JPH0773806B2 - ボックス柱の組立ライン用孔あけ機 - Google Patents

ボックス柱の組立ライン用孔あけ機

Info

Publication number
JPH0773806B2
JPH0773806B2 JP3223281A JP22328191A JPH0773806B2 JP H0773806 B2 JPH0773806 B2 JP H0773806B2 JP 3223281 A JP3223281 A JP 3223281A JP 22328191 A JP22328191 A JP 22328191A JP H0773806 B2 JPH0773806 B2 JP H0773806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
box
axis
assembly line
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3223281A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06106408A (ja
Inventor
明則 岩本
Original Assignee
川重鉄構工事株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川重鉄構工事株式会社 filed Critical 川重鉄構工事株式会社
Priority to JP3223281A priority Critical patent/JPH0773806B2/ja
Publication of JPH06106408A publication Critical patent/JPH06106408A/ja
Publication of JPH0773806B2 publication Critical patent/JPH0773806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボックス柱の組立ライ
ンでコンベアにより搬送されるボックス柱の側面の所定
位置をドリルで孔あけするようにした孔あけ機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超高層ビルの鉄骨材として使用されてい
るボックス柱では、プレートでボックスを形成する際、
ボックス内部の所定間隔ごとにダイヤフラムを配置して
ボックス柱を形成し、その後、ボックス柱の側面であっ
てダイヤフラムの取付位置の四隅に孔をあけ、その孔か
ら電極ワイヤを挿入してダイヤフラムの端面とプレート
内面とを溶接して固定しているが、従来のボックス柱の
孔あけには、ドリルユニットを互いに直行する3軸方向
にそれぞれ移動させる電動送り手段を有した孔あけ機を
コンベアの両側にドリルを対向させた状態に配置し、こ
の両側のドリルを同調させて位置決めしてボックス柱の
両側を同時穿孔するようにしていた。また、コンベアの
搬送方向の位置決めを、コンベアを寸進させて調整した
り、別にローラを設けてこのローラでボックス柱を微動
させたりして行う場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
の両側のドリルの移動を同調させて位置決めするもので
は、歪取りをしていないボックス柱は溶接歪で複雑に変
形しており、ボックス柱の両側の孔あけ位置が一致して
いない場合があって両側の孔あけ機を同調して作動でき
ないことがある。この位置決めを同調させて行うには電
動化が必要であるが、コンベアの搬送方向は、ボックス
柱の大小に拘らず、コンベアの停止操作に注意して孔あ
け位置をドリル位置に略近づけた状態で停止させれば、
あとは手動で位置決めできるので、コンベアの搬送方向
の電動送り手段が無駄になっているという問題があっ
た。また、コンベアを寸進させたり、ローラでボックス
柱を微動させるものでは、ボックス柱の重量が大きく、
いずれも微調整は困難であるという問題があった。本発
明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたも
のであって、その目的とするところは、ボックス柱を孔
あけするドリルの位置決めのうち、コンベアの搬送方向
の位置決めを電動機や制御装置が不要な簡単な装置で正
確に行うことができるようにすると共にボックス柱内に
水が入らないようにした孔あけ機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として、本発明のボックス柱の組立ライン用孔あ
け機では、ボックス柱の組立ラインでコンベアにより搬
送されるボックス柱の側面の所定位置をドリルで孔あけ
するようにした孔あけ機であって、前記ドリルをボック
ス柱の孔あけ位置に対し互いに直交する3軸方向にそれ
ぞれ移動させる送り手段を設けると共に、該3軸方向の
