JP2002204992A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002204992A JP2001000446A JP2001000446A JP2002204992A JP 2002204992 A JP2002204992 A JP 2002204992A JP 2001000446 A JP2001000446 A JP 2001000446A JP 2001000446 A JP2001000446 A JP 2001000446A JP 2002204992 A JP2002204992 A JP 2002204992A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ノズル待機部における処理液供給ノズルの先端
部の乾燥を防ぎ、この乾燥に伴う不具合の発生を防止す
るべく処理液供給ノズルを清浄な雰囲気に維持する機構
を備えた基板処理装置を提供することにある。 【解決手段】基板に対する処理液の非供給時にノズル待
機部21においてノズル1の外周を囲んで設けられたノ
ズルカバー2の内部にリンス液導入管21からリンス液
を供給し、ノズルカバー2の内部にリンスL液を貯留す
る。基板に対する処理液の供給時にはガス導入管31か
らノズルカバー2内のリンス液Lを排出してノズルカバ
ー2内を窒素ガスによってパージして基板に対するレジ
スト供給動作に移行する。これによって処理液非供給時
に供給ノズル1に付着した処理液の乾燥を防止でき、且
つ、供給ノズル1を清浄な雰囲気に維持したまま待機す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板等の基板上にレジスト、SOG
(スピンオングラス)等の処理液を処理液供給ノズルに
よって基板上に供給する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】処理液供給ノズル(以下ノズルと称す)
を有する基板処理装置としては、例えばシリコンウエハ
等の基板上にレジスト等の塗布液を塗布する塗布装置が
知られている。このようなレジスト塗布装置は、レジス
ト液収容部に貯留されているレジスト液をノズルから基
板表面上に所定量吐出させ、この後、スピンチャックに
より基板を高速回転させてレジスト液を基板表面全面に
拡散させ、均一な塗布膜を得るようになっている。この
ノズルは、処理液の非吐出作業時にはスピンチャックの
側部に設けられたノズル待機ポットにて待機している。
この待機ポット内においては、ノズル先端部にてレジス
トの有機溶剤成分が揮発して固形化してしまうのを防止
するために、ノズル先端を溶媒中あるいは溶媒蒸気中に
浸漬させたり、ノズル先端部にリンス液を供給したりし
ている。そして塗布処理時には、ノズル中に残留してい
る乾燥気味のレジストを廃棄するいわゆるダミーディス
ペンスを直前に行って、引き続き塗布処理を行ってい
る。
【0003】ところで、ノズル待機ポットにおけるノズ
ルの待機中にノズルが大気中に放置されると、ノズルの
先端部に付着していたレジストの残りが乾燥して固化し
てパーティクルとなり、基板に対するレジスト吐出作業
の再開時にこのパーティクルを吐出してしまうおそれが
ある。また、ノズルの待機中にはノズル内において待機
中の塗布液が残留するため、この残留した塗布液は乾燥
により濃縮されて粘性が高くなったり、塗布液の成分が
析出して固まったりする。この状態で塗布作業を再開す
ると、粘性が高くなった塗布液又は析出物が基板の塗布
膜上に落下し、この塗布膜の粘性にむらができたり、塗
布膜欠陥になることがある。
【0004】このような問題を解消するために、従来は
次のような対策を施していた。ここでは、2つの従来例
を挙げて説明する。
【0005】まず、第1の従来例の基板処理装置のノズ
ルを図5に基づいて説明する。この装置はノズルの先端
部を、塗布液の溶媒による飽和蒸気の雰囲気に置くこと
でノズル先端部の乾燥を防止する。この基板処理装置の
ノズル待機部での構成を概説すると、81はノズルで、
このノズル81は塗布液貯留部と接続され、このノズル
81の内部には塗布液Rが充填されている。82はノズ
ル81の先端部を覆う待機ポットで、配管83によって
溶媒貯留部84に接続されている。塗布液貯留部84に
は供給配管85によって窒素ガスが供給され、溶媒の飽
和蒸気を作り、この飽和蒸気を配管83を介して待機ポ
ット82に供給する。これにより、ノズル81の先端部
を溶媒の飽和蒸気雰囲気に置いて乾燥を防止する。この
例としては特開昭62−121669号公報記載のもの
がある。
【0006】次に、第2の従来例を図6に基づいて説明
する。この装置はノズルの先端開口部に溶媒を流すこと
