JPH07315411A - 泡噴出容器 - Google Patents

泡噴出容器

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JPH07315411A
JPH07315411A JP6131333A JP13133394A JPH07315411A JP H07315411 A JPH07315411 A JP H07315411A JP 6131333 A JP6131333 A JP 6131333A JP 13133394 A JP13133394 A JP 13133394A JP H07315411 A JPH07315411 A JP H07315411A
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stem
diameter
cylinder
head
partition wall
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Shigeo Iizuka
茂雄 飯塚
Tadao Saito
忠雄 斎藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/0018Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam
    • B05B7/0025Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam with a compressed gas supply
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1087Combination of liquid and air pumps

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 玉弁体を使用しないで済み、その部分の部材
数がすくなくて、組付けも容易であり、また、空気用シ
リンダ内に液が入るのを極力防止出来、ポンプの作動不
良を生じることがない優れた泡噴出容器を提案する。 【構成】 特殊形状の弁体34を用いて吐出弁及び吸い込
み弁の玉弁を省略し、また、大径シリンダ14内を上下動
してその下方を空気加圧室Aとして画成する隔壁25を設
け、その内周縁部をステム22外周に開口する通気路39を
開閉可能に嵌合させ、ヘッド23の押し下げ時に開口し、
上昇時に閉塞する如く構成し、吸気弁の玉弁を省略し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は泡噴出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種容器として、例えば、国際公開番
号WO 92/8657(特願平2−515082号)
の容器が知られている。該容器は、口頚部を起立する容
器体と、上部外面に付設した外向きフランジを容器体口
頚部の上面へ係合させて容器体内へ大径シリンダを垂設
するとともに、該大径シリンダ下端から上内方へ折り返
し筒部を介して吸い込み弁付きの小径シリンダを垂下す
るシリンダ部材と、上記口頚部外面へ嵌合させた筒部上
端の内向きフランジで上記外向きフランジを口頚部上端
との間で挟持するキャップ状部材と、上記小径シリンダ
内へ嵌合させた小径筒状ピストンから小径ステムを起立
して該ステムの上端部に吐出弁を設けるとともに上記大
径シリンダ内へ嵌合させた大径筒状ピストンから上記小
径ステム外面へ嵌着させて大径ステムを起立する作動部
材と、上記大径ステムを上下動自在に貫通させた頂壁外
周から大径シリンダの上端部外面へ嵌合させて周壁を垂
下するキャップ状部材と、上記大径ステムの上部外面へ
嵌着させたノズル付き押下げヘッドとを有し、該押し下
げヘッドから垂下して大径ステム外面へ嵌着させた嵌合
筒部内へ、上下両面に発泡ネットを張設した短筒を嵌着
させるとともに、上記作動部材をスプリングで上方付勢
させ、かつ上記大径筒状ピストンの頂板部に設けた空気
吸入弁と大小両ステム間に穿設した空気流通路とを介し
て、上記吐出弁とネット付き短筒との間の大径ステム部
分内へ開口する外気吸入路を設けている。
【0003】上記容器は、付勢に抗して押し下げヘッド
を押し下げすると、小径筒状ピストンと大径筒状ピスト
ンとが共に小径及び大径シリンダ内を下降することで、
小径シリンダ内の液体は吐出弁を通って、又、大径シリ
ンダ内の空気は大小両ステム間の空気流通路を通って大
径ステムの上端部内で混合し、かつネットを通過するこ
とで発泡した状態でノズルから放出し、又、該作動部材
