JPH11199162A - 乗用二方向エレベータのかご - Google Patents

乗用二方向エレベータのかご

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JPH11199162A
JPH11199162A JP1767498A JP1767498A JPH11199162A JP H11199162 A JPH11199162 A JP H11199162A JP 1767498 A JP1767498 A JP 1767498A JP 1767498 A JP1767498 A JP 1767498A JP H11199162 A JPH11199162 A JP H11199162A
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wheelchair
car
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stopper
way
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Kenichi Okada
謙一 岡田
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Toshiba Corp
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子に乗る人が安全にかつ安心してかごに
乗り降りでき、後方視界の確保も可能とした乗用二方向
エレベータのかごを得ることである。 【解決手段】 正面ドア2または背面ドア4から車椅子
が乗り込むと、床面5から車椅子の車輪の回転を抑える
ためのストッパー6を突出させて、車椅子が移動するの
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正面および背面に
出入口を有する乗用二方向エレベータのかごに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】正面および背面の2方向に出入口を有す
る乗用二方向エレベータが設置される建物においては、
各階の出入り口の方向は、正面のみ、背面のみ、正面背
面両方の3種類に分類される。このうち、正面および背
面の両方に出入口を有する階床では、正面および背面の
両方を同時に戸開することなく、いずれか一方を戸開し
その後に他方を戸開するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
乗用二方向エレベータのかごにおいては、車椅子利用者
の安全対策が問題となる。例えば、車椅子でかご内に乗
り降りする際に脱輪や激突等の危険が生じたり、車椅子
がかご内に乗込みエレベータが走行した時の振動で車椅
子がかご内で動き、車椅子利用者のみならず他の乗客を
不安にさせたりすることがある。
【0004】また、従来の乗用エレベータ、特に身障者
仕様のエレベータでは、背面視界の確保のために背面
(出入口反対側)パネルに反射板または反射フィルムを
設けているが、乗用二方向エレベータのかごでは背面側
にドアが設けられるので、従来のように背面側に反射板
または反射フィルムを取り付けることができない。そこ
で、ドアパネルを鏡面材で製作することによりこの問題
は解決されるが、製品の意匠的な理由やコスト等の問題
から鏡面材を使用できない場合も多い。
【0005】本発明の目的は、車椅子に乗る人が安全に
かつ安心してかごに乗り降りでき、後方視界の確保も可
能とした乗用二方向エレベータのかごを得ることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
乗用二方向エレベータのかごは、乗客が出入りする出入
口が正面側および背面側に設けられた乗用二方向エレベ
ータのかごにおいて、床に設けられ正面側または背面側
出入口から乗り込んだ車椅子の車輪の回転を抑えるため
のストッパーを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごでは、正面側または背面側出入口から車椅子
が乗り込むと、床面から車椅子の車輪の回転を抑えるた
めのストッパーを突出させて、車椅子が移動するのを防
止する。
【0008】請求項2の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごは、請求項1の乗用二方向エレベータのかご
において、ストッパーは、車椅子が乗り込んだ後に床面
より突出し、車椅子が降りる際に床面に格納するように
操作されることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごでは、請求項1の乗用二方向エレベータのか
