JPH07315248A - 絶縁した車両ボディの製造方法 - Google Patents
絶縁した車両ボディの製造方法Info
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- JPH07315248A JPH07315248A JP7151249A JP15124995A JPH07315248A JP H07315248 A JPH07315248 A JP H07315248A JP 7151249 A JP7151249 A JP 7151249A JP 15124995 A JP15124995 A JP 15124995A JP H07315248 A JPH07315248 A JP H07315248A
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- B60R13/08—Insulating elements, e.g. for sound insulation
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08J9/04—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent
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- C08J2323/08—Copolymers of ethene
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両組立操作に於いて早くとりつけることが
でき、周囲の金属壁に自由に出入でき、これらの壁が処
理されることを可能にし、ついで現場で発泡して壁と接
触し、それに接着して独立気泡プラグを形成する絶縁し
た車両ボディの製造方法を提供すること。 【構成】 車両ボディの開放間隙中で発泡性部品を組立
て、その結果その部品はその表面の少なくとも一部に関
し、周囲の内部金属表面に近接するが内部金属表面から
実質的に隔置される工程、車両ボディを、インサートが
未発泡のままである間に、低温防錆処理にかける工程及
び車両ボディを、インサートが膨張し、周囲の金属表面
と接触し接着して、音及び湿気を絶縁する独立気泡発泡
体のプラグを形成するような条件下で、大気圧下で高温
硬化処理にかける工程を含む絶縁した車両ボディの製造
方法。
でき、周囲の金属壁に自由に出入でき、これらの壁が処
理されることを可能にし、ついで現場で発泡して壁と接
触し、それに接着して独立気泡プラグを形成する絶縁し
た車両ボディの製造方法を提供すること。 【構成】 車両ボディの開放間隙中で発泡性部品を組立
て、その結果その部品はその表面の少なくとも一部に関
し、周囲の内部金属表面に近接するが内部金属表面から
実質的に隔置される工程、車両ボディを、インサートが
未発泡のままである間に、低温防錆処理にかける工程及
び車両ボディを、インサートが膨張し、周囲の金属表面
と接触し接着して、音及び湿気を絶縁する独立気泡発泡
体のプラグを形成するような条件下で、大気圧下で高温
硬化処理にかける工程を含む絶縁した車両ボディの製造
方法。
Description
【０００１】
【発明の産業上の利用分野】本発明は、例えば車両ピラ
ーの内部に存在するような細長い中空キャビティ中に発
泡性部品を入れ、その場で発泡させて周囲金属に接着し
て音及び／湿気バリヤーを与える、絶縁した車両ボディ
の製造方法に関する。
ーの内部に存在するような細長い中空キャビティ中に発
泡性部品を入れ、その場で発泡させて周囲金属に接着し
て音及び／湿気バリヤーを与える、絶縁した車両ボディ
の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両ピラーの内部のキャビティ中に、発
泡性ポリウレタン材料からつくられたボールを落下し、
その結果これらがバリヤーを形成することが知られてい
る。しかしながら、この材料は、鋼に接着しないし、ま
た充填すべきキャビティを必ず再現性よくふさぐとは限
らない。また、揮発性のフルオロ−クロロ−炭化水素
