JPH07320999A - 塗布膜形成方法及びその装置 - Google Patents

塗布膜形成方法及びその装置

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JPH07320999A
JPH07320999A JP7986294A JP7986294A JPH07320999A JP H07320999 A JPH07320999 A JP H07320999A JP 7986294 A JP7986294 A JP 7986294A JP 7986294 A JP7986294 A JP 7986294A JP H07320999 A JPH07320999 A JP H07320999A
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Hiroichi Inada
博一 稲田
Hiroyuki Iino
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Katahiro Kitamura
普浩 北村
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雅敏 出口
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光寛 南部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布液の少量化を図ると共に、塗布膜の均一
化を図れるようにした塗布膜形成方法及びその装置を提
供する。 【構成】 スピンチャク2にてウエハWを回転可能に支
持する。ウエハWの上方にスキャン機構6によって移動
する噴頭5に、溶剤供給ノズル3とレジスト液供給ノズ
ル4とを取付ける。これにより、ウエハWの上方に噴頭
5を移動して、回転若しくは停止しているウエハWの一
面上に溶剤供給ノズル3から溶剤Aを供給した後、ウエ
ハWを所定の回転数で回転させて溶剤BをウエハWの一
面全体に拡散させ、レジスト液供給ノズル4からウエハ
Wの中心部上に、ウエハWを所定の回転数で回転させな
がらレジスト液Bを供給して、ウエハWの一面全体に渡
って拡散させてレジスト膜を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばレジスト膜の
ような溶剤による液状塗布膜を、半導体ウエハのような
塗布体上やこの上に形成された層の上に形成するための
塗布膜形成方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体技術の分野では、
半導体ウエハの上に形成された半導体層、絶縁体層、電
極層を選択的に所定のパターンにエッチングする場合
に、パターン部のマスキングとして層の表面にレジスト
膜を形成することが行われている。
【0003】例えば、レジスト膜の形成方法として、半
導体ウエハ(以下にウエハという)を上に載置固定した
状態で載置台を回転させ、例えば、このウエハ上面の中
心部に溶剤と感光性樹脂とからなるレジスト液を滴下
し、そのレジスト液をウエハの回転力と遠心力とにより
ウエハ中心部から周縁部に向けて渦巻状に拡散させて塗
布する方法が知られている。
【0004】この方法においては、レジスト液がウエハ
の中心位置から周縁部に向けて拡散していく過程におい
て、レジスト液中の溶剤が蒸発する。このために拡散す
る方向でレジスト液の粘度が異なり、中心部と周辺部と
では形成されたレジスト膜の厚さが異なる。また、ウエ
ハは、中心位置よりも外周部で周速がはるかに増加する
ので、飛散する量も多い。すなわち、均一な塗布に限界
があった。
【0005】このため、従来では、例えば、特開昭57
−43422号公報や特開昭59−141220号公報
に記載されているように、レジスト液の温度調整あるい
はレジスト膜形成雰囲気中にレジスト液に使用されてい
るのと同じ溶剤を充満させてレジスト液中の溶剤の蒸発
を抑制する方法や、特開昭59−11895号公報、特
開昭61−91655号公報及び特開昭61−1503
32号公報に記載されているように、レジスト液塗布前
にレジスト液の溶剤をウエハ表面にて滴下する方法が提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者す
なわちレジスト液の温度調整あるいはレジスト膜形成雰
囲気中にレジスト液に使用されているのと同じ溶剤を充
満させてレジスト液中の溶剤の蒸発を抑制する方法で
は、レジスト液の使用量が多く、例えば、レジスト液の
塗布量の、1〜2%しか実際のレジスト膜の形成に寄与
していない。例えば、1μmの厚さのレジスト膜を形成
する場合には8インチウエハで4〜8ccのレジスト液
を必要としている。また、後者すなわちレジスト液塗布
前にレジスト液の溶剤をウエハ表面にて滴下する方法で
も、均一な塗布が困難で上記問題を充分に解決すること
はできない。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、レジスト液等の塗布液の使用量が少なくて済み、か
つ均一な厚さの塗布膜を形成することの可能な方法及び
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、この発明の一態様に係わる塗布膜形成方法は、回転
若しくは停止されている基板の一面上に塗布液の溶剤を
供給する工程と、上記溶剤が塗布された基板を第1の回
転数で回転させて、溶剤を基板の一面全体に渡って拡散
させる工程と、上記基板のほぼ中心部上に、所定量の塗
布液を、基板を第2の回転数で回転させて、基板の一面
全体に渡って拡散させて塗布膜を形成する工程とを有す
ることを特徴とするものである。
【0009】また、この発明の一態様に係る塗布膜形成
装置は、回転若しくは停止されている基板の一面上に塗
布液の溶剤を塗布する手段と、上記溶剤が塗布された基
板を第1の回転数で回転させて、溶剤を基板の一面全体
に渡って拡散させる手段と、上記基板のほぼ中心部上
に、所定量の塗布液を、基板を第2の回転数で回転させ
て、基板の一面全体に渡って拡散させて塗布膜を形成す
る手段とを具備することを特徴とするものである。
【0010】この発明において、上記基板とは、これら
単独はもとより、この上に他の材質の層、例えば半導体
層などが形成されている半導体ウエハや液晶基板の場合
には、この層をも含めた概念である。したがって、溶剤
が塗布された基板(半導体ウエハ,液晶基板)とは、基
板に直接塗布された溶剤はもとより、基板上に形成され
た層に塗布された溶剤をも意味する。すなわち、塗布液
が形成される表面を有する基体をいう。したがって、円
板状、方形状、フィルム状などを問わないものである。
【0011】また、この発明において、塗布液とは、こ
の分野で通常使用されているように、溶媒によって液状
になっているものをも意味する。例えば、レジスト(感
光剤)液,磁性液などをいう。
【0012】また、この発明において、基板として例え
ば半導体ウエハの寸法と、これの塗布液のと塗布時の回
転数と、塗布液のノズル(第2のノズル)の内径と、塗
布液の供給時間と、供給量とは、以下のように設定する
ことが望ましいが、必しもこれに限定されるものではな
い。
【0013】6インチウエハの場合 回転数:3000〜6000rpm ノズルの内径:0.1〜2.0mm 供給時間 平坦なウエハ:4±2sec 凹凸のあるウエハ:3±2sec 供給量 平坦なウエハ:0.2〜1.0cc 凹凸のあるウエハ:0.5〜2.0cc 8インチウエハの場合 回転数:2000〜4000rpm ノズルの内径:0.5〜2.0mm 供給時間 平坦なウエハ:6±2sec 凹凸のあるウエハ:4±2sec 供給量 平坦なウエハ:0.5〜2.0cc 凹凸のあるウエハ:1.0〜3.0cc 12インチウエハの場合 回転数:1000〜3000rpm ノズルの内径:0.8〜3.5mm 供給時間 平坦なウエハ:9±1sec 凹凸のあるウエハ:7±2sec 供給量 平坦なウエハ:1.0〜3.0cc 凹凸のあるウエハ:1.5〜5.0cc 液晶基板(LCD基板)の場合 回転数:500〜2000rpm ノズルの内径:0.8〜5.0mm 供給時間:12±4sec 供給量:2.0〜9.0cc
【0014】
【作用】上記技術的手段によるこの発明によれば、回転
若しくは停止されている基板の一面上に塗布液の溶剤を
塗布した後、溶剤が塗布された基板を第1の回転数で回
転させて、溶剤を基板の一面全体に渡って拡散させ、そ
して基板のほぼ中心部上に、所定量の塗布液を、基板を
第2の回転数で回転させて、基板の一面全体に渡って拡
散させて塗布膜を形成する。これにより、溶剤に対する
適正な配合割合の塗布液を供給することができ、塗布液
の使用量が少なくすることができる。また、溶剤と塗布
液との接触による塗布液の粘度を均一にして均一な厚さ
の塗布膜を形成することができる。
【0015】
【実施例】以下にこの発明の実施例を添付図面に基いて
詳細に説明する。ここでは、この発明の塗布膜成形方法
及び塗布膜形成装置を半導体ウエハのレジスト膜の形成
方法及び形成装置に適用した場合について説明する。
【0016】図1に示すように、塗布装置は、被塗布体
である円板状の基板、例えば半導体ウエハW(以下にウ
エハという)を収容する処理容器1と、上面にウエハW
を水平状態に真空によって吸着保持し、予め設定された
プログラムで回転し、回転速度を可変でき、上下動可能
な機構を有する回転体例えばスピンチャック2と、この
スピンチャック2を回転する手段であるモータ2a例え
ばバルスモータと、上記スピンチャック2の上方位置に
移動可能に構成される塗布液の溶剤(溶媒)Aの供給ノ
ズル3(第1のノズル)と塗布液であるレジスト液Bの
供給ノズル4(第2のノズル)とを近接させて一体に取
り付けた噴頭5と、この噴頭5を把持して噴頭待機位置
とウエハ上方位置間で移動させる移動手段であるスキャ
ン機構6とを有する。ノズル3,4からの溶剤供給路及
びレジスト液供給路のそれぞれには、中を流れる溶剤A
及びレジスト液Bを予め設定された温度に設定するため
の温度調整機構10が設けられている。
【0017】上記溶剤供給ノズル3は溶剤供給路である
溶剤供給チューブ7と開閉バルブ7aを介して溶剤タン
ク7bに接続されており、溶剤タンク7b内に供給され
る窒素(N2 )ガスの加圧を制御することによって溶剤
タンク7b内の溶剤AがウエハW上に所定時間中所定量
の溶剤Aの供給が可能となっている。
【0018】レジスト液供給ノズル4は、レジスト液供
給路であるレジスト液供給チューブ8を介してレジスト
液タンク8bに連通されている。このチューブ8には、
サックバックバルブ8c、エアーオペレーションバルブ
8d、レジスト液B中の気泡を分離除去するための気泡
除去機構8e、フィルタ8f及びベローズポンプ8gが
順次設けられている。このベローズポンプ8gは、駆動
部により制御された状態で伸縮可能となっており、所定
量のレジスト液をノズル4を介してウエハWの中心部に
供給例えば滴下可能となっている。従来のレジスト液の
供給量より少量のレジスト液の供給量制御を可能として
いる。この駆動部は、一端がベローズポンプの一端に吸
着されたねじと、このねじに螺合されるナットとからな
るボールネジ8kと、このナットを回転させることによ
りねじを直線動させるステッビングモータ8hとにより
構成されている。レジスト液供給ノズル4の口径は、具
体的には、6インチのウエハ用の場合には、内径が0.