ごの作用に加え、車椅子が乗り込むと自動または手動で
床面よりストッパーが突出し、車椅子が降りる際には自
動または手動でストッパーは床面に格納される。
【0010】請求項3の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごは、乗客が出入りする出入口が正面側および
背面側に設けられた乗用二方向エレベータのかごにおい
て、床に設けられ正面側または背面側出入口から乗り込
んだ車椅子が降りる際に正面側または背面側出入口に車
椅子を誘導する傾斜ステップを備えたことを特徴とす
る。
【0011】請求項3の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごでは、正面側または背面側出入口から車椅子
が降りる際には床面から傾斜ステップが突出し、降りる
方向の正面側または背面側出入口に向かって車椅子を誘
導する。
【0012】請求項4の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごは、請求項2の乗用二方向エレベータのかご
において、傾斜ステップは、車椅子が降りる際に車椅子
の車輪を正面側または背面側出入口方向に回転させるよ
うに傾斜して床面より突出するように操作されることを
特徴とする。
【0013】請求項4の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごでは、請求項2の乗用二方向エレベータのか
ごの作用に加え、車椅子が降りる際には、車椅子の車輪
が降りる方向の正面側または背面側出入口に向かって回
転するように、傾斜ステップは床面より突出する。
【0014】請求項5の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごは、請求項1または請求項2の乗用二方向エ
レベータのかごにおいて、車椅子が降りる際に車椅子の
車輪を正面側または背面側出入口方向に回転させるため
の傾斜を、ストッパーに設けたことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごでは、請求項1または請求項2の乗用二方向
エレベータのかごの作用に加え、車椅子が降りる際に
は、車椅子の車輪が降りる方向の正面側または背面側出
入口に向かって回転するように、傾斜を持ってストッパ
ーは床面より突出する。
【0016】請求項6の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごは、乗客が出入りする出入口が正面側および
背面側に設けられた乗用二方向エレベータのかごにおい
て、床に設けられ正面側または背面側出入口から乗り込
んだ車椅子の車輪を案内するための案内レールを備えた
ことを特徴とする。
【0017】請求項6の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごでは、正面側または背面側出入口から車椅子
が乗り込むと、自動または手動で車椅子の車輪を案内す
るための案内レールが床面より突出する。
【0018】請求項7の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごは、請求項6の乗用二方向エレベータのかご
において、案内レールは、車椅子が乗り込んだ際に車椅
子の車輪と平行に床面から突出するように操作されるこ
とを特徴とする。
【0019】請求項7の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごでは、請求項6の乗用二方向エレベータのか
ごの作用に加え、車椅子が乗り込んだ際には、車椅子の
車輪と平行に床面から案内レールが突出し、その案内レ
ールに案内されて車椅子はかご内に乗り込む。
【0020】請求項8の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごは、乗客が出入りする出入口が正面側および
背面側に設けられた乗用二方向エレベータのかごにおい
て、床に設けられ正面側または背面側出入口から乗り込
んだ車椅子の車輪の回転を抑えるためのストッパーと、
床に設けられ正面側または背面側出入口から乗り込んだ
車椅子の車輪を案内するための案内レールとを備えたこ
とを特徴とする。
【0021】請求項8の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごでは、車椅子が乗り込んだ際には、車椅子の
車輪と平行に床面から案内レールが突出し、その案内レ
ールに案内されて車椅子はかご内に乗り込むと共に、床
面から車椅子の車輪の回転を抑えるためのストッパーを
突出させて、車椅子が移動するのを防止する。