（フレオン）を用いて二成分ポリウレタン系を直接射出
する技術を使用することが知られているが、これは製造
方法で別々の操作を伴なう。また、内部パイプと外部パ
イプとの間で熱可塑性樹脂及びアゾジカーボンアミドの
如き発泡剤のシートまたはチューブを現場発泡して断熱
材を得ることが、特開昭５５−４６９４０号により知ら
れている。また、特開昭６０−９０７３７号は、加熱に
より発泡し得る樹脂シリンダーを挿入し、次いで管状構
造物を外部加熱して管状樹脂を発泡させることにより得
られるインナーライナーを開示している。内部管は、抜
き取られる。管状樹脂は、多種の可能なオレフィン系コ
ポリマーを含んでもよいが、エチレン−メチルアクリレ
ートのコポリマーは開示されていない。発泡される材料
は、高い表面対容積比でもって、シリンダー中に存在す
る。熱が、伝熱性金属により外部熱源からその材料に伝
えられる。発泡期間は短かくでき、発泡は制御可能であ
り、その材料の外側または表面から始まる。
泡性ポリウレタン材料からつくられたボールを落下し、
その結果これらがバリヤーを形成することが知られてい
る。しかしながら、この材料は、鋼に接着しないし、ま
た充填すべきキャビティを必ず再現性よくふさぐとは限
らない。また、揮発性のフルオロ−クロロ−炭化水素
（フレオン）を用いて二成分ポリウレタン系を直接射出
する技術を使用することが知られているが、これは製造
方法で別々の操作を伴なう。また、内部パイプと外部パ
イプとの間で熱可塑性樹脂及びアゾジカーボンアミドの
如き発泡剤のシートまたはチューブを現場発泡して断熱
材を得ることが、特開昭５５−４６９４０号により知ら
れている。また、特開昭６０−９０７３７号は、加熱に
より発泡し得る樹脂シリンダーを挿入し、次いで管状構
造物を外部加熱して管状樹脂を発泡させることにより得
られるインナーライナーを開示している。内部管は、抜
き取られる。管状樹脂は、多種の可能なオレフィン系コ
ポリマーを含んでもよいが、エチレン−メチルアクリレ
ートのコポリマーは開示されていない。発泡される材料
は、高い表面対容積比でもって、シリンダー中に存在す
る。熱が、伝熱性金属により外部熱源からその材料に伝
えられる。発泡期間は短かくでき、発泡は制御可能であ
り、その材料の外側または表面から始まる。
【０００３】米国ミシガン州のＬ＋Ｌプロダクツ・イン
コーポレーション (Products Inc)は、自動車用途に於
いて、湿気及び音絶縁用の熱活性化可能な硬化性の発泡
性材料の接着剤シーラントを供給する。ポリマー及び適
用方法に関する詳細な情報は入手できないが、シーラン
トは押出形態であり得る。米国特許第4,４８0,０５４号
は、カルボン酸のコポリマーまたはターポリマーの発泡
性の硬化性組成物を開示しており、ターポリマーはター
モノマーとしておそらくメチルアクリレートを含む。こ
のような材料は低い軟化点を有することがあり、その結
果、発泡体は高温に長期間暴露されると不安定である。
カルボン酸基は硬化を遅延することがあり、高温で形状
不安定性を悪化する。米国特許第4,４９9,２１０号は、
とりわけエチレンアルキルアクリレートポリマーの発泡
性組成物を開示しているが、発泡体は連続気泡であり、
それ故好適なバリヤー性をもたない。英国特許第1,２２
7,４５４号は、エチレンとエチレン性不飽和酸のエステ
ルとのコポリマーの発泡性混合物を開示しているが、プ
ロパン等の如き物理発泡剤を使用する。発泡特性は、微
細に制御し得ない。
コーポレーション (Products Inc)は、自動車用途に於
いて、湿気及び音絶縁用の熱活性化可能な硬化性の発泡
性材料の接着剤シーラントを供給する。ポリマー及び適
用方法に関する詳細な情報は入手できないが、シーラン
トは押出形態であり得る。米国特許第4,４８0,０５４号
は、カルボン酸のコポリマーまたはターポリマーの発泡
性の硬化性組成物を開示しており、ターポリマーはター
モノマーとしておそらくメチルアクリレートを含む。こ
のような材料は低い軟化点を有することがあり、その結
果、発泡体は高温に長期間暴露されると不安定である。
カルボン酸基は硬化を遅延することがあり、高温で形状
不安定性を悪化する。米国特許第4,４９9,２１０号は、
