JP2001094302A - 移相ユニット及びマイクロ波移相器 - Google Patents

移相ユニット及びマイクロ波移相器

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JP2001094302A
JP2001094302A JP26554599A JP26554599A JP2001094302A JP 2001094302 A JP2001094302 A JP 2001094302A JP 26554599 A JP26554599 A JP 26554599A JP 26554599 A JP26554599 A JP 26554599A JP 2001094302 A JP2001094302 A JP 2001094302A
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phase
unit
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lpf
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Chihiro Sakakibara
千洋 榊原
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Toshiba Corp
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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1ビットのチップ当たりのパターン面積を小さ
くした状態でアイソレーション特性の改善を図り、かつ
回路全体の小型化及び集積化の実現を図る。 【解決手段】HPF21、LPF22を構成するキャパ
シタをFET211,212,223に置き換えて、H
PFもしくはLPF形成時にはFET211,212,
223をオフ状態にすることでキャパシタとして利用し
て等価容量値を大きくし、アイソレート時にはFET2
11,212,223をオン状態にすることで低インピ
ーダンスの負荷として利用してSPDTスイッチ12,
13のFET122,124,132,134のドレイ
ン−ソース間の等価抵抗値とHPF21,LPF22の
インピーダンスとの合成インピーダンスを低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばモノシリ
ックマイクロ波集積回路で構成される移相ユニット及び
マイクロ波移相器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロ波移相器は、この入力端
子に入力されるマイクロ波信号の位相に所望の位相差を
与えて出力端子に伝送するもので、主にフェーズドアレ
イアンテナに用いられる。この種のマイクロ波移相器
は、砒化ガリウム(GaAs)等の半絶縁性基板上に電
界効果型トランジスタ(FET)などの能動素子や抵
抗、キャパシタ、インダクタ等を形成するモノシリック
マイクロ波集積回路により構成されている。特に、この
マイクロ波集積回路に関しては、小型・軽量化が研究さ
れている。
【0003】図5は、従来のマイクロ波移相器に使用さ
れる1ビット分の移相ユニットの構成を示す回路構成図
である。図5において、図中符号101は移相ユニット
で、入力端子11と、SPDT(Single Pole Double T
hrow)スイッチ12,13と、ハイパスフィルタ(HP
F)14と、ローパスフィルタ(LPF)15と、出力
端子16とを備えている。すなわち、SPDTスイッチ
12は、その入力ポートを入力端子11に接続し、その
出力ポートの一方をHPF14の入力側に接続し、他方
をLPF15の入力側に接続している。また、SPDT
スイッチ13は、その入力ポートの一方をHPF14の
出力側に接続し、他方をLPF15の出力側に接続し、
その出力ポートを出力端子16に接続している。
【0004】SPDTスイッチ12は、入力端子11と
HPF14との間の伝送線路上にFET121を介在
し、またその伝送線路と接地間にFET122を介在し
ている。そして、入力端子11とLPF15との間の伝
送線路上にFET123を介在し、またその伝送線路と
接地間にFET124を介在している。
【0005】SPDTスイッチ13は、HPF14と出
力端子16との間の伝送線路上にFET131を介在
し、またその伝送線路と接地間にFET132を介在し
ている。そして、LPF15と出力端子16との間の伝
送線路上にFET133を介在し、またその伝送線路と
接地間にFET134を介在している。
【0006】上記FET122,123,132,13
3は、それぞれゲート端子が制御端子17に接続されて