の押し下げを解放すると、大小両筒状ピストン上昇によ
り空気吸入弁が開いて大径シリンダ内へ外気が、又、吐
出弁が閉じ且つ吸い込み弁が開くことで小径シリンダ内
へ容器体内液体がそれぞれ流入するよう設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の容器は、吸
い込み弁,吐出弁,空気吸入弁に玉弁体を利用したもの
で、それだけ部材数も多くなり、組付け工程も多くな
る。また、その重量の関係から玉弁体として金属製のも
のを使用する場合が多いが、収納液が金属を好まない場
合等は用途が限定される等の不都合を生じる。
【0005】また、上記容器は、液通路と空気通路が合
流する合流点がポンプ上端部で、吐出弁下流のノズル体
部分に設けられ、しかも空気通路は大径シリンダ内と常
時連通しているため、この合流点から空気通路を伝って
空気用シリンダ内に液が逆流し、空気用シリンダ内に液
が溜まってしまう場合がある。空気用シリンダ内に液が
溜まると作動不良のもとになるとともに、空気供給量も
少なくなってしまい良好な起泡,噴出作用を行えなくな
る虞れがある。
【0006】そこで本発明の目的の一つは、玉弁体を使
用しないで済み、その部分の部材数が少なくて、組付け
も容易であり、しかも全て合成樹脂で形成することが可
能であるため、用途が限定される等の不都合を生じない
優れた泡噴出用容器を提案するものである。
【0007】また、本発明の目的の一つは、上記目的に
加えて、空気用のシリンダ内に液が入るのを防止出来、
その結果、ポンプの作動不良を生じることがなく、良好
な起泡,噴出作用を行える効果を併せ持つ優れた泡噴出
容器を提案するものである。
【0008】また、本発明の目的の一つは、上記目的に
加えて、誤って容器を倒しても収納液が漏出する等の不
都合を防止出来る効果を兼ね備えた優れた泡噴出容器を
提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明容器は、口頚部5を起立した容器体2と、上記口
頚部に嵌合させた装着キャップ6と、該キャップにより
容器体に固定させ且つ容器体内へ垂下させた空気用大径
シリンダ14及び該シリンダと同心円状に設けた液用小径
シリンダ15よりなるシリンダ部材7と、上記小径シリン
ダ15内周上部に嵌合させた環状小径ピストン21を外周下
部より突設するとともに、上部を上方へ広がるテーパ部
22a を介して拡径して上下動自在に装着したステム22
と、該ステム上端に一体動可能に延設するとともに、上
記装着キャップ上方に上下動可能に突出させた注出孔付
き押し下げヘッド23と、上記テーパ部内面に圧接するテ
ーパ状部34a を上端部に拡径形成した縦長棒状をなすと
ともに、上面より一体に起立してその上端をステム内に
固定した板バネ35により常時下方へ付勢させ、且つ、下
端を小径シリンダ15の底壁中央に立設した短筒部20上端
近傍に垂下させるとともに、該短筒部内に僅かな隙間を
介して挿入可能に構成した弁体34と、上記ステム内より
ヘッド23の注出孔に至る流通路32内の弁体上方に設けた
起泡層37と、上記テーパ部上方で且つ起泡層下方のステ
ム内面に一端を開口するとともに、その上方ステム外面
に他端を開口する通気路39と、該通気路上部開口を閉塞
してステム外周に内周縁部を所定幅の上下摺動が可能に
嵌合させるとともに、外周縁部より突設した環状大径ピ
ストン24を上記大径シリンダ内周上部に嵌合させてその
下方に空気加圧室Aを画成してなる隔壁25と、上記ステ
ム及びヘッドを常時上方へ付勢させる弾性部材26とを有
し、上記ヘッドの押し下げ時には隔壁がステムと相対的
に上昇して空気加圧室A内とステム内とが連通するとと
もに、押し下げヘッド周壁27下端縁が隔壁上面に気密に
当接して空気加圧室A内外が遮断され、上記ヘッドの上
昇時には上記隔壁内周縁部により通気路上部開口を気密
に閉塞させるとともに、ヘッド周壁内方位置の隔壁に設
けた透孔41を介して空気加圧室A内外が連通する如く構
成してなる泡噴出容器として構成した。
【0010】
【作用】図1の状態からカバーキャップ10を外して押し
下げヘッド23を押し下げると、弁体34の棒状部34b が短
筒部20内に挿入されて略密閉状態となるため、小径シリ
ンダ15内が加圧され、それに伴って、弁体34が板バネ35
の下方付勢に抗してステム22と相対的に上方へ押し上げ
られるため、吐出弁33が開き小径シリンダ15内の液が吐
出弁33上方の流通路32内に排出される。
【0011】一方、上下動部材8の最上昇時には装着キ
ャップ6の係止筒12下面により隔壁25上面が押圧係止さ
れ、また、ステム22はコイルスプリング26により上方へ
押し上げられているため、隔壁25はステム22に対して相