1〜2.0mm、好ましくは1.0mmに、8インチの
ウエハの場合には、内径が0.5〜2.0mm、好まし
くは1.5mmに、そして12インチのウエハの場合に
は内径が0.8〜3.5mm、好ましくは2.0mmに
設定されている。このように、ノズルの径をウエハの寸
法に応じて設定することか望ましいが、0.1〜3.5
mmの範囲で任意に設定されて得る。いずれの場合で
も、なるべく少量のレジスト液をなるべく長い時間をか
けて供給できるようになっている。供給時間が短いと膜
厚の均一性が良くなく、また長すぎるとレジスト液がウ
エハの周縁部までいかなくなる。ここでなるべく少量と
は、上記ノズルの口径そしてレジスト液供給圧力に依存
する。
【0019】上記のように構成されるレジスト液供給系
において、レジスト液の吐出時間はベローズポンプ8g
のステッビングモータ8hの駆動時間によって制御(制
御制度:±2msc)されるようになっている。また、
レジスト液の吐出量はベローズポンプ8gの駆動動作、
例えば駆動時間並びに駆動速度と、レジスト液供給路を
開閉するためのエアーオペレーションバルブ8dの開閉
動作(ON−OFF動作)によって設定されるようにな
っている。例えば、図3に示すように、ベローズポンプ
8gの吐出工程を徐々に流量が増していく、駆動立ち上
がり時間(吐出開始後の初期の期間)のTD1と、流量
が一定の駆動時間(吐出中間時の期間)であるTD2
と、流量が徐々に減っていく駆動立ち下がり時間(吐出
後期の終了前の期間)のTD3とに分けて、それぞれを
単独もしくは組み合わせて制御することによってレジス
ト液の時々刻々の吐出量を正確にかつ吐出時間をも必要
に応じて正確に制御できるように構成されている。この
図3で横軸は時間(sec)を示し、縦軸はレジスト液
のノズル4からの吐出流量(これはベローズポンプの駆
動時間と比例する)並びにエアーオペレーションバルブ
の動作タイミングを示す。
【0020】更に、ステッピングモータ8hの回転速度
のみを制御変更することにより、ベローズポンプ8gの
縮小動作を可変できるため、上記TD1,TD2,TD
3期間中、各々、吐出流量を制御するようにしてもよ
い。例えば、TD1期間中は、ステッピングモータ8h
の回転速度を漸次増速して吐出流量を漸次増加させ、T
D2期間中は一定速度にして一定吐出量に、TD3期間
中は漸次減速して吐出流量を漸次減少させるように、自
動的に制御してもよい。
【0021】また、図3に示すように、ベローズポンプ
8gの吐出工程に合わせてエアーオペレーションバルブ
8dをON動作させると共に、ベローズポンプ8gの吐
出工程終了後、一定時間T(例えば0.1秒〜1.2
秒)の間エアーオペレーションバルブ8dをON動作さ
せている。すなわち、エアーオペレーションバルブ8d
を延長時間を持たせてOFFするような遅延動作をさせ
ることによって、ベローズポンプ8gからレジスト供給
ノズル4aに至る配管内のレジスト液に作用する圧力を
無くして残圧0の状態にて、OFF動作させるため、O
FF動作後の次の工程のレジスト液の吐出の不安定さを
解消することが可能となり、レジスト液Bの吐出量の常
時正確にすることができる。上記ベローズポンプ8gの
駆動時間(TD1,TD2,TD3)の設定及びエアー
オペレーションバルブ8dのON−OFF動作は、予め
設定されたプログラムに基いてコンピュータの作用で自
動的に制御される。
【0022】上記ベローズポンプ8gの駆動時間(TD
1,TD2,TD3)の設定において重要なことは、レ
ジスト液の吐出流量を予め定められた吐出総量の内、予
め定められた量を吐出させた(TD2)後に、残りの吐
出すべき量を流量を絞り込むようになだらかに供給する
こと(TD3)、換言すれば、TD3期間中、時間の経
過に従って吐出流量を漸次減少させながら供給すること
によって、被処理体の外周部においてレジスト膜厚が薄
くなるという問題点を解決することができるように構成
されていることである。
【0023】レジスト液の吐出時間の制御はレジスト液
供給ノズル4に設けた可変オリフィス(図示せず)の開
閉動作によって行うことも可能である。また、ベローズ
ポンプ8gを用いずにレジスト液タンク8bへのN2
スの加圧によってレジスト液Bの供給を行うことも可能
であり、この場合のレジスト液Bの吐出時間制御はN2
ガスの加圧量の調整によって行うことができる。
【0024】上記実施例の方式によれば、レジスト液の
消費量を低減できることによって、処理容器内部の汚れ
が減り、カップ洗浄の効率化を図ることができると共
に、カップ内のパーティクルの低減をも図ることがで
き、ひいては被塗布体に付着するミストの低減を図るこ
とができる。また、本発明者が本方式を実験したとこ
ろ、レジスト液の消費量が1日あたり例えば1/4に減
少することが確認されている。
【0025】また、上記ベローズポンプの駆動時間(T
D1,TD2,TD3)の設定及びエアーオペレーショ
ンバルブのON−OFF動作の設定は、予め設定される
プログラムによりコンピュータの作用で自動的に制御さ
れるが、それぞれを独立して任意に修正変更することも
可能であり、また、任意に修正変更することはTD2に
限定して新たにシーケンサーを追加してもよい。
【0026】上記レジスト液供給系に設けられたサック
バックバルブ8cは、レジスト液供給ノズル4からのレ
ジスト液吐出後、レジスト液供給ノズル4先端内壁部に
表面張力によって残留しているレジスト液Bをレジスト
液供給ノズル4内に引き戻すためのバルブであり、これ
により、残留レジスト液の固化を阻止するためのもので
ある。この場合、少量のレジスト液Bを吐出するレジス
ト液供給ノズル4において、通常通りサックバックバル
ブ8cの負圧作用によってレジスト液をレジスト液供給
ノズル4内に引き戻すと、ノズル4先端付近の空気も一
緒にノズル4内に巻き込まれてしまい、ノズル4先端に
付着したレジスト液Bの残滓がノズル4内に入り、ノズ
ル4の目詰まりを起こすばかりか、乾燥したレジストが
パーティクルとなりウエハWが汚染されると共に、歩留
まりの低下をきたすという虞れがある。
【0027】この問題を解決するために、図4(a)に
示すように、レジスト液供給ノズル4のノズル孔4aに
比較して、開口部近くの部分の肉厚4bを厚くしてい
る、すなわち、このノズル4は、筒状の先端部と、この
筒状の先端部に続く、逆円錐台形部とを有する。代わっ
て、図4(b)に示すように、レジスト液供給ノズル4
の筒状の先端部又は開口部に外フランジ4cを設けるこ
とにより、サックバックの際にノズル4先端付近の空気
の巻き込みを防止することができる。また、図4(c)
に示すように、レジスト液供給ノズル4の垂直に延びた
円筒状の先端に横S字状に延びた細径の屈曲部dを形成
し、この屈曲部4dの中央付近までサックバックを行う
ことにより、同様にノズル先端部の空気の巻き込みを防
止することができる。
【0028】上記温度調整機構10は、図5に示すよう
に、溶剤供給チューブ7及びレジスト供給チューブ8の
外周をそれぞれ包囲するように設けられる温度調整液供
給路11と、この温度調整液供給路11の両側の端部に
両端がそれぞれ接続された循環路12と、循環路12の
それぞれに設けられた循環ポンプ13と、循環路12の
途中に接続された温度調整液C(例えば恒温水)を一定
温度に維持するサーモモジュール14とにより構成され
ている。このように構成された温度調整機構10によ
り、溶剤供給チューブ7内を流れる溶剤Aとレジスト供
給チューブ8内を流れるレジスト液Bを所定温度(例え
ば、約23℃)に維持することができる。
【0029】図5上では、溶剤供給ノズル3と溶剤供給
チューブ7とが、また、レジスト液供給ノズル4とレジ
スト液供給チューブ8とが、それぞれ一体に形成されて
いるが、図6を参照して以下に詳述するように、別体と
して形成することも好ましい。
【0030】上記噴頭5は例えばステンレス鋼あるいは
アルミニウム合金製部材にて形成されている。この噴頭
5の上面には迂回通路15の一部をなすU字状の孔がそ
れぞれ形成され、この孔の底部には噴頭5の下面まで延
出した垂直貫通孔5aが形成されている。各貫通孔5a
は、下方に向かうに従って大径となる傾斜中部5bと、
大径の下部5cとを有し、この下部5cの内周面には雌
ねじが形成されている。このような構成の噴頭5に、ノ
ズル3、4を装着する場合には、貫通孔5a中に、円筒
状のノズル3、4をそれぞれ上部並びに下部が延出する
ように貫挿し、ノズル3、4が貫通可能な垂直貫通孔を
有するほぼ円錐形の合成樹脂でできたシール部材16を
傾斜中部5bに詰め、ノズル3、4が貫通可能な垂直貫
通孔を有する取付けねじ部材17をねじ付け下部5c中
に捩入することにより、シール部材16を中部5bの傾
斜内周面に押圧させている。このようにして、ノズル
3、4は噴頭5に液密に装着されている。この場合、中
間部5bの上面とシール部材16との上面との間に図示
のようにOリング18を介在させることにより、迂回通
路15とノズル3、4との間の水密維持を更に確実にす
ることができる。
【0031】上記噴頭5の一側の上面には保持ピン19
が突設されており、この保持ピン19を把持するスキャ
ンアーム6aがスキャン機構6によってX,Y(水平)
及びZ(垂直)方向に移動することにより、噴頭5すな
わち溶剤供給ノズル3及びレジスト液供給ノズル4がウ
エハWの中心部上方の作動位置とノズル待機部20上方