いる。また、上記FET121,124,131,13
4は、それぞれゲート端子が制御端子18に接続されて
いる。
【0007】HPF14は、その伝送線路上にキャパシ
タ141,142を介在し、伝送線路と接地間にインダ
クタ143を介在している。LPF15は、その伝送線
路上にインダクタ151,152を介在し、伝送線路と
接地間にキャパシタ153を介在している。
【0008】次に、上記構成における動作について説明
する。制御端子17に0V、制御端子18にFETのピ
ンチオフ電圧以下の制御電圧を印加した場合に、FET
122,123,132,133はオン状態になり、F
ET121,124,131,134はオフ状態にな
る。このため、入力端子11に入力されたマイクロ波信
号は、LPF15を通過し出力端子16から取り出され
るが、この際、LPF15の特性により決まる位相回転
が生じた信号となる。
【0009】また、制御端子17にFETのピンチオフ
電圧以下、制御端子18に0Vの制御電圧を印加した場
合に、FET121,124,131,134はオン状
態になり、FET122,123,132,133はオ
フ状態になる。このため、入力端子11に入力されたマ
イクロ波信号は、HPF14を通過し出力端子16から
取り出されるが、この際、HPF14の特性により決ま
る位相回転が生じた信号となる。
【0010】すなわち、制御端子17,18に印加する
制御電圧を選択的に切り替えることで、HPF14の特
性もしくはLPF15の特性によって決まる位相回転を
生じたマイクロ波信号を出力端子16から取り出すこと
ができる。つまり、この状態切り替えにより、通過する
マイクロ波信号に対し任意の位相変化を与えることがで
きる。
【0011】なお、HPF14は、図6に示すように、
通過信号に対して決められた移相量分の位相進みを与
え、LPF15は、通過信号に対して決められた移相量
分の位相遅れを与える。
【0012】ところで、従来の移相ユニット101で
は、例えば制御端子17にFETのピンチオフ電圧以
下、制御端子18に0Vの制御電圧を印加した場合に、
FET124,134のオン状態におけるドレイン−ソ
ース間の等価抵抗値が大きいため、SPDTスイッチ1
2,13の入出力ポート間のアイソレーションが悪く、
アイソレート側であるLPF15にも信号が通過してし
まい、その結果、出力端子16から取り出される信号が
歪んでしまうことになる。
【0013】また、制御端子17に0V、制御端子18
にピンチオフ電圧以下の制御電圧を印加した場合にも同
様に、FET122,132のオン状態におけるドレイ
ン−ソース間の等価抵抗値が大きいため、SPDTスイ
ッチ12,13の入出力ポート間のアイソレーションが
悪く、アイソレート側であるHPF14にも信号が通過
してしまい、その結果、出力端子16から取り出される
信号が歪んでしまうことになる。
【0014】そこで、改善策としては、FET122,
124,132,134それぞれのゲート幅を比較的大
きな値としてドレイン−ソース間の等価抵抗値を小さく
することが考えられる。しかし、この改善策では、移相
ユニットのパターン面積の増大を招き、ビット数によっ
ては回路全体のチップサイズも大きくなり、モノリシッ
クマイクロ波集積回路でのマイクロ波移相器としては適
さないという問題が生じている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
移相ユニットでは、SPDTスイッチを構成しているF
ETのオン状態におけるドレイン−ソース間の等価抵抗
値が大きいことにより、SPDTスイッチの入出力ポー
ト間のアイソレーションが劣化して信号歪みが生じると
いう問題を有している。また、アイソレーションの改善
策としてFETのゲート幅を大きくすると、パターン面
積が大きくなり、回路全体の小型化を図る上で障害にな
るという問題も有している。
【0016】この発明の目的は、1ビットのチップ当た
りのパターン面積を小さくした状態でアイソレーション
特性の改善を図れ、かつ回路全体の小型化及び集積化の
実現に有利な移相ユニット及びマイクロ波移相器を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る移相ユニ
ットは、互いに特性が異なり、通過信号に対して選択的
に位相変化を与える第1及び第2の通過移相部と、これ
ら第1及び第2の通過移相部のうちのいずれか一方に入
力信号を選択的に導出する切替部と、この切替部の切替
動作に連動して、第1及び第2の通過移相部の動作をオ
ン・オフさせる移相制御手段とを備えるようにしたもの
である。
【0018】この構成によれば、互いに特性が異なり、
通過信号に対して選択的に位相変化を与える第1及び第
2の通過移相部に対して、切替部にて選択的に入力信号
