JPH06112767A - スイッチされる低損失減衰器 - Google Patents

スイッチされる低損失減衰器

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JPH06112767A
JPH06112767A JP3217386A JP21738691A JPH06112767A JP H06112767 A JPH06112767 A JP H06112767A JP 3217386 A JP3217386 A JP 3217386A JP 21738691 A JP21738691 A JP 21738691A JP H06112767 A JPH06112767 A JP H06112767A
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fets
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attenuator
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JP3217386A
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Fazal Ali
アリ フェイザル
Allen F Podell
エフ. ポデル アレン
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Pacific Monolithics Inc
Original Assignee
Pacific Monolithics Inc
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/24Frequency-independent attenuators
    • H03H11/245Frequency-independent attenuators using field-effect transistor

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  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】抵抗器64、66に直列な複数のFET52、
56、60及び54、58、66はそれぞれ直列抵抗器
の一つに並列に接続されている。各FETは、同じゲー
トサイズであり他の直列抵抗に関連するFETと共同し
て制御され(R11〜R13)、直列の線内抵抗と並列
に、FETスイッチが接続されている。異なるゲート幅
のFET68、70、72は並列に接続され、グランド
へ2つの線内抵抗器の切替により別々に制御出来る(R
21〜R23)。最終的に、FET84、86及び8
8、90の複数の対80、82は、入力端子と出力端子
をグランドに接続する。それぞれの対を構成するFET
は、同じ幅のゲートを持ち、共同して制御出来る(R3
1、R32)。異なる対のFETは、異なる幅を持ち、
異なる値の抵抗器92、94、96、98と直列であ
る。 【効果】π、T、及び二重πのような異なる減衰器構
成、及び離散減衰レベルが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は減衰器に関し、特に素子
構成と減衰値の変化のためにスイッチされる抵抗性素子
により形成される減衰器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電圧制御可変減衰器は各種のスイッチ用
と同様に自動利得制御回路用に広く使用されている。広
帯域マイクロ波増幅器では、利得変動の温度補償のため
に絶対に必要である。
【0003】歴史的には、可変減衰はPINダイオード
と一対のハイブリッドカプラにより実現されている。し
かしながら、これらの減衰器の周波数特性はハイブリッ
ドカプラの帯域幅により制限される。更に重要なことに
は、これらの減衰器はPINダイオードのためにGaA
sモノリシック集積回路には適合していない。
【0004】この両立性の無さの結果として、GaAs
モノリシック集積回路として組み立てられる、少なくと
も4つの型の可変減衰器が開発された。これらのうち、
最初の2つは、”GaAs Monolithic W
ideband(2−18GHz)Variable
Attenuators”、IEEE MTT−SDi
gest、1982年、479−481ページにおい
て、Tajima等により述べられているように、T又
はπ構成のFET(電界効果トランジスタ)を用いてい
る。これらの基本的構成では、しかしながら、FETの
寄生容量により、最大最小両方の減衰状態での減衰器の
高周波特性が悪化させられる。
【0005】この基本的構成の修正は、従って、この基
