JPH0899228A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents
ワイヤ放電加工装置Info
- Publication number
- JPH0899228A JPH0899228A JP25984394A JP25984394A JPH0899228A JP H0899228 A JPH0899228 A JP H0899228A JP 25984394 A JP25984394 A JP 25984394A JP 25984394 A JP25984394 A JP 25984394A JP H0899228 A JPH0899228 A JP H0899228A
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- JP
- Japan
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- wire electrode
- guide
- electric discharge
- wire
- work
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤ電極の垂直出し調節を可能とし、当て
ガイド53の摩耗による走行ワイヤ電極の加工位置変化に
対処し、また、ワーク19のテーパ、勾配、ストレート加
工ができるようにする。 【構成】 テーブル7に設けたワイヤ電極案内装置43に
設けられている放電加工部39におけるワイヤ電極41を案
内する垂直ガイド49と当てガイド53を、X軸方向に相対
的に変位調整可能とするガイド移動手段を設ける。
ガイド53の摩耗による走行ワイヤ電極の加工位置変化に
対処し、また、ワーク19のテーパ、勾配、ストレート加
工ができるようにする。 【構成】 テーブル7に設けたワイヤ電極案内装置43に
設けられている放電加工部39におけるワイヤ電極41を案
内する垂直ガイド49と当てガイド53を、X軸方向に相対
的に変位調整可能とするガイド移動手段を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ電極走行経路を
ワークの加工形状に規定してワークを所望形状に加工す
る放電加工装置に関する。
ワークの加工形状に規定してワークを所望形状に加工す
る放電加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工機においては、例えば特
開平6−143040号公報、特願平5−203775
号明細書・図面に示されてあるように、放電加工部のワ
イヤ電極の垂直出し調節手段がないため、放電加工部の
ワイヤ電極を一度調整すると加工終了までワークの加工
形状を変えることはできなかった。
開平6−143040号公報、特願平5−203775
号明細書・図面に示されてあるように、放電加工部のワ
イヤ電極の垂直出し調節手段がないため、放電加工部の
ワイヤ電極を一度調整すると加工終了までワークの加工
形状を変えることはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、ワイヤ電
極の傾斜移動手段を設けることにより、ワイヤ電極の垂
直出しを容易にし、当てガイドの摩耗時にもワイヤ電極
の垂直度を維持でき、加工精度を向上を図り、また、ワ
ークにテーパ部、勾配部またはストレート部の加工が必
要に応じてできるようにしようとするものである。
極の傾斜移動手段を設けることにより、ワイヤ電極の垂
直出しを容易にし、当てガイドの摩耗時にもワイヤ電極
の垂直度を維持でき、加工精度を向上を図り、また、ワ
ークにテーパ部、勾配部またはストレート部の加工が必
要に応じてできるようにしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】放電加工部のワイヤ電極
をワークに対して相対的に傾ける傾斜移動手段を設ける
ことにより、当てガイドの摩耗に応じて、ワイヤ電極の
垂直度を調節でき、また、テーパ部、勾配部またはスト
レート部の加工ができるようにするもので、その構成は
下記のようになっている。
をワークに対して相対的に傾ける傾斜移動手段を設ける
ことにより、当てガイドの摩耗に応じて、ワイヤ電極の
