JP2604662B2 - ワイヤカット放電加工機 - Google Patents
ワイヤカット放電加工機Info
- Publication number
- JP2604662B2 JP2604662B2 JP4042292A JP4229292A JP2604662B2 JP 2604662 B2 JP2604662 B2 JP 2604662B2 JP 4042292 A JP4042292 A JP 4042292A JP 4229292 A JP4229292 A JP 4229292A JP 2604662 B2 JP2604662 B2 JP 2604662B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- guide
- head
- wire guide
- electric discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤカット放電加
工機に関する。さらに詳細には、ワイヤ供給ボビンから
供給されるワイヤを案内するためのワイヤガイド機構に
関する。
工機に関する。さらに詳細には、ワイヤ供給ボビンから
供給されるワイヤを案内するためのワイヤガイド機構に
関する。
【0002】
【従来技術】放電加工法の1つとして、ワイヤカット放
電加工法が知られている。これは、電極として銅、黄銅
あるいはタングステンなどの細いワイヤ電極を用い、こ
のワイヤ電極と被加工物との間にインパルス電圧を印加
しながら間欠的火花放電を行わせ、被加工物を糸鋸式に
加工する方法である。
電加工法が知られている。これは、電極として銅、黄銅
あるいはタングステンなどの細いワイヤ電極を用い、こ
のワイヤ電極と被加工物との間にインパルス電圧を印加
しながら間欠的火花放電を行わせ、被加工物を糸鋸式に
加工する方法である。
【0003】ワイヤカット放電加工機は、互いに直角な
水平の二方向であるUV軸方向と垂直方向であるZ軸方
向に移動自在なヘッドを有し、このヘッドにワイヤを案
内し保持するためのワイヤガイドが設けられている。こ
のワイヤガイドの下端に一方の給電ダイスが設けられ、
この給電ダイスとヘッドを支持するコラムに設けられた
他方の給電ダイスとの間にXY軸方向に移動自在なXY
テーブルを設け、このXYテーブル上に被加工物を載置
し、放電加工が行われる。
水平の二方向であるUV軸方向と垂直方向であるZ軸方
向に移動自在なヘッドを有し、このヘッドにワイヤを案
内し保持するためのワイヤガイドが設けられている。こ
のワイヤガイドの下端に一方の給電ダイスが設けられ、
この給電ダイスとヘッドを支持するコラムに設けられた
他方の給電ダイスとの間にXY軸方向に移動自在なXY
テーブルを設け、このXYテーブル上に被加工物を載置
し、放電加工が行われる。
【0004】従来、一方の給電ダイスが取付けられたワ
イヤガイドは、ヘッドの定位置に固定されている。この
ため次のような問題があった。
イヤガイドは、ヘッドの定位置に固定されている。この
ため次のような問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】厚物の被加工物を加工
する場合、ヘッドがZ軸方向に移動可能であるので、ヘ
ッドを上昇させ、ワイヤガイドを上昇位置に位置させる
ことによりある程度対応可能であるが、Z軸ストローク
が大きな大型加工機を必要とした。また、厚物の被加工
物のみを加工対象とする厚物専用機もあるが、これを薄
物の被加工物の加工に使用するとワイヤが不安定にな
り、薄物加工には不向きである。さらに、ワイヤガイド
を着脱自在とし、厚物専用ワイヤガイドと交換可能とし
た加工機もあるが、交換が加工機のオペレータができる
ほど容易でなく、交換に時間もかかる。
する場合、ヘッドがZ軸方向に移動可能であるので、ヘ
ッドを上昇させ、ワイヤガイドを上昇位置に位置させる
ことによりある程度対応可能であるが、Z軸ストローク
が大きな大型加工機を必要とした。また、厚物の被加工
