JPH07321587A - 減衰装置 - Google Patents
減衰装置Info
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- JPH07321587A JPH07321587A JP7011882A JP1188295A JPH07321587A JP H07321587 A JPH07321587 A JP H07321587A JP 7011882 A JP7011882 A JP 7011882A JP 1188295 A JP1188295 A JP 1188295A JP H07321587 A JPH07321587 A JP H07321587A
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- fet
- attenuator
- unit step
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- attenuation
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H11/00—Networks using active elements
- H03H11/02—Multiple-port networks
- H03H11/24—Frequency-independent attenuators
- H03H11/245—Frequency-independent attenuators using field-effect transistor
Landscapes
- Networks Using Active Elements (AREA)
- Attenuators (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 減衰量の種類が増えても通過損失およびレイ
アウト面積の増大を可及的に防止することを可能にす
る。 【構成】 スイッチ用FET5と、このスイッチ用FE
Tに並列に接続される減衰用抵抗6と、シャットダウン
用抵抗7,8とを有している単位ステップ減衰器4と、
電流源FET231 ,232 ,233 を有し、スイッチ
用FETのゲートに流れ込む電流値を電流源FETによ
って制御する電流源回路201 ,202 ,203 と、を
備えていることを特徴とする。
アウト面積の増大を可及的に防止することを可能にす
る。 【構成】 スイッチ用FET5と、このスイッチ用FE
Tに並列に接続される減衰用抵抗6と、シャットダウン
用抵抗7,8とを有している単位ステップ減衰器4と、
電流源FET231 ,232 ,233 を有し、スイッチ
用FETのゲートに流れ込む電流値を電流源FETによ
って制御する電流源回路201 ,202 ,203 と、を
備えていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ可変減衰器を有
する減衰装置に関するものである。
する減衰装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アナログ回路に必要な可変減衰
器にはステップ型減衰器が用いられる。このステップ型
減衰器は単位ステップ減衰器をn(≧1)段直列に接続
することによって構成され、π型とT型の2種類があ
る。
器にはステップ型減衰器が用いられる。このステップ型
減衰器は単位ステップ減衰器をn(≧1)段直列に接続
することによって構成され、π型とT型の2種類があ
る。
【0003】従来のπ型可変減衰器の構成を図4に示
す。この従来のπ型可変減衰器は3個のπ型単位ステッ
プ減衰器41 ,42 ,43 を直列に接続したものであ
る。各単位ステップ減衰器4i (i=1,2,3)は、
π型に配置された3個の抵抗6i,7i ,8i と、抵抗
6i に並列に接続されたスイッチ用FET(Field Effe
ctTransistor )5i と、このスイッチ用FET5i の
ゲートに接続された高抵抗値の抵抗3i と、抵抗7i に
直列に接続されたトランスファゲート9i と、抵抗8i
に直列に接続されたトランスファゲート10i と、直流
カット用キャパシタ11i ,12i とを備えている。
す。この従来のπ型可変減衰器は3個のπ型単位ステッ
プ減衰器41 ,42 ,43 を直列に接続したものであ
る。各単位ステップ減衰器4i (i=1,2,3)は、
π型に配置された3個の抵抗6i,7i ,8i と、抵抗
6i に並列に接続されたスイッチ用FET(Field Effe
ctTransistor )5i と、このスイッチ用FET5i の
ゲートに接続された高抵抗値の抵抗3i と、抵抗7i に
直列に接続されたトランスファゲート9i と、抵抗8i
に直列に接続されたトランスファゲート10i と、直流
カット用キャパシタ11i ,12i とを備えている。
【0004】そして各単位ステップ減衰器4i はπ型に
配置された3個の抵抗6i ,7i ,8i と、スイッチ用
FET5i のON/OFF抵抗によって減衰量は決定さ
れ、減衰器として動作させる場合には、スイッチ用FE
T5i のゲートに入力する制御信号によってスイッチ用
FET5i をオフにするとともに、制御信号13i ,1
4i によってトランスファゲート9i ,10i を各々オ
ンにする。また、減衰器として動作させないで、入力端
90に入力されたRF(Radio Frequency )信号を単に
通過させる場合には、スイッチ用FET5i をオンにす
るとともにトランスファゲート9i ,10i をオフにす
る。
配置された3個の抵抗6i ,7i ,8i と、スイッチ用
FET5i のON/OFF抵抗によって減衰量は決定さ
れ、減衰器として動作させる場合には、スイッチ用FE
T5i のゲートに入力する制御信号によってスイッチ用
FET5i をオフにするとともに、制御信号13i ,1
4i によってトランスファゲート9i ,10i を各々オ
ンにする。また、減衰器として動作させないで、入力端
90に入力されたRF(Radio Frequency )信号を単に
通過させる場合には、スイッチ用FET5i をオンにす
るとともにトランスファゲート9i ,10i をオフにす
る。
【0005】したがって、今、単位ステップ減衰器
41 ,42 ,43 の減衰量が各々4dB、8dB、16
dBであるとすると、単位ステップ減衰器41 のみを減
衰器として動作させ、他の単位ステップ減衰器42 ,4
3 を減衰器として動作させなければ、入力端90に入力
されたRF信号は出力端100において4dB減衰され
る。また、ステップ減衰器41 ,42 のみを減衰器とし
て動作させれば減衰量は12dB(=4dB+8dB)
