JP2003324052A - 塗布膜除去方法および塗布膜形成除去装置 - Google Patents

塗布膜除去方法および塗布膜形成除去装置

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JP2003324052A
JP2003324052A JP2002128424A JP2002128424A JP2003324052A JP 2003324052 A JP2003324052 A JP 2003324052A JP 2002128424 A JP2002128424 A JP 2002128424A JP 2002128424 A JP2002128424 A JP 2002128424A JP 2003324052 A JP2003324052 A JP 2003324052A
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solvent
liquid
mixed
coating
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Kosuke Yoshihara
孝介 吉原
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布膜形成時間を短縮して塗布膜形成のスル
ープットを高めることができる塗布膜形成方法を提供す
ること。 【解決手段】 被処理基板上に形成された塗布膜の周縁
部を溶剤で除去する塗布膜除去方法において、前記塗布
膜の周縁部を除去するにあたり、前記塗布膜が溶解する
溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処理液との混合液を
前記塗布膜の周縁部に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハ等の被処理基板上に形成されたレジスト膜(塗布膜)
の周縁部を除去する場合に使用される塗布膜除去方法お
よび塗布膜形成除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程において、レ
ジスト膜等の塗布膜を半導体ウエハ(以下、「ウエハ」
と称す)上に形成する方法としては、停止または回転す
るウエハの略中心部にレジスト等の塗布液を滴下し、そ
の後にウエハを所定の回転数で回転させることにより塗
布液をウエハの全面に拡散させる方法(スピンコート
法)が知られている。
【0003】このような塗布膜形成方法においては、塗
布液がウエハの中心部から周縁部に向けて拡散していく
過程で、塗布液中の溶剤が蒸発するため、塗布液の粘度
が拡散方向で相違し、ウエハの周縁部で中央部と比べて
膜厚が大きくなる。また、ウエハの端面に塗布液が付着
する。このため、ウエハ周縁部上の塗布膜に対して例え
ばノズルからシンナー等の薬液(溶剤)を供給すること
により、その塗布膜の周縁部を除去するEBR(エッジ
ビードリムーブ)処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した塗
布膜形成方法においては、塗布膜の周縁部を除去する前
に塗布膜を十分に乾燥することが行われる。これは、塗
布膜の乾燥が不十分であると、塗布膜の除去端面(塗布
膜が除去された部分に露出する塗布膜の端面)から塗布
液が流動し、塗布膜の除去面にいわゆるだれが発生する
虞があるためである。そのため、十分に乾燥させる必要
から塗布膜の形成に多大の時間を要し、塗布膜形成のス
ループットが低下するという課題があった。
【0005】本発明は、このような技術的課題を解決す
るためになされたもので、塗布膜形成時間を短縮するこ
とができ、もって塗布膜形成のスループットを高めるこ
とができる塗布膜除去方法および塗布膜形成除去装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明に係る塗布膜除去方法は、被処理
基板上に形成された塗布膜の周縁部を溶剤で除去する塗
布膜除去方法において、前記塗布膜の周縁部を除去する
にあたり、前記塗布膜が溶解する溶剤とその溶剤の溶解
度を抑制する処理液との混合液を前記塗布膜の周縁部に
供給することを特徴としている。
【0007】このような方法によると、溶剤の溶解度が
抑制されるため塗布膜の乾燥が不十分のままであって
も、その周縁部の除去処理を行うことができる。その結
果、塗布膜の形成時間(塗布液の乾燥時間)を短縮する
ことができ、塗布膜形成のスループットを高めることが
できる。
【0008】ここで、前記塗布液膜の溶解度を抑制する
処理液は、純水であることが望ましい。純水は入手が容
易であり、容易に上記効果を得ることができる。また、
前記塗布液膜の溶解度を抑制する処理液は、前記混合液
全体の5質量%以上50質量%未満であることが望まし
い。前記処理液が混合液全体の5質量%未満の場合に
は、塗布膜の除去端面(塗布膜が除去された部分に露出
する塗布膜の端面)から塗布液が流動し、塗布膜の除去
面にいわゆるだれが発生する虞がある。これに対して、
前記処理液が前記混合液全体の50質量%以上の場合に