本的限界に打ち勝つように開発されてきた。修正された
T構成は、”DC−50GHz MMIC Varia
ble Attenuator with a 30d
B Dynamic Range”、IEEE MTT
−S Symposium Digest、1988
年、499−502ページにおいて、Kondohによ
り述べられている。この構成では4つのFET分路セル
を別々にするために、高インピーダンス線の使用が必要
である。
【0006】他のアプローチとしてはブリッジT構成と
呼ばれる、”Surface−Mounted GaA
s Active Splitter and Att
enuator MMIC’s Used in a
1−10−GHz Leveling Loop”、I
EEE Transactions on Micro
wave Theory and Technique
s、Vol.MTT−34、No.12、1986年1
2月、1569−1575ページにおいて、Barta
等により述べられている。この回路は、線形範囲で動作
させられる2つのFETの制御を単一制御入力に減らす
ために、基準(二重)セルと演算増幅器を用いる。
【0007】3番目のアプローチは、基準パスと選択的
に交換される縦読スイッチ可能減衰回路を用いることで
ある。この様なアプローチは、”A 0.05− to
14−GHz 5−Bit Digital Att
enuator”、GaAsIC Symposiu
m、IEEE、1987年、231−234ページにお
いて、Gupta等により発表されている。Tネットワ
ークはそれぞれディジタル的に選択できる減衰パスのセ
グメント用に使用されている。各ビットの減衰率は異な
るFETゲート幅と分路抵抗器の値を用いて規定され
る。
【0008】4番目のアプローチは、”A Micro
wave Phase and Gain Contr
oller With Segmented−Dual
−Gate MESFETs in GaAs MMI
Cs”、IEEE MTT−S Monolithic
Symposium、1984年、1−5ページにお
いて、Hwang等により述べられているように、セグ
メント化された二重ゲートMESFETを用いることで
ある。このアプローチにおいてはディジタル利得制御は
二重ゲートMESFETの間で適切に設定されたゲート
幅の比により行われる。
【0009】様々なアプローチが、”Digitall
y Controlled MMIC Attenua
tors − Techniques and App
lications”、Military Micro
wave Conference、1988年、217
−222ページにおいてJonesにより検討されてい
る。Jonesは、コンパクト性と低入力損失の故にセ
グメント化された二重ゲートアプローチを選択してい
る。
【0010】ディジタル減衰器の制御ビットの最小数に
よって、達成されうる減衰の最大幅が決定される。例え
ば、Guptaは8dB、4dB、2dB、1dBと
0.5dBの選択可能減衰コンポーネント設計の5ビッ
ト減衰器を用いて、15.5dBダイナミックレンジと
0.5dBステップ分解能の結果を得た。もし1dBの
ステップ分解能が用いられれば、5ビットの減衰器は3
1dBのダイナミックレンジを達成出来る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これらの縦続化された
マルチセクション方法はその特性上、各ビットに関係す
る基準パスの損失により最小の減衰状態では高い挿入損
失を持っている。PINダイオードは、前述したよう
に、GaAsFETよりもスイッチング素子として低い
損失を持つが、GaAsモノリシックプロセス技術とは
両立性がない。セグメント化された二重ゲート減衰器は
低い損失だが、雑音を引き起こすメイン信号パス上でス
イッチを使用しなければならず、スイッチング素子の寄
生容量のため損失が増加し、DC電力の損失があり、入
力と出力のインピーダンス整合用の回路が必要であり、
取り扱う電力容量には限界がある。
【0012】本発明はマルチビットディジタル減衰器を
実現する新規な設計を与えるものである。本発明の様々
な特徴により、メイン信号パス内で低挿入損失とスイッ
チの削減が実現される。好ましい態様では、本発明は、
様々な減衰状態を決定する、単一複合構造を有してい
る。また、セグメント化されたゲートと別々の直列ビッ
トネットワークの使用も必要でない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の可変減衰器は、
減衰すべき入力信号を受け取る入力端子、減衰された入
力信号を出力する出力端子、該入力端子と該出力端子と
の間で直列に配設され、接続点で接続された第1の抵抗
