JP3338271B2 - 冷凍運搬装置 - Google Patents

冷凍運搬装置

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JP3338271B2
JP3338271B2 JP01550496A JP1550496A JP3338271B2 JP 3338271 B2 JP3338271 B2 JP 3338271B2 JP 01550496 A JP01550496 A JP 01550496A JP 1550496 A JP1550496 A JP 1550496A JP 3338271 B2 JP3338271 B2 JP 3338271B2
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    • B60PVEHICLES ADAPTED FOR LOAD TRANSPORTATION OR TO TRANSPORT, TO CARRY, OR TO COMPRISE SPECIAL LOADS OR OBJECTS
    • B60P3/00Vehicles adapted to transport, to carry or to comprise special loads or objects
    • B60P3/20Refrigerated goods vehicles
    • B60P3/205Refrigerated goods vehicles with means for dividing the interior volume, e.g. movable walls or intermediate floors

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  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍食品を配送す
るものであって、冷凍荷室の前端部に冷凍源を配置し、
後端部にドア開口を設けて成る冷凍運搬装置に関し、例
えば、貨物自動車、貨物自動車に積載されるコンテナ、
トレーラに装置されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍荷室の前端部に冷凍源を配置
し、後端部にドア開口を設けて成る冷凍運搬装置におい
ては、後端部のドア開口を両開きの開閉ドアで開閉する
ようになっているものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、荷物の出し入れのために開閉ドア
を大きく開くと、冷凍荷室内と外気とが広い範囲で導通
し、冷凍荷室の温度が上がってしまうので、荷物をすば
やく出し入れしたり、小開きにして導通を少なくしなけ
ればならず、運搬時の荷物の出し入れの作業性が悪いと
いう問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、荷物の出し入れの
際、冷凍荷室と外気との導通を最小限にして、冷凍荷室
の温度上昇を防止し、冷凍食品の品質低下を防止すると
ともに、荷物の出し入れの作業性を向上させることがで
きるようにした冷凍運搬装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。
【0006】1 冷凍食品を配送するものであって、冷
凍荷室(20)の前端部(21)に冷凍源(11)を配
置し、後端部(25)の外側下部にテールゲートリフタ
(70)を配置し、後端部(25)にドア開口(30)
を設けて成る冷凍運搬装置(10)において、前記ドア
開口(30)は、常閉ドア(40,40)と開閉ドア
(50)とで冷凍荷室(20)のドア開口(30)を閉
じるよう構成し、該開閉ドア(50)は、前記常閉ドア
(40,40)とは別に開閉可能なよう配設され、前記
開閉ドア(50)は、遊端縁(53)が前記常閉ドア
(40,40)の上下に係合する開閉ロック装置(5
5)により係止され、該開閉ロック装置(55)は、前
記常閉ドア(40,40)の上下の巾内に収まるよう配
置され、前記テールゲートリフタ(70)の荷載板(7
2)が前記冷凍荷室(20)の床面に連なる位置まで上
がった際、該テールゲートリフタ(70)に対して前記
開閉ドア(50)が開いた時に干渉しないよう配置され
ていることを特徴とする冷凍運搬装置(10)。
【0007】2 前記ドア開口(30)を両側部と中央
部とに区分して、両側に常閉ドア(40,40)を配置
