JPH0740114A - ガンドリル機械 - Google Patents

ガンドリル機械

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JPH0740114A
JPH0740114A JP19351093A JP19351093A JPH0740114A JP H0740114 A JPH0740114 A JP H0740114A JP 19351093 A JP19351093 A JP 19351093A JP 19351093 A JP19351093 A JP 19351093A JP H0740114 A JPH0740114 A JP H0740114A
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JP
Japan
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work
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axis slide
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gun drill
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JP19351093A
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Yukihiro Yoshida
幸弘 吉田
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを１チャッキングした状態で、位置及
び角度の異なる複数の深孔加工を可能にする。 【構成】 加工すべきワーク５を旋回させて角度を割出
しを行うＮＣロータリユニット２上に、ワーク５の長手
方向割出しを行うＸ軸スライドテーブル４を設け、この
Ｘ軸スライドテーブル４上に、ワーク５の位相割出しと
支持を行うチャック６及びテールストック７を設け、ま
た上記Ｘ軸スライドテーブル４の近傍に、上下調整自在
に支持テーブル２４を設け、この支持テーブル２４上に
ワーク５の接離方向へ移動自在に主軸ユニット１６を設
けて、該主軸ユニット１６の主軸２０先端にガンドリル
２２を取付けると共に、上記支持テーブル２４のワーク
５側端部に、ワーク５の加工個所に応じてガイドブッシ
ュ２８を自動選択するガイドブッシュ自動交換装置２５
を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は穿孔作業を行うガンド
リル機械に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の機械として、例えば特開昭
６２−２６４８１３号公報や、実開昭６１−１０５５０
５号公報に記載されたものが公知である。上記従来のガ
イドリルマシンでは、ワークに複数の深孔を穿孔する場
合、各穿孔個所毎に加工ステーションを設けて、各加工
ステーションで複数の斜め方向の深孔するように構成さ
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のガイドリ
ル機械のように、複数の加工ステーションを設けた場
合、各ステーション毎にスライドや主軸ユニットなどが
必要なため、機械自体が複雑かつ高価となる不具合があ
る。また機械が大型となるため、設置するのに多くのス
ペースを必要とすると共に、ワークの孔の位置や角度が
変った場合、これらに応じて機械本体を改造したり、段
取り替えをしなければならないなど、汎用性に欠けるな
どの不具合もあった。この発明はかかる不具合を改善す
るためになされたもので、ワークを１チャッキングした
状態で孔の位置や角度の異なる深孔を穿孔できるように
した汎用性の高いガンドリル機械を提供することを目的
とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、加工すべきワークを旋回させて角度割出
しを行うＮＣロータリユニット上に、ワークの長手方向
割出しを行うＸ軸スライドテーブルを設け、このＸ軸ス
ライドテーブル上に、ワークの位相割出しと支持を行う
チャック及びテーブルストックを設け、また上記Ｘ軸ス
ライドテーブルの近傍に、上下調整自在に支持テーブル
を設け、この支持テーブル上にワークの接離方向へ移動
自在に主軸ユニットを設けて、該主軸ユニットの主軸先
端にガンドリルを取付けると共に、上記支持テーブルの
ワーク側端部に、ワークの加工個所に応じてガイドブッ
シュを自動選択するガイドブッシュ自動交換装置を設け
たものである。
【０００５】
【作 用】上記構成により、ワークを１チャッキング
するだけで複数個所の位置及び角度のことなる深孔の穿
孔が行えるようになる。
【０００６】
【実 施 例】この発明は一実施例を図面を参照して詳
述する。図において１は機械本体で、ベッド１ａ上に、
ＮＣ制御されてＢ軸方向の割出しを行うＮＣロータリユ
ニット２が旋回自在に設けられており、このＮＣロータ
リユニット２上に、Ｘ軸モータ３によりＸ軸方向へ移動
自在なＸ軸スライドテーブル４が設けられている。上記
スライドテーブル４上には、ワーク５の両端を支持する
チャック６及びテーブルストック７が設置されていて、
チャック６はＮＣロータリユニット８により位相割出し
が、そしてテーブルストック７はＵ軸モータ９によりチ
ャック６の接離方向へ移動自在できるようになってい
る。
【０００７】一方上記機械本体１のベッド１ａ上には、
ＮＣロータリユニット２と別に基台１２が設置されてい
て、この基台１２上にＺ軸モータ１３により上記Ｘ軸と
直交するＹ軸方向へ移動自在なＺ軸スライドテーブル１
４が設けられていて、このＺ軸スライドテーブル１４上
に、Ｙ軸モータ１５により上下方向（Ｙ軸方向）へ移動