でこのノズル先端の乾燥を防止する。具体的には、塗布
液R1を供給するノズル81の周囲に、溶媒R2をノズ
ル81の先端開口部に流すための複数の配管87を設け
て構成されている。そして、配管87に溶媒R2を供給
することでノズル81の先端開口部に溶媒R2が流さ
れ、ノズル81先端部の乾燥を防止する。この例として
は、特開昭59−39363号公報記載のものが知られ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1の従来例では、待機ポット82内のすべての空間
を溶媒の完全な飽和蒸気雰囲気にすることは極めて困難
である。そのため、待機時間が長くなるとノズル81の
先端部の塗布液が乾燥することもある。そして、ノズル
81の先端部の塗布液が乾燥してしまうと、前述した問
題が生じてしまう。
【0008】また、第2の従来例では、配管87から供
給される溶媒R2でノズル81先端部の濃縮した塗布液
R1が洗い流されるが、配管87内には溶媒R2が残留
し、この溶媒R2が基板上に滴下されることがある。ま
た、この配管87はノズル81の先端部に一体的に固定
されているため、ノズル81の移動に伴って配管87も
移動する。即ち、ノズル81による塗布作業の最中にお
いては配管87も回転する基板上に位置し、ノズル81
の移動による振動等によって配管87に残留した溶媒R
2が滴下し、基板上の塗布膜にむらが生じたり、塗布液
R1が部分的に溶解したりするおそれがある。
【0009】そこで、本発明の目的は、ノズル待機部に
おける処理液供給ノズルの先端部の乾燥を防ぎ、この乾
燥に伴う不具合の発生を防止するべく処理液供給ノズル
を清浄な雰囲気に維持する機構を備えた基板処理装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記目的
を達成するために、本発明は、基板に対して処理液を供
給する処理液供給ノズルと、前記処理液供給ノズルの外
周を囲んで設けられ、その下端が当該処理液供給ノズル
の下端よりも下方に位置するノズルカバーと、基板外に
設けられ、前記処理液供給ノズルから基板に対する前記
処理液の非供給時に前記処理液供給ノズルが待機するノ
ズル待機部と、前記基板の上方の処理液供給位置と前記
ノズル待機部との間で前記処理液供給ノズルを移動させ
るノズル移動手段と、前記ノズル待機部において前記ノ
ズルカバーの内部にリンス液を貯留するようリンス液を
供給するリンス液供給手段と、前記ノズルカバーの内部
に貯留された前記リンス液を除去するリンス液除去手段
とを備えたことを特徴とする基板処理装置である。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
基板処理装置であって、前記ノズルカバーは、その下端
において前記処理液供給ノズルと基板とを結ぶ処理液の
流路を含む部分が開放された形状で、且つ、その上端が
気密に閉じた形状であることを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1または請
求項2に記載の基板処理装置であって、前記リンス液除
去手段は、前記ノズルカバーの内部に不活性ガスを供給
するガス供給手段であることを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1ないし請
求項3に記載の基板処理装置であって、前記ノズルカバ
ーは前記処理液供給ノズルに付設されていることを特徴
とする。
【0014】本発明の作用は次のとおりである。ここ
で、請求項1に係る発明の基板処理装置によると、ノズ
ル待機部における処理液供給ノズルの待機時に、ノズル
カバーの内部にリンス液が貯留される。このため、処理
液供給ノズルが液雰囲気中に維持される。
【0015】請求項2に係る発明の基板処理装置による
と、ノズルカバーはその下端において処理液供給ノズル
と基板とを結ぶ処理液の流路を含む部分が開放された形
状で、且つ、その上端が気密に閉じた形状となってい
る。そのため、リンス液貯留時には表面張力によってノ
ズルカバー内にリンス液を維持でき、更にリンス液除去
時にはノズルカバーの下端が開放されているのでノズル
カバー内に貯留されたリンス液を重力の作用により除去
することができる。
【0016】請求項3に係る発明の基板処理装置による
と、リンス液除去手段をノズルカバーの内部に不活性ガ
スを供給するガス供給手段であるとしたことによって、
ノズルカバー内のリンス液を不活性ガスによって除去す
ることができる。
【0017】請求項4に係る発明の基板処理装置による
と、ノズルカバーは処理液供給ノズルに付設されている
ため、処理液供給位置とノズル待機部との間で移動する