垂直度を調節でき、また、テーパ部、勾配部またはスト
レート部の加工ができるようにするもので、その構成は
下記のようになっている。
【0005】(1) 走行するワイヤ電極とワークとの
間で微小間隙を介して放電加工を行うワイヤ放電加工装
置において、機械のフレームと、前記フレームに設けら
れたテーブルと、前記フレームに設けられ、前記ワーク
と前記テーブルとの間でX,Y,Zの直交3軸方向およ
びZ軸まわりのC軸方向に相対移動可能に設けられ、前
記ワークを把持するワークヘッドと、前記テーブルに取
付られ、前記ワイヤ電極を前記ワークに当接させる当て
ガイド、および該当てガイドとの間で前記ワイヤ電極の
上下方向の走行を案内する垂直ガイドから成り、前記当
てガイドと前記垂直ガイドとの間に放電加工部を構成す
るワイヤ電極ガイド手段と、前記ワイヤ電極を繰り出し
て前記放電加工部へ供給するワイヤ電極供給手段と、前
記放電加工部を通過したワイヤ電極を回収するワイヤ電
極回収手段と、前記ワークに対して、前記放電加工部の
前記ワイヤ電極を相対的に傾ける傾斜移動手段と、を具
備したことを特徴とするワイヤ放電加工装置。
間で微小間隙を介して放電加工を行うワイヤ放電加工装
置において、機械のフレームと、前記フレームに設けら
れたテーブルと、前記フレームに設けられ、前記ワーク
と前記テーブルとの間でX,Y,Zの直交3軸方向およ
びZ軸まわりのC軸方向に相対移動可能に設けられ、前
記ワークを把持するワークヘッドと、前記テーブルに取
付られ、前記ワイヤ電極を前記ワークに当接させる当て
ガイド、および該当てガイドとの間で前記ワイヤ電極の
上下方向の走行を案内する垂直ガイドから成り、前記当
てガイドと前記垂直ガイドとの間に放電加工部を構成す
るワイヤ電極ガイド手段と、前記ワイヤ電極を繰り出し
て前記放電加工部へ供給するワイヤ電極供給手段と、前
記放電加工部を通過したワイヤ電極を回収するワイヤ電
極回収手段と、前記ワークに対して、前記放電加工部の
前記ワイヤ電極を相対的に傾ける傾斜移動手段と、を具
備したことを特徴とするワイヤ放電加工装置。
【0006】(2) 前記傾斜移動手段は、前記ワイヤ
電極ガイド手段の前記垂直ガイドをX軸と平行な方向に
直線移動可能にしたガイド移動手段で構成される請求項
1に記載のワイヤ放電加工装置。
電極ガイド手段の前記垂直ガイドをX軸と平行な方向に
直線移動可能にしたガイド移動手段で構成される請求項
1に記載のワイヤ放電加工装置。
【0007】(3) 前記傾斜移動手段は、前記ワイヤ
電極ガイド手段をY軸まわりのB軸方向に回転移動可能
にしたガイド回転手段で構成される請求項1に記載のワ
イヤ放電加工装置。
電極ガイド手段をY軸まわりのB軸方向に回転移動可能
にしたガイド回転手段で構成される請求項1に記載のワ
イヤ放電加工装置。
【0008】
【作用】ガイド移動手段をX軸と平行に移動させたり、
ガイド回転手段をY軸まわりのB軸方向に回転させたり
することができるようにしたので、放電加工部のワイヤ
電極の傾きを調節できるようになり、したがって、当て
ガイド摩耗時ワイヤ電極の垂直度の調整が可能となり、
また、ワークにテーパ部、勾配部またはストレート部の
加工ができるようになる。
ガイド回転手段をY軸まわりのB軸方向に回転させたり
することができるようにしたので、放電加工部のワイヤ
電極の傾きを調節できるようになり、したがって、当て
ガイド摩耗時ワイヤ電極の垂直度の調整が可能となり、
また、ワークにテーパ部、勾配部またはストレート部の
加工ができるようになる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明によるワイヤ放電加工装置の
実施例について図面に沿って説明する。
実施例について図面に沿って説明する。
【0010】図1は本発明の第1実施例のワイヤ放電加
工装置のワイヤ電極の傾斜移動手段を示すもので、
(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図、図2
は本発明の第2実施例のワイヤ放電加工装置のワイヤ電
極の傾斜移動手段を示すもので、(a)は正面図、
(b)は(a)のB矢視図、図3は本発明のワイヤ放電
加工装置の全体構成を示す正面図である。
工装置のワイヤ電極の傾斜移動手段を示すもので、