物のみを加工対象とする厚物専用機もあるが、これを薄
物の被加工物の加工に使用するとワイヤが不安定にな
り、薄物加工には不向きである。さらに、ワイヤガイド
を着脱自在とし、厚物専用ワイヤガイドと交換可能とし
た加工機もあるが、交換が加工機のオペレータができる
ほど容易でなく、交換に時間もかかる。
【0006】この発明は上記のような従来の技術的背景
に基づいてなされたものであって次の目的を達成するも
のである。
に基づいてなされたものであって次の目的を達成するも
のである。
【0007】この発明の目的は、ヘッドのZ軸ストロー
ク範囲で対応できない薄物から厚物までの被加工物のワ
イヤカット加工を可能とするワイヤカット放電加工機を
提供することにある。
ク範囲で対応できない薄物から厚物までの被加工物のワ
イヤカット加工を可能とするワイヤカット放電加工機を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため次のような手段を採る。
達成するため次のような手段を採る。
【0009】この発明は、垂直方向に移動自在であり、
その移動範囲内の任意の位置で停止可能なヘッド(1)
と、前記ヘッド(1)に設けられたワイヤ供給ボビン
(2)から供給されるワイヤ(11)を垂直状態に案内
するワイヤガイド(3)と、前記ワイヤガイド(3)の
下端に設けられた給電ダイス(10)とを備えた放電加
工機において、前記ワイヤガイド(3)は前記ヘッド
(1)に対して垂直方向に移動可能であり、その移動範
囲内の離散的な複数の位置で固定可能に前記ヘッド
(1)に設けられ、前記ヘッド(1)に対して移動した
前記ワイヤガイド(3)を垂直方向に離散した各位置に
固定手段により位置決め固定することを特徴とするワイ
ヤカット放電加工機である。
その移動範囲内の任意の位置で停止可能なヘッド(1)
と、前記ヘッド(1)に設けられたワイヤ供給ボビン
(2)から供給されるワイヤ(11)を垂直状態に案内
するワイヤガイド(3)と、前記ワイヤガイド(3)の
下端に設けられた給電ダイス(10)とを備えた放電加
工機において、前記ワイヤガイド(3)は前記ヘッド
(1)に対して垂直方向に移動可能であり、その移動範
囲内の離散的な複数の位置で固定可能に前記ヘッド
(1)に設けられ、前記ヘッド(1)に対して移動した
前記ワイヤガイド(3)を垂直方向に離散した各位置に
固定手段により位置決め固定することを特徴とするワイ
ヤカット放電加工機である。
【0010】前記ワイヤ供給ボビン(2)に隣接した前
記ワイヤガイド(3)の異なる位置に、上下方向に間隔
を置いて複数のガイドプーリ(4a),(4b)が設け
られ、各ガイドプーリ(4a),(4b)には前記ワイ
ヤガイド(3)の前記各高さ位置に対応して選択的にワ
イヤが巻き掛けられる。
記ワイヤガイド(3)の異なる位置に、上下方向に間隔
を置いて複数のガイドプーリ(4a),(4b)が設け
られ、各ガイドプーリ(4a),(4b)には前記ワイ
ヤガイド(3)の前記各高さ位置に対応して選択的にワ
イヤが巻き掛けられる。
【0011】前記ワイヤガイド(3)の垂直方向に離散
した複数の位置にピン穴(18a),(19a)を設
け、ピン(19)をピン穴(18a),(19a)に挿
入することにより、前記ワイヤガイド(3)を垂直方向
に離散した各位置に位置決めする。
した複数の位置にピン穴(18a),(19a)を設
け、ピン(19)をピン穴(18a),(19a)に挿
入することにより、前記ワイヤガイド(3)を垂直方向
に離散した各位置に位置決めする。
【0012】前記ワイヤガイド(3)は、ボルト(14
a),(14b)および皿バネ(20)によりヘッド
(1)に対して付勢された状態でヘッド(1)に固定さ
れており、ボルト(14a),(14b)を緩めても前
記ワイヤガイド(3)は自重により落下しない。
a),(14b)および皿バネ(20)によりヘッド
(1)に対して付勢された状態でヘッド(1)に固定さ
れており、ボルト(14a),(14b)を緩めても前