処理液供給ノズルに常に付随して移動する。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る発明の基板処理装置によ
ると、ノズルカバーの内部に貯留されたリンス液によっ
て処理液供給ノズルが液雰囲気中に維持されるので、処
理液供給ノズルの先端部の乾燥およびノズル内の処理液
が乾燥よって粘性が高くなったり、析出して固まったり
するのを防止できる。したがって基板に対する均一な処
理液の供給処理が可能になるという効果を奏することが
できる。
【0019】請求項2に係る発明の基板処理装置による
と、リンス液除去時にはノズルカバーの下端が開放され
ているのでノズルカバー内に貯留されたリンス液を重力
の作用により除去することができるため、ノズルカバー
内に貯留されたリンス液を迅速に除去することが可能と
なる。そのため、処理液供給ノズルがノズル待機部にお
ける待機状態から基板に対する処理液供給動作に迅速に
移行することができるという効果を奏することができ
る。
【0020】請求項3に係る発明の基板処理装置による
と、ノズルカバー内に貯留されているリンス液を不活性
ガスによって除去するため、ノズルカバー内及び処理液
供給ノズルを迅速に乾燥させることができ、全体の処理
時間を短縮できるという効果を奏することができる。ま
た、不活性ガスによって処理液供給ノズルを乾燥させる
ことができるので、処理液供給時に基板に供給される処
理液にノズル先端部に残留して付着するリンス液が混入
するのを防止できるという効果を奏することができる。
【0021】請求項4に係る発明の基板処理装置による
と、ノズルカバーは処理液供給位置とノズル待機部との
間で移動する処理液供給ノズルに常に付随して移動する
ため、ノズルカバー内における液貯留時と液非貯留時に
取り外しおよび取り付け作業を行う必要がないため迅速
に処理を行うことができるという効果を奏することがで
きる。さらに、ノズル待機部にノズルカバーを常設して
おく必要がないため、装置内のスペース効率を向上でき
るという効果を奏することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、上述の技術的課題を解決
するための本発明の一実施形態に係る基板処理装置を、
添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施例で
は処理液としてフォトレジストを用いた場合を例に説明
する。図1は、実施例に係る基板処理装置70の概略構
成を示す平面図であり、図2は供給ノズル1およびその
周辺部の構成を示す概略断面図である。供給ノズル1が
本発明の処理液供給ノズルに相当する。
【0023】図1において基板Wは図示を省略するスピ
ンチャック上に回転可能に保持される。また、基板Wの
側方にはノズル待機部21が配置され、先端部に供給ノ
ズル1を有する液供給機構10が備えられている。液供
給機構10は、供給ノズル1がノズル待機部21と基板
W上のレジスト供給位置との間で移動可能なようにノズ
ルアーム17及びモータ18とを有している。このノズ
ルアーム17およびモータ18が本発明におけるノズル
移動手段に相当する。
【0024】次に、図2に基づいて本発明に係る基板処
理装置70の供給ノズル1およびその周辺部分の構成に
ついて説明する。供給ノズル1はレジスト配管14を介
してレジスト供給源12に連通接続されている。レジス
ト配管14の経路中には、開閉弁13が介装されてお
り、レジスト液Rが供給ノズル1の先端部から吐出可能
となっている。また、供給ノズル1には、下方に開口し
た筒型のノズルカバー2が空洞部25を有しつつ供給ノ
ズル1の外周を囲んでノズルカバー2の上端が気密に閉
じた形状となるように付設されている。ノズルカバー2
の下端は供給ノズル1の下端よりも下方に位置するよう
配置されている。また、ノズルカバー2の下方の開口
は、レジスト供給時において供給ノズル1と基板Wとを
結ぶレジストの流路を含む形状となっている。そして、
ノズルカバー2の上端部にはノズルカバー2の内部にリ
ンス液を貯留するようにリンス液を供給するためのリン
ス液導入管21と、ノズルカバーの内部に不活性ガスを
供給するガス導入管31とがそれぞれ接続されている。
リンス液導入管21はリンス液供給源22と連通接続さ
れ、その途中には開閉弁23が介装されている。また、
ガス導入管31はガス供給源32と連通接続されてお
り、その途中には開閉弁33が介装されている。そして
各開閉弁13、23、33は制御部40と電気的に接続
されており、制御部40の指示によって開閉動作が行わ
れる。また、供給ノズル1は、ノズル待機部21におけ
る待機時には、ノズルカバー2の開口部が図2に示すよ
うに基板処理装置の基台51に形成された廃液管52と
