JPH07314495A - マグネットロールの成形方法および成形用金型 - Google Patents

マグネットロールの成形方法および成形用金型

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JPH07314495A
JPH07314495A JP6134918A JP13491894A JPH07314495A JP H07314495 A JPH07314495 A JP H07314495A JP 6134918 A JP6134918 A JP 6134918A JP 13491894 A JP13491894 A JP 13491894A JP H07314495 A JPH07314495 A JP H07314495A
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magnet roll
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permanent magnets
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Akira Morii
彰 盛井
Hisanori Matsunaga
尚徳 松永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質の高いマグネットロールを得ることがで
きるマグネットロール成形用金型を提供する。 【構成】 一対の金型(1、2)のキャビテイ(3)の
外周部に所定の間隔をおいて複数個の永久磁石(4〜
8)を配置するとき、これらの永久磁石(4〜8)の少
なくとも1個の磁石(8)を分割(8a、8b)し、パ
ーティング面(P)を挟んで該面に近接して同極に配置
する。分割した永久磁石(8a、8b)は型締めする
と、1個の永久磁石(8)として作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、フアクシミ
リ、レーザービーム等の電子写真方式の画像形成装置の
現像部に用いられるマグネットロールの成形方法および
マグネットロール成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置に使用され
るマグネットロールは、周知のように、外周部に4〜1
0個の磁極を有する。したがって、帯電したトナーは磁
性材料であるキャリアと共にマグネットロールに吸着さ
れる。そこでマグネットロールの外周のスリーブと呼ば
れる非磁性材料製の筒を回転駆動すると、マグネットロ
ールに吸着されたトナーは所定位置まで搬送されること
になる。吸着搬送されたトナーは、例えば感光ドラムに
静電吸着されて潜像を形成し、余分のトナーはキャリア
と共に掻き落とされるようになっている。このように、
マグネットロールには、帯電したトナーを吸着する機
能、搬送する機能、そして解放する機能、という複雑な
機能が要求されるので、磁極の分布も複雑なものになっ
ている。このようなマグネットロールは、一般に磁性粉
末と合成樹脂例えばポリアミド系樹脂との混合材料を金
型に射出して成形されている。
【0003】マグネットロール成形用の金型は、パーテ
ィングラインあるいはパーティング面で分割された一対
の金型から構成されている。そしてその内部にマグネッ
トロールの外周面を形成するための円柱状のキャビテイ
が形成され、キャビテイの外周部に4〜10個の永久磁
石が設けられている。したがって、パーティング面を合
わせて型締めして、前述したような材料をキャビテイに
射出充填すると、所望分布の磁極を有するマグネットロ
ールが成形される。金型を開いてマグネットロールを取
り出すことができる。また、パーティング面のない金型
すなわち筒状の金型に同様な材料を射出充填しても成形
することができる。この成形方法によるときは、金型は
分離されないので、射出充填後、冷却固化してマグネッ
トロールの体積あるいは容積が減少してから、金型から
軸方向に抜き取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パーティング面で分割
された一対の金型を使用して射出成形する前者の成形方
法によると、金型を開いてマグネットロールの径方向あ
るいは横方向に取り出すことができるので、マグネット
ロールの体積が充分減少するまで冷却する必要がなく、
成形サイクルは短縮できる。しかしながら問題点もあ
る。例えば、パーティングラインすなわちパーティング
面は、成形されたマグネットロールを取り出すためにキ
ャビテイの直径方向に形成されなければならないので、
磁極の配置が制約される欠点がある。さらに詳しく説明
すると、図4に示されているように一対の金型A、Bに
マグネットロールを成形するためのキャビテイCが形成
されているとすると、パーティングラインLは、実線で
示されているようにキャビテイCの直径方向に形成され
なければならない。これに対し、点線で示すようにパー