するとともに、常閉ドア(40,40)の間に開閉ドア
(50)を配置し、前記両常閉ドア(40,40)は、
基端縁(41)がドア開口(30)の両開口側縁(3
2,32)にそれぞれ垂直軸周りに開閉可能に枢着さ
れ、遊端縁(43,43)はドア開口(30)の上下に
係合する常閉ロック装置(45,45)により係止さ
れ、前記開閉ドア(50)は、基端縁(51)が前記両
常閉ドア(40,40)の一方の常閉ドア(40)の遊
端縁(43,43)に開閉可能に枢着され、開閉ドア
(50)の遊端縁(53)は他方の常閉ドア(40)の
遊端縁(43,43)に密接するよう配設されているこ
とを特徴とする項1に記載の冷凍運搬装置(10)。
【0008】3 前記開閉ドア(50)は、前記常閉ド
ア(40,40)の一部を開閉するよう配設されている
ことを特徴とする項1または2に記載の冷凍運搬装置
(10)。
【0009】4 前記冷凍荷室(20)を前後に仕切る
断熱用カーテン(60)が設けてあって、該断熱用カー
テン(60)を支持するよう、該冷凍荷室(20)の両
側壁(22,22)の上端部に案内レール(61,6
1)を対称的に水平に設置し、前記案内レール(61,
61)にカーテン案内バー(62)の両端を摺動可能に
係合支持し、該カーテン案内バー(62)に前記断熱用
カーテン(60)を吊下げ支持し、前記断熱用カーテン
(60)は、冷凍荷室(20)の横断面を隙間なく仕切
るよう、側端縁に冷凍荷室(20)側壁(22,22)
に接合する係合部材(66)を設けたことを特徴とする
項1,2または3に記載の冷凍運搬装置(10)。
【0010】5 前記断熱用カーテン(60)は、屏風
状に折畳み開閉可能に構成されていることを特徴とする
項4に記載の冷凍運搬装置(10)。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】前記本発明は次のように作用する。
【0015】冷凍運搬装置(10)は、冷凍荷室(2
0)の前端部(21)に配置した冷凍源(11)で室内
を低温に保ち、冷凍食品を配送し、後端部(25)のド
ア開口(30)から荷物を出し入れする。ドア開口(3
0)は、常閉ドア(40,40)と開閉ドア(50)と
で閉じられていて、必要により開閉可能となっており、
常閉ドア(40,40)は、配送中は原則として閉じら
れ、常閉ドア(40,40)とは別に開閉可能な開閉ド
ア(50)が、配送時の荷物の出し入れの際に利用され
る。
【0016】より具体的には、冷凍荷室(20)のドア
開口(30)は両側部と中央部とに区分されていて、両
側に常閉ドア(40,40)が前記のように配送時には
原則として閉じられ、常閉ドア(40,40)の間の開
閉ドア(50)が配送時の荷物の出し入れに利用され
る。
【0017】両常閉ドア(40,40)は、基地などで
大量の荷物を積込む時などに冷凍的に遮断された状態で
開閉ドア(50)とともに開かれ、ドア開口(30)が
全開される。すなわち、常閉ドア(40,40)は、配
送時には、遊端縁(43,43)が常閉ロック装置(4
5,45)によりドア開口(30)の上下に係合されて
常閉に係止され、常閉ロック装置(45,45)が解除
された時は、基端縁(41)がドア開口(30)の両開
口側縁(32,32)にそれぞれ垂直軸周りに回動して
開閉される。
【0018】開閉ドア(50)は、基端縁(51)が両
常閉ドア(40,40)の一方の常閉ドア(40)の遊
端縁(43,43)に開閉可能に枢着されて揺動開閉
し、閉じられている時、開閉ドア(50)の遊端縁(5
3)は他方の常閉ドア(40)の遊端縁(43,43)
に密接して冷凍荷室(20)を密閉している。
【0019】開閉ドア(50)は、遊端縁(53)が常
閉ドア(40,40)の上下に係合する開閉ロック装置
(55)により係止されるが、開閉ロック装置(55)
は、常閉ドア(40,40)の上下の巾内に収まるよう
配置される。それにより、テールゲートリフタ(70)
の荷載板(72)が冷凍荷室(20)の床面に連なる位
置まで上がってきても、テールゲートリフタ(70)に
干渉することなく開閉ドア(50)を開くことができる
ようになっている。
【0020】また、開閉ドア(50)は、常閉ドア(4
0,40)の一部を開閉するよう設けてあってもよく、
この場合、開閉ドア(50)は常閉ドア(40,40)
の一部をくり抜いた開口を開閉する。
【0021】さらに、冷凍荷室(20)は断熱用カーテ
ン(60)で前後に仕切られるようにしてもよく、断熱
用カーテン(60)は、案内レール(61,61)に沿
って前後に移動し、冷凍荷室(20)が満杯の時、断熱