(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図、図2
は本発明の第2実施例のワイヤ放電加工装置のワイヤ電
極の傾斜移動手段を示すもので、(a)は正面図、
(b)は(a)のB矢視図、図3は本発明のワイヤ放電
加工装置の全体構成を示す正面図である。
【0011】まず、本発明のワイヤ放電加工装置の全体
構成について、図3にしたがって説明する。ベース1と
基台3よりなる機械フレームに回転駆動機構5を介して
水平面内を回転可能としたテーブル7が設けられてお
り、このテーブル7上には放電加工用加工槽9が固定さ
れている。また、加工槽9の上方には、水平フレーム11
に支承され、かつ、ワークヘッド13、チャック15を取付
けたサドル17が、チャック15に把持されたワーク19を、
水平面内のX軸及びY軸方向、上下のZ軸方向、及びZ
軸まわりのC軸方向に回転可能となるよう設けられてお
り、チャック15に把持されたワーク19は、加工槽9内の
加工液に浸漬されながら加工が行われるようになってい
る。なお、X,Y,ZおよびC軸の各駆動機構はテーブ
ル7側に設けられていても良く、要はワーク19とワイヤ
電極41とがX,Y,ZおよびC軸方向に相対移動すれば
よい。
構成について、図3にしたがって説明する。ベース1と
基台3よりなる機械フレームに回転駆動機構5を介して
水平面内を回転可能としたテーブル7が設けられてお
り、このテーブル7上には放電加工用加工槽9が固定さ
れている。また、加工槽9の上方には、水平フレーム11
に支承され、かつ、ワークヘッド13、チャック15を取付
けたサドル17が、チャック15に把持されたワーク19を、
水平面内のX軸及びY軸方向、上下のZ軸方向、及びZ
軸まわりのC軸方向に回転可能となるよう設けられてお
り、チャック15に把持されたワーク19は、加工槽9内の
加工液に浸漬されながら加工が行われるようになってい
る。なお、X,Y,ZおよびC軸の各駆動機構はテーブ
ル7側に設けられていても良く、要はワーク19とワイヤ
電極41とがX,Y,ZおよびC軸方向に相対移動すれば
よい。
【0012】さらに、テーブル7には、左右にフレーム
21、23が固定され、このフレーム21、23にはそれぞれワ
イヤ電極供給装置25、ワイヤ電極回収装置27が設けられ
ている。このワイヤ電極供給装置25は、ワイヤ電極供給
ボビン29、ガイドプーリ群31、張力検出プーリ33よりな
り、また、ワイヤ電極回収装置27は、ガイドプーリ群3
5、ワイヤ電極回収ボビン37よりなり、ワイヤ電極供給
装置25より放電加工部39を経てワイヤ電極回収装置27側
に牽引移送されてくるるワイヤ電極41を、ワイヤ電極回
収装置27のワイヤ電極回収ボビン37に巻取り回収するよ
う構成されている。
21、23が固定され、このフレーム21、23にはそれぞれワ
イヤ電極供給装置25、ワイヤ電極回収装置27が設けられ
ている。このワイヤ電極供給装置25は、ワイヤ電極供給
ボビン29、ガイドプーリ群31、張力検出プーリ33よりな
り、また、ワイヤ電極回収装置27は、ガイドプーリ群3
5、ワイヤ電極回収ボビン37よりなり、ワイヤ電極供給
装置25より放電加工部39を経てワイヤ電極回収装置27側
に牽引移送されてくるるワイヤ電極41を、ワイヤ電極回
収装置27のワイヤ電極回収ボビン37に巻取り回収するよ
う構成されている。
【0013】一方、加工槽9には、放電加工部39を形成
するためのワイヤ電極案内装置43が設けられており、加
工液で満たされた加工槽9中でワイヤ電極供給装置25か
らのワイヤ電極41を、ワーク19に対面させて放電加工を
行わせた後、ワイヤ電極回収装置27に受け渡すよう構成
されている。
するためのワイヤ電極案内装置43が設けられており、加
工液で満たされた加工槽9中でワイヤ電極供給装置25か
らのワイヤ電極41を、ワーク19に対面させて放電加工を
行わせた後、ワイヤ電極回収装置27に受け渡すよう構成
されている。
【0014】このワイヤ電極案内装置43は、ワイヤ電極
供給装置25からのワイヤ電極41を底部より上方に案内す
るガイドプーリ45、ワイヤ電極41に給電する給電子47、
垂直ガイド49を固定した垂直ガイド取付台51と、これを
水平方向に変位調節可能に支承し、上部にワイヤ電極41