の待機位置との間に選択的に移動されるようになってい
る。なおこの場合、レジスト液の種類に応じて4種類の
噴頭5が配設されている(図2参照)。すなわち、ノズ
ル待機部20には、4つの噴頭5が準備されており、こ
れらの噴頭5のレジスト液供給ノズル4は、それぞれ別
のレジスト液が入ったタンクに連通されている。この場
合、各噴頭5にはレジスト液供給ノズル4のみを設けて
おき、溶剤供給ノズル3はスキャンアーム6aの先端に
予め取着しておいて全ての噴頭5に対して共通に使用で
きるようにしてもよい。また、この場合には、溶剤供給
ノズル3を複数個、例えば直線状に配管して、ウエハの
径方向に沿って一度に複数箇所から溶剤を供給するよう
にしてもよい。この場合、異なる吐出径のノズルを備
え、吐出流量の大小や吐出流量の変化に対応させて、各
ノズルからの吐出を任意に制御するようにしてもよい。
【0032】上記処理容器1は、図1に示すように、ス
ピンチャック2にて保持されるウエハWの周囲を覆う円
筒状の外容器1aと、ウエハWの下面付近に位置する水
平片1bと筒状壁1cとを有する環状の内容器1dとで
構成されている。そして、外容器1aの底部には排気口
1eと排液口1fが設けられており、排気口1eには図
示しない真空ポンプ等の吸引手段を介設する排気管21
が接続され、排液口1fには排液管22が接続されてい
る。
【0033】上記スピンチャック2に関してノズル待機
位置と対向する側には、図2に示すように、リンス液供
給ノズル23が設けられている。また、このリンス液供
給ノズル23は、上下移動及び回動させるための移動機
構24の一端部に設けられている。この移動機構24
は、リンス液を供給しない間は処理容器1から退避して
おり、リンス液を供給する時のみ上方に待機しているリ
ンス液供給ノズル23を回動及び下方に移動させて、ウ
エハWの外周部にリンス液を供給するように構成されて
いる。
【0034】上記のように構成される塗布装置によるレ
ジスト膜の形成手順を、8インチウエハの場合を例えと
して図7のフローチャートを参照して説明する。
【0035】例えば図示しないウエハ支持アームに中心
出し構造を設け、この手段によりウエハキャリアより1
枚搬出され位置合せされたウエハWを、図示しない搬送
アームによって静止したスピンチャック2上に移動さ
せ、ウエハWを真空吸着によってスピンチャック2が保
持しウエハWを支持する(予備位置合わせ)。この静止
状態において、回転させずに静止状態(0rpm)に、
又は、スピンチャック2の回転駆動によりウエハWを処
理時の定常回転(1500rpmから3500rpm程
度の範囲の例えば回転数:2500rpm)より低速に
(500から1500rpm程度の範囲例えば回転数:
1000rpm)、1から3秒(sec)程度例えば
2.0secで回転させる(ステップ1)。この回転中
に、若しくは回転前に、スキャン機構6によってスキャ
ンアーム6aに挾持されてウエハWの中心部上方に移動
させられた噴頭5の溶剤供給ノズル3からウエハ表面に
塗布液の溶剤Aとして例えばメチル−3−メトキシプロ
ピオネート(MMP)を例えば1.5sec間で1.0
cc供給例えば滴下する(ステップ1a)。この供給手
段はスプレーでもよい。
【0036】次に、スピンチャック2を、2から10s
ec間程度例えば6.0sec間、高速回転(回転数:
3000から5000rpm程度の範囲例えば4000
rpm)とし溶剤AをウエハW一面全体に渡って拡散さ
せると共にウエハから振り切る(ステップ2)。この
6.0sec間の間に、異なるウエハW間のアベレージ
変動(平均膜厚の変動)を制御するためにスピンチャッ
ク2を1から5sec間程度例えば2.0sec間、低
速回転(回転数:1000から2000rpm程度の範
囲例えば1500rpm)し(ステップ2a)、その
後、ウエハWの外周部の膜厚をコントロールするために
スピンチャック2を処理時の定常回転の回転数(250
0rpm)よりやや高速に回転(2000から4000
rpm程度の範囲例えば回転数:2900rpm)する
(ステップ2b)ことが、好ましい。
【0037】ここで、高速回転後にウエハWの回転数を
1500rpmに減速する理由は、減速しない場合、塗
布処理されるウエハW間においてレジスト膜の不均一が
生じることが実験により確認されており、これを防止す
るためである。また、アベレージ変動抑制工程後にウエ
ハWの回転数を後述するレジスト供給時と同じ回転数
(回転数:2900rpm)とする理由は、実験によ
り、この回転数がレジスト膜厚の安定化を図るために有
効であることが確認されており、これを図るためであ
る。
【0038】上記ステップ2における6sec間が経過
し、溶剤膜がウエハ表面に形成されたときに(溶剤Aが
乾燥する前)、ウエハWの回転数を2500から350
0程度の範囲例えば2900rpmに回転させると同時
に、ウエハ表面上の溶剤膜上の中心部にレジスト液供給
ノズル4aから塗布液例えばレジスト液Bを3.5se
c間供給例えば1.5cc滴下する(ステップ3)。こ
のときの溶剤Aが乾燥する時期は、予め実験により求め
ることができる。例えば、ウエハWの表面を目視し、光
の干渉縞が見えている間は乾燥しておらず、乾燥したら
干渉縞が見えなくなるので、その時期を知ることができ
る。この場合3.5sec間の供給時期には、上記した
ベローズポンプ8gの駆動時間すなわち駆動立ち上がり
時間TD1と、定常の駆動時間であるTD2と、駆動立
ち下がり時間のTD3とに分けられており、それぞれの
時間(サイクルステップ数)独立して制御でき、レジス
ト液の供給量を正確にかつ微妙に制御できるように構成
されている。このステップ3におけるウエハの回転数
は、必ずしも、ステップ2における回転数よりも低く設
定する必要はなく、同じ、もしくは高くしてもよい。こ
のときの、レジスト液の供給速度と、ウエハの回転数と
は、溶剤の乾燥速度を考慮して設定するのが望ましい。
すなわち、ウエハ上でのレジスト液の拡散速度が、溶剤
の乾燥速度とほぼ一致するように上記条件を設定するこ
とにより、レジスト膜が、少ないレジスト液で均一な厚
さに形成され得る。
【0039】ステップ3が経過した後、レジスト供給ノ
ズル4を待機位置に戻してウエハWを所定の回転速度例
えば2500rpm(定常回転)に減速して15sec
間回転する(ステップ4)。このようにして塗布処理が
終了した後、ウエハWの回転数を2500romに維持
した状態で、リンス液供給ノズル23をウエハWの周縁
部上方へ移動させてレジスト溶剤液を例えば9.0se
c間供給してウエハWの周辺部に残留するレジスト液を
溶解除去するとともに、図示しない裏面洗浄ノズルから
ウエハWの裏面にレジスト溶剤を噴射してウエハW裏面
に付着するレジスト液を除去して(ステップ5)、塗布
作業を完了する。
【0040】上記のように構成されるこの発明に係る塗
布装置は半導体ウエハWのレジスト塗布装置として単独
で使用される他、後述する半導体ウエハWのレジスト塗
布・現像装置に組み込んで使用することができる。以下
に、上記実施例の塗布装置を組み込んだレジスト塗布・
現像装置の構造について説明する。
【0041】図8に示すように、このレジスト塗布・現
像装置40は、その一端側に被処理体として例えば多数
枚の半導体ウエハWを収容する複数のカセット51を、
例えば、4個載置可能に構成したキャリアステーション
50を有し、このキャリアステーション50の中央部に
は半導体ウエハWの搬入・搬出及び半導体ウエハWの位
置決めを行う補助アーム53が設けられている。また、
前記レジスト塗布・現像装置40の中央部にてその長さ
方向に移動可能に設けられると共に、上記補助アーム5
3から半導体ウエハWを受渡されるメインアーム42が
設けられており、このメインアーム42の移送路の両側
には各種処理機構が配置されている。具体的には、これ
らの処理機構としてはキャリアステーション50側の側
方には、プロセスステーションとして例えば半導体ウエ
ハWをブラシ洗浄するためのブラシスクラバ41f及び
高圧ジェット水により洗浄を施すための高圧ジェット洗
浄機41g等が並列されると共に、メインアーム42の
移送路の反対側には現像装置41eが2基並設され、そ
の隣には、2基の加熱装置41bが積み重ねて設けられ
ている。
【0042】上記処理機構の側方には、接続用ユニット
55を介して、半導体ウエハWにフォトレジストを塗布
する前にこれを疎水化処理するアドヒージョン処理装置
41aが設けられ、この下方にはクーリング装置41c
が配置されている。これらの装置41a,41cの側部
には加熱装置41bが2列で2個ずつ積み重ねるように
配置されている。
【0043】また、上はメインアーム42の移送路を挟
んでこれら加熱装置41bやアドヒージョン処理装置4
1a等の反対側には半導体ウエハWにフォトレジスト液
を塗布するレジスト塗布装置41dが2台並設されてい
る。なお、図示されていないがこれらレジスト塗布装置
41dの側部には、レジスト膜に所定の微細パターンを
露光するための露光装置等が設けられている。
【0044】上記のように構成されるレジスト塗布・現
像装置において、まず、未処理のウエハWは、搬入・搬
出機構50の補助アーム53によってウエハキャリア5
1から取り出され、補助アーム53上のウエハWは、メ
インアーム42に保持されて、各処理機構41a〜41
eへ順次搬送されて、適宜処理が施される。そして、処