手段の対、該第1の抵抗手段の対の間の接続点を選択的
に基準電圧に接続するように制御可能な第2の抵抗手
段、及び該入力端子と該出力端子とを該基準電圧に選択
的に接続するように共同して制御可能な第3の抵抗手段
の対を備えており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0014】前記第3の抵抗手段の対は第1の電界効果
トランジスタ手段(FET)の複数の対を備え、異なっ
た対のFETは異なった幅のゲートを有し、第1のFE
Tの各対は同じ幅のゲートを有し、別々に制御可能であ
り、各対のFETのそれぞれは前記入力端子及び出力端
子の対応する一方を前記基準電圧に接続することもでき
る。
【0015】前記第2の抵抗手段は、異なった幅のゲー
トを有し、前記接続点の前記基準電圧への接続は別々に
制御可能である複数の第2のFETを備えていてもよ
い。
【0016】前記第1の抵抗手段の対は異なった幅のゲ
ートを有する第3のFETの複数の対を備え、第3のF
ETの各対は同じ幅のゲートを有し、別々に制御可能で
あり、各対の第3のFETのそれぞれは前記入力端子及
び出力端子の対応する一方を前記基準電圧に接続するこ
ともできる。
【0017】前記第1の抵抗手段の対は抵抗の対を更に
備えており、各抵抗は、前記入力端子及び出力端子の対
応する一方を前記基準電圧に接続するために前記第3の
FETの対応するものと並列に接続されていてもよい。
【0018】前記第1の抵抗手段の対は抵抗の対を備え
ており、各抵抗は前記入力端子及び出力端子の対応する
一方を前記基準電圧に接続することもできる。
【0019】前記第1の抵抗手段の対は異なった幅のゲ
ートを有する電界効果トランジスタ手段(FET)の複
数の対を備え、FETの各対は同じ幅のゲートを有し、
別々に制御可能であり、各対のFETのそれぞれは、前
記入力端子及び出力端子の対応する一方を前記基準電圧
に接続するために前記第3のFETの対応するものと並
列に接続されていてもよい。
【0020】本発明の他の減衰器は、減衰すべき入力信
号を受け取る入力端子、減衰された入力信号を出力する
出力端子、該入力端子と該出力端子との間に配設されて
おり、所定幅のゲートを有し、前記入力端子を出力端子
に選択的に接続するために制御可能である第1の電界効
果トランジスタ手段(FET)に並列の抵抗を備えてい
る第1の抵抗手段、及び該入力端子と該出力端子とを該
基準電圧に直接に接続する第2の抵抗手段を備えてい
る。
【0021】前記第2の抵抗手段は前記出力端子を前記
基準電圧に接続し、異なった幅のゲートを有する並列し
た所定の複数の第2のFETを備え、減衰器は並列に接
続された複数の第3のFETを有する第3の抵抗手段を
更に備えており、各第2のFETに対応する第3のFE
Tがあり、各第3のFETは、対応する第2のFETの
幅に対応する幅のゲートを有しており、各第2のFET
は各端子を該基準電に接続するために該第3のFETの
対応する一方と共同して制御可能であるのが好ましい。
【0022】本発明のディジタル減衰は、減衰すべき入
力信号を受け取る入力端子、減衰された入力信号を出力
する出力端子、該入力端子と該出力端子との間で直列に
配設され、接続点で接続された第1の抵抗の対、それぞ
れが該抵抗の対応する1個に並列に接続され、第1の幅
のゲートを有し共同して制御可能である第1の電界効果
トランジスタ手段(FET)の対、それぞれが該抵抗の
対応する1個に並列に接続され、第2の幅のゲートを有
し共同して制御可能である第2の電界効果トランジスタ
手段(FET)の対、異なった幅を有し、並列に接続さ
れ、前記接続点を基準電圧に選択的に接続するために別
々に制御可能である第3及び第4のFET、同じ幅のゲ
ートを有し、共同して制御可能であり、該入力端子及び
手段予備出力端子の対応する一方を該基準電圧に選択的
にそれぞれが接続する第5のFETの対、並びに同じ幅
のゲートを有し、共同して制御可能であり、該入力端子
及び出力端子の対応する一方を該基準電圧に選択的にそ
れぞれが接続する第6のFETの対を備え、該第1、第
2、第5及び第6のFETの対は、該減衰器の構成及び
減衰を変更するために別々に制御可能である。
【0023】前記FETの1個と直列の第3の抵抗を更
に備えていてもよい。
【0024】
【作用】これらの特徴は一般的には、減衰される入力信
号を受け取るための入力端子、及び減衰された入力信号
を出力するために出力端子を持つ、スイッチされる減衰
器内で実現される。第1抵抗構成要素の対は、入力端子
と出力端子の間で直列に伸び、接続部で接続される。
【0025】第2抵抗構成要素は、グランドのような基
準電圧に、第1抵抗構成要素の対の間の接続部を選択的
に接続するように制御出来る。第3の抵抗構成要素の対
は、基準電圧に、入力端子と出力端子を選択的に接続す
るよう、共同して制御出来る。第2の抵抗構成要素と第
