JPH1155059A - 可変減衰器 - Google Patents

可変減衰器

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JPH1155059A
JPH1155059A JP20343797A JP20343797A JPH1155059A JP H1155059 A JPH1155059 A JP H1155059A JP 20343797 A JP20343797 A JP 20343797A JP 20343797 A JP20343797 A JP 20343797A JP H1155059 A JPH1155059 A JP H1155059A
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JP
Japan
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switching element
variable attenuator
bit variable
signal line
bit
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Application number
JP20343797A
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English (en)
Inventor
Shigeru Sugiyama
茂 杉山
Kenji Suematsu
憲治 末松
Yoshitada Iyama
義忠 伊山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減衰量をデジタル的に変化させる可変減衰器
において、小形でかつビット間で信号の干渉の少ない回
路を提供する。 【解決手段】 多ビット構成の可変減衰器において、単
ビットの可変減衰器30を、信号線に対してFETスイ
ッチ4を直列に接続し、上記FETスイッチ4の入出力
端子間に直列抵抗3を挿入し、かつ上記信号線にFET
スイッチ10の一端を接続し、上記FETスイッチ10
の他端と接地との間に並列抵抗9を挿入して構成する。 【効果】 2つの抵抗と2つのFETスイッチで単ビッ
トの可変減衰器が実現でき、IC化した際にチップ面積
を小さくでき、さらに信号の干渉による減衰量の変化も
低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、UHF、マイク
ロ波、ミリ波などの高周波信号を所定の減衰量に減衰さ
せる機能を有する可変減衰器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可変減衰器について図12及び図
13を参照しながら説明する。図12は、例えば、電子
情報通信学会1996年エレクトロニクスソサエティ大
会講演論文集2分冊58ページの講演番号C−58の図
1に示された従来の単ビット可変減衰器の回路構成を示
す図である。また、図13は、図12に示した単ビット
可変減衰器を多段に接続した多ビット可変減衰器を示す
図である。
【0003】図12において、1は信号の入力端子、2
は信号の出力端子、3は直列抵抗、4は直列抵抗3を制
御するためのFETスイッチ、5はFETスイッチ4の
制御端子である。
【0004】また、同図において、6は抵抗3の入力側
に信号線と接地間に挿入された抵抗、7は抵抗6を制御
するFETスイッチ、8はFETスイッチ7の制御端子
である。
【0005】さらに、同図において、9は抵抗3の出力
側に信号線と接地間に挿入された抵抗、10は抵抗9を
制御するFETスイッチ、11はFETスイッチ10の
制御端子である。以下、この構成の単ビット可変減衰器
20を「π形単ビット可変減衰器」と呼ぶ。
【0006】図13において、21、22、23はπ形
単ビット可変減衰器である。
【0007】つぎに、この従来の可変減衰器の動作につ
いて説明する。図12において、信号は入力端子1より
入力される。まず、FETスイッチ4の制御端子5をF
ETのピンチオフ電圧以下にするとFETスイッチ4は
オフ状態となり、同時に制御端子8及び11を0Vとす
るとFETスイッチ7及び10はオン状態となる。この
ときのπ形単ビット可変減衰器20はオン状態であり、
抵抗3、6、9により入力端子1より入力された信号は
減衰して出力端子2に出力される。
【0008】一方、制御端子5を0VとするとFETス
イッチ4はオン状態となり、同時に制御端子8及び11
をFETのピンチオフ電圧以下とするとFETスイッチ
7及び10はオフ状態となる。このときにはFETスイ
ッチ4のオン時の抵抗値が抵抗3の抵抗値に比べて十分
に小さいため信号はFETスイッチ4側を通りかつ抵抗
6、9は接続されていない状態であるため、減衰量はF
ETスイッチ4のオン時の抵抗値による損失のみとな
る。この時、π形単ビット可変減衰器20はオフ状態で
あり、入力端子1より入力された信号は減衰せずに出力
端子2に出力される。
【0009】つづいて、π形単ビット可変減衰器を多段
に接続したときの動作を説明する。図13において、初
段のπ形単ビット可変減衰器21の減衰量を4dB、次
段のπ形単ビット可変減衰器22の減衰量を2dB、3
段目のπ形単ビット可変減衰器23の減衰量を1dBと
して、各π形単ビット可変減衰器21〜23のFETの
制御端子電圧をそれぞれに制御する。例えば、4dBの
初段のπ形単ビット可変減衰器21をオン、2dBの次
段のπ形単ビット可変減衰器22をオフ、1dBの3段
目のπ形単ビット可変減衰器23をオンとすると、入力
端子1に入力された高周波信号は5dB(=4dB+1
dB)減衰して出力端子2に出力される。
【0010】また、高周波信号において、このπ形単ビ
ット可変減衰器を半導体基板上で図13のように配置し
ていくと、並列に接続された、π形単ビット可変減衰器
21の抵抗9及びFETスイッチ10と、π形単ビット
可変減衰器22の抵抗6及びFETスイッチ7の間で信
号が干渉しあい、多段接続時の減衰量はπ形単ビット可
変減衰器がオン状態となっている各π形単ビット可変減
衰器の減衰量を加算した値からずれることがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
可変減衰器では、π形単ビット可変減衰器が抵抗3素
子、FET3素子で構成されるため、特に多ビット構成
とした場合において、回路素子数が多く寸法も大きくな
るというという問題点があった。
【0012】また、多段構成とした場合に隣り合うビッ
トの信号線と接地間に挿入されたFETスイッチ及び抵
抗(図13におけるFETスイッチ10、7、抵抗9、
6)が近くになるために信号がビット間で干渉し、減衰
量が所定の減衰量からずれるという問題点があった。
【0013】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、小形で多段接続時にも減衰量のず
れを小さくすることができる可変減衰器を得ることを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可変減衰
器は、多ビット構成の可変減衰器において、信号線に対
して直列に接続された第1のスイッチング素子と、前記
第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された第1
の抵抗と、前記信号線に一端が接続された第2のスイッ
チング素子と、前記第2のスイッチング素子の他端と接
地との間に挿入された第2の抵抗とを有する単ビット可
変減衰器を備えたものである。
【0015】また、この発明に係る可変減衰器は、前記
単ビット可変減衰器を、前記第2のスイッチング素子
が、前記第1のスイッチング素子の出力側に接続された
L形単ビット可変減衰器としたものである。
【0016】また、この発明に係る可変減衰器は、前記
単ビット可変減衰器を、前記第2のスイッチング素子
が、前記第1のスイッチング素子の入力側に接続された
