JP2020168993A - 荷室仕切り構造 - Google Patents

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健太郎 工藤
淳志 沼辺
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淳志 沼辺
大輝 ▲桑▼原
大輝 ▲桑▼原
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Abstract

【課題】梁部材を車両前後方向にスムーズに移動できる荷室仕切り構造を提供する。【解決手段】荷室仕切り構造は、箱型の荷室10の内部にそれぞれ前後方向に延びるように設けられ、互いに荷室10の幅方向に間隔をおいて配置された一対のレール部材20と、一対のレール部材20にそれぞれ取付けられ、レール部材20に沿って前後方向に移動可能な一対のスライダ部30と、一対のスライダ部30に両端部が支持され、荷室10内を前後に仕切るための仕切り部材が吊るされる梁部材40と、を備え、各スライダ部30には、レール部材20に上方から接触する第1ローラと、レール部材20に下方から接触する第2ローラ又は摺動部が設けられ、各レール部材20には、前後方向に延び、第1ローラが上方から接触し走行する上側レールが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、荷室仕切り構造に関する。
近年、トラックやトレーラー等の車両の箱型荷室内を車両前後方向に仕切る荷室仕切り構造が知られている。また、荷室仕切り構造において、箱型荷室の側壁にそれぞれ固定され、車両前後方向に延びる一対のレールと、一対のレールにそれぞれ取付けられ、レールに沿って移動可能なスライダ部と、スライダ部によって両端が支持された梁部材と、梁部材から吊り下げられたカーテンとを備え、カーテンが荷室の前後方向に移動可能であるものが知られている。このような荷室仕切り構造が例えば特許文献1に開示されている。
実開昭58−41488号公報
しかし、前記荷室仕切り構造では、一対のスライダ部が車両の幅方向に並ぶ位置に配置されている時は問題無いが、一方のスライダ部が他方よりも車両の前側又は後側に配置されると、スライダ部内のローラがレールに引っ掛かる。この時、ローラに大きな力が加わり、ローラが走行できなくなる場合もある。ローラはプラスチック製であることが多いので、壊れやすい。このため、上記の状況は、梁部材の前後方向のスムーズな移動の妨げとなる。また、荷室内の作業者は短時間で作業を終わらせることを重要視するので、前述のようにローラがレールに引っ掛かった状態で、作業者が梁部材に前後方向の大きな力を加える場合も多い。この場合、スライダ部がレールから外れ、梁部材が落下する可能性もある。
上記の事情に鑑み、梁部材を車両前後方向にスムーズに移動できる荷室仕切り構造が望まれる。
本発明の一態様は、箱型の荷室の内部にそれぞれ前後方向に延びるように設けられ、互いに前記荷室の幅方向に間隔をおいて配置された一対のレール部材と、前記一対のレール部材にそれぞれ取付けられ、前記レール部材に沿って前記前後方向に移動可能な一対のスライダ部と、前記一対のスライダ部に両端部が支持され、前記荷室内を前後に仕切るための仕切り部材が吊るされる梁部材と、を備えた荷室仕切り構造であって、前記各スライダ部には、前記レール部材に上方から接触する第1ローラと、前記レール部材に下方から接触する第2ローラ又は摺動部材とが設けられ、前記各レール部材には、前記前後方向に延び、前記第1ローラが前記上方から接触し走行する上側レールが設けられている。
前記態様では、スライダ部には第1ローラおよび第2ローラが設けられている。第1ローラは、レール部材に上方から接触すると共に、レール部材上を前後方向に走行する。第2ローラは、レール部材に下方から接触すると共に、レール部材上を前後方向に走行する。このため、第2ローラによって第1ローラが安定してレール部材に接触した状態が維持される。当該構成により、梁部材を前後方向にスムーズに移動させることができる。
また、第1ローラはレール部材に設けられた上側レールに上方から接触している。このため、第1ローラは上側レールを安定して走行することになる。当該構成は、梁部材を前後方向にスムーズに移動させるために有利である。
上記態様によれば、梁部材を車両前後方向にスムーズに移動できる。