3の抵抗構成要素の対の少なくとも一方は、最小損失状
態を除いて導通する。
【0026】本発明の好ましい実施態様では、第1の抵
抗構成要素は、異なる幅を有しているか抵抗器に直列で
あり、全て並列に接続される、抵抗器と複数のFETを
有する。それぞれのFETは、FETの選ばれたもの
と、選ばれなかったものが、直列線内抵抗と並列に伝導
されるよう、その他の第1抵抗構成要素内で、同じゲー
トサイズのFETにより、共同して制御される。
【0027】その他の複数の異なる幅のゲートを持つ中
間FETは、並列に接続され、2つの線内抵抗器間の接
続部を選択的にグランドへ接続するよう、別々に制御出
来る。
【0028】最終的に、FETの追加の複数の対は、グ
ランドへ入力と出力端子を接続する。それぞれの対を構
成するFETは、同じ幅のゲートを持ち、共同して制御
出来る。異なる対のFETは、異なる幅を持ち、及び、
または異なるサイズの抵抗器と直列である。
【0029】様々なFETとFETの対をオンとオフで
スイッチすることにより、減衰器の構成と減衰が変動す
る。適切なゲート幅と抵抗の選択により、様々な構成が
入力と出力間で望まれるステップ状の減衰値を生ずる。
この実施設計はひずみのない、受動信号パスを与える一
組の線内抵抗器を常に持っている。この実施例は2dB
よりも少ないものから、ほぼ16dBまで変動する16
の減衰状態を規定する。
【0030】本発明のこれらと他の特徴、そして利点は
以下の詳細な記述と関連する図により明らかになる。
【0031】
【実施例】本発明を実施例について以下に説明する。
【0032】最初に図1を参照する。本発明により製作
された可変減衰器10は、直列に接続された第1のイン
ピーダンス18と20の対16により接続された入力端
子12と出力端子14を有している。インピーダンス1
8と20は等しく、それぞれ直列抵抗器22と24を有
している。抵抗器22と24は、それぞれ可変の第1の
抵抗26と28に並列に接続されている。抵抗26と2
8の値は、共通の制御線30により決定される。第1の
インピーダンス18と20のそれぞれのインピーダンス
は、このように、それぞれの直列抵抗器と抵抗の並列接
続の結果である。
【0033】第1のインピーダンス18と20は、接続
点32で接続されている。この接続点は、第2の可変の
分路インピーダンス34を介して回路基準電圧、好まし
くはグランドに接続されている。このインピーダンスが
制御線36で決定された無限でない値を持つとき、第1
のインピーダンスの対16と、第2のインピーダンス3
4は、T構成減衰器を形成する。
【0034】第3の可変の分路インピーダンス40と4
2の対38は、入力端子12と出力端子14をグランド
に分路させる。これらのインピーダンスは等しく、共通
の制御線44により制御されている。インピーダンス3
4、40及び42が無限でない値を持つとき、減衰器1
0は二重π構成を持つ。インピーダンス34が無限の値
を持つとき、減衰器は単一π構成を持つ。最小の損失状
態を除いては、第2のインピーダンス34及び第3のイ
ンピーダンスの対38の少なくとも一つはどんな時でも
無限でない値を持ち、減衰ネットワーク内で分路パスを
与える。
【0035】図2は、減衰器10の本発明の実施例の詳
細な構造を示している。この回路では、抵抗器22と2
4はそれぞれ37オームの値を持つ。左右の可変抵抗2
6と28は、二重ゲートFETの対46、48及び50
から構成され、それぞれの対のFETは同じサイズであ
り、共通に制御される。対46のFET52と54は3
08μmのゲート幅を持ち、制御線R11で制御され
る。対48のFET56と58は69μmのゲート幅を
持ち、制御線R12で制御される。制御線R13で制御
されるFET60と62は、FET56と58と同じゲ
ート幅を持つが、100オームの抵抗器64と66がそ
れぞれ直列に接続されており、直列抵抗器22と24に
並列している枝路の抵抗が増し、それによりインピーダ
ンス18と20の実効抵抗値を増加させられる。インピ
ーダンス18と20は並列FETがオフの時に、最高値
を持つ。
【0036】それぞれの制御線は、減衰器10から制御
回路を隔離するために線内で比較的に高い抵抗を持って
いる。
【0037】第2のインピーダンス34は、3つのFE
T68、70及び72を有している。これらの3つのF
ETは接続点32に接続され、接地されており、それぞ
れ170μm、106μm及び138μmのゲート幅を
持つ。それらは、それぞれ14Ω、92Ω及び40Ωの
抵抗器74、76及び78とそれぞれ直列であり、示さ
れているように、それぞれ制御線R23,R21及びR
22で制御される。FET68は2つのゲートを持ち、
FET70と72はそれぞれ1つのゲートを持つ。
【0038】第3のインピーダンスの対38は、FET