記ワイヤガイド(3)は自重により落下しない。
【0013】
【作用】厚物の被加工物を加工する場合は、ワイヤガイ
ドは固定手段によって高位置に保持される。これにより
ヘッド下端の給電ダイスとXYテーブルとの間隔が大き
くなるので厚物の被加工物の加工が可能となる。一方、
薄物の被加工物を加工する場合は、ワイヤガイドは低位
置に保持され、薄物の被加工物の加工が可能となる。
ドは固定手段によって高位置に保持される。これにより
ヘッド下端の給電ダイスとXYテーブルとの間隔が大き
くなるので厚物の被加工物の加工が可能となる。一方、
薄物の被加工物を加工する場合は、ワイヤガイドは低位
置に保持され、薄物の被加工物の加工が可能となる。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を、添付図面を参照しな
がら以下に説明する。図1は放電加工機におけるワイヤ
ガイドを示す正面図であり、図2はワイヤガイドの一部
を拡大して示す正面図である。
がら以下に説明する。図1は放電加工機におけるワイヤ
ガイドを示す正面図であり、図2はワイヤガイドの一部
を拡大して示す正面図である。
【0015】ヘッド1は、具体的にはUV軸ヘッドであ
り、図示しないZ軸ヘッドを介してコラムに支持されて
いる。Z軸ヘッドはコラムに対して垂直方向であるZ軸
方向に移動自在に設けられ、ヘッド1はZ軸ヘッドに互
いに直角な水平の二方向に移動自在に設けられている。
したがって、ヘッド1は、これらの三方向に移動自在と
なっている。このようなヘッド自体の構成は従来周知で
ある。
り、図示しないZ軸ヘッドを介してコラムに支持されて
いる。Z軸ヘッドはコラムに対して垂直方向であるZ軸
方向に移動自在に設けられ、ヘッド1はZ軸ヘッドに互
いに直角な水平の二方向に移動自在に設けられている。
したがって、ヘッド1は、これらの三方向に移動自在と
なっている。このようなヘッド自体の構成は従来周知で
ある。
【0016】ヘッド1には、ワイヤ供給ボビン2とワイ
ヤガイド3が垂直向きに設けられている。ワイヤガイド
3は縦長中空の箱状のものであり、ワイヤ供給ボビン2
に隣接したワイヤガイド3には一対のガイドプーリ4
a,4bが高さ方向に間隔を置いて設けられている。ワ
イヤ11は図示しない巻取ボビンによって巻き取られ
る。これによりワイヤ11は、一方のガイドプーリ4a
(またはガイドプーリ4b)、ワイヤガイド3にそれぞ
れ設けられたプーリ5、ブレーキローラ6、押えローラ
7、案内孔8,9等の案内部材、ワイヤガイド3の下端
に設けられた上部給電ダイス10、その他図示しない下
部給電ダイス、ピンチローラ等を経て走行する。
ヤガイド3が垂直向きに設けられている。ワイヤガイド
3は縦長中空の箱状のものであり、ワイヤ供給ボビン2
に隣接したワイヤガイド3には一対のガイドプーリ4
a,4bが高さ方向に間隔を置いて設けられている。ワ
イヤ11は図示しない巻取ボビンによって巻き取られ
る。これによりワイヤ11は、一方のガイドプーリ4a
(またはガイドプーリ4b)、ワイヤガイド3にそれぞ
れ設けられたプーリ5、ブレーキローラ6、押えローラ
7、案内孔8,9等の案内部材、ワイヤガイド3の下端
に設けられた上部給電ダイス10、その他図示しない下
部給電ダイス、ピンチローラ等を経て走行する。
【0017】ワイヤガイド3は、図2ないし図4に示す
ように、ヘッド1の取付部12に一対の案内板13,1
3を介して取り付けられている。案内板13,13は横
方向に間隔を置いて、ワイヤガイド3をボルト14aに
よって取付部12に固定している。また、ボルト14a
を緩めた状態でも皿バネ20を介したボルト14bによ
って案内板13はワイヤガイド3を取付部12側に常時
押圧し、ワイヤガイド3は自重で落下することはない。
ように、ヘッド1の取付部12に一対の案内板13,1
3を介して取り付けられている。案内板13,13は横
方向に間隔を置いて、ワイヤガイド3をボルト14aに
よって取付部12に固定している。また、ボルト14a