対的に押し下げ係止され、隔壁25の摺動部25f により通
気路39上部開口が閉塞されるとともに、摺動部25f 下面
が段部40上面と当接して空気加圧室Aとステム22内とは
遮断される。そして、ヘッド23の押し下げにより、最初
大径ピストン24の摩擦力等により隔壁25及び大径ピスト
ン24は最上昇位置に止まるため、下降するヘッド23のケ
ーシング周壁27下面が隔壁25上面に気密に当接して空気
加圧室A内外が遮断されるとともに、通気路39が開口し
て空気加圧室A内とステム22内とが連通し、大径ピスト
ン24等により加圧された空気は通気路39を通って吐出弁
33上方の流通路32内に排出され液と混合される。
【0012】次いで、気体・液混合液が起泡層37を通過
することにより発泡してノズル31先端より泡が放出され
る。
【0013】次に、押し下げヘッド23の押し下げを解除
すると、コイルスプリング26の力で上下動部材8が上昇
し、小径シリンダ15内が負圧化すると同時に板バネ35の
作用で吐出弁33が閉じるため、容器体2内の液が吸い上
げ管19を通って小径シリンダ15内に吸引される。この
際、大径シリンダ14の透孔42は開口しており、外気が容
器体2内の負圧を防止する如く吸入される。一方、最初
大径ピストン24の摩擦力等により隔壁25及び大径ピスト
ン24は最下降位置に止まるため、直ちに通気路39の上部
開口が摺動部25f により遮断され、また、ケーシング周
壁27下面と隔壁25上面とが離間して空気加圧室A内外が
透孔41を介して連通し、ここから大径ピストン24の上昇
に伴って負圧化した空気加圧室Aに外気が導入され、元
の状態に戻る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】図1及び図2は本発明の一実施例を示し、
図中1は泡噴出容器を示す。該容器1は、容器体2と、
ポンプ3とを備えている。
【0016】容器体2は合成樹脂、ガラス等より形成さ
れたもので、筒状胴部4より口頚部5を起立して構成し
ている。
【0017】また、ポンプ3は、合成樹脂或いは合成樹
脂とエラストマー等より形成されたもので、装着キャッ
プ6と、シリンダ部材7と上下動部材8とを主要部材と
して構成している。
【0018】装着キャップ6は、容器体口頚部5外周に
螺合させた周壁9上端縁より中途にカバーキャップ10を
嵌合させるための段部を形成した内向きフランジ状の頂
壁11を延設し、該頂壁中央部に穿設した円形窓孔周縁よ
り下方へ係止筒12を、また、その外方離間位置にシリン
ダ部材7を係止させるための係止筒13を各々垂設して構
成している。
【0019】また、シリンダ部材7は、装着キャップ6
により容器体2に固定させ且つ容器体内へ垂下させた空
気用大径シリンダ14及び該シリンダと同心円状に設けた
液用小径シリンダ15より構成している。本実施例では、
上記係止筒13と周壁9との間に上端を嵌着固定するとと
もに、その上端フランジ16をパッキン17を介して口頚部
5上面とキャップ頂壁11下面とで挟持させ、下端を容器
体2内に垂下させた円筒状をなす大径シリンダ14と、該
シリンダの底壁中央部を貫通して上端を大径シリンダ14
内中央下部に突設開口し、下端を大径シリンダ14下方へ
同心円状に垂下させた小径シリンダ15とで構成してい
る。
【0020】また、小径シリンダ15の底壁中央に上端を
開口した嵌合筒部18を垂設し、該筒部に上端を嵌着固定
して下端を容器体底部へ垂下させた吸い上げ管19を設
け、容器体2内と小径シリンダ15内を連通させている。
【0021】また、小径シリンダ15底壁上面より後述す
る弁体下部を僅かな隙間を介して挿入させるための短筒
部20を起立している。
【0022】上下動部材8は、シリンダ部材7に対して
上方付勢状態で上下動自在に装着させたもので、小径ピ
ストン21付きステム22と、押し下げヘッド23と、大径ピ
ストン24付き隔壁25とを備えている。
【0023】ステム22は、上記小径シリンダ15内周上部
に嵌合させた環状小径ピストン21外周下部より突設する
とともに、上方へ広がるテーパ部22a を介して上端部を
拡径している。また、ステム22は、大径シリンダ14底壁
上面とステム22の大径部外周面に設けた下向きの段部下
面との間に介在させた弾性部材としてのコイルスプリン
グ1により常時上方へ付勢させている。
【0024】押し下げヘッド23は、周壁27上端縁より頂
壁28を延設した下端面開口の円筒状をなすケーシングを
有し、該ケーシング内中央に一体に垂設させてステムの
一部を構成する垂直筒部29上端より前方へ水平筒部30を
延設し、該筒部前端をケーシング周壁27前部より突設し
て、その部分をノズル31として構成している。そして、