【0022】請求項9の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごは、乗客が出入りする出入口が正面側および
背面側に設けられた乗用二方向エレベータのかごにおい
て、床に設けられ正面側または背面側出入口から乗り込
んだ車椅子が降りる際に正面側または背面側出入口に車
椅子を誘導する傾斜ステップと、床に設けられ正面側ま
たは背面側出入口から乗り込んだ車椅子の車輪を案内す
るための案内レールとを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項9の発明に係わる乗用二方向エレベ
ータのかごでは、車椅子が乗り込んだ際には、車椅子の
車輪と平行に床面から案内レールが突出し、その案内レ
ールに案内されて車椅子はかご内に乗り込むと共に、車
椅子が降りる際には、車椅子の車輪が降りる方向の正面
側または背面側出入口に向かって回転するように、傾斜
ステップは床面より突出する。
【0024】請求項10の発明に係わる乗用二方向エレ
ベータのかごは、請求項1乃至請求項9のうちいずれか
1項の乗用二方向エレベータにおいて、正面側または背
面側出入口に部分的に反射板または反射フィルムを取り
付けたことを特徴とする。
【0025】請求項10の発明に係わる乗用二方向エレ
ベータのかごでは、請求項1乃至請求項9のうちいずれ
か1項の乗用二方向エレベータの作用に加え、反射板ま
たは反射フィルムにより車椅子の背面側を写し出す。
【0026】請求項11の発明に係わる乗用二方向エレ
ベータのかごは、請求項1乃至請求項9のうちいずれか
1項の乗用二方向エレベータにおいて、正面側または背
面側出入口に部分的に凸面鏡を取り付けたことを特徴と
する。
【0027】請求項11の発明に係わる乗用二方向エレ
ベータのかごでは、請求項1乃至請求項9のうちいずれ
か1項の乗用二方向エレベータの作用に加え、凸面鏡に
より車椅子の背面側を写し出す。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる乗用二
方向エレベータのかごの説明図である。
【0029】図1(a)において、乗用二方向エレベー
タのかごは、正面パネル1には正面ドア2が設けられ、
背面パネル3には背面ドア4が設けられている。正面パ
ネル1と背面パネル3とは対面して設けられ、側面パネ
ル、天井パネルおよび床5により直方体として形成され
ている。そして、正面パネル1および背面パネル3の内
側にはそれぞれ操作パネル9が設けられている。また、
床5には車椅子の車輪の回転を抑えるためのストッパー
6が設けられている。
【0030】このストッパー6は常時は床5の下部に収
納されており、正面ドア2または背面ドア4から車椅子
が乗り込むと、床面からストッパー6を突出させて車椅
子の車輪の回転を抑制する。これにより、車椅子が移動
するのを防止する。すなわち、通常状態ではストッパー
6は床5の下部に収納されており、床5は平らになって
いるが、車椅子が乗込んで所定の位置についたときに、
図1(b)に示すように床5より突出する。
【0031】例えば、車椅子利用者がかご内の操作パネ
ル9に設けられたストッパー突出釦を手動で押すことに
よりストッパー6が床5より突出し、これにより車椅子
の車輪7が車輪回転方向に固定される。エレベータの走
行中はストッパー6は突出したままの状態で車輪を固定
している。そして、目的階についた時点で車椅子利用者
は操作パネル9に設けられたストッパー解除釦を押すこ
とによりストッパー6は解除され、ストッパー6が床5
の下部に収納されて平らな床5となり、通常のエレベー
タの状態となる。
【0032】以上の説明では、ストッパー6の床5から
の突出を手動で行うようにしたが、自動で行うようにす
ることも可能である。例えば、車椅子が乗込む際に、車
椅子が乗ったことを感知し、まず、進行方向奥の片側の
ストッパー6aだけを自動的に突出させる。そして、車
椅子の車輪7が所定の位置についたことを感知し、進行
方向後ろ側のストッパー6bを突出させ車輪7が固定を
固定する。これにより、先に進行方向奥の片側のストッ
パー6aだけを自動的に突出させることから、車椅子が
乗り込む際にかご内で進行方向に行きすぎることが防止
できる。
【0033】次に、降りる際には、手動の場合と同様に
ストッパー解除釦を押すことにより操作する。すなわ
ち、開閉するドア(降りようとする方向のドア)側のス
トッパー6を先に床5の下部に収納し、そのストッパー
6が収納されて車椅子が降りるドアの方向に動き始めた
ときに後ろ側の巣突破6を床5の下部に収納する。
【0034】この第1の実施の形態によれば、エレベー
タの走行振動が大きい場合であっても、車椅子の車輪7
はストッパー6により固定されているので、車椅子が壁
に激突したり、転倒したりすることはない。従って、車