を与えるように切り替える際に、この切替部の切替動作
に連動して第1及び第2の通過移相部各々の動作をオン
・オフ制御するようにしているので、第1及び第2の通
過移相部のインピーダンスを低くすることで、アイソレ
ーション特性の改善を図ることが可能となる。
【0019】具体的には、第1の通過移相部は、伝送線
路上に介在されるインダクタンスと、この伝送線路と接
地間に接続されるスイッチ素子とにより構成され、第2
の通過移相部は、伝送線路上に介在されるスイッチ素子
と、この伝送線路と接地間に接続されるインダクタンス
とにより構成され、移相制御手段は、切替部の切替動作
に応じて、第1及び第2の通過移相部各々のスイッチ素
子を選択的にオン・オフ制御することを特徴とする。
【0020】この構成によれば、第1及び第2の通過移
相部の各々を構成するキャパシタをスイッチ素子に置き
換えて、第1及び第2の通過移相部形成時にはスイッチ
素子をオフさせることでキャパシタとして利用し等価容
量値を大きくすることでLPFまたはHPFとして利用
し、アイソレート時にはスイッチ素子をオンさせること
で低インピーダンスの負荷として利用して切替部の等価
抵抗値と第1及び第2の通過移相部それぞれのインピー
ダンスとの合成インピーダンスを低くすることにより、
切替部の入出力ポート間のアイソレーションの改善を図
ることができる。また、第1及び第2の通過移相部の各
々を構成するキャパシタをスイッチ素子に置き換えただ
けで、切替部の入出力ポート間のアイソレーションの改
善を図ることができるので、アイソレーション改善のた
めに切替部のインピーダンスを小さく設定する必要がな
く、これにより、パターン面積を小さくした状態で、良
好なアイソレーション特性を実現できる。
【0021】また、この発明に係るマイクロ波移相器
は、上記移相ユニットをm(mは自然数)段直列に接続
して構成され、各移相ユニットの第1及び第2の通過移
相部の動作を選択的にオン・オフさせることで、通過信
号に対して任意の移相量で選択的に位相変化を与えるこ
とを特徴とする。
【0022】この構成によれば、m段直列に接続された
移相ユニットの各々の第1及び第2の通過移相部の動作
を選択的にオン・オフさせることで、任意の移相量に可
変設定して通過信号に対して任意の移相量で位相変化を
与えることができ、また、移相ユニットとしてはパター
ン面積が小さいものであるので、回路全体として小型化
もしくは集積化の実現に有利となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1は、この発明に係る移相ユニットの一
実施形態を示す回路構成図である。なお、図1におい
て、上記図5と同一部分には同一符号を付して説明す
る。すなわち、SPDTスイッチ12とSPDTスイッ
チ13との間には、HPF21及びLPF22が介在さ
れることになる。HPF21は、その伝送線路上に介在
されるFET211,212と、この伝送線路と接地間
に介在されるインダクタ213とにより構成される。L
PF22は、その伝送線路上に介在されるインダクタ2
21,222と、伝送線路と接地間に介在されるFET
223とにより構成される。上記FET211,212
それぞれのゲート端子は、制御端子17に接続されてお
り、上記FET223のゲート端子は、制御端子18に
接続されている。
【0025】ここで、FETのスイッチング動作時の等
価回路について図2を参照して説明する。すなわち、F
ETのスイッチング動作時の等価回路は、図2(a)に
示すように、キャパシタと抵抗とを並列接続して構成し
ており、オン時には図2(b)に示すように抵抗が支配
的となり、オフ時には図2(c)に示すようにキャパシ
タが支配的となる。
【0026】そこで、このFETのインピーダンス特性
を利用した例えばSPDTスイッチ12及びLPF22
の動作について図3を参照して説明する。制御端子17
にピンチオフ電圧以下、制御端子18に0Vの制御電圧
を印加した場合に、FET123はオフ状態となり、F
ET124,223はオン状態となる。すると、図3
(a)に示すように、LPF22はオフ状態となる。そ
して、FET123はキャパシタとなり、FET12
4,223は抵抗となる。このとき、SPDTスイッチ
12の合成インピーダンスZ’とLPF22の合成イン
ピーダンスZ”との合成インピーダンスがZ’より低く
なり、これにより、入力端子11に供給されたマイクロ
波信号は、LPF22の出力側には表れなくなる。
【0027】また、制御端子17に0V、制御端子18
にピンチオフ電圧以下の制御電圧を印加した場合に、F
ET123はオン状態となり、FET124,223は
オフ状態となる。すると、図3(b)に示すように、L
PF22はオン状態となる。そして、FET123は抵
抗となり、FET124,223はキャパシタとなる。