は、周縁部の除去処理に時間がかかり、スループットが
低下するため、あるいはまた塗布膜の溶解効果が不十分
になるおそれがあるため、好ましくない。
【0009】前記溶剤が、プロピレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル、ブチルアセテート、エチルラクテート、
エチルセロソルブアセテート、メチルメトキシプロピオ
ネートから選択される少なくとも一種であることが望ま
しい。特に、前記溶剤が、プロピレングリコールモノメ
チルエーテルアセテートとプロピレングリコールモノメ
チルエーテルとの混合溶剤であることが望ましく、更
に、前記プロピレングリコールモノメチルエーテルの質
量をAとし、プロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテートの質量をBとすると、質量比A:Bが7:3
であることが望ましい。
【0010】また、前記混合溶剤の質量をaとし、前記
純水の質量をbとすると、質量比a:bが5:2である
ことが望ましい。
【0011】そして、前記混合液が容器内で混合して貯
留されることが望ましく、特に前記容器が複数のタンク
からなり、これら各タンク内における前記混合溶剤の各
質量比が互いに異なることが望ましい。このような方法
によると、EBR処理時に容器から塗布膜の周縁部に混
合液を供給することができる。特に、前記容器が複数の
タンクからなり、これら各タンク内における前記溶解用
処理液の質量比が互いに異なる場合には、EBR処理時
に塗布膜の材料,膜厚および下地等に応じた混合液の供
給に迅速に応じることができる。
【0012】また、前記混合液が、供給ノズル内におい
て混合されることによって生成されることが望ましく、
前記混合液が、スタティックミキサによって混合される
ことによって生成されるものであっても良い。更に、前
記混合液が、前記塗布膜上において混合されることによ
って生成されるものであっても良い。
【0013】また、前記混合液が温度調整されることが
望ましい。このような方法によると、塗布膜の周縁部に
対する混合液の除去能力が高められるため、好ましい。
また、前記被処理基板を回転させた状態において前記混
合液が供給されることが望ましい。このような方法によ
ると、塗布膜の周縁部に混合液を拡散させながら供給す
ることができる。
【0014】前記した目的を達成するためになされた本
発明に係る塗布膜形成除去装置は、被処理基板に塗布膜
を形成すると共に、被処理基板上に形成された塗布膜の
周縁部を除去する塗布膜形成除去装置であって、被処理
基板を略水平に保持する基板保持部材と、前記基板保持
部材を回転させる回転手段と、前記基板保持部材に保持
された被処理基板の略中央に塗布液を供給する塗布液供
給手段と、前記基板保持部材に保持された被処理基板に
塗布液が溶解する溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処
理液との混合液を供給する混合液供給手段とを具備し、
前記塗布膜形成後、混合液供給手段から混合液を前記塗
布膜の周縁部に供給し、被処理基板上に形成された塗布
膜の周縁部を除去することを特徴としている。
【0015】このような塗布膜形成除去装置によると、
塗布液が溶解する溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処
理液との混合液を被処理基板に供給することができるた
め、溶剤の溶解度が抑制される。その結果、塗布膜の乾
燥が不十分のままであっても、その周縁部の除去処理を
行うことができ、塗布膜の形成時間(塗布液の乾燥時
間)を短縮することができ、塗布膜形成のスループット
を高めることができる。
【0016】ここで、前記混合液供給手段は、塗布液が
溶解する溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処理液とを
混合して、前記混合液を予め生成して貯留しておく容器
と、この容器から供給された前記混合液を被処理基板に
供給する混合液供給ノズルとを有することが望ましく、
特に前記容器が複数のタンクからなり、これら各タンク
内における前記混合溶剤の各質量比が互いに異なること
が望ましい。このように種々の混合溶剤を備えている
と、EBR処理時に塗布膜の材料,膜厚および下地等に
応じた混合液の供給に迅速に行うことができる。
【0017】また、前記混合液供給手段は、塗布液を溶
解する溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処理液とをノ
ズル内部で混合する供給ノズルを有することが望まし
い。また、前記混合液供給手段は、塗布液が溶解する溶
剤とその溶剤の溶解度を抑制する処理液とを混合するス
タティックミキサと、このスタティックミキサから供給
された前記混合液を被処理基板に供給する混合液供給ノ
ズルとを有することが望ましい。更に、前記混合液供給
手段は、前記溶剤を被処理基板に供給する溶剤供給ノズ
ルと、前記溶剤の溶解度を抑制する処理液を供給する処
理液供給ノズルとを有し、これら溶剤供給ノズルと処理
液供給ノズルとから前記溶剤と処理液を別個に前記被処