椅子利用者は安心できる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態に係わる乗用二方
向エレベータのかごにおける傾斜ステップ8の説明図で
ある。
【0036】図2(a)において、床5には車椅子が降
りる際に正面ドアまたは背面ドアに車椅子を誘導する傾
斜ステップ8が設けられている。この傾斜ステップ8は
常時は床5の下部に収納されており、正面ドア2または
背面ドア4から車椅子が乗り込み、正面ドア2または背
面ドア4から車椅子が降りる際には床面5から傾斜ステ
ップ8が突出し、車椅子の車輪7を降りる方向の正面ド
ア2または背面ドア4に向かって押し出す。これによ
り、車椅子の車輪7は降りる方向に回転し、車椅子5は
正面ドア2または背面ドア4に向かって誘導される。
【0037】すなわち、通常状態では傾斜ステップ8は
床5の下部に収納されており、床5は平になっている
が、車椅子に乗った車椅子利用者がかごから降りるとき
に、例えば手動で操作パネル9に設けられた傾斜補助釦
を押すことにより、図2(b)に示すように傾斜ステッ
プ8がゆっくりと傾く。この際、出入口は二方向あるの
で、傾斜ステップ8は車椅子利用者が選択した出入口側
に傾斜するようにする。
【0038】以上の説明では、手動により傾斜ステップ
8を床5から突出させるようにしたが、自動で傾斜ステ
ップ8を床5から突出させるようにすることも可能であ
る。例えば、エレベータが目的階に止り、ドア2、4が
開いた際に車椅子の乗客が降りようとして車輪7を回し
て一定距離を動いたことを検出し、その場合に傾斜ステ
ツプ8を突出させる。これによって、車椅子始動時の負
荷を低減することができる。
【0039】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第3の実施の形態に係わる乗用二方
向エレベータのかごにおけるストッパー6の説明図であ
る。
【0040】図3(a)において、車椅子が乗り込み床
5からストッパー6が突出して車椅子の車輪の回転を抑
制している状態で、図3(b)に示すように、車椅子が
降りようとする方向に移動したときは、図3(c)に示
すように後方のストッパー6bがさらに傾斜を形成する
ように突出し、車椅子の車輪7を押し出す。このよう
に、ストッパー6は、車椅子が降りる際に車椅子の車輪
7を降りる方向に回転させるための傾斜を形成する。
【0041】すなわち、通常状態ではストッパー6は床
5の下部に収納されており、車椅子が乗り込むとストッ
パー6は床5より突出し、車椅子の車輪7を固定する。
そして、車椅子が降りる方向に移動し、その車輪7によ
りストッパー6aに荷重がかかると、他方のストッパー
6bが傾斜を形成して車椅子の車輪7を押し出す。
【0042】このように、車椅子がかご内に乗込むと、
エレベータの走行時はストッパー6は車椅子を安定させ
る。そして、エレベータが目的階について、車椅子がか
ごから降りる際には、その降りようとする出入口側のス
トッパー6aに一定量の負荷(荷重)がかかったとき
は、そのストッパー6aは下がって平になり、今度は進
行方向の逆側のストッパー6bが傾斜を形成する。
【0043】これにより、エレベータの走行中は、車椅
子を安定な状態に保つと共に、降りる際には、車椅子始
動時の負荷を低減することができる。
【0044】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第4の実施の形態に係わる乗用二方
向エレベータのかごの説明図である。
【0045】図4(a)において、乗用二方向エレベー
タのかごは、正面パネル1には正面ドア2が設けられ、
背面パネル3には背面ドア4が設けられている。正面パ
ネル1と背面パネル3とは対面して設けられ、側面パネ
ル、天井パネルおよび床5により直方体として形成され
ている。そして、正面パネル1および背面パネル3の内
側にはそれぞれ操作パネル9が設けられている。また、
床5には乗り込んだ車椅子の車輪7を案内するための案
内レール10が設けられている。
【0046】この案内レール10は、図4(b)に示す
ように、常時は床5の下部に収納されており、正面ドア
2または背面ドア4から車椅子が乗り込むと、zu4
(c)に示すように、床面から案内レール10を突出さ
せて車椅子がかご内に乗り込む動作を案内する。これに
より、車椅子が容易にかご内に乗り込むことができる。
【0047】すなわち、通常状態では、案内レール10
は床5の下部に収納されており、床5は平になってい
る。車椅子が乗込む際には、車椅子の乗込みを知らせる
釦を手動で押す。この釦は、例えばかご内の操作パネル
9や乗り場の操作パネルに設けられ、この釦により車椅
子が乗り込むことを検出し、車椅子案内用の案内レール
10を突出させる。車椅子乗込みを知らせる釦は、なる