となり、単位ステップ減衰器41 と43 のみを減衰器と
して動作させれば減衰量は20dB(=4dB+16d
B)となり、単位ステップ減衰器41 ,42 ,43 を減
衰器として動作させれば、減衰量は28dB(=4dB
+8dB+16dB)となる。
41 ,42 ,43 の減衰量が各々4dB、8dB、16
dBであるとすると、単位ステップ減衰器41 のみを減
衰器として動作させ、他の単位ステップ減衰器42 ,4
3 を減衰器として動作させなければ、入力端90に入力
されたRF信号は出力端100において4dB減衰され
る。また、ステップ減衰器41 ,42 のみを減衰器とし
て動作させれば減衰量は12dB(=4dB+8dB)
となり、単位ステップ減衰器41 と43 のみを減衰器と
して動作させれば減衰量は20dB(=4dB+16d
B)となり、単位ステップ減衰器41 ,42 ,43 を減
衰器として動作させれば、減衰量は28dB(=4dB
+8dB+16dB)となる。
【0006】このようにして3個の単位ステップ減衰器
を組合せることによって4,8,12,16,20,2
4,28dBの減衰量を作ることができる。
を組合せることによって4,8,12,16,20,2
4,28dBの減衰量を作ることができる。
【0007】なお、図4において制御信号21 ,22 ,
23 ,131 ,132 ,133 ,141 ,142 ,14
3 は図示しない制御部から送出されてくる。またキャパ
シタ1,30は直流カット用キャパシタである。
23 ,131 ,132 ,133 ,141 ,142 ,14
3 は図示しない制御部から送出されてくる。またキャパ
シタ1,30は直流カット用キャパシタである。
【0008】また、従来のT型の可変減衰器の例を図5
に示す。このT型の可変減衰器は4個のT型単位ステッ
プ減衰器601 ,602 ,603 ,604 を直列に接続
したものであって、各単位ステップ減衰器60i は、ス
イッチ用FET62i と、このスイッチ用FET62i
のゲートに接続された高抵抗値の抵抗68i と、トラン
スファゲート65i と、このトランスファゲート65i
を介してT型配置された3個の抵抗63i ,64i ,6
6i と、トランスファゲート65i のゲートに接続され
た抵抗67i とを有している。なお、抵抗63i ,64
i を直列に接続した直列回路はスイッチ用FETと並列
に接続されている。
に示す。このT型の可変減衰器は4個のT型単位ステッ
プ減衰器601 ,602 ,603 ,604 を直列に接続
したものであって、各単位ステップ減衰器60i は、ス
イッチ用FET62i と、このスイッチ用FET62i
のゲートに接続された高抵抗値の抵抗68i と、トラン
スファゲート65i と、このトランスファゲート65i
を介してT型配置された3個の抵抗63i ,64i ,6
6i と、トランスファゲート65i のゲートに接続され
た抵抗67i とを有している。なお、抵抗63i ,64
i を直列に接続した直列回路はスイッチ用FETと並列
に接続されている。
【0009】このT型の可変減衰器もπ型の場合と同様
に4個の単位ステップ減衰器601,602 ,603 ,
604 を組合せることによって減衰量を可変とするもの
である。
に4個の単位ステップ減衰器601,602 ,603 ,
604 を組合せることによって減衰量を可変とするもの
である。
【0010】なお、スイッチ用FET62i (π型では
FET5i )のゲートに高抵抗値の抵抗68i (π型で
はFET3i )が接続されているのは、上記FETは電
圧駆動型であるため、ゲート電流を低減する必要がある
ことと、制御部の影響を抑制するためである。
FET5i )のゲートに高抵抗値の抵抗68i (π型で
はFET3i )が接続されているのは、上記FETは電
圧駆動型であるため、ゲート電流を低減する必要がある
ことと、制御部の影響を抑制するためである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の減衰
器においては、減衰量が減衰用抵抗とこの減衰用抵抗に
並列に接続されたスイッチ用FETのオン/オフ抵抗に
よって決定される単位ステップ減衰器を組合せることに
よってその減衰量を設定している。このため減衰量の種
類が増えれば、それだけ単位ステップ減衰器の数、すな
わち、スイッチ用FETの数を増やす必要があった。こ
こで可変減衰器を差動させない状態すなわち、スイッチ
用FETをオンさせた状態で、RF信号を通過させたと
きの損失を通過損失と定義すると、この通過損失はスイ
ッチ用FETのオン抵抗に起因するため、減衰量の種類
が増えれば大きくなるという問題があった。
器においては、減衰量が減衰用抵抗とこの減衰用抵抗に
並列に接続されたスイッチ用FETのオン/オフ抵抗に
よって決定される単位ステップ減衰器を組合せることに
よってその減衰量を設定している。このため減衰量の種
類が増えれば、それだけ単位ステップ減衰器の数、すな
わち、スイッチ用FETの数を増やす必要があった。こ
こで可変減衰器を差動させない状態すなわち、スイッチ
用FETをオンさせた状態で、RF信号を通過させたと
きの損失を通過損失と定義すると、この通過損失はスイ
ッチ用FETのオン抵抗に起因するため、減衰量の種類
が増えれば大きくなるという問題があった。
【0012】この問題を解消するために、スイッチ用F
ETのゲート幅を大きくして、スイッチ用FETのドレ
インからソースにRF信号が通る際のオン抵抗を下げる
ことが考えられる。しかし、ゲート幅を大きくすること
はレイアウト面積が大きくなるとともにFETの寄生容
量の増大につながり、この結果、周波数特定を劣化させ
るという問題が生じる。
ETのゲート幅を大きくして、スイッチ用FETのドレ
インからソースにRF信号が通る際のオン抵抗を下げる
ことが考えられる。しかし、ゲート幅を大きくすること
はレイアウト面積が大きくなるとともにFETの寄生容
量の増大につながり、この結果、周波数特定を劣化させ
るという問題が生じる。
【0013】また、単位ステップ減衰器の減衰量誤差
を、製造プロセスの変動に起因したスイッチ用FETの
性能のバラツキと定義すると、単位ステップ減衰器の数
が多くなれば、全ての単位ステップ減衰器の減衰量を加
算した最大減衰量における減衰量誤差が大きくなるとと
もに、可変減衰器の設定可能な減衰量における誤差が違
ってくるという問題がある。例えば図4に示す可変減衰
器において、各単位ステップ減衰器4i の減衰誤差を±
0.5dBとすると、可変減衰器の減衰量が4,8,1
6dBの場合、減衰誤差は±0.5dBであり、減衰量
が12,20,24dBの場合は減衰誤差は±1.0d
Bであり、減衰量が28dBの場合は減衰誤差は±1.