を緩めた状態でも皿バネ20を介したボルト14bによ
って案内板13はワイヤガイド3を取付部12側に常時
押圧し、ワイヤガイド3は自重で落下することはない。
【0018】ワイヤガイド3の両側面に縦方向に延びる
案内溝15,15が形成されている。この案内溝15,
15に案内板13,13が係合し、ボルト14aを緩め
たときワイヤガイド3は垂直方向に滑動自在となってい
る。また取付部12にはガイド部材16がボルト16a
によって固定され、このガイド部材16はワイヤガイド
3の裏面中央に設けられた縦方向に延びる案内溝17に
係合している。これらのガイド部材16および案内溝1
7もワイヤガイド3の案内作用をしている。
案内溝15,15が形成されている。この案内溝15,
15に案内板13,13が係合し、ボルト14aを緩め
たときワイヤガイド3は垂直方向に滑動自在となってい
る。また取付部12にはガイド部材16がボルト16a
によって固定され、このガイド部材16はワイヤガイド
3の裏面中央に設けられた縦方向に延びる案内溝17に
係合している。これらのガイド部材16および案内溝1
7もワイヤガイド3の案内作用をしている。
【0019】図2は、ワイヤガイド3が下降位置にある
状態を示している。ワイヤガイド3が下降位置にあると
き、ワイヤガイド3に穿孔されたピン穴19aと、取付
部12に穿孔されたピン穴とを一致させ、位置決めピン
19を挿入して位置決めする。この状態でボルト14a
を締付ければワイヤガイド3はヘッド1に下降位置で位
置決め固定される。
状態を示している。ワイヤガイド3が下降位置にあると
き、ワイヤガイド3に穿孔されたピン穴19aと、取付
部12に穿孔されたピン穴とを一致させ、位置決めピン
19を挿入して位置決めする。この状態でボルト14a
を締付ければワイヤガイド3はヘッド1に下降位置で位
置決め固定される。
【0020】また、ワイヤガイド3には、ボルト14a
を緩めてワイヤガイドを上昇させたとき、取付部12に
穿孔されたピン穴に一致させて位置決めピン19を挿入
するためのピン穴18aが下部に設けられている。すな
わち上昇位置ではワイヤガイド3に穿孔されたピン穴1
8aと取付部12に穿孔されたピン穴とに位置決めピン
19を挿入して位置決めし、ボルト14aを締付けるこ
とにより位置決め固定を行う。
を緩めてワイヤガイドを上昇させたとき、取付部12に
穿孔されたピン穴に一致させて位置決めピン19を挿入
するためのピン穴18aが下部に設けられている。すな
わち上昇位置ではワイヤガイド3に穿孔されたピン穴1
8aと取付部12に穿孔されたピン穴とに位置決めピン
19を挿入して位置決めし、ボルト14aを締付けるこ
とにより位置決め固定を行う。
【0021】使用法 被加工物が薄物である場合は、図1、図2に示されるよ
うに、ワイヤガイド3を下降位置に位置させる。ワイヤ
ガイド3は、この状態でピン19により位置決めされ、
ボルト14aによって取付部12側に案内板13で押圧
され固定される。ワイヤ11は上部のガイドプーリ4a
に巻き掛けられ、したがって下部のガイドプーリ4bは
使用されない。ワイヤ11は、図1に示される走行経路
を経て走行し、上部給電ダイス10の下方の図示しない
XYテーブル上に載置された被加工物の放電加工が行わ
れる。
うに、ワイヤガイド3を下降位置に位置させる。ワイヤ
ガイド3は、この状態でピン19により位置決めされ、
ボルト14aによって取付部12側に案内板13で押圧
され固定される。ワイヤ11は上部のガイドプーリ4a
に巻き掛けられ、したがって下部のガイドプーリ4bは
使用されない。ワイヤ11は、図1に示される走行経路
を経て走行し、上部給電ダイス10の下方の図示しない
XYテーブル上に載置された被加工物の放電加工が行わ
れる。
【0022】被加工物が厚物である場合は、ボルト14
aを緩め、ピン19を抜き、ボルト14bによる皿バネ
20の付勢力で停止しているワイヤガイド3を上昇さ
せ、ピン穴18aにピンを挿入することによりワイヤガ
イド3を上昇位置に位置決めし、ボルト14aを締付け