とりわけエチレンアルキルアクリレートポリマーの発泡
性組成物を開示しているが、発泡体は連続気泡であり、
それ故好適なバリヤー性をもたない。英国特許第1,２２
7,４５４号は、エチレンとエチレン性不飽和酸のエステ
ルとのコポリマーの発泡性混合物を開示しているが、プ
ロパン等の如き物理発泡剤を使用する。発泡特性は、微
細に制御し得ない。
【０００４】英国特許第1,２１1,４５１号及び同第1,４
４7,８２５号は、圧力が使用されて発泡剤の作用を調節
する、エチレンコポリマーの発泡性混合物を開示してい
るが、これらは現場で制御される発泡を可能にしないよ
うである。英国特許第1,０４4,７５７号は、発泡が１７
０℃の密閉金型中で行われた後まで、架橋または硬化の
完結を可能にするために特別な過酸化物を使用する発泡
性の硬化性組成物（実施例２ではエチレンとエチルアク
リレートとのコポリマーを含む）を開示している。この
部品は成形され、発泡された状態で型から現われる。硬
化温度の広い可能な範囲のもとでの現場発泡は、難しい
ようである。
４7,８２５号は、圧力が使用されて発泡剤の作用を調節
する、エチレンコポリマーの発泡性混合物を開示してい
るが、これらは現場で制御される発泡を可能にしないよ
うである。英国特許第1,０４4,７５７号は、発泡が１７
０℃の密閉金型中で行われた後まで、架橋または硬化の
完結を可能にするために特別な過酸化物を使用する発泡
性の硬化性組成物（実施例２ではエチレンとエチルアク
リレートとのコポリマーを含む）を開示している。この
部品は成形され、発泡された状態で型から現われる。硬
化温度の広い可能な範囲のもとでの現場発泡は、難しい
ようである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両組立操
作に於いて早くとりつけることができ、周囲の金属壁に
自由に出入でき、これらの壁が処理されることを可能に
し、ついで現場で発泡して壁と接触し、それに接着して
独立気泡プラグを形成する、絶縁した車両ボディの製造
方法を提供することを目的とする。
作に於いて早くとりつけることができ、周囲の金属壁に
自由に出入でき、これらの壁が処理されることを可能に
し、ついで現場で発泡して壁と接触し、それに接着して
独立気泡プラグを形成する、絶縁した車両ボディの製造
方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、車両ボ
ディの開放間隙中で発泡性部品を組立て、その結果その
部品はその表面の少なくとも一部に関し、周囲の内部金
属表面に近接するが内部金属表面から実質的に隔置され
る工程、車両ボディを、インサートが未発泡のままであ
る間に、低温防錆処理にかける工程、及び車両ボディ
を、インサートが膨張し、周囲の金属表面と接触し接着
して、音及び湿気を絶縁する独立気泡発泡体のプラグを
形成するような条件下で、大気圧下で高温硬化処理にか
ける工程を含むことを特徴とする絶縁した車両ボディの
製造方法により達成された。
ディの開放間隙中で発泡性部品を組立て、その結果その
部品はその表面の少なくとも一部に関し、周囲の内部金
属表面に近接するが内部金属表面から実質的に隔置され
る工程、車両ボディを、インサートが未発泡のままであ
る間に、低温防錆処理にかける工程、及び車両ボディ
を、インサートが膨張し、周囲の金属表面と接触し接着
して、音及び湿気を絶縁する独立気泡発泡体のプラグを
形成するような条件下で、大気圧下で高温硬化処理にか
ける工程を含むことを特徴とする絶縁した車両ボディの
製造方法により達成された。
【０００６】本発明で用いる発泡性部品は、（１）ポリ
マー及び発泡／硬化包装材料をブレンドさせ、発泡また
は硬化なしに成形させる、（２）周囲の空気及び比較的
低い表面積対容積比から内部に供給される熱を用いて発
泡する、（３）表面での良好な接着を得るように、認め
られる発泡が起った後まで、硬化を遅らせる、（４）つ
いで、高温での暴露中に、金属腐蝕のリスクがなく、発
泡体の崩壊なしに、硬化し適所に留まる、という特徴を
有する組成物により形成するのがよい。このような組成