5dBとなる。
を、製造プロセスの変動に起因したスイッチ用FETの
性能のバラツキと定義すると、単位ステップ減衰器の数
が多くなれば、全ての単位ステップ減衰器の減衰量を加
算した最大減衰量における減衰量誤差が大きくなるとと
もに、可変減衰器の設定可能な減衰量における誤差が違
ってくるという問題がある。例えば図4に示す可変減衰
器において、各単位ステップ減衰器4i の減衰誤差を±
0.5dBとすると、可変減衰器の減衰量が4,8,1
6dBの場合、減衰誤差は±0.5dBであり、減衰量
が12,20,24dBの場合は減衰誤差は±1.0d
Bであり、減衰量が28dBの場合は減衰誤差は±1.
5dBとなる。
【0014】このように各減衰量に対する誤差の非線形
性は、システム設計をより複雑にしていた。この減衰量
誤差の不均一性という問題を解決するために単位ステッ
プ減衰器の数を増やすこと例えば最大減衰量(例えば2
8dB)の減衰量を有する単位ステップ減衰器を新たに
設けること等が考えられるが、このことは上述したよう
にレイアウト面積の増大と通過損失の増大という問題を
引き起こす。
性は、システム設計をより複雑にしていた。この減衰量
誤差の不均一性という問題を解決するために単位ステッ
プ減衰器の数を増やすこと例えば最大減衰量(例えば2
8dB)の減衰量を有する単位ステップ減衰器を新たに
設けること等が考えられるが、このことは上述したよう
にレイアウト面積の増大と通過損失の増大という問題を
引き起こす。
【0015】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、減衰量の種類が増えても通過損失とレイアウ
ト面積の増加を可及的に防止することのできる減衰装置
を提供することを目的とする。
であって、減衰量の種類が増えても通過損失とレイアウ
ト面積の増加を可及的に防止することのできる減衰装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による減衰装置の
第1の態様によれば、スイッチ用FETと、このスイッ
チ用FETに並列に接続される減衰用抵抗と、シャット
ダウン用抵抗とを有している単位ステップ減衰器と、電
流源FETを有し、前記スイッチ用FETのゲートに流
れ込む電流値を前記電流源FETによって制御する電流
源回路と、を備えていることを特徴とする。
第1の態様によれば、スイッチ用FETと、このスイッ
チ用FETに並列に接続される減衰用抵抗と、シャット
ダウン用抵抗とを有している単位ステップ減衰器と、電
流源FETを有し、前記スイッチ用FETのゲートに流
れ込む電流値を前記電流源FETによって制御する電流
源回路と、を備えていることを特徴とする。
【0017】また本発明による減衰装置の第2の態様に
よれば、スイッチ用FETと、このスイッチ用FETに
並列に接続される減衰用抵抗と、シャットダウン用抵抗
を有している単位ステップ減衰器と、前記スイッチ用F
ETのオン抵抗またはオフ抵抗を制御するプルダウン用
FETと、を備えていることを特徴とする。
よれば、スイッチ用FETと、このスイッチ用FETに
並列に接続される減衰用抵抗と、シャットダウン用抵抗
を有している単位ステップ減衰器と、前記スイッチ用F
ETのオン抵抗またはオフ抵抗を制御するプルダウン用
FETと、を備えていることを特徴とする。
【0018】また本発明による減衰装置の第3の態様に
よれば、各々がスイッチ用FETおよびこのスイッチ用
FETに並列に接続される減衰用抵抗を有している、直
列に接続された複数の単位ステップ減衰器を備えている
ステップ型減衰器と、前記直列に接続された複数の単位
ステップ減衰器の前段に設けられる第1のトランスファ
ゲートと、前記第1のトランスファゲートおよびおよび
前記ステップ型減衰器からなる直列回路に並列に接続さ
れる第2のトランスファゲートと、を備えていることを
特徴とする。
よれば、各々がスイッチ用FETおよびこのスイッチ用
FETに並列に接続される減衰用抵抗を有している、直
列に接続された複数の単位ステップ減衰器を備えている
ステップ型減衰器と、前記直列に接続された複数の単位
ステップ減衰器の前段に設けられる第1のトランスファ
ゲートと、前記第1のトランスファゲートおよびおよび
前記ステップ型減衰器からなる直列回路に並列に接続さ
れる第2のトランスファゲートと、を備えていることを
特徴とする。
【0019】
【作用】上述のように構成された本発明の第1の態様に
よれば、電流源回路の電流源FETによってスイッチ用
FETのゲート電流が制御される。これにより、減衰量
は単位ステップ減衰器および電流源FETによって決定
され、減衰量が増えた場合は電流源回路を増すことによ
って対応することが可能となり、通過損失及びレイアウ
ト面積の増大を可及的に防止することができる。
よれば、電流源回路の電流源FETによってスイッチ用
FETのゲート電流が制御される。これにより、減衰量
は単位ステップ減衰器および電流源FETによって決定
され、減衰量が増えた場合は電流源回路を増すことによ
って対応することが可能となり、通過損失及びレイアウ
ト面積の増大を可及的に防止することができる。
【0020】また上述のように構成された本発明の第2
の態様によれば、プルダウン用FETによってFETの
オン抵抗またはオフ抵抗が制御される。これによりプロ
セス変動に起因するスイッチ用FETの性能変動を考慮
してスイッチ用FETのオン抵抗またはオフ抵抗を制御
することが可能となり、単位ステップ減衰器の減衰量誤
差を制御することができる。