このとき、SPDTスイッチ12の合成インピーダンス
Z’とLPF22の合成インピーダンスZ”との合成イ
ンピーダンスはZ”とほぼ同等になり、これにより、入
力端子11に供給されたマイクロ波信号は、LPF22
の出力側に表れることになる。このため、LPF22
は、FET223にて逆バイアス時に生じるキャパシタ
成分を利用してLPF特性を実現できる。
【0028】一方、HPF21については、制御端子1
7にピンチオフ電圧以下、制御端子18に0Vの制御電
圧を印加した場合に、FET122,123はオフ状態
となり、FET121,124はオン状態となる。この
時、FET211,212がオフ状態になり、FET2
11,212のドレイン−ソース間の等価容量値が増加
しインダクタ213によりHPF21の特性が決まる。
また、制御端子17に0V、制御端子18にピンチオフ
電圧以下の制御電圧を印加した場合に、FET122,
123はオン状態となり、FET121,124はオフ
状態となる。この時、FET211,212がオン状態
になり、FET122のドレイン−ソース間の等価抵抗
値とHPF21のインピーダンスとの合成インピーダン
スが低くなる。
【0029】この結果、入力端子11から入力されたマ
イクロ波信号は、HPF21使用時に、HPF21の特
性により位相回転した信号が出力端子16から取り出さ
れると同時に、FET223がオン状態になりFET1
24,134のドレイン−ソース間の等価抵抗値とLP
F22のインピーダンスとの合成インピーダンスが低く
なることで、LPF22の出力側には表れない。また、
LPF22使用時に、LPF22の特性により位相回転
した信号が出力端子16から取り出されると同時に、F
ET211,212がオン状態になりFET122,1
32のドレイン−ソース間の等価抵抗値とHPF21の
インピーダンスとの合成インピーダンスが低くなること
で、HPF21の出力側には表れない。
【0030】このため、FET124,134のドレイ
ン−ソース間の等価抵抗値によるSPDTスイッチ1
2,13の入出力ポート間のアイソレーションへの影響
が減少し、移相ユニット自体の特性が改善される。
【0031】以上のように上記実施形態であれば、HP
F21、LPF22を構成するキャパシタをFET21
1,212,223に置き換えて、HPFもしくはLP
F形成時にはFET211,212,223をオフ状態
にすることでキャパシタとして利用して等価容量値を大
きくし、アイソレート時にはFET211,212,2
23をオン状態にすることで低インピーダンスの負荷と
して利用してSPDTスイッチ12,13のFET12
2,124,132,134のドレイン−ソース間の等
価抵抗値とHPF21,LPF22のインピーダンスと
の合成インピーダンスを低くすることにより、SPDT
スイッチ12,13の入出力ポート間のアイソレーショ
ンの改善を図ることができる。また、HPF21,LP
F22の各々を構成するキャパシタをFET211,2
12,223に置き換えただけで、SPDTスイッチ1
2,13の入出力ポート間のアイソレーションの改善を
図ることができるので、アイソレーション改善のために
SPDTスイッチ12,13内のFET122,12
4,132,134ぞれぞれのゲート幅を広げる必要が
なく、これにより、パターン面積を小さくした状態で、
良好なアイソレーション特性を実現できる。
【0032】なお、上記実施形態では、HPF21及び
LPF22をオン・オフさせるスイッチ素子として、F
ET211,212,223を用いているが、これらF
ET211,212,223に代えて、PINダイオー
ドを用いるようにしてもよい。この場合、SPDTスイ
ッチ12,13の切替動作に応じて、HPF21,LP
F22それぞれのPINダイオードに順方向バイアス電
圧、逆方向バイアス電圧を選択的に供給することで、H
PF21,LPF22をオン・オフ制御する。
【0033】ここで、上記実施形態は、図4に示すよう
なマイクロ波移相器に適用されることになる。すなわ
ち、マイクロ波移相器は、m個の移相ユニット101〜
10mを直列接続して構成される。そして、各移相ユニ
ット101〜10mのHPF及びLPFの動作を選択的
にオン・オフさせることで、通過するマイクロ波信号に
対して任意の移相量で位相変化を与えるようにしてい
る。また、m段目の移相ユニット10mは、その移相量
が180°×1/2m-1に設定されている。
【0034】したがって、上記マイクロ波移相器によれ
ば、m段直列に接続された移相ユニット101〜10m
の各々のHPF、LPFの動作を選択的にオン・オフさ
せることで、任意の移相量に可変設定してマイクロ波信
号に対して任意の移相量で位相変化を与えることがで
き、また、移相ユニット101〜10mそれぞれのパタ