物として、0.１〜６のＭＩを有し、且つ１０〜４０重量
％のメチルアクリレートを含む、エチレンとオレフィン
性不飽和メチルアクリレートとから誘導された単位を含
む少なくとも６５重量％のベースポリマー並びに架橋
剤、化学発泡剤及び発泡剤活性剤の組成物があげられ、
この組成物から成形された発泡性部品は、１１０℃〜１
９０℃の温度で同時に発泡、硬化でき、独立気泡発泡体
を与えるのが好ましい。
マー及び発泡／硬化包装材料をブレンドさせ、発泡また
は硬化なしに成形させる、（２）周囲の空気及び比較的
低い表面積対容積比から内部に供給される熱を用いて発
泡する、（３）表面での良好な接着を得るように、認め
られる発泡が起った後まで、硬化を遅らせる、（４）つ
いで、高温での暴露中に、金属腐蝕のリスクがなく、発
泡体の崩壊なしに、硬化し適所に留まる、という特徴を
有する組成物により形成するのがよい。このような組成
物として、0.１〜６のＭＩを有し、且つ１０〜４０重量
％のメチルアクリレートを含む、エチレンとオレフィン
性不飽和メチルアクリレートとから誘導された単位を含
む少なくとも６５重量％のベースポリマー並びに架橋
剤、化学発泡剤及び発泡剤活性剤の組成物があげられ、
この組成物から成形された発泡性部品は、１１０℃〜１
９０℃の温度で同時に発泡、硬化でき、独立気泡発泡体
を与えるのが好ましい。
【０００７】上記組成物には、その他のポリマーは存在
しないことが好ましく、その場合には、ＥＭＡは例えば
８５〜９５重量％の量で存在し得る。しかしながら、適
当な場合には、少量の相溶性の融点を上げるポリマー
が、添加されてもよい。メチルアクリレートの選択は、
意図される最終用途に特に有利なようであり、この場
合、ブレンディング及び形成中に発泡及び硬化を伴わな
い熱安定性は、高い硬化温度に於ける接着剤状態の発泡
と組合され、長期間にわたって維持される必要がある。
上記の発泡／硬化包装材料とのブレンドに於いて、既知
のＥＶＡに対抗してＥＭＡを使用することは、発泡と同
時に、及び／または発泡に続いて硬化するために、増大
した溶融強さを与え、その間、表面接着は部品を金属表
面に接着するために保存される。発泡体は熱的に安定で
あり、形状に於いて安定であり、腐蝕または望ましくな
い臭気を生じず、防錆被覆物に良好な接着を与えるとと
もに、長期の熱処理後でさえも脆化が避けられる。ポリ
マー成分としてＥＭＡ単独を使用すると、均一なブレン
ディング及び発泡を容易にする。部品は、その未発泡状
態で、防錆処理に使用される溶液を汚染しない。車両生
産に、特別な装置は、必要としない。ＥＭＡは、高温で
一層大きい溶融強さを与え、こうして形状安定性を助け
ることができる。
しないことが好ましく、その場合には、ＥＭＡは例えば
８５〜９５重量％の量で存在し得る。しかしながら、適
当な場合には、少量の相溶性の融点を上げるポリマー
が、添加されてもよい。メチルアクリレートの選択は、
意図される最終用途に特に有利なようであり、この場
合、ブレンディング及び形成中に発泡及び硬化を伴わな
い熱安定性は、高い硬化温度に於ける接着剤状態の発泡
と組合され、長期間にわたって維持される必要がある。
上記の発泡／硬化包装材料とのブレンドに於いて、既知
のＥＶＡに対抗してＥＭＡを使用することは、発泡と同
時に、及び／または発泡に続いて硬化するために、増大
した溶融強さを与え、その間、表面接着は部品を金属表
面に接着するために保存される。発泡体は熱的に安定で
あり、形状に於いて安定であり、腐蝕または望ましくな
い臭気を生じず、防錆被覆物に良好な接着を与えるとと
もに、長期の熱処理後でさえも脆化が避けられる。ポリ
マー成分としてＥＭＡ単独を使用すると、均一なブレン
ディング及び発泡を容易にする。部品は、その未発泡状
態で、防錆処理に使用される溶液を汚染しない。車両生
産に、特別な装置は、必要としない。ＥＭＡは、高温で
一層大きい溶融強さを与え、こうして形状安定性を助け
ることができる。
【０００８】発泡性部品は、好適な架橋添加剤／発泡添
加剤により、独立気泡発泡体に発泡する。発泡体は、非
湿気吸収性であり、こうして車両部品の腐蝕が最小にし
得る。部品またはインサートは、車両ピラーキャビティ