固定する(図5)。これにより、上部給電ダイス10と
XYテーブルとの間隔が大きくなるので、厚物加工にも
対応できる。このとき、ワイヤ11は下部のガイドプー
リ4bに巻き掛けられ、上部ガイドプーリ4aは使用さ
れない。このようにガイドプーリ4a,4bをワイヤガ
イド3の保持高さ位置に対応して2つ設けたので、ワイ
ヤ11の円滑な走行を維持できる。
aを緩め、ピン19を抜き、ボルト14bによる皿バネ
20の付勢力で停止しているワイヤガイド3を上昇さ
せ、ピン穴18aにピンを挿入することによりワイヤガ
イド3を上昇位置に位置決めし、ボルト14aを締付け
固定する(図5)。これにより、上部給電ダイス10と
XYテーブルとの間隔が大きくなるので、厚物加工にも
対応できる。このとき、ワイヤ11は下部のガイドプー
リ4bに巻き掛けられ、上部ガイドプーリ4aは使用さ
れない。このようにガイドプーリ4a,4bをワイヤガ
イド3の保持高さ位置に対応して2つ設けたので、ワイ
ヤ11の円滑な走行を維持できる。
【0023】その他の実施例 上記実施例では、ワイヤガイド3を上昇位置および下降
位置の2つの高さ位置に保持するように構成した。これ
に限らず、例えばピン穴18a,19aと同様の穴をさ
らに追加して設けることにより、3つ以上の高さ位置に
ワイヤガイドを保持するように構成してもよい。この場
合、それらの高さ位置に対応して、ガイドプーリ4a,
4bと同様のガイドプーリを設けるのが望ましいことは
いうまでもない。
位置の2つの高さ位置に保持するように構成した。これ
に限らず、例えばピン穴18a,19aと同様の穴をさ
らに追加して設けることにより、3つ以上の高さ位置に
ワイヤガイドを保持するように構成してもよい。この場
合、それらの高さ位置に対応して、ガイドプーリ4a,
4bと同様のガイドプーリを設けるのが望ましいことは
いうまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上詳記したように、この発明によれ
ば、ワイヤガイドを昇降自在とし、異なった高さ位置に
保持するので、ヘッドのZ軸ストローク量を越える薄物
から厚物までの広範囲にわたる被加工物の加工を行うこ
とができ、またその操作も簡単であるという利点があ
る。
ば、ワイヤガイドを昇降自在とし、異なった高さ位置に
保持するので、ヘッドのZ軸ストローク量を越える薄物
から厚物までの広範囲にわたる被加工物の加工を行うこ
とができ、またその操作も簡単であるという利点があ
る。
【図1】図1は、この発明の一実施例を示し、ワイヤカ
ット放電加工機におけるワイヤガイドを下降位置に固定
した状態の正面図である。
ット放電加工機におけるワイヤガイドを下降位置に固定
した状態の正面図である。
【図2】図2は、ワイヤガイドの下部を拡大して示す一
部破断した正面図である。
部破断した正面図である。
【図3】図3は、ワイヤガイドの下部の側面図である。
【図4】図4は、図2の線A−Aに沿って切断した断面
図である。
図である。
【図5】図5は、ワイヤガイドを上昇位置に固定した状
態の正面図である。
態の正面図である。
1…ヘッド、2…ワイヤ供給ボビン、3…ワイヤガイ
ド、4a,4b…ガイドプーリ、10…給電ダイス、1
1…ワイヤ、12…取付部、13…案内板、15…案内
溝、18a,19a…ピン穴
ド、4a,4b…ガイドプーリ、10…給電ダイス、1
1…ワイヤ、12…取付部、13…案内板、15…案内
溝、18a,19a…ピン穴
Claims (4)
- 【請求項1】垂直方向に移動自在であり、その移動範囲
内の任意の位置で停止可能なヘッド(1)と、 前記ヘッド(1)に設けられたワイヤ供給ボビン(2)
から供給されるワイヤ(11)を垂直状態に案内するワ
イヤガイド(3)と、 前記ワイヤガイド(3)の下端に設けられた給電ダイス
(10) とを備えた放電加工機において、 前記ワイヤガイド(3)は垂直方向に前記ヘッド(1)
に対して移動可能であり、その移動範囲内の離散的な複