をワーク19に対面案内する当てガイド53、及びワイヤ電
極41をワイヤ電極回収装置27側に案内する走行ガイド55
を固定した当てガイド取付台57とより構成され、垂直ガ
イド取付台51は当てガイド取付台57に対して水平方向に
変位調節可能とされている。そして、垂直ガイド49と走
行ガイド55との間に当てガイド53を設けて、ワイヤ電極
41をワーク19に対して対面させ、放電加工部39を形成し
ている。
供給装置25からのワイヤ電極41を底部より上方に案内す
るガイドプーリ45、ワイヤ電極41に給電する給電子47、
垂直ガイド49を固定した垂直ガイド取付台51と、これを
水平方向に変位調節可能に支承し、上部にワイヤ電極41
をワーク19に対面案内する当てガイド53、及びワイヤ電
極41をワイヤ電極回収装置27側に案内する走行ガイド55
を固定した当てガイド取付台57とより構成され、垂直ガ
イド取付台51は当てガイド取付台57に対して水平方向に
変位調節可能とされている。そして、垂直ガイド49と走
行ガイド55との間に当てガイド53を設けて、ワイヤ電極
41をワーク19に対して対面させ、放電加工部39を形成し
ている。
【0015】このワイヤ電極案内装置43については、図
1に詳細に示されているので、図1にしたがって説明す
る。図示のように、ガイドプーリ45、給電子47、及び垂
直ガイド49を固定した垂直ガイド取付台51は、上部に、
ワイヤ電極41をワーク19に対面案内するための当てガイ
ド53、及びワイヤ電極41をワイヤ電極回収装置27側に案
内する走行ガイド55とを固定してあり、加工槽9内に取
付られた当てガイド取付台57に設けたガイドレール59上
を、図1(a)において左右に、同(b)に示すよう
に、当てガイド取付台57に形成された凹部の一方の側壁
57a 内面に沿って移動案内されるよう配置されている。
1に詳細に示されているので、図1にしたがって説明す
る。図示のように、ガイドプーリ45、給電子47、及び垂
直ガイド49を固定した垂直ガイド取付台51は、上部に、
ワイヤ電極41をワーク19に対面案内するための当てガイ
ド53、及びワイヤ電極41をワイヤ電極回収装置27側に案
内する走行ガイド55とを固定してあり、加工槽9内に取
付られた当てガイド取付台57に設けたガイドレール59上
を、図1(a)において左右に、同(b)に示すよう
に、当てガイド取付台57に形成された凹部の一方の側壁
57a 内面に沿って移動案内されるよう配置されている。
【0016】また、垂直ガイド取付台51のガイドレール
59上の変位調節手段として、当てガイド取付台57に形成
された凹部の一方の側壁57b に調整ボルト61が螺合さ
れ、その先端が垂直ガイド取付台51と押圧接合すること
により、垂直ガイド取付台51の位置移動変位を行うよう
にされている。なお、符号63は調整ボルト固定用ナット
である。さらに、垂直ガイド取付台51の当てガイド取付
台57への固定手段として、垂直ガイド取付台51に水平方
向の長穴65を形成し、この長穴65を通して当てガイド取
付台57に形成された凹部の一方の側壁57a に固定用ボル
ト67を螺合することにより両者の確実な固定を行うよう
にしている。なお、符号69は座金である。
59上の変位調節手段として、当てガイド取付台57に形成
された凹部の一方の側壁57b に調整ボルト61が螺合さ
れ、その先端が垂直ガイド取付台51と押圧接合すること
により、垂直ガイド取付台51の位置移動変位を行うよう
にされている。なお、符号63は調整ボルト固定用ナット
である。さらに、垂直ガイド取付台51の当てガイド取付
台57への固定手段として、垂直ガイド取付台51に水平方
向の長穴65を形成し、この長穴65を通して当てガイド取
付台57に形成された凹部の一方の側壁57a に固定用ボル
ト67を螺合することにより両者の確実な固定を行うよう
にしている。なお、符号69は座金である。
【0017】チャック15に把持されたワーク19に対しワ
イヤ電極41は、垂直ガイド49と当てガイド53により規制
された放電加工部39において放電加工を行うのである
が、垂直ガイド49を支持している垂直ガイド取付台51と
当てガイド53を支持している当てガイド取付台57は、調
整ボルト61により相互位置関係を変更可能とされている
ので、垂直ガイド49と当てガイド53との相対位置を変更