に導入される時に、有効なノイズ及び音の絶縁を与える
プラグを形成する。同時に、軟化特性、架橋特性及び発
泡特性は、その製品が周囲温度で貯蔵でき、加熱時に最
初に発泡して改良された伝熱のため近くの金属表面と接
触するような特性である。架橋及び発泡は、長期間にわ
たって維持することができ、その結果車両は、例えば車
両ピラー中に挿入された発泡組成物の不利な収縮を生じ
ないで、炉中にかなりの時間にわたって存在し得る。発
泡性部品は、中央のねじまたはスタッド（好ましくは金
属製）により固定され、部品を最小の支持体で支持して
もよい。スタッドまたはねじは、部品の内部に対して伝
熱体として作用し、それ故、それは最初に外部の空気に
よるよりも早く内部から加熱される。ＥＭＡの一層低い
硬化速度は、周囲の金属が、金属と接触する表面を過硬
化して接着を減少することなく、接触されるまで、徐々
に発泡し得ることを助け、確実にし得る。
加剤により、独立気泡発泡体に発泡する。発泡体は、非
湿気吸収性であり、こうして車両部品の腐蝕が最小にし
得る。部品またはインサートは、車両ピラーキャビティ
に導入される時に、有効なノイズ及び音の絶縁を与える
プラグを形成する。同時に、軟化特性、架橋特性及び発
泡特性は、その製品が周囲温度で貯蔵でき、加熱時に最
初に発泡して改良された伝熱のため近くの金属表面と接
触するような特性である。架橋及び発泡は、長期間にわ
たって維持することができ、その結果車両は、例えば車
両ピラー中に挿入された発泡組成物の不利な収縮を生じ
ないで、炉中にかなりの時間にわたって存在し得る。発
泡性部品は、中央のねじまたはスタッド（好ましくは金
属製）により固定され、部品を最小の支持体で支持して
もよい。スタッドまたはねじは、部品の内部に対して伝
熱体として作用し、それ故、それは最初に外部の空気に
よるよりも早く内部から加熱される。ＥＭＡの一層低い
硬化速度は、周囲の金属が、金属と接触する表面を過硬
化して接着を減少することなく、接触されるまで、徐々
に発泡し得ることを助け、確実にし得る。
【０００９】発泡及び架橋活性は、硬化の温度及び期間
が外部の大きな表面積の伝熱体により制御し得ない条件
下で、安定な接着剤発泡体を与えるのに適した様に進行
する。最良の加工特性を得るためには、ベースポリマー
は架橋剤の不存在下で９０℃の領域の軟化点を有するこ
とが好ましい。架橋剤により、高温に於けるクリープ抵
抗性及び流れ抵抗性が改良される。ポリマーの広い分子
量分布は、溶融強さを確保するのに好ましい。架橋剤と
して、４，４−ジ−tertブチルペルオキシｎ−ブチルバ
レレート、１，１−ジ−tert−ブチルペルオキシ３，
３，５−トリメチルシクロヘキサン、及び／またはビス
（tert−ブチルペルオキシイソプロピル）ベンゼンを使
用することが好ましい。発泡剤は、ジ−エチレングリコ
ールの如き発泡剤活性剤と組合せて、ベンゼンスルホニ
ルヒドラジドまたはアゾジカーボンアミドであってもよ
い。ジ−エチレングリコールは、接触を改良することを
助け得る。種々の添加剤の典型的な量は、0.０５〜５重
量％、好ましくは1.５〜３重量％の架橋剤である。化学
発泡剤は、３〜１０重量％の量で存在することが好まし
く、ジ−エチレングリコールは１〜４重量％の量で存在
する。有利には、ｐ−トルエンスルホニルヒドラジドの
如き低温発泡剤が、低温で発泡を開始するのに使用さ
れ、一方高温発泡剤は、その後の熱処理中に持続した発
泡効果を与える。次ぎに実施例により本発明を説明す
る。
が外部の大きな表面積の伝熱体により制御し得ない条件
下で、安定な接着剤発泡体を与えるのに適した様に進行
する。最良の加工特性を得るためには、ベースポリマー
は架橋剤の不存在下で９０℃の領域の軟化点を有するこ
とが好ましい。架橋剤により、高温に於けるクリープ抵
抗性及び流れ抵抗性が改良される。ポリマーの広い分子
量分布は、溶融強さを確保するのに好ましい。架橋剤と
して、４，４−ジ−tertブチルペルオキシｎ−ブチルバ
レレート、１，１−ジ−tert−ブチルペルオキシ３，
３，５−トリメチルシクロヘキサン、及び／またはビス
（tert−ブチルペルオキシイソプロピル）ベンゼンを使