84と86の対80、及びFET88と90の対82を
有する。これらの対のFETのそれぞれのゲート幅は2
1μmと42μmである。FET84と86は400Ω
の抵抗器92と94に直列である。同様に、FET88
と90は200Ωの抵抗器96と98に直列である。こ
れらのFETの2対は、それぞれ制御線R31とR32
で制御されている。従って、各FETの状態により、イ
ンピーダンス40はFET82と抵抗器92及びまたは
FET88と抵抗器96を有する。同様に、インピーダ
ンス42は、FET86と抵抗器94及びまたはFET
90と抵抗器98を有する。
【0039】各制御線に許容信号と不許容信号を印加す
ることにより、前述のように、異なるレベルの減衰を引
き起こすために異なった減衰構成を達成することが出来
る。下記表1は、4ビット制御コードに対応する、図3
に示されている16の減衰ステップを達成するための制
御線上のいくつかの代表値を示している。4ビット制御
信号は、選ばれた4ビットコードにより認定される減衰
値に対応する実際の制御信号を生成するデコーダにより
減衰制御線をインタフェースすることで減衰器10に印
加させることが出来る。
【0040】
【表1】
【0041】図3に示されるように、減衰ステップはそ
れぞれ約1dBであり、1から11GHzの周波数範囲
で、減衰値は約−2dBから約−15.5dBまで変化
する。
【0042】有効減衰器は、ディジタル減衰器の場合は
離散ステップで、減衰レベルの有効制御を行うだけでな
く、入力と出力で厳密なインピーダンス整合を行う。図
4と図5は、図2の回路に於ける入力と出力反射減衰量
を示している。図4では、上部曲線100は最小減衰レ
ベルでの入力反射減衰量がほとんど全体の周波数範囲に
わたって−18dBを越えることを示しており、一方、
最大減衰レベルでは、曲線102により表される入力反
射減衰量は−23dBを越える。
【0043】同様な結果が、出力反射減衰量に対しても
示されている。上部の曲線104は最小減衰状態を表し
ており、−15dB以下である。最大減衰レベルでは、
曲線106に示されているように、減衰器10は示され
ている周波数範囲にわたって、−21dB以下の出力反
射減衰量を生成する。
【0044】減衰器10はこのように厳密なインピーダ
ンス整合とメイン信号パス内でスイッチの最小化を行う
一方、4ビットディジタル減衰器に対応する減衰ステッ
プを与える。単一複合構造はすべての減衰状態を決定
し、それにより通常の縦続設計アプローチに必要となる
累積挿入損失を減らす。明らかに、第1、第2、第3イ
ンピーダンスのそれぞれの脚を多く或いは少なくした
り、ゲート幅と線内抵抗器を他の値としたり、二重また
は単一ゲートFETの他の組合せ及び他の構成は、同じ
か、他の減衰レベルを達成するために利用可能である。
【0045】このように、当業者には、上述の実施例
は、本発明の限界を示すものではなく実例の目的で述べ
られていることが、正しく評価されるだろう。形状及び
精部の変形は、特許請求の範囲で定義されているよう
に、本発明の精神と範囲を変えずに行われる。
【0046】
【発明の効果】本発明はマルチビットディジタル減衰器
を実現する新規な設計を与えるものである。本発明の様
々な特徴により、メイン信号パス内で低挿入損失とスイ
ッチの削減が実現される。好ましい態様では、本発明
は、様々な減衰状態を決定する、単一複合構造を有して
いる。また、セグメント化されたゲートと別々の直列ビ
ットネットワークの使用も必要でない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可変減衰器の概略を示す回路図で
ある。
【図2】図1の実施例の回路図である。
【図3】図2の回路による減衰ステップを示すグラフで
ある。
【図4】図2の回路の入力反射減衰量損失を示すグラフ
である。
【図5】図2の回路の出力反射減衰量損失を示すグラフ
である。
【符号の説明】
10 可変減衰器 18 第1のインピーダンス 20 第1のインピーダンス 34 第2のインピーダンス 40 第3のインピーダンス 42 第3のインピーダンス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】減衰すべき入力信号を受け取る入力端子、 減衰された入力信号を出力する出力端子、 該入力端子と該出力端子との間で直列に配設され、接続
    点で接続された第1の抵抗手段の対、 該第1の抵抗手段の対の間の接続点を選択的に基準電圧
    に接続するように制御可能な第2の抵抗手段、及び該入
    力端子と該出力端子とを該基準電圧に選択的に接続する
    ように共同して制御可能な第3の抵抗手段の対を備えて
    いる可変減衰器。
  2. 【請求項2】前記第3の抵抗手段の対は第1の電界効果
    トランジスタ手段(FET)の複数の対を備え、異なっ
