JPH07319121A - ハロゲン化銀カラー感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー感光材料

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JPH07319121A
JPH07319121A JP7067934A JP6793495A JPH07319121A JP H07319121 A JPH07319121 A JP H07319121A JP 7067934 A JP7067934 A JP 7067934A JP 6793495 A JP6793495 A JP 6793495A JP H07319121 A JPH07319121 A JP H07319121A
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silver halide
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JP7067934A
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Masaru Iwagaki
賢 岩垣
Hideo Ota
秀夫 太田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生保存性を劣化させることなく静電気カブリ
防止に優れたハロゲン化銀カラー感光材料を提供する。 【構成】 透明ポリエステル支持体上の一方の側に、そ
れぞれ少なくとも1層のハロゲン化銀感光性層及び非感
光性層からなる写真構成層を有するハロゲン化銀カラー
感光材料において、該透明支持体と、透明支持体に最も
近いハロゲン化銀感光性層との間の少なくとも1層中に
固体分散染料含有非感光性層を設けたことを特徴とする
ハロゲン化銀カラー感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー感光
材料に関し、更に詳しくは静電気によるカブリ故障が軽
減され、かつ優れた生保存性を有するハロゲン化銀カラ
ー感光材料(以下、「カラー感光材料」あるいは単に
「感光材料」とも記す)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの小型化、簡便化が進み、
携帯性が向上して写真撮影の機会が大幅に増大してきて
いる。しかしながら、更なる小型化がユーザーから望ま
れており、高画質を維持したままでの小型化が広く検討
されてきている。一般用の所謂135サイズのロールフィ
ルムは、定型規格パトローネに装填されているために、
カメラの薄型化の障害となっているのが現状である。該
パトローネを小型化するためには、フィルム即ち感光材
料を薄くすることが最も有効かつ簡便であり、感光材料
の支持体の厚さを従来よりも薄くすることによってその
達成が可能である。
【0003】一方、135サイズの定型規格パトローネ
は、現在36枚撮りが限界である。1本のパトローネに、
より多くの画像情報を入れたいという要望があり、これ
についても感光材料の支持体の厚さを従来よりも薄くす
ることによってその達成が可能である。
【0004】これに対して、特開平1-244446号、同3-54
551号、同3-84542号、米国特許4,217,441号、同4,241,1
70号、同5,138,024号には、カラー感光材料に有用な薄
手のポリエステル支持体の開示がある。
【0005】又、薄手の透明支持体として力学強度に優
れたものは、特開昭50-81325号、同50-109715号、同51-
16358号、米国特許5,013,820号、同5,006,613号、世界
特許機構92/02584号、特願平4-139473号、同4-139474
号、特開平6-11794号、同6-16797号等に示されるポリエ
チレンナフタレートがある。
【0006】上記透明支持体を用いてハロゲン化銀感光
材料を作成し実技テストを行うと、特に低温・低湿度環
境下において不用意なカブリが発生することが明らかに
なった。
【0007】これらの問題は、ハロゲン化銀感光材料が
摩擦や剥離によって静電気が帯電し、放電する時の紫外
線、又はその紫外線によって励起されて発生する蛍光に
よるものと考えられる。
【0008】帯電防止のために帯電防止層を設け導電性
素材を添加するという対策がある。特開昭56-143431
号、同56-120519号、同58-62647号、同59-6235号等に示
される金属酸化物粒子は、帯電防止に充分な量を添加す
ると透明性が損なわれるという欠点を有し、特に透明支
持体を有する感光材料においては問題となる。又、他の
導電性素材として特公昭57-18175号、同57-18176号、同
57-56059号、同58-56856号、同59-106115号、同60-5169
3号、特開昭54-159222号、同55-7763号、同55-65950
号、同55-67746号等に示されるカチオン性ポリマーがあ
るが、これらは上記金属酸化物粒子のような透明性を損
なうという欠点はないが、ハロゲン化銀感光材料を重ね
てあるいはロール状に巻いて密封され高温・高湿下に保
存された時に、写真感度の低下やカブリの増加が著しい
という生保存上の欠点を有することが明かになった。
【0009】紫外線吸収剤を添加して放電する時の紫外
線を防ぐことは既に実用化されていて、更に添加量を増
やすことは塗布製造上の故障を引き起こして好ましくな
い。又、発生した蛍光を、感光材料では広く用いられて
いるコロイド銀で防ぐことも考えられるが、これも生保
存性を劣化させることが明らかになった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、生保存性を劣化させることなく静電気カブリ防止に
優れたハロゲン化銀カラー感光材料を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は以下によ
り達成された。即ち、透明ポリエステル支持体上の一方
の側に、それぞれ少なくとも1層のハロゲン化銀感光性
層及び非感光性層からなる写真構成層を有するハロゲン
化銀カラー感光材料において、該透明支持体と、透明支
持体に最も近いハロゲン化銀感光性層との間の少なくと
も1層中に固体分散染料含有非感光性層を設けたハロゲ
ン化銀カラー感光材料であり、好ましくは該透明ポリエ
ステル支持体が、ナフタレンジカルボン酸とエチレング
リコールを主成分とするポリエステル樹脂からなり、よ
り好ましくは該透明ポリエステル支持体が厚さ50〜110
μmであり、他方に磁気記録層を有し、更に支持体製造
後、感光材料完成までの間に、50℃〜ガラス転移点で熱
処理されたものであるカラー感光材料である。更に、前
記固体分散染料が前記一般式(I)〜(IX)で示される
ものの内の少なくとも一つであるカラー感光材料であ
る。
【0012】以下、本発明をより詳細に説明する。
【0013】本発明のカラー感光材料における透明支持
体として好ましいものは、芳香族ジカルボン酸とグリコ
ール類とを主要共重合成分とする共重合ポリエステルで
あり、以下に説明する。
【0014】前記芳香族ジカルボン酸としては、テレフ
タル酸、イソフタル酸、1,5-ナフタレンジカルボン酸、
2,6-ナフタレンジカルボン酸、2,7-ナフタレンジカルボ
ン酸等を挙げることができ、これらの中でも特にテレフ
タル酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸が好ましい。前記
グリコールとしてはエチレングリコール、プロピレング
リコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,4-シクロヘキサンジメタノール、p-キシリレンアルコ
ール、ビスフェノールA等を挙げることができる。
【0015】又、共重合成分として、必要に応じて単官
能又は3以上の多官能の水酸基化合物、酸含有化合物が
添加されてもよい。更に又、水酸基とカルボキシル基
(あるいはエステル基)を同時に有する化合物が添加さ
れてもよい。
【0016】金属スルホネート基を有する芳香族ジカル
ボン酸を含有さることは、ポリエステル支持体のカール
特性改良に有効であり好ましい。この金属スルホネート
基を有する芳香族ジカルボン酸としては、5-ナトリウム
スルホイソフタル酸、2-ナトリウムスルホイソフタル
酸、4-ナトリウムスルホイソフタル酸、4-ナトリウムス