用カーテン(60)は移動ストロークの後端に位置し、
荷物が少なくなるに従い前方に移動される。
【0022】断熱用カーテン(60)は、冷凍荷室(2
0)の両側壁(22,22)の上端部に対称的に水平に
設置された案内レール(61,61)に両端が摺動可能
に係合支持されたカーテン案内バー(62)に吊下げ支
持されていて、側端縁の係合部材(66)が冷凍荷室
(20)側壁(22,22)に接合することにより冷凍
荷室(20)の横断面を隙間なく仕切っている。断熱用
カーテン(60)は、具体的には例えば屏風状に折畳み
開閉可能に構成されており、荷物の出し入れの際、中央
部で分け、あるいは一枚もので側方に折り畳んで寄せて
おき、荷物を前部から後部に移して速やかに閉じる。
【0023】全体として、配送時の荷物の出し入れの手
順は次のようにするのが冷気を逃がさないために推奨さ
れる。
【0024】すなわち、先ず開閉ドア(50)を開いて
冷凍荷室(20)内に入り、すばやく開閉ドア(50)
を閉じる。断熱用カーテン(60)は閉じられているの
で、最も冷えた内気が直接に外に洩れだすことはない。
次に冷凍荷室(20)を仕切っている断熱用カーテン
(60)を開き、前部から後部に荷物を移動させ、断熱
用カーテン(60)を閉じる。断熱用カーテン(60)
を閉じてあるので、最も冷えた内気は断熱用カーテン
(60)を開いた時に冷凍荷室(20)内で前部から後
部に移動する分だけである。
【0025】そこで開閉ドア(50)を開いて外と導通
する。断熱用カーテン(60)で仕切られた後部が外気
に導通するが、最も冷えた前部は直接に外気に接するこ
とがない。開閉ドア(50)は冷凍荷室(20)のドア
開口(30)の一部を開くだけであるので、外気に逃げ
る冷凍容量は僅かである。そして、荷物は開閉ドア(5
0)を開いた開口から外に運び出され、運び出した後は
速やかに開閉ドア(50)は閉じられる。運びだされた
荷物は速やかに配送先の冷凍施設に搬入される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の一実施の形
態を示している。冷凍運搬装置10は、冷凍食品を配送
するものであって、本実施の形態では、貨物自動車Tに
設置されており、その他、貨物自動車Tに積載されるコ
ンテナやトレーラに装置される。冷凍運搬装置10は冷
凍荷室20を有していて、冷凍荷室20の前端部21に
冷凍源11を配置し、後端部25にドア開口30を設け
て成る。
【0027】ドア開口30は、常閉ドア40,40と開
閉ドア50とで冷凍荷室20のドア開口30を閉じるよ
う構成されており、開閉ドア50は、常閉ドア40,4
0とは別に開閉可能なよう配設されている。冷凍荷室2
0には、荷室を前後に仕切る前後に移動可能な断熱用カ
ーテン60が設けてある。また、ドア開口30の下開口
縁34を臨み荷物の出し入れ用に床面に連続した面を作
るテールゲートリフタ70が設けられている。
【0028】冷凍荷室20のドア開口30は、両側部と
中央部とに区分され、両側部に対応する両側に前記常閉
ドア40,40が配置され、常閉ドア40,40の間に
開閉ドア50が配置されている。
【0029】両常閉ドア40,40は、基端縁41,4
1がドア開口30の両開口側縁32,32にそれぞれヒ
ンジ42,42…により垂直軸周りに開閉可能に枢着さ
れ、遊端縁43,43はドア開口30の上下縁33,3
4に係合する常閉ロック装置45,45により係止され
ている。
【0030】常閉ロック装置45は、常閉ドア40の遊
端縁43に垂直方向にロックバー46を軸受部材46
a,46a…により枢支し、ロックバー46の上下端に
は爪47,47が固設され、中間部にはロック操作レバ
ー48が固設されて成り、ロック操作レバー48の操作
によりロックバー46を回動させ、爪47,47がドア
開口30の上下縁33,34に固設した爪受け49,4
9に系脱するようになっている。
【0031】ロック操作レバー48は常時は常閉ドア4
0の表面に設けられた係止部材48aに係止され、常閉
ドア40は開かないように拘束されている。
【0032】開閉ドア50は、基端縁51が両常閉ドア
40,40の一方の常閉ドア40の遊端縁43,43に
開閉可能にヒンジ52,52…により枢着され、開閉ド
ア50の遊端縁53は他方の常閉ドア40の遊端縁43
に密接するよう配設されている。
【0033】開閉ドア50には、遊端縁53を系脱する
開閉ロック装置55が設けられている。開閉ロック装置
55は、開閉ドア50の遊端縁53に垂直方向にロック
