、前記巻き取りパイプを収納しかつ回転可能に支持する巻き取りパイプボック スとを有する。
【0010】 また好適例では、前記一対のガイド部が各々中空部を設けたガイドレールを有 すると共に、互いに対向する面に各々スリット部が形成され、前記スクリーン部 の左右両端が該スリット部に挿入される。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案による冷気流出防止スクリーン10を搭載した保冷車両の保冷 庫30の後方開口部分を概略的に示す斜視図である。図1(a)は、保冷庫30の 後方扉31a、31bを開いた状態を示す。図1(b)は、図1(a)に対応する透 視図であり、本考案による冷気流出防止スクリーン10を実線で、保冷庫30( 後方扉は省略)を波線で示している。
【0012】 本考案の冷気流出防止スクリーン10は、保冷車両の保冷庫30の開口部にお いて、保冷庫30内の天井部及び側面に取付枠となる巻き取りパイプボックス1 5及びガイドレール17a、17bをそれぞれ設置し、これらの取付枠にロール スクリーン18を取り付けたものである。従って、既存の保冷車両の保冷庫にも 、斯かる取付枠を設置することにより容易に本考案を適用することが可能である 。尚、開口部の位置は車両の後方に限らず、側面にある場合も同様に本考案を適 用できる。
【0013】 図2は、図1に示した冷気流出防止スクリーン10の構造をさらに詳細に示し た図である。図2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)のA−A断面図、図2(c) は図2(a)のB−B断面図である。
【0014】 図2(a)に示す通り、ロールスクリーン18は巻き上げ式のもので、上端に横 方向に延びる巻き取りパイプボックス15中には、巻き取りパイプ16が収納さ れており、巻き取りパイプ16の両端には回転支持部16aが形成されている。 そして、これら回転支持部16aによって、巻き取りパイプ16は、巻き取りパ イプボックス15に回転可能に支持されている。
【0015】 ロールスクリーン18の両サイドはガイドレール17a、17bに設けたスリ ット部20a、20bにそれぞれ挿入されている。ロールスクリーン18のボト ム18aの両端もまたガイドレール17a、17bのスリット部20a、20b に挿入されている。これによりロールスクリーン18は、ガイドレールにより案 内され上下移動可能となる。上下移動操作を行う場合は、ボトム18aを持って 上下に動かす。ボトム18aは、保冷庫の床面と隙間なく接する位置まで下ろす ことができる。尚、別の実施例では、ロールスクリーンの開閉上下作動をチェー ンタイプとすることもでき、その場合、回転支持部16aの所要の箇所に溝を設 けチェーンを巻き込む構成にて実施することも可能である。
【0016】 図2(b)に示す通り、巻き取りパイプ16にはロールスクリーン18の上端が 固定され、巻き取られている。ロールスクリーン18の下端にはボトム18aが 取り付けられており、このボトム18aは、例えばアルミ製である。
【0017】 図2(c)に示す通り、ガイドレール17a、17bは、断面四角形の中空部を 形成しており、互いの対向面19a、19bには中空部と連通するスリット部2 0a、20bが形成されている。 ガイドレール17a、17bの中空部内壁上 にはモヘア状の密閉部材20cが植栽されている。この密閉部材20cはロール スクリーン18の両サイドにおける密閉性を確保するために設けたものである。
【0018】 さらに、ロールスクリーン18は、上下方向の任意の位置で簡単に停止するこ とができる、例えばオートクラッチシステム方式(図示せず)で取り付けられる 。これにより、積み卸しのために必要最小限の隙間のみを開放するようにできる 。
【0019】 尚、ロールスクリーン18として用いるスクリーン生地は、断熱性が良好でか つできる限り透明性のあるものが好適である。積み卸し作業の際に作業者が庫内 の位置関係を外部から容易に把握でき、かつ外部からの光を取り入れて庫内の作 業性をよくするためである。スクリーン生地の好適例としては、引裂強度のある 透明樹脂であるポリエステルフィルム、補強処理した塩化ビニルフィルム等があ る。
【0020】
【考案の効果】
以上の通り、本考案による保冷車両用冷気流出防止スクリーンは、上端及び左 右端の密閉性を確保したロールスクリーンであるので、搬送中は、ロールスクリ ーンを保冷庫の床面まで下げておくことで全面を遮蔽することができ、積み卸し 中は、後方扉を開けてロールスクリーンを最小限必要なだけ巻き上げて作業を行 うことができる。作業者が保冷庫内に入出する際にのみロールスクリーンを巻き 上げるようにすることが望ましいが、本考案のロールスクリーンは、片手でも容 易に上げ下げできかつ任意の場所に自動的に留まるので、煩わしさを感ずること なく操作することができる。
【0021】 通常、積み卸し作業は数分程度であることが多いが、従来であれば、配送内容 によるとしてもこの間の保冷庫内の冷気の流出によるロスは、低温維持に相当の 支障をきたす。地球温暖化が問題となっている中で車のアイドリングも重要視さ れ、冷凍品等の配送は省エネルギーの観点から低温管理が無視できない問題とな っている。本考案は、このような重要な環境問題の解決にも寄与するところが大 きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による冷気流出防止スクリーンを搭載し
た保冷車両の荷台後方部分を概略的に示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示した冷気流出防止スクリーン10の構
造をさらに詳細に示した図である。
【符号の説明】
15 巻き取りパイプボックス 16 巻き取りパイプ 16a 回転支持部 17a、17b ガイドレール 18 ロールスクリーン 18a ボトム 19a、19b 対向面 20a、20b スリット部 20c 密閉部材 30 保冷庫 31a、31b 後方扉

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保冷車両の保冷庫の開口部において該保
    冷庫内の天井部に設けた巻き取り部及び側面に設けた一
    対のガイド部からなる取付枠と、 前記取付枠に取付けられかつ前記開口部からの冷気流出
    を防止するスクリーン部とを有し、 前記スクリーン部が前記巻き取り部により巻き取られか
    つ前記ガイド部により案内され上下移動可能であること
    を特徴とする保冷車両用冷気流出防止スクリーン。
  2. 【請求項2】 前記巻き取り部が、前記スクリーン部を
    巻き取る巻き取りパイプと、前記巻き取りパイプを収納
    しかつ回転可能に支持する巻き取りパイプボックスとを
    有することを特徴とする請求項1に記載の保冷車両用冷
    気流出防止スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記一対のガイド部が各々中空部を設け
    たガイドレールを有すると共に、互いに対向する面に各
    々スリット部が形成され、前記スクリーン部の左右両端
    が該スリット部に挿入されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の保冷車両用冷気流出防止スクリーン。
JP2001005886U 2001-09-05 2001-09-05 保冷車両用冷気流出防止スクリーン Expired - Lifetime JP3084540U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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Publications (1)

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JP3084540U true JP3084540U (ja) 2002-03-29

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ID=43236008

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JP2001005886U Expired - Lifetime JP3084540U (ja) 2001-09-05 2001-09-05 保冷車両用冷気流出防止スクリーン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110682775A (zh) * 2019-11-15 2020-01-14 上海海洋大学 一种带门帘的冷藏车车门

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