対向するように配置されている。
【0025】次に、以上のように構成された基板処理装
置の動作について説明する。
【0026】まず、基板Wに対するレジストの塗布作業
は次のようにして行われる。ノズルカバー2を付設した
供給ノズル1がモータ18の駆動によりノズルアーム1
7を介して矢印Bの軌道に沿って基板Wの上方のレジス
ト供給位置に移動され、レジストRが供給される。基板
Wは図示しないスピンチャック上に吸着保持されてお
り、このスピンチャックによって矢印A方向に向かって
回転される。
【0027】この塗布作業が終了すると、再びモータ1
8の駆動によって供給ノズル1が基板Wの側方に設けら
れたノズル待機部21に移動されて待機状態となる。
【0028】供給ノズル1が待機状態となると制御部4
0の指示により開閉弁23が開放されてリンス液導入管
21からノズルカバー2の内部に対するリンス液Lの供
給が開始される。この時、ノズルカバー2の下端は開放
されているのでノズルカバー2の下端から廃液管52に
流出するリンス液Lの流量よりも多い流量でリンス液導
入管からノズルカバー2の内部に対してリンス液Lを供
給する。そしてノズルカバー2内が図2に示すようにリ
ンス液で充填されると制御部40からの指示により開閉
弁23が閉止される。これによりノズルカバー2の上端
は気密に閉じた状態となるため、ノズルカバー2の下端
は開口しているが、ノズルカバー2内のリンス液Lは表
面張力の作用によって外部に流出することなくノズルカ
バー2内に貯留されることになる。
【0029】尚、このとき供給ノズル1内のレジストR
がノズルカバー2内に貯留されたリンス液Lに接触する
とレジストRに濃度変化が生じるおそれがある。そのた
め、開閉弁13の図示しないサックバック機構のはたら
きによってレジストRを所定量吸い戻して供給ノズル1
内においてレジストRとリンス液Lとの間にエアーの介
在する空間Aが形成される。
【0030】このようにレジストの非供給時にノズル待
機部21においてノズルカバー2の内部にリンス液Lを
貯留することにより、供給ノズル1の先端部の乾燥を防
止することができ、またノズル先端部に残留して付着し
たレジストを洗い流すことができる。このため、レジス
トの非供給時に続くレジスト処理時に基板に対して悪影
響を及ぼすことなく均一な塗布膜を形成することが可能
になる。
【0031】続いて基板に対するレジスト供給作業時に
は、制御部40の指示により開閉弁33が開放される。
これによりノズルカバー2内の気密状態が解除されるた
め、ノズルカバー2内に貯留されているリンス液Lが重
力の作用によって下方に落下して廃液管52に向けて排
出されて図示しない廃液源に回収される。これによって
ノズルカバー2内に貯留されたリンス液Lが除去され
る。
【0032】また、開閉弁33が開放されたことによっ
て図4に示すようにガス導入管31からノズルカバー2
内に窒素ガスが供給されてノズルカバー2内のリンス液
Lが完全にパージされる。窒素ガスが所定時間供給され
ると、ノズルカバー2内に貯留されていたリンス液Lに
接触していた供給ノズル1が乾燥される。
【0033】そして制御部40の指示により開閉弁33
が閉止されて供給ノズル1の待機時間が終了する。この
ようにノズルカバー2内に貯留されたリンス液Lを除去
した後、ノズルカバー2内を窒素ガスによってパージす
ることによって、基板に対するレジストの供給時に、供
給ノズル1に残留して付着したリンス液がレジストに混
入して基板に対する処理に悪影響を与えることを確実に
防止することができる。
【0034】また、ノズル待機時に上述の構成によって
供給ノズル1を待機させる構成としたことによって、ノ
ズル待機部21にノズル待機ポットと呼ばれるノズル待
機用の囲い部材を常設しておく必要がないため、装置内
のスペース効率を向上できる。
【0035】そして上述の処理が終わって供給ノズル1
の待機時間が終了すると、ノズル待機部21において供
給ノズル1から図示しない廃液源に連通接続された廃液
管52に向けてダミーディスペンスと呼ばれるレジスト
の空出しが行われる。この時、レジストは廃液管52に
向けて排出されるので、例えばノズル待機部21にノズ
ル待機ポットを設けて当該ノズル待機ポットの底部に向
けてダミーディスペンスを行う場合に比べて、供給ノズ
ル1から吐出されたレジストが壁部で撥ね返って供給ノ
ズル1に付着するのを確実に防止することができる。そ
してその後、モータ18の駆動により再び基板W上のレ
ジスト供給位置へと移動してレジストの供給作業を行
う。
【0036】なお、本実施の形態においては処理液供給
ノズル1としてレジストの供給に用いる供給ノズル1を
例に説明したが、処理液としてはレジストに限らず、例
えばSOGや他の用途に用いられる処理液を供給する場