理後のウエハWは、再びメインアーム42によって搬送
され、補助アーム53によってウエハキャリア52へ収
容されて、ウエハWの処理作業は完了する。
【0045】なお、上記ベローズポンプ8gは、ステッ
ピングモータ8hによって駆動されるボールネジ8kを
介してベローズの伸縮による送液動作によってレジスト
液タンク内のレジスト液Bが所定量ウエハW上に供給さ
れるようになっている電動ポンプ式の構成について説明
したが、ベローズでなくダイヤフライを用いてもよい。
また、ステッピングモータではなくリニアモータを用い
て直線運動にしてもよく、ベルト駆動を用いてもよい。
また、エアシリンダーを電子制御する電子エアーポンプ
を用いてもよい。
【0046】なお、上記温度調整機構10により溶剤と
レジスト液の温度が例えば23℃に制御されているので
レジスト膜厚の変動を少なくすることができる。また、
クーリング温度の変化によって、従来は、クーリング温
度が高いと被処理体の中心部のレジスト膜厚が薄く、被
処理体の外周部が厚くなるという問題があったが、溶剤
を塗布した後にレジスト液を供給する本方式によれば、
クーリング温度の変化があっても、均一なレジスト膜厚
が得られることが、発明者の実験によって確認されてい
る。また、クーリング温度の変化と同じように、処理容
器内部の温度変化によっても、従来は、処理容器内部の
温度が高いと被処理体の中心部のレジスト膜厚が薄く、
被処理体の外周部が厚くなるという問題があったが、溶
剤を塗布した後にレジスト液を供給する本方式によれ
ば、処理容器内部の温度の変化があっても、均一なレジ
スト膜厚が得られることが、発明者の実験によって確認
されている。
【0047】なお、上記実施例においては、溶剤供給ノ
ズル3を噴頭5に供給ノズル4と一体的に備えた構成に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、図
9及び図10に示す実施例のように示すように、リンス
液供給ノズル23と一体的に設けて溶剤を供給してもよ
い。
【0048】この例では、溶剤の供給路とレジスト液の
供給路とに、共通の温度調節機構10が配設されてい
る。噴頭5とスキャン機構6のスキャンアーム6aとは
一体に形成され、噴頭5とスキャンアーム6aに温度調
整液供給路10aを形成し、この供給路10a内に溶剤
供給チューブ7とレジスト液供給チューブ8とを配管し
て、同一の温度調整液Cによって溶剤Aとレジスト液B
との温度調節を行えるようにしている。このように構成
することにより、温度調節機構10の構造を簡略化する
ことができると共に、溶剤Aとレジスト液Bとを同一の
温度に維持することができる。
【0049】噴頭5とノズルとの配列並びに構成は上記
例に限定されるものではなく、例えば図11ないし図1
3に示すようにしてもよい。図11に示す例は、レジス
ト液供給ノズル4の外周にこれと同軸的に溶剤供給ノズ
ル3を配置した場合である。このために、レジスト液供
給ノズル4と溶剤供給ノズル3とを二重管構造にし、か
つ溶剤供給ノズル3の先端をレジスト液供給ノズル4の
先端よりも下方に突出させている。勿論、溶剤供給ノズ
ル3の先端をレジスト液供給ノズル4の先端とが同一レ
ベルになるように、もしくは前者の方が短くなるように
構成してもよい。代わって、溶剤供給ノズル3の外側に
レジスト液供給ノズル4を配設するようにしてもよい。
また、図12に示すように、レジスト液供給ノズル4と
溶剤供給ノズル3とが併設され、これらの吐出口60が
共通となっている機構を採用してもよい。
【0050】図13に示すように、噴頭5内に形成され
中央に吐出口61を有する環状の溶剤貯留タンク62内
の溶剤中に溶剤供給ノズル3の先端を挿入すると共に、
レジスト液供給ノズル4の先端をタンク62内の上部に
位置させて、気化した溶剤の雰囲気にノズル4の先端を
晒すようにしてもよい。このように、レジスト液供給ノ
ズル4の先端外周に溶剤供給ノズル3の先端を配置する
ことにより、レジスト液供給ノズル4に付着するレジス
トを溶剤によって洗浄することができると共に、レジス
ト液の乾燥を防止することができ、レジスト液の乾燥に
よるパーティクルの発生を防止することができる。
【0051】図14に示すノズル機構は、被塗布膜形成
物が、円板形状ではなく、液晶ディスプレイ装置に使用
されるガラス基板のように矩形状のものの上に塗布膜を
形成する場合に適している。この例では、レジスト液供
給ノズル4の外周に沿って平行に溶剤供給ノズル3を配
置すると共に、このノズル3の先端を複数、この例では
4つ分岐させている。この結果、溶剤は一度は4箇所に
供給される。好ましくは、これら分岐ノズル部3aは、
ガラス基板Gと相似形をなす矩形の4つの角にそれぞれ
対応するように配設され、基板Gの中心に対して対角線
上の対称位置に同時に溶剤が供給される。このようにす
れば、矩形の基板でも溶剤の拡散をある程度均一にする
ことができる。
【0052】次に、レジスト膜形成方法の他の例を、実
験に基にして説明する。 ★実験1 溶剤Aとして、例えば、メチルメトキシプロピオネート
(MMP)を使用し、ウエハの被処理面の凹凸度(ウエ
ハ若しくはこの上に形成された膜の上面が平坦か、凹凸
あるいは段差が形成されているか)に応じて吐出量を決
定する。一般的には、平坦な場合よりも凹凸のある方
が、吐出量を多くし、例えば、平坦な場合で0.7c
c、凹凸の場合で0.9ccを滴下する。
【0053】この例では、8インチのウエハWの表面中
央部に0.7cc滴下し、ウエハWを1000rpmの
回転数で回転させて溶剤をウエハWに沿って周方向に拡
散させた。この回転状態で、ウエハW上の溶剤Aが乾燥
する前、例えば溶剤Aの滴下から2sec後に、0.9
ccのレジスト液をウエハWの中央部に滴下した。この
レジスト液Bの滴下は、滴下(吐出)時間と、滴下中及
び滴下後のウエハWの回転数とを適宜変えて行った結果
を図15に示す。この図15で縦軸は形成されたレジス
ト膜の最大厚の部分と最小限の部分との間の膜厚の差
(膜厚変動範囲)を、また横軸はウエハWの回転数を示
す。
【0054】図15から分かるように、レジスト液Bの
吐出時間が2.5secで、ウエハWの回転数が100
0rpmのとき、レジスト液Bの吐出時間が2.0se
cで、ウエハWの回転数が3500rpmのとき、レジ
スト液Bの吐出時間が1.0secで、ウエハWの回転
数が4500rpmのとき、及びレジスト液Bの吐出時
間が0.7secで、ウエハWの回転数が5000rp
mのとき、それぞれの滴下時間の中で最小の膜厚変動と
なり、いずれも50オングストローム以下であり、ウエ
ハW上に形成されたレジスト膜の厚さが均一になる。ま
た、この実験から、レジスト液の吐出時間に応じてウエ
ハWの回転数を選択することにより厚さの均一な膜を形
成することができることが判明した。この実験での、吐
出時間並びに回転数と、吐出流量との関係を図16に示
す。
【0055】上記実験ではレジスト液Bの吐出量が0.
9の場合について説明したが、レジスト液Bの吐出量
を、段差の無い場合には0.5〜2.0cc、段差のあ
る場合には1.0〜3.0ccの範囲で選定しても同様
の結果が得られることが実験の結果わかった。
【0056】★実験2 溶剤Aとして、例えば、エチルセロソルブアセテート
(ECA)若しくはメチルメトキシプロピオネート(M
MP)を使用し、ウエハの被処理面の凹凸度に応じて吐
出量を決定する。ECAを使用した場合で、平坦な場合
で、0.2cc、凹凸のある場合で0.3ccを滴下す
る。代わって、MMPを使用した場合で、平坦な場合で
0.4cc、凹凸のある場合で0.5ccを滴下する。
【0057】この例では、6インチの平坦なウエハWの
表面中央部に溶剤Aを滴下し、ウエハWを1000rp
mの回転数で回転させて溶剤AをウエハWに沿って周方
向に拡散させた。この回転状態で、ウエハW上の溶剤A
が乾燥する前、例えば溶剤Aの滴下から2sec後に、
0.2〜0.3ccのレジスト液BをウエハWの中央部
に滴下した。このレジスト液Bの滴下は、滴下(吐出)
時間と、滴下中及び滴下後のウエハWの回転数とを適宜
変えて行った。この結果を図17に示す。
【0058】図17から分かるように、レジスト液Bの
吐出時間が2.5secで、ウエハWの回転数が200
0rpmのとき、レジスト液Bの吐出時間が2.0se
cで、ウエハWの回転数が3000rpmのとき、レジ
スト液Bの吐出時間が1.5secで、ウエハWの回転
数が5000rpmのとき、及びレジスト液Bの吐出時
間が1.0secで、ウエハWの回転数が6000rp
mのときに、それぞれの滴下時間の中で最小の膜厚変動
となり、いずれも50オングストローム以下であり、ウ
エハW上に形成されたレジスト膜の厚さが均一になる。
また、この実験から、レジスト液の吐出時間に応じてウ
エハWの回転数を選択することにより厚さの均一な膜を
形成することができることが判明した。
【0059】上記実験から、ウエハWの表面に溶剤Aを
滴下し、ウエハWを所定の回転数(例えば、1000r
pm)で回転させて、ウエハW上面全域に溶剤Aを拡散
させて、溶剤Aが乾燥する前に、ウエハW上にレジスト
液BをウエハWの大きさに応じて所定量(8インチのウ
エハでは0.6〜0.9cc,6インチのウエハでは
0.2〜0.3cc)を所定時間(8インチのウエハで
は0.7〜2.5sec及び6インチのウエハでは1.