数の位置で固定可能に前記ヘッド(1)に設けられ、 前記ヘッド(1)に対して移動した前記ワイヤガイド
(3)を垂直方向に離散した各位置に固定手段により位
置決め固定することを特徴とするワイヤカット放電加工
機。 - 【請求項2】請求項1において、 前記ワイヤ供給ボビン(2)に隣接した前記ワイヤガイ
ド(3)の異なる位置に、上下方向に間隔を置いて複数
のガイドプーリ(4a),(4b)が設けられ、各ガイ
ドプーリ(4a),(4b)には前記ワイヤガイド
(3)の前記各高さ位置に対応して選択的にワイヤが巻
き掛けられることを特徴とするワイヤカット放電加工
機。 - 【請求項3】請求項1において、 前記ワイヤガイド(3)の垂直方向に離散した複数の位
置にピン穴(18a),(19a)を設け、ピン(1
9)をピン穴(18a),(19a)に挿入することに
より、前記ワイヤガイド(3)を垂直方向に離散した各
位置に位置決めすることを特徴とするワイヤカット放電
加工機。 - 【請求項4】請求項1において、 前記ワイヤガイド(3)は、ボルト(14a),(14
b)および皿バネ(20)によりヘッド(1)に対して
付勢された状態でヘッド(1)に固定されており、ボル
ト(14a),(14b)を緩めても前記ワイヤガイド
(3)は自重により落下しないことを特徴とするワイヤ
カット放電加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4042292A JP2604662B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ワイヤカット放電加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4042292A JP2604662B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ワイヤカット放電加工機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05212624A JPH05212624A (ja) | 1993-08-24 |
JP2604662B2 true JP2604662B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=12631970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4042292A Expired - Lifetime JP2604662B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ワイヤカット放電加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604662B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0729246B2 (ja) * | 1985-11-27 | 1995-04-05 | 株式会社ソディック | ワイヤカット放電加工装置用ワイヤ電極セット装置 |
JPS62264824A (ja) * | 1986-05-13 | 1987-11-17 | Amada Co Ltd | ワイヤカツト放電加工機のテ−パ加工装置 |
JP2646377B2 (ja) * | 1988-08-13 | 1997-08-27 | フアナック株式会社 | ワイヤカット放電加工用手動z軸位置検出装置 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4042292A patent/JP2604662B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05212624A (ja) | 1993-08-24 |
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