べく出入口に近いところに設置する。また、かご内の釦
により案内レールを床5の下部に収納する。
【0048】以上の説明では、案内レール10の突出を
釦操作による手動で行うようにしたが、車椅子の乗り込
みを検出し自動で行うことも可能である。車椅子のかご
内の乗り込み時に車椅子の乗り込みを検出し、自動的に
案内レール10を突出させる。
【0049】この第4の実施の形態によれば、車椅子の
乗降時において、車椅子をかご内および出入口方向へ安
全に案内することができる。
【0050】ここで、第1の実施の形態のストッパー6
と第4の実施の形態の案内レール10との双方を設ける
ようにしても良い。この場合は、案内レール10によっ
て案安全に車椅子はかご内に案内され、ストッパー6の
設置位置で固定されて走行時に進行方向や側面方向への
動きが安定する。
【0051】また、第2の実施の形態の傾斜ステップ8
と第4の実施の形態の案内レール10との双方を設ける
ようにしても良い。この場合は、案内レール10によっ
て案安全に車椅子はかご内に案内され、車椅子の乗客の
車椅子始動時の負荷の低減が図れる。また、ステップ傾
斜時の車椅子の側面方向へのずれも防ぐことができる。
【0052】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第5の実施の形態に係わる乗用二方
向エレベータのかごの正面ドア2または背面ドア4の説
明図である。
【0053】図5(a)において、正面ドア2または背
面ドア4には、部分的に反射板11または反射フィルム
12が取り付けられている。この反射板11または反射
フィルム12により車椅子の背面側を写し出す。
【0054】すなわち、図5(a)に示すように、乗用
二方向エレベータかごの正面ドア2または背面ドア4に
部分的に反射板11または反射フィルム12を取り付け
る。反射板11または反射フィルム12としては、鏡ま
たはステンレス鏡面材等を用いる。
【0055】これによって、正面ドア2または背面ドア
4の材料として、高価なステンレスの鏡面材を使用する
ことなく、車椅子利用者は、一方向を見ながら後方の視
界を得ることができる。特に後方の視界が見づらい場合
でも容易に後方の視界を確保できる。
【0056】また、図5(b)に示すように、正面ドア
2または背面ドア4に部分的に凸面鏡13を取り付け、
この凸面鏡13により車椅子の背面側を写し出す。この
凸面鏡13はフィルム状になっており、鏡の様に反射す
るものを用いる。凸面鏡13を用いることにより、その
面積が少なくても全体を見渡せるようになる。また、反
射部の奥行方向小スペース化が図れ、交換作業を容易に
行うことができる。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、乗
用二方向エレベータのかご内に車椅子の車輪を固定する
ためのストッパー、車椅子の始動補助としての傾斜ステ
ップ、車輪ガイドのための案内レール等を設けるので、
車椅子利用者は安全にかつ安心して乗用二方向エレベー
タのかごに乗り降りできる。また、反射板または反射フ
ィルムや凸面鏡を正面ドアまたは背面ドアに部分的に取
り付けるので、後方視界の確保等の安全面向上のみなら
ず意匠面やコスト面の問題解決にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる乗
用二方向エレベータのかごの説明図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施の形態に係わる乗
用二方向エレベータのかごにおける傾斜ステップの説明
図である。
【図3】図3は、本発明の第3の実施の形態に係わる乗
用二方向エレベータのかごにおけるストッパーの説明図
である。
【図4】図4は、本発明の第4の実施の形態に係わる乗
用二方向エレベータのかごの説明図である。
【図5】図5は、本発明の第5の実施の形態に係わる乗
用二方向エレベータのかごの正面ドアまたは背面ドアの
説明図である。
【符号の説明】
1 正面パネル 2 正面ドア 3 背面パネル 4 背面ドア 5 床 6 ストッパー 7 車輪 8 傾斜ステップ 9 操作パネル 10 案内レール 11 反射板 12 反射フィルム 13 凸面鏡

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗客が出入りする出入口が正面側および
    背面側に設けられた乗用二方向エレベータのかごにおい
    て、床に設けられ前記正面側または前記背面側出入口か
    ら乗り込んだ車椅子の車輪の回転を抑えるためのストッ
    パーを備えたことを特徴とする乗用二方向エレベータの
    かご。
  2. 【請求項2】 請求項1の乗用二方向エレベータのかご
    において、前記ストッパーは、前記車椅子が乗り込んだ