調整することにより、放電加工部39におけるワイヤ電極
41のワーク19に対する傾きの調整を行うことができる。
イヤ電極41は、垂直ガイド49と当てガイド53により規制
された放電加工部39において放電加工を行うのである
が、垂直ガイド49を支持している垂直ガイド取付台51と
当てガイド53を支持している当てガイド取付台57は、調
整ボルト61により相互位置関係を変更可能とされている
ので、垂直ガイド49と当てガイド53との相対位置を変更
調整することにより、放電加工部39におけるワイヤ電極
41のワーク19に対する傾きの調整を行うことができる。
【0018】上述図1についての構成の説明は、本発明
の第1実施例についてのものであったが、第2実施例を
示す図2について説明する。第2実施例の場合は、ガイ
ド取付台71には、ガイドプーリ45、給電子47、垂直ガイ
ド49が支持されているばかりでなく、当てガイド53及び
走行ガイド55も支承されている。そして、このガイド取
付台71が、加工槽9に取付けられたガイド取付台ベース
73に設けた旋回軸75を中心に、前記ガイド取付台ベース
73に対し回動可能に支承されており、図1で説明した第
1実施例の場合と同様に、調整ボルト61によりその回動
位置を規制され、また、垂直ガイド取付台71に形成した
旋回軸75を中心とする円弧状長穴77に貫通している固定
ボルト67での締付固定により相互位置が固定される。こ
の実施例では、第1実施例のガイドレール59は不要とな
る。従って、図1に示す第1実施例における場合と変位
調整形式を異にはしているが、放電加工部39におけるワ
イヤ電極41のワーク19に対する傾きの調整を行うことが
できることになる。
の第1実施例についてのものであったが、第2実施例を
示す図2について説明する。第2実施例の場合は、ガイ
ド取付台71には、ガイドプーリ45、給電子47、垂直ガイ
ド49が支持されているばかりでなく、当てガイド53及び
走行ガイド55も支承されている。そして、このガイド取
付台71が、加工槽9に取付けられたガイド取付台ベース
73に設けた旋回軸75を中心に、前記ガイド取付台ベース
73に対し回動可能に支承されており、図1で説明した第
1実施例の場合と同様に、調整ボルト61によりその回動
位置を規制され、また、垂直ガイド取付台71に形成した
旋回軸75を中心とする円弧状長穴77に貫通している固定
ボルト67での締付固定により相互位置が固定される。こ
の実施例では、第1実施例のガイドレール59は不要とな
る。従って、図1に示す第1実施例における場合と変位
調整形式を異にはしているが、放電加工部39におけるワ
イヤ電極41のワーク19に対する傾きの調整を行うことが
できることになる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、放電加工部におけるワ
イヤ電極の傾斜移動手段でワイヤ電極の傾きを調節する
ことにより、容易にワイヤ電極の垂直出しが可能とな
る。それ故、当てガイドが摩耗した時に簡単な操作でワ
イヤ電極を垂直に維持でき、また、ワークに対しテーパ
加工、勾配加工またはストレート加工が必要に応じて容
易に行えるようになる。
イヤ電極の傾斜移動手段でワイヤ電極の傾きを調節する
ことにより、容易にワイヤ電極の垂直出しが可能とな
る。それ故、当てガイドが摩耗した時に簡単な操作でワ
イヤ電極を垂直に維持でき、また、ワークに対しテーパ
加工、勾配加工またはストレート加工が必要に応じて容
易に行えるようになる。
【図1】本発明の第1実施例のワイヤ放電加工装置のワ
イヤ電極の傾斜移動手段を示すもので、(a)は正面
図、(b)は(a)図のA−A断面図である。
イヤ電極の傾斜移動手段を示すもので、(a)は正面
図、(b)は(a)図のA−A断面図である。
【図2】本発明の第2実施例のワイヤ放電加工装置のワ
イヤ電極の傾斜移動手段を示すもので、(a)は正面
図、(b)は(a)図のB矢視図である。
イヤ電極の傾斜移動手段を示すもので、(a)は正面
図、(b)は(a)図のB矢視図である。
【図3】本発明のワイヤ放電加工装置の全体構成を示す
正面図である。
正面図である。