ルホ-2,6-ナフタレンジカルボン酸、もしくは下記(化1
0)で示されるエステル形成性誘導体、及びこれらのナ
トリウムを他の金属、例えばカリウム、リチウムなどで
置換した化合物を挙げることができる。
【0017】
【化10】
【0018】金属スルホネート基を有する芳香族ジカル
ボン酸を有する共重合ポリエステルは、これを加水分解
することにより検出されるところの、金属スルホネート
基を有する芳香族ジカルボン酸の量は、全カルボン酸成
分に対して2〜7モル%であるのが好ましい。金属スル
ホネート基を有する芳香族ジカルボン酸の量が2モル%
未満であると写真フィルムの巻き癖を十分に回復できな
いことがあり、7モル%を越えると耐熱性の劣る透明支
持体となることがある。
【0019】ポリアルキレングリコールを共重合成分と
して添加することは、巻癖の改良に有効であり好まし
い。このポリアルキレングリコールとしては、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコール等を挙げることができる。本発明
において重要なことは、ポリアルキレングリコールの中
でもポリエチレングリコールが好ましい。又、その分子
量としては、通常300〜20,000であり、300〜1,500であ
るのが望ましい。
【0020】本発明において、ポリアルキレングリコー
ルの添加量は共重合ポリエステルの全重量に対して3〜
10重量%が好ましい。
【0021】ポリアルキレングリコールが3重量%未満
であると、現像処理後の巻き癖が取れず、更に延伸性が
低下するため、フィルムとして必要な機械的強度が得ら
れない。逆に10重量%を超える場合、ポリアルキレング
リコールの持つ低い機械的物性のために、十分な機械的
強度を備えたフィルムを得ることができなくなる。
【0022】本発明においては、飽和脂肪族ジカルボン
酸も巻癖の改良に有効である。共重合ポリエステルに用
いる飽和脂肪族ジカルボン酸としては、炭素数4〜20の
飽和脂肪族ジカルボン酸又は数平均分子量500〜5000の
ポリエチレンオキシ-ω,ω′-二酢酸が好ましい。
【0023】炭素数4〜20の飽和脂肪族ジカルボン酸と
しては、琥珀酸、アジピン酸、セバシン酸等を挙げるこ
とができ、このうち特にアジピン酸が好ましい。又、数
平均分子量が2000〜4000のポリエチレンオキシ-ω,
ω′-二酢酸が特に好ましい。
【0024】又、本発明の共重合ポリエステルが脂肪族
ジカルボン酸をモノマーユニットとして含有する場合
に、この共重合ポリエステルを加水分解することにより
検出される脂肪族ジカルボン酸の量は、通常、全エステ
ル結合に対して3〜25モル%であることが好ましい。脂
肪族ジカルボン酸の量が前記範囲内にあるように、共重
合ポリエステル中にモノマーユニットとしての脂肪族ジ
カルボン酸が含まれていると、写真フィルムの巻癖を容
易に解消することができると共に、透明支持体は実用上
の耐熱性を備えることができるようになる。
【0025】本発明における単一重合又は共重合ポリエ
ステルの内、好ましいものとしては、モル%表示でエチ
レングリコール50:ナフタレンジカルボン酸(50〜1
5):テレフタル酸(0〜35)、エチレングリコール(0
〜15):ネオペンチルグリコール(50〜35):テレフタ
ル酸(50)、エチレングリコール(40):ビスフェノー
ルА(10):ナフタレンジカルボン酸(50〜10):テレ
フタル酸(0〜40)などがある。更に好ましいものとし
ては、上記単一重合又は共重合ポリエステルに、前記金
属スルホネート基を有する芳香族ジカルボン酸を全芳香
族ジカルボン酸の2〜7モル%添加してやればよい。
【0026】本発明においては、透明ポリエステル支持
体は混合ポリエステルであってもよく、特に、ポリエチ
レンナフタレートを重量比で50%以上含有したものが好
ましい。
【0027】具体的なポリエステルとしては、ポリエチ
レンナフタレート(50〜95):ポリエチレンテレフタレ
ート(50〜5)、ポリエチレンナフタレート(50〜9
0):ポリアクリレート(50〜10)、ポリエチレンナフ
タレート(60):ポリエチレンテレフタレート(30〜1
0):ポリアクリレート(10〜30)等が好ましい。
【0028】本発明の共重合ポリエステルは、基本的に
は芳香族ジカルボン酸又はそのエステル、グリコー
ル類、触媒、安定化剤を混合した成分のエステル化
反応及び/又は重縮合反応によって好ましく得られる。
【0029】このエステル化反応及び/又は重縮合反応
時に用いる触媒としては、マンガン、カルシウム、亜
鉛、コバルト等の金属の酢酸塩、脂肪酸塩、炭酸塩等を
挙げることができる。これらの中でも、酢酸マンガン、
酢酸カルシウムの水和物が好ましく、更にはこれらを混
合したものが好ましい。
【0030】前記エステル化時及び/又は重縮合時に、
反応を阻害したりポリマーを着色したりしない範囲で、
水酸化物や脂肪族カルボン酸の金属塩、第四級アンモニ
ウム等を添加することも有効であり、中でも水酸化ナト
リウム、酢酸ナトリウム、テトラエチルアンモニウムヒ
ドロキシドが好ましく、特に酢酸ナトリウムが好まし
い。これらの添加量は全酸成分に対し1×10-2〜20×10
-2モル%が好ましい。
【0031】本発明に用いられる共重合ポリエステル
は、重合段階で適宜に添加される、燐酸、亜燐酸及び、
それらのエステル等の安定化剤ならびに無機粒子(例え
ばシリカ、カオリン、炭酸カルシウム、燐酸カルシウ
ム、二酸化チタンなど)を含有していてもよいし、又、
重合後に適宜に添加される前記無機粒子を含有していて
もよい。
【0032】又、この共重合ポリエステルは、重合段階
及び重合後の何れかの段階で適宜に添加された染料、紫
外線吸収剤、酸化防止剤等を含有しても差し支えない。
【0033】本発明における透明支持体は、特定の共重
合ポリエステルと酸化防止剤とを含有するのが好まし
い。この酸化防止剤は特に限定されるものではなく、具
体的にはヒンダードフェノール系、アリルアミン系、ホ
スファイト系、チオエステル系の酸化防止剤等を挙げる
ことができる。これらの中でもヒンダードフェノール系
化合物が好ましい。
【0034】透明支持体における酸化防止剤の含有量
は、通常、共重合ポリエステルに対して0.01〜2重量
%、好ましくは0.1〜0.5重量%である。酸化防止剤の含
有量が0.01重量%未満であると写真性能の効果が劣り、
2重量%を超えると共重合ポリエステルの濁度が増大
し、透明支持体としては好ましくないことがある。な
お、酸化防止剤はその1種単独で使用することもできる
し、又、その2種以上を組み合わせて使用することもで
きる。
【0035】又、本発明における透明支持体は、写真乳
剤層を塗設した透明支持体に光がエッジから入射した時
に起こるライトパイピング現象(縁カブリ)を防止する
目的で、この写真支持体中に染料を含有させることが好
ましい。このような目的で配合される染料としては、そ
の種類に特に限定があるわけではないが、フィルムの製
膜工程上、耐熱性に優れた染料が好ましく、例えばアン
スラキノン系化学染料などを挙げることができる。又、
透明支持体の色調としては、一般の感光材料に見られる
ようにグレー染色が好ましく、1種類もしくは2種類以
上の染料を混合して用いることもできる。これらの染料
として、住友化学株式会社製のSUMIPLAST、三菱化成株
式会社製のDiaresin、Bayer社製のMACROLEX等の染料を
単独で、あるいは適宜に混合して用いることができる。
【0036】透明支持体は、例えば前記共重合ポリエス
テル、あるいはこの共重合ポリエステルと必要に応じて
配合された酸化防止剤、あるいは酢酸ナトリウム、水酸
化ナトリウム及びテトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ドよりなる群から選択される少なくとも1種とを含有す
る共重合ポリエステル組成物を十分に乾燥した後に、26
0〜320℃の温度範囲に制御された押出機、フィルター及
び口金などを通じてシート状に溶融押出し、溶融ポリマ
ーを回転する冷却ドラム上で冷却固化し、未延伸フィル
ムを得る。その後に、その未延伸フィルムを縦方向及び
横方向に2軸延伸し、熱固定することにより製造するこ
とができる。
【0037】フィルムの延伸条件は、共重合ポリエステ
ルの共重合組成により変化するので一律に規定すること
ができないが、縦方向に共重合ポリエステルのガラス転
移温度(Tg)〜Tg+100℃の温度範囲で延伸倍率2.5〜6.