理基板上に供給し、該処理基板上でこれらを混合して、
混合液としても良い。
【0018】また、前記被処理基板に供給される混合液
を温度調整する温度調整機構を備えていることが望まし
く、塗布膜の周縁部に対する混合液の除去能力を高める
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る塗布膜除去方
法および塗布膜形成除去装置について、図に示す実施の
形態に基づいて説明する。なお、本塗布膜除去方法を説
明する先立ち、この本発明にかかる塗布膜形成除去装置
の実施形態について、図1および図2を用いて説明す
る。図1および図2は、本発明の実施形態に係る塗布膜
形成除去装置(COT)を示す断面図と平面図である。
図1に示す塗布膜形成除去装置(COT)は、ウエハ搬
送機構の保持部材(図示せず)を挿抜するための開口5
0aを有するケーシング50を備えている。このケーシ
ング50内には、ウエハWを収容するためのカップCP
が配置されている。
【0020】前記カップCPの底部における中央部寄り
には排気管53が接続され、また外側寄りには排液管5
4が接続されている。そして、排気管53からカップC
P内の気体が排気される。排液管54からは、塗布処理
に伴って飛散した塗布液や溶剤が排出される。また、前
記カップCP内には、ウエハWを真空吸着によって水平
に保持するスピンチャック51が配置されている。前記
カップCPの下方にはパルスモータ等の駆動モータ52
が配置されている。
【0021】前記スピンチャック51は、前記駆動モー
タ52によって回転可能に、またエアシリンダ等の昇降
機構(図示せず)によって昇降可能に構成されている。
このスピンチャック51の上方には塗布液を塗布する噴
頭60a、混合液を吐出する噴頭60bが配置されてい
る。なお、前記スピンチャック51の回転速度は任意に
制御可能となっている。
【0022】前記噴頭60aは、ベース部材62を有
し、アーム61aに着脱可能に取り付けられている。そ
して、駆動機構70に前記アーム61aを介して連結さ
れ、X方向,Y方向(図2に図示)およびZ方向に移動
し得るように構成されている。この噴頭60aのベース
部材62には、塗布液供給ノズル90が取り付けられて
いる。また、前記噴頭60bはアーム61bに取り付け
られている。そして、駆動機構70に前記アーム61b
を介して連結され、X方向,Y方向(図2に図示)およ
びZ方向に移動し得るように構成されている。この噴頭
60bには、混合液供給ノズル80が取り付けられてい
る。なお、図1では、アーム61bを省略して図示して
いる。
【0023】また、前記噴頭60aには、第一チューブ
65a,65bが取り付けられている。前記第一チュー
ブ65a,65bは、前記塗布液供給ノズル90に接続
された配管の周囲に配置されている。一方、前記噴頭6
0bには、第二チューブ66a,66bが取り付けられ
ている。この前記第二チューブ66a,66bは、前記
混合液供給ノズル80に接続された配管の周囲に配置さ
れている。そして、前記第一チューブ65a,65bは
塗布液の温度を、また前記第二チューブ66a,66b
は混合液の温度をそれぞれ一定温度になすため温度調節
流体を循環させるように構成されている。なお、チュー
ブ65a,66aは往路とされ、またチューブ65b,
66bは復路とされる。
【0024】前記混合液供給ノズル80は、混合液供給
配管81を介して中間タンク83に接続されている。前
記混合液供給配管81にはバルブ82が配置されてい
る。また、前記中間タンク83には、その中に溶剤(塗
布膜を溶解する液体)を供給する溶剤供給配管84と純
水(溶剤の溶解度を抑制する処理液)を供給する純水供
給配管86とが接続されている。前記溶剤供給配管84
にはバルブ85が、また前記純水供給配管86にはバル
ブ87がそれぞれ配置されている。そして、配管84,
86を介して中間タンク83内に供給された溶剤と純水
は攪拌機構(図示せず)により攪拌されて混合液とな
り、この混合液が中間タンク83内に貯留された状態と
なっている。
【0025】前記混合液は、中間タンク83内に窒素
(N2 )ガス等の圧送ガスを供給することにより、混合
液供給配管81および混合液供給ノズル80を介してウ
エハW(塗布膜)上に供給される。この場合、N2 ガス
の加圧力を制御することにより混合液の流量が制御され
る。
【0026】前記塗布液供給ノズル90は、塗布液供給
配管91を介して塗布液タンク92に連通されている。
前記塗布液供給配管91には、サックバックバルブ93
およびエアーオペレーションバルブ94と気泡除去機構
95とフィルタ96とベローズポンプ97とが下流側か
らその順に配置されている。
【0027】前記ベローズポンプ97は伸縮可能であ
り、この伸縮が制御されることにより所定量の塗布液が
塗布液供給ノズル90を介してウエハWの表面に供給さ
れる。このベローズポンプ97の駆動部は、ベローズポ
ンプ97の一端に取り付けられたねじ98aおよびこの
ねじ98aに螺合されるナット98bからなるボールね
じ機構98と、このボールねじ機構98のナット98b
を回転させることにより前記ねじ98aを直線移動させ