用することが好ましい。発泡剤は、ジ−エチレングリコ
ールの如き発泡剤活性剤と組合せて、ベンゼンスルホニ
ルヒドラジドまたはアゾジカーボンアミドであってもよ
い。ジ−エチレングリコールは、接触を改良することを
助け得る。種々の添加剤の典型的な量は、0.０５〜５重
量％、好ましくは1.５〜３重量％の架橋剤である。化学
発泡剤は、３〜１０重量％の量で存在することが好まし
く、ジ−エチレングリコールは１〜４重量％の量で存在
する。有利には、ｐ−トルエンスルホニルヒドラジドの
如き低温発泡剤が、低温で発泡を開始するのに使用さ
れ、一方高温発泡剤は、その後の熱処理中に持続した発
泡効果を与える。次ぎに実施例により本発明を説明す
る。
【００１０】参考例１ 組成物を、ドライブレンドし押出すことにより、または
押出機にペルオキシまたは発泡剤を連続的に添加するこ
とにより調製した。押出は２回行ない、１回は小さいダ
イオリフィスを使用して低剪断混合を得るためであり、
ついで２回目の押出が組成物を必要とされる押出形状に
するために続く。押出材料の断面は、ふさがれる車両キ
ャビティの断面形状に応じて、変化し得る。組成物は、
以下の成分からなる。 エチレンとメチルアクリレートのコポリマー ＭＩ 0.７、ＭＡ １５重量％ 63.55 ＬＤＰＥ（融点１１５℃、密度0.９１９） 27.15 ４，４−ジ−tertブチルペルオキシｎ−ブチル バレレート（トリゴノックス (Trigonox) ２９／４０） 0.63 ビス（tert−ブチルペルオキシイソプロピル） ベンゼン（パーカドックス(Perkadox) １４／４０） 1.63 ベンゼンスルホニルヒドラジド（セローゲン (Cellogen) ＯＴ） 3.62 アゾジカーボンアミド（ポロフォー (Porofor) ＡＤＣ−Ｋ） 1.81 ジ−エチレングリコール（ＤＥＧ） 1.81 （全比率は、重量基準である） ボロフォー成分は、発泡活性を活性化する亜鉛を含む。
押出機にペルオキシまたは発泡剤を連続的に添加するこ
とにより調製した。押出は２回行ない、１回は小さいダ
イオリフィスを使用して低剪断混合を得るためであり、
ついで２回目の押出が組成物を必要とされる押出形状に
するために続く。押出材料の断面は、ふさがれる車両キ
ャビティの断面形状に応じて、変化し得る。組成物は、
以下の成分からなる。 エチレンとメチルアクリレートのコポリマー ＭＩ 0.７、ＭＡ １５重量％ 63.55 ＬＤＰＥ（融点１１５℃、密度0.９１９） 27.15 ４，４−ジ−tertブチルペルオキシｎ−ブチル バレレート（トリゴノックス (Trigonox) ２９／４０） 0.63 ビス（tert−ブチルペルオキシイソプロピル） ベンゼン（パーカドックス(Perkadox) １４／４０） 1.63 ベンゼンスルホニルヒドラジド（セローゲン (Cellogen) ＯＴ） 3.62 アゾジカーボンアミド（ポロフォー (Porofor) ＡＤＣ−Ｋ） 1.81 ジ−エチレングリコール（ＤＥＧ） 1.81 （全比率は、重量基準である） ボロフォー成分は、発泡活性を活性化する亜鉛を含む。
【００１１】参考例２ 配合物を、実施例１のようにしてブレンドした。特にこ
とわらない限り、成分は実施例１と同じである。 メチルアクリレート 89.7 セローゲンＯＴ 3.6 ポロフォーＡＤＣ−Ｋ 1.8 パーカドックス１４／４０ 1.6 トリゴノックス２９／４０ 0.6 ＤＥＧ 1.8 ゲニトロン (Genitron) ＰＴＳ 0.9 全比率は、重量基準である。ゲニトロンＰＴＳは、ｐ−
トルエンスルホニルヒドラジドであり、これは活性化さ
れて低温で発泡する。発泡体を、２５×３２×４０mmの
ロムビック(robmic)ブロック中、または底面に対して直
角に配置された保持スタッド（夫々、３２×４０〜４５
×４５）（以下に説明される）を備えた、４５×４５の
底面及び高さ３０を有する段付ピラミッド中で形成し
た。言及されるメルトインデックスは、ＡＳＴＭＤ１２
３８、コノリション(Conolition)Ｅ、１９０℃2.１６リ
ード(lead)により測定され、ｇ／１０分で測定される。