0倍、横方向にTg+5℃〜Tg+50℃の温度範囲で、延伸
倍率2.5〜4.0倍の範囲である。以上のようにして得られ
た2軸延伸フィルムは、通常150℃〜240℃で熱固定し冷
却される。この場合に、必要であれば縦方向及び/又は
横方向に緩和してもよい。
【0038】本発明における透明支持体は、前記のよう
な手法により形成された単層のフィルムないしシートで
あってもよく、又、共押出法又はラミネート法により他
の材質のフィルムないしシートと前記手法により形成さ
れたフィルムないしシートとの積層された重層構造であ
ってもよいが、後者はカール防止に有効である。
【0039】積層された重層構造としては、例えばポリ
エチレンナフタレートからなる層をA層、他のポリエス
テルからなる層をB層あるいはC層とした場合、A層と
B層からなる2層構成でもよいし、A層/B層/A層、
A層/B層/C層、B層/A層/B層又はB層/A層/
C層などの3層構成でもよい。更に4層以上の構成も勿
論可能であるが、製造設備が複雑になるので実用上あま
り好ましくない。
【0040】A層の厚みは、ポリエステルフィルム全体
の厚みに対し30%以上の厚みであることが好ましく、更
に40〜70%の厚みであることが好ましい。この場合、A
層の厚みとは、A層が1層だけの時はその層の厚みであ
り、A層が2層以上の時はそれ等の厚みを足し合わせた
値である。又、B層あるいはC層の厚みは5〜60μm、
更に10〜50μmが好ましい。各層の厚みが上記の範囲に
あることにより、透明性、機械的強度、寸法安定性に優
れ、しかも吸水性があるので、ひいては巻癖回復性にも
優れるポリエステルフィルムを得ることができる。
【0041】かくして得られた透明支持体の厚みは特に
限定されるものではないが、通常120μm以下、好ましく
は40〜120μmであり、更に好ましくは50〜110μmであ
る。透明支持体の厚さの局所的バラツキは5μm以内で
あることが好ましく、より好ましくは4μm以内、特に
好ましくは3μm以下である。
【0042】透明支持体の厚さを上記範囲内にしておく
と、写真構成層を塗布した後のフィルムの強度、カール
特性に問題を生じず、しかも前記フィルムの総厚の範囲
内に納めることができる。又、透明支持体の厚さの局所
的なバラつきが5μm以内であることによって、写真構
成層を塗布するときに塗布ムラの発生や乾燥ムラの発生
を防止することができる。
【0043】又、ポリエステルからなる写真用支持体の
巻癖を低減する目的で、特開昭51-16358号、特開平6-35
118号等に記載されている加熱処理方法を好ましく用い
ることができる。即ち、50℃〜ガラス転移点、好ましく
は50℃〜(ガラス転移点−5℃)の温度で0.1〜1500時
間、熱処理する方法である。この熱処理は50℃以上の高
温で行うため、ハロゲン化銀乳剤層の塗布後に行うと乳
剤層の性能を低下させる原因となり易い。従って、支持
体製造後、乳剤層塗布前に行うのが望ましい。
【0044】本発明の透明支持体の写真構成層を形成す
る表面には、必要に応じて写真構成層の形成に先んじて
コロナ放電等の表面活性化処理及び/又は下引層を塗設
することができる。
【0045】この下引層としては、例えば特開昭59-199
41号、同59-77439号、同59-224841号及び特公昭58-5302
9号にそれぞれ記載の下引層を好適例として挙げること
ができる。写真構成層とは反対側の透明支持体の表面に
設けられる下引層は、バック層とも称される。
【0046】本発明における磁気記録層とは、特開昭53
-109604号、特公昭57-6576号、特開昭60-45248号、米国
特許4,947,196号、国際公開特許90/04254号、同91/1175
0号、同91/11816号、同92/08165号、同92/08227号等に
示されるような透明磁性層でもよいし、特開平4-124642
号、同4-124645号等に示されるようなストライプ状磁性
層でもよい。又、磁性粒子を支持体に含有させてもよ
い。
【0047】磁性層が透明層である場合、好ましい光学
濃度としては1.0以下、より好ましくは0.75以下、特に
好ましくは0.02〜0.30である。
【0048】本発明に係る磁気記録層において、その強
磁性粉末の塗布量は、ハロゲン化銀カラー感光材料1m2
当たり鉄の量として5g以下が好ましく、好ましくは2
g以下、特に好ましくは0.01〜0.5gである。
【0049】前記強磁性粉末としては、例えばγ-Fe2O3
粉末、Co被着γ-Fe2O3粉末、Co被着Fe3O4粉末、Co被着F
eOx(4/3<x<3/2)粉末、その他Co含有の酸化
鉄、更にその他のフェライト、例えば六方晶フェライト
としては、例えばM型、W型の六方晶系のBaフェライ
ト、Srフェライト、鉛フェライト、Caフェライト或は、
これらの固溶体又はイオン置換体が挙げられる。
【0050】六方晶系フェライト磁性粉としては、これ
らの一軸異方性の六方晶系フェライト結晶の構成元素で
あるFe原子の一部を2価金属と、Nb,Sb及びTaから選ば
れた少なくとも1種の5価金属と、1化学式当たり0.05
〜0.5個の範囲のSn原子で置換したものが用いられる。
2価金属としてはMn,Cu,Mg等のフェライト中のFe原子
と比較的よく置換する元素が好ましい。2価金属
(MII)及び5価金属(Mv)の適正な置換量はMII
vの組合せにより異なるが、MIIの1化学式当たり概
ね0.5〜1.2個が好ましい。
【0051】前記強磁性粉末の保磁力(Hc)は通常200
〜2,000エルステッド、好ましくは300〜2,000エルステ
ッドである。
【0052】磁性粉の大きさは長径方向で0.3μm以下が
好ましく、更には0.2μm以下が好ましい。
【0053】強磁性粉末のBET法による比表面積は、
通常20m2/g以上、好ましくは25〜80m2/gである。
【0054】強磁性粉末の形状については特に制限はな
く、例えば針状、球状或は楕円体状などのものをいずれ
も使用することができる。
【0055】本発明の磁性層には脂肪酸を含有させるこ
とができ、特に好ましいのはミリスチン酸、オレイン
酸、ステアリン酸である。又、磁性層に脂肪酸エステル
を含有させると磁性層の摩擦係数が低下して本発明のハ
ロゲン化銀写真感光材料の走行性及び耐久性が向上す
る。好ましいものはブチルステアレート、ブチルパルミ
テートである。
【0056】本発明の磁性層には他の潤滑剤を含有させ
ることもできる。
【0057】結合剤としては、セルロースエステル或は
ゼラチン類のような透明なものが用いられる。
【0058】粒子の分散、混練、塗布の際に使用する有
機溶媒としては、任意の比率でアセトン、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;プロパノー
ル、ブタノール、イソブチルアルコールなどのアルコー
ル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソプロピル等の
エステル類;グリコールジメチルエーテルなどのエーテ
ル類;キシレンなどのタール類(芳香族炭化水素);メ
チレンクロライド、エチレンクロライド等の塩素化炭化
水素などが使用できる。
【0059】支持体は塗布に先立って、コロナ放電処
理、プラズマ処理、下塗処理、熱処理、除塵埃処理、金
属蒸着処理、アルカリ処理を行ってもよい。これら支持
体に関しては、例えば西独特許3,338,854A号、特開昭59
-116926号、米国特許4,388,368号、三石幸夫著『繊維と
工業』,31巻,50〜55頁,1975年などに記載されてい
る。
【0060】本発明において磁性粒子を支持体に含有さ
せる場合には、支持体の写真構成層を塗布する側と反対
側に集中させることが好ましい。支持体の一方の面側に
集中させる方法としては、支持体ポリマーと磁性粒子を
含有するドープをキャスティングした後、重力、磁力等
によって磁性粒子を支持体の一方の面側に集中させる方
法、特公昭30-986号、国際特許91/11750号に示される
ように、磁性粒子を含んだドープと含まないドープを同
時にキャスティングして支持体の一方の面側に集中させ
る方法があるが、後者の方が高速での製造が可能であり
好ましい。
【0061】支持体の厚さは50〜110μmが好ましいが、
より好ましくは60〜100μm、特に好ましくは70〜90μm
である。これよりも薄いと、製造時の情報を磁気記録す
るに当たって、感光材料の高速塗布スピードに対して磁
気ヘッドによる書込みや読取りの精度が低下して好まし
くない。又、これよりも厚いと、銀感光材料としての露
光・現像機器適性が低下する。
【0062】磁性粒子を支持体に含有させる場合、磁性
粒子が存在する層の厚さは2μm以下が好ましく、より
好ましくは1.5μm以下、特に好ましくは1μm以下0.1μ
m以上である。磁性粒子の塗布量は10〜1000mg/m2、好
ましくは15〜300mg/m2、特に好ましくは20〜100mg/m2
である。この場合、磁性粒子としては内部にアルミニウ
ム、カルシウム、珪素を微量ドーピングした酸化鉄が好
ましく用いられる。又、磁性粒子の針状比は1〜7が好
ましい。
【0063】磁性粒子を含有したドープを流延して乾燥
し磁性層を形成する過程において、対向する磁石によっ
て規則的に磁性粒子を配向させてもよいし、ランダムな
磁場を与えて、いわゆるランダマイズ処理を施すことも
有効である。
【0064】支持体を形成するポリマーとしては、共押
出し方法を用いて製造されたポリエチレンテレフタレー
トが好ましい。又、三酢酸セルロースエステルを用いる
こともできる。ポリエチレンテレフタレートの場合は、
特開平1-244446号、同1-291248号、同1-298350号、同2-
89045号、同2-93641号、同2-181749号、同2-214852号及
び特願平2-291135号等に示されるような含水率の高いポ
リエチレンテレフタレートを用いると磁性粒子の分散安
定性が向上して好ましい。
【0065】支持体中に公知の染料や顔料を少量添加し
て、ハレーション、イラジエーション、ライトパイピン
グを防止することが好ましい。
【0066】磁性粒子を含有するドープ中に無機又は有
機のマット化剤を添加することによって、又は磁性層形
成後表面をマット化処理することによって表面粗さを或