逆L形単ビット可変減衰器としたものである。
【0017】この発明に係る可変減衰器は、多ビット構
成の可変減衰器において、信号線に対して直列に接続さ
れた第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチン
グ素子の入出力側間に挿入された第1の抵抗と、前記第
1のスイッチング素子の入力側の前記信号線に一端が接
続された第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッ
チング素子の他端と接地との間に挿入された第2の抵抗
と、前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線
に一端が接続された第3のスイッチング素子と、前記第
3のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入された
第3の抵抗とを有するπ形単ビット可変減衰器、及び前
記π形単ビット可変減衰器に接続され、前記信号線に対
して直列に接続された第4のスイッチング素子と、前記
第4のスイッチング素子の入出力側間に挿入された第4
の抵抗と、前記信号線に一端が接続された第5のスイッ
チング素子と、前記第5のスイッチング素子の他端と接
地との間に挿入された第5の抵抗とを有する単ビット可
変減衰器を備えたものである。
【0018】また、この発明に係る可変減衰器は、前記
単ビット可変減衰器を、前記π形単ビット可変減衰器の
入力側に接続し、前記第5のスイッチング素子が、前記
第4のスイッチング素子の出力側に接続されたL形単ビ
ット可変減衰器としたものである。
【0019】また、この発明に係る可変減衰器は、前記
単ビット可変減衰器を、前記π形単ビット可変減衰器の
出力側に接続し、前記第5のスイッチング素子が、前記
第4のスイッチング素子の入力側に接続された逆L形単
ビット可変減衰器としたものである。
【0020】この発明に係る可変減衰器は、多ビット構
成の可変減衰器において、信号線に対して直列に接続さ
れた第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチン
グ素子の入出力側間に挿入された第1の抵抗と、前記第
1のスイッチング素子の入力側の前記信号線に一端が接
続された第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッ
チング素子の他端と接地との間に挿入された第2の抵抗
と、前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線
に一端が接続された第3のスイッチング素子と、前記第
3のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入された
第3の抵抗とを有するπ形単ビット可変減衰器、前記π
形単ビット可変減衰器の入力側に接続され、前記信号線
に対して直列に接続された第4のスイッチング素子と、
前記第4のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第4の抵抗と、前記第4のスイッチング素子の出力側の
前記信号線に一端が接続された第5のスイッチング素子
と、前記第5のスイッチング素子の他端と接地との間に
挿入された第5の抵抗とを有するL形単ビット可変減衰
器、及び前記π形単ビット可変減衰器の出力側に接続さ
れ、前記信号線に対して直列に接続された第6のスイッ
チング素子と、前記第6のスイッチング素子の入出力側
間に挿入された第6の抵抗と、前記第6のスイッチング
素子の入力側の前記信号線に一端が接続された第7のス
イッチング素子と、前記第7のスイッチング素子の他端
と接地との間に挿入された第7の抵抗とを有する逆L形
単ビット可変減衰器を備えたものである。
【0021】この発明に係る可変減衰器は、多ビット構
成の可変減衰器において、信号線に対して直列に接続さ
れた第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチン
グ素子の入出力側間に挿入された第1の抵抗と、前記第
1のスイッチング素子の出力側の前記信号線に一端が接
続された第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッ
チング素子の他端と接地との間に挿入された第2の抵抗
と、前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線
に対して直列に接続された第3のスイッチング素子と、
前記第3のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第3の抵抗とを有するT形単ビット可変減衰器、及び前
記T形単ビット可変減衰器に接続され、前記信号線に対
して直列に接続された第4のスイッチング素子と、前記
第4のスイッチング素子の入出力側間に挿入された第4
の抵抗と、前記信号線に一端が接続された第5のスイッ
チング素子と、前記第5のスイッチング素子の他端と接
地との間に挿入された第5の抵抗とを有する単ビット可
変減衰器を備えたものである。
【0022】また、この発明に係る可変減衰器は、前記
単ビット可変減衰器を、前記T形単ビット可変減衰器の
入力側に接続し、前記第5のスイッチング素子が、前記
第4のスイッチング素子の出力側に接続されたL形単ビ
ット可変減衰器としたものである。
【0023】また、この発明に係る可変減衰器は、前記
単ビット可変減衰器を、前記T形単ビット可変減衰器の
出力側に接続し、前記第5のスイッチング素子が、前記
第4のスイッチング素子の入力側に接続された逆L形単
ビット可変減衰器としたものである。
【0024】この発明に係る可変減衰器は、多ビット構
成の可変減衰器において、信号線に対して直列に接続さ
れた第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチン
グ素子の入出力側間に挿入された第1の抵抗と、前記第
1のスイッチング素子の出力側の前記信号線に一端が接
続された第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッ
チング素子の他端と接地との間に挿入された第2の抵抗
と、前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線
に対して直列に接続された第3のスイッチング素子と、
前記第3のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第3の抵抗とを有するT形単ビット可変減衰器、前記T
形単ビット可変減衰器の入力側に接続され、前記信号線
に対して直列に接続された第4のスイッチング素子と、
前記第4のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第4の抵抗と、前記第4のスイッチング素子の出力側の
前記信号線に一端が接続された第5のスイッチング素子
と、前記第5のスイッチング素子の他端と接地との間に
挿入された第5の抵抗とを有するL形単ビット可変減衰
器、及び前記T形単ビット可変減衰器の出力側に接続さ
れ、前記信号線に対して直列に接続された第6のスイッ
チング素子と、前記第6のスイッチング素子の入出力側
間に挿入された第6の抵抗と、前記第6のスイッチング
素子の入力側の前記信号線に一端が接続された第7のス
イッチング素子と、前記第7のスイッチング素子の他端
と接地との間に挿入された第7の抵抗とを有する逆L形
単ビット可変減衰器を備えたものである。
【0025】この発明に係る可変減衰器は、多ビット構
成の可変減衰器において、信号線に一端が接続された第
1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子
の他端と接地との間に挿入された第1の抵抗とを有する
I形単ビット可変減衰器、及び前記I形単ビット可変減
衰器に接続され、前記信号線に対して直列に接続された