とわらない限り、成分は実施例１と同じである。 メチルアクリレート 89.7 セローゲンＯＴ 3.6 ポロフォーＡＤＣ−Ｋ 1.8 パーカドックス１４／４０ 1.6 トリゴノックス２９／４０ 0.6 ＤＥＧ 1.8 ゲニトロン (Genitron) ＰＴＳ 0.9 全比率は、重量基準である。ゲニトロンＰＴＳは、ｐ−
トルエンスルホニルヒドラジドであり、これは活性化さ
れて低温で発泡する。発泡体を、２５×３２×４０mmの
ロムビック(robmic)ブロック中、または底面に対して直
角に配置された保持スタッド（夫々、３２×４０〜４５
×４５）（以下に説明される）を備えた、４５×４５の
底面及び高さ３０を有する段付ピラミッド中で形成し
た。言及されるメルトインデックスは、ＡＳＴＭＤ１２
３８、コノリション(Conolition)Ｅ、１９０℃2.１６リ
ード(lead)により測定され、ｇ／１０分で測定される。
【００１２】実施例１ 図面を参照して、内部ピラー部品２は、組立て過程中
に、金属ボルトまたはその他のファスナー１４により外
部ピラー部品４に固定される。シールド６がピラー内部
に設けられる。組立て前に、参考例１の組成物のインサ
ート８が、スタッド１０及び任意のワッシャー１２によ
り内部ピラー部品２に固定され、その結果組立て後にイ
ンサートが全ての周囲の壁部から離れている。このよう
にして、車両ボディ塗装系の種々の成分、及び特にリン
酸塩処理及び電気泳動処理が行なうことができ、全ての
露出金属部品を保護する。また、一つの側で、インサー
ト８と内部ピラー部品２の面する壁部との間の間隙が、
隣接することが注目すべきである。このようにして、加
熱の際に、インサートの発泡が金属壁との接触を生じ、
ピラーを囲む外部大気からインサートへの良好な伝熱を
得ることができる。このようにして、断面領域の全体を
占めるインサートの発泡が促進される。
に、金属ボルトまたはその他のファスナー１４により外
部ピラー部品４に固定される。シールド６がピラー内部
に設けられる。組立て前に、参考例１の組成物のインサ
ート８が、スタッド１０及び任意のワッシャー１２によ
り内部ピラー部品２に固定され、その結果組立て後にイ
ンサートが全ての周囲の壁部から離れている。このよう
にして、車両ボディ塗装系の種々の成分、及び特にリン
酸塩処理及び電気泳動処理が行なうことができ、全ての
露出金属部品を保護する。また、一つの側で、インサー
ト８と内部ピラー部品２の面する壁部との間の間隙が、
隣接することが注目すべきである。このようにして、加
熱の際に、インサートの発泡が金属壁との接触を生じ、
ピラーを囲む外部大気からインサートへの良好な伝熱を
得ることができる。このようにして、断面領域の全体を
占めるインサートの発泡が促進される。
【００１３】未発泡インサートが固定された後、組立て
られた車両ボディがリン酸塩処理にかけられ、その後す
すがれ、１２０℃で空気乾燥される。インサートは、乾
燥段階で実質的に発泡しないと考えられる。次に、車両
ボディは、車両ボディを適当な液体媒体中に浸漬するこ
とにより電気泳動にかけられ、その後車両ボディは１８
０℃を超える温度で硬化される。この熱処理及び塗装に
続く別の熱処理の過程中に、インサートが発泡して全断
面を占め、プラグを形成するものと考えられる。また、
図面の平面に対して垂直な方向に、発泡の部材があって
もよい。続けられる硬化は、発泡されたインサートを、
それが不当に収縮する程度またはそれがスタッド１０か
ら分離する程度まで加熱しない。本発明の改良された変
型に於いて、或種の物理発泡剤が、インサートの早い発
泡を促進するために、存在してもよい。また、異なる車
両ボディ構成ラインに関して普及していることがある異
なる熱処理条件を考慮して、発泡剤及び硬化剤は変更さ
れてもよい。
られた車両ボディがリン酸塩処理にかけられ、その後す
すがれ、１２０℃で空気乾燥される。インサートは、乾
燥段階で実質的に発泡しないと考えられる。次に、車両
ボディは、車両ボディを適当な液体媒体中に浸漬するこ
とにより電気泳動にかけられ、その後車両ボディは１８
０℃を超える温度で硬化される。この熱処理及び塗装に
続く別の熱処理の過程中に、インサートが発泡して全断
面を占め、プラグを形成するものと考えられる。また、