0〜2.5sec)吐出させると共に、ウエハWの吐出
時間に対応させて、所定の回転数(8インチのウエハで
は5000〜1000rpm及び6インチのウエハでは
6000〜2000rpm)で回転させることにより、
ウエハ表面に均一な厚さのレジスト膜を形成することが
でき、しかもレジスト液の使用量を少なくすることがで
きる。これは、先に滴下されてウエハWの中心部から周
縁部まで拡散した溶剤Aの乾燥に追従(中心部から周縁
部に向かって徐々に乾燥する溶剤膜の乾燥する直前の部
分にレジスト液Bが達する)するようにして拡散するた
めに、溶剤Aとレジスト液Bとが均一な割合で、かつ濡
れ性がよく接触するためと推測される。
【0060】次に、塗布装置の別の例を図18ないし図
20を参照してそれぞれ説明する。これら装置におい
て、上記図1及び図2を参照して説明した装置と実質的
に同じ部材は、同じ参照符号を付して説明を省略する。
【0061】図18に示す装置は、レジスト塗布方法を
溶剤Aの雰囲気中で行うように構成されている。このた
めに、処理容器1を密閉構造にすると共に、この密閉さ
れた処理容器1内に溶剤Aの飽和状態の雰囲気を作るよ
うにしてある。
【0062】処理容器1は、ウエハWの外周を包囲する
上部包囲部が垂直方向に移動可能な外容器30と、処理
容器1の底部を構成する内容器31と、外容器30の上
部開口部を塞ぐ蓋体32とで主要部が構成されている。
【0063】上記外容器30はスピンチャック2上のウ
エハWを包囲する筒状の外容器本体30aと、この外容
器本体30aに対して上下方向に移動可能に取り付けら
れている筒状の可動壁30bとで構成されており、図示
しない昇降アームによって可動壁30bが外容器本体3
0aに対して昇降可能となっている。
【0064】上記内容器31は、好ましくは排液が流れ
るように外側に傾斜した底部31aの上面に筒状壁31
bを突設した内容器本体31cと、筒状壁31bの上端
にベアリング31dを介して水平面内で回転可能に配設
されると共に、スピンチャック2に連結されて回転され
るドーナツ状の回転体31eとで構成されている。この
回転体31eの周縁部には、上面が開口した環状の溶剤
溜めチャンネル31fが形成されており、この溶剤溜め
チャンネル31f内に溶剤Aが貯留されている。回転体
31eの、溶剤溜めヤンネル31fの下部には筒状の垂
直壁31gが下方に突設されており、この垂直壁31g
の適宜位置に、下部の排気口1e及び排液口1fに連通
する複数の連通口31hが形成されている。
【0065】上記蓋体32は、吊持アーム32aにベア
リング32bを介して、水平面内で回転可能に吊持され
た回転軸32cを有するドーム状に形成されており、こ
の下部側開口部の内周面に設けられたOリング等のシー
ル部材32dを介して回転体31eに気密に接触され、
この接触状態において、密閉空間35を規定すると共
に、回転体31eからの回転力が蓋体32に伝達され
る。この蓋体32は、図示しない昇降機構によって上下
動される吊持アーム32aによって、垂直に移動され得
る。蓋体32には、回転軸32cを貫通し溶剤供給チュ
ーブ及びレジスト液供給チューブに、相対的に回転可能
に接続された溶剤供給通路33及びレジスト液供給通路
34にそれぞれ接続した溶剤供給ノズル3及びレジスト
液供給ノズル4が蓋体32と共に回転可能に一体に設け
られている。
【0066】上記構成の塗布装置において、溶剤溜めチ
ャンネル31f内に溶剤Aを溜めて、蓋体32を閉じる
ことにより、溶剤Aが蒸発して密閉空間35又は処理室
内に溶剤Aの飽和雰囲気を作ることができる。このよう
な雰囲気のもとで、上述したような方法により、ウエハ
Wにレジスト膜を形成する。更に詳しく説明すれば、密
閉空間35内を飽和溶剤雰囲気とした状態でウエハW上
に溶剤Aを滴下して溶剤Aの膜をウエハW上に形成し、
溶剤が乾燥する前に、ウエハW上にレジスト液Bを所定
時間、所定量、所定のウエハWの回転のもとで供給し
て、ウエハ表面にレジスト膜を形成する。この装置を使
用すれば、溶剤雰囲気中で塗布処理を行うことができる
ので、塗布中の溶剤の乾燥を抑制することができて、膜
厚の均一化がより達成され得る。
【0067】上記説明では、内容器31の回転体31e
に溶剤溜めチャンネル31fを設けて、この中に溶剤A
を溜めておくことにより、密閉空間内を飽和溶剤雰囲気
としているが、必しも、このような構造にする必要はな
い。例えば、溶剤供給ノズル3から吐出される溶剤Aの
量を多めにして密閉空間35内に溶剤雰囲気を作ること
も、また、溶剤Aを飽和状態にしたミストを導入管等を
用いて密閉空間35内に導入することによって、密閉空
間35内を溶剤雰囲気とすることもできる。
【0068】図19に示す装置は、レジスト塗布方法を
減圧雰囲気で行わせるように構成されている。このため
に、処理容器1の処理室を密閉すると共に、この処理室
内を所定の圧に減圧し、この減圧雰囲気中で上述したレ
ジスト塗布を行わせている。
【0069】この図19に示す装置は、図18に示す装
置で溶剤溜めチャンネル31fを設けないものと実質的
に同じである。この装置では、排気口1eに接続した排
気管21に接続された真空ポンプ36によって、回転体
31eに形成された連通口31hを介して、密閉空間3
5内を所定の圧力に、例えば、90mmH2Oに減圧可
能になっている。この図19に示す装置における塗布方
法は、雰囲気が上記溶剤雰囲気とは異なるだけで、基本
的には同じなので説明は省略する。この減圧雰囲気中で
の塗布処理においては、飛散粒子は連通口31hに向か
って誘引されるために、ウエハWに滴下されるレジスト
液Bが飛散してウエハWや処理容器1の内周面に再付着
するのを防止することができ、パーティクルによるウエ
ハWの汚染や歩留まりの低下を防止することができる。
更に、レジスト粒子が、処理容器内面に付着するのを防
止することができるのに加えて、この発明によれば、レ
ジスト液Bの使用量も少なくて済むので、処理容器1の
保守点検の手間が少なくて済む。
【0070】次に、図20及び図21を参照して、噴頭
5に複数、この実施例では3つ、のレジスト液供給ノズ
ルが設けられている塗布装置について説明する。
【0071】図21に示すように、スキャン機構6に、
これを中心として水平面内で矢印方向に回転可能に筐体
111に基端部で枢支された細長い噴頭5の先端部に
は、4つのノズルが一直線状に配置され、噴頭5の移動
と共に、一緒に移動するように装着されている。第1の
ノズル3は、溶剤を供給するノズルであり、他の3つの
ノズル4A,4B,4Cはそれぞれ異なる種類及び/又
は条件のレジスト液を供給するノズルである。この実施
例では、それぞれのレジスト液供給ノズル4A,4B,
4Cは、異なる種類のレジスト液が収容されたタンク
に、レジスト液供給機構を介して接続されている(図2
0では、1つのタンク8bと1つの液供給機構を代表的
に示している)。このような装置においては、噴頭5を
交換しないで、異なる種類の塗布膜を形成することが可
能である。
【0072】上記図20、図21に示す実施例の装置で
は、レジスト液供給ノズルを直線状に配置したが、この
ような配置に限定されることはなく、例えば、溶剤供給
ノズルを中心とした円周上に配置してもよい。また、溶
剤供給ノズル3と、レジスト液供給ノズルとは、必ずし
も噴頭5中に一体的に設ける必要はなく、例えば図22
に破線で示すように、噴頭5の右若しくは左側に突設し
て設けてもよい(図22に示す例では4つのレジスト液
供給ノズル4A〜4Dを使用している)。
【0073】また、図22に破線で示すように、リンス
液供給ノズル23を支持する移動アーム23aを更に、
スピンチャック2上のウエハWの中心上方まで延ばし、
この先端に溶剤供給ノズル3を設けてもよい。この移動
アーム23aは、リンス液供給ノズル23を支持する先
端部23bと、リンス液供給ノズル23を支持する途中
部23cと、筐体111に回転可能に支承される基端部
23dとを有している。この場合には、移動アーム24
をアーム23aを上下に移動できるように構成して、リ
ンス液供給ノズル23によるリンス液の供給位置と、溶
剤供給ノズル3による溶剤の供給位置とで、高さを変え
るようにしてもよい。アーム23aをウエハWの中心上
方まで延出させなくても、溶剤供給ノズル3をウエハW
の中心に向けて配設すればよい。代わって、図22で一
点鎖線で示すように、リンス機構はウエハWの反対側
(図22の左上)に設けてもよい。また、図22で2点
鎖線で示すように、ウエハWの側方に設けて、移動機構
24を中心としてアーム23aを回動させるか、矢印1
07で示すように平行移動させるかしてリンス液供給ノ
ズル23をウエハWの所に移動させてもよい。
【0074】溶剤供給ノズル3は、塗布装置の筐体11
1に、図示しない取付部材を使用して固定させてもよ
い。この場合、溶剤供給ノズルはウエハWの搬入並びに
搬出に支障のない位置に取着し、ウエハWのほぼ回転中
心に向けて溶剤を斜めに噴射するように配置することが
望ましい。
【0075】溶剤供給ノズルの溶剤の噴射形態は、一本
の流れでも、多数本の流れでも、また分無状態でもよ
い。上記実施例でも説明したように、複数の溶剤供給ノ
ズルを設けてもよい。この場合、例えば、それぞれ吐出
径を異ならせて、吐出流量の大小や吐出流量の変化に対
応させて各ノズルからの吐出状態を制御するようにして
もよい。代わって、異なる溶剤をそれぞれのノズルで供
給できるように、ノズルをそれぞれの溶剤タンクに接続