バー56を軸受部材56a,56a…により枢支し、ロ
ックバー56の上下端には爪57,57が固設され、中
間部にはロック操作レバー58が固設されて成り、ロッ
ク操作レバー58の操作によりロックバー56を回動さ
せ、爪57,57が常閉ドア40の遊端縁43に固設し
た爪受け59,59に系脱するようになっている。
【0034】開閉ロック装置55のロックバー56の下
端および下の爪受け59を常閉ドア40の面内に配設し
たのは、テールゲートリフタ70が上昇位置にあるとき
でも干渉することなく開閉ドア50を開閉することがで
きるようにするためである。
【0035】ロック操作レバー58は、貨物自動車Tの
走行中は開閉ドア50の表面に設けられた係止部材58
aに係止され、開閉ドア50が開かないように拘束さ
れ、停車して荷物の積み下しをする時はロック操作レバ
ー58を係止部材58aから外して解除操作をするもの
である。
【0036】断熱用カーテン60を支持するよう、冷凍
荷室20の両側壁22,22の上端部に案内レール6
1,61を対称的に水平に設置してある。案内レール6
1,61にはカーテン案内バー62の両端が摺動可能に
係合支持され、カーテン案内バー62に断熱用カーテン
60を吊下げ支持してある。断熱用カーテン60は、屏
風状に折畳み開閉可能に構成されている。
【0037】図4および図5でわかるように、案内レー
ル61は横向き溝状断面をしており、カーテン案内バー
62の端に固設されたシュー部材63に設けられたロー
ラ63a,63aが案内レール61の溝に摺動可能に嵌
合している。断熱用カーテン60の屏風片に摺動リング
64,64…が装着され、摺動リング64,64…にカ
ーテン案内バー62が挿通して断熱用カーテン60が横
開き可能になっている。断熱用カーテン60は中央部で
2分割され、分割された両側のカーテンをつなぐファス
ナ65,65…が両側のカーテンの先端縁に装着されて
いる。
【0038】また、断熱用カーテン60は、冷凍荷室2
0の横断面を隙間なく仕切るよう、その側端縁に冷凍荷
室20の側壁22,22に接合する係合部材66を設け
てある。本実施の形態では係合部材66は磁石であり、
側壁22に磁力で吸着し、位置を変更できるようになっ
ている。
【0039】ドア開口30の下開口縁34を臨み、冷凍
荷室20の床に連なる面と地上付近との間で昇降可能
で、かつ、使用しない時は貨物自動車Tの後面に畳み込
んでおけるテールゲートリフタ70が設けられている。
テールゲートリフタ70は、図示省略した駆動機構によ
り駆動されるリンク部材71の先に荷載板72を回動可
能に支持して成る。
【0040】前記のように、ロックバー56が常閉ドア
40の上下の巾内に納まっているので、テールゲートリ
フタ70の荷載板72が冷凍荷室20の床面に連なる位
置まで上がってきても干渉することなく開閉ドア50を
開くことができるようになっている。これに対し常閉ド
ア40の常閉ロック装置45のロックバー46はドア開
口30の上下縁33,34まで延びており、テールゲー
トリフタ70が上昇していたり畳まれているときに不用
意に開かないようになっている。
【0041】次に作用を説明する。冷凍運搬装置10
は、冷凍荷室20の前端部21に配置した冷凍源11で
室内を低温に保ち、冷凍食品を配送し、後端部25のド
ア開口30から荷物を出し入れする。冷凍荷室20は断
熱用カーテン60で前後に仕切られており、断熱用カー
テン60は、案内レール61,61に沿って前後に移動
し、冷凍荷室20が満杯の時、断熱用カーテン60は移
動ストロークの後端に位置し、荷物が少なくなるに従い
前方に移動される。
【0042】断熱用カーテン60は、冷凍荷室20の両
側壁22,22の上端部に対称的に水平に設置された案
内レール61,61に両端が摺動可能に係合支持された
カーテン案内バー62に吊下げ支持されていて、磁石で
ある側端縁の係合部材66が冷凍荷室20の側壁22,
22に吸着して接合することにより冷凍荷室20の横断
面を隙間なく仕切っている。
【0043】本実施の形態における断熱用カーテン60
は、屏風状に折畳み開閉可能に構成されており、荷物の
出し入れの際、中央部で分けることができるが、一枚も
ので側方に折り畳んで寄せるようにしてもよい。ファス
ナ65,65を離して断熱用カーテン60の中央部を開
き、冷凍荷室20内で荷物を前部から後部に移し、移し
たら速やかに両側のカーテンを閉じる。
【0044】冷凍荷室20の後端部25のドア開口30
は、常閉ドア40,40と開閉ドア50とで閉じられて
いて、必要により開閉可能となっており、常閉ドア4