第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素
子の入出力側間に挿入された第2の抵抗と、前記信号線
に一端が接続された第3のスイッチング素子と、前記第
3のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入された
第3の抵抗とを有する単ビット可変減衰器を備えたもの
である。
【0026】また、この発明に係る可変減衰器は、前記
単ビット可変減衰器を、前記I形単ビット可変減衰器の
出力側に接続し、前記第3のスイッチング素子が、前記
第2のスイッチング素子の出力側に接続されたL形単ビ
ット可変減衰器としたものである。
【0027】また、この発明に係る可変減衰器は、前記
単ビット可変減衰器を、前記I形単ビット可変減衰器の
入力側に接続し、前記第3のスイッチング素子が、前記
第2のスイッチング素子の入力側に接続された逆L形単
ビット可変減衰器としたものである。
【0028】この発明に係る可変減衰器は、多ビット構
成の可変減衰器において、信号線に一端が接続された第
1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子
の他端と接地との間に挿入された第1の抵抗とを少なく
とも有する第1の単ビット可変減衰器、及び前記信号線
に一端が接続された第2のスイッチング素子と、前記第
2のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入された
第2の抵抗とを少なくとも有する第2の単ビット可変減
衰器を備え、前記第1のスイッチング素子及び前記第1
の抵抗と、前記第2のスイッチング素子及び前記第2の
抵抗とが隣接するときには、前記第1のスイッチング素
子及び前記第1の抵抗と、前記第2のスイッチング素子
及び前記第2の抵抗とを前記信号線の両側に配置するも
のである。
【0029】この発明に係る可変減衰器は、多ビット構
成の可変減衰器において、信号線に対して直列に接続さ
れた第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチン
グ素子の入出力側間に挿入された第1の抵抗とを少なく
とも有する第1の単ビット可変減衰器、及び前記信号線
に対して直列に接続された第2のスイッチング素子と、
前記第2のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第2の抵抗とを少なくとも有する第2の単ビット可変減
衰器を備え、前記第1の単ビット可変減衰器の減衰量が
前記第2の単ビット可変減衰器の減衰量より大きい場合
には、前記第1のスイッチング素子のゲート幅を前記第
2のスイッチング素子のゲート幅より小さくするもので
ある。
【0030】この発明に係る可変減衰器は、多ビット構
成の可変減衰器において、信号線に対して直列に接続さ
れた第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチン
グ素子の入出力側間に挿入された第1の抵抗とを少なく
とも有する第1の単ビット可変減衰器、及び前記信号線
に対して直列に接続された第2のスイッチング素子と、
前記第2のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第2の抵抗とを少なくとも有する第2の単ビット可変減
衰器を備え、前記第1の単ビット可変減衰器の減衰量が
前記第2の単ビット可変減衰器の減衰量より大きい場合
には、前記第1のスイッチング素子の入出力側間にイン
ダクタンスを挿入するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1について図1及
び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明の実
施の形態1の回路構成を示す図である。また、図2は、
図1の単ビット可変減衰器を多段に接続した多ビット可
変減衰器を示す図である。なお、各図中、同一符号は同
一又は相当部分を示す。
【0032】図1において、1は信号の入力端子、2は
信号の出力端子、3は直列抵抗、4は直列抵抗3を制御
するためのFETスイッチ、5はFETスイッチ4の制
御端子である。
【0033】また、同図において、9は抵抗3の出力側
に信号線と接地間に挿入された抵抗、10は抵抗9を制
御するFETスイッチ、11はFETスイッチ10の制
御端子である。なお、30は単ビット可変減衰器であ
る。
【0034】図2において、31、32、33は1ビッ
トの単ビット可変減衰器である。
【0035】つぎに、この実施の形態1の動作について
説明する。図1において、信号は入力端子1より入力さ
れる。まず、FETスイッチ4の制御端子5をFETの
ピンチオフ電圧以下にするとFETスイッチ4はオフ状
態となり、同時に制御端子11を0VとするとFETス
イッチ10はオン状態となる。このときの単ビット可変
減衰器30はオン状態であり、抵抗3及び9により入力
端子1より入力された高周波信号は減衰して出力端子2
に出力される。
【0036】一方、制御端子5を0VとするとFETス
イッチ4はオン状態となり、同時に制御端子11をFE
Tのピンチオフ電圧以下とするとFETスイッチ10は
オフ状態となる。このときにはFETスイッチ4のオン
時の抵抗値が抵抗9の抵抗値に比べて十分に小さいため
信号はFETスイッチ4側を通り、かつ抵抗9は接続さ
れていない状態であるため、減衰量はFETスイッチ4
のオン時の抵抗値による損失のみとなる。このため、単
ビット可変減衰器30がオフ時は入力端子1より入力さ
れた信号は減衰せずに出力端子2に出力される。このよ
うに、従来の単ビット可変減衰器から抵抗とFETスイ
ッチを1つづつ減らして2つの抵抗と2つのFETで単
ビット減衰器を構成できるという特徴がある。
【0037】なお、ここでは、抵抗3及びFETスイッ
チ4の出力側であって信号線と接地の間に抵抗9を挿入
する構成(以下、「L形単ビット可変減衰器」と呼
ぶ。)で1ビットの可変減衰器30を説明したが、抵抗
3及びFETスイッチ4の入力側であって信号線と接地
の間に抵抗を挿入する構成(以下、「逆L形単ビット可
変減衰器」と呼ぶ。)にしても、同様に抵抗とFETス
イッチを1つづつ減らして2つの抵抗と2つのFETス
イッチで単ビット可変減衰器が構成できるという特徴が
ある。
【0038】この実施の形態1によれば、抵抗とFET
スイッチの数を1つずつ減らして2つの抵抗と2つのF
ETスイッチで単ビットの可変減衰器が実現できる効果
がある。また、多段接続した時の信号の干渉による減衰
量の変化も低減できる効果がある。
【0039】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
ついて図3を参照しながら説明する。図3は、この発明
の実施の形態2の回路構成を示す図である。
【0040】図2において、30はL形で構成された単
ビット可変減衰器、20は従来のπ形で構成された単ビ
ット可変減衰器である。
【0041】単ビット可変減衰器の動作は上記の従来例
及び実施の形態1と同様である。単ビット可変減衰器を
π形で構成することで大きな減衰量を得て、かつ減衰量
の小さい単ビット可変減衰器はL形で構成することで抵
抗及びFETスイッチの数を減らすことができるという
特徴がある。
【0042】この実施の形態2によれば、π形の単ビッ
ト可変減衰器20の入力側にL形の単ビット可変減衰器
30を接続することで、大きな減衰量を実現し、かつ、
抵抗及びFETスイッチの数を減らせる効果がある。
【0043】なお、π形の単ビット可変減衰器20の出
力側に逆L形の単ビット可変減衰器を接続してもよいこ
とはもちろんである。
【0044】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
ついて図4を参照しながら説明する。図4は、この発明
の実施の形態3の回路構成を示す図である。
【0045】図4において、30はL形で構成された単
ビット可変減衰器、20は従来のπ形で構成された単ビ