るためのステッピングモータ99とから構成されてい
る。これにより、極少量の塗布液の供給を制御すること
が可能となる。
【0028】また、前記サックバックバルブ93は、塗
布液供給ノズル90からの塗布液の吐出後、塗布液供給
ノズル90の先端内壁部に表面張力によって残留してい
る塗布液を塗布液供給ノズル90内に引き戻し、残留塗
布液の固化を阻止するように構成されている。
【0029】一方、図2に示すように、前記ケーシング
50内のカップCPの外側には、略同一の構造を有する
四つの噴頭60aを保持可能な保持部55が配設されて
いる。この保持部55には、ノズル90のノズル口を乾
燥固化させないように、ノズル90のノズル口を溶剤雰
囲気に置くための挿入部(図示せず)が配設されてい
る。これら噴頭60aのうち選択された一つがアーム6
1aに装着されて保持部55から取り出され、処理に際
してウエハWの直上(所定位置)に移動される。各噴頭
60a(ベース部材62)には、アーム61aの先端部
に取り付けるための取付部63が配置されている。
【0030】なお、本実施形態においては、混合液供給
ノズル80と塗布液供給ノズル90とを別々のアーム6
1a,61bに取り付けられているが、同一のアーム上
に取り付けるようにしてもよい。
【0031】更に、前記溶剤としては、メチル−3−メ
トキシプロピネート(MMT,沸点:145℃,粘度:
1.1cps)、乳酸エチル(EL,沸点:154℃,
粘度:2.6cps)、エチル−3−メトキシプロピネ
ート(EEP,沸点:170℃,粘度:1.3cp
s)、ピルビン酸エチル(EP,沸点:144℃,粘
度:1.2cps)、プロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテート(PEGMEA,沸点:146℃,
粘度:1.3cps)、2−ヘプタノン(沸点:152
℃、粘度:1.1cps)、シクロヘキサン、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル(PEGME)、ブチ
ルアセテート、エチルラクテート、エチルセロソルブア
セテート、メチルメトキシプロピオネート等を用いるこ
とができる。溶剤は一種の溶剤あるいは複数種の溶剤を
混合したものであっても良い。
【0032】例えば、前記溶剤が、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテートとプロピレングリコー
ルモノメチルエーテルとの混合溶剤であり、更に、前記
プロピレングリコールモノメチルエーテルの質量をAと
し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
トの質量をBとすると、質量比A:Bが7:3である溶
剤を好適に用いることができる。
【0033】一方、前記塗布液膜の溶解度を抑制する処
理液としては、例えば、純水、メチルアルコール、エチ
ルアルコールを挙げることができる。特に、前記塗布液
膜の溶解度を抑制する処理液としては、純水が入手容易
であり、好適に用いることができる。
【0034】また、前記塗布液膜の溶解度を抑制する処
理液は、前記溶剤と前記処理液との混合液全体の5質量
%以上50質量%未満であることが望ましい。前記処理
液が混合液全体の5質量%未満の場合には、塗布膜の除
去端面(塗布膜が除去された部分に露出する塗布膜の端
面)から塗布液が流動し、塗布膜の除去面にいわゆるだ
れが発生する虞がある。これに対して、前記処理液が前
記混合液全体の50質量%以上の場合には、周縁部の除
去処理に時間がかかり、スループットが低下するため、
あるいはまた塗布膜の溶解効果が不十分になるおそれが
あるため、好ましくない。例えば、前記混合溶剤の質量
をaとし、前記純水の質量をbとすると、質量比a:b
が5:2であるものが好適に用いることができる。
【0035】次に、前記した塗布ユニット(COT)を
用いる塗布膜除去方法につき、図1および図2と図3と
を用いて説明する。図3は、本発明が適用された塗布膜
形成方法を説明するために示すフローチャートである。
本塗布膜形成方法は「塗布処理」および「乾燥処理」と
「除去処理」の各工程が順次実施されるため、これら各
工程を順次説明する。なお、予め被処理基板としてのウ
エハWがスピンチャック51によってカップCP内の定
位置に吸着保持され、その表面温度が均一な温度に設定
されているものとする。また、両バルブ82,85,8
7は閉弁されているものとする。
【0036】「塗布処理」先ず、駆動機構70によって
噴頭60aをY方向に移動させてウエハ中心部の直上位
置に配置し、ウエハWを回転させる。この場合、噴頭6
0aをウエハ中心部の直上位置に配置すると、塗布液供
給ノズル90の吐出口がウエハ中心部付近の直上位置に
配置される。また、ウエハWの回転速度は、200mm
ウエハの場合に2000〜6000rpm、300mm
ウエハの場合に1000〜4000rpmであることが
好ましい。
【0037】次いで、塗布液供給ノズル90の吐出口か
ら塗布液をウエハWの略中心部に供給する。この場合、
ウエハW上に塗布液を供給すると、遠心力によってレジ
スト液が外方に拡散され、ウエハWの表面に塗布液が塗