し、溶剤間の吐出切換や同時供給等塗布液の種類に対応
して溶剤の種類や吐出シーケンスを選択して最適の塗布
条件が得られるようにすることもできる。
【0076】図23に示す異なる塗布装置の例では筐体
111の上方に、4つの噴頭5A〜5Dが一列に配設さ
れている。それぞれの噴頭5A〜5Dには溶剤Aの供給
ノズル3A〜3Dと、レジスト液Bの供給ノズル4A〜
4Dとが一体的に設けられている。それぞれの噴頭5A
〜5Dは、クランク状に折曲され、水平に延びたアーム
部材200a〜200dの一端に支持されている。これ
らアーム部材200a〜200dの他端には、支持ピン
19a〜19dがそれぞれ垂直に突設された装着部20
1a〜201dに接続されている。これら装着部201
a〜201dは、それぞれ孔202a〜202dが設け
られると共に、一括して移動され得るように、載置台2
06上に一列に並べられて支持されている。この載置台
206は移動機構207によりY方向に移動され得、こ
の移動に伴って、4つの装着部201a〜201dも同
時に移動され得る。この載置台206の近くには、スキ
ャンアーム6aが、その把持部210に把持穴6bと上
記孔202a〜202dと略同形状に形成された突起部
212を載置台206に臨ませて配置されている。上記
把持穴6bは、真空吸着するための吸着口となってい
る。この把持部210は、これが、支持ピン19a〜1
9dの選択された1つの上方から下降されたときに、ス
キャンアーム6aの先端下面に設けられた把持穴6bに
よって真空吸着部を形成し、装着部201a〜201d
をスキャンアーム6aに吸着させるように構成されてい
る。このスキャンアーム6aは駆動機構216により、
筐体111に対してX方向並びに垂直方向に移動可能に
支持されている。
【0077】次に、上記構成の装置の動作を以下に説明
する。載置台206をY方向に移動させて、選定された
装着部(この場合201bと仮定する)を、把持部21
0と対面する位置にもたらす。次に、駆動機構216に
よりスキャンアーム6aをX方向に移動させて、把持部
210を装着部201bの上方に移動させ、かつ把持穴
6bと支持ピン19bと係合するように下降させて、把
持部210に装着部201bを保持させる。この状態
で、駆動機構216によりスキャンアーム6aを上昇さ
せて、装着部201bを載置台206から持ち上げると
共に、X方向に位置させて、溶剤供給ノズル3Bがウエ
ハWの中心部上方に位置するように、噴頭5を移動させ
る。この後は上記実施例と同様の塗布方法によりウエハ
W上にレジスト膜を形成する。
【0078】上記4つの溶剤供給ノズル3A〜3Dは、
共通若しくは別々の溶剤タンクに接続されており、上記
実施例と同様にして、所定量がノズルから噴射可能にな
っている。同様に、上記4つのレジスト液供給ノズル4
A〜4Dは、それぞれ異なる種類の塗布液を収容したタ
ンクに接続されており、上記実施例と同様にして、所定
量、所定時間でノズルから噴射可能になっている。
【0079】上記構成の塗布装置においては、複数の噴
頭の内、任意のものを選択的に使用できるので、異なる
条件のレジスト膜が迅速かつ容易に形成できる。そし
て、スキャンアーム6aと装着部201bとの接続部
は、これらの移動に際して、ウエハW上を通過すること
がないので、この接続部で発生する虞れのある粒子がウ
エハW上に落下することがない。
【0080】図24は、図23に示す装置において、図
22と同様にリンス機構の異なる配置関係を示した場合
である。この配置関係は、図22と同じなので、同一部
分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0081】図25に示す変形例では、筐体111に、
X方向に移動可能に設けられたスキャンアーム6aに
は、2つの噴頭5が取着され得るようになっている。ア
ーム6aの左側に固定された第1の噴頭5には、溶剤供
給ノズル3が装着されている。アーム6aの他側に装着
板208を介して設けられた4つの噴頭5には、それぞ
れレジスト液供給ノズル4A〜4Dが装着されている。
この例では、所定のレジスト液供給ノズルを、ウエハW
の中心部上方に位置させて使用できるように、アーム6
aが駆動機構6によりY方向にも移動され得るように構
成されているか、装着板208が図示しない駆動機構に
よりアーム6aに対してY方向に移動可能なように構成
されている。
【0082】図26に示す例では、複数の、この例では
4つの溶剤供給ノズル3を一列に並べて支持する細長い
噴頭5が使用されている。この場合、細長い噴頭5は、
実線で示すように、アーム6aに直交する方向(X方
向)に延びるようにアーム6aに装着されていても、ま
た破線で示すように、アーム6aに平行な方向(Y方
向)に延びるようにアーム6aに装着されていてもよ
い。この例では、ノズル3を支持した細長い噴頭5をウ
エハWの上方に、これの直径に一致するように、アーム
6aを位置させることにより、溶剤をウエハWの直径に
沿って1箇所から同時にウエハWに供給することができ
る。
【0083】上記塗布液としては、レジスト(フェノー
ルノボラック樹脂とナフトキノンジアジドエステル),
ARC(反射防止膜;Anti Reflection
Coating)が使用され得る。上記溶剤として
は、メチル−3−メトキシプロピオネート(MMT,沸
点:145℃,粘度:1.1cps)の他、乳酸エチル
(EL,沸点:154℃,粘度:2.6cps)、エチ
ル−3−エトキシプロピオネート(EEP,沸点:17
0℃,粘度:1.3cps),ピルビン酸エチル(E
P,沸点:144℃,粘度:1.2cps)、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGME
A,沸点:146℃,粘度:1.3cps)、2−ヘプ
タノン(沸点:152℃,粘度:1.1cps)、シク
ロヘキサノン(ARCの溶剤)等この分野で知られてい
るものが使用され得る。
【0084】上記実施例では、この発明に係る塗布膜形
成装置を半導体ウエハのレジスト塗布装置に適用した場
合について説明したが、半導体ウエハ以外のLCD基板
やCD等の被処理体の塗布装置にも適用でき、レジスト
以外のポリイミド系塗布液(PIQ)やガラス剤を含有
する塗布液(SOG)等にも適用できることは勿論であ
る。
【0085】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、回転若しくは停止されている基板の一面上に塗布液
の溶剤を塗布した後、溶剤が塗布された基板を回転させ
て、溶剤を基板の一面全体に渡って拡散させ、そして基
板のほぼ中心部上に、所定量の塗布液を、基板を回転さ
せて、基板の一面全体に渡って拡散させて塗布膜を形成
するので、溶剤に対する適正な配合割合の塗布液を供給
することができる。したがって、塗布液の使用量が少な
くて済み、かつ均一な厚さの塗布膜を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる塗布膜の形成方法
を実施するためのレジスト塗布装置の概略図である。
【図2】図1に示すレジスト塗布装置の平面図である。
【図3】時間の経過に伴うレジスト液のノズルからの吐
出流量(ベローズポンプの駆動時間)とエアーオペレー
ションバルブの動作タイミングとを示す図である。
【図4】この発明におけるレジスト液供給ノズルの先端
部のそれぞれ異なる変形例を示す断面図である。
【図5】塗布装置に使用されている噴頭を拡大して示す
斜視図である。
【図6】噴頭の断面図である。
【図7】塗布装置を使用してレジスト膜を形成する方法
を説明するためのフローチャトである。
【図8】塗布装置が適用されたレジスト塗布現像装置の
全体を概略的に示す斜視図である。
【図9】噴頭の変形例を示す斜視図である。
【図10】噴頭の変形例を示す断面図である。
【図11】噴頭のノズル集合体の別の変形例を示す断面
図である。
【図12】噴頭のノズル集合体の更に別の変形例を示す
断面図である。
【図13】噴頭のノズル集合体の更に別の変形例を示す
断面図である。
【図14】ノズル集合体の変形例と、塗布膜形成体であ
るガラス基板とを示す斜視図である。
【図15】レジスト液の吐出時間と8インチの半導体ウ
エハの回転数との関係からレジスト膜の膜厚変動範囲を
示す線図である。
【図16】レジスト液の吐出時間並びに吐出流量とウエ
ハの回転数との関係を示す線図である。
【図17】レジスト液の吐出時間と6インチの半導体ウ
エハの回転数との関係からレジスト膜の膜厚変動範囲を
示す線図である。
【図18】溶剤雰囲気でレジスト膜を形成する装置を概
略的に示す断面図である。
【図19】減圧雰囲気中でレジスト膜を形成する装置を
概略的に示す断面図である。
【図20】3つのレジスト液供給ノズルを備えた塗布装
置を概略的に示す断面図である。
【図21】図20の平面図である。
【図22】図21に示す装置の変形例を説明するための
概略的な平面図である。
【図23】図22に示す装置の変形例を説明するための
概略的な平面図、そのA−A′断面図及びB−B′断面
図である。
【図24】図22に示す装置の別の変形例を説明するた
めの概略的な平面図である。
【図25】更に異なる噴頭を備えた装置を説明するため
の平面図である。
【図26】図25に示す装置の噴頭の変形例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 処理容器 2 スピンチャック 3,3A〜3D 溶剤供給ノズル(第1のノズル) 3a 分岐ノズル 4,4A〜4D レジスト液供給ノズル(第2のノズ