の態様によれば、プルダウン用FETによってFETの
オン抵抗またはオフ抵抗が制御される。これによりプロ
セス変動に起因するスイッチ用FETの性能変動を考慮
してスイッチ用FETのオン抵抗またはオフ抵抗を制御
することが可能となり、単位ステップ減衰器の減衰量誤
差を制御することができる。
【0021】また上述のように構成された本発明の第2
の態様によれば、プルダウン用FETによってスイッチ
用FETのオン抵抗またはオフ抵抗が制御される。これ
によりプロセス変動に起因するスイッチ用FETの性能
変動を考慮してスイッチ用FETのオン抵抗またはオフ
抵抗を制御することが可能となり、単位ステップ減衰器
の減衰量誤差を制御することができる。
の態様によれば、プルダウン用FETによってスイッチ
用FETのオン抵抗またはオフ抵抗が制御される。これ
によりプロセス変動に起因するスイッチ用FETの性能
変動を考慮してスイッチ用FETのオン抵抗またはオフ
抵抗を制御することが可能となり、単位ステップ減衰器
の減衰量誤差を制御することができる。
【0022】また上述のように構成された本発明の第3
の態様によれば、ステップ型減衰器を減衰器として使用
する場合は第1のトランスファゲートをオン状態に、第
2のトランスファゲートをオフ状態にし、減衰器として
使用しない場合は第1のトランスファゲートをオフ状態
にし、第2のトランスファゲートをオン状態にする。こ
れにより通過損失は第2のトランスファゲートのオン抵
抗のみとなり、減衰量が増えても通過損失を従来の場合
に比べて小さくすることができる。このとき、従来のよ
うに通過損失を小さくするためにスイッチ用FETのゲ
ート幅を大きくことが不要となり従来の場合に比べてレ
イトアウト面積を小さくすることができる。
の態様によれば、ステップ型減衰器を減衰器として使用
する場合は第1のトランスファゲートをオン状態に、第
2のトランスファゲートをオフ状態にし、減衰器として
使用しない場合は第1のトランスファゲートをオフ状態
にし、第2のトランスファゲートをオン状態にする。こ
れにより通過損失は第2のトランスファゲートのオン抵
抗のみとなり、減衰量が増えても通過損失を従来の場合
に比べて小さくすることができる。このとき、従来のよ
うに通過損失を小さくするためにスイッチ用FETのゲ
ート幅を大きくことが不要となり従来の場合に比べてレ
イトアウト面積を小さくすることができる。
【0023】
【実施例】本発明による減衰装置の第1の実施例の構成
を図1に示す。この実施例の減衰装置はアナログ回路の
可変減衰器として用いられ、単位ステップ減衰器4と、
3個の電流源回路201 ,202 ,203 とを備えてい
る。単位ステップ減衰器4はスイッチ用FET5と、こ
のFET5に並列に接続された減衰用抵抗6と、シャッ
トダウン用抵抗7,8と、シャットダウン用抵抗7,8
に各々直列に接続されたトランスファゲート9,10と
を有している。そして減衰用抵抗6と、シャットダウン
用抵抗7,8はπ字型に配置されている。FET5のゲ
ートに入力する制御信号2はトランスファゲート9,1
0のゲートに入力する制御信号13,14を反転したも
のである。
を図1に示す。この実施例の減衰装置はアナログ回路の
可変減衰器として用いられ、単位ステップ減衰器4と、
3個の電流源回路201 ,202 ,203 とを備えてい
る。単位ステップ減衰器4はスイッチ用FET5と、こ
のFET5に並列に接続された減衰用抵抗6と、シャッ
トダウン用抵抗7,8と、シャットダウン用抵抗7,8
に各々直列に接続されたトランスファゲート9,10と
を有している。そして減衰用抵抗6と、シャットダウン
用抵抗7,8はπ字型に配置されている。FET5のゲ
ートに入力する制御信号2はトランスファゲート9,1
0のゲートに入力する制御信号13,14を反転したも
のである。
【0024】また、各電流源回路20i (i=1,2,
3)は、トランスファゲート22iと、このトランスフ
ァゲート22i に直列に接続されたノーマリオン型FE
T23i とを有している。そして3個の電流源回路20
1 ,202 ,203 は単位ステップ減衰器4の出力端と
接地との間で並列に接続されている。また、各トランス
ファゲートに制御信号22i が入力され、ノーマリオン
型FET231 ,232 ,233 の各ゲート幅は異なっ
ている。
3)は、トランスファゲート22iと、このトランスフ
ァゲート22i に直列に接続されたノーマリオン型FE
T23i とを有している。そして3個の電流源回路20
1 ,202 ,203 は単位ステップ減衰器4の出力端と
接地との間で並列に接続されている。また、各トランス
ファゲートに制御信号22i が入力され、ノーマリオン
型FET231 ,232 ,233 の各ゲート幅は異なっ
ている。
【0025】制御信号211 ,212 ,213 は制御信
号2がオン状態、すなわちスイッチ用FETがオン状態
のときオフ状態である。そして制御信号2がオフ状態の
とき3個の制御信号211 ,212 ,213 のうちの少
くとも1個がオン状態となる。
号2がオン状態、すなわちスイッチ用FETがオン状態
のときオフ状態である。そして制御信号2がオフ状態の
とき3個の制御信号211 ,212 ,213 のうちの少
くとも1個がオン状態となる。
【0026】次に本実施例の動作を説明する。今、制御
信号2によってスイッチ用FET5がオン状態になって
おり、制御信号211 ,212 ,213 によってトラン
スファゲート231 ,232 ,233 がオフ状態になっ