布される(図3のステップS1)。なお、塗布液として
は、レジスト(フェノールノボラックス樹脂とナフトキ
ノンジアジドエステル)が用いられる。
【0038】しかる後、塗布液の供給を停止し、ウエハ
Wの回転速度を減速する(図3のステップS2)。これ
により、膜厚調整機能が発揮され、ウエハW面内の膜厚
が均一化される。これは、ウエハWの回転速度を減速し
た際にその加速度によってウエハW上の塗布液に中心に
向かう力が作用し、しかもウエハWの回転が低速である
ことから、塗布液の乾燥が遅くなり、結果として膜厚を
整える機能が発揮されるためである。すなわち、この減
速によって作用する内側へ向かう力によってウエハWの
外方へ飛散する塗布液量が抑制され、ウエハ中央部にも
ウエハ外周部と同様に塗布液が保持されて塗布膜の膜厚
がより均一化することになる。この場合、ウエハWの回
転速度は50〜1000rpmであることが好ましい。
特に、ウエハWの回転速度が500rpm以下であれ
ば、塗布液の乾燥が殆ど進行せず、膜厚調整の自由度が
高い。なお、図3のステップS2の処理は必須のもので
はなく、必要に応じて行われる。
【0039】そして、ウエハWの回転速度を上昇させて
残余の塗布液を振り切る(図3のステップS3)。この
場合、ウエハWの回転速度は、200mmウエハの場合
に1500〜4000rpm、300mmウエハの場合
に1000〜3000rpmであることが好ましい。
【0040】「乾燥処理」ウエハWの回転速度を継続さ
せ、塗布液を乾燥して塗布膜を形成する(図3のステッ
プS4)。この場合、ウエハWの回転速度は、200m
mウエハの場合に1000mm〜2000mm、300
mmウエハの場合に500〜1500rpmであること
が好ましい。
【0041】「除去処理」予め、両バルブ85,87を
開弁して所定量の溶剤および純水を所望の割合(溶剤の
質量をaとし、純水の質量をbとすると、質量比a:b
=5:2)で溶剤供給配管84と純水供給配管86を介
して中間タンク83に供給し、所定の混合液を生成す
る。この場合、混合溶剤としてはOK73(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル溶剤の質量Aとし、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶剤の
質量Bとすると、質量比A:B=7:3の混合溶剤)が
好適に用いられる。また、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル溶剤とプロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート溶剤との混合溶剤の質量と純水の質量
との比が5:2になるように中間タンク83に供給し、
両バルブ85,87を閉弁し、攪拌機構(図示せず)に
よって混合液を中間タンク83内で生成する(図3のス
テップS5)。この混合液生成工程は、塗布液の塗布工
程開始前に予め行い、混合液を中間タンク83に貯留し
ておくのが好ましい。
【0042】乾燥処理後、ウエハWの回転を停止した
後、駆動機構70によって噴頭60aをY方向に移動さ
せると共に噴頭60bをY方向に移動させ、混合液供給
ノズル80をウエハ周縁部の直上位置に配置する。な
お、乾燥処理後、ウエハWの回転を維持しても良い。前
記混合液供給ノズル80がウエハ周縁部の直上位置に配
置された後、バルブ82を開弁し、中間タンク83内の
混合液を室温以下(23℃程度)に温度調整しながら、
塗布膜の周縁部に供給する(図3のステップS6)。こ
の場合、バルブ82を開弁すると、N2 ガス等の圧送ガ
スによって混合液供給配管81および混合液供給ノズル
80を介して塗布膜の周縁部に混合液が圧送される。
【0043】そして、塗布膜の周縁部に供給された混合
液が遠心力によってウエハ外方に拡散され塗布膜の周縁
部を除去する(図3のステップS7)。このようにし
て、ウエハW上に塗布膜の周縁部を除去して所望の塗布
膜が形成される。
【0044】以上のように、塗布膜の溶解度を抑制する
処理液が混合された混合液を用いて塗布膜の周縁部を除
去する(EBR処理を施す)と、塗布膜の乾燥が不十分
のままその周縁部の除去処理を行うことができ、塗布液
供給後の乾燥時間を短縮することができる。
【0045】
【実施例】この効果は、次に示す実験によって確認でき
た。なお、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。 (実施例1)300mmウエハを1000rpmで回転
させるとともに、このウエハ上に粘度10cpのEL
(シクロヘキサノン)溶剤塗布液を塗布し、OK73お
よび純水の混合液(OK73の質量をaとし、純水の質
量をbとすると、質量比a:b=5:2)を用いて、塗
布液供給後の15秒、20秒、25秒、30秒、35秒
にEBR処理を行った。その結果、塗布液供給後、15
秒〜25秒経過後に行ったEBR処理では塗布膜の除去
端面(塗布膜が除去された部分に露出する塗布膜の端
面)から塗布液が流動し、塗布膜の除去面にいわゆるだ
れの発生が認められたが、塗布液供給後30秒経過後に