ル) 4c 外フランジ 4d 屈曲部 5,5A〜5D 噴頭 6 スキャン機構 8 レジスト液供給チューブ 8a レジスト液タンク 8g ベローズポンプ 8h ステッピングモータ 10 温度調整機構 23 リンス液供給ノズル 23a 移動アーム 23b 先端部 23c 途中部 23d 基端部 24 移動機構 35 密閉空間 60,61 吐出口 111 筐体 200a〜200d アーム部材 207 移動機構 216 移動機構 W 半導体ウエハ(基板) A 溶剤 B レジスト液(塗布液) G ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−183443 (32)優先日 平5(1993)6月30日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−343717 (32)優先日 平5(1993)12月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−343722 (32)優先日 平5(1993)12月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−347348 (32)優先日 平5(1993)12月24日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−348812 (32)優先日 平5(1993)12月27日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−354052 (32)優先日 平5(1993)12月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−354054 (32)優先日 平5(1993)12月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 稲田 博一 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内 (72)発明者 飯野 洋行 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東京 エレクトロン株式会社内 (72)発明者 北村 普浩 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内 (72)発明者 出口 雅敏 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内 (72)発明者 南部 光寛 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転若しくは停止されている基板の一面
    上に塗布液の溶剤を塗布する工程と、 上記溶剤が塗布された基板を第1の回転数で回転させ
    て、溶剤を基板の一面全体に渡って拡散させる工程と、 上記基板のほぼ中心部上に、所定量の塗布液を、基板を
    第2の回転数で回転させて、基板の一面全体に渡って拡
    散させて塗布膜を形成する工程とを有することを特徴と
    する塗布膜形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の塗布膜形成方法におい
    て、 塗布液の量は、基板の回転数に応じて設定されているこ
    とを特徴とする塗布膜形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の塗布膜形成方法におい
    て、 塗布液の量と、基板の回転数とは、塗布膜の膜厚変動が
    50オングストローム以下になるように設定されている
    ことを特徴とする塗布膜形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の塗布膜形成方法におい
    て、 第1の回転数と第2の回転数とは異なることを特徴とす
    る塗布膜形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の塗布膜形成方法におい
    て、 第1の回転数は溶剤を基板から振り切るための高速回転
    と、この高速回転に続く低速回転とを含むことを特徴と
    する塗布膜形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の塗布膜形成方法におい
    て、 第1の回転数と第2の回転数とは実質的に等しいことを
    特徴とする塗布膜形成方法。
  7. 【請求項7】 回転若しくは停止されている基板の一面
    上に塗布液の溶剤をノズルから供給する工程と、 上記溶剤が供給された基板を回転させて、溶剤を基板の
    一面全体に渡って拡散させる工程と、 上記基板のほぼ中心部上に、所定量の塗布液をノズルか
    ら供給し、基板を所定回転数で所定時間回転させて、基
    板の周縁部に向かって拡散させて塗布膜を形成する工程
    とを有することを特徴とする塗布膜形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の塗布膜形成方法におい
    て、 塗布液の基板の周縁に向かう拡散速度は、溶剤の乾燥速
    度と実質的に等しいことを特徴とする塗布膜形成方法。
  9. 【請求項9】 回転若しくは停止されている半導体ウエ
    ハの一面上にレジスト液の溶剤を供給する工程と、 上記溶剤が供給された半導体ウエハを回転させて、溶剤
    を半導体ウエハの一面全体に渡って拡散させる工程と、 上記半導体ウエハのほぼ中心部上に、所定の内径を有す
    るノズルから、所定量の塗布液を、所定時間中、半導体
    ウエハを1000〜6000rpmの回転数で回転させ
    ながら供給して、半導体ウエハの一面全体に渡って拡散
    させて塗布膜を形成する工程とを有することを特徴とす
    る塗布膜形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の塗布膜形成方法におい
    て、 塗布膜形成工程における半導体ウエハの回転数と、半導
    体ウエハの径の関係は、半導体ウエハの径が大きくなれ
    ばなる程、半導体ウエハの回転数が低くなるように設定
    されていることを特徴とする塗布膜形成方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の塗布膜形成方法におい
    て、 塗布膜形成工程における半導体ウエハの回転数は、半導
    体ウエハが6インチウエハの場合には3000〜600
    0rpmであり、半導体ウエハが8インチウエハの場合
    には2000〜4000rpmであり、そして半導体ウ
    エハが12インチウエハの場合には1000〜3000
    rpmであることを特徴とする塗布膜形成方法。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の塗布膜形成方法におい
    て、 ノズルの内径は、半導体ウエハが6インチウエハの場合
    には0.1〜2.0mmであり、半導体ウエハが8イン
    チウエハの場合には、0.5〜2.0mmであり、そし
    て半導体ウエハが12インチウエハの場合には0.8〜
    3.5mmであることを特徴とする塗布膜形成方法。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の塗布膜形成方法におい
    て、 塗布膜形成工程における供給時間は、半導体ウエハの一
    面が平坦な場合よりも凹凸がある場合の方が短く設定さ
    れていることを特徴とする塗布膜形成方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の塗布膜形成方法にお
    いて、 塗布膜形成工程における供給時間は、半導体ウエハが6
    インチウエハの場合で、半導体ウエハの一面が平坦な場
    合には4±2sec、凹凸がある場合には3±2sec
    であり、半導体ウエハが8インチウエハの場合で、半導
    体ウエハの一面が平坦な場合には6±2sec、凹凸が
    ある場合には4±2secであり、そして半導体ウエハ
    が12インチウエハの場合で、半導体ウエハの一面が平
    坦な場合には9±1sec、凹凸がある場合には7±1
    secであることを特徴とする塗布膜形成方法。
  15. 【請求項15】 請求項9記載の塗布膜形成方法におい
    て、 塗布膜形成工程における塗布液の供給量は、半導体ウエ
    ハの一面が平坦な場合よりも凹凸がある場合の方が多く
    設定されていることを特徴とする塗布膜形成方法。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の塗布膜形成方法にお
    いて、 塗布膜形成工程における塗布液の供給量は、半導体ウエ
    ハが6インチウエハの場合で、半導体ウエハの一面が平
    坦な場合には0.2〜1.0cc、凹凸がある場合には
    0.5〜2.0ccであり、半導体ウエハが8インチウ
    エハの場合で、半導体ウエハの一面が平坦な場合には
    0.5〜2.0cc、凹凸がある場合には1.0〜3.