送り方向のうち1軸の送り方向を前記コンベアの搬送方
向と平行になるように形成し、かつ、その送り手段を手
動に形成すると共に、穿孔中のドリルに冷却水を供給し
てドリルを冷却するドリル冷却用ノズルを、前記ボック
ス柱を穿孔中のドリル先端が板厚内の設定位置まで送ら
れた時点でドリルへの冷却水供給を停止するように形成
した構成を採用した。
【0005】
【作用】本発明では、コンベアの搬送方向と平行する送
り手段が手動であり、ボックス柱の大小に拘らず、ボッ
クス柱の孔あけ位置のうち、コンベアの搬送方向の位置
は、コンベアの停止操作に注意してドリル位置に略近づ
けた状態で停止させれば、手動送り手段で短時間で正確
に位置決めすることができる。また、電動機やそのため
の制御装置も不要となりコストダウンを計ることができ
る。また、ドリルがプレートを開口する前に冷却水の供
給が停止されるため、ボックス柱内に水が浸入するのを
防止することができる。このため、ダイヤフラムの端面
とプレート内面とを溶接するとき、水素ガスが発生せず
質のよい溶接を行なうことができる。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明実施例のボックス柱の組立ライン用孔
あけ機を示す側面図、図2は同上の正面図、図3は同上
の平面図である。本実施例のボックス柱の組立ライン用
孔あけ機Aは、ドリルユニット1と、コラム2と、X軸
送り台3と、Z軸送り台4と、X軸送り装置5と、Y軸
送り装置6と、Z軸送り装置7と、ドリル冷却用ノズル
8と、を主要な構成としている。
【0007】前記ドリルユニット1は、ローラコンベア
9で搬送されてきたボックス柱90の側面91に水平方
向に孔あけを行うものであって、ドリル10を水平に装
着するチャック部11と、駆動部12等を備えている。
図中92はボックス柱の孔あけ位置である。
【0008】前記コラム2は、前記ドリルユニット1を
昇降自在に保持するものであって、前記ドリルユニット
1を取付けると共にY軸20方向(上下方向)の送り台
となるヘッド21と、該ヘッド21を垂直に昇降させる
ガイドレール22等を備えている。図中23a,23b
はY軸方向制限用のリミットスイッチ、24は同ストラ
イカである。
【0009】前記X軸送り台3は、コラム2を前記Y軸
20と直交するX軸30の方向(ローラコンベア9の搬
送方向)に移動させるものであって、コラム2下面に設
けた摺動部31に嵌着されるガイドレール32を有して
いる。
【0010】前記Z軸送り台4は、前記ドリルユニット
1をX軸30とY軸20とのいずれの方向にも直交する
Z軸40方向(ローラコンベア9の搬送方向に直交する
方向)に移動させると共に、全体の取付ベースともなる
ものであって、X軸送り台3の下面に設けた摺動部41
に嵌着されるガイドレール42を備えている。図中43
a,43bはZ軸方向制限用のリミットスイッチ、44
は同ストライカである。
【0011】前記X軸送り装置5は、X軸送り台3の駆
動部となるものであって、X軸30に向けX軸送り台3
上に回動自在に軸支したボールねじ軸50と、コラム2
下面側に固定され前記ボールねじ軸50と螺着したボー
ルナット51と、前記ボールねじ軸50に連結され減速
比の大きな減速機52と、前記減速機52の入力軸と連
結された手動用ハンドル53等で形成されている。
【0012】前記Y軸送り装置6は、ヘッド21の駆動
部となるものであって、コラム2に垂直に回動自在に軸
支したボールねじ軸60と、ヘッド21の裏面側に固定
され前記ボールねじ軸60と螺着したボールナット61
と、ボールねじ軸60の駆動用モータ62とで形成され
ている。
【0013】前記Z軸送り装置7は、Z軸送り台4の駆
動部となるものであって、Z軸40方向に向けZ軸送り
台4上に回動自在に軸支したボールねじ軸70と、X軸
送り台3下面側に固定され前記ボールねじ軸70と螺着
したボールナット71と、ボールねじ軸70の駆動用モ
ータ72とで形成されている。このモータ72は、サー
ボモータが使用され、設定器73によって、あらかじめ
設定した側面プレート厚より5mm手前の位置にドリル
先端が進んだとき、検出器の検出によって一時停止する
ように設けられている。
【0014】前記ドリル冷却用ノズル8は、穿孔中のド
リル10に冷却水を供給してドリルを冷却するものであ
って、ドリル先端が側面プレート厚(あらかじめ設定器
73に入力)より5mm手前の設定位置にドリル先端が
進んで一時停止したとき、設定器73がポンプの作動も
停止させるように設けられている。尚、ドリル10は後
の5mmを冷却水の供給なしで孔あけすることになる。
尚、ボックス柱90の孔あけ工程では、前記孔あけ機A
をローラコンベア9を挟んで2台据え付けてボックス柱
90の両側面91,91を同時に孔あけするものである
が、2台が対称品である以外は同一構成であるので、他
方側の孔あけ機の説明と図示は省略する。
【0015】次に、実施例の作用を説明する。まず、ロ