0,40は、配送中は原則として閉じられ、常閉ドア4
0,40とは別に開閉可能な開閉ドア50が、配送時の
荷物の出し入れの際に利用される。
【0045】すなわち、冷凍荷室20のドア開口30は
両側部と中央部とに区分されていて、配送時には原則と
して閉じられ、常閉ドア40,40の間の開閉ドア50
が配送時の荷物の出し入れに利用される。
【0046】両常閉ドア40,40は、基地などで大量
の荷物を積込む時などに冷凍的に遮断された状態で開閉
ドア50とともに開かれ、ドア開口30が全開される。
すなわち、常閉ドア40,40は、配送時には、遊端縁
43,43が常閉ロック装置45,45によりドア開口
30の上下縁33,34に係合されて常閉に係止されて
いる。常閉ロック装置45では、爪47がドア開口30
側の爪受け49に嵌合し、ロック操作レバー48が係止
部材48aに係止されている。
【0047】ロック操作レバー48を係止部材48aか
ら外し、ロックバー46を回動させて爪47を爪受け4
9から外すことにより、常閉ロック装置45,45が解
除された時は、基端縁41がドア開口30の両開口側縁
32,32にそれぞれ垂直軸周りに回動して開閉され
る。
【0048】開閉ドア50は、基端縁51が両常閉ドア
40,40の一方の常閉ドア40の遊端縁43,43に
開閉可能に枢着されて揺動開閉し、閉じられている時、
開閉ドア50の遊端縁53は他方の常閉ドア40の遊端
縁43,43に密接して冷凍荷室20を密閉している。
常閉ドア40,40との間に設けられた開閉ロック装置
55では、貨物自動車Tの走行中は、ロック操作レバー
58を係止部材58aに係止させ、爪57を常閉ドア4
0に設けた爪受け49に嵌合させて開閉ドア50を拘束
している。
【0049】開閉ドア50を開くときは、開閉ロック装
置55のロック操作レバー58を持ってロックバー56
を回動させ、ロックバー56の上下の端に固設されてい
る爪57,57を常閉ドア40の遊端縁43に固設され
た爪受け59,59から外してロック解除する。す。ロ
ックバー56の下端および下の爪受け59が常閉ドア4
0の面内に配設されているので、テールゲートリフタ7
0が上昇位置にあるときでも干渉することなく開閉ドア
50を開閉することができる。
【0050】全体として、配送時の荷物の出し入れの手
順は次のようにするのが冷気を逃がさないために推奨さ
れる。すなわち、先ず開閉ドア50を開いて冷凍荷室2
0内に入り、すばやく開閉ドア50を閉じる。断熱用カ
ーテン60は閉じられているので、最も冷えた内気が直
接に外に洩れだすことはない。次にファスナ65,65
を離して冷凍荷室20を仕切っている断熱用カーテン6
0を両側に開き、前部から後部に荷物を移動させ、その
後速やかに断熱用カーテン60を閉じる。断熱用カーテ
ン60を閉じてあるので、最も冷えた内気は断熱用カー
テン60を開いた時に冷凍荷室20内で前部から後部に
移動する分だけである。
【0051】そこで開閉ドア50を開いて外と導通す
る。断熱用カーテン60で仕切られた後部が外気に導通
するが、最も冷えた前部は直接に外気に接することがな
い。開閉ドア50は冷凍荷室20のドア開口30の一部
を開くだけであるので、外気に逃げる冷凍容量は僅かで
ある。そして、荷物は開閉ドア50を開いた開口からテ
ールゲートリフタ70の荷載板72上に置くようにして
外に運び出され、運び出した後は速やかに開閉ドア50
は閉じられる。運びだされた荷物は速やかに配送先の冷
凍施設に搬入される。
【0052】図6は本発明の他の実施の形態を示してい
る。本実施の形態では、開閉ドア50aは、常閉ドア4
0aの一部を開閉するよう設けられている。この場合、
開閉ドア50は常閉ドア40aの一部をくり抜いた開口
を開閉する。
【0053】
【発明の効果】本発明にかかる冷凍運搬装置によれば、
荷物の出し入れの際、冷凍荷室と外気との導通を最小限
にすることができ、冷凍荷室の温度上昇を防止し、冷凍
食品の品質低下を防止するとともに、荷物の出し入れの
作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る冷凍運搬装置を示
す貨物自動車の一部を破断して示した斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る冷凍運搬装置を示
す貨物自動車の背面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る冷凍運搬装置を示