上記垂直筒部29をステム22上端部に嵌着固定して、ステ
ム22内よりノズル31先端の注出孔に至る流通路32を内部
に形成するとともに、ステム22と一体動可能に構成して
いる。
【0025】また、上記ステム22内上部には吐出弁33を
設けている。この吐出弁33は、上記テーパ部22a 内面に
圧接するテーパ状部34a を上端部に拡径形成した縦長棒
状の弁体34を、該弁体34上面より一体に起立してその上
端を流通路32内に固定した板バネ35により常時下方へ付
勢させて構成している。
【0026】本実施例では、ステム22のテーパ部22a 上
方の大径部に外周フランジ部を嵌着固定した円筒状の取
付け基部36下面より円弧板状の一対の板バネ35を垂設
し、各板バネ35下端を、テーパ状部34a 上面に一体に連
結するとともに、テーパ状部34a 下面より垂下させた棒
状部34b をステム22下端開口より突出して上記短筒部20
上端近傍に垂下させている。また、棒状部外周はステム
22内面と比較的小さい隙間をあけて垂下させている。
【0027】上記棒状部34b 下端部は、上下動部材8を
押し下げた際に、上記短筒部20内に比較的小さい隙間を
あけて挿入される如く構成しており、この下端部が短筒
部20内に挿入された際は小径シリンダ15内が加圧され
て、上記各板バネ35の付勢に抗して弁体34がステム22に
対して相対的に上昇し、吐出弁33が開く如く構成してい
る。
【0028】また、上記吐出弁33上部の流通路32内には
起泡層37を設けている。この起泡層は、ポリエステル繊
維等で編んだネットで構成しており、気・液混合液が通
過すると発泡して泡が形成される如く構成している。本
実施例では、上記取付け基部36上面に突設した円形突条
上面に張設している。
【0029】上記起泡層37下流のノズル基端部にもネッ
トよりなる整泡層38を横設している。この整泡層38は下
部の起泡層37で一旦発泡された泡を略均一にする働きを
する。尚、上記起泡層37及び整泡層38は上記ネットに限
らず、多孔質部材等の従来のこの種容器に使用されてい
る発泡機能、整泡機能のあるものであれば使用可能であ
る。
【0030】また、ステム22には後述する空気加圧室A
内の空気をステム22内に供給するための通気路39を設け
ている。該通気路39は、上記吐出弁33及び起泡層37間の
ステム22内面に一端を開口し、他端をステム22外面の上
記開口より上方に開口している。
【0031】隔壁25は、上記ステム22とは別体に構成し
たもので、上記通気路39の上部開口を開閉可能な上下幅
で、内周縁部をステム22外周に相対的な上下摺動が可能
に嵌合させるとともに、外周縁部より突設した環状大径
ピストン24を上記大径シリンダ14内周上部に嵌合させて
その下方に空気加圧室Aを画成している。
【0032】本実施例では、上記ステム22とヘッド周壁
27との間にそれぞれ内外隙間をあけて位置する円筒状の
上部垂壁部25a の下端縁と、大径シリンダ14内上部の上
記係止筒12下方に位置する下部垂壁部25b の上端縁と
を、下方へ広がるテーパ壁部25c で連結するとともに、
下部垂壁部25b 下端縁より大径ピストン24内周縁部に連
結するフランジ部25d を延設し、また、上部垂壁部25a
上端縁より内方へフランジ部25e を介してステム22外周
に摺動可能に嵌合する摺動部25f を突設して隔壁25を構
成している。
【0033】隔壁25は、コイルスプリング26によって押
し上げられたステム22及び押し下げヘッド23の最上昇位
置では、摺動部25f 下面がステム22外周の上記通気路39
上部開口直下に設けた上向きの段部40により上方へ押し
上げられる一方、テーパ壁部25c 上面が装着キャップ6
の係止筒12下面に当接係止されて摺動部25f により通気
路39上部開口を閉塞している。従ってこの状態では、空
気加圧室A内とステム22内とが遮断されている。また、
その際ケーシング周壁27下端縁はテーパ壁部25c 上面と
所定の間隙をあけて垂下させており、上記ケーシング周
壁27内方位置で、上記上部垂壁部25a とテーパ壁部25c
との境界部に穿設した透孔41を介して空気加圧室A内外
が連通する如く構成している。
【0034】上記状態からヘッド23を押し下げてそのケ
ーシング周壁27下端縁がテーパ壁部25c 上面に当接した
際に、空気加圧室A内外が遮断されるとともに、上記通
気路39上部開口が開いて空気加圧室A内とステム22内と
が連通する如く構成している。
【0035】また、大径シリンダ14の上部所定位置に
は、負圧化した容器体2内への外気導入用の透孔42を穿
設している。
【0036】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、従来の