る領域に設定し、磁気ヘッドによる書込みや読取りの効
率を向上させることができる。
【0067】磁性粒子を含有するドープと磁性粒子を含
有しないドープの粘度バランスを調整したり、溶剤組成
を変えたり、表面張力を調整したり、可塑剤含有率を変
えることによって支持体の物理特性を調整することがで
きる。
【0068】支持体形成後、オンラインで下引層やバッ
キング層を塗設することによって工程が簡略化できる。
【0069】本発明において、撮影条件の情報を磁気記
録層に記録する以外に、これと併せてカラー感光材料の
撮影画面外に光学記録することもできる。
【0070】本発明の感光材料の撮影画面の縦横比(ア
スペクト比)は、従来の135規格の1:1.5、ハイビジョ
ンタイプの1:1.8、パノラマタイプの1:3等任意に
設定できる。
【0071】本発明に係る感光材料は、透明支持体と透
明支持体に最も近い感光性層との間の少なくとも1層に
染料の固体分散物を含有することを特徴とする。用いら
れる染料としては、前記一般式〔I〕(化1)〜一般式
〔IX〕(化9)の化合物が好ましい。
【0072】以下に好ましく用いることのできる化合物
の具体例を示すが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0073】
【化11】
【0074】
【化12】
【0075】
【化13】
【0076】
【化14】
【0077】
【化15】
【0078】
【化16】
【0079】
【化17】
【0080】
【化18】
【0081】
【化19】
【0082】
【化20】
【0083】
【化21】
【0084】
【化22】
【0085】
【化23】
【0086】
【化24】
【0087】
【化25】
【0088】
【化26】
【0089】
【化27】
【0090】
【化28】
【0091】
【化29】
【0092】
【化30】
【0093】
【化31】
【0094】
【化32】
【0095】染料化合物は、ボールミルやサンドミル等
で微粒子化する方法や、有機溶媒中に溶解してゼラチン
溶液中に分散する方法を用いて得られた固体微粒子分散
体の状態で、ゼラチンあるいは高分子バインダー中に存
在させることにより、写真構成層中の任意の感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層、非感光性親水性コロイド層中に含有さ
せることができる。本発明においては、固体分散染料は
黄色であることが好ましい。
【0096】本発明に用いられる染料の固体分散物は、
カラー感光材料中に水不溶性で安定に存在しているが、
露光後、現像液(pH≧9が好ましい)で処理されるこ
とにより、染料化合物中の親水性基が解離して水溶性と
なるか、あるいは脱色することにより、前記カラー感光
材料中から大部分が消失してしまう。この目的のために
は、分子内にカルボキシル基、スルファモイル基、スル
ホンアミド基を有する有機化合物が好適に用いられる。
【0097】本発明に係る感光材料には、2種以上の染
料の固体分散物を用いてもよいし、本発明の効果を損ね
ない範囲において水溶性染料を一部併用してもよい。
【0098】本発明において、固体分散染料の添加層
は、支持体と支持体に最も近いハロゲン化銀感光層との
間の少なくとも1層である。ただし、黒色コロイド銀を
含有するハレーション防止層に添加すると、固体分散染
料が凝集を引き起こすことがあり、好ましくない。
【0099】染料の量は、使用目的によって異なり特に
制限はないが、一般的には1mg/m2以上、好ましくは50
mg〜2g/m2、より好ましくは0.5g/m2以上になるよ
うに用いられる。
【0100】本発明におけるハロゲン化銀乳剤は、多分
散乳剤でも単分散乳剤でもよいが、粒径が揃っている単
分散乳剤が好ましい。
【0101】本発明において好ましい単分散乳剤は、重
量平均粒径dを中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハ
ロゲン化銀の重量が全ハロゲン化銀の重量の70%以上を
占めるものであり、80%以上を占めるものが更に好まし
く、90%以上を占めるものが特に好ましい。
【0102】ここで、重量平均粒径dとは、粒径diを
有する粒子の頻度niとdi3との積ni ×di3が最大に
なるときの粒径diをいう(有効数字3桁、最小桁数字
は四捨五入する。)。又、ここで粒径diとは、粒子の
投影像を同面積の円像に換算した時の直径である。粒径
diは、例えばこの粒子を平らな試料台上に重ならない
ように分散させ、電子顕微鏡で1万倍〜5万倍に拡大し
て撮影し、そのプリント上の粒子直径又は面積を実測す
ることによって得ることができる(測定粒子個数は無差
別に1,000個以上を選定する。)。又、ハロゲン化銀乳
剤の粒径分布が単一のピークを有する場合には、単分散
の程度は下記の式によって計算される分布の広さによっ
ても表すことができる。
【0103】 (粒径標準偏差/平均粒径)×100=分布の広さ(%) ここに粒径測定方法は前述の測定方法に従うものとし、
平均粒径は下記式によって計算された算術平均値であ
る。
【0104】平均粒径=(Σdini)/(Σni) この式によって計算された分布の広さの小さい方が、単
分散性が大きい。
【0105】単分散性を上記分布の広さによって表した
場合に、この発明のハロゲン化銀乳剤は、分布の広さが
20%以下であるものが好ましく、15%以下であるものが
更に好ましい。
【0106】本発明におけるハロゲン化銀乳剤は、例え
ばリサーチ・ディスクロージャー(RD)No.17643,22〜
23頁(1978年12月),I.乳剤製造 (Emulsion preparati
on and types) 及び同RD No.18716,648頁、グラフキデ
ス著『写真の物理と化学』,ポールモンテル社刊 (P.Gl
afkides, Chemie et Phisique Photographique, PaulMo
tel,1967)、ダフィン著『写真乳剤化学』, フォーカル
プレス社刊 (G.F.Duffin,Photographic Emulsion Chem
istry(Focal Press 1966)) 、ゼリクマンら著『写真乳
剤の製造と塗布』,フォーカルプレス社刊(V,L.Zelikm
an etal,Making and Coating Photographic Emulsio
n,Focal Press, 1964) などに記載された方法を用いて
調製することができる。
【0107】米国特許3,574,628号、同3,665,394号及び
英国特許1,413,748号などに記載された単分散乳剤も好
ましい。
【0108】本発明におけるハロゲン化銀乳剤層の製造
において使用される添加剤は、RDNo.17643、同No.18716
及び同No.308119に記載されている。表1〜表3にその
記載箇所を示す。
【0109】特に表2に示されている添加剤は、物理熟
成、化学熟成及び分光増感等を行うことのできるもので
ある。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】
【表3】
【0113】又、ホルムアルデヒドガスによる写真性能
の劣化を防止するために、米国特許4,411,987号や同4,4
35,503号に記載されたホルムアルデヒドと反応して、固
定化できる化合物を感光材料に添加することが好まし
い。
【0114】本発明におけるカラー感光材料に用いられ
るハロゲン化銀の量は特に規定されないが、銀量換算で
10g/m2以下、3g/m2以上であることが好ましく、更
に7g/m2以下、3g/m2以上であることが好ましい。
【0115】又、ゼラチンバインダーに対する銀の量も
特に規定されないが、高感度乳剤層、低高感度乳剤層、
その他目的に応じて、銀/ゼラチン重量比で0.01〜5.0
の範囲で使用することが好ましい。
【0116】本発明に係るハロゲン化銀乳剤は、平均沃
化銀含有率が4〜20モル%である沃臭化銀を含有するの
が好ましく、平均沃化銀含有率が5〜15モル%である沃
臭化銀を含有するのが特に好ましい。この発明における
ハロゲン化銀乳剤は、この発明の目的を阻害しない範囲
で塩化銀を含有していてもよい。
【0117】本発明において、現像開始点をハロゲン化
銀粒子表面の特異箇所及びその近傍に偏らせて形成した
ハロゲン化銀粒子を含むハロゲン化銀乳剤と共に、それ
以外のハロゲン化銀乳剤を用いる場合、それらハロゲン
化銀乳剤としては、立方体、八面体、十四面体のような
規則的な結晶を有するもの、球状、板状のような変則的
な結晶形を有するもの、双晶面などの結晶欠陥を有する
もの、あるいはそれらの複合形でもよい。
【0118】前述したそれ以外のハロゲン化銀乳剤中の
ハロゲン化銀の粒径は、約0.2μm以下の微粒子でも、投
影面積直径が約10μmに至るまでの大サイズ粒子でもよ
く、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよいが、前述のよう
に単分散乳剤が好ましい。
【0119】本発明には種々のカラーカプラーを使用す
ることができる。
【0120】イエローカプラーとしては、例えば米国特
許3,933,051号、同4,022,620号、同4,326,024号、同4,4
01,752号、同4,248,961号、特公昭58-10739号、英国特
許1,425,020号、同1,476,760号、米国特許3,973,968
号、同4,314,023号、同4,511,649号、欧州特許249,473A
号等に記載のものが好ましい。
【0121】マゼンターカプラーとしては5-ピラゾロン
系及びピラゾロアゾール系の化合物が好ましく、米国特
許4,310,619号、同4,351,897号、欧州特許73,636号、米
国特許3,061,432号、同3,725,067号、RDNo.24220(1984
年6月)、特開昭60-33552号、RDNo.24230(1984年6
月)、特開昭60-43659号、同61-72238号、同60-35730
号、同55-118034号、同60-185951号、米国特許4,500,63
0号、同4,540,654号、同4,556,630号、国際公開WO88/0
4795号等に記載のものが特に好ましい。