ているとする。このとき入力端子90に入力されたRF
信号は直流カット用キャパシタ1を介して単位ステップ
減衰器4に入力され、スイッチ用FET4および直流カ
ット用キャパシタ30を通って出力端子100に送出さ
れる。この場合、RF信号はスイッチ用FET4のオン
抵抗分だけ減衰されることになる。
信号2によってスイッチ用FET5がオン状態になって
おり、制御信号211 ,212 ,213 によってトラン
スファゲート231 ,232 ,233 がオフ状態になっ
ているとする。このとき入力端子90に入力されたRF
信号は直流カット用キャパシタ1を介して単位ステップ
減衰器4に入力され、スイッチ用FET4および直流カ
ット用キャパシタ30を通って出力端子100に送出さ
れる。この場合、RF信号はスイッチ用FET4のオン
抵抗分だけ減衰されることになる。
【0027】次にスイッチ用FET5がオフ状態で、ト
ランスファゲート221 ,222 ,223 のうちの1
つ、例えばトランスファゲート221 がオン状態で、他
のトランスファゲート222 ,223 がオフ状態の場合
を考える。この場合、ノーマリオン型のFET231 が
電流源として動作し、スイッチ用FET5のゲート電流
が制御される。したがって入力端子90に入力されたR
F信号は単位ステップ減衰器4によって減衰され、直流
カット用キャパシタ30を介して出力端子100に送出
されるが、このときの減衰量はπ型に配置された抵抗
6,7,8と、スイッチ用FET5のゲート幅と、ノー
マリオン型FET231 のゲート幅とによって決定され
る。ノーマリオン型FET231 ,232 ,233 のゲ
ート幅は各々異なっているのため、スイッチ用FET5
がオフしているときにトランスファゲート221 ,22
2 ,223 のうちの1個をオンさせて、対応するノーマ
リオン型FETを電流源として動作させることにより3
種類の減衰量を得ることができる。また、3個のトラン
スファゲート221 ,222 ,223 のオン動作を組合
せることによって7種類の減衰量を得ることができる。
ランスファゲート221 ,222 ,223 のうちの1
つ、例えばトランスファゲート221 がオン状態で、他
のトランスファゲート222 ,223 がオフ状態の場合
を考える。この場合、ノーマリオン型のFET231 が
電流源として動作し、スイッチ用FET5のゲート電流
が制御される。したがって入力端子90に入力されたR
F信号は単位ステップ減衰器4によって減衰され、直流
カット用キャパシタ30を介して出力端子100に送出
されるが、このときの減衰量はπ型に配置された抵抗
6,7,8と、スイッチ用FET5のゲート幅と、ノー
マリオン型FET231 のゲート幅とによって決定され
る。ノーマリオン型FET231 ,232 ,233 のゲ
ート幅は各々異なっているのため、スイッチ用FET5
がオフしているときにトランスファゲート221 ,22
2 ,223 のうちの1個をオンさせて、対応するノーマ
リオン型FETを電流源として動作させることにより3
種類の減衰量を得ることができる。また、3個のトラン
スファゲート221 ,222 ,223 のオン動作を組合
せることによって7種類の減衰量を得ることができる。
【0028】今、スイッチ用FET5のゲート幅を50
0μmとし、ノーマリオン型FET231 ,232 ,2
33 を各々動作させて4dB,8dB,16dBの減衰
量を得ようとするとFET231 ,232 ,233 のゲ
ート幅は8,16,32μmとなる。ここで減衰量とF
ET231 ,232 ,233 のゲート幅は比例するもの
とした。
0μmとし、ノーマリオン型FET231 ,232 ,2
33 を各々動作させて4dB,8dB,16dBの減衰
量を得ようとするとFET231 ,232 ,233 のゲ
ート幅は8,16,32μmとなる。ここで減衰量とF
ET231 ,232 ,233 のゲート幅は比例するもの
とした。
【0029】したがって、図4に示す従来の可変減衰器
においては、単位ステップ減衰器を3個使用して4〜2
8dBの減衰量を得ていたが、本実施例においては、1
個の単一ステップ減衰器4と3個のトランスファゲート
211 ,212 ,213 と、3個のノーマリオン型FE
T231 ,232 ,233 とによって同じ減衰量を得る
ことができ、従来のものに比べてレイアウト面積を小さ
くすることができる。
においては、単位ステップ減衰器を3個使用して4〜2
8dBの減衰量を得ていたが、本実施例においては、1
個の単一ステップ減衰器4と3個のトランスファゲート
211 ,212 ,213 と、3個のノーマリオン型FE
T231 ,232 ,233 とによって同じ減衰量を得る
ことができ、従来のものに比べてレイアウト面積を小さ
くすることができる。
【0030】また、本実施例においては通過損失はスイ
ッチ用FET5のオン抵抗のみとなるから、従来の場合
に比べて約1/3となる。
ッチ用FET5のオン抵抗のみとなるから、従来の場合
に比べて約1/3となる。
【0031】次に本発明による減衰装置の第2の実施例
の構成を図2に示す。この実施例の減衰装置はアナログ
回路の可変減衰器として用いられ、直列に接続された3
個の単位ステップ減衰器41 ,42 ,43 と、プルダウ
ン用FET321 ,322 とを備えている。各単位ステ
ップ減衰器4i (i=1,2,3)は、スイッチ用FE
T5i と、このFET5に並列に接続された減衰用抵抗
6i と、シャットダウン用抵抗7i ,8i と、シャット
