JPH0731145U - マグネチックセパレータの積極的なスラッジ捕集装置 - Google Patents

マグネチックセパレータの積極的なスラッジ捕集装置

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JPH0731145U
JPH0731145U JP6614693U JP6614693U JPH0731145U JP H0731145 U JPH0731145 U JP H0731145U JP 6614693 U JP6614693 U JP 6614693U JP 6614693 U JP6614693 U JP 6614693U JP H0731145 U JPH0731145 U JP H0731145U
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JP
Japan
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magnetic
sludge
rotating cylinder
coolant
bottom plate
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Pending
Application number
JP6614693U
Other languages
English (en)
Inventor
峰男 石川
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は,工作機械又はその他一般の磁性体の
スラッジを含有するクーラント液を,マグネットドラム
を内蔵した非磁性回転円筒と所定の間隙で形成された底
板との間に通過させ,該クーラント液中のスラッジを該
回転円筒の外周に吸着させ分離するマグネチックセパレ
ータにおいて,従来のものより積極的にスラッジ捕集率
を向上させた装置を提供することを目的とする。 【構成】本考案の,マグネチックセパレータは,マグネ
ットドラム4を内蔵した非磁性回転円筒7と,このマグ
ネットドラムの磁束密度の強さに応じ該底板13に複数
箇所の屈曲部15を設けた流路14により,この流路1
4を通過する磁性体のスラッジを含有するクーラント液
に対し,全流路に平均的な吸着状態を作ると共に,乱流
を起こさせて該回転円筒7の外周面に当接させ,積極的
にスラッジ捕集率を向上させる装置であることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明のマグネチックセパレータは,磁性体のスラッジを含有するクーラント 液を該セパレータ内に通過させる際に,マグネットドラムを内蔵した非磁性回転 円筒(以下回転円筒と言う)の外周の吸着状態の平均化を行うと共に,このクー ラント液が該回転円筒の外周に当接するように,底板の該当位置に屈曲部を設け た流路を形成することにより該スラッジの捕集率を向上させ,該クーラント液の 安定したリサイクルを可能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のマグネチックセパレータは,マグネットドラムを内蔵した非磁性回転円 筒と同心半円筒の底板で等間隙の流路が形成されており,スラッジを含むクーラ ント液が該流路内で層流となって流れるため,該回転円筒の外周の近傍を流れる クーラント液中のスラッジは吸着されるが,該回転円筒の外周を離れた底板の近 傍を流れるクーラント液中のスラッジは,流速あるいは粘度の影響によって吸着 されないまま通過し,全体的には捕集率が低下する欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記マグネットドラムを内蔵した非磁性回転円筒と同心半円筒の底板で等間隙 の流路が形成された該マグネチックセパレータでは,スラッジを含むクーラント 液の流れが層流となり,マグネットの吸引力が距離の2乗に反比例するため,底 板近傍を流れるクーラント液中のスラッジで特に直径10μ以下の微細スラッジ は吸引されずに通過してしまう,さらにマグネットの吸引力は,マグネットの配 置により磁束密度の強さに応じ吸着が不均等になり総合的に捕集率を低下させて いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,工作機械又はその 他一般の磁性体のスラッジを含有するクーラント液を,マグネットドラムを内蔵 した非磁性回転円筒と所定の間隙で形成された底板との間に通過させ,該クーラ ント液中のスラッジを該非磁性回転円筒の外周に吸着させ排出するマグネチック セパレータにおいて,該クーラント液の流路を,マグネットドラムの磁束密度の 強さに応じ該底板の複数箇所に屈曲部を設けて該非磁性回転円筒の外周における 吸着状態の平均化を行うと共に,この屈曲部で該クーラント液を乱流にし該非磁 性回転円筒の外周に当接させる,マグネチックセパレータの積極的なスラッジ捕 集装置であることを特徴とする。
【0005】
【作 用】
マグネットドラムを内蔵した非磁性回転円筒と,このマグネットドラムの磁束 密度の強さに応じ底板の複数箇所に屈曲部を設けた流路により,該回転円筒の外 周における吸着状態の平均化を行うと共に,この屈曲部で該クーラント液を乱流 させて該回転円筒の外周に当接させ,積極的に含有スラッジをこの回転円筒の外 周に吸着させ捕集する。
【0006】
【実施例】