【0122】シアンカプラーとしてはフェノール系及び
ナフトール系カプラーが挙げられ、米国特許4,052,212
号、同4,146,396号、同4,228,233号、同4,296,200号、
同2,369,929号、同2,810,171号、同2,772,162号、同2,8
95,826号、同3,772,002号、同3,758,308号、同4,334,01
1号、同4,327,173号、西独特許公開3,329,729号、欧州
特許121,365A号、同249,453A号、米国特許3,446,622
号、同4,333,999号、同4,775,616号、同4,451,559号、
同4,427,767号、同4,690,889号、同4,254,212号、同4,2
96,199号、特開昭61-42658号等に記載されているものが
好ましい。
【0123】発色色素の不要吸収を補正するためのカラ
ード・カプラーは、米国特許4, 163,670号、特公昭57-3
9413号、米国特許4,004,929号、同4,138,258号、英国特
許1,146,368号に記載のものが好ましい。又、米国特許
4,744,181号に記載のカップリング時に放出された蛍光
色素により発色色素の不要吸収を補正するカプラーや、
米国特許4,777,120号に記載の現像主薬と反応して色素
を形成しうる色素プレカーサー基を離脱基として有する
カプラーを用いることも好ましい。
【0124】発色色素が適度な拡散性を有するカプラー
としては、米国特許4,366,237号、英国特許2,125,570
号、欧州特許96,570号、西独特許(公開)3,234,533号
に記載のものが好ましい。
【0125】ポリマー化された色素形成カプラーの典型
例は、米国特許3,451,820号、同4,080,211号、同4,367,
282号、同4,409,320号、同4,576,910号、英国特許2,10
2,173号等に記載されている。
【0126】カップリングに伴って写真的に有用な残基
を放出するカプラーも又、本発明で好ましく使用でき
る。現像抑制剤を放出するDIRカプラーは、特開昭57
-151944号、同57-154234号、同60-184248号、同63-3734
6号、米国特許4,248,962号、同4,782,012号に記載され
たものが好ましい。
【0127】現像時に画像様に造核剤もしくは現像促進
剤を放出するカプラーとしては、英国特許2,097,140
号、同2,131,188号、特開昭59-157638号、同59-170840
号に記載のものが好ましい。
【0128】その他、本発明の感光材料に用いることの
できるカプラーとしては、米国特許4,130,427号に記載
の競争カプラー、米国特許4,283,472号、同4,338,393
号、同4,310,618号に記載の多当量カプラー、特開昭60-
185950号、同62-24252号等に記載のDIRレドックス化
合物放出カプラー、DIRカプラー放出カプラー、DI
Rカプラー放出レドックス化合物、もしくはDIRレド
ックス放出レドックス化合物、欧州特許173,302A号に記
載の離脱後複色する色素を放出するカプラー、RDNo.114
49、同24241、特開昭61-201247号等に記載の漂白促進剤
放出カプラー、米国特許4,553,477号等に記載のリガン
ド放出カプラー、特開昭63-75747号に記載のロイコ色素
を放出するカプラー等が挙げられる。
【0129】又、本発明には更に種々のカプラーを使用
することができ、その具体例は下記RD17643及びRD30811
9に記載されている。表4にその関連ある記載箇所を示
す。
【0130】
【表4】
【0131】本発明の感光材料に使用することのできる
添加剤は、RD308119の1007頁XIV項に記載されている分
散法などにより、添加することができる。
【0132】本発明のカラー感光材料は、一般用もしく
は映画用のカラーネガフィルム、スライド用もしくはテ
レビ用のカラー反転フィルム、カラーペーパー、カラー
ポジフィルム、カラー反転ペーパーに代表される種々の
カラー感光材料に適用することができる。
【0133】本発明の感光材料は、乳剤層を有する側の
全親水性コロイド層の膜厚の総和が24μm以下であるこ
とが好ましく、20μm以下がより好ましく、18μm以下が
更に好ましい。又、膜膨潤速度T1/2は30秒以下が好ま
しく、20秒以下がより好ましい。膜厚は、25℃・相対湿
度55%調湿下(2日)で測定した膜厚を意味し、膜膨潤
速度T1/2は、当該技術分野において公知の手法に従っ
て測定することができる。例えば、エー・グリーン(A.
Green)らによりフォトグラフィック・サイエンス・アン
ド・エンジニアリング(Photogr.Sci.Eng.) ,19巻,2
号124〜129頁に記載の型のスエロメーター(膨潤計)を
使用することにより測定でき、T1/2は、発色現像液で3
0℃、3分15秒処理した時に到達する最大膨潤膜厚の90
%を飽和膜厚とし、この飽和膜厚の1/2の膜厚に達する
までの時間とする。
【0134】膜膨潤速度T1/2は、バインダーとしての
ゼラチンに硬膜剤を加えること、あるいは塗布後の経時
条件を変えることによって調製することができる。又、
膨潤率は150〜400%が好ましい。膨潤率とは、先に述べ
た条件下での最大膨潤膜厚から、式:(最大膨潤膜厚−
膜厚/膜厚)に従って計算できる。
【0135】この発明のカラー感光材料は、前述のRD17
643の28〜29頁及びRD18716,615頁左欄〜右欄に記載さ
れた通常の方法によって現像処理することがきる。
【0136】この発明のカラー感光材料をロール状の形
態で使用する場合には、カートリッジに収納した形態を
採るのが好ましい。カートリッジとして最も一般的なも
のは、現在の135フォーマットのパトローネである。そ
の他下記特許で提案されたカートリッジも使用できる。
【0137】実開昭58-67329号、同58-19523号、特開昭
58-181035号、同58-182634号、米国特許4,221,479号、
特願昭63-57785号、同63-183344号、同63-325638号、特
願平1-25362号、同1-21862号、同1-30246号、同1-20222
号、同1-21863号、同1-37181号、同1-33108号、同1-851
98号、同1-172595号、同1-172594号、同1-172593号、米
国特許4,846,418号、同4,848,693号、同4,832,275号。
【0138】又、1992年1月31日出願(八木 敏彦他)
の「小型の写真用ロールフィルムパトローネとフィルム
カメラ」にこの発明を適用することができる。
【0139】本発明のカラー感光材料を用いて色素画像
を得るには、露光後、通常知られているカラー現像処理
を行うことができる。このカラー感光材料は、前述RD17
643,28〜29頁、RD18716,647頁及びRD308119のXIX に
記載された通常の方法によって現像処理することができ
る。
【0140】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、これらに限
定されるものではない。尚、実施例中での「部」は「重
量部」を表す。
【0141】実施例1 <支持体の製造>以下のようにして、ポリエステルA〜
ポリエステルFを準備した。
【0142】(ポリエステルA)2,6-ナフタレンジカル
ボン酸ジメチル100部、エチレングリコール60部にエス
テル交換触媒として酢酸カルシウム水和物0.1部を添加
し、常法に従ってエステル交換反応を行った。得られた
生成物に、三酸化アンチモン0.05部、燐酸トリメチルエ
ステル0.03部を添加した。次いで、徐々に昇温、減圧に
し、290℃・0.5mmHgで重合を行い、固有粘度0.60のポリ
エチレン-2,6-ナフタレートを得た。
【0143】(ポリエステルB)2,6-ナフタレンジカル
ボン酸ジメチル100部、エチレングリコール60部にエス
テル交換触媒として酢酸カルシウム水和物0.1部を添加
し、常法に従ってエステル交換反応を行った。得られた
生成物に、5-ナトリウムスルホ-ジ(β-ヒドロキシエチ
ル)イソフタル酸のエチレングリコール溶液(35wt%濃
度)5部、三酸化アンチモン0.05部、燐酸トリメチルエ
ステル0.03部、イルガノックス1010(チバ・ガイギー社
製)0.2部及び酢酸ナトリウム0.04部を添加した。次い
で、徐々に昇温、減圧にし、290℃・0.5mmHgで重合を行
い、固有粘度0.55のポリエステルを得た。
【0144】(ポリエステルC)テレフタル酸ジメチル
100部、エチレングリコール65部にエステル交換触媒と
して酢酸マグネシウム水和物0.05部を添加し、常法に従
ってエステル交換反応を行った。得られた生成物に、三
酸化アンチモン0.05部、燐酸トリメチルエステル0.03部
を添加した。次いで、徐々に昇温、減圧にし、280℃・
0.5mmHgで重合を行い、固有粘度0.65のポリエステルを
得た。
【0145】(ポリエステルD)テレフタル酸ジメチル
100部、エチレングリコール65部にエステル交換触媒と
して酢酸マグネシウム水和物0.05部を添加し、常法に従
ってエステル交換反応を行った。得られた生成物に、5-
ナトリウムスルホ-ジ(β-ヒドロキシエチル)イソフタル
酸のエチレングリコール溶液(35wt%濃度)5部、三酸
化アンチモン0.05部、燐酸トリメチルエステル0.03部、
イルガノックス1010(チバ・ガイギー社製)0.2部及び
酢酸ナトリウム0.04部を添加した。次いで、徐々に昇
温、減圧にし、280℃・0.5mmHgで重合を行い、固有粘度
0.62のポリエステルを得た。
【0146】(ポリエステルE)2,6-ナフタレンジカル
ボン酸ジメチル100部、エチレングリコール60部にエス
テル交換触媒として酢酸マグネシウム水和物0.05部を添
加し、常法に従ってエステル交換反応を行った。得られ
た生成物に、5-ナトリウムスルホ-ジ(β-ヒドロキシエ
チル)イソフタル酸のエチレングリコール溶液(35wt%
濃度)18部、ポリエチレングリコール(数平均分子量:
3000)6部、三酸化アンチモン0.05部、燐酸トリメチル
エステル0.03部、イルガノックス1010(チバ・ガイギー
社製)0.2部及び酢酸ナトリウム0.04部を添加した。次