ダウン用抵抗7i ,8i に各々直列に接続されたトラン
スファゲート9i ,10i とを備えている。そして各単
位ステップ減衰器4i (i=1,2,3)において減衰
用抵抗6i とシャットダウン用抵抗7i,8i はπ字型
に配置されている。また、スイッチ用FET51 ,
52 ,53 のゲートには制御部40aから制御信号が送
出され、トランスファゲート91 ,101 ,92 ,10
2 ,93 ,103 ,のゲートには制御部40bから制御
信号が送出される。
の構成を図2に示す。この実施例の減衰装置はアナログ
回路の可変減衰器として用いられ、直列に接続された3
個の単位ステップ減衰器41 ,42 ,43 と、プルダウ
ン用FET321 ,322 とを備えている。各単位ステ
ップ減衰器4i (i=1,2,3)は、スイッチ用FE
T5i と、このFET5に並列に接続された減衰用抵抗
6i と、シャットダウン用抵抗7i ,8i と、シャット
ダウン用抵抗7i ,8i に各々直列に接続されたトラン
スファゲート9i ,10i とを備えている。そして各単
位ステップ減衰器4i (i=1,2,3)において減衰
用抵抗6i とシャットダウン用抵抗7i,8i はπ字型
に配置されている。また、スイッチ用FET51 ,
52 ,53 のゲートには制御部40aから制御信号が送
出され、トランスファゲート91 ,101 ,92 ,10
2 ,93 ,103 ,のゲートには制御部40bから制御
信号が送出される。
【0032】プルダウン用FET321 はドレインが単
位ステップ減衰器41 と42 の接続点に接続され、単位
ステップ減衰器4i (i=1,2,3)のスイッチ用F
ET5i のオン/オフ抵抗値とトランスファゲート
9i ,10i のオン/オフ時の抵抗値とを制御する。ま
たプルダウン用FET322 はドレインが単位ステップ
減衰器42 と43 の接続点に接続され、単位ステップ減
衰器4i (i=2,3)のスイッチ用FET5i のオン
/オフ抵抗値と、トランスファゲート9i ,10iのオ
ン/オフ時の抵抗値とを制御する。これにより、プロセ
ス変動に起因するFET5i ,9i ,10i の性能変動
を考慮して、FET5i ,9i ,10i のゲートに流れ
込む電流をFET321 ,322 を用いて制御すること
が可能となり、単位ステップ減衰器の減衰量誤差を抑制
することができる。このため、従来では例えば4〜28
dBの減衰量を得る際に最大減衰量(=28dB)にお
ける減衰誤差を小さくするために単位ステップ減衰器を
1個余分に加えて4個の単位ステップ減衰器によって構
成していたが、本実施例では3個の単位ステップ減衰器
と2個のFETによって構成することができることにな
る。このため、従来の場合に比べて通過損失を低下させ
ることができるとともに、レイアウト面積を小さくする
ことができる。
位ステップ減衰器41 と42 の接続点に接続され、単位
ステップ減衰器4i (i=1,2,3)のスイッチ用F
ET5i のオン/オフ抵抗値とトランスファゲート
9i ,10i のオン/オフ時の抵抗値とを制御する。ま
たプルダウン用FET322 はドレインが単位ステップ
減衰器42 と43 の接続点に接続され、単位ステップ減
衰器4i (i=2,3)のスイッチ用FET5i のオン
/オフ抵抗値と、トランスファゲート9i ,10iのオ
ン/オフ時の抵抗値とを制御する。これにより、プロセ
ス変動に起因するFET5i ,9i ,10i の性能変動
を考慮して、FET5i ,9i ,10i のゲートに流れ
込む電流をFET321 ,322 を用いて制御すること
が可能となり、単位ステップ減衰器の減衰量誤差を抑制
することができる。このため、従来では例えば4〜28
dBの減衰量を得る際に最大減衰量(=28dB)にお
ける減衰誤差を小さくするために単位ステップ減衰器を
1個余分に加えて4個の単位ステップ減衰器によって構
成していたが、本実施例では3個の単位ステップ減衰器
と2個のFETによって構成することができることにな
る。このため、従来の場合に比べて通過損失を低下させ
ることができるとともに、レイアウト面積を小さくする
ことができる。
【0033】なお、上記第1および第2の実施例におい
ては単位ステップ減衰器はπであったが、T型によって
構成しても良いことは言うまでもない。
ては単位ステップ減衰器はπであったが、T型によって
構成しても良いことは言うまでもない。
【0034】また、第1および第2の実施例において
は、ノーマリオン型のFETによってスイッチ用FET
のゲート電流が制御されるため、従来、ゲート電流の低
減に必要であった高抵抗値の抵抗(図4の31 〜33 )
が不要となる。
は、ノーマリオン型のFETによってスイッチ用FET
のゲート電流が制御されるため、従来、ゲート電流の低
減に必要であった高抵抗値の抵抗(図4の31 〜33 )
が不要となる。
【0035】次に本発明による減衰装置の第3の実施例
の構成を図3に示す。この実施例の減衰装置はアナログ
回路の可変減衰器として用いられ、直列に接続された3
個の単位ステップ減衰器41 ,42 ,43 と、スイッチ
用トランスファゲート50,52とを備えている。各単
位ステップ減衰器4i は図4に示す単位ステップ減衰器
と同じ構成のものでも良いし、図2に示す単位ステップ
減衰器と同じ構成のものでも良い。
の構成を図3に示す。この実施例の減衰装置はアナログ
回路の可変減衰器として用いられ、直列に接続された3
個の単位ステップ減衰器41 ,42 ,43 と、スイッチ
