JP2007302434A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エレベータのかご室1と、かご室が着床するエレベータの乗場と、乗場の床面の一方側に表示された乗場側車椅子利用者用優先エリア17と、乗場側車椅子利用者用優先エリアと同一側となるようにかご室の床面の一方側に表示されたかご室側車椅子利用者用優先エリア18と、乗場側車椅子利用者用優先エリアの乗場壁3に設けられた車椅子利用者用かご呼びボタン14と、かご室側車椅子利用者用優先エリアのかご室の側面壁に設けられた車椅子利用者用かご操作盤10とを備える。
【選択図】図4
Description
エレベータかご室袖壁がドア部に両側から張り出して搭乗口が狭い為、車椅子利用者が搭乗待ちの人と同時に搭乗するときは衝突の危険があった。また、進入方向は中央部から搭乗してかご室壁際に向かい大きく方向転換をしなければならず、先に乗客がいる場合は接触の可能性がある。
車椅子利用者が搭乗する時にかご室内の左右どちらの側に押しボタンがあるか分からない為、かご室内の押しボタンが無い側に行った際は行先階の指定ができないことがあり心理的にも利用しにくかった。また、搭乗待ちの時は無制限に健常者と一緒に待つことは接触の可能性が増えることになる。
エレベータかごの出入口を最大に広くしたので乗客の出入りが素早く容易にできる。
乗場の車椅子利用者用かご呼びボタンは乗場壁面から突出させて設置しているので、ボタン押し時に車椅子が接近しても乗場壁に衝突すること無く安全に利用できる。
車椅子利用者の搭乗がスムースになるので他の乗客と接触して転倒するようなトラブルを無くすことができる。
車椅子利用者は優先エリアから乗り込むと必然的にかご室内に設置している車椅子利用者用の押しボタンの有る箇所に行くので確実に行先指定が出来て安心して利用できる。
乗客が多い時でもかご室内での車椅子利用者と健常者の乗り別けが自然と出来るので、車椅子利用者も安心して利用できる。
車椅子利用者はドアから少し離れた位置で搭乗待ちをすることになるので、急いで出てくる乗客と衝突することを防止できる。
かご室袖壁によって出来ていた死角が無くなる為、搭乗前に中の様子が容易に確認でき防犯効果も出て安心して利用できる。
車椅子利用者が利用する際には、かご室内及び、所定の乗場において、前もってアナウンスがされているので安心して利用できる。
車椅子利用者用の押しボタンを健常者が悪戯で押しても、ドア閉り時間は不要に長くならないようにする。また、不要なアナウンスがなされることもなく適正な昇降運転をすることができる。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置をかご室内から乗場側を見た正面図、図2はかご室内に設置された健常者用操作盤を示す正面図、図3はかご室内に設置された車椅子利用者用操作盤を示す正面図、図4は図1のA−A線に沿った断面図、図5はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置を乗場側から見た正面図、図6は乗場に設置された車椅子用かご呼びボタンの取り付け状態を示す拡大正面図、図7はかごドアが開き始めた状態を示す図1相当図、図8は図7のB−B線に沿った断面図、図9はかごドアが戸開完了した状態を示す図1相当図、図10は図9のC−C線に沿った断面図、図11は車椅子利用者が搭乗途中の状態を示す図1相当図、図12は図11のD−D線に沿った断面図、図13は車椅子利用者が搭乗途中でかご室内行先登録ボタンを押している状態を示す図1相当図、図14は図13のE−E線に沿った断面図、図15は車椅子利用者が搭乗完了した状態を示す図1相当図、図16は図15のF−F線に沿った断面図、図17はかごドアが閉り始めかつ車椅子利用者が方向転換して横向きの状態を示す図1相当図、図18は図17のG−G線に沿った断面図、図19はかごドアが戸閉完了しかつ車椅子利用者が方向転換を完了した状態を示す図1相当図、図20は図19のH−H線に沿った断面図である。
上記実施の形態1では、かごドア2及び乗場ドア4を2枚戸中央開きとしてかご室1の袖壁を無くした構造としているが、4枚戸中央開き、2枚戸片開きとしても良く、このような構成によっても同様の動作を行わせることができることは言うまでもない。
上記実施の形態1では、車椅子利用者が乗場で車椅子利用者用かご呼びボタン14を押すことにより、かご室1にアナウンスが流れるようにしたが、図4に示すように、乗場の車椅子利用者用押しボタン部に第1の車椅子利用者検出器20を設けて、ICカードを車椅子利用者が保持又は、車椅子に取り付けておき、第1の車椅子利用者検出器20で検知した状態で押しボタンを押した時にのみ上記実施の形態1におけるアナウンスがかご室1内に流れるようにする。同様に、かご室内の車椅子利用者用押しボタン部にも第2の車椅子利用者検出器21を設けて、車椅子利用者を検知した状態で押しボタンが押された時にのみ上記実施の形態1におけるアナウンスが指定された乗場部に流れるようにする。
上記実施の形態3では、車椅子利用者を検知する車椅子利用者検出器20、21を乗場の車椅子利用者用押しボタン部及び、かご室内の車椅子利用者用押しボタン部に設置していたが、図4に示すように、乗場ドア4に近い乗場壁3にも第3の車椅子利用者検出器22を設置し、かごドア2に近いかご室1の側面壁にも第4の車椅子利用者検出器23を設置する。例えば車椅子利用者がかご室1に搭乗する際では、車椅子利用者を第3の車椅子利用者検出器22で検知し、次に第4の車椅子利用者検出器23で順に検知することで車椅子利用者が確実に搭乗したことを確認し、その後に乗場ドア4、かごドア2を閉める様にドア閉め時間調整をする。同様に、車椅子利用者がかご室1から退出する際では、車椅子利用者を第4の車椅子利用者検出器23で検知し、次に第3の車椅子利用者検出器22で順に検知することで車椅子利用者が確実に退出したことを確認し、その後に乗場ドア4、かごドア2を閉める様にドア閉め時間調整をする。