いで、徐々に昇温、減圧にし、290℃・0.5mmH
gで重合を行い、固有粘度0.55のポリエステルを得た。
【0147】(ポリエステルF)ポリエステルA及びポ
リエステルCを80/20(重量比)の割合になるようにタ
ンブラー型混合機でブレンドした。
【0148】以上のようにして得られた各ポリエステル
を用い、以下のようにしてフィルムを作製した。
【0149】(フィルム1)ポリエステルAを150℃で
8時間真空乾燥した後、300℃でTダイから層状に溶融
押し出し、50℃の冷却ドラム上に静電印加しながら密着
させて冷却・固化し、未延伸シートを得た。この未延伸
シートをロール式縦延伸機を用いて135℃で縦方向に3.3
倍延伸した。
【0150】得られた1軸延伸フィルムを、テンター式
横延伸機を用いて第1延伸ゾーン145℃で総横延伸倍率
の50%延伸し、更に第2延伸ゾーン155℃で総横延伸倍
率3.3倍となるように延伸した。次いで、100℃で2秒間
熱処理し、更に第1熱固定ゾーン200℃で5秒間熱固定
し、第2熱固定ゾーン240℃で15秒間熱固定した。次
に、横方向に5%弛緩処理しながら30秒かけて室温まで
徐冷し、厚さ80μmの2軸延伸フィルムを得た。 (フィルム2)ポリエステルFを150℃で8時間真空乾
燥した後、300℃でTダイから層状に溶融押し出し、40
℃の冷却ドラム上に静電印加しながら密着させて冷却・
固化し、未延伸シートを得た。この未延伸シートをロー
ル式縦延伸機を用いて130℃で縦方向に3.3倍延伸した。
【0151】得られた1軸延伸フィルムを、テンター式
横延伸機を用いて第1延伸ゾーン140℃で総横延伸倍率
の50%延伸し、更に第2延伸ゾーン150℃で総横延伸倍
率3.3倍となるように延伸した。次いで、100℃で
2秒間熱処理し、更に第1熱固定ゾーン200℃で5秒間
熱固定し、第2熱固定ゾーン240℃で15秒間熱固定し
た。次に、横方向に5%弛緩処理しながら30秒かけて室
温まで徐冷し、厚さ80μmの2軸延伸フィルムを得た。 (フィルム3)ポリエステルAとポリエステルBを各々
150℃で8時間真空乾燥した後、2台の押出機を用いて3
00℃で溶融押し出し、Tダイ内で層状に接合し、40℃の
冷却ドラム上に静電印加しながら密着させて冷却・固化
し、2層構成の積層未延伸シートを得た。この時、各層
の厚さ比が1:1となるように各押出機の押出量を調整
した。この未延伸シートをロール式縦延伸機を用いて13
5℃で縦方向に3.3倍延伸した。
【0152】得られた1軸延伸フィルムを、テンター式
横延伸機を用いて第1延伸ゾーン145℃で総横延伸倍率
の50%延伸し、更に第2延伸ゾーン155℃で総横延伸倍
率3.3倍となるように延伸した。次いで、110℃で2秒間
熱処理し、更に第1熱固定ゾーン200℃で5秒間熱固定
し、第2熱固定ゾーン240℃で15秒間熱固定した。次
に、横方向に5%弛緩処理しながら30秒かけて室温まで
徐冷し、厚さ80μmの2軸延伸フィルムを得た。 (フィルム4)ポリエステルCとポリエステルDを各々
150℃で8時間真空乾燥した後、2台の押出機を用いて2
85℃で溶融押し出し、Tダイ内で層状に接合し、30℃の
冷却ドラム上に静電印加しながら密着させて冷却・固化
し、2層構成の積層未延伸シートを得た。この時、各層
の厚さ比が1:1となるように各押出機の押出量を調整
した。この未延伸シートをロール式縦延伸機を用いて95
℃で縦方向に3.3倍延伸した。
【0153】得られた1軸延伸フィルムを、テンター式
横延伸機を用いて第1延伸ゾーン100℃で総横延伸倍率
の50%延伸し、更に第2延伸ゾーン115℃で総横延伸倍
率3.3倍となるように延伸した。次いで、70℃で2秒間
熱処理し、更に第1熱固定ゾーン150℃で5秒間熱固定
し、第2熱固定ゾーン230℃で15秒間熱固定した。次
に、横方向に5%弛緩処理しながら30秒かけて室温まで
徐冷し、厚さ90μmの2軸延伸フィルムを得た。 (フィルム5)ポリエステルAとポリエステルEを各々
150℃で8時間真空乾燥した後、3台の押出機を用いて3
00℃で溶融押し出し、Tダイ内で層状に接合し、50℃の
冷却ドラム上に静電印加しながら密着させて冷却・固化
し、3層構成の積層未延伸シートを得た。この時、各層
の厚さ比が1:3:3となるように各押出機の押出量を調
整した。この未延伸シートをロール式縦延伸機を用いて
135℃で縦方向に3.5倍延伸した。
【0154】得られた1軸延伸フィルムを、テンター式
横延伸機を用いて第1延伸ゾーン145℃で総横延伸倍率
の50%延伸し、更に第2延伸ゾーン155℃で総横延伸倍
率3.6倍となるように延伸した。次いで、100℃で2秒間
熱処理し、更に第1熱固定ゾーン200℃で5秒間熱固定
し、第2熱固定ゾーン240℃で15秒間熱固定した。次
に、横方向に5%弛緩処理しながら30秒かけて室温まで
徐冷し、厚さ80μmの2軸延伸フィルムを得た。
【0155】(フィルム6)フィルム1において、ポリ
エステルAの代わりにポリエステルCを用いる以外は同
様にして厚さ80μmの2軸延伸フィルムを作製した。
【0156】このようにして得られた各2軸延伸フィル
ムの特性値を表5に示す。
【0157】
【表5】
【0158】尚、得られた各2軸延伸フィルムの固有粘
度、ガラス転移温度(Tg)及び融点を測定したところ、
以下の如くであった。
【0159】 又、フィルム3はポリエステルA側に、フィルム4はポ
リエステルC側に、フィルム5はポリエステルEからな
る層の薄い方の層側に凸のカールを示したので、凸面側
が写真感光層側となるように以後の加工を行った。
【0160】<下引層の塗設>前記各透明支持体の両面
に、下記のようにして下引層を設けた。
【0161】即ち、下記組成物を乳化重合して得られた
下引層用樹脂液100重量部、下記界面活性剤0.2重量部、
ヘキサメチレン-1,6-ビス(エチレンウレア)0.3重量部、
水900重量部からなる下引層用塗布液を湿潤膜厚20μmと
なるように塗布・乾燥した。
【0162】 <組成物> 2-ヒドロキシエチルメタクリレート 75部 ブチルアクリレート 90部 t-ブチルアクリレート 75部 スチレン 60部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 6部 過硫酸アンモニウム 1部 水 700部 界面活性剤
【0163】
【化33】
【0164】更に、上記下引層の上に8W/(m2・min)
のコロナ放電を施し、下記成分の磁気記録層塗布液を乾
燥硬膜2μmになるように塗布した。
【0165】ただし、塗布液は下記の成分を一緒にディ
ゾルバーで混和し、その後サンドミルで分散し、分散液
としたものである。
【0166】 ニトロセルロース 35重量部 ポリウレタン樹脂 35重量部 ラウリル酸 1重量部 オレイン酸 1重量部 ブチルステアレート 1重量部 シクロヘキサノン 75重量部 メチルエチルケトン 150重量部 トルエン 150重量部 Co被着γ-Fe2O3(長軸0.2μm,短軸0.02μm, 5重量部 Hc=650エルステッド) 更に、上記磁気記録層の上に、下記ワックス層を10cc/
m2になるように塗布した。
【0167】 カルナバワックス 1g トルエン 700cc メチルエチルケトン 300cc 更に、前記磁気記録層とは反対側の下引層の上に25W/
(m2・min)のコロナ放電を施し、以下の写真構成層を順
次形成して、多層カラー感光材料を作成した。 原稿 (カラー感光材料の作成)前記比較用透明支持体1上に
下記に示すような組成の各層を設け、多層カラー感光材
料である試料101を作成した。
【0168】(感光層の組成)塗布量は、ハロゲン化銀
及びコロイド銀については金属銀に換算してg/m2単位
で表した量を、又、カプラー、添加剤及びマゼンタにつ
いてはg/m2単位で添加した量を、又、増感色素につい
ては同一層内のハロゲン化銀1モル当たりのモル数で示
した。
【0169】 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 UV吸収剤(UV−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−1) 0.20 ゼラチン 1.23 第2層:中間層 化合物(SC−1) 0.15 高沸点溶剤(Oil−2) 0.17 ゼラチン 1.27 第3層:低感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率8.0モル%) 0.50 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm,沃化銀含有率2.0モル%) 0.21 増感色素(SD−1) 2.8×10-4 増感色素(SD−2) 1.9×10-4 増感色素(SD−3) 1.9×10-5 増感色素(SD−4) 1.0×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.48 シアンカプラー(C−2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.021 DIR化合物(D−2) 0.020 高沸点溶媒(Oil−1) 0.53 ゼラチン 1.30 第4層:中感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.52μm,沃化銀含有率8.0モル%) 0.62 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率8.0モル%) 0.27 増感色素(SD−1) 2.3×10-4 増感色素(SD−2) 1.2×10-4 増感色素(SD−3) 1.6×10-5 増感色素(SD−4) 1.2×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.15 シアンカプラー(C−2) 0.18 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.030 DIR化合物(D−2) 0.013 高沸点溶媒(Oil−1) 0.30 ゼラチン 0.93 第5層:高感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm,沃化銀含有率8.0モル%) 