行ったEBR処理では、いわゆるだれは認められなかっ
た。
【0046】(比較例1)実施例1と同様に、300m
mウエハを1000rpmで回転させるとともに、この
ウエハ上に粘度10cpのEL(シクロヘキサノン)溶
剤塗布液を塗布し、溶剤としてOK73のみを用いて、
塗布液供給後の15秒、20秒、25秒、30秒、35
秒、40秒、45秒、50秒にEBR処理を行った。そ
の結果、塗布液供給後、15秒〜45秒経過後に行った
EBR処理では塗布膜の除去端面(塗布膜が除去された
部分に露出する塗布膜の端面)から塗布液が流動し、塗
布膜の除去面にいわゆるだれの発生が認められたが、塗
布液供給後50秒経過後に行ったEBR処理では、いわ
ゆるだれは認められなかった。
【0047】このように、所定の良好なEBR処理を得
るためには、溶剤としてOK73のみを用いた場合は5
0秒程度であるのに対し、OK73および純水の混合液
を用いた場合は30秒程度であった。言い換えれば、塗
布膜形成後、短時間のうちにEBR処理を行うことがで
き、塗布膜の形成の総時間を短縮することができ、塗布
膜形成のスループットを高めることが認められた。
【0048】なお、本実施形態においては、中間タンク
73内で溶剤と処理液を混合し、これをウエハW上の塗
布膜にガス圧送する場合について説明したが、本発明は
これに限定されず、図4に示すようにして供給してもよ
い。すなわち、溶剤タンク(図示せず)から溶剤供給配
管101を介して供給された溶剤と純水タンク(図示せ
ず)から純水供給配管102を介して所定の流量で供給
された純水とをスタティックミキサ103によって混合
し、このスタティックミキサ103から混合液供給配管
81を介して混合液供給ノズル80へ混合液を供給する
ように構成しても良い。なお、図4にあっては、塗布液
供給ノズル90が設けられているベース部材62に混合
液供給ノズル80が設けられている場合を示している。
この場合には、アーム61bを省略することができる。
【0049】また、本発明における溶剤と純水との混合
は、図5に示すようにしてもよい。すなわち、混合部1
11を有する混合液供給ノズル110を塗布ユニット
(COT)内に配設し、溶剤タンク(図示せず)からの
溶剤供給配管112および純水タンク(図示せず)から
の純水供給配管113を混合部111に接続し、この混
合部111で溶剤と純水とを混合するように構成しても
良い。なお、図5も、図4と同様に塗布液供給ノズル9
0が設けられているベース部材62に混合液供給ノズル
110が設けられている場合を示している。
【0050】さらに、図6に示すようにして溶剤と純水
とを混合することもできる。すなわち、溶剤タンク(図
示せず)からの溶剤供給配管123および純水タンク
(図示せず)からの純水供給配管124をそれぞれ溶剤
供給ノズル121と純水供給ノズル122に接続し、こ
れらノズル121,122からそれぞれ吐出された溶剤
と純水をウエハW上の塗布膜上で混合するように構成し
ても良い。なお、図6も、図4、5と同様に塗布液供給
ノズル90が設けられているベース部材62にノズル1
21、122が設けられている場合を示している。
【0051】この他、本実施形態においては、溶解用処
理液の混合液がOK73および純水からなる場合につい
て説明したが、これは一例であって本発明はこれに限定
されるものではない。例えば、PGMEA溶剤およびE
L(シクロヘキサノン)溶剤等からなるものでも、塗布
膜の乾燥が不十分のまま(乾燥開始してから15〜20
秒後)その周縁部の除去処理を行うことができる。この
場合、PGMEA溶剤およびEL溶剤の質量が同一であ
ることが望ましい。これにより、PGMEA溶剤の溶解
力を抑制して塗布膜の周縁部における除去処理を一層効
果的に行うことができる。
【0052】また、本実施形態においては、複数種類の
溶解用処理液を混合する容器としての中間タンク83が
単数である場合について説明したが、本発明はこれに限
定されず、図7に示すように複数のタンク201a〜2
01dであってもよい。
【0053】図7において、各タンク201a〜201
dは、溶剤Iが貯留する溶剤タンク202および溶剤I
Iが貯留する溶剤タンク203に配管204a〜204
d,配管205a〜205dを介して接続されている。
そして、バルブ206a〜206dを開弁して溶剤タン
ク202から溶剤Iを、またバルブ207a〜207d
を開弁してタンク201a〜201dに溶剤タンク20
3から溶剤IIをそれぞれ供給するように構成されてい
る。また、各タンク201a〜201dは独立して塗布
ユニット(COT)に接続されている。
【0054】このような複数のタンク201a〜201
dを用いてEBR処理を施す場合には、タンク201a
〜201d内において各質量比が互いに異なる溶剤I,
IIを貯留することにより、塗布膜の材料,膜厚および
下地等に応じた混合液の供給に迅速に応じることができ
る。この場合、図8に示すように、各タンク201a〜
201dを共通の塗布ユニット(COT)に接続し、こ
のユニット(COT)内においてウエハ上の塗布膜にE
BR処理を施しても同様の効果を奏することができる。