    0ccであり、そして半導体ウエハが12インチウエハ
    の場合で、半導体ウエハの一面が平坦な場合には1.0
    〜3.0cc、凹凸がある場合には1.5〜5.0cc
    であることを特徴とする塗布膜形成方法。
  17. 【請求項17】 請求項9記載の塗布膜形成方法におい
    て、 レジスト液は、フェノールノボラック樹脂とナフトキノ
    ンジアジドエステルであることを特徴とする塗布膜形成
    方法。
  18. 【請求項18】 基板を回転することにより、この基板
    の一面上に供給された塗布液の溶剤を拡散した前工程の
    後に、塗布液を基板のほぼ中心部に供給し、基板の一面
    全体に渡って基板の回転により拡散させて塗布膜を形成
    する塗布膜形成方法において、 上記塗布液が基板の一面上を拡散しているときの基板の
    一面と塗布膜の周縁との接触角を、上記前工程をしない
    ときよりも小さくするように、塗布工程を制御すること
    を特徴とする塗布膜形成方法。
  19. 【請求項19】 基板を回転することにより、この基板
    の一面上に供給された塗布液の溶剤を拡散した前工程の
    後に、塗布液を基板のほぼ中心部に供給し、基板の一面
    全体に渡って拡散させて塗布膜を形成する塗布膜形成方
    法において、 上記塗布液が基板の一面上を拡散しているときの基板の
    一面と塗布液との親和力を、上記前工程をしないときよ
    りも大きくするように、塗布工程を制御することを特徴
    とする塗布膜形成方法。
  20. 【請求項20】 回転若しくは停止されている基板の一
    面上に塗布液の溶剤を塗布する工程と、 上記溶剤が供給された基板を回転させて、溶剤を基板の
    一面全体に渡って拡散させる工程と、 上記基板のほぼ中心部上に、塗布液を、基板を回転させ
    ながらノズルから、吐出流量が徐々に大きくなる初期
    と、吐出流量がほぼ一定となる中期と、吐出流量が徐々
    に小さくなる後期とに渡って連続的に供給して、基板の
    一面全体に渡って拡散させて塗布膜を形成する工程とを
    有する塗布膜形成方法であって、 上記後期の時間を制御することを特徴とする塗布膜形成
    方法。、
  21. 【請求項21】 回転若しくは停止されている基板の一
    面上に溶剤を供給する工程と、 上記溶剤が供給された基板を回転させて、溶剤を基板の
    一面全体に渡って拡散させる工程と、 上記基板のほぼ中心部上に、塗布液を、基板を回転させ
    ながらノズルから、吐出流量が徐々に大きくなる前期
    と、吐出流量がほぼ一定となる中期と、吐出流量が徐々
    に小さくなる後期とに渡って連続的に供給して、基板の
    一面全体に渡って拡散させて塗布膜を形成する工程とを
    有する塗布膜形成方法であって、 上記後期の徐々に小さくなる吐出流量の減速度を制御す
    ることを特徴とする塗布膜形成方法。
  22. 【請求項22】 回転若しくは停止されている基板の一
    面上に塗布液の溶剤を供給する工程と、 上記溶剤が供給された基板の回転により、溶剤を基板の
    一面全体に渡って拡散させる工程と、 上記基板のほぼ中心部上に、塗布液を、基板を回転させ
    ながらノズルから、吐出流量が徐々に大きくなる前期
    と、吐出流量がほぼ一定となる中期と、吐出流量が徐々
    に小さくなる後期とに渡って連続的に供給して、基板の
    一面全体に渡って拡散させて塗布膜を形成する工程とを
    有する塗布膜形成方法であって、 上記前期と、中期と、後期との吐出時間をそれぞれ独立
    して制御することを特徴とする塗布膜形成方法。
  23. 【請求項23】 回転若しくは停止されている基板の一
    面上に塗布液の溶剤を供給する工程と、 上記溶剤が供給された基板を回転させて、溶剤を基板の
    一面全体に渡って拡散させる工程と、 回転されている基板のほぼ中心部上に、塗布液を、ノズ
    ルから供給するように、このノズルに、流量が徐々に大
    きくなる前期と、流量がほぼ一定となる中期と、流量が
    徐々に小さくなる後期とに渡って連続的にポンプにより
    供給路を介して送るようにポンプを制御して、基板の一
    面全体に渡って拡散させて塗布膜を形成する工程と、上
    記ポンプの停止から、0.1〜1.2sec経て、上記
    供給路を閉塞する工程とを有する塗布膜形成方法であっ
    て、 上記後期の吐出時間と減速度との少くとも一方を制御す
    ることを特徴とする塗布膜形成方法。
  24. 【請求項24】 基板の一面を上に向けて支持すると共
    に、基板の一面に垂直な軸を中心として基板を回転させ
    る手段と、 上記基板に塗布液の溶剤を供給する少くとも1つの第1
    のノズルと、 この第1のノズルに溶剤を供給する手段と、 上記基板の中心部に塗布液を滴下する少なくとも1つの
    第2のノズルと、 この第2のノズルに塗布液を供給する手段と、 上記第1のノズルと第2のノズルとの少なくとも一方を
    支持し、支持したノズルを基板上方の滴下位置と、基板
    上方から外れた待機位置との間移動可能なように支持す
    る手段とを具備することを特徴とする塗布膜形成装置。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 ノズルを支持する手段は、第1のノズルと第2のノズル
    とを互いに平行に支持する噴頭と、この噴頭を水平面内
    で移動させる手段とを具備することを特徴とする塗布膜
    形成装置。
  26. 【請求項26】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 噴頭は、第1のノズルと第2のノズルとを、それぞれ独
    立して選択的に温度調整する温度調整手段を有すること
    を特徴とする塗布膜形成装置。
  27. 【請求項27】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 噴頭は、第1のノズルと第2のノズルとを、同じ温度に
    温度調整する温度調整手段を有することを特徴とする塗
    布膜形成装置。
  28. 【請求項28】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 第1のノズルと第2のノズルとは、第2のノズルが内側
    となった二重構造をしており、第2のノズルの先端が第
    1のノズル内に位置していることを特徴とする塗布膜形
    成装置。
  29. 【請求項29】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 第1のノズルと第2のノズルとは、共通の吐出口を有す
    ることを特徴とする塗布膜形成装置。
  30. 【請求項30】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 第2のノズルの先端は溶剤雰囲気中に位置していること
    を特徴とする塗布膜形成装置。
  31. 【請求項31】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 第1のノズルの先端は複数に分岐されていることを特徴
    とする塗布膜形成装置。
  32. 【請求項32】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 第2のノズルは、筒状の先端部と、この筒状の先端部に
    続く逆円錐台形部とを有することを特徴とする塗布膜形
    成装置。
  33. 【請求項33】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 第2のノズルは、筒状の先端部と、この筒状の先端部の
    開口箇所に設けられた外フランジ部とを有することを特
    徴とする塗布膜形成装置。
  34. 【請求項34】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 第2のノズルは、垂直に延びた筒状部と、この垂直筒状
    部に接続された筒状部より細径の横S字状に延びた屈曲
    部とを有することを特徴とする塗布膜形成装置。
  35. 【請求項35】 請求項25記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 複数の噴頭を待機位置に保持する手段を更に具備し、ま
    た上記噴頭を移動させる手段は、待機位置にある複数の
    噴頭1つを選択的に支持する手段と、この噴頭の支持手
    段を駆動する機構とを具備することを特徴とする塗布膜
    形成装置。
  36. 【請求項36】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 塗布液を供給する手段は、塗布液を収容した容器と、こ
    の容器を第2のノズルに連通させる連通路と、この連通
    路を介して容器内の塗布液を第2のノズルに送るポンプ
    手段とを具備し、このポンプ手段は、ベローズポンプ
    と、このローズポンプにより塗布液が供給されるように
    このベローズポンプを伸縮するステッピングモータとを
    有することを特徴とする塗布膜形成装置。
  37. 【請求項37】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 中に基板が収容されて処理される減圧室を有する処理容
    器を、更に具備することを特徴とする塗布膜形成装置。
  38. 【請求項38】 請求項24記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 中に基板が収容されて処理される処理容器と、この処理
    容器内を飽和溶剤雰囲気にする手段とを、更に具備する
    ことを特徴とする塗布膜形成装置。
  39. 【請求項39】 筐体と、 この筐体に回転可能に装着され、基板の一面を上に向け
    て支持する手段と、 上記基板に塗布液の溶剤を供給する少なくとも1つの第
    1のノズルと、 上記基板の中心部に塗布液を供給する少なくとも1つの
    第2のノズルと、 上記第1のノズルと第2のノズルとを支持する先端部
    と、筐体に回転可能に支持された基端部とを有し、基板
    支持手段の一側側に位置する噴頭と、 ノズルを基板上方の滴下位置と、基板上方から外れた待
    機位置とに選択的に位置させるように噴頭を回動させる
    手段と、 上記筐体に移動可能に設けられ、リンス液ノズルを有
    し、基板支持手段の他側側に位置するアームとを具備す
    ることを特徴とする塗布膜形成装置。
  40. 【請求項40】 請求項39記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 噴頭は、複数の第2のノズルを支持していることを特徴
    とする塗布膜形成装置。
  41. 【請求項41】 筐体と、 この筐体に回転可能に装着され、基板の一面を上に向け
    て支持する手段と、 上記基板に塗布液の溶剤を供給する第1のノズルと、上
    記基板の中心部に塗布液を供給する第2のノズルとを、
    各々が備え、筐体に着脱可能に配置された複数の噴頭
    と、 上記噴頭を支持する一端部と、他端部とを有し、水平面
    内で折曲した複数の接続アームと、 これら接続アームの選択された1つの他端部を着脱可能
    に支持し、この支持した接続アームを、噴頭が基板上方
    の供給位置と、基板上方から外れた待機位置とに選択的
    に位置するように、接続アームの他端が基板上方から外
    れた状態を維持して、移動させる手段とを具備すること
    を特徴とする塗布膜形成装置。
  42. 【請求項42】 筐体と、 この筐体に回転可能に装着され、基板の一面を上に向け
    て支持する手段と、 上記基板に塗布液の溶剤を供給する第1のノズルと、 上記基板の中心部に塗布液を供給する第2のノズルを、
    各々が備え、上記基板を支持する手段の一側側に位置
    し、筐体に着脱可能に配置された複数の噴頭と、 上記噴頭を支持する一端部と、他端部とを有し、水平面
    内で折曲した複数の接続アームと、 これら接続アームの選択された1つの他端部を着脱可能
    に支持し、この支持したアームを、噴頭が基板上方の滴
    下位置と、基板上方から外れた待機位置とに選択的に位
    置するように、接続アームの他端部が基板上方から外れ
    た状態を維持して、移動させる手段と、 上記筐体に移動可能に設けられ、リンス液ノズルを有
    し、基板支持手段の他側側に位置する移動アームとを具
    備することを特徴とする塗布膜形成装置。
  43. 【請求項43】 請求項42記載の塗布膜形成装置にお
    いて、 移動アームは、第1のノズルを支持する先端部と、リン
    ス液ノズルを支持する途中部と、筐体に回転可能に支承
    された基端部とを有することを特徴とする塗布膜形成装
    置。
  44. 【請求項44】 回転若しくは停止されている基板の一
    面上に塗布液の溶剤を塗布する手段と、 上記溶剤が塗布された基板を第1の回転数で回転させ
    て、溶剤を基板の一面全体に渡って拡散させる手段と、 上記基板のほぼ中心部上に、所定量の塗布液を、基板を
    第2の回転数で回転させて、基板の一面全体に渡って拡
    散させて塗布膜を形成する手段とを具備することを特徴
    とする塗布膜形成装置。
  45. 【請求項45】 回転若しくは停止されている基板の一
    面上に塗布液の溶剤をノズルから供給する手段と、 上記溶剤が供給された基板を回転させて、溶剤を基板の
    一面全体に渡って拡散させる手段と、 上記基板のほぼ中心部上に、所定量の塗布液をノズルか
    ら供給し、基板を所定回転数で所定時間回転させて、基
    板の周縁部に向かって拡散させて塗布膜を形成する手段
    とを具備することを特徴とする塗布膜形成装置。
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