1.27 増感色素(SD−1) 1.3×10-4 増感色素(SD−2) 1.3×10-4 増感色素(SD−3) 1.6×10-5 シアンカプラー(C−2) 0.12 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.013 高沸点溶媒(Oil−1) 0.14 ゼラチン 0.91 第6層:中間層 化合物(SC−1) 0.09 高沸点溶媒(Oil−2) 0.11 ゼラチン 0.80 第7層:低感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率8.0モル%) 0.80 増感色素(SD−7) 7.4×10-5 増感色素(SD−8) 6.6×10-5 マゼンタカプラー(M−1) 0.41 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.12 高沸点溶媒(Oil−2) 0.33 ゼラチン 1.95 第8層:中感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm,沃化銀含有率8.0モル%) 0.87 増感色素(SD−9) 2.4×10-4 増感色素(SD−10) 2,4×10-4 マゼンタカプラー(M−A) 0.12 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.070 DIR化合物(D−2) 0.025 DIR化合物(D−3) 0.002 高沸点溶媒(Oil−2) 0.10 ゼラチン 1.00 第9層:高感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.0μm,沃化銀含有率8.0モル%) 1.27 増感色素(SD−9) 1.4×10-4 増感色素(SD−10) 1.4×10-4 マゼンタカプラー(M−A) 0.10 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.012 高沸点溶媒(Oil−2) 0.10 ゼラチン 1.00 第10層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 色汚染防止剤(SC−1) 0.15 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−2) 0.19 ゼラチン 1.10 第11層:中間層 ホルマリンスカベンジャー(HS−2) 0.20 ゼラチン 0.60 第12層:低感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率8.0モル%) 0.22 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm,沃化銀含有率2.0モル%) 0.03 増感色素(SD−4) 4.2×10-4 増感色素(SD−5) 6.8×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.75 DIR化合物(D−1) 0.010 高沸点溶媒(Oil−2) 0.30 ゼラチン 1.20 第13層:低感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm,沃化銀含有率8.0モル%) 0.30 増感色素(SD−4) 1.6×10-4 増感色素(SD−6) 7.2×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.10 DIR化合物(D−1) 0.010 高沸点溶媒(Oil−2) 0.046 ゼラチン 0.47 第14層:高感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm,沃化銀含有率8.0モル%) 0.85 増感色素(SD−4) 7.3×10-5 増感色素(SD−6) 2.8×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.11 高沸点溶媒(Oil−2) 0.046 ゼラチン 0.80 第15層:第1保護層 沃臭化銀(平均粒径0.08μm,沃化銀含有率1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV−1) 0.026 紫外線吸収剤(UV−2) 0.013 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.40 ホルマリンスカベンジャー(HS−3) 0.10 ゼラチン 1.31 第16層:第2保護層 アルカリ可溶性マット剤(PM−1,平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.55 なお、上述の感光材料は、更に化合物SU−1、SU−
2、SU−3、SU−4、粘度調整剤、硬膜剤H−1、
H−2、安定剤ST−1、カブリ防止剤AF−1、AF
−2(重量平均分子量10,000のもの及び1,100,000のも
の)、染料AI−1、AI−2、AI−3及び化合物D
I−1(9.4mg/m2)を含有する。
【0170】上記感光材料の各層に添加した化合物の構
造を以下に示す。
【0171】SU−1:スルホ琥珀酸ジオクチル・ナト
リウム SU−2:トリ-i-プルピルナフタレンスルホン酸ナト
リウム SU−3:N-パーフルオロオクチルスルホニル-N-プル
ピルグリシン・ナトリウム SU−4:トリメチル・3-オクチルスルホンアミドプロ
ピルアンモニウムブロミド H−1:2,4-ジクロロ-6-ヒドロキシ-s-トリアジン・ナ
トリウム H−2:ジ(ビニルスルホニルメチル)エーテル ST−1:4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザ
インデン AF−1:1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール AF−2:ポリ-N-ビニルピロリドン Oil−1:ジオクチルフタレート Oil−2:トリクレジルホスフェート Oil−3:ジブチルフタレート HS−2:4-ウレイドヒダントイン HS−3:ヒダントイン
【0172】
【化34】
【0173】
【化35】
【0174】
【化36】
【0175】
【化37】
【0176】
【化38】
【0177】
【化39】
【0178】
【化40】
【0179】
【化41】
【0180】
【化42】
【0181】前記下引層及び磁気記録層を有するフィル
ム1とフィルム6及び厚さ80μmのトリアセチルセルロ
ースフィルム(TACと記す)を支持体とし、写真構成
層中の第1層及び第2層中に表2に示すように染料又は
コロイド銀を添加し、感光材料試料101〜110を作成し
た。
【0182】
【表6】
【0183】ただし、比較用染料A,Bは以下の通りで
ある。又、各染料及び黄色コロイド銀は、層中での青色
透過濃度(X-RITE社製:透過濃度計モデル310)が0.80
となるように添加量を調整した。染料Aは水溶液として
添加し、染料Bは等重量のジブチルフタレートに溶解
し、水中油滴分散物として添加した。
【0184】
【化43】
【0185】試料101〜110について、静電気によるカブ
リ、生保存性、染料汚染を調べるため、下記のようなス
タチックマーク評価(1)、(2)、生保存性テスト及び残色
性テストを行った。
【0186】《スタチックマーク評価(1)》各試料を通
常のJIS135サイズで、かつスプールに巻いた試料がパト
ローネの内径になるような長さに裁断して、現行JIS135
規格パトローネに装填し、一定の力で巻き締め、これを
密封容器内に入れ80℃で2時間の熱処理を施し、強制的
に巻癖をつけた(この温度条件は、夏季に車中にフィル
ムを放置したことを想定したもの)。次いで、その試料
を巻き締めた状態で25℃・10%RHの条件に2時間放置
し、同条件でコニカFT−1(コニカ社製35mmカメラ)
でモータードライブによる連続撮影及び自動巻戻しを行
った。これを後記の処理工程に従って現像処理し、スタ
チックマークの発生度を目視で判定し、下記の4段階評
価をした。
【0187】A:スタチックマークの発生が全く認めら
れない B:スタチックマークの発生が僅かに認められる C:スタチックマークの発生が可成り認められ、商品価
値を損ねる D:スタチックマークの発生が略全面に認められ、商品
価値はない 《スタチックマーク評価(2)》各試料を25℃・20%RHの
条件下で1日放置した後、同一空調条件の暗室中にて試
料をネオプレンゴムローラで摩擦した後、後記の処理を
行い、スタチックマークの発生度を目視で判定し、帯電
防止性を4段階評価した。
【0188】A:スタチックマークの発生が全く認めら
れない B:スタチックマークの発生が少し認められる C:スタチックマークの発生が可成り認められる D:スタチックマークの発生が略全面に認められる 《生保存性テスト》各試料を135サイズ24枚撮りの規格
に裁断し、写真構成層を内側にしてロール状に巻き、ポ
リプロピレン製のフィルム容器に23℃・55%RHの条件下
で密封した。この試料を容器ごと50℃・65%RHの雰囲気
下に3日間放置した後、ブランク試料と共にセンシトメ
トリー用露光を与え、後記の現像処理を行い、赤感性層
(シアン画像)の感度変動ΔS(テスト試料/ブランク
試料)及びカブリ変動ΔFog(テスト試料−ブランク試
料)を評価した。
【0189】《残色性テスト》各試料を後記の現像処理
を行う際に、水洗時間を1/2にし、かつ安定浴を除去し
た短時間処理による試料と標準処理による試料とのイエ
ロー濃度差ΔD(短時間処理試料−標準処理試料)を測
定した。
【0190】 なお、補充量は写真感光材料1m2当たりの値である。
【0191】発色現像液、漂白液、定着液、安定液及び
その補充液は下記のようにして調製されたものを使用し
た。