    た対のFETは異なった幅のゲートを有し、第1のFE
    Tの各対は同じ幅のゲートを有し、別々に制御可能であ
    り、各対のFETのそれぞれは前記入力端子及び出力端
    子の対応する一方を前記基準電圧に接続する、請求項1
    に記載の減衰器。
  3. 【請求項3】前記第2の抵抗手段は、異なった幅のゲー
    トを有し、前記接続点の前記基準電圧への接続は別々に
    制御可能である複数の第2のFETを備えている請求項
    2に記載の減衰器。
  4. 【請求項4】前記第1の抵抗手段の対は異なった幅のゲ
    ートを有する第3のFETの複数の対を備え、第3のF
    ETの各対は同じ幅のゲートを有し、別々に制御可能で
    あり、各対の第3のFETのそれぞれは前記入力端子及
    び出力端子の対応する一方を前記基準電圧に接続する、
    請求項3に記載の減衰器。
  5. 【請求項5】前記第1の抵抗手段の対は抵抗の対を更に
    備えており、各抵抗は、前記入力端子及び出力端子の対
    応する一方を前記基準電圧に接続するために前記第3の
    FETの対応するものと並列に接続されている、請求項
    4に記載の減衰器。
  6. 【請求項6】前記第1の抵抗手段の対は抵抗の対を備え
    ており、各抵抗は前記入力端子及び出力端子の対応する
    一方を前記基準電圧に接続する、請求項1に記載の減衰
    器。
  7. 【請求項7】前記第1の抵抗手段の対は異なった幅のゲ
    ートを有する電界効果トランジスタ手段(FET)の複
    数の対を備え、FETの各対は同じ幅のゲートを有し、
    別々に制御可能であり、各対のFETのそれぞれは、前
    記入力端子及び出力端子の対応する一方を前記基準電圧
    に接続するために前記第3のFETの対応するものと並
    列に接続されている、請求項6に記載の減衰器。
  8. 【請求項8】減衰すべき入力信号を受け取る入力端子、 減衰された入力信号を出力する出力端子、 該入力端子と該出力端子との間に配設されており、所定
    幅のゲートを有し、前記入力端子を出力端子に選択的に
    接続するために制御可能である第1の電界効果トランジ
    スタ手段(FET)に並列の抵抗を備えている第1の抵
    抗手段、及び該入力端子と該出力端子とを該基準電圧に
    直接に接続する第2の抵抗手段を備えている可変減衰
    器。
  9. 【請求項9】前記第2の抵抗手段は前記出力端子を前記
    基準電圧に接続し、異なった幅のゲートを有する並列し
    た所定の複数の第2のFETを備え、減衰器は並列に接
    続された複数の第3のFETを有する第3の抵抗手段を
    更に備えており、各第2のFETに対応する第3のFE
    Tがあり、各第3のFETは、対応する第2のFETの
    幅に対応する幅のゲートを有しており、各第2のFET
    は各端子を該基準電に接続するために該第3のFETの
    対応する一方と共同して制御可能である、請求項8に記
    載の減衰器。
  10. 【請求項10】減衰すべき入力信号を受け取る入力端
    子、 減衰された入力信号を出力する出力端子、 該入力端子と該出力端子との間で直列に配設され、接続
    点で接続された第1の抵抗の対、 それぞれが該抵抗の対応する1個に並列に接続され、第
    1の幅のゲートを有し共同して制御可能である第1の電
    界効果トランジスタ手段(FET)の対、 それぞれが該抵抗の対応する1個に並列に接続され、第
    2の幅のゲートを有し共同して制御可能である第2の電
    界効果トランジスタ手段(FET)の対、 異なった幅を有し、並列に接続され、前記接続点を基準
    電圧に選択的に接続するために別々に制御可能である第
    3及び第4のFET、 同じ幅のゲートを有し、共同して制御可能であり、該入
    力端子及び出力端子の対応する一方を該基準電圧に選択
    的にそれぞれが接続する第5のFETの対、並びに同じ
    幅のゲートを有し、共同して制御可能であり、該入力端
    子及び手段予備出力端子の対応する一方を該基準電圧に
    選択的にそれぞれが接続する第6のFETの対を備え、 該第1、第2、第5及び第6のFETの対は、該減衰器
    の構成及び減衰を変更するために別々に制御可能であ
    る、ディジタル減衰器。
  11. 【請求項11】前記FETの1個と直列の第3の抵抗を
    更に備えている請求項10に記載の減衰器。
JP3217386A 1990-08-28 1991-08-28 スイッチされる低損失減衰器 Withdrawn JPH06112767A (ja)

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