JPH07314255A - ワイヤ放電加工機 - Google Patents

ワイヤ放電加工機

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Publication number
JPH07314255A
JPH07314255A JP11146894A JP11146894A JPH07314255A JP H07314255 A JPH07314255 A JP H07314255A JP 11146894 A JP11146894 A JP 11146894A JP 11146894 A JP11146894 A JP 11146894A JP H07314255 A JPH07314255 A JP H07314255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
work
electric discharge
discharge machine
workpiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP11146894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Kojima
士朗 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Sangyo Kk
Original Assignee
Fujisawa Sangyo Kk
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujisawa Sangyo Kk filed Critical Fujisawa Sangyo Kk
Priority to JP11146894A priority Critical patent/JPH07314255A/ja
Publication of JPH07314255A publication Critical patent/JPH07314255A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断面に任意の角度をつけて切断加工するこ
とができるようにし、また、ワイヤガイドとワークとの
間がワイヤ放電加工に適した距離に保ちつつ厚さの変化
する対象ワークを切断加工することを目的とする。 【構成】 対向する下ワイヤガイド2と上ワイヤガイド
10とが移動しながらワーク11を切断加工する。ま
た、下ワイヤガイド2とワーク11との距離を切断加工
しながら一定に保つように、かつ、上ワイヤガイド10
とワーク11との距離を一定に保つように、下ワイヤガ
イド2と上ワイヤガイド10とを切断加工しながら上下
方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤを電極としてワ
ークとの間に電圧をかけて放電を行わせて切断加工する
ワイヤ放電加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤ放電加工機は、ワークを載
置してX−Y軸上を移動させる高さ固定の移動テーブル
を挟んで上ワイヤガイドと下ワイヤガイドとを対向して
設け、上ワイヤガイドと下ワイヤガイドとの間を給送す
るワイヤに電流を流してワークとの間に放電させること
によってワークに切断加工を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のワイヤ放電加工機では、切断面に任意の角度を
付けることができず、また、ワークの形状に制限があ
り、例えば、湾曲体のワークや段付体のように加工個所
の厚さの異なるワークを加工するのに、加工中にワーク
とワイヤガイドとの距離を変えることができず、常にワ
イヤ放電加工に適した距離で加工を行うことができない
という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、相対向
するワイヤガイドが移動しながらワークを切断加工し、
また、相対向するそれぞれのワイヤガイドが、ワークを
切断加工しながらワークとの距離を一定に保つようにワ
ークに対して移動することを特徴とする。
【0005】
【作用】このような構成によると、相対向するワイヤガ
イドが移動しながらワークを切断加工することで、ワー
クに対するワイヤの傾きを変えて切断加工面の傾斜角度
に変化を与え、また、相対向するそれぞれのワイヤガイ
ドがワークを切断加工しながらワークとの距離を一定に
保つようにワークに対して移動することで、ワイヤ放電
加工に適した距離にすることができるので、例えば、湾
曲体のワークや段付体のように加工個所の厚さの異なる
ワークを加工することもできるようになる。
【0006】
【実 施 例】以下に図面を参照して本発明の実施例を
説明する。 第1実施例 図1は一部断面とした正面図、図2は板状のワークの加
工例を示す斜視図、図3は図2の加工例の穴の形状を示
す斜視図、図4は板状のワークの加工例を示す断面図、
図5は板状のワークの加工例の別の穴の形状を示す断面
図、図6は板状のワークの加工例の穴の形状を示す斜視
図、図7は厚みの違うワークの加工例を示す断面図、図
8は筒状のワークの加工例を示す斜視図、図9は半筒状
のワークの加工例を示す斜視図である。
【0007】図において、1は下ガイドアームであり、
その先端部分には下ワイヤガイド2を上向きに取り付け
ており、台座3に設けた支柱4にワイヤ放電加工時にも
上下動が可能に片持で取り付けてある。前記下ワイヤガ
イド2は、ワイヤ放電加工時に、前記下ガイドアーム1
上を移動できるようになっている。
【0008】5は移動テーブルで、台座3と水平な面内
を走行するようになっており、前記下ガイドアーム1の
下方に配置する。6はワーク把持具で、支柱7を介して
前記移動テーブル5上に設ける。このワーク把持具6
は、エアーチャック,三つ爪チャック,マグネットチャ
ック等のどのような形式のものでもよい。
【0009】また、前記ワーク把持具6は、前記下ガイ
ドアーム1がワーク把持具6の把持面内にあるように前
記下ガイドアーム1と対向して配置される。ワイヤ8
は、一定のテンションをかけながら引っ張られ、図示し
ない電源により一定の電圧が与えられる。9は上ガイド
アームであり、上ワイヤガイド10を下向きに前記ワイ
ヤガイド2と対向して取り付けており、ワイヤ放電加工
時には、上下に移動できるようになっている。また、ワ
イヤ放電加工時に前記上ガイドアーム9上を移動できる
ようにして前記上ワイヤガイド10を、前記移動テーブ
ル5の上方に配置する。
【0010】次に、上記構成のワイヤ放電加工機の作用
を説明する。図2に示す板状のワーク11に、形状Pの
穴をあける加工例を説明する。ワーク11をワーク把持
具6またはワーク固定具12で把持し、下ワイヤガイド
2と上ワイヤガイド10との間に配置する。下ワイヤガ
イド2と上ワイヤガイド10とを移動させてワークの加
工個所に合わせる。
【0011】このときワーク11に予めあけておく穴
は、図3に示すように、所望加工個所にA点およびB点
を通るように斜めにあけておいてもよく、また、所望加