す貨物自動車の後部の側面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る冷凍運搬装置の断
熱用カーテンの要部正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る冷凍運搬装置の断
熱用カーテンの要部平面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る冷凍運搬装置を
示す貨物自動車の背面図である。
【符号の説明】 10…冷凍運搬装置 11…冷凍源 20…冷凍荷室 21…前端部 22…側壁 25…後端部 30…ドア開口 32…開口側縁 33…上開口縁 34…下開口縁 40…常閉ドア 41…基端縁 42…ヒンジ 43…遊端縁 45…常閉ロック装置 46…ロックバー 47…爪 48…ロック操作レバー 49…爪受け 50…開閉ドア 51…基端縁 52…ヒンジ 53…遊端縁 55…開閉ロック装置 56…ロックバー 57…爪 58…ロック操作レバー 59…爪受け 60…断熱用カーテン 61…案内レール 62…カーテン案内バー 63…シュー部材 63a…ローラ 64…摺動リング 65…ファスナ 70…テールゲートリフタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−148057(JP,A) 実開 平2−81385(JP,U) 実開 昭48−68316(JP,U) 実開 昭64−31866(JP,U) 実開 昭57−98942(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 3/20 F25D 23/06 302

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍食品を配送するものであって、冷凍荷
    室の前端部に冷凍源を配置し、後端部の外側下部にテー
    ルゲートリフタを配置し、後端部にドア開口を設けて成
    る冷凍運搬装置において、 前記ドア開口は、常閉ドアと開閉ドアとで冷凍荷室のド
    ア開口を閉じるよう構成し、該開閉ドアは、前記常閉ド
    アとは別に開閉可能なよう配設され、 前記開閉ドアは、遊端縁が前記常閉ドアの上下に係合す
    る開閉ロック装置により係止され、該開閉ロック装置
    は、前記常閉ドアの上下の巾内に収まるよう配置され、
    前記テールゲートリフタの荷載板が前記冷凍荷室の床面
    に連なる位置まで上がった際、該テールゲートリフタに
    対して前記開閉ドアが開いた時に干渉しないよう配置さ
    れていることを特徴とする冷凍運搬装置。
  2. 【請求項2】前記ドア開口を両側部と中央部とに区分し
    て、両側に常閉ドアを配置するとともに、常閉ドアの間
    に開閉ドアを配置し、 前記両常閉ドアは、基端縁がドア開口の両開口側縁にそ
    れぞれ垂直軸周りに開閉可能に枢着され、遊端縁はドア
    開口の上下に係合する常閉ロック装置により係止され、 前記開閉ドアは、基端縁が前記両常閉ドアの一方の常閉
    ドアの遊端縁に開閉可能に枢着され、開閉ドアの遊端縁
    は他方の常閉ドアの遊端縁に密接するよう配設されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の冷凍運搬装置。
  3. 【請求項3】前記開閉ドアは、前記常閉ドアの一部を開
    閉するよう配設されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の冷凍運搬装置。
  4. 【請求項4】前記冷凍荷室を前後に仕切る断熱用カーテ
    ンが設けてあって、該断熱用カーテンを支持するよう、
    該冷凍荷室の両側壁の上端部に案内レールを対称的に水
    平に設置し、 前記案内レールにカーテン案内バーの両端を摺動可能に
    係合支持し、該カーテン案内バーに前記断熱用カーテン
    を吊下げ支持し、 前記断熱用カーテンは、冷凍荷室の横断面を隙間なく仕
    切るよう、側端縁に冷凍荷室側壁に接合する係合部材を
    設けたことを特徴とする請求項1,2または3に記載の
    冷凍運搬装置。
  5. 【請求項5】前記断熱用カーテンは、屏風状に折畳み開
    閉可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記
    載の冷凍運搬装置。
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