用トランスファゲート50,52とを備えている。各単
位ステップ減衰器4i は図4に示す単位ステップ減衰器
と同じ構成のものでも良いし、図2に示す単位ステップ
減衰器と同じ構成のものでも良い。
【0036】トランスファゲート50は単位ステップ減
衰器41 と直接に接続され、トランスファゲート52
は、直列に接続された、トランスファゲート50および
単位ステップ減衰器41 ,42 ,43 からなる直列回路
とは並列に接続される。そしてこれらのトランスファゲ
ートには制御部45から相補的な信号、すなわち一方が
オン状態であれば、他方はオフ状態となる信号が送られ
る。
衰器41 と直接に接続され、トランスファゲート52
は、直列に接続された、トランスファゲート50および
単位ステップ減衰器41 ,42 ,43 からなる直列回路
とは並列に接続される。そしてこれらのトランスファゲ
ートには制御部45から相補的な信号、すなわち一方が
オン状態であれば、他方はオフ状態となる信号が送られ
る。
【0037】単位ステップ減衰器41 ,42 ,43 を減
衰器として使用しない場合は制御信号によってトランス
ファゲート50をオフ、トランスファゲート52をオン
にする。これにより入力端90を介して入力されたRF
信号はトランスファゲート52を介して出力端端子10
0に送られ、通過損失がトランスファゲート52のオン
抵抗分のみとなる。一方、単位ステップ減衰器41 ,4
2 ,43 を減衰器として使用する場合はトランスファゲ
ート50をオン状態に、トランスファゲート52をオフ
状態にする。このとき単位ステップ減衰器41 ,42 ,
43 を組み合わせることによって所定の減衰量を得るこ
とができる。
衰器として使用しない場合は制御信号によってトランス
ファゲート50をオフ、トランスファゲート52をオン
にする。これにより入力端90を介して入力されたRF
信号はトランスファゲート52を介して出力端端子10
0に送られ、通過損失がトランスファゲート52のオン
抵抗分のみとなる。一方、単位ステップ減衰器41 ,4
2 ,43 を減衰器として使用する場合はトランスファゲ
ート50をオン状態に、トランスファゲート52をオフ
状態にする。このとき単位ステップ減衰器41 ,42 ,
43 を組み合わせることによって所定の減衰量を得るこ
とができる。
【0038】この第3実施例においては減衰量が増えて
も、すなわち単位ステップ減衰器の個数が増えても、通
過損失はトランスファゲート52のオン抵抗分のみとな
り、従来に比べて通過損失を小さくすることができる。
また、通過損失が小さいため各単位ステップ減衰器を構
成するスイッチFETのゲート幅を従来のような大きな
ものとする必要がなくなり、レイアウト面積を小さくす
ることができる。
も、すなわち単位ステップ減衰器の個数が増えても、通
過損失はトランスファゲート52のオン抵抗分のみとな
り、従来に比べて通過損失を小さくすることができる。
また、通過損失が小さいため各単位ステップ減衰器を構
成するスイッチFETのゲート幅を従来のような大きな
ものとする必要がなくなり、レイアウト面積を小さくす
ることができる。
【0039】なお本発明の減衰装置は移動体通信特に携
帯電話機のアナログ回路に用いても良い。
帯電話機のアナログ回路に用いても良い。
【0040】
【発明の効果】以上述べたのように、本発明によれば、
減衰量の種類が増えても通過損失とレイアウト面積の増
大を可及的に防止することができる。
減衰量の種類が増えても通過損失とレイアウト面積の増
大を可及的に防止することができる。
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す回路図。
【図2】本発明り第2の実施例の構成を示す回路図。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック
図。
図。
【図4】従来の可変減衰器の構成を示す回路図。
【図5】従来のT型可変減衰器の構成を示す回路図。
1 直流カット用キャパシタ 2 制御信号 3 高抵抗値の抵抗 4 単位ステップ減衰器 5 スイッチ用FET 6 減衰用抵抗 7,8 シャットダウン用抵抗 9,10 トランスファゲート 11,12 直流カット用キャパシタ 13,14 制御信号 20i (i=1,…3) 電流源回路 21i (i=1,…3) 制御信号 22i (i=1,…3) トランスファゲート 23i (i=1,…3) ノーマリオン型FET
Claims (6)
- 【請求項1】スイッチ用FETと、このスイッチ用FE
Tに並列に接続される減衰用抵抗と、シャットダウン用
抵抗とを有している単位ステップ減衰器と、 電流源FETを有し、前記スイッチ用FETのゲートに
流れ込む電流値を前記電流源FETによって制御する電
流源回路と、 を備えていることを特徴とする減衰装置。 - 【請求項2】前記電流源回路は複数個存在し、各電流源
回路の前記電流源FETのゲート幅は各々異なっている
ことを特徴とする請求項1記載の減衰装置。 - 【請求項3】スイッチ用FETと、このスイッチ用FE
Tに並列に接続される減衰用抵抗と、シャットダウン用
抵抗とを有している単位ステップ減衰器と、 前記スイッチ用FETのオン抵抗またはオフ抵抗を制御
するプルダウン用FETと、 を備えていることを特徴とする減衰装置。 - 【請求項4】各々がスイッチ用FETおよびこのスイッ
チ用FETに並列に接続される減衰用抵抗を有してい
る、直列に接続された複数の単位ステップ減衰器を備え