合でも、上述した実施例同様の作用、効果を奏すること
ができる。
【0037】また、本実施の形態においてはノズルカバ
ー2の上端部にそれぞれ単一のリンス液導入管21、ガ
ス導入管31を備える構成としたが、本発明の実施の形
態としてはこれに限定されるものではなく、各導入管の
取付位置、取付個数はそれぞれ任意に変更することがで
きる。
【0038】また、本実施の形態においてはノズル待機
部21においてノズルカバー2内から排出されるリンス
液Lをノズルカバー2の開口部に対向配置された廃液管
52によって回収する構成としたが、本発明の実施の形
態としてはこれに限定されるものではなく、例えばノズ
ル待機部21に待機ポットを設けてノズルカバー2内か
ら排出されたリンス液Lを待機ポットによって回収する
構成としてもよい。
【0039】また、本実施の形態においては、基板に対
するノズル1から基板に対するレジストの供給動作時も
常にノズルカバー2はノズル1に付設された構成として
いるが本発明の実施の形態としてはこれに限定されるも
のではなく、例えば、供給ノズル1が待機部において待
機している間のみノズルカバー2を供給ノズル1に付設
する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る基板処理装置を示す平面
図である。
【図2】本発明の実施例に係る基板処理装置の供給ノズ
ル1およびその周辺部を示す概略断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る基板処理装置の供給ノズ
ル1およびその周辺部を示す概略断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る基板処理装置の供給
ノズル1およびその周辺部を示す概略断面図である。
【図5】第1の従来例に係る基板処理装置のノズルを示
す説明図である。
【図6】第2の従来例に係る基板処理装置のノズルを示
す説明図である。
【符号の説明】
1 供給ノズル 2 ノズルカバー 13、23、33 開閉弁 21 リンス液導入管 31 ガス導入管 52 廃液管 70 基板処理装置 W 基板 R レジスト液 L リンス液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 643 B05C 11/08 // B05C 11/08 H01L 21/30 564C Fターム(参考) 2H025 AA00 AB16 AB17 EA05 4D073 AA01 BB03 CA16 CA18 CC03 CC05 CC07 CC14 4F041 AA02 AA06 AB02 BA05 BA12 BA54 BA60 4F042 AA02 AA07 AA10 EB18 EB19 EB26 5F046 JA02 JA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対して処理液を供給する処理液供
    給ノズルと、 前記処理液供給ノズルの外周を囲んで設けられ、その下
    端が当該処理液供給ノズルの下端よりも下方に位置する
    ノズルカバーと、 基板外に設けられ、前記処理液供給ノズルから基板に対
    する前記処理液の非供給時に前記処理液供給ノズルが待
    機するノズル待機部と、 前記基板の上方の処理液供給位置と前記ノズル待機部と
    の間で前記処理液供給ノズルを移動させるノズル移動手
    段と、 前記ノズル待機部において前記ノズルカバーの内部にリ
    ンス液を貯留するようリンス液を供給するリンス液供給
    手段と、 前記ノズルカバーの内部に貯留された前記リンス液を除
    去するリンス液除去手段と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルカバーは、その下端において
    前記処理液供給ノズルと基板とを結ぶ処理液の流路を含
    む部分が開放された形状で、且つ、その上端が気密に閉
    じた形状であることを特徴とする請求項1に記載の基板
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記リンス液除去手段は、前記ノズルカ
    バーの内部に不活性ガスを供給するガス供給手段である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルカバーは前記処理液供給ノズ
    ルに付設されていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3に記載の基板処理装置。
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