JPH07315730A - 展望用エレベーター - Google Patents

展望用エレベーター

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Publication number
JPH07315730A
JPH07315730A JP6112335A JP11233594A JPH07315730A JP H07315730 A JPH07315730 A JP H07315730A JP 6112335 A JP6112335 A JP 6112335A JP 11233594 A JP11233594 A JP 11233594A JP H07315730 A JPH07315730 A JP H07315730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
elevator
glass
observation
energized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6112335A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashiba Tamaki
尚芝 田巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6112335A priority Critical patent/JPH07315730A/ja
Publication of JPH07315730A publication Critical patent/JPH07315730A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、外観上の美観を損なうこと
なく、車椅子利用者の安全を確保できるようにした展望
用エレベーターを得ることにある。 【構成】 本発明は、かご2がかご内の車椅子利用者用
のかご呼び操作盤にて操作され、登録された階に応答し
た際に、かご2の正面部分に設けられたガラス15に通電
し、このガラス15を反射面になるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、展望用エレベーターに
関し、特に車椅子利用者の乗降に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の展望用エレベーターを図5及び図
6を用いて説明する。一般に、展望用エレベーターは、
建物の外面部に透明体で囲った昇降路あるいは建物内部
の吹抜け部に設けた昇降路を昇降するようになってい
る。図5は、展望用エレベーターのかご2内の内側を示
した図であり、かご2の出入口側より見たものである。
図5に示すように、かご2の正面2a及び両側面2bに
はそれぞれ展望用のガラス窓3が設けられ、これらのガ
ラス窓3より乗客が外部を展望できるようになってい
る。
【0003】ところで、このように構成された展望用エ
レベーターを車椅子に乗った利用客が使用することがあ
る。この場合、エレベーターのかご2内に乗り込むとき
は前方が確認できるため問題はないが、かご2から降り
るときはバックで出るため、後方が確認できない。
【0004】そこで、エレベーターのかご2内の正面2
aに鏡4を取付けたり、あるいはかご2の正面2aに取
付けられるガラス窓3の上部の正面側板5と天井6のコ
ーナー部7を斜めに取付けて後方の安全確認を行うよう
にすることが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鏡4を
かご2内の正面2aのガラス窓3へ取付けるようにした
場合、外部より鏡4の裏面が見え、美観を損なうことに
なり、展望用エレベーターの根本的な目的であるデザイ
ン、インテリア性という点で相反することになる。
【0006】また、コーナー部7に鏡8を取付けるよう
にした場合、スペース的な問題と意匠的な問題から鏡自
体を大きくすることができず、また鏡8を高所に斜めに
取付けるため車椅子利用者にとっては大変見難いという
問題が生じる。そこで、本発明の目的は、外観上の美観
を損なうことなく、車椅子利用者の安全を確保できるよ
うにした展望用エレベーターを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、建物内に設置される昇降路と、この昇
降路内を走行し利用客を乗せるかごと、このかごの正面
部分に設けられ、通電時に反射面となるとともに、非通
電時には透視可能なガラスとを備え、かごがかご内の車
椅子利用者用のかご呼び操作盤にて操作され、登録され
た階に応答した際に、前記ガラスに通電するようにした
展望用エレベーターを提供する。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明では、かごがかご内の
車椅子利用者用のかご呼び操作盤にて操作され、登録さ
れた階に応答した際に、かごの正面部分に設けられたガ
ラスに通電し、このガラスを反射面にするようにしたの
で、車椅子利用者がかごから降りるときに後方(出入口
方向)を確認することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を用いて
説明する。図1において本発明の展望用エレベーター
は、建物の側部に設けられた昇降路1、この昇降路1に
組み込まれた展望用エレベーターのかご2、このかご2
には建物外部を展望するための透明窓9がかご2の出入
口と対向する正面2aに装備されている。かご2の出入
口部分にはかご扉10が設けられ、かご扉10と対向する各
階の乗場には乗場扉11が設けられている。又、昇降路1
のかご2の廻りにはかご2を案内するガイドレール12、
ガイドレール12を昇降路1に固定するブラケット13、さ
らにはかご2の各種運転制御用機器14が配置されてい
る。又、さらに、かご2内には、一般用利用者用かご呼
び操作盤20及び車椅子利用者用のかご呼び操作盤21が設
けられている。
【0010】図2は、かご2内を出入口より見た図であ
り、従来と同様に、かご2の正面2a及びその両側面2
bには透明窓9が設けられ、かご2内の乗客が広い範囲
で外部を展望できるようになっている。ここで正面2a
に取付けられた透明窓9の一部には車椅子利用者用の合
わせガラス15が設けられ、この合わせガラス15は、図3
に示すように、線入り板ガラス等の外ガラス16と、熱線
吸収板ガラスの内ガラス17と、外ガラス16と内ガラス17
との間に設けられ、通常は透明の状態で、通電時に白濁
して不透明となる中間膜18とを備え、内ガラス17の反射
面12がかご2の内側になるように設置されている。
【0011】図4は、かご2内に設けられた一般利用者
用のかご呼び操作盤20、車椅子利用者用のかご呼び操作
盤21を示したものであり、図4(a)は一般利用者用、
図4(b)が車椅子利用者用である。一般に車椅子利用
者用のかご呼び操作盤21は、一般利用者用のかご呼び操
作盤20より低い位置に配置され、車椅子利用者が操作し