【0055】さらに、本実施形態においては、レジスト
膜の除去に適用する場合について説明したが、本発明は
これに限定されず、例えば半導体膜,電極膜,層間絶縁
膜の除去にも適用可能である。また、本発明において
は、処理基板としてウエハに限定されず、例えばLCD
基板やCD等の他の基板であっても勿論よい。
【0056】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
係る塗布膜除去方法および塗布膜形成除去装置による
と、塗布膜形成の総時間を短縮することができ、塗布膜
形成のスループットを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係る塗布膜形成除
去装置を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態に係るおよび塗布膜
形成除去装置を示す平面図である。
【図3】図3は、本発明にかかる塗布膜形成方法を説明
するために示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明にかかる塗布膜形成除去装置に
用いられる他の混合液供給手段(1)を示す断面図であ
る。
【図5】図5は、本発明にかかる塗布膜形成除去装置に
用いられる他の混合液供給手段(2)を示す断面図であ
る。
【図6】図6は、本発明にかかる塗布膜形成除去装置に
用いられる他の混合液供給手段(3)を示す断面図であ
る。
【図7】図7は、本発明にかかる塗布膜形成除去装置に
用いられる他の混合液供給手段(4)を示す断面図であ
る。
【図8】図8は、本発明にかかる塗布膜形成除去装置に
用いられる他の混合液供給手段(5)を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
50 ケーシング 51 スピンチャック 52 駆動モータ 53 排気管 54 排液管 60a 噴頭 60b 噴頭 61a アーム 61b アーム 70 駆動機構 80 混合液供給ノズル 81 混合液供給配管 83 中間タンク 84 溶剤供給配管 86 純水供給配管 90 塗布液供給ノズル 91 塗布液供給配管 92 塗布液タンク CP カップ COT 塗布ユニット W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 15/06 B05C 11/08 5F046 B05C 11/08 11/10 11/10 B05D 1/40 A B05D 1/40 3/10 N 3/10 G03F 7/42 G03F 7/42 H01L 21/30 577 Fターム(参考) 2H096 AA25 CA12 CA20 LA02 LA03 4D075 AC64 BB20Z BB69Z DA08 DC22 EA05 EA45 EC30 EC54 4F042 AA07 AB00 BA08 CB27 CC10 DF09 EB09 EB17 4G035 AB37 AC01 AC50 AE01 AE13 AE15 4G037 BA01 BB06 EA01 5F046 JA02 JA03 JA08 JA09 JA13 JA15 JA24

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板上に形成された塗布膜の周縁
    部を溶剤で除去する塗布膜除去方法において、 前記塗布膜の周縁部を除去するにあたり、前記塗布膜が
    溶解する溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処理液との
    混合液を前記塗布膜の周縁部に供給することを特徴とす
    る塗布膜除去方法。
  2. 【請求項2】 前記塗布液膜の溶解度を抑制する処理液
    は、純水であることを特徴とする請求項1に記載された
    塗布膜除去方法。
  3. 【請求項3】 前記塗布液膜の溶解度を抑制する処理液
    は、前記混合液全体の5質量%以上50質量%未満であ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載され
    た塗布膜除去方法。
  4. 【請求項4】 前記溶剤が、プロピレングリコールモノ
    メチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノ
    メチルエーテル、ブチルアセテート、エチルラクテー
    ト、エチルセロソルブアセテート、メチルメトキシプロ
    ピオネートから選択される少なくとも一種であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載され
    た塗布膜除去方法。
  5. 【請求項5】 前記溶剤が、プロピレングリコールモノ
    メチルエーテルアセテートとプロピレングリコールモノ
    メチルエーテルとの混合溶剤であることを特徴とする請
    求項4に記載された塗布膜除去方法。
  6. 【請求項6】 前記溶剤が、前記プロピレングリコール
    モノメチルエーテルの質量をAとし、プロピレングリコ
    ールモノメチルエーテルアセテートの質量をBとする