本発明の一実施形態に係る荷室仕切り構造の斜視図である。 本実施形態の荷室仕切り構造の梁部材およびスライダ部の斜視図である。 本実施形態の荷室仕切り構造の梁部材およびスライダ部の断面図である。 本実施形態の荷室仕切り構造のストッパの断面図である。 本実施形態の荷室仕切り構造の斜視図である。 本実施形態の荷室仕切り構造の第1変形例を示すスライダ部およびレール部材の模式図である。 本実施形態の荷室仕切り構造の第2変形例を示すスライダ部およびレール部材の模式図である。 本実施形態の荷室仕切り構造の第3変形例を示すスライダ部およびレール部材の模式図である。 本実施形態の荷室仕切り構造の第4変形例を示すスライダ部およびレール部材の断面図である。
本発明の一実施形態に係る荷室仕切り構造を、図面を参照しながら以下に説明する。
この棚システムは、図1に示すように、トラック等の車両の箱型の荷室10の内部における車両幅方向の両方の側壁11にそれぞれ固定されたレール部材20を有する。一対のレール部材20は車両前後方向に延びている。以下の説明では、車両幅方向と荷室幅方向は一致しており、車両前後方向と荷室前後方向も一致している。また、荷室幅方向および荷室前後方向をそれぞれ幅方向および前後方向と称する場合がある。なお、一対のレール部材20は互いに幅方向に間隔をおいて配置され、その間隔は好ましくは0.5m以上であり、より好ましくは1m以上である。一対のレール部材20の一方又は両方が荷室10の上面壁12に固定されてもよい。
各レール部材20は金属製であり、ステンレス等の鉄、アルミニウム等から成る。条件によっては、各レール部材20が硬質プラスチックを用いて形成されていてもよい。
図2および図3に示されるように、各レール部材20の上面には、レール部材20の全長に亘って前後方向に延びる上側レール21が形成されている。また、各レール部材20の下面には、レール部材20の全長に亘って前後方向に延びる下側レール22が形成されている。本実施形態では上側レール21および下側レール22は溝である。また、各レール部材20には、荷室10の幅方向の内側に向かって開口しており、レール部材20の全長に亘って前後方向に延びる側方溝23が設けられている。
図2〜4に示されるように、一対のレール部材20によって梁ユニットBUが支持されている。梁ユニットBUは、幅方向に延びる梁部材40と、梁部材40の両端部にそれぞれ設けられた一対のスライダ部30とを有する。
一対のスライダ部30はそれぞれ一対のレール部材20に取付けられ、レール部材20に沿って前後方向に移動可能である。
図3および図4に示されるように、スライダ部30は、金属製のスライダ本体31と、スライダ本体31に回転可能に取付けられたベアリングである2つの第1ローラ51と、スライダ本体31に回転可能に取付けられたベアリングである2つの第2ローラ52とを有する。つまり、第1ローラ51および第2ローラ52の外周面はベアリングの外輪から成る。ベアリングの外輪は硬い金属材料から成る。このため、ローラ51,52にベアリングの外輪を用いると、安価且つ確実にローラ51,52の強度を上げることができる。第1ローラ51は前後方向に間隔をおいて並んでおり、第2ローラ52も前後方向に間隔をおいて並んでいる。
スライダ本体31は、上下方向に延びると共に前後方向に延びる板状のベース部32と、ベース部32から荷室10の幅方向の内側に向かって延びる一対の内側延設部33と、を有する。各内側延設部33は前後方向および幅方向に延びる板状であり、一対の内側延設部33は互いに上下方向に間隔をおいて配置されている。
スライダ本体31には、そのベース部32から荷室10の幅方向の外側に向かって突出する突出部34が設けられている。図3に示されるように、突出部34の車両上下方向の寸法は、突出部34におけるベース部32側の部分(基端部)34aよりも突出部34の先端部34bの方が大きい。なお、車両上下方向は側方溝23の溝幅方向および荷室上下方向と一致している。以下の説明では、荷室上下方向を単に上下方向と称する場合がある。
側方溝23の開口部23aの上下方向の寸法は側方溝23の底側部23bの上下方向の寸法よりも小さい。また、開口部23aの上下方向の寸法は、突出部34の基端部34aの寸法よりも少し大きく、突出部34の先端部34bの寸法よりも小さい。突出部34は、その先端部34bが側方溝23の底側部23b内に収容される。このため、突出部34は側方溝23内を前後方向に動くことができるが、突出部34の荷室幅方向の内側への移動および上下方向の移動が側方溝23によって規制される。つまり、スライダ本体31は、レール部材20に沿って移動可能であるが、レール部材20に対する荷室幅方向の内側への移動および上下方向の移動が規制される。