ティングラインL’を直径から適当に偏位して採ると、
一方の金型Bで成形された部分は径が大きいので、金型
A、Bを開いても径方向あるいは横方向には取り出すこ
とができない。一方、マグネットロールには、前述した
ように複雑な機能が要求され、磁界分布は、例えば図3
に示されているように断面において一様ではなく、複雑
な模様になっている。ところで、金型のパーティングラ
インLは、前述したように直径方向から偏位できない
し、また永久磁石はパーティングラインLには配置でき
ないので、従来は磁極の配列あるいは磁界分布の方を犠
牲にして、パーティングラインLを避けて配置されてい
る。したがって、このような金型A、Bで成形されるマ
グネットロールの磁界分布は、設計あるいは理論的な配
列とは異なり、充分な性能が得られていない。
【0005】また、パーティング面のない金型を使用す
ると、パーティング面がないので、永久磁石を設計通り
に配置できるという利点はある。しかしながら、パーテ
ィング面のない筒状金型を使用すると、成形したマグネ
ットロールをキャビテイから軸方向に抜き出すために
は、冷却して体積を減少させなければならないが、体積
減少に要する待ち時間が成形サイクルの6〜7割も占め
ることになり、成形効率が落ちる欠点がある。したがっ
て、本発明は、品質の高いマグネットロールを得ること
ができるマグネットロールの成形方法およびこの方法の
実施に使用される、マグネットロール成形用金型を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、一対の金型のキャビテイの外周部に所定
の間隔をおいて複数個の永久磁石を配置すると共に、そ
の内の少なくとも1個の永久磁石を分割して前記一対の
金型のパーティング面を挟んで同極に配置し、分割した
永久磁石が1個の永久磁石として作用するように、前記
一対の金型を型締めして、ポリアミド系等の合成樹脂と
磁性粉とからなる材料を、前記一対の金型のキャビテイ
に射出充填してマグネットロールを成形するように構成
される。請求項2記載の発明は、一対の金型に円筒状の
キャビテイが形成され、該キャビテイの外周部に所定の
間隔をおいて複数個の永久磁石が配置されているマグネ
ットロール成形用金型であって、前記永久磁石の少なく
とも1個の磁石は分割された形で、前記パーティング面
を挟んで該面に近接して同極に配置されている。
【0007】
【作用】型締機で一対の金型を型締めする。そうする
と、分割された形でパーティング面を挟んで該面に近接
して同極に配置されている永久磁石は、1個の磁石とし
て作用するようになる。樹脂と磁性粉とからなる材料
を、例えばシリンダバレル内で混練溶融する。そして型
締めした金型のキャビテイに射出充填する。材料中の磁
性粉は、金型の永久磁石により所定分布に磁化される。
一対の金型を開いて成形されたマグネットロールを取り
出す。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図3はマ
グネットロールの径方向の断面図であり、理想的な磁界
分布を現していると仮定する。このような磁界分布を有
するマグネットロールを成形しようとすると、図2にお
ける金型Kのキャビテイ3の周囲には、永久磁石4〜8
を図に示されているように配置しなければならない。と
ころで、図2からも明らかなように、このように永久磁
石4〜8を配置すると、キャビテイ3の直径を通って、
しかも永久磁石4〜8に触れることなくパーティング面
を設けることはできない。そこで本実施例では、永久磁
石8の方を後述するように2個に分割する。これにより
パーティング面を、キャビテイの直径方向に採ることが
できる。本実施例に係わる金型は、図1に示されている
ように、非磁性体から形成されている、例えば固定金型
1と、同様に非磁性体から形成されている可動金型2と
から構成されている。金型1、2の内部には、所定長さ
のマグネットロールの外周面を決めるキャビテイ3が形
成されている。そしてキャビテイ3の直径方向がパーテ
ィング面Pとなっている。
【0009】キャビテイ3の外周部に設けられる永久磁
石4〜8は、図3に示されているような磁界分布を得る
ために、大きさあるいは磁石の強さは異なる。永久磁石
4〜8は、キャビテイ3の軸方向長さと略同じ長さで、
キャビテイ3の外周部に、永久磁石を埋設する長穴を形
成し、S極あるいはN極がキャビテイ3の軸心方向を向
くようにして配置されている。永久磁石4〜8の少なく
とも1個の永久磁石8は、軸方向に2分割され、一方の
永久磁石8aは、固定金型1のパーティングラインある
いはパーティング面P沿って、そして他方の永久磁石8
bは可動金型2のパーティング面Pに同様に沿ってパー
ティング面Pに近接して設けられている。これらの永久
磁石8a、8bは、型締めするとき対向するように、且
つ同じ極が一致するようにして配置されている。このと
き、永久磁石8aと永久磁石8bとの距離は、パーティ
ング面Pと永久磁石8a、8bを埋設のための穴との間
の壁が、永久磁石8a、8bを保持し得るに充分な機械