    後に前記床面より突出し、前記車椅子が降りる際に床面
    に格納するように操作されることを特徴とする乗用二方
    向エレベータのかご。
  3. 【請求項3】 乗客が出入りする出入口が正面側および
    背面側に設けられた乗用二方向エレベータのかごにおい
    て、床に設けられ前記正面側または前記背面側出入口か
    ら乗り込んだ車椅子が降りる際に前記正面側または前記
    背面側出入口に前記車椅子を誘導する傾斜ステップを備
    えたことを特徴とする乗用二方向エレベータのかご。
  4. 【請求項4】 請求項2の乗用二方向エレベータのかご
    において、前記傾斜ステップは、前記車椅子が降りる際
    に前記車椅子の車輪を前記正面側または前記背面側出入
    口方向に回転させるように傾斜して床面より突出するよ
    うに操作されることを特徴とする乗用二方向エレベータ
    のかご。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2の乗用二方向エ
    レベータのかごにおいて、前記車椅子が降りる際に前記
    車椅子の車輪を前記正面側または前記背面側出入口方向
    に回転させるための傾斜を、前記ストッパーに設けたこ
    とを特徴とする乗用二方向エレベータのかご。
  6. 【請求項6】 乗客が出入りする出入口が正面側および
    背面側に設けられた乗用二方向エレベータのかごにおい
    て、床に設けられ前記正面側または前記背面側出入口か
    ら乗り込んだ車椅子の車輪を案内するための案内レール
    を備えたことを特徴とする乗用二方向エレベータのか
    ご。
  7. 【請求項7】 請求項6の乗用二方向エレベータのかご
    において、前記案内レールは、前記車椅子が乗り込んだ
    際に前記車椅子の車輪と平行に前記床面から突出するよ
    うに操作されることを特徴とする乗用二方向エレベータ
    のかご。
  8. 【請求項8】 乗客が出入りする出入口が正面側および
    背面側に設けられた乗用二方向エレベータのかごにおい
    て、床に設けられ前記正面側または前記背面側出入口か
    ら乗り込んだ車椅子の車輪の回転を抑えるためのストッ
    パーと、床に設けられ前記正面側または前記背面側出入
    口から乗り込んだ車椅子の車輪を案内するための案内レ
    ールとを備えたことを特徴とする乗用二方向エレベータ
    のかご。
  9. 【請求項9】 乗客が出入りする出入口が正面側および
    背面側に設けられた乗用二方向エレベータのかごにおい
    て、床に設けられ前記正面側または前記背面側から乗り
    込んだ車椅子が降りる際に前記正面側または前記背面側
    出入口に前記車椅子を誘導する傾斜ステップと、床に設
    けられ前記正面側または前記背面側出入口から乗り込ん
    だ車椅子の車輪を案内するための案内レールとを備えた
    ことを特徴とする乗用二方向エレベータのかご。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のうちいずれか
    1項の乗用二方向エレベータにおいて、前記正面側また
    は前記背面側出入口に部分的に反射板または反射フィル
    ムを取り付けたことを特徴とする乗用二方向エレベータ
    のかご。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項9のうちいずれか
    1項の乗用二方向エレベータにおいて、前記正面側また
    は前記背面側出入口に部分的に凸面鏡を取り付けたこと
    を特徴とする乗用二方向エレベータのかご。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005000182A3 (en) * 2003-06-30 2005-02-17 Joao Antonio Crespo Fontes Passenger elevator adapted for wheelchairs
CN108466905A (zh) * 2018-04-04 2018-08-31 浙江蒂尔森电梯有限公司 一种新型无障碍电梯
EP3375745A1 (en) * 2017-03-18 2018-09-19 Otis Elevator Company Elevator commuter boarding system and a method thereof
CN115043275A (zh) * 2021-03-09 2022-09-13 奥的斯电梯公司 电梯轿厢中的一个或多个动态止动器

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