図3に示されるように、ベース部32における上側の内側延設部33よりも上方には、各第1ローラ51に対応する孔32aであって、ベース部32を板厚方向に貫通する孔32aが設けられ、各孔32aにボルト(締結部材)35が挿通している。本実施形態では、荷室幅方向の外側にボルト35の頭部35aが配置され、孔32aを挿通したボルト35の雄ネジ部にナット36が螺合している。また、頭部35aとベース部32との間に第1ローラ51が配置され、ベアリングである第1ローラ51の内輪とベース部32との間にスペーサ51aが配置されている。スペーサ51aは一例では金属製のリング部材である。
これにより、各第1ローラ51は、荷室幅方向に延びる軸線周りに回転可能である。また、ボルト35を用いて各第1ローラ51がベース部32に取付けられているので、第1ローラ51のメンテナンス、交換等が容易である。
図2および図3に示されるように、各第1ローラ51の外周面は上側レール21の底面に上方から当接し、各第1ローラ51は上側レール21内を荷室前後方向に走行する。
図3に示されるように、ベース部32における下側の内側延設部33よりも下方にも、各下側ローラ52に対応する孔32aが設けられ、各孔32aにボルト(締結部材)35が挿通している。本実施形態では、荷室幅方向の外側にボルト35の頭部35aが配置され、孔32aを挿通したボルト35の雄ネジ部にナット36が螺合している。また、頭部35aとベース部32との間に第2ローラ52が配置され、ベアリングである第2ローラ52の内輪とベース部32との間にスペーサ52aが配置されている。スペーサ52aは一例では金属製のリング部材である。
これにより、各第2ローラ52は、荷室幅方向に延びる軸線周りに回転可能である。また、ボルト35を用いて各第2ローラ52がベース部32に取付けられているので、第2ローラ52のメンテナンス、交換等が容易である。
図2および図3に示されるように、各第2ローラ52の外周面は下側レール22の底面に下方から当接し、各第2ローラ52は下側レール22内を荷室前後方向に走行する。
好ましくは、第1ローラ51は互いに荷室前後方向に間隔をおいて配置されている。当該間隔は、一方の第1ローラ51と他方の第1ローラ51との間のスペースの最小値である。当該間隔は、例えば、1cm以上であることが好ましく、3cm以上であることがより好ましく、5cm以上であることが更に好ましい。
第2ローラ52も互いに荷室前後方向に間隔をおいて配置されている。当該間隔は、例えば、1cm以上であることが好ましく、3cm以上であることがより好ましい。
このように、第1ローラ51および第2ローラ52が上側レール21および下側レール22上を走行することにより、レール部材20に対するスライダ部30の姿勢が安定する。このため、スライダ部30がレール部材20に対して前後方向に移動する時に、側方溝23の内壁に突出部34が強く接触する状況、側方溝23に対して突出部34が斜めになる状況等が防止される。このため、スライダ部30がレール部材20に対して前後方向にスムーズに移動する。
図4に示されるように、梁部材40は、スライダ部30に軸部材Sを介してそれぞれ連結された一対の端部梁41と、一対の端部梁41が両端に挿入されている主梁42とを有する。端部梁41および主梁42は断面矩形状且つ筒状の部材から成り、主梁42の内形が端部梁41の外形よりもわずかに大きく形成されている。各端部梁41は主梁42に対して荷室幅方向に移動可能であり、これにより梁部材40が荷室幅方向に伸縮可能である(伸縮構造)。
本実施形態では軸部材Sはボルトである。図3に示されるように、本実施形態では、上側の軸部材Sは、端部梁41の上側の壁を上下方向に貫通すると共に、上側の内側延設部33を上下方向に貫通している。また、下側の軸部材Sも、端部梁41の下側の壁を上下方向に貫通すると共に、下側の内側延設部33を上下方向に貫通している。本実施形態の2つの内側延設部33は補強部材33aによって接続され、2つの軸部材Sの先端部は補強部材33a内のネジ孔に螺合している。
当該構造により、スライダ部30に対する梁部材40の荷室前後方向の傾動が許容されている。つまり、軸部材Sは傾動連結部を構成している。