ているステップ型減衰器と、 前記直列に接続された複数の単位ステップ減衰器の前段
に設けられる第1のトランスファゲートと、 前記第1のトランスファゲートおよびおよび前記ステッ
プ型減衰器からなる直列回路に並列に接続される第2の
トランスファゲートと、 を備えていることを特徴とする減衰装置。 - 【請求項5】前記単位ステップ減衰器はπ型減衰器であ
ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
減衰装置。 - 【請求項6】前記単位ステップ減衰器はT型減衰器であ
ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
減衰装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7011882A JPH07321587A (ja) | 1994-03-28 | 1995-01-27 | 減衰装置 |
US08/411,578 US5563557A (en) | 1994-03-28 | 1995-03-28 | Attenuator having a plurality of current source circuits |
CN95103623A CN1113460C (zh) | 1994-03-28 | 1995-03-28 | 衰减装置 |
DE19511370A DE19511370A1 (de) | 1994-03-28 | 1995-03-28 | Dämpfungsglied |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5689694 | 1994-03-28 | ||
JP6-56896 | 1994-03-28 | ||
JP7011882A JPH07321587A (ja) | 1994-03-28 | 1995-01-27 | 減衰装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07321587A true JPH07321587A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=26347400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7011882A Pending JPH07321587A (ja) | 1994-03-28 | 1995-01-27 | 減衰装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5563557A (ja) |
JP (1) | JPH07321587A (ja) |
CN (1) | CN1113460C (ja) |
DE (1) | DE19511370A1 (ja) |
Cited By (3)
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JP2005328359A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | 可変減衰器 |
CN103731119A (zh) * | 2012-10-16 | 2014-04-16 | 飞思卡尔半导体公司 | 具有可变衰减器的电子电路及其操作方法 |
US10432148B2 (en) | 2012-01-27 | 2019-10-01 | Nxp Usa, Inc. | Phase shift and attenuation circuits for use with multiple-path amplifiers |
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JP3438637B2 (ja) * | 1999-03-09 | 2003-08-18 | 株式会社村田製作所 | 可変減衰器、複合可変減衰器及び移動体通信機器 |
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GB2379567B (en) * | 2001-08-30 | 2003-09-10 | Zarlink Semiconductor Ltd | Controllable attenuator |
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-
1995
- 1995-01-27 JP JP7011882A patent/JPH07321587A/ja active Pending
- 1995-03-28 CN CN95103623A patent/CN1113460C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-28 US US08/411,578 patent/US5563557A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-28 DE DE19511370A patent/DE19511370A1/de not_active Ceased
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CN1113460C (zh) | 2003-07-02 |
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