図面の平面に対して垂直な方向に、発泡の部材があって
もよい。続けられる硬化は、発泡されたインサートを、
それが不当に収縮する程度またはそれがスタッド１０か
ら分離する程度まで加熱しない。本発明の改良された変
型に於いて、或種の物理発泡剤が、インサートの早い発
泡を促進するために、存在してもよい。また、異なる車
両ボディ構成ラインに関して普及していることがある異
なる熱処理条件を考慮して、発泡剤及び硬化剤は変更さ
れてもよい。
【図１】本発明の製造方法において、発泡性部品を組み
込んだ車両の部品の組立体の概略断面図である。
込んだ車両の部品の組立体の概略断面図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 車両ボディの開放間隙中で発泡性部品を
組立て、その結果その部品はその表面の少なくとも一部
に関し、周囲の内部金属表面に近接するが内部金属表面
から実質的に隔置される工程、 車両ボディを、インサートが未発泡のままである間に、
低温防錆処理にかける工程、及び車両ボディを、インサ
ートが膨張し、周囲の金属表面と接触し接着して、音及
び湿気を絶縁する独立気泡発泡体のプラグを形成するよ
うな条件下で、大気圧下で高温硬化処理にかける工程を
含むことを特徴とする絶縁した車両ボディの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB8903211:4 | 1989-02-13 | ||
| GB898903211A GB8903211D0 (en) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | Thermoplastic foamable compositions and car body inserts made from such composition |
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|---|---|---|---|
| JP2032314A Division JP2553213B2 (ja) | 1989-02-13 | 1990-02-13 | 成形された発泡性部品及びそのための組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07315248A true JPH07315248A (ja) | 1995-12-05 |
| JP2677531B2 JP2677531B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=10651601
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2032314A Expired - Lifetime JP2553213B2 (ja) | 1989-02-13 | 1990-02-13 | 成形された発泡性部品及びそのための組成物 |
| JP7151249A Expired - Lifetime JP2677531B2 (ja) | 1989-02-13 | 1995-06-19 | 絶縁した車両ボディの製造方法 |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2032314A Expired - Lifetime JP2553213B2 (ja) | 1989-02-13 | 1990-02-13 | 成形された発泡性部品及びそのための組成物 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5160465A (ja) |
| EP (1) | EP0383498B1 (ja) |
| JP (2) | JP2553213B2 (ja) |
| DE (1) | DE69001078T2 (ja) |
| ES (1) | ES2040045T3 (ja) |
| GB (1) | GB8903211D0 (ja) |
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