各スライダ部30には、ストッパ60が設けられている。本実施形態では、ストッパ60は、図4に示されるように、スライダ部30の一部に固定されている。例えば、スライダ部30にストッパ固定部材37が固定され、ストッパ固定部材37にストッパ60のハウジング61が固定されている。
図4に示されるように、ハウジング61には荷室幅方向に延びるガイド孔61aが設けられている。ガイド孔61aは、周知のガイド溝であってもよく、周知のガイドレールであってもよい。ストッパ60は、ガイド孔61aに沿って移動する可動部材62と、可動部材62における荷室幅方向の内側端に連結されたリンク部材63と、リンク部材63の荷室幅方向の内側端に連結された操作部材64とを有する。また、ストッパ60は、可動部材62の荷室幅方向の外側端に固定された弾性体65を有する。弾性体65はゴム、シリコン等のゴム状弾性を有する材料から成る。弾性体65がプラスチック材料、金属材料等から成る場合もある。
操作部材64はハウジング61に揺動可能に支持されている。操作部材64の揺動軸線64aは、上下方向に延びている。操作部材64の荷室幅方向の外側端の第1の位置が前述のようにリンク部材63に連結され、操作部材64における第2の位置に揺動軸線64aが配置されている。第2の位置は第1の位置よりも操作部材64の長さ方向の中央側に配置されている。リンク部材63は、操作部材64および可動部材62に対し、上下方向に延びる軸線周りに揺動可能である。
当該構成によって、操作部材64を揺動軸線64a周りの一方に揺動させることにより、弾性体65がレール部材20に押付けられ、レール部材20に対してスライダ部30が前後方向に動かなくなる。また、操作部材64を揺動軸線64a周りの他方に揺動させると、弾性体65がレール部材20から離れ、レール部材20に対してスライダ部30が前後方向に移動可能となる。
梁部材40の主梁42はアルミニウム等の金属製であり、押出成形により形成されている。主梁42の断面は矩形状であり、主梁42は中空状である。このため、主梁42は安価に製造され、軽量であり、さらに曲げ、ねじり、こじり等に対する強度を有する。
図1に示されるように、梁部材40の主梁42の下面には単一又は複数のカーテンレール70が固定されている。カーテンレール70としては周知のカーテンレールを用いることが可能である。カーテンレール70は下方に開口する溝71を有しており、溝71に周知の複数のカーテンランナーが取付けられている。また、複数のカーテンランナーによって仕切り部材72がカーテンレール70に吊り下げられている。つまり、梁部材40から仕切り部材72が吊り下げられている。
なお、本実施形態では仕切り部材72はスライド式カーテンであるが、ロールカーテンであってもよく、仕切り部材72はプラスチック、布、シリコン、ゴム等から成るシート部材であってもよい。カーテンレール70は仕切り部材72の種類に応じて用いられない場合がある。
本実施形態では、スライダ部には第1ローラ51および第2ローラ52が設けられている。第1ローラ51は、レール部材20に上方から接触すると共に、レール部材20上を前後方向に走行する。第2ローラ52は、レール部材20に下方から接触すると共に、レール部材20上を前後方向に走行する。このため、第2ローラ52によって第1ローラ51が安定してレール部材20に接触した状態が維持される。当該構成により、梁部材40を前後方向にスムーズに移動させることができる。
また、第1ローラ51はレール部材20に設けられた上側レール21の底面に上方から接触している。このため、第1ローラ51は上側レール21を安定して走行することになる。当該構成は、梁部材40を前後方向にスムーズに移動させるために有利である。
さらに、第2ローラ52もレール部材20に設けられた下側レール22の底面に下方から接触する。このため、第2ローラ52は下側レール22を安定して走行することになる。当該構成も、梁部材40を前後方向にスムーズに移動させるために有利である。
なお、第1ローラ51および第2ローラ52の外周面に、その全周に亘って連続するV溝又はU溝が設けられてもよい。この場合、レール部材20の上側レール21および下側レール22は、荷室前後方向に延びる断面逆V形状、断面逆U形状等の突条レールとなる。この場合でも、上記実施形態と同様に、第1ローラ51および第2ローラ52が上側レール21および下側レール22と荷室幅方向に係合する。このため、前述と同様の作用効果を奏する。
なお、図8に示されるように、第2ローラ52の代わりに、ボルト35によって摺動部材53がベース部32に固定され、摺動部材53が下側レール22上を前後方向に摺動してもよい。この場合でも、摺動部材53によって第1ローラ51が安定してレール部材20に接触した状態が維持される。