易いようになっている。かご2へ乗込んだ一般利用者も
しくは車椅子利用者は、いずれかのかご呼び操作盤20,
21によりかご呼びを登録し、所望の目的階へ到達するよ
うになっている。
【0012】次にこのように構成された本発明の展望用
エレベーターの動作について説明する。まず、車椅子利
用者がかご2内の車椅子利用者用のかご呼び操作盤21を
操作し、その登録された階に応答して扉10,11が開いた
とき、中間膜18が通電される。通電されると、中間膜18
は白濁して不透明な状態となり、内ガラス17の反射面19
は鏡面になる。そして、車椅子利用者は、この反射面19
を頼りに後方を確認しながら出入口の扉10,11等に干渉
することなく安全にかご2から降りることができる。一
般の利用客がかご2内にて一般利用者用のかご呼び操作
盤20を操作し、その登録された階にて扉10,11が開いた
ときは、中間膜18には通電されない。又通常走行中にも
中間膜18には通電されないため、このような場合には、
反射面19は鏡面とならず、通常の透明ガラスとなる。従
ってかご2内の乗客は、従来と同様に外部の展望をする
ことができる。
【0013】このように本実施例では、車椅子利用者の
降車時にのみ透明窓9の一部を鏡面とするようにし、そ
れ以外では合わせガラス15を透明にするようにしたの
で、展望用エレベーターとしての美観を損なうことがな
く、車椅子利用者にも展望を与えることができるととも
に、車椅子利用者の降車時の安全をも図ることができ
る。尚、本実施例では、透明窓9の一部を合わせガラス
15としたが、全面を合わせガラスとしても良く、合わせ
ガラスの大きさは任意に設定できる。
【0014】
【発明の効果】以上本発明によれば、かごの出入口と対
向するかごの正面の透明窓に、通常は透明で電気を流す
と不透明となる中間膜を具備した、片側が熱線反射板ガ
ラスの合わせガラスを、かご室内側が熱線反射板ガラス
の反射面となるように設置することにより、通常は広い
視野を確保しながらも、車椅子利用者の降車時の安全性
を確保した展望用エレベーターを提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の展望用エレベーターの構成を示す断面
図。
【図2】本発明の展望用エレベーターのかご内の構成を
示す図。
【図3】本発明の展望用エレベーターの合わせガラスの
構成を示す図。
【図4】本発明の展望用エレベーターのかご呼び操作盤
の構成を示す図。
【図5】従来の展望用エレベーターのかご内の構成を示
す図。
【図6】従来の展望用エレベーターのかご内の構成を示
す図。
【符号の説明】
1…昇降路、2…かご、9…透明窓、10…かご扉、11…
乗場扉、15…合わせガラス、17…内ガラス、18…中間
膜、19…反射面、20,21…かご呼び操作盤。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に設置される昇降路と、この昇降
    路内を走行し利用客を乗せるかごと、このかごの正面部
    分に設けられ、通電時に反射面となるとともに、非通電
    時には透視可能なガラスとを備えたことを特徴とする展
    望用エレベーター。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の展望用エレベーターにお
    いて、前記かごがかご内の車椅子利用者用のかご呼び操
    作盤にて操作され、登録された階に応答した際に、前記
    ガラスに通電するようにしたことを特徴とする展望用エ
    レベーター。
  3. 【請求項3】 建物内に設置される昇降路と、この昇降
    路内を走行し利用客を乗せるかごと、このかごに設けら
    れ、昇降路の外部を展望可能にするための透明窓と、前
    記かごの正面部分に取付けられた前記透明窓に設けら
    れ、通電時に反射面となるとともに、非通電時には透視
    可能なガラスとを備えたことを特徴とする展望用エレベ
    ーター。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の展望用エレベーターにお
    いて、前記かごがかご内の車椅子利用者用のかご呼び操
    作盤にて操作され、登録された階に応答した際に、前記
    ガラスに通電するようにしたことを特徴とする展望用エ
    レベーター。
JP6112335A 1994-05-26 1994-05-26 展望用エレベーター Pending JPH07315730A (ja)

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JP6112335A JPH07315730A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 展望用エレベーター

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JP6112335A JPH07315730A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 展望用エレベーター

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JPH07315730A true JPH07315730A (ja) 1995-12-05

Family

ID=14584112

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JP6112335A Pending JPH07315730A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 展望用エレベーター

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012006757A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Toshiba Elevator Co Ltd 展望用エレベータ
WO2020090003A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社日立製作所 展望用エレベーター
CN111747267A (zh) * 2020-06-10 2020-10-09 中奥电梯有限公司 一种方便观光的加装电梯结构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012006757A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Toshiba Elevator Co Ltd 展望用エレベータ
WO2020090003A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社日立製作所 展望用エレベーター
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