ーン面積が小さいものであるので、回路全体として小型
化もしくは集積化の実現に有利となる。
【0035】さらに、マイクロ波移相器としては、m段
の移相ユニット101〜10mを例えば180°、90
°、45°という順番で移相量を設定してもよいし、ま
た、それ以外の順番で移相量を設定するようにしてもよ
い。
【0036】この他、移相ユニットの構成、SPDTス
イッチの構成、HPFやLPFの構成、HPF、LPF
をSPDTスイッチの切替動作に連動させてオン・オフ
させる制御手段等についても、この発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施できる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
1ビットのチップ当たりのパターン面積を小さくした状
態でアイソレーション特性の改善を図れ、かつ回路全体
の小型化及び集積化の実現に有利な移相ユニット及びマ
イクロ波移相器を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る移相ユニットの一実施形態を示
す回路構成図。
【図2】上記図1に示したFETの等価回路を示す図。
【図3】上記図1に示したSPDTスイッチとLPFと
の等価回路を示す図。
【図4】上記移相ユニットの一実施形態が適用されたマ
イクロ波移相器の構成を示す回路ブロック図。
【図5】従来の移相ユニットの構成を示す回路構成図。
【図6】同従来の移相ユニットのHPF、LPFそれぞ
れの位相特性を示す図。
【符号の説明】
11…入力端子、 12,13…SPDTスイッチ、 14,21…HPF、 15,22…LPF、 16…出力端子、 17,18…制御端子、 101〜10m…移相ユニット、 121〜124,131〜134…FET、 141,142,153…キャパシタ、 143,151,152…インダクタ、 211,212,223…FET、 213,221,222…インダクタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに特性が異なり、通過信号に対して
    選択的に位相変化を与える第1及び第2の通過移相部
    と、 これら第1及び第2の通過移相部のうちのいずれか一方
    に入力信号を選択的に導出する切替部と、 この切替部の切替動作に連動して、前記第1及び第2の
    通過移相部の動作をオン・オフさせる移相制御手段とを
    具備してなることを特徴とする移相ユニット。
  2. 【請求項2】 前記第1の通過移相部は、伝送線路上に
    介在されるインダクタンスと、この伝送線路と接地間に
    接続されるスイッチ素子とにより構成され、 前記第2の通過移相部は、伝送線路上に介在されるスイ
    ッチ素子と、この伝送線路と接地間に接続されるインダ
    クタンスとにより構成され、 前記移相制御手段は、前記切替部の切替動作に応じて、
    前記第1及び第2の通過移相部各々のスイッチ素子を選
    択的にオン・オフ制御することを特徴とする請求項1記
    載の移相ユニット。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ素子は電界効果型トランジ
    スタであり、 前記移相制御手段は、前記切替部の切替動作に応じて、
    前記電界効果型トランジスタにゲート電圧を選択的に供
    給することで、前記第1及び第2の通過移相部をオン・
    オフ制御することを特徴とする請求項1または2記載の
    移相ユニット。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ素子はPINダイオードで
    あり、 前記移相制御手段は、前記切替部の切替動作に応じて、
    前記PINダイオードに順方向バイアス電圧、逆方向バ
    イアス電圧を選択的に供給することで、前記第1及び第
    2の通過移相部をオン・オフ制御することを特徴とする
    請求項1または2記載の移相ユニット。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至4のいずれかに記載の
    移相ユニットをm(mは自然数)段直列に接続して構成
    され、各移相ユニットの第1及び第2の通過移相部の動
    作を選択的にオン・オフさせることで、通過信号に対し
    て任意の移相量で選択的に位相変化を与えることを特徴
    とするマイクロ波移相器。
  6. 【請求項6】 前記m段の移相ユニットは、m段目の移
    相量が180°×1/2m-1であることを特徴とする請
    求項5記載のマイクロ波移相器。
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