ーラコンベア9の操作によって、ボックス柱90の孔あ
け位置92が、略ドリル10位置の近くになるようにし
てローラコンベア9を停止させる。この場合、ボックス
柱90の孔あけ位置は、ボックス柱90の大きさによっ
てY軸20方向とZ軸40方向の距離は様々に変化する
が、X軸30方向は常に短い距離となる。次に、モータ
62,72を駆動してドリル10の先端をボックス柱9
0の側面に接近させると共に垂直方向位置を略合わせ
る。その後、ハンドル53を回して水平方向を調整する
と共に垂直方向位置を微調整してドリル先端を孔あけ位
置に合わせる。この調整を両側の孔あけ機共行って位置
決め終了を確認する。そして、ドリル先端が孔あけ位置
と一致した後、ドリル先端を孔あけ位置に当接し該位置
をあらかじめプレート厚を入力した設定器73に基準点
として入力する。この後、ドリル冷却用ノズル8から冷
却水を供給しドリルを回転させた状態でZ軸方向へ板厚
の5mm手前になるまで送ってからドリルを一時停止さ
せると共にポンプの作動を完全停止させる。この後、再
びドリルのみ作動させZ軸方向へ所定距離送ることによ
りボックス柱90の両側面に同時に孔あけすることがで
きる。
【0016】以上、説明してきたように本実施例によれ
ば、ドリルのX軸方向の送りを手動で行うようにしたの
で、微調整も簡単に行うことができ、正確に位置決めす
ることができる。また、電動機と、そのための制御装置
等も不要となりコストダウンを計ることができる。ま
た、ドリルの冷却水がボックス柱の内部に浸入しないの
で、ダイヤフラムの端面とプレート内面とを溶接すると
き、水素ガスが発生せず質のよい溶接を行うことができ
る。
【0017】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば、実施例では、X軸3
0方向の送りは手動のみで行うように説明してきたが、
これに限らず、クラッチ等の切換装置で切換えられるモ
ータを備え、手動と電動と任意に切換え使用するように
してもよい。
【0018】また、実施例では、孔あけ機をコンベアの
両側に配置するとしたが、これに限らず、孔あけ機の配
置等は任意に設定することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、前記構成としたことにより、ボックス柱の孔あけ位
置に対し、ドリルをコンベアの搬送方向と平行する方向
には微調整するだけでよいので、手動により簡単で正確
に調整することができる。また、前記方向の駆動用モー
タおよびそのための制御装置等が不要となり、コストダ
ウンを計ることができる等の効果が得られる。また、本
発明にあっては、ボックス柱内部に水が溜らないから、
孔から電極ワイヤを挿入してダイヤフラムの端面とプレ
ート内面とを溶接するとき、水素ガスが発生せず質のよ
い溶接を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のボックス柱の組立ライン用孔あ
け機を示す側面図である。
【図2】同上のボックス柱の組立ライン用孔あけ機を示
す正面図である。
【図3】同上のボックス柱の組立ライン用孔あけ機を示
す平面図である。
【符号の説明】
A ボックス柱の組立ライン用孔あけ機。 1 ドリルユニット 5 X軸送り装置 6 Y軸送り装置 7 Z軸送り装置 8 ドリル冷却用ノズル 9 ローラコンベア 10 ドリル 20 Y軸 30 X軸 40 Z軸 50 ボールねじ軸 51 ボールナット 52 減速機 53 手動用ハンドル 73 設定器 90 ボックス柱 91 側面 92 孔あけ位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス柱の組立ラインでコンベアによ
    り搬送されるボックス柱の側面の所定位置をドリルで孔
    あけするようにした孔あけ機であって、 前記ドリルをボックス柱の孔あけ位置に対し互いに直交
    する3軸方向にそれぞれ移動させる送り手段を設けると
    共に、該3軸方向の送り方向のうち1軸の送り方向
    記コンベアの搬送方向と平行になるように形成し、か
    つ、その送り手段を手動に形成すると共に、穿孔中のド
    リルに冷却水を供給してドリルを冷却するドリル冷却用
    ノズルを、前記ボックス柱を穿孔中のドリル先端が板厚
    内の設定位置まで送られた時点でドリルへの冷却水供給
    を停止するように形成したことを特徴とするボックス柱
    の組立ライン用孔あけ機。