自在なスピンドルユニット１６が設置されている。上記
スピンドルユニット１６には図４に示すように、主軸モ
ータ１７によりタイミングベルトのような無端ベルト１
８を介して回転されるスピンドル２０が軸受け１９を介
して支承されており、上記スピンドル２０の先端に、ド
リル取付け治具２１を介してガンドリル２２が取付けら
れている。
【０００８】また上記Ｚ軸スライドテーブル１４を移動
自在に支持する支持テーブル２４の先端には、ガイドブ
ッシュ自動交換装置２５が設けられている。上記ガイド
ブッシュ自動交換装置２５は、上記方向にガイド溝２６
ａを有するチップボックス２６を有している。このチッ
プボックス２６の下部は、支持テーブル２４に形成され
たアリ溝２４ａに嵌合されていてチップボックススライ
ドシリンダ２７によりＺ軸方向へ移動自在となっている
と共に、チップボックス２６にガイド溝２６ａ内に複数
のガイドブッシュ２８が上下方向に収容されたマガジン
２９が収容されている。
【０００９】そして上記マガジン２９の一部はチップボ
ックス２６の上部に設置されたＣ軸モータ３０により回
転されるねじ軸３１に螺合されていて、このＣ軸モータ
３０によりガイド溝２６ａに沿って上下方向へ移動自在
となっている。上記ガイドブッシュ２８は、ワーク５の
加工個所に応じて先端形状が異なっていると共に、基端
側は、ガンドリル２２が侵入しやすいようにテーパ状に
開口されている。
【００１０】次に作用を説明すると、加工すべきワーク
５は、ロボットなどのワーク搬送装置（図示せず）によ
りチャック６とテールストック７の間に搬入され、チャ
ック６とテールストック７の間で支持された後、位相位
置決めが行われると共に、位相位置決め後、一端がチャ
ック６によりクランプされる。次にＸ軸モータ３により
Ｘ軸スライドテーブル４がＸ軸方向へ移動されて、ワー
ク５の加工個所がガンドリル２２の加工位置となるよう
に加工位置の割出しと、斜め方向の加工の場合は、ＮＣ
ロータリユニット２によりＸ軸スライドテーブル４が旋
回されて、斜め孔の角度の位置決めが行われる。
【００１１】次に加工位置の斜め孔の角度に応じて先端
形状の適合するガイドブッシュ２８がガイドブッシュ自
動交換装置２５により自動選択されて、ガンドリル２２
と同一軸線上に位置するようＣ軸モータ３０により位置
決めされる。そしてこの状態でチップボックススライド
シリンダ２７によりチップボックス２６がワーク５側へ
前進されて、選択されたガイドブッシュ２８の先端がワ
ーク５の加工個所へ押し当てられる。
【００１２】次に主軸モータ１７によりスピンドル２０
を回転させた状態でＺ軸モータ１３によりＺ軸スライド
テーブル１４が前進され、ガイドブッシュ２８を貫通し
たガンドリル２２によりワーク５の穿孔が開始するもの
で、穿孔中はガイドブッシュ２８によりガンドリル２２
がガイドされるため、ガンドリル２２が振れたり、折損
することなく精度の高い深孔加工が加工となる。また１
個の深孔加工が終了する毎に上記動作を繰返すことによ
り、ワーク５を１チャッキングするだけで、複数個の位
置及び角度の異なる深孔の穿孔が可能になると共に、ワ
ーク５の長さが変わった場合は、Ｕ軸モータ９によりテ
ールストック７を移動させることにより、対応すること
ができる。
【００１３】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、ワーク
を１チャッキングするだけで、複数個の位置及び角度の
異なる深孔が穿孔可能なことから、従来のように複数の
加工ステーションを設ける必要がない。これによって各
加工ステーション毎にスライドや主軸ユニットを設ける
必要がないことから、機械自体が簡単かつ小型化できる
ため、少ないスペースにも容易に設置できると共に、価
格低減も図れるようになる。またワークをチャッキング
替えすることなく全ての深孔の穿孔が可能になるため、
各加工ステーション毎にワークをチャッキング替して加
工していた場合に比べて加工精度が格段に向上すると共
に、位置や角度の異なる穿孔が可能なことから汎用性も
高い。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例になるガンドリル機械の平
面図である。
【図２】図１のＡ方向からの矢視図である。
【図３】図１のＢ方向からの矢視図である。
【図４】主軸ユニットの拡大断面図である。
【図５】ガイドブッシュ自動交換装置の拡大図である。
【図６】図５のＣ方向からの矢視図である。
【図７】図５のＤ方向からの矢視図である。
【符号の説明】
２…ＮＣロータリユニット、４…Ｘ軸スライドテーブ
ル、５…ワーク、６…チャック、７…テールストック、
１６…主軸ユニット、２０…主軸、２２…ガンドリル、
２４…支持テーブル、２５…ガイドブッシュ自動交換装
置、２８…ガイドブッシュ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 加工すべきワーク５を旋回させて角度割
    出しを行うＮＣロータリユニット２上に、ワーク５の長
    手方向割出しを行うＸ軸スライドテーブル４を設け、こ
    のＸ軸スライドテーブル４上に、ワーク５の位相割出し
    と支持を行うチャック６及びテーブルストック７を設
    け、また上記Ｘ軸スライドテーブル４の近傍に、上下調
    整自在に支持テーブル２４を設け、この支持テーブル２
    ４上にワーク５の接離方向へ移動自在に主軸ユニット１
    ６を設けて、該主軸ユニット１６の主軸２０先端にガン
    ドリル２２を取付けると共に、上記支持テーブル２４の
    ワーク５側端部に、ワーク５の加工個所に応じてガイド
    ブッシュ２８を自動選択するガイドブッシュ自動交換装
    置２５を設けてなるガンドリル機械。
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