この種容器の様に玉弁体を使用しないで済み、その部分
の部材数が少なくて済み、組付けも容易であり、しかも
内容液の流路にあたる部分を全て合成樹脂で形成するこ
とが可能であるため、用途が限定される等の不都合を生
じない優れたものである。
【0037】また、上記効果に加えて、通常の泡噴出操
作中に空気用のシリンダ内に液が入るのを極力防止出
来、その結果、ポンプの作動不良を生じることがなく、
良好な起泡,噴出作用を行える効果を併せ持つものであ
る。
【0038】また、非使用時に容器を誤って倒した場合
には注出孔よりの液の漏出を極力防止出来、また、大径
シリンダ内への液の浸入を確実に防止出来るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す一部切欠き半断面図
である。
【図2】 同実施例のヘッド押し下げ時の一部切欠き要
部拡大半断面図である。
【符号の説明】
2…容器体,5…口頚部,6…装着キャップ,7…シリ
ンダ部材,14…大径シリンダ,15…小径シリンダ,20…
短筒部,21…小径ピストン,22…ステム,22a …テーパ
部,23…押し下げヘッド,24…大径ピストン,25…隔
壁,26…コイルスプリング,27…周壁,32…通気路,34
…弁体,34a …テーパ状部,35…板バネ,37…起泡層,
39…通気路,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 47/06 A 83/76

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頚部5を起立した容器体2と、上記口
    頚部に嵌合させた装着キャップ6と、該キャップにより
    容器体に固定させ且つ容器体内へ垂下させた空気用大径
    シリンダ14及び該シリンダと同心円状に設けた液用小径
    シリンダ15よりなるシリンダ部材7と、上記小径シリン
    ダ15内周上部に嵌合させた環状小径ピストン21を外周下
    部より突設するとともに、上部を上方へ広がるテーパ部
    22a を介して拡径して上下動自在に装着したステム22
    と、該ステム上端に一体動可能に延設するとともに、上
    記装着キャップ上方に上下動可能に突出させた注出孔付
    き押し下げヘッド23と、上記テーパ部内面に圧接するテ
    ーパ状部34a を上端部に拡径形成した縦長棒状をなすと
    ともに、上面より一体に起立してその上端をステム内に
    固定した板バネ35により常時下方へ付勢させ、且つ、下
    端を小径シリンダ15の底壁中央に立設した短筒部20上端
    近傍に垂下させるとともに、該短筒部内に僅かな隙間を
    介して挿入可能に構成した弁体34と、上記ステム内より
    ヘッド23の注出孔に至る流通路32内の弁体上方に設けた
    起泡層37と、上記テーパ部上方で且つ起泡層下方のステ
    ム内面に一端を開口するとともに、その上方ステム外面
    に他端を開口する通気路39と、該通気路上部開口を閉塞
    してステム外周に内周縁部を所定幅の上下摺動が可能に
    嵌合させるとともに、外周縁部より突設した環状大径ピ
    ストン24を上記大径シリンダ内周上部に嵌合させてその
    下方に空気加圧室Aを画成してなる隔壁25と、上記ステ
    ム及びヘッドを常時上方へ付勢させる弾性部材26とを有
    し、上記ヘッドの押し下げ時には隔壁がステムと相対的
    に上昇して空気加圧室A内とステム内とが連通するとと
    もに、押し下げヘッド周壁27下端縁が隔壁上面に気密に
    当接して空気加圧室A内外が遮断され、上記ヘッドの上
    昇時には上記隔壁内周縁部により通気路上部開口を気密
    に閉塞させるとともに、ヘッド周壁内方位置の隔壁に設
    けた透孔41を介して空気加圧室A内外が連通する如く構
    成してなる泡噴出容器。
JP13133394A 1994-05-20 1994-05-20 泡噴出容器 Expired - Lifetime JP3329581B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015085985A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 株式会社吉野工業所 フォーマポンプ
WO2020220387A1 (zh) * 2019-04-29 2020-11-05 张子豪 一种挤压式泡沬泵及包装容器

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