JP3223281A 1991-08-07 1991-08-07 ボックス柱の組立ライン用孔あけ機 Expired - Lifetime JPH0773806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223281A JPH0773806B2 (ja) 1991-08-07 1991-08-07 ボックス柱の組立ライン用孔あけ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223281A JPH0773806B2 (ja) 1991-08-07 1991-08-07 ボックス柱の組立ライン用孔あけ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06106408A JPH06106408A (ja) 1994-04-19
JPH0773806B2 true JPH0773806B2 (ja) 1995-08-09

Family

ID=16795673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3223281A Expired - Lifetime JPH0773806B2 (ja) 1991-08-07 1991-08-07 ボックス柱の組立ライン用孔あけ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0773806B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100685464B1 (ko) * 2006-04-06 2007-02-26 (주)대영하이텍 드릴링 머시인
KR100805157B1 (ko) * 2006-12-29 2008-02-21 (주)아워 솔루션 3축 정밀이동이 가능한 수평식 드릴링머신
KR100868568B1 (ko) * 2008-06-12 2008-11-13 조은산업 주식회사 유공관 천공장치
CN103521804A (zh) * 2013-11-04 2014-01-22 江苏天宏自动化科技有限公司 轮毂通过式在线钻孔机
CN107127897A (zh) * 2017-06-30 2017-09-05 福建天广消防有限公司 一种给进传动机构
CN108941673B (zh) * 2018-07-25 2020-02-07 无锡市峻雅机械有限公司 一种曲轴四工位钻孔设备
CN110125445A (zh) * 2019-06-11 2019-08-16 大连交通大学 一种带有收集功能的数控钻床
CN114054809A (zh) * 2022-01-18 2022-02-18 江苏智远智能驱动技术研究院有限公司 一种电机端盖的自动钻孔装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0258048A (ja) * 1988-08-24 1990-02-27 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06106408A (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104625290A (zh) 一种悬臂式自动焊锡装置
CN103962602A (zh) 数控多轴龙门钻铣机床
KR20020090916A (ko) 테이프 형상물의 다축 천공장치
JPH0773806B2 (ja) ボックス柱の組立ライン用孔あけ機
KR101573456B1 (ko) 회전작업대와 3축방향 용접기가 일체화된 서브머지드 아크용접기
CN219703807U (zh) 一种旋转送丝焊接设备
CN106112237A (zh) 一种型材数控多轴等离子切割装置及方法
EP0365679A1 (en) Initial hole machining unit for wire cut electric discharge machines
JP2000326029A (ja) 形鋼加工機
JPH0283118A (ja) 金属被加工物の放電加工方法及びその装置
KR100529296B1 (ko) 시스템 창호의 복합 가공장치
KR100602788B1 (ko) 양방향 용접 가능한 판계 자동용접 장치
CN108747386A (zh) 一种螺母自动车钻一体机及其使用方法
KR20190099665A (ko) 파이프 서포트 행거 조립장치
JPH08108300A (ja) パンチプレスの動作制御装置
CN108527337A (zh) 一种四轴调整装置
US5887325A (en) Transfer method and apparatus
JPH10109133A (ja) コイルばね製造機の工具作動装置
JPS58154465A (ja) スポツト溶接機
CN205466576U (zh) 一种快速定位的数控钻孔机床
CN206140621U (zh) 模切机主体机构
JPH0730253Y2 (ja) ワイヤカツト放電加工装置
CN212664728U (zh) 一种冲床定位装置
CN216858891U (zh) 切削钻孔攻丝一体机
JP2003311533A (ja) ねじ座加工装置