本考案の積極的なスラッジ捕集装置を備えたマグネチックセパレータを,工作 機械用クーラント液のスラッジ分離に使用した実施例を,図1〜図3に基づいて 説明する。 複数個の略ぼ角棒状のマグネット2をヨークパイプ3の外周に並べたマグネッ トドラム4は,該ヨークパイプ3の固定により固定軸5で非回転状に保たれてい る。尚このマグネットドラム4のマグネット2は,ヨークパイプ3の全周に取り 付けられているのではなく一部分6が削除されている。又マグネットドラム4の 外周には,該マグネットドラム4と同芯で内壁が該ドラム4と微小間隙で回転す る回転円筒7がセパレータ本体1内に先のマグネットドラム4と共に収まってい る。この回転円筒7の回転軸5A(固定軸5と同芯であり図示なし)はセパレー タ本体1の外部に延びてここにスプロケットホイール8が取り付けられ,またセ パレータ本体1から出されたブラケット9に取り付けられた減速機付モータ10 側の小スプロケットホイール11と,先のスプロケット8の間にチェーン12が 掛けられ,該回転円筒7を図示矢印方向に回転駆動している。そして該回転円筒 7と同芯で半円筒を基準とした底板13が回転円筒7の下部に設けられ,該回転 円筒7との間に流路14を形成している。この底板13には,マグネットドラム 4に対しその磁束密度の強さに合致し更に磁力線の流れ方向に該クーラント液が 当接するように,複数箇所の屈曲部15が設けられている。また回転円筒7の上 部には絞りローラ16が,セパレータ本体1の左右側から立てられた2本のネジ 棒17に各々貫入されたローラ受け18に回転自在に軸承され,バネ19で常時 回転円筒7の外周を押圧している。また掻き板20は該絞りローラ16の外周に 付着するスラッジの掻き落とし用である。流路14の出口側にはスラッジ掻き落 とし板21が常時回転円筒7の外周を押圧しており,またこの付近6のマグネッ ト2が削除されていて該回転円筒7の外周に吸着しているスラッジの剥離を容易 にしている。
【0007】 このような構造のマグネチックセパレータにおいて,磁性体のスラッジを含ん だクーラント液を流路14の流入側14Aから流入させると該クーラント液は, 回転円筒7の磁束密度の強さに応じ底板13に形成された屈曲部15で該回転円 筒7の外周における吸着状態が平均化されているので,何れの場所でも均等に該 液中の含有スラッジが吸引され,更に該屈曲部15で乱流にされ回転円筒7の外 周に当接して吸着される。更に該屈曲部15は複数箇所ありその都度前記作用が 繰り返されるので,該クーラント液は流路14を通過する間に液中のスラッジが 殆ど吸着されて分離される。そしてこの回転円筒7の外周に吸着したスラッジは ,吸着されたままで図示矢印方向に回転し液面を離れ上昇し,絞りローラ16で 脱水され,更に回転してスラッジ掻き落とし板21で回転円筒7面から剥離され 排出される。
【0008】
【考案の効果】
本考案のマグネチックセパレータによれば,スラッジを含むクーラント液が流 路14の流入側14Aから層流で流入する,しかし底板13に設けた屈曲部15 で乱流にされ,該クーラント液中のスラッジが該回転円筒7面に当接する。更に この屈曲部15はマグネットドラム4の磁束密度の強さに応じた間隙になってい るので平均的な吸引作用が行われる。そのため従来吸着分離が困難とされていた 微細粒スラッジが,磁石の吸引力と乱流の相乗効果により積極的に吸着され分離 して捕集率が向上される。従って反復使用する工作機械のクーラント液に関し清 浄度を維持し,寿命を延長させ,引いては工作機械性能をも保持できて全体的に 稼働費用の低減に寄与できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の積極的なスラッジ捕集装置を備えたマ
グネチックセパレータの縦断面図
【図2】本考案のクーラント液の流路を示す説明図
【図3】従来のマグネチックセパレータのクーラント液
の流路を示す説明図
【符号の説明】
1・・・マグネチックセパレータ本体 10・・・減
速機付モータ 2・・・マグネット 13・・・底
板 3・・・ヨークパイプ 14・・・流
路 4・・・マグネットドラム 15・・・屈
曲部 7・・・非磁性回転円筒(回転円筒) 16・・・絞
りローラ 20・・・掻き板 21・・・
掻き落とし板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械又はその他一般の磁性体のスラッ
    ジを含有するクーラント液を,マグネットドラムを内蔵
    した非磁性回転円筒と所定の間隙で形成された底板との
    間に通過させ,該クーラント液中のスラッジを該非磁性
    回転円筒の外周に吸着させ排出するマグネチックセパレ
    ータにおいて,該クーラント液の流路を,マグネットド
    ラムの磁束密度の強さに応じ該底板の複数箇所に屈曲部
    を設けて該非磁性回転円筒の外周における吸着状態の平
    均化を行うと共に,この屈曲部で該クーラント液を乱流
    にし該非磁性回転円筒の外周に当接させるマグネチック
    セパレータの積極的なスラッジ捕集装置。
JP6614693U 1993-11-04 1993-11-04 マグネチックセパレータの積極的なスラッジ捕集装置 Pending JPH0731145U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0731145U true JPH0731145U (ja) 1995-06-13

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ID=13307441

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JP6614693U Pending JPH0731145U (ja) 1993-11-04 1993-11-04 マグネチックセパレータの積極的なスラッジ捕集装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2574405A1 (de) * 2011-09-27 2013-04-03 Siemens Aktiengesellschaft Magnetseparator, Verfahren zu dessen Betrieb und dessen Verwendung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2574405A1 (de) * 2011-09-27 2013-04-03 Siemens Aktiengesellschaft Magnetseparator, Verfahren zu dessen Betrieb und dessen Verwendung
WO2013045227A1 (de) * 2011-09-27 2013-04-04 Siemens Aktiengesellschaft Magnetseparator, verfahren zu dessen betrieb und dessen verwendung

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