1 ベース 7 テーブル 9 加工槽 13 ワークヘッド 15 チャック 19 ワーク 25 ワイヤ電極供給装置 27 ワイヤ電極回収装置 29 ワイヤ電極供給ボビン 37 ワイヤ電極回収ボビン 39 放電加工部 41 ワイヤ電極 43 ワイヤ電極案内装置 45 ガイドプーリ 47 給電子 49 垂直ガイド 51 垂直ガイド取付台 53 当てガイド 55 走行ガイド 57 当てガイド取付台 59 ガイドレール 61 調整ボルト 65 長穴 67 固定用ボルト
Claims (3)
- 【請求項1】 走行するワイヤ電極とワークとの間で微
小間隙を介して放電加工を行うワイヤ放電加工装置にお
いて、 機械のフレームと、 前記フレームに設けられたテーブルと、 前記フレームに設けられ、前記ワークと前記テーブルと
の間でX,Y,Zの直交3軸方向およびZ軸まわりのC
軸方向に相対移動可能に設けられ、前記ワークを把持す
るワークヘッドと、 前記テーブルに取付られ、前記ワイヤ電極を前記ワーク
に当接させる当てガイド、および該当てガイドとの間で
前記ワイヤ電極の上下方向の走行を案内する垂直ガイド
から成り、前記当てガイドと前記垂直ガイドとの間に放
電加工部を構成するワイヤ電極ガイド手段と、 前記ワイヤ電極を繰り出して前記放電加工部へ供給する
ワイヤ電極供給手段と、 前記放電加工部を通過したワイヤ電極を回収するワイヤ
電極回収手段と、 前記ワークに対して、前記放電加工部の前記ワイヤ電極
を相対的に傾ける傾斜移動手段と、を具備したことを特
徴とするワイヤ放電加工装置。 - 【請求項2】 前記傾斜移動手段は、前記ワイヤ電極ガ
イド手段の前記垂直ガイドをX軸と平行な方向に直線移
動可能にしたガイド移動手段で構成される請求項1に記
載のワイヤ放電加工装置。 - 【請求項3】 前記傾斜移動手段は、前記ワイヤ電極ガ
イド手段をY軸まわりのB軸方向に回転移動可能にした
ガイド回転手段で構成される請求項1に記載のワイヤ放
電加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25984394A JPH0899228A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ワイヤ放電加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25984394A JPH0899228A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ワイヤ放電加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899228A true JPH0899228A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17339762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25984394A Pending JPH0899228A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | ワイヤ放電加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0899228A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111975142A (zh) * | 2019-05-22 | 2020-11-24 | 株式会社沙迪克 | 电线放电加工装置 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP25984394A patent/JPH0899228A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111975142A (zh) * | 2019-05-22 | 2020-11-24 | 株式会社沙迪克 | 电线放电加工装置 |
US11285555B2 (en) | 2019-05-22 | 2022-03-29 | Sodick Co., Ltd. | Wire electrical discharge machining device |
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