上記実施の形態4では、車椅子利用者が第3の車椅子利用者検出器22、第4の車椅子利用者検出器23部を通過する際に検知することでドア閉り時間の調節を行なうようにしていたが、さらに第2の車椅子検出器21と組合せて、例えば車椅子利用者がかご室1に搭乗する際では、第2の車椅子検出器21でも検知しなければかご室1への搭乗が浅く、かごドア2に車椅子利用者が接触する可能性があるので、中へ進むようにアナウンスをかご室1内へ流すようにする。
2 かごドア
3 乗場壁
4 乗場ドア
5 かご室側面壁
6 車椅子利用者用手摺
7 健常者用かご操作盤
8 健常者用行先登録ボタン
9 健常者用戸開・戸閉ボタン
10 車椅子利用者用かご操作盤
11 車椅子利用者用行先登録ボタン
12 車椅子利用者用戸開・戸閉ボタン
13 健常者用かご呼びボタン
14 車椅子利用者用かご呼びボタン
15 車椅子利用者用かご呼びボタン取付台
16 車椅子利用者案内図
17 乗場側車椅子利用者優先エリア
18 かご室側車椅子利用者優先エリア
19 停止線
20 第1の車椅子利用者検出器
21 第2の車椅子利用者検出器
22 第3の車椅子利用者検出器
23 第4の車椅子利用者検出器
Claims (11)
- エレベータのかご室と、
前記かご室が着床するエレベータの乗場と、
前記乗場の床面の一方側に表示された乗場側車椅子利用者用優先エリアと、
前記乗場側車椅子利用者用優先エリアと同一側となるように前記かご室の床面の一方側に表示されたかご室側車椅子利用者用優先エリアと、
前記乗場側車椅子利用者用優先エリアの乗場壁に設けられた車椅子利用者用かご呼びボタンと、
前記かご室側車椅子利用者用優先エリアのかご室の側面壁に設けられた車椅子利用者用かご操作盤と、
を備えたことを特徴とするエレベータ装置。 - エレベータのかご室と、
前記かご室が着床するエレベータの乗場と、
前記乗場の床面の一方側に表示された乗場側車椅子利用者用優先エリアと、
前記乗場側車椅子利用者用優先エリアと同一側となるように前記かご室の床面の一方側に表示されたかご室側車椅子利用者用優先エリアと、
前記乗場側車椅子利用者用優先エリアの乗場壁に設けられた車椅子利用者用かご呼びボタンと、
前記乗場側車椅子利用者用優先エリアと反対側の乗場壁に設けられた健常者者用かご呼びボタンと、
前記かご室側車椅子利用者用優先エリアのかご室の側面壁に設けられた車椅子利用者用かご操作盤と、
前記かご室側車椅子利用者用優先エリアと反対側のかご室の側面壁に設けられた健常者用かご操作盤と、
を備えたことを特徴とするエレベータ装置。 - 乗場側車椅子利用者用優先エリアの乗場壁に設けられた車椅子利用者用かご呼びボタンの近傍に、車椅子利用者案内手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータ装置。
- 車椅子利用者用かご呼びボタンは、乗場壁からせり出すように所定の高さ位置に設けられた車椅子利用者用かご呼びボタン取付台に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータ装置。
- 乗場の車椅子利用者用かご呼びボタンが押された場合、かご室がその階に到着する少し前に、かご室内に車椅子利用者の搭乗があることや注意を促すアナウンスを行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータ装置。
- かご室内の車椅子利用者用かご操作盤に設けられた車椅子利用者用行先登録ボタンが押された場合、指定された階の乗場に対して、かご室が到着する少し前に、車椅子利用者の退出があることや注意を促すアナウンスを行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータ装置。
- かご室側車椅子利用者用優先エリアのかご室の側面壁と奥壁との間にL字状となるように車椅子利用者用手摺を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のエレベータ装置。
- エレベータのかご室は、乗場側の袖壁を完全に無くすことにより出入口を大きくし、一方、乗場の袖壁は、乗場ドア部から離れる方向に行くに従い広くなるようにに斜めに面取りしたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のエレベータ装置。
- 乗場の車椅子利用者用かご呼びボタンの近傍に車椅子利用者検出器を設け、かご室の車椅子利用者用かご操作盤の近傍に車椅子利用者検出器を設け、前記車椅子利用者検出器が検知した状態でボタン操作された時にのみ、アナウンスが流れるようにしたことを特徴とする請求項5又は請求項6記載のエレベータ装置。
- 車椅子利用者検知器を乗場ドア部及びかごドア部に近い位置にも設置しておき、車椅子利用者の通過を検知して、車椅子利用者が搭乗できたり、退出できてからドアを閉めるように時間調整することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータ装置。
- 車椅子利用者検知器を乗場ドア部及びかごドア部に近い位置にも設置しておき、車椅子利用者の搭乗が浅い位置の時は、中へ進むようにアナウンスを流すことを特徴とする請求項9記載のエレベータ装置。
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