工個所にA点およびC点を通るように垂直にあけておい
てもよい。以下の説明では、垂直にあけたものとして説
明する。そして、A点およびC点を通る予めあけた穴に
ワイヤ8を通す。その後、図示しない制御装置により下
ワイヤガイド2を移動してワイヤ8がA点およびB点を
通るようにし、O点を中心にしてテーブル5を固定した
まま下ワイヤガイド2と上ワイヤガイド10とを連動し
て回転する。
【0012】その回転に際して、ワイヤ8に電流を流し
てワイヤ8とワーク11との間で放電を起こしながら、
下ワイヤガイド2と上ワイヤガイド10とから放電部分
に水を噴射してワイヤ放電加工することによって図4の
(a)に示す如く断面台形状の形状Pのようにワーク1
1を切断加工することができる。同様にして、図4の
(b)のように上記断面台形状を反転した形状にもする
ことができる。
【0013】また、図5に示すように斜めの円筒状の穴
をあけることもできる。さらに、図6に示すように途中
で傾斜が異なっている場合には、下ワイヤガイド2と上
ワイヤガイド10とをワイヤのワークに対する角度を変
えるように動かして所望個所を切断加工する。次に、加
工する個所の厚さが異なるワーク、また、湾曲体のワー
クをワイヤ放電加工する場合を考える。
【0014】加工個所の厚さが異なるワークの場合、例
えば、図7に示すようにワークの下側の厚さが異なるワ
ークでは、ワイヤ放電加工時に下ワイヤガイド2を上下
方向に移動してワークと下ワイヤガイド2との間をワイ
ヤ放電加工に適正な距離にしながら切断加工を行う。湾
曲体のワークの場合、例えば、図8に示すように筒状の
ワーク13では、次に説明するようにその周面を形状K
のように加工する。
【0015】上記加工例と同様にして、ワーク13をワ
ーク把持具6で把持し、下ガイドアーム1をワーク13
の中空部分に高さを合わせる。移動テーブル5を移動さ
せて下ワイヤガイド2の位置にワークの加工個所を合わ
せる。次に、ワーク13の内壁と下ワイヤガイド4との
距離を下ガイドアーム1を調整してワイヤ放電加工に適
切な距離にする。そして、ワイヤ8をワーク13の切断
加工部分に予めあけられた穴に通す。その後、移動テー
ブル5を固定してワーク13を動かさずに下ワイヤガイ
ド2と上ワイヤガイド10とを連動して切断加工する。
【0016】この時、下ワイヤガイド2はワーク13の
内壁と一定の距離を保ちながら内壁の形状に沿って動
き、上ワイヤガイド10はワーク13の外壁と一定の距
離を保ちながら外壁の形状に沿って動く。その際に、ワ
イヤ8に電流を流してワイヤ8とワーク13との間で放
電を起こしながら、下ワイヤガイド2と上ワイヤガイド
10とから放電部分に水を噴射してワイヤ放電加工する
ことによってワーク13の周面を形状Kのように切断加
工することができる。
【0017】また、図9に示すような半筒状のワークの
周面を形状S1,S2,S3のように切断加工すること
ができる。この場合、前記移動テーブル5上にワーク固
定具12を取り付けて、このワーク固定具12でワーク
を固定して切断加工を行うこともできる。なお、上記実
施例では、支柱7は、移動テーブル5上に取り付けた
が、必ずしも移動テーブル5に取り付けなくても支柱7
自体をX−Y方向に移動できるようにしてあればよい。
【0018】また、上記実施例では、前記下ガイドアー
ム1がワーク把持具6の把持面内にあるように前記下ガ
イドアーム1と対向して配置されるが、図1において、
ワイヤ8の給送方向を軸にワーク把持具6を回転させた
位置、例えば、図面手前向きに90°回転した位置など
前記下ガイドアーム1と対向していない位置に配置して
もよい。
【0019】なお、上述の説明では、移動テーブル5を
固定して下ワイヤガイド2と上ワイヤガイド10とを動
かしてワークを加工する場合を説明したが、上述の動作
を移動テーブル5を稼働しながら行ってもよい。 第2実施例 図10は一部断面とした正面図である。
【0020】図において、1は下ガイドアームであり、
その先端部分には下ワイヤガイド2を上向きに取り付け
ており、台座3に設けた支柱4に上下左右の移動が可能
に片持で取り付けてある。前記支柱4は、水平面内を移
動可能に台座3に設けてある。また、15は台であり、
下ワイヤガイド2を上下左右に移動可能な穴をその中央
に有し、前記下ガイドアーム1を挿通して上下左右に移
動可能な穴を支柱4側に有し、また、その上には移動テ
ーブル5を配置してワーク14を固定するようになって
いる。
【0021】ワイヤ8は、一定のテンションをかけなが
ら引っ張られ、図示しない電源により一定の電圧が与え
られる。9は上ガイドアームであり、上ワイヤガイド1
0を下向きに前記ワイヤガイド2と対向して取り付けて
おり、ワイヤ放電加工時には、上下に移動できるように
なっている。また、ワイヤ放電加工時に前記上ガイドア
ーム9上を移動できるようにして前記上ワイヤガイド1
0を、前記移動テーブル5の上方に配置する。
【0022】上記第2実施例の作用および効果は、上記
第1実施例の場合と基本的に同様であるが、従来のワイ
ヤ放電加工機において、ワークの切断加工を行いながら
移動する相対向したワイヤガイドを設けて、加工を行う
ことができる。なお、上記第1実施例および第2実施例
では、ワークに対して上下方向にワイヤ8が送りだされ
る場合で説明しているが、ワークに対して左右方向にワ
イヤ8が送りだされる場合でも良い。つまり、図面を9
0°回転させて配置したワイヤ放電加工機でも上記実施
例と同様の動作をし、同様の効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のワイヤ放電
加工機は、相対向するワイヤガイドが移動しながらワー
クを切断加工することで、ワークに対するワイヤの傾き
を変えて切断加工面の傾斜角度に変化を与えることがで
きるようになる。また、相対向するそれぞれのワイヤガ
イドがワークを切断加工しながらワークとの距離を一定
に保つようにワークに対して移動することで、ワイヤ放
電加工に適した距離にすることができるので、例えば、
湾曲体のワークや段付体のように加工個所の厚さの異な
るワークを加工することもできるようになる。
【0024】このため、ワークの形状に関係なくワイヤ
放電加工を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤ放電加工機の第1実施例を示す
一部断面とした正面図である。
【図2】板状のワークの加工例を示す斜視図である。
【図3】図4の加工例の穴の形状を示す斜視図である。
【図4】板状のワークの加工例を示す断面図である。
【図5】板状のワークの加工例の別の穴の形状を示す斜
視図である。
【図6】板状のワークの加工例の穴の形状を示す斜視図
である。
【図7】厚みの違うワークの加工例を示す断面図であ
る。
【図8】筒状のワークの加工例を示す斜視図である。
【図9】半筒状のワークの加工例を示す斜視図である。
【図10】第2実施例を示す一部断面とした正面図であ
る。
【符号の説明】
1 下ガイドアーム 2 上ワイヤガイド 5 移動テーブル 7 ワーク把持具 9 上ガイドアーム 8 ワイヤ 10 上ワイヤガイド 11 ワーク 12 ワーク固定具 13 ワーク 15 台