    と、質量比A:Bが7:3であることを特徴とする請求
    項5に記載された塗布膜除去方法。
  7. 【請求項7】 前記混合溶剤の質量をaとし、前記純水
    の質量をbとすると、質量比a:bが5:2であること
    を特徴とする請求項5または請求項6に記載された塗布
    膜除去方法。
  8. 【請求項8】 前記混合液が容器内で混合して貯留され
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに
    記載された塗布膜除去方法。
  9. 【請求項9】 前記容器が複数のタンクからなり、これ
    ら各タンク内における前記混合溶剤の各質量比が互いに
    異なることを特徴とする請求項8に記載された塗布膜除
    去方法。
  10. 【請求項10】 前記混合液が、供給ノズル内において
    混合されることによって生成されることを特徴とする請
    求項1乃至請求項9のいずれかに記載された塗布膜除去
    方法。
  11. 【請求項11】 前記混合液が、スタティックミキサに
    よって混合されることによって生成されることを特徴と
    する請求項1乃至請求項9のいずれかに記載された塗布
    膜除去方法。
  12. 【請求項12】 前記混合液が、前記塗布膜上において
    混合されることによって生成されることを特徴とする請
    求項1乃至請求項9のいずれかに記載された塗布膜除去
    方法。
  13. 【請求項13】 前記混合液が温度調整されることを特
    徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載され
    た塗布膜除去方法。
  14. 【請求項14】 前記被処理基板を回転させた状態にお
    いて前記混合液が供給されることを特徴とする請求項1
    乃至請求項13のいずれかに記載された塗布膜除去方
    法。
  15. 【請求項15】 被処理基板に塗布膜を形成すると共
    に、被処理基板上に形成された塗布膜の周縁部を除去す
    る塗布膜形成除去装置であって、 被処理基板を略水平に保持する基板保持部材と、 前記基板保持部材を回転させる回転手段と、 前記基板保持部材に保持された被処理基板の略中央に塗
    布液を供給する塗布液供給手段と、 前記基板保持部材に保持された被処理基板に塗布液が溶
    解する溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処理液との混
    合液を供給する混合液供給手段と、 を具備し、 前記塗布膜形成後、混合液供給手段から混合液を前記塗
    布膜の周縁部に供給し、 被処理基板上に形成された塗布膜の周縁部を除去するこ
    とを特徴とする塗布膜形成除去装置。
  16. 【請求項16】 前記混合液供給手段は、塗布液が溶解
    する溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処理液とを混合
    して、前記混合液を予め生成して貯留しておく容器と、
    この容器から供給された前記混合液を被処理基板に供給
    する混合液供給ノズルとを有することを特徴とする請求
    項15に記載された塗布膜形成除去装置。
  17. 【請求項17】 前記容器が複数のタンクからなり、こ
    れら各タンク内における前記混合溶剤の各質量比が互い
    に異なることを特徴とする請求項16に記載された塗布
    膜形成除去装置。
  18. 【請求項18】 前記混合液供給手段は、塗布液を溶解
    する溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処理液とをノズ
    ル内部で混合する供給ノズルを備えていることを特徴と
    する請求項15に記載される塗布膜形成除去装置。
  19. 【請求項19】 前記混合液供給手段は、塗布液が溶解
    する溶剤とその溶剤の溶解度を抑制する処理液とを混合
    するスタティックミキサと、このスタティックミキサか
    ら供給された前記混合液を被処理基板に供給する混合液
    供給ノズルとを有することを特徴とする請求項15に記
    載された塗布膜形成除去装置。
  20. 【請求項20】 前記混合液供給手段は、前記溶剤を被
    処理基板に供給する溶剤供給ノズルと、前記溶剤の溶解
    度を抑制する処理液を供給する処理液供給ノズルとを有
    し、これら溶剤供給ノズルと処理液供給ノズルとから前
    記溶剤と処理液を別個に前記被処理基板上に供給し、該
    処理基板上でこれらを混合して、混合液とすることを特
    徴とする請求項15に記載された塗布膜形成除去装置。
  21. 【請求項21】 前記被処理基板に供給される混合液を
    温度調整する温度調整機構を備えていることを特徴とす
    る請求項15乃至請求項20のいずれかに記載された塗
    布膜形成除去装置。
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