ット可変減衰器、34は逆L形で構成された単ビット可
変減衰器である。
【0046】単ビット可変減衰器の動作は上記従来例及
び実施の形態1と同様である。単ビット可変減衰器をπ
形の構成で10dB以上の高減衰量のブロックを実現す
ると入出力のインピーダンスが高くなるが、入力インピ
ーダンスが低く出力インピーダンスが高いL形の単ビッ
ト可変減衰器30をπ形単ビット可変減衰器20の入力
側に接続することで回路全体の入力インピーダンスを下
げることができるという効果がある。同様に、π形単ビ
ット可変減衰器20の出力側に逆L形の単ビット可変減
衰器34を接続することで出力側のインピーダンスも低
くすることができるという特徴がある。
【0047】この実施の形態3によれば、高減衰量のπ
形の単ビット可変減衰器20のインピーダンスを、前後
に接続するL形単ビット可変減衰器30及び逆L形単ビ
ット可変減衰器34で下げることができ、多段可変減衰
器の前後に接続される回路とのインピーダンス整合が取
り易くなる効果がある。
【0048】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
ついて図5を参照しながら説明する。図5は、この発明
の実施の形態4の回路構成を示す図である。
【0049】図5において、30はL形で構成された単
ビット可変減衰器、35はT形で構成された単ビット可
変減衰器である。
【0050】単ビット可変減衰器の動作は上記実施の形
態1と同様である。単ビット可変減衰器をT形で構成す
ることで大きな減衰量を得て、かつ、減衰量の小さい単
ビット可変減衰器はL形で構成することで抵抗及びFE
Tスイッチの数を減らすことができるという特徴があ
る。
【0051】この実施の形態4によれば、T形の単ビッ
ト可変減衰器35の入力側に、L形の単ビット可変減衰
器30を接続することで、大きな減衰量を実現し、か
つ、抵抗及びFETスイッチの数を減らせる効果があ
る。
【0052】なお、T形の単ビット可変減衰器35の出
力側に逆L形の単ビット可変減衰器34を接続してもよ
いことはもちろんである。
【0053】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
ついて図6を参照しながら説明する。図6は、この発明
の実施の形態5の回路構成を示す図である。
【0054】図6において、30はL形構成の単ビット
可変減衰器、35はT形構成の単ビット可変減衰器、3
4は逆L形の単ビット可変減衰器である。
【0055】この実施の形態5の構成および動作は、基
本的に上記実施の形態3と同様である。T形構成の単ビ
ット可変減衰器35も10dB以上の高減衰量のブロッ
クを実現すると入出力のインピーダンスが高くなるため
に、前段にL形の単ビット可変減衰器30、後段に逆L
形の単ビット可変減衰器34を接続することで入出力の
インピーダンスを下げることができるという特徴があ
る。
【0056】この実施の形態5によれば、高減衰量のT
形の単ビット可変減衰器35のインピーダンスを、前後
に接続するL形及び逆L形単ビット可変減衰器30、3
4で下げることができ、多段可変減衰器の前後に接続さ
れる回路とのインピーダンス整合が取り易くなる効果が
ある。
【0057】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
ついて図7を参照しながら説明する。図7は、この発明
の実施の形態6の回路構成を示す図である。
【0058】図7において、36はI形で構成された低
減衰量の単ビット可変減衰器、30、31はL形で構成
された単ビット可変減衰器である。
【0059】以下、この実施の形態6の動作について説
明する。減衰量が1dB程度と小さい単ビット可変減衰
器は、L形の構成では直列抵抗による減衰量の精度が出
ないため、信号線に直列に挿入される抵抗及びFETス
イッチを削除し、上記信号線と接地との間に直列に挿入
されるFETスイッチ10と抵抗9で構成される。
【0060】この実施の形態6の動作はL形の単ビット
可変減衰器と同じである。この低減衰量の単ビット可変
減衰器36をL形の単ビット可変減衰器30の前に接続
することで、従来のπ形の単ビット可変減衰器20と同
様のパターン配置を半導体基板上で行うことで2ビット
分の減衰を実現することができるという特徴がある。
【0061】この実施の形態6によれば、半導体基板上
に小形な回路を構成できる効果がある。なお、図7で
は、I形の単ビット可変減衰器36の出力側に、L形の
単ビット可変減衰器30を接続しているが、I形の単ビ
ット可変減衰器36の入力側に逆L形の単ビット可変減
衰器34を接続してもよいことはもちろんである。
【0062】実施の形態7.この発明の実施の形態7に
ついて図8を参照しながら説明する。図8は、この発明
の実施の形態7の回路構成を示す図である。本図は、図
4に示す上記実施の形態3の回路を半導体基板上に構成
した状態を示す図である。
【0063】以下、動作について説明する。この回路で
は、信号線と接地との間に直列に挿入されるFETスイ
ッチ及び抵抗が2組隣り合う場合には、両者を信号線の
両側に配置している。本回路では、並列に挿入される素
子をブロックごとに信号線をはさんで両側に配置するこ
とで高周波信号の干渉を低減することができ、可変減衰
器を多段接続した時の減衰量が、オン状態の可変減衰器
の減衰量のたしあわせた値にできるという特徴がある。
【0064】この実施の形態7によれば、上記各実施の
形態の高周波可変減衰器を半導体基板上に構成する際
に、信号線と接地との間に直列に挿入されるFETスイ
ッチ及び抵抗が2組隣り合う場合は、ビット間での高周
波信号の干渉をなくして安定した減衰量が得られかつ、
回路を小形にできる効果がある。
【0065】実施の形態8.この発明の実施の形態8に
ついて図9及び図10を参照しながら説明する。図9及
び図10は、この発明の実施の形態8の回路構成を示す
図である。
【0066】図9は、図1で示したL形単ビット可変減
衰器30がオフ状態のときのFETスイッチ4及び10
を等価抵抗51及び等価コンデンサ52で表した等価回
路である。また、図10は、図1で示したL形単ビット
可変減衰器30がオン状態のときのFETスイッチ4及
び10を等価コンデンサ53及び等価抵抗54で表した
等価回路である。
【0067】以下、この実施の形態8の動作について説
明する。L形単ビット可変減衰器30がオフ(OFF)
の場合は、等価コンデンサ52のインピーダンスは信号
に対して非常に高く、並列抵抗9には信号はほとんど流
れない。さらに、直列抵抗3については、FETスイッ
チ4がオンのときの等価抵抗51が抵抗3に比べて十分
低くなり、信号はFETスイッチ4側を通過する。
【0068】一方、L形単ビット可変減衰器30がオン
(ON)の場合には、等価コンデンサ53のインピーダ
ンスは抵抗3に比べて十分高くなり信号は抵抗3を通過
する。さらに、並列抵抗9と直列に挿入されたFETス
イッチ10はオンのときの等価抵抗54が抵抗9に比べ
て十分低くなり、信号の一部は抵抗9を通過する。
【0069】多段接続された可変減衰器では、可変減衰
器がオンのブロックにおいて、減衰量が大きいブロック
ほど直列抵抗3の抵抗値は大きくなり、FETスイッチ
4がオフのときの等価回路の等価コンデンサ53のイン
ピーダンスと同程度またはそれ以上になると信号の一部
が等価コンデンサ53を通過するために減衰量が下がっ
てしまう。
【0070】FETスイッチがオフ時の等価コンデンサ
の容量はFETのゲート幅に比例するため、減衰量が大
きいビットのみ信号線に直列に挿入されるFETのゲー
ト幅を他のビットの信号線に直列に挿入されるFETの
ゲート幅に比べて小さくすることを特徴としている。
【0071】なお、ここでは実施の形態1で示したL形
の単ビット可変減衰器30で説明を行ったが、本実施の
形態8は逆L形の単ビット可変減衰器34やT形単ビッ
ト可変減衰器35、従来技術で示したπ形単ビット可変
減衰器20にも用いることができる。
【0072】この実施の形態8によれば、上記実施の形