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向するワイヤガイド間を給送するワ
    イヤに電流を流してワークとの間に放電させることによ
    ってワークの切断加工を行うワイヤ放電加工機におい
    て、 相対向するワイヤガイドが移動しながらワークを切断加
    工することを特徴とするワイヤ放電加工機。
  2. 【請求項2】 相対向するワイヤガイド間を給送するワ
    イヤに電流を流してワークとの間に放電させることによ
    ってワークの切断加工を行うワイヤ放電加工機におい
    て、 相対向するそれぞれのワイヤガイドが、ワークを切断加
    工しながらワークとの距離を一定に保つようにワークに
    対して移動することを特徴とするワイヤ放電加工機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のワイヤ
    放電加工機において、ワイヤガイドを取り付けた少なく
    とも一方のガイドアームを片持にしたことを特徴とする
    ワイヤ放電加工機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のワイヤ放電加工機にお
    いて、移動可能に設けた支柱に、前記一方のガイドアー
    ムとワークが対向するようにワーク把持具を設けたこと
    を特徴とするワイヤ放電加工機。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4に記載のワイヤ放
    電加工機において、移動可能なテーブルにワーク固定具
    を設けたことを特徴とするワイヤ放電加工機。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載のワイヤ
    放電加工機において、ワークを取り付ける移動可能なテ
    ーブルを、対向するワイヤガイドの間に配置したことを
    特徴とするワイヤ放電加工機。
JP11146894A 1994-05-25 1994-05-25 ワイヤ放電加工機 Pending JPH07314255A (ja)

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JP11146894A JPH07314255A (ja) 1994-05-25 1994-05-25 ワイヤ放電加工機

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JP11146894A JPH07314255A (ja) 1994-05-25 1994-05-25 ワイヤ放電加工機

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JPH07314255A true JPH07314255A (ja) 1995-12-05

Family

ID=14562016

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JP11146894A Pending JPH07314255A (ja) 1994-05-25 1994-05-25 ワイヤ放電加工機

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