また、図6に示されるように、第2ローラ52が単数であってもよい。この場合でも、第1ローラ51が複数設けられ、第2ローラ52によって第1ローラが上側レール21に当接した状態が維持される。このため、前述と同様の作用効果を奏し得る。
また、図7に示されるように、第1ローラ51が単数であってもよい。この場合でも、第2ローラ52が複数設けられ、第1ローラ51によって第2ローラが下側レール22に当接又は近接した状態が維持される。このため、前述と同様の作用効果を奏し得る。
また、図9に示されるように、第1ローラ51が第2ローラ52の下側に配置される場合もある。この場合でも、第1ローラ51はレール部材20の上側レール21に上方から接触し、第2ローラ52はレール部材20の下側レール22に下方から接触する。この場合、上側レール21は上側に開口する溝であり、下側レール22は下側に開口する溝であるとも言える。当該構成でも、前述と同様の作用効果を奏し得る。
上記実施形態では、第1ローラ51の外周面はベアリングの外輪から成る。このため、上記のように梁部材40の前後方向へのスムーズな移動が長期に亘って実現される。また、ベアリングを用いることにより、強度が高く、スムーズに転動する第1ローラ51を安価に実現することができる。
また、上記実施形態では、スライダ部30には、荷室幅方向の外側に向かって突出する突出部34が設けられている。突出部34の一部はレール部材20に設けられた側方溝23内に配置され、突出部34は側方溝23によって荷室幅方向の内側への移動が規制されている。このため、荷室10内の作業者は、梁部材40の落下を懸念する必要が無くなる。
なお、トラック等の車両は、道路の状態、走行速度等に応じて、上下方向に大きく揺れ、当該揺れにより梁部材40に上下方向の大きな力が加わる場合がある。この時、突出部34が無いと、第1ローラ51、第2ローラ52等が破損する場合もある。当該破損は、梁部材40の落下を招来する可能性がある。
好ましくは、車両が走行していない状態では、第1ローラ51が上側レール21に接触しており、突出部34が側方溝23に接触していない。当該構成も、梁部材40を前後方向にスムーズに移動させるために有利である。例えば、突出部34の外周面と側方溝23との間には1mm以上の隙間が形成されている。この場合、作業者が梁部材40に大きな力を加えた場合でも、突出部34は側方溝23に接触しない、又は、大きな力で接触しない。
また、上記実施形態では、第1ローラ51および第2ローラ52によってレール部材20に対するスライダ部30の移動が規制されている。このため、突出部34が側方溝23と接触している場合でも、その接触部に生ずる面圧が低減され、梁部材40を前後方向にスムーズに移動させることができる。
一例では、第1ローラ51の外輪の幅寸法に対して、上側レール21の底面の幅寸法は僅かに大きい。また、上側レール21の両側面の互いの距離は、上側レール21の底面側よりも開口部側で大きくなっている。つまり、上側レール21の両側面は開口部側に向かって傾斜している。一例では、図3に示されるように、第1ローラ51の中心軸線に直交する方向(鉛直方向)と上側レール21の溝の側面とが成す角度αは1.5°以上であり、2°以上であることがより好ましい。上側レール21の深さは、好ましくは1mm以上であり、より好ましくは3mm以上である。このように上側レール21が十分に深いと、第1ローラ51の脱落が効果的に防止される。また、前述の側面の傾斜によって、第1ローラ51がスムーズに走行する。
上記実施形態では、梁部材40の両端部は、それぞれ軸部材S(傾動連結部)を介して一対のスライダ部30に支持されている。このため、一対のスライダ部30のうち一方が他方よりも荷室前方に移動した場合でも、スライダ部30にねじりの力が加わり難い。このため、各ローラ51,52の変形又は破損が防止され、各ローラ51,52の取付け部の変形又は破損も防止される。
上記実施形態では、梁部材40に伸縮構造が設けられ、軸部材S(傾動連結部)によって梁部材40がスライダ部30に対して前後方向に傾動する際に、スライダ部30間の距離に応じて伸縮構造が伸縮する。このため、梁部材40が傾動した際の各ローラ51,52の変形又は破損が防止され、各ローラ51,52の取付け部の変形又は破損も防止される。また、梁部材40が傾動した際でも、梁部材40を前後方向にスムーズに移動させることができる。