【0192】 〈発色現像液及び発色現像補充液〉 補充液 水 800cc 800cc 炭酸カリウム 30g 35g 炭酸水素ナトリウム 2.5g 3.0g 亜硫酸カリウム 3.0g 5.0g 臭化ナトリウム 1.3g 0.4g 沃化カリウム 1.2mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g 3.1g 塩化ナトリウム 0.8g − 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N- (β-ヒドロキシエチル)アニリン硫酸塩 4.5g 6.3g 水酸化カリウム 1.2g 2.0g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 3.0g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウム又は20%硫
酸を用いてpH10.06に、補充液はpH10.18に調整した。
【0193】 〈漂白液及び漂白補充液〉 補充液 水 700cc 700cc 1,3-ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 125g 175g エチレンジアミン四酢酸 2g 2g 硝酸ナトリウム 40g 50g 臭化アンモニウム 150g 200g 氷酢酸 40g 56g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水又は氷酢酸を
用いてpH4.4に、補充液はpH4.0に調整した。
【0194】〈定着液及び定着補充液〉 補
充液 水 800cc 800cc チオシアン酸アンモニウム 120g 150g チオ硫酸アンモニウム 150g 180g 亜硫酸ナトリウム 15g 20g エチレンジアミン四酢酸 2g 2g アンモニア水又は氷酢酸を用いて共にpH6.5に調整した
後、水を加えて1リットルにした。
【0195】 〈安定液及び安定補充液〉 水 900cc p-オクチルフェノール・エチレンオキシド10モル付加物 2.0g ジメチロール尿素 0.5g ヘキサメチレンテトラミン 0.2g 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1g シロキサン(UCC製L-77) 0.1g アンモニア水 0.5cc 水を加えて1リットルとし、アンモニア水又は50%硫酸
を用いてpH8.5に調整した。
【0196】結果を併せて表7に示す。
【0197】
【表7】
【0198】表7の結果から明らかなように、本発明に
係る試料107〜110はスタチックマークの発生が認められ
ず、かつ生保存性や色素汚染の問題もなく優れているこ
とがわかる。試料110は固体分散染料が層中で僅かに凝
集を起こしたものである。又、試料105は現像済ネガフィ
ルムのイエロー最小濃度が増加した為、プリントしづら
いものになってしまっている。
【0199】実施例2 実施例1の試料107の支持体を、前記フィルム1〜6に
変える以外は同様にして試料201〜206を作成した。ただ
し、実施例2においては、フィルム1〜6に予め70℃・
4時間の加熱処理を施してある。
【0200】試料201〜206について、下記カール特性及
び、その他の特性を実施例1と同様に評価した結果を表
8に示す。
【0201】《カール評価》試料201〜206の各試料を35
mm幅、長さ1.2mに裁断し、135サイズ規格のパーホレー
ション穴を設けた後、25℃・60%RHの雰囲気下に24時間
放置した後、直径8mmの軸に巻き付け、強制的に巻癖を
付けるために55℃・50%RHで4時間熱処理を施した。そ
の試料を、前記処理液組成のミニラボKP-50QA(ノーリ
ツ鋼機社製)で処理し、25℃・20%RHの雰囲気下に2時
間放置した後、カール値を測定した。なお、カール値
は、試料の下部に50gの荷重を付け、吊るした状態で幅
手のカールを測定し、曲率半径(1/m)で評価する。
値が小さい程カール性能が優れていることを示す。
【0202】
【表8】
【0203】表8から明らかなように、本発明は透明ポ
リエステル支持体が混合ポリエステルの場合、更に積層
された重層構造の場合にはカール特性にも優れている。
【0204】
【発明の効果】本発明によって、生保存性を劣化させる
ことなく静電気によるカブリを抑え、色素汚染もないカ
ラー感光材料を提供できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 1/00 E 1/76 502 1/795 1/81 1/85 1/91 7/00 510

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明ポリエステル支持体上の一方の側
    に、それぞれ少なくとも1層のハロゲン化銀感光性層お
    よび非感光性層からなる写真構成層を有するハロゲン化
    銀カラー感光材料において、該透明支持体と、透明支持
    体に最も近いハロゲン化銀感光性層との間の少なくとも
    1層中に固体分散染料含有非感光性層を設けたことを特
    徴とするハロゲン化銀カラー感光材料。
  2. 【請求項2】 前記透明ポリエステル支持体が、ナフタ
    レンジカルボン酸とエチレングリコールを主成分とする
    ポリエステル樹脂からなる請求項1記載のハロゲン化銀
    カラー感光材料。
  3. 【請求項3】 前記透明ポリエステル支持体が厚さ50〜
    110μmであり、他方に磁気記録層を有する請求項1又は
    2記載のハロゲン化銀カラー感光材料。
  4. 【請求項4】 前記透明ポリエステル支持体が、支持体
    製造後ハロゲン化銀感光材料完成までの間に、50℃〜ガ
    ラス転移点で熱処理されたものである請求項3記載のハ
    ロゲン化銀カラー感光材料。
  5. 【請求項5】 前記固体分散染料含有非感光性層は実質
    的に黒色コロイド銀を含有しない請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載のハロゲン化銀カラー感光材料。
  6. 【請求項6】 前記固体分散染料が下記一般式(I)〜
    (IX)で示されるものの内の少なくとも一つである請求
    項1〜5のいずれか1項に記載のハロゲン化銀カラー感
    光材料。 【化1】 式中、R1、R2は水素原子、アルキル基、アルケニル
    基、アリール基、複素環基、−COOR5、−COR5、−SO
    2R5、−SOR5、−SO2NR5R6、−CONR5R6、−NR5R6、−NR5
    SO2R6、−NR5COR6、−NR5CONR6R7、−NR5CSNR6R7、−OR
    5、−SR5または、シアノ基を表し、R3、R4は水素原
    子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
    リール基または複素環基を表す。R5、R6、R7は水素
    原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基又は複素
    環基を表し、L1〜L5はメチン鎖を表す。n1は0又は
    1の整数を表し、n2は0〜2の整数を表す。 【化2】 式中、R1、R3、L1〜L5、n1及びn2は、それぞれ一
    般式〔I〕と同様の意味を表す。Eはオキソノール染料
    を形成するのに必要な酸性核を表す。 【化3】 式中R3、R4、L1〜L5、n1及びn2は、それぞれ一般
    式〔I〕と同様の意味を表し、R8、R9はR3、R4と同
    様の意味を表す。X1、X2は酸素原子又は硫黄原子を表
    す。 【化4】 式中、R3、L1及びL2は、一般式〔I〕と同様の意味
    を表し、Eは一般式〔II〕と同様の意味を表す。R10
    11は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール
    基、複素環基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子、−
    OR5、−SR5、−NR5R6、−NR5SO2R6、−NR5COR6、−COR5
    又は−COOR5を表す。又、R10とR11で環二重結合を形
    成することもできる。X3は、酸素原子、硫黄原子、セ
    レン原子、−C(R12)(R13)−又は−N(R3)−を表し、
    3、R5、R6は一般式〔I〕と同様の意味を表す。R
    12、R13は水素原子又はアルキル基を表す。n3は1〜
    3の整数を表す。 【化5】 式中、R3、R4、L1、L2、L3及びn1は、それぞれ一
    般式〔I〕と同様の意味を表し、Eは一般式〔II〕と同
    様の意味を表す。R10、R11は、それぞれ一般式〔IV〕
    と同様の意味を表し、R14はR10と同様の意味を表す。 【化6】 式中、R3、R4、R10、R11、L1〜L5、X3、n1及び
    2は、それぞれ一般式〔I〕と同様の意味を表し、X4
    はX3と、R15、R16はR10と同様な意味を表す。X-
    アニオンを有する基を表す。又、R10とR11、R15とR
    16で環二重結合を形成することができる。 【化7】 式中、A1はピロール核、イミダゾール核、ピラゾール
    核、フェノール核、ナフトール核又は縮合複素環核を表
    す。 【化8】 式中、Z1、Z2、Z3は電子吸引性基を表し、A2はアリ
    ール基又は複素環基を表す。 【化9】 式中、L1〜L3は、一般式〔I〕と同様の意味を表し、
    1は一般式〔VIII〕と同じ意味を表す。R17はアルキ
    ル基又はアリール基を表し、R18はアリール基又は芳香
    族複素環基を表す。n4は0〜6の整数を表す。
  7. 【請求項7】 前記固体分散染料が黄色染料である請求
    項1〜6のいずれか1項に記載のハロゲン化銀カラー感
    光材料。
  8. 【請求項8】 前記透明ポリエステル支持体が、ポリエ
    チレンナフタレートを重量比で50%以上含有した、他の
    ポリエステルとの混合ポリエステルである請求項1〜7
    のいずれか1項に記載のハロゲン化銀カラー感光材料。
  9. 【請求項9】 前記透明ポリエステル支持体が、積層さ
    れた重層構造である請求項1〜8のいずれか1項に記載
    のハロゲン化銀カラー感光材料。
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