的強度を有するようにすれば、近づけて配置した方があ
たかも1個の磁石として作用する。このように分割され
た永久磁石8a、8bは、パーティング面Pに近接して
設けられているが、金型1、2が型締めされても互いに
密着はしない。型締めされたときの永久磁石8a、8b
の間隔が大きくなると、一般にその部分の永久磁石8
a、8bの磁極のピーク値が低下するので、1個の永久
磁石8を設ける場合に比較して、永久磁石8a、8bの
合計で大きい磁石あるいは強い磁石を適用する場合もあ
る。
【0010】次に、上記金型1、2を使用してマグネッ
トロールを成形する例を説明する。図には示されていな
いが、型締装置で可動金型2を固定金型1に対して型締
めする。一方、ポリアミド系等の合成樹脂と磁性粉とか
らなる材料を、例えばシリンダバレルで混練溶融する。
そして型締めした金型1、2のキャビテイ3に射出充填
する。そうすると、材料中の磁性粉は、金型1、2の永
久磁石4〜7、8a、8bにより所定分布に磁化され
る。可動金型2を開いて成形されたマグネットロールを
径方向あるいは横方向に取り出す。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、永久磁
石の少なくとも1個の磁石は分割された形で、パーティ
ングラインの面を挟んで同極に配置され、金型を型締め
すると1個の磁極を形成するようになっているので、永
久磁石の配置に制限がなくなり、金型に設計通りに永久
磁石を配置することができる。したがって、成形される
マグネットロールの磁界分布も設計通りで、品質の高い
マグネットロールを得ることができる。また永久磁石の
配置に制限がなくなるので、マグネットロールの成形用
金型の設計および製作が容易になる効果も得られる。さ
らには、金型が一対の金型から構成されているので、成
形後型開きしてマグネットロールを取り出すことがで
き、型開きのできない筒状金型に比較して冷却固化時間
が短い。したがって、成形サイクルが短かく生産性が向
上する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマグネットロール成形用金型の実施例
を示す図で、型締め状態の模式的断面図である。
【図2】本実施例に適用される永久磁石の配置例を示
す、金型の模式的断面図である。
【図3】本実施例に適用される磁界の分布例を示す、金
型の模式的断面図である。
【図4】マグネットロール成形用金型のパーティングラ
インを説明するための、金型の模式的断面図である。
【符号の説明】
1 固定金型 2 可動金型 3 キャビテイ 4〜7 永久磁石 8a、8b 永久磁石(分割された永久磁石) P パーティング面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 101:00 B29L 31:32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の金型(1、2)のキャビテイ
    (3)の外周部に所定の間隔をおいて複数個の永久磁石
    (4〜8)を配置すると共に、その内の少なくとも1個
    の永久磁石(8)を分割して前記一対の金型(1、2)
    のパーティング面(P)を挟んで同極に配置し、分割し
    た永久磁石(8a、8b)が1個の永久磁石(8)とし
    て作用するように、前記一対の金型(1、2)を型締め
    して合成樹脂と磁性粉とからなる材料を、前記一対の金
    型(1、2)のキャビテイ(3)に射出充填してマグネ
    ットロールを成形することを特徴とするマグネットロー
    ルの成形方法。
  2. 【請求項2】 一対の金型(1、2)に円筒状のキャビ
    テイ(3)が形成され、該キャビテイ(3)の外周部に
    所定の間隔をおいて複数個の永久磁石(4〜8)が配置
    されているマグネットロール成形用金型(1、2)であ
    って、前記永久磁石(4〜8)の少なくとも1個の磁石
    (8)は分割された形で、前記パーティング面(P)を
    挟んで該面に近接して同極に配置されていることを特徴
    とするマグネットロール成形用金型。
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JP2008281681A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Canon Chemicals Inc マグネットローラ及び該マグネットローラを用いた現像装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008281681A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Canon Chemicals Inc マグネットローラ及び該マグネットローラを用いた現像装置
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