なお、伸縮構造を梁部材40における荷室幅方向の一方だけに設けても同様の作用効果を奏する。また、梁部材40とスライダ部30との連結部に伸縮構造を設けることも可能である。
また、上記実施形態では、梁部材40の主梁42は、押出成形により形成された筒状部材である。このため、梁部材40は軽量であると共に梁部材40の強度が高い。また、梁部材40を安価に製造することができる。
なお、突出部34の前後方向の両端に面取りを設けることが好ましい。各面取りは、前後方向の3mm以上の範囲に設けられる。各面取りが前後方向と成す角度は10〜30°であることが好ましい。当該構成は、梁部材40を前後方向にスムーズに移動させるために有利である。
なお、図3に示されるように、突出部34の先端面34cに凹部34dが設けられていることが好ましい。当該凹部34dは、突出部34の荷室前後方向の全体に亘って設けられる。この場合、レール部材20を荷室10に固定するためのリベット等の締結部材が側方溝23内に突出していても、締結部材と突出部34との接触が回避される。
10 荷室
11 側壁
12 上面壁
20 レール部材
21 上側レール
22 下側レール
23 側方溝
30 スライダ部
31 スライダ本体
32 ベース部
33 内側延設部
34 突出部
35 ボルト
40 梁部材
41 端部梁
42 主梁
51 第1ローラ
52 第2ローラ
53 摺動部材
60 ストッパ
70 カーテンレール
72 仕切り部材
BU 梁ユニット

Claims (10)

  1. 箱型の荷室の内部にそれぞれ前後方向に延びるように設けられ、互いに前記荷室の幅方向に間隔をおいて配置された一対のレール部材と、
    前記一対のレール部材にそれぞれ取付けられ、前記レール部材に沿って前記前後方向に移動可能な一対のスライダ部と、
    前記一対のスライダ部に両端部が支持され、前記荷室内を前後に仕切るための仕切り部材が吊るされる梁部材と、を備えた荷室仕切り構造であって、
    前記各スライダ部には、前記レール部材に上方から接触する第1ローラと、前記レール部材に下方から接触する第2ローラ又は摺動部材とが設けられ、
    前記各レール部材には、前記前後方向に延び、前記第1ローラが前記上方から接触し走行する上側レールが設けられている、荷室仕切り構造。
  2. 前記各スライダ部には、前記レール部材に下方から接触する第2ローラが設けられ、
    前記各レール部材には、前記前後方向に延び、前記第2ローラが前記下方から接触し走行する下側レールが設けられている、請求項1に記載の荷室仕切り構造。
  3. 前記各スライダ部は、前記前後方向に並ぶ複数の前記第1ローラを有する、請求項1又は2に記載の荷室仕切り構造。
  4. 前記各スライダ部は、前記前後方向に並ぶ複数の前記第2ローラを有する、請求項1〜3の何れかに記載の荷室仕切り構造。
  5. 前記各スライダ部には、前記荷室の前記幅方向の外側に向かって突出する突出部が設けられ、
    前記各レール部材には、前記突出部の少なくとも先端部側を収容し、前記前後方向に延びる側方溝が設けられ、
    前記突出部は前記側方溝によって前記荷室の前記幅方向の内側に向かう移動が規制されている、請求項1〜4の何れかに記載の荷室仕切り構造。
  6. 前記梁部材の両端部は、それぞれ傾動連結部を介して前記一対のスライダ部に支持されており、
    前記傾動連結部は、前記スライダ部に対する前記梁部材の前記前後方向の傾動を許容するものである、請求項1〜5の何れかに記載の荷室仕切り構造。
  7. 前記一対のスライダ部のうち少なくとも1つと前記梁部材との連結部、又は、前記梁部材に伸縮構造が設けられ、
    前記伸縮構造は、前記傾動連結部により前記梁部材が前記スライダ部に対し傾動する際の前記スライダ部間の距離の変化に応じて伸縮する、請求項6に記載の荷室仕切り構造。
  8. 前記第1ローラの外周面は、ベアリングの外輪から成る、請求項1〜7の何れかに記載の荷室仕切り構造。
  9. 前記スライダ部又は前記梁部材の端部に設けられ、前記スライダ部の前記前後方向の移動を規制するストッパをさらに備える、請求項1〜8の何れかに記載の荷室仕切り構造。
  10. 前記梁部材は、押出成形によって形成された筒状部材から成る、請求項1〜9の何れかに記載の荷室仕切り構造。
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