態1から実施の形態6の可変減衰器において、高減衰量
のビットを実現でき、かつ、挿入損失を小さくすること
ができる効果がある。
【0073】実施の形態9.この発明の実施の形態9に
ついて図11を参照しながら説明する。図11は、この
発明の実施の形態9の回路構成を示す図である。
【0074】図11において、12は信号線に直列に挿
入されたFETスイッチ4の入出力端子間に挿入された
インダクタである。
【0075】以下、この実施の形態9の動作について説
明する。上記実施の形態8で示したように、減衰量の大
きいブロックでは直列に挿入される抵抗値に比べてFE
Tのオフ時の等価容量が小さく見えるため、FETスイ
ッチのアイソレーションが悪くなる。そこで、FETス
イッチ4の入出力端子間にインダクタ12を挿入するこ
とで、FETのオフ時にFETの等価容量Cとインダク
タンスLによる共振周波数においてFETスイッチ4の
アイソレーションを無限大にすることができ、信号線に
は直列抵抗のみが挿入されているように見えるという特
徴がある。
【0076】この実施の形態9によれば、上記実施の形
態1から実施の形態6の可変減衰器において、FETと
インダクタ12の共振周波数でFETのゲート幅を変え
ることなく高減衰量のビットを実現でき、かつ、挿入損
失を小さくすることができる効果がある。
【0077】
【発明の効果】この発明に係る可変減衰器は、以上説明
したとおり、多ビット構成の可変減衰器において、信号
線に対して直列に接続された第1のスイッチング素子
と、前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入さ
れた第1の抵抗と、前記信号線に一端が接続された第2
のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子の
他端と接地との間に挿入された第2の抵抗とを有する単
ビット可変減衰器を備えたので、2つの抵抗と2つのス
イッチング素子で単ビットの可変減衰器が実現でき、こ
の単ビット可変減衰器を多段接続した時の信号の干渉に
よる減衰量の変化も低減できるという効果を奏する。
【0078】また、この発明に係る可変減衰器は、以上
説明したとおり、前記単ビット可変減衰器を、前記第2
のスイッチング素子が、前記第1のスイッチング素子の
出力側に接続されたL形単ビット可変減衰器としたの
で、2つの抵抗と2つのスイッチング素子で単ビットの
可変減衰器が実現でき、この単ビット可変減衰器を多段
接続した時の信号の干渉による減衰量の変化も低減でき
るという効果を奏する。
【0079】また、この発明に係る可変減衰器は、以上
説明したとおり、前記単ビット可変減衰器を、前記第2
のスイッチング素子が、前記第1のスイッチング素子の
入力側に接続された逆L形単ビット可変減衰器としたの
で、2つの抵抗と2つのスイッチング素子で単ビットの
可変減衰器が実現でき、この単ビット可変減衰器を多段
接続した時の信号の干渉による減衰量の変化も低減でき
るという効果を奏する。
【0080】この発明に係る可変減衰器は、以上説明し
たとおり、多ビット構成の可変減衰器において、信号線
に対して直列に接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第1の抵抗と、前記第1のスイッチング素子の入力側の
前記信号線に一端が接続された第2のスイッチング素子
と、前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に
挿入された第2の抵抗と、前記第1のスイッチング素子
の出力側の前記信号線に一端が接続された第3のスイッ
チング素子と、前記第3のスイッチング素子の他端と接
地との間に挿入された第3の抵抗とを有するπ形単ビッ
ト可変減衰器、及び前記π形単ビット可変減衰器に接続
され、前記信号線に対して直列に接続された第4のスイ
ッチング素子と、前記第4のスイッチング素子の入出力
側間に挿入された第4の抵抗と、前記信号線に一端が接
続された第5のスイッチング素子と、前記第5のスイッ
チング素子の他端と接地との間に挿入された第5の抵抗
とを有する単ビット可変減衰器を備えたので、大きな減
衰量を実現し、かつ、抵抗及びスイッチング素子の数を
減らせるという効果を奏する。
【0081】また、この発明に係る可変減衰器は、以上
説明したとおり、前記単ビット可変減衰器を、前記π形
単ビット可変減衰器の入力側に接続し、前記第5のスイ
ッチング素子が、前記第4のスイッチング素子の出力側
に接続されたL形単ビット可変減衰器としたので、大き
な減衰量を実現し、かつ、抵抗及びスイッチング素子の
数を減らせるという効果を奏する。
【0082】また、この発明に係る可変減衰器は、以上
説明したとおり、前記単ビット可変減衰器を、前記π形
単ビット可変減衰器の出力側に接続し、前記第5のスイ
ッチング素子が、前記第4のスイッチング素子の入力側
に接続された逆L形単ビット可変減衰器としたので、大
きな減衰量を実現し、かつ、抵抗及びスイッチング素子
の数を減らせるという効果を奏する。
【0083】この発明に係る可変減衰器は、以上説明し
たとおり、多ビット構成の可変減衰器において、信号線
に対して直列に接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第1の抵抗と、前記第1のスイッチング素子の入力側の
前記信号線に一端が接続された第2のスイッチング素子
と、前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に
挿入された第2の抵抗と、前記第1のスイッチング素子
の出力側の前記信号線に一端が接続された第3のスイッ
チング素子と、前記第3のスイッチング素子の他端と接
地との間に挿入された第3の抵抗とを有するπ形単ビッ
ト可変減衰器、前記π形単ビット可変減衰器の入力側に
接続され、前記信号線に対して直列に接続された第4の
スイッチング素子と、前記第4のスイッチング素子の入
出力側間に挿入された第4の抵抗と、前記第4のスイッ
チング素子の出力側の前記信号線に一端が接続された第
5のスイッチング素子と、前記第5のスイッチング素子
の他端と接地との間に挿入された第5の抵抗とを有する
L形単ビット可変減衰器、及び前記π形単ビット可変減
衰器の出力側に接続され、前記信号線に対して直列に接
続された第6のスイッチング素子と、前記第6のスイッ
チング素子の入出力側間に挿入された第6の抵抗と、前
記第6のスイッチング素子の入力側の前記信号線に一端
が接続された第7のスイッチング素子と、前記第7のス
イッチング素子の他端と接地との間に挿入された第7の
抵抗とを有する逆L形単ビット可変減衰器を備えたの
で、高減衰量のπ形の単ビット減衰器のインピーダンス
を前後に接続するL形、逆L形単ビット減衰器で下げる
ことができ、多ビット減衰器の前後に接続される回路と
のインピーダンス整合が取り易くなるという効果を奏す
る。
【0084】この発明に係る可変減衰器は、以上説明し
たとおり、多ビット構成の可変減衰器において、信号線
に対して直列に接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第1の抵抗と、前記第1のスイッチング素子の出力側の
前記信号線に一端が接続された第2のスイッチング素子
と、前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に
挿入された第2の抵抗と、前記第1のスイッチング素子
の出力側の前記信号線に対して直列に接続された第3の
スイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の入
出力側間に挿入された第3の抵抗とを有するT形単ビッ
ト可変減衰器、及び前記T形単ビット可変減衰器に接続
され、前記信号線に対して直列に接続された第4のスイ
ッチング素子と、前記第4のスイッチング素子の入出力
側間に挿入された第4の抵抗と、前記信号線に一端が接
続された第5のスイッチング素子と、前記第5のスイッ
チング素子の他端と接地との間に挿入された第5の抵抗
とを有する単ビット可変減衰器を備えたので、大きな減
衰量を実現し、かつ、抵抗及びスイッチング素子の数を
減らせるという効果を奏する。
【0085】また、この発明に係る可変減衰器は、以上
説明したとおり、前記単ビット可変減衰器を、前記T形
単ビット可変減衰器の入力側に接続し、前記第5のスイ
ッチング素子が、前記第4のスイッチング素子の出力側
に接続されたL形単ビット可変減衰器としたので、大き
な減衰量を実現し、かつ、抵抗及びスイッチング素子の
数を減らせるという効果を奏する。
【0086】また、この発明に係る可変減衰器は、以上
説明したとおり、前記単ビット可変減衰器を、前記T形
単ビット可変減衰器の出力側に接続し、前記第5のスイ
ッチング素子が、前記第4のスイッチング素子の入力側
に接続された逆L形単ビット可変減衰器としたので、大
きな減衰量を実現し、かつ、抵抗及びスイッチング素子
の数を減らせるという効果を奏する。
【0087】この発明に係る可変減衰器は、以上説明し
たとおり、多ビット構成の可変減衰器において、信号線
に対して直列に接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第1の抵抗と、前記第1のスイッチング素子の出力側の
前記信号線に一端が接続された第2のスイッチング素子
と、前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に
挿入された第2の抵抗と、前記第1のスイッチング素子
の出力側の前記信号線に対して直列に接続された第3の
スイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の入
出力側間に挿入された第3の抵抗とを有するT形単ビッ
ト可変減衰器、前記T形単ビット可変減衰器の入力側に
接続され、前記信号線に対して直列に接続された第4の
スイッチング素子と、前記第4のスイッチング素子の入
出力側間に挿入された第4の抵抗と、前記第4のスイッ
チング素子の出力側の前記信号線に一端が接続された第
5のスイッチング素子と、前記第5のスイッチング素子
の他端と接地との間に挿入された第5の抵抗とを有する
L形単ビット可変減衰器、及び前記T形単ビット可変減
衰器の出力側に接続され、前記信号線に対して直列に接
続された第6のスイッチング素子と、前記第6のスイッ
チング素子の入出力側間に挿入された第6の抵抗と、前
記第6のスイッチング素子の入力側の前記信号線に一端
が接続された第7のスイッチング素子と、前記第7のス
イッチング素子の他端と接地との間に挿入された第7の
抵抗とを有する逆L形単ビット可変減衰器を備えたの
で、高減衰量のT形の単ビット減衰器のインピーダンス
を前後に接続するL形、逆L形単ビット減衰器で下げる
ことができ、多ビット減衰器の前後に接続される回路と
のインピーダンス整合が取り易くなるという効果を奏す
る。
【0088】この発明に係る可変減衰器は、以上説明し
たとおり、多ビット構成の可変減衰器において、信号線
に一端が接続された第1のスイッチング素子と、前記第
1のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入された
第1の抵抗とを有するI形単ビット可変減衰器、及び前
記I形単ビット可変減衰器に接続され、前記信号線に対
して直列に接続された第2のスイッチング素子と、前記
第2のスイッチング素子の入出力側間に挿入された第2
の抵抗と、前記信号線に一端が接続された第3のスイッ
チング素子と、前記第3のスイッチング素子の他端と接
地との間に挿入された第3の抵抗とを有する単ビット可
変減衰器を備えたので、半導体基板上に小形な回路を構
成できるという効果を奏する。
【0089】また、この発明に係る可変減衰器は、以上
説明したとおり、前記単ビット可変減衰器を、前記I形
単ビット可変減衰器の出力側に接続し、前記第3のスイ
ッチング素子が、前記第2のスイッチング素子の出力側
に接続されたL形単ビット可変減衰器としたので、半導
体基板上に小形な回路を構成できるという効果を奏す
る。
【0090】また、この発明に係る可変減衰器は、以上
説明したとおり、前記単ビット可変減衰器を、前記I形
単ビット可変減衰器の入力側に接続し、前記第3のスイ
ッチング素子が、前記第2のスイッチング素子の入力側
に接続された逆L形単ビット可変減衰器としたので、半
導体基板上に小形な回路を構成できるという効果を奏す
る。
【0091】この発明に係る可変減衰器は、以上説明し
たとおり、多ビット構成の可変減衰器において、信号線
に一端が接続された第1のスイッチング素子と、前記第
1のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入された
第1の抵抗とを少なくとも有する第1の単ビット可変減
衰器、及び前記信号線に一端が接続された第2のスイッ
チング素子と、前記第2のスイッチング素子の他端と接
地との間に挿入された第2の抵抗とを少なくとも有する
第2の単ビット可変減衰器を備え、前記第1のスイッチ
ング素子及び前記第1の抵抗と、前記第2のスイッチン
グ素子及び前記第2の抵抗とが隣接するときには、前記
第1のスイッチング素子及び前記第1の抵抗と、前記第
2のスイッチング素子及び前記第2の抵抗とを前記信号
線の両側に配置するので、高周波減衰器を半導体基板上
に構成する際に、ビット間での高周波信号の干渉をなく
して安定した減衰量が得られ、かつ、回路を小形にでき
るという効果を奏する。
【0092】この発明に係る可変減衰器は、以上説明し
たとおり、多ビット構成の可変減衰器において、信号線
に対して直列に接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第1の抵抗とを少なくとも有する第1の単ビット可変減
衰器、及び前記信号線に対して直列に接続された第2の
スイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子の入
出力側間に挿入された第2の抵抗とを少なくとも有する
第2の単ビット可変減衰器を備え、前記第1の単ビット
可変減衰器の減衰量が前記第2の単ビット可変減衰器の
減衰量より大きい場合には、前記第1のスイッチング素
子のゲート幅を前記第2のスイッチング素子のゲート幅
より小さくするので、高減衰量のビットを実現でき、か
つ、挿入損失を小さくすることができるという効果を奏
する。
【0093】この発明に係る可変減衰器は、以上説明し
たとおり、多ビット構成の可変減衰器において、信号線
に対して直列に接続された第1のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
第1の抵抗とを少なくとも有する第1の単ビット可変減
衰器、及び前記信号線に対して直列に接続された第2の
スイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子の入
出力側間に挿入された第2の抵抗とを少なくとも有する
第2の単ビット可変減衰器を備え、前記第1の単ビット
可変減衰器の減衰量が前記第2の単ビット可変減衰器の
減衰量より大きい場合には、前記第1のスイッチング素
子の入出力側間にインダクタンスを挿入するので、スイ
ッチング素子とインダクタの共振周波数でスイッチング
素子のゲート幅を変えることなく高減衰量のビットを実
現でき、かつ、挿入損失を小さくすることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る単ビットの可
変減衰器の回路構成を示す図である。
【図2】 図1の単ビット可変減衰器を多段に接続した
回路構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る可変減衰器の
回路構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る可変減衰器の
回路構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係る可変減衰器の
回路構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態5に係る可変減衰器の
回路構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態6に係る可変減衰器の
回路構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態7に係る可変減衰器の
回路構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態8に係る、図1の可変
減衰器がオフ時の等価回路を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態8に係る、図1の可
変減衰器がオン時の等価回路を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態9に係る可変減衰器
の回路構成を示す図である。
【図12】 従来の単ビットの可変減衰器の回路構成を
示す図である。
【図13】 図12の従来の単ビット可変減衰器を多段
に接続した回路構成を示す図である。
【符号の説明】 1 入力端子、2 出力端子、3 直列抵抗、4 FE
Tスイッチ、5 制御端子、6 並列抵抗、7 FET
スイッチ、8 制御端子、9 並列抵抗、10FETス
イッチ、11 制御端子、12 インダクタンス、2
0、21、22、23 π形単ビット可変減衰器、3
0、31、32、33 L形単ビット可変減衰器、34
逆L形単ビット可変減衰器、35 T形単ビット可変
減衰器、36 I形単ビット可変減衰器、51 FET
スイッチ4のオン時の等価抵抗、52 FETスイッチ
10のオフ時の等価コンデンサ、53 FETスイッチ
4のオフ時の等価コンデンサ、54 FETスイッチ1
0のオン時の等価抵抗。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多ビット構成の可変減衰器において、 信号線に対して直列に接続された第1のスイッチング素
    子と、 前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第1の抵抗と、 前記信号線に一端が接続された第2のスイッチング素子
    と、 前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第2の抵抗とを有する単ビット可変減衰器を備え
    たことを特徴とする可変減衰器。
  2. 【請求項2】 前記単ビット可変減衰器は、前記第2の
    スイッチング素子が、前記第1のスイッチング素子の出
    力側に接続されたL形単ビット可変減衰器であることを
    特徴とする請求項1記載の可変減衰器。
  3. 【請求項3】 前記単ビット可変減衰器は、前記第2の
    スイッチング素子が、前記第1のスイッチング素子の入
    力側に接続された逆L形単ビット可変減衰器であること
    を特徴とする請求項1記載の可変減衰器。
  4. 【請求項4】 多ビット構成の可変減衰器において、 信号線に対して直列に接続された第1のスイッチング素
    子と、 前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第1の抵抗と、 前記第1のスイッチング素子の入力側の前記信号線に一
    端が接続された第2のスイッチング素子と、 前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第2の抵抗と、 前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線に一
    端が接続された第3のスイッチング素子と、 前記第3のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第3の抵抗とを有するπ形単ビット可変減衰器、 及び前記π形単ビット可変減衰器に接続され、 前記信号線に対して直列に接続された第4のスイッチン
    グ素子と、 前記第4のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第4の抵抗と、 前記信号線に一端が接続された第5のスイッチング素子
    と、 前記第5のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第5の抵抗とを有する単ビット可変減衰器を備え
    たことを特徴とする可変減衰器。
  5. 【請求項5】 前記単ビット可変減衰器は、前記π形単
    ビット可変減衰器の入力側に接続され、前記第5のスイ
    ッチング素子が、前記第4のスイッチング素子の出力側
    に接続されたL形単ビット可変減衰器であることを特徴
    とする請求項4記載の可変減衰器。
  6. 【請求項6】 前記単ビット可変減衰器は、前記π形単
    ビット可変減衰器の出力側に接続され、前記第5のスイ
    ッチング素子が、前記第4のスイッチング素子の入力側
    に接続された逆L形単ビット可変減衰器であることを特
    徴とする請求項4記載の可変減衰器。
  7. 【請求項7】 多ビット構成の可変減衰器において、 信号線に対して直列に接続された第1のスイッチング素
    子と、 前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第1の抵抗と、 前記第1のスイッチング素子の入力側の前記信号線に一
    端が接続された第2のスイッチング素子と、 前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第2の抵抗と、 前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線に一
    端が接続された第3のスイッチング素子と、 前記第3のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第3の抵抗とを有するπ形単ビット可変減衰器、 前記π形単ビット可変減衰器の入力側に接続され、 前記信号線に対して直列に接続された第4のスイッチン
    グ素子と、 前記第4のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第4の抵抗と、 前記第4のスイッチング素子の出力側の前記信号線に一
    端が接続された第5のスイッチング素子と、 前記第5のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第5の抵抗とを有するL形単ビット可変減衰器、 及び前記π形単ビット可変減衰器の出力側に接続され、 前記信号線に対して直列に接続された第6のスイッチン
    グ素子と、 前記第6のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第6の抵抗と、 前記第6のスイッチング素子の入力側の前記信号線に一
    端が接続された第7のスイッチング素子と、 前記第7のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第7の抵抗とを有する逆L形単ビット可変減衰器
    を備えたことを特徴とする可変減衰器。
  8. 【請求項8】 多ビット構成の可変減衰器において、 信号線に対して直列に接続された第1のスイッチング素
    子と、 前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第1の抵抗と、 前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線に一
    端が接続された第2のスイッチング素子と、 前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第2の抵抗と、 前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線に対
    して直列に接続された第3のスイッチング素子と、 前記第3のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第3の抵抗とを有するT形単ビット可変減衰器、 及び前記T形単ビット可変減衰器に接続され、 前記信号線に対して直列に接続された第4のスイッチン
    グ素子と、 前記第4のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第4の抵抗と、 前記信号線に一端が接続された第5のスイッチング素子
    と、 前記第5のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第5の抵抗とを有する単ビット可変減衰器を備え
    たことを特徴とする可変減衰器。
  9. 【請求項9】 前記単ビット可変減衰器は、前記T形単
    ビット可変減衰器の入力側に接続され、前記第5のスイ
    ッチング素子が、前記第4のスイッチング素子の出力側
    に接続されたL形単ビット可変減衰器であることを特徴
    とする請求項8記載の可変減衰器。
  10. 【請求項10】 前記単ビット可変減衰器は、前記T形
    単ビット可変減衰器の出力側に接続され、前記第5のス
    イッチング素子が、前記第4のスイッチング素子の入力
    側に接続された逆L形単ビット可変減衰器であることを
    特徴とする請求項8記載の可変減衰器。
  11. 【請求項11】 多ビット構成の可変減衰器において、 信号線に対して直列に接続された第1のスイッチング素
    子と、 前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第1の抵抗と、 前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線に一
    端が接続された第2のスイッチング素子と、 前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第2の抵抗と、 前記第1のスイッチング素子の出力側の前記信号線に対
    して直列に接続された第3のスイッチング素子と、 前記第3のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第3の抵抗とを有するT形単ビット可変減衰器、 前記T形単ビット可変減衰器の入力側に接続され、 前記信号線に対して直列に接続された第4のスイッチン
    グ素子と、 前記第4のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第4の抵抗と、 前記第4のスイッチング素子の出力側の前記信号線に一
    端が接続された第5のスイッチング素子と、 前記第5のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第5の抵抗とを有するL形単ビット可変減衰器、 及び前記T形単ビット可変減衰器の出力側に接続され、 前記信号線に対して直列に接続された第6のスイッチン
    グ素子と、 前記第6のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第6の抵抗と、 前記第6のスイッチング素子の入力側の前記信号線に一
    端が接続された第7のスイッチング素子と、 前記第7のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第7の抵抗とを有する逆L形単ビット可変減衰器
    を備えたことを特徴とする可変減衰器。
  12. 【請求項12】 多ビット構成の可変減衰器において、 信号線に一端が接続された第1のスイッチング素子と、 前記第1のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第1の抵抗とを有するI形単ビット可変減衰器、 及び前記I形単ビット可変減衰器に接続され、 前記信号線に対して直列に接続された第2のスイッチン
    グ素子と、 前記第2のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第2の抵抗と、 前記信号線に一端が接続された第3のスイッチング素子
    と、 前記第3のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第3の抵抗とを有する単ビット可変減衰器を備え
    たことを特徴とする可変減衰器。
  13. 【請求項13】 前記単ビット可変減衰器は、前記I形
    単ビット可変減衰器の出力側に接続され、前記第3のス
    イッチング素子が、前記第2のスイッチング素子の出力
    側に接続されたL形単ビット可変減衰器であることを特
    徴とする請求項12記載の可変減衰器。
  14. 【請求項14】 前記単ビット可変減衰器は、前記I形
    単ビット可変減衰器の入力側に接続され、前記第3のス
    イッチング素子が、前記第2のスイッチング素子の入力
    側に接続された逆L形単ビット可変減衰器であることを
    特徴とする請求項12記載の可変減衰器。
  15. 【請求項15】 多ビット構成の可変減衰器において、 信号線に一端が接続された第1のスイッチング素子と、 前記第1のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第1の抵抗とを少なくとも有する第1の単ビット
    可変減衰器、 及び前記信号線に一端が接続された第2のスイッチング
    素子と、 前記第2のスイッチング素子の他端と接地との間に挿入
    された第2の抵抗とを少なくとも有する第2の単ビット
    可変減衰器を備え、 前記第1のスイッチング素子及び前記第1の抵抗と、前
    記第2のスイッチング素子及び前記第2の抵抗とが隣接
    するときには、前記第1のスイッチング素子及び前記第
    1の抵抗と、前記第2のスイッチング素子及び前記第2
    の抵抗とを前記信号線の両側に配置することを特徴とす
    る可変減衰器。
  16. 【請求項16】 多ビット構成の可変減衰器において、 信号線に対して直列に接続された第1のスイッチング素
    子と、 前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第1の抵抗とを少なくとも有する第1の単ビット可変減
    衰器、 及び前記信号線に対して直列に接続された第2のスイッ
    チング素子と、 前記第2のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第2の抵抗とを少なくとも有する第2の単ビット可変減
    衰器を備え、 前記第1の単ビット可変減衰器の減衰量が前記第2の単
    ビット可変減衰器の減衰量より大きい場合には、前記第
    1のスイッチング素子のゲート幅を前記第2のスイッチ
    ング素子のゲート幅より小さくすることを特徴とする可
    変減衰器。
  17. 【請求項17】 多ビット構成の可変減衰器において、 信号線に対して直列に接続された第1のスイッチング素
    子と、 前記第1のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第1の抵抗とを少なくとも有する第1の単ビット可変減
    衰器、 及び前記信号線に対して直列に接続された第2のスイッ
    チング素子と、 前記第2のスイッチング素子の入出力側間に挿入された
    第2の抵抗とを少なくとも有する第2の単ビット可変減
    衰器を備え、 前記第1の単ビット可変減衰器の減衰量が前記第2の単
    ビット可変減衰器の減衰量より大きい場合には、前記第
    1のスイッチング素子の入出力側間にインダクタンスを